さて東海道五十三次50番目の水口宿から旧東海道を辿るのですが現在の国道1号線やバイパスと錯綜するのでちょっとややこしいです。予めRide with GPSにルート入れておいたのですが、なぜか今回に限って表示かおかしくなるのと新しいモバイルルーターとの接続が不安定で閉口します。しかし松並木も2本だけじゃ寂しいですね。

土山宿に入ります、とにかく土山宿と云うのは東西に長いのが、平日とあってか観光客の姿もほとんど見掛けないのですが、東の端にある道の駅「あいの土山」だけは賑わっている様です。


旧東海道は道の駅のはす向かいにある田村神社の境内を抜けて海道橋を渡ります、橋から見る田村川の風景には癒されます。
国道1号線の鈴鹿トンネルは上り(名古屋方面)が4,005m、下り(大阪方面)が3,959m、一応歩道もあるのですが、大型車が結構な速度で走っているので、三重県側の押し担ぎがあっても旧道を越えたい処、ただアプローチが判りにくいので下調べはしておいたのですが。果敢にも1台のローディが向かって行きます、どうかご無事で。
反対車線の雑草の生い茂った歩道を走って行ったのですが、上り下りのトンネルへと車道が別れる手前で旧道への分岐が、上り車線の歩道からも行けなくはない様ですが、交通量が多い上に中央分離帯があって車道を横断をするのは困難です。


巨大な石灯篭の建つ峠手前の広場を過ぎると鈴鹿峠、箱根峠と並ぶ東海道の峠だけに巨木に囲まれ歴史を感じさせます。なお手前の広場にはトイレとベンチがありますが、のんびりできる四阿の様なものはありません。




27年前は坂下宿側から押し担ぎで登った記憶はあるのですが、こんなに石段があったかなぁ、結構整備されている様です。途中で国道の上り線をアンダーパスしてさらに下り片山神社で車道に出ます。峠の土山側は100%乗車可能ですが、坂下側は標高差70m程の担ぎ(下り所要約20分)、正直云ってハイカー向きで自転車向きの旧峠ではありません。


さて本日の目的地である坂下村道路元標、坂下宿小竹屋脇本陣跡、雑草に覆われていてすぐには見つける事ができませんでした。資料によると「坂下村 大字坂下351-1 国道 法安寺前」となっていますので、旧国道1号線脇のここに設置されてから100年前後は日本の大動脈を見続けていたのでしょうか。履修道路元標は1,188基目に。


旧東海道は国道1号線と離合しながら加太越を下ってきた国道25号線と合流し関宿へ、何度か来ている場所で関町道路元標は郵便局の前に鎮座しています。


さて鈴鹿峠の下りでくたびれたのでJR関西本線関駅から輪行で帰途に就く事にしますが、ここへ来てヘッドパーツを緩める為のピンスパナを忘れてきた事に気付きます、本来輪行用ヘッドパーツはそんなに強く締める必要はないのですが asuka号ではベロオレンジのフロントバッグサポーターを挟んでいる為にそれなりの強さで締め付けてしまっています、ローレットも切ってあるので軍手をはめて回そうしますが頑として動いてくれません、そうなるとヘッド抜き輪行ができません、ところがフロントガードの吊り金具を固定しているボルトに合った工具がなくガードも外せません。輪行袋はオーストリッチのロード用、前後逆にすればガードとキャリアを付けたままでも収まってくれそうな…
悪戦苦闘の末、どうにか輪行袋に収まってくれ 1649 発の下り加茂行に乗車する事が、輪行袋がファスナータイプでなかったのが幸い、ただ袋が前後逆の為にベルト通しの穴が使えず、肩ベルトが適当な位置にならず階段の昇り降りで難渋する事に、関駅って下り列車は跨線橋を渡らなくてはならないのです、それでも後輪外さない横着輪行よりずっとコンパクト。
関から桜井へは伊賀上野から伊賀神戸まで伊賀鉄道を利用するのが最速なのですが、乗換の経路を考えて加茂、奈良経由で、幸い階段なしで桜井まで帰る事ができました。
実はでasuka号は昨年秋に塗り替えてから初輪行、この休みに天気に恵まれて「JR全線 秋の乗り放題パス」での遠征に出発していたら困った事になっていたかも、と云う訳で今回の復路輪行ツーリングは結果良しと云う事で、本日の走行114.7キロ、5月8日以来久しぶりの100キロ超になりました、少しはモチベーションがあがるかな。
(前半に戻る)
月別アーカイブ: 2025年10月
信楽から27年ぶりの鈴鹿峠へ(前半)
今日一日は晴れの予報、ぐだぐだしていたら絶対後悔すると走りに出掛ける事に。目的地は今年になって現存が確認された三重県鈴鹿郡の坂下村道路元標、最近道路元標巡りの方をさぼっていますからね。ルートは遠回りと云えば遠回りですが、加茂から信楽経由で小野峠を越えて東海道水口宿から鈴鹿峠を越えて行きます。坂下村そのものが東海道五十三次48番目の宿場ですからね。鈴鹿峠は1998年10月29日に大ちゃん他と安楽越とセットで越えて以来ですから27年ぶりになります。機材は旧道の鈴鹿峠はダートなのでasuka号。
0530 桜井の自宅をスタート、まだ暗い上ッ道を北上し 0631 県庁前を通過。奈良阪を越えて京都府へ、いつもは大仏線跡に沿う様に走り観音寺から木津川河畔に出るのですが、今日は府道44号奈良加茂線を経由してみようかと。ただ何を勘違いしてか梅見台のファミマの角を右折してしまい、梅谷地区に迷い込んでしまい強引に加茂側に越えようとしたら行きどまり、結局余計に登らされた挙句に30分余りロスしてしまう事に。


