朝風峠にて

明日香村 朝風峠

 朝風峠は明日香村稲渕の男綱の辺りから案山子コンテストで有名な棚田の中を抜け、軽トラが越えるのが精一杯の様な切り通しを越えて、高松塚古墳や飛鳥駅の方へ抜ける事のできる小さな峠。 以前にも書きましたが、昔は上平田峠とか呼ばれていた峠で、長屋王所縁の名前だとか云われているのですが、いつのまにやら「朝風峠」と云う安直な名前が定着しています。 いつもは峠の少し手前から稲渕の棚田を回廊の様に巡る小径へ向うので越える事はないのですが。

 写真は2010年5月、最近は木々が生長して峠の切り通しを覆う様になってしまっています。
 
 これらは心あるサイクリストには良く知られた「パターソン画集」からの抜粋ですが、この様なイメージの写真を「自撮り」してみたいなと思って、適当なロケーションを探していたのです。 先日朝風峠まで久しぶりに上がってみて、今の季節の午後なら、カーブミラーを隠せる唯一の角度でも、峠の切り通しに上手く陽射しが入ってくれるかもとトライしてみる事にしました。
 
 今日は空気も澄んでいて絶好のチャンスかと、午前中に「スズカ8時間エンデューロ」のアルバムを更新し終え、お昼から所用で大和高田まで往復し、一旦桜井まで戻って着替えて自転車を乗り換えて明日香村へ向います。 朝風峠に着いたのは16時過ぎ、まだやや影になる様です。
 
 何度かコース取りを試しながら陽射しが入るのを待ちます、これがベストショットかな。
 
 影になっていても、木漏れ日のものもなかなか良いかな。
 
 峠を越えてきて見える集落の風景。
 
 結局18時まで間で2時間近く頑張って撤収、しかし蚊に喰われて痒い事、これからは虫除けスプレー要りますね。 夏至近くになったら再挑戦しようかな。 
 
 スケッチ風にアレンジしてみました。

スズカ8時間エンデューロ 2016春

 恒例行事となってしまったRRCB有志での「スズカ8時間エンデューロ」への参加、今回も広報部長として参加させて頂きました。 はいサーキットを走るのはもう結構です、その分桜井から鈴鹿までの100キロ余りを自走してきましたよ。
 
 「スズカ」へはいつからエントリーしているのでしょうかね、私の知る範囲で2010年秋からで今回で6回目です。 最初の頃はお揃いのジャージがなかったので写真を撮るのが大変でした。 クラシックレーサーですので今どきのサイクルジャージに比べると地味と云うかシンプルですが、この色コース上でも結構目立つのです。
 
 QCRつまり(関西クラシックレーサー)ですので一応のチームレギュレーションはあるのですが、代走と女性には不問の様な。
 
 昨年からはなんと3チーム体制に、チームK(狂犬)、チームE(エキスパート)、チームB(別嬪)と云う事なんですが、いずれも男女混合8時間のカテゴリーです。
 
 
 
 
 今回初参加の方々、左から母子参加のマーシー君、小学校の頃から「石川ポタ」とかに来ていた彼も今や立派な社会人。 日本有数のコレクター「デローザのたきちゃん」。 急遽代役のMST48ちゃん。 代役と云ってもチームBのベストラップだったタモさん。
 
 サーキットには8時半頃に着いたのですが、午前中は4時間エンデューロも走っていてコース上も混んでいるので、パドック前で写真を撮ったりしながら過ごします。 (写真右下はUG兄さんから頂きました)
 
 午後からは例年通りシケイン近くに陣取ります、全員の写真をくまなく撮るのもなかなか大変でして、2時間は頑張らないと一巡しませんからね。 最後の最後に少し降られましたが、16時過ぎにはみなさん無事にゴール。
 
 そして例によって「みさきや」での全く以って反省のない反省会と云う名の打ち上げです、帰途は便乗させて貰えますので、「月うさぎキャンプ」以来の焼肉とビールをたらふく頂きました。 ところで結果の方ですが、男女混合135チーム中、チームE 39位 43周回、チームK 51位  42周回、チームB 57位 41周回との事です。
 

例によって集合写真を含む写真をうちのHPにアップしています。 [BYCYCLE]→[ツーリングの記録]→[2016]と辿って下さい、大きなサイズの画像もダウンロードできます、参加者の方は再利用して頂いて結構です。 なお認証が必要です、パスワードをご存知でないとご覧になれませんのであしからずご了承下さい。 ログイン名は’pal’、パスワードはうちのFAX番号下4桁です、CanCan謹製カレンダーの奥付等でご確認下さい。

 