0810 朝霧に包まれていた恭仁(くに)大橋を越えます。


おなじみ和束のローソンで補給と小休止の後、湯船から京滋県境へ、このコース5月と6月に走っていますから今年3回目です。


1012 には府県境を越えて 1039 には信楽駅前へ、ジャンボ狸はハロウィン、でも新作ではなくて去年も。この週末まで「信楽陶器まつり」が行われていますので駅前もいつもより人出が。
牧までは大戸川よりの間道を走り国道307号へ、雨上がりで小野峠旧道も荒れているだろうしこのまま走ろうかと思っていたのですが、やはり大型車の多さに参って、今回も踏切を渡って旧道へ、いつも通り「通行禁止」の看板が。


かつては国鉄バスが通った国道だけに幅員は十分、路面状況は酷い時の芋ヶ峠よりマシ、ただ雨上がりで苔むした路面には注意、路肩の陥没箇所もありましたし。


無事小野峠を下り 1220 には野洲川を渡り水口宿へ、忘れず水口町道路元標の生存確認も。からくり仕掛けのモニュメントが動くのは1時間毎、ちょっと待ってられませんので先へと進みます。
(後半につづく)
結局は払い戻しする事に…
台風22号の襲来で「JR全線 秋の乗り放題パス」は有効期間を8-10日から16-18日に変更し、天気次第で転戦できる様に複数のプランを用意しておいたのですが、またまた怪しげな週間予報になってしまいました。
16日朝勤務明けから輪行で向かい17日と18日の午前中走るスケージュ-ルで複数のプラン(赤線)を用意しておいたのですが…

なんともいずれの方角も晴れてくれそうなのは17日だけ、それも結構不安定な悩ましい天気予報に 疲れも溜まっているしモチベーションも上がらないし、で「JR全線 秋の乗り放題パス」は手数料220円を払って払い戻し、有効期間の変更同様桜井駅の「みどりの券売機プラス」でオペレーター対応で手続き完了できましたが、この2週間程、段取りにバタバタしただけで終わってしまいました、まぁ Ride with GPS で走行プランを練るのも愉しいのですがね。
4’Seasonライド 2025
大きなサイズの鮮明な写真は「サイクリングの記録」(要認証)からダウンロードできます。
今日は 4’seasonライドにご招待を頂き参加する事に、過去には2018年、2019年、2020年と顔を出させて貰っていますが、今回も集合写真係を拝命していますのでサドルバッグに三脚を括り付けた asuka号で向かいます。他の参加者は99%今時のカーボンロード、その上もしかして私が最年長、相当なハンディキャップです。救いは山越えが悪路の芋ヶ峠、ただ状況が悪いとコース変更も、そうなると多武峯?最悪です。
勤務明けからですので、集合場所の八釣のファミマには向かわず、明日香村稲渕へ向かわせて貰います、島庄の辻でメッセージを確認した処、変更は無さそうなのでまずは一安心。ところで9月21日のゆるゆるCCのライドの際に陥没していた飛鳥葛城自転車道の起点近く玉藻橋手前の路面ですが、ご覧の様に修復されていました。


八釣のファミマ 0915 スタートとの事ですからそうは早くは来ないだろうと撮影ポイントをのんびり選んでいると… りょうママを先頭に第1集団が、続いて懐かしやまんま兄さんが、もちろん黄色い人です。
稲渕で一旦メンバーが揃った時点ですぐに出発。


ランドナーのグループやゆるゆるCCですと、このコースなら栢森、行者辻、芋ヶ峠、千股…と休憩が入るのですが、芋ヶ峠で後続待ちをしただけで、三茶屋(みちゃや)までほぼノンストップ、写真を撮っていて最後尾になり、追いついて休まず先にスタートしても再び最後尾に。
県道28号吉野室生寺針線に入り小島峠を越え香束(こうそく)にて、しんがりを務めてくれているチーム。


三茶屋の見附茶屋ではたこ焼きと団子の嬉しい差し入れが。


三茶屋から国道370号に入り、関戸峠でパンクで遅れている最後のグループを収めてから後を追いかけます。次の道の駅「吉野路大宇陀」で全員が待っていると思いきや既に姿がありません、拾生の交差点から国道166号線に入り笹峠を登り詰めても前方に誰の姿も見えず一人旅に。まぁ勝手知ったる宇陀路ですから無理せずぼちぼちと。ついいつもの道へ入りコースアウト、慌てて引き返してカエデの郷から県道218号内牧菟田野線に入り水呑峠を越えて鬼門の国道369号線へ、内牧から高井、檜牧と下りますと、最後尾のグループが、どうやらまたパンク神のご降臨かと、正直皆さんの3度のパンクのお陰でお昼には間に合う事ができました。

お昼は室生ダム湖上流の「平成榛原こどものもり公園」にて、くじ引きで決まったグループに別れてデリバリーの福寿園の焼肉弁当を。
2回目の集合写真を撮り終えて三脚を片付けているうちに皆さんは出発、帰りは墨坂神社から宇陀川沿いに入り「猟路の桜」から篠楽へ、県道198号粟原榛原線で笠間辻へ出て女寄を下るとの事、勝手知ったるルートですし慌てず後を追いかけます。

墨坂神社から対岸を駆け抜けて榛原のオークワの前で無事に追いつき「猟路の桜」へ。

県道198号から女寄の三叉路へ、女寄はのんびり下って一人脇道へ。
あとは 4’seasonまで一人旅かなと思っていたら桜井浅古のローソンでまんま兄が待ってくれていました、感謝。


1433 4’seasonに到着、若干1名のリタイアがいたそうですが全員無事に帰ってきたそうです、ここではアイス最中の差し入れが(^_^) 最後の集合写真って、ここ引きがないのよ、フィッシュアイを入れておいて正解。
りょうママをはじめサポートして頂いた方々有難うございました。最後にご一緒して下さったまんま兄さんとツーショット。
解散後、職場に荷物を取りに往復して無事帰宅。本日の走行は都合75.8キロ、久しぶりにがっつり走らされてくたびれました。
集合写真を含む大きなサイズの画像を順次うちのHPの 「BICYCLE」→「CYCLING REPORTS」→ 「2025」とたどって下さい。なお認証が必要です、ログインは’2025’、パスワードは2025年版「CanCan謹製卓上カレンダー」の裏表紙右下の黄枠内の4桁の数字です(2024年の+1だったり)。なおSNS上のリンクからたどった場合にエラーとなる場合があります、リンクアドレスをブラウザにコピペしてご覧ください。
※ 一部に参加者がアップされた写真を勝手に使わせて貰っています。
キャラダイス バーレイの修理
お天気は良いのに少し買い物に出掛けただけで何もできなかった一日になりそうなので、午後になってからほったらかしになってベルトの切れたバーレイの修理に着手。しかし黒のペンドルの白いベルトはまったく千切れないの茶色のベルトはすぐに千切れてしまいます、色と云うより革の材質の問題だと思うのですが。