いざ鈴鹿へ

R25旧道五月橋にて
 今日はRRCB(Restoring & Riding Classic Bicycles)の恒例行事として「スズカ8時間エンューロ」に参加するのですが、今回は昨年の様に代走を命じられる事はなかったので、例年通りに広報部長と云う名の写真係として向う事になったものの、前夜から乗り込むならともかく往路に便乗させて貰う足がなく、始発で輪行しようかと思っていたのですが、今月は走行距離も800キロにも届いていない事もあって、未明に出発して100キロ近くを自走してみようかと企んでみました。ただ輪行袋だけは持って行く事に。 エンデューロは8時スタートですので、できればその頃には到着したいと2時半にスタートとする事に、今夜はお月さんも出ますし、道の駅「針テラス」までは走れ慣れた道ですので真っ暗でも心配はないのですが、その先のR25旧道はそうは頻繁に走ってはいませんので、ただ今の季節ですと針テラスを過ぎる頃には空も少し明るくなってくる頃になるかと。
 旧都祁村域に入る頃、すなわち大和高原に入った頃から霧が酷くなってきて、路肩が判らない様な状況に、その上霧のせいで眼鏡が曇ってきて思うように走れません。 写真は針テラスにて。
 
 経由地となる伊賀上野へは先日走ったルートもあるのですが、今回は最短距離となるR25旧道を走るのですが、三ヶ谷を過ぎた辺りから奈良三重県境の名張川に架かる五月橋までは、上津ダム経由の道をとります、こちらの方が登り返しが多少少ない様に思っているのですが。
 
 五月橋まで下ってきたものの、今度は普通でも霧の発生の多い伊賀盆地へ、中途半端に明るくなってきているので、逆に車からは判りにくい状況が危険です、一応付けられるだけのライトは付けてきてはいるのですが。その上霧で、眼鏡は曇るどころか水滴がたれてくる様な状態です。
 
 現在は伊賀市となっていますが、6時前には上野市街へ、「鍵屋の辻」でトイレ休憩とコンビニで補給です。
 少し遠回りになるのですが、JRの伊賀上野駅前を経て関西本線沿いに東へ、大和街道を織りまぜながら極力R25を使わない様に走ります。
 
 加太越です。 右側に入ると集落の中だけですが、雰囲気のある旧道が残っています。最初の五月橋の写真の様な幻想的な風景もあったりと、なかなかの「自撮り」のチャンスがあったのですが、今日は記念撮影用のゴリラポッドこそあるものの、大きな三脚もタイマーも持ってきていないもので、まぁのんびり「自撮り」している時間の余裕こそないのですが、霧の五月橋は一期一会だったかも。

 R1に合流し関宿西の追分から東海道の宿場町の雰囲気が残る旧街道へ入ります、と云っても生活道路なので車の往来もありますし、休日の日中は観光客が押しかけます。この様に動画が撮れるのは早朝ならではですね。 すみません、関宿以降は鈴鹿サーキットに着くまでは写真はありません。8時までに着くかと思ったのですが、距離100.8キロ、所要時間6時間20分、実走時間5時間28分、ともかく無事に到着してここからが本日の任務です。

 

 

10日ぶりのロード

朝風峠(上平田峠)にて
 
 10日ぶりとは云っても年間でロードに乗るのは距離にして全体の1/4位、計算してみると過去1年間で3,500キロ位、それでも思っていたより多いなと思ったら、asuka号がドッグ入りしていた昨年7月に950キロ程走っていたのが。
 さて今日は朝からasuka号で大和高原にでも行こうかと「自撮り」用の三脚まで積んで準備してあったのですが、何かモチベーションが上がらないと云うか、ぐずぐずしている内に出掛けそびれてしまいました。 水の入った田圃とか緑鮮やかな茶畑とかを狙ってみたかったのですが。
 結局、先週転倒してリムが少し振ってしまったErba号を治して、午後からのんびりと出掛ける事に。 週末の「スズカ8時間エンデューロ」はタモさんが代走を引き受けてくれる事になり、お役御免となって一安心なのですが、昨年のkoga-miyataと云い、私にとって5月のロードは祟られている様です。
 
 明日香村石舞台から稲渕の案山子ロードへ。 稲渕の棚田を巡る回廊の様な小径の頂上近くに、朝風峠と云う洒落た名前の峠と云うか切り通しがあるのですが、明日香村村史にも記述はありませんし、古い飛鳥案内図には上平田峠と記してあります。 案山子ロードに朝風を詠み込んだ歌の碑がありますので、この辺りから近年名付けられたものの様ですが、近辺の案内標識にも「朝風峠」と記されていて、しっかり定着と云うか既成事実化しています。 なんたらニュータウンといったネーミングとあまり次元の変わらない、大して有り難くもない名前です。
 いつもはその切り通しを見上げるだけなのですが、ちょっと上がってみると木蔭と通り過ぎる風が心地良いです。 西側からの陽射しと稲渕の集落が霞んでいなかったら、なかなか良さげな「自撮り」ポイントかも、条件の整いそうな時にでも来てみようかと。 ところで集落を見下ろす道ってシチュエーション、パターソンの画集にありましたよね、確か。
 
 祝戸へ下り飛鳥葛城自転車道へ入り、飛鳥川に沿って大和八木へ、今井町道路元標にチェックイン。 
 
 
 