ベルトを加工してからバックルを付け替えてカシメてバッグ本体に縫い付ける、カシメは流用できなかったので手持ちのものを、それだけなのですが、これが結構手間がかかるのですよね。
キャラダイスそのものが良く云えば質実剛健、日本製品の感覚からすると雑な造りなんですが、度々ベルトが切れる様では質実剛健とは云えませんね。仕上がり色はともかく左右の長さが微妙に違う様なのですが、使う分には支障ありませんので、これで良しと。
ちょっと遠回り
台風はあっちへ行きそうやけど…
大方の進路予想では台風22号は東へ向かうとの事で、ツーリングを計画していた山口から島根方面の天気は大丈夫そうなのですが、ただ9日の長門市は8〜10mの北北東の風の予報、モロに向かい風の山陰海岸を結構な距離走らなければならない事は確実、その上久しぶりのasuka号の輪行準備がなかなか整いません。予約しておいた厚狭駅前の宿、キャンセル料無料は昨日までで今日になると100%となるのがプレッシャーになり、今回は断念する事にして宿は昨夜キャンセル。未修の道路元標2基、目標にしている本州日本海側走破(現在は出雲市から富山新潟県境まで)、三段峡までの一部が廃線となった可部線の現在の終点あき亀山まで走るプランはなかなか面白いのですが、正直云ってもう1日位は余裕を持って愉しみたいと云うのが本音。
さて購入時に有効期間開始日を10月8日と指定している「JR全線 秋の乗り放題パス」、開始日を変更しなくてはなりません、次の連休は16日から、もとより10月19日までの企画切符ですから、後はありません。なおJRの発表資料によると… (以下抜粋)
■ 有効期間開始日の変更は、有効期間の開始日前または有効期間内で未使用の場合に、1回に限り取り扱います。
■ きっぷの払いもどしは、有効期間の開始日前または有効期間内で未使用の場合に限り、1枚につき220円の手数料を差引いて払いもどしいたします。
寄り駅の桜井(万葉まほろば)線桜井駅は先年「みどりの窓口」が廃止されてしまい高田駅か天理駅まで行かなければなりません、そう云えば以前「18きっぷ」を買いに天理まで走ったっけ。しかし桜井駅って近鉄大阪線との接続駅なのに「みどりの窓口」はなくなるし、近鉄は近鉄で大和高田や榛原には一部の特急が停まるのに、桜井市って政治力がないのよね。
幸い「秋の乗り放題パス」は「みどりの券売機プラス」で」買えるのですが、変更や払戻しはできるのでしょうか、ネットで調べようとしてもJR西日本のサイトでは問い合わせにAIチャットがでてきてラチがあきません。今日桜井駅の「みどりの券売機プラス」で「きっぷの変更」から操作してみたのですが、どうもできない様です。
結局は高田か天理まで走らないとアカンのかと、備え付けのインターフォンで呼び出すと数分待たされた挙句ですができるとの事、切符を入れたり購入時のクレジットカードを入れたり出したり、結構ややこしくて時間も掛かります、混雑していたら顰蹙もの。同様の「改悪18きっぷ」も同じかと、現金決済だったらもう少しすんなり行くのかな、ポイントが付かないけど次は試してみるかな。とにかく次の休みの16日からの3日間に変更は完了、また台風が来ると次はないので220円払って払い戻しかな。しかしこの手のお得きっぷ、購入時に利用開始日を指定するのではなくて、最初の改札から利用期間がスタートするとかにならないのかな、それはそれで運用が難しいのかな。さて来週は西か東かお天気に恵まれます様に。
久しぶりの輪行旅のつもりが…
幸いな事に職場の方の補充要員が決まり10月は9-10日と17-18日が連休に、10月4日から19日の間の連続する3日間が利用期間の「JR全線 秋の乗り放題パス」を利用して久しぶりに2泊3日の輪行に出かけようと、主に未踏区間と未収の道路元標目当てのプランを、信濃大町から糸魚川経由で「久比岐自転車道」を経て直江津と、山陽本線の厚狭駅から運休中の美祢線に沿って長門市、山陰本線に沿って萩から益田、そして距離的にかなり厳しいですが可部線の現在の終点あき亀山駅まで、お天気に対応できる様に東西2つのプランを画策(上図赤線)。
昨年は連続した3日間を「輪行ダブルヘッダー」と日帰りと1泊2日で利用したのですが、さすがにこれは疲れました。しかし「改悪18きっぷ」の3日バージョンの10,000円に比べてがこの季節にこちらは7,850円ですから使わない手はないです、来年は値上げかも。ちなみに2011年まで発売されていた「鉄道の日記念・JR全線乗り放題きっぷ」の任意の3日で9,180円、「JR全線 秋の乗り放題パス」は制度改悪で値下げされたのかと。


この季節走るには最高の気候なのですがお天気がねぇ、予め反対方向に代替案を用意しておくのが、その時に便利なのが気象庁のこの週間予報、どちらの方角へ向かうのが天気に恵まれるか一目で。どうやら8-10日の信越のお天気は良くない様で、その上「久比岐自転車道」の一部が通行止になってると云う情報が、と云う事で方角は西へ…
明日明後日と連続勤務で8日朝帰宅後すぐに出かける事になるので、きっぷと宿の準備を済ませて輪行準備をしておこうとしていたら… 台風22号発生、あちゃ。



三郷橋を渡り下ッ道を南下して大和川べりを、計画では今頃は山口に向かう山陽本線の普通電車の車中だったのですが。12時前には桜井へ帰ってきたのですが、この頃には10月とは思えない暑さに、本日の走行44.2キロ。