 自転車道を走り三宅町のローソンで一息入れます。 ここまで飛鳥川に沿って北上してきた大和中央自転車道はこの先で東側に回りこんで、非常に判りにくくかつ走りにくくなるのですが、保田橋から新保田橋の間を整備して大和川に出る様にすれば、どれ程走りやすくなるかと思うのですがねぇ、まぁ色々事情があるんでしょうが。 ところで先日の「ならクルT-1大和青垣ルート」の標識の間違いの件ですが、もう何年も放置されたままなので、先週金曜日に県道路環境課にメールを入れておきました、昨日返信があって「ならクルサインの誤記については、現地確認させていただき対応させていただきます。 」との事です。
 さて昨日同様に太子橋に出て大和川左岸を走り、2時間半あまりで早々に桜井に帰ってきました。 本日の走行46.6キロ、今月はまだ700キロに届いていません。
 

午後からポタ

 
 大和高田での所用がお昼に片付いたので、コンビニでサンドイッチと飲み物を買って、葛城川沿いの自転車道を北へ。 汗ばむ陽気ですが、走っていると風が心地良いです。
 
 
 第二浄化センタースポーツ公園の四阿で遅いお昼にして、写真を撮ったりしながら、小一時間まったりと過ごします。
 
 
 
 
 
 大和川に架かる太子橋まで北上し、大和川左岸を走って帰途に就きました、本日の走行40.8キロ。
 
 

自転車道ではないのですが、田原本町と天理市の間の大中橋から快適な道が数キロ余り桜井まで続いています。 御幸橋から飛鳥川沿いの自転車道と横大路を継いで帰ってくるより、距離的には遠回りなのですが、結構快走ルートなので時間的には変わらないかも、R24を跨ぐ庵治町の信号だけが鬱陶しいのですが。

 

Amazon Cloud Drive This dayより

 1年前の今日は、「スズカ8時間エンデューロ」への代走を引き受ける事になったものの、T御大とのトレーニング中にkoga-miyataのディレーラーとエンドを破損させてしまい、急遽9さんからasukaロードを借り受けて、ハンドル回りとサドルを交換して、試運転がてら石舞台まで走って行った日でした。 今年も欠員が出たのですが、タモさんが引き受けてくれる事になって、代走の任は許して貰えました。
 
 9年前の5月22日は、梅田でskuram氏と食事してから買い物に、写真左は弁天町にあった「ビチコルサ・アヴェル」の前身タニムラサイクルさんですね、夜は法善寺横町の馴染みのBARへ、最近は大阪へ出ても飲みに行かなくなったのでご無沙汰ですが。
 
 12年前の5月22日は翌日にかけて、五條市のカルディアキャンプ場にて、これが最初の「4サイド」を建前にしたキャンプだったと思います。
 
 ところでAmazon Cloud Driveにデジタルになってからの画像を全てをバックアップとして保存しています。 プライム会員ならデジカメ画像容量無制限(動画は不可)のストレージが利用できます、大量のデータをアップロードするには時間も掛りますし、しくじる事もありますが、万が一のバックアップ用や出先で画像が欲しくなった時にも重宝しています。
 Amazonプライム会員と云えば、お試し期間が来てもほっておくと自動的に課金されると、悪評が高いですが、それはそれで当たり前の話。 ところでそのAmazonも「送料無料」が「2,000円以下送料350円」になるとか、私はもとよりプライム会員だし、今までも「合わせ買い対象商品」なんてのもあった事ですし、これ以上は配送業者さんに申し訳ない様な気もして。 まぁ私は送料無料に「AMAZON fireTV stick」で無料動画、画像無制限ストレージと年会費3,900円の元は充分に取らせて貰っています。 
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紙の地図って良いもんです

1991年8月25日
 
 一昨日は紙の地図、すなわち国土地理院の地形図を持って行ったのですが、ガーミンにせよスマホにせよ、GPSにどっぷりはまった身にも良いもんですね。 全体が見渡せると云うか、地形図からは色々な情報が読み取れて愉しくなってきます。
 
 揃えたものは今もちゃんとキャビネットに整理しているのですが、プランニングはPC上でカシミールやGoogleMapで行なうのが便利ですし、不足分をいまさら新たに地形図を準備する手間も費用も大変です、出掛ける時もロングツーリングともなると結構な荷物になります。 GPSの便利さを考えると不便な事には違いないのですが、しかし真夜中にヘッドライトに照らされた部分だけを見ている様な不安感、必要最小限の情報を的確に見せてくれてはいるのですが、頼ってしまうと万が一の時に自分の居場所を見失ってしまう様な、それにGPS頼りで読図力がいらないと云う事は、ある意味で馬鹿になってしまうと云うのが怖いです。 まぁ、いまさら新しく買う事もないかとは思いますが、手持ちの分だけでも携行しても愉しいかなと思った一日でした。
 

25年ぶりの武木小川林道

武木小川林道白屋越
 
 ブログにも書きましたが、一昨日アルバムを整理していて見つけた古い写真、25年前になる1991年8月に東吉野村と川上村の間にある武木小川林道へ行った時のものです。 いわゆる足ノ郷越で、グランフォンド吉野のスーパーロングコースに設定されているので、走られた方も少なくないと思いますが、当時は知る人ぞ知るダート林道。前日に名阪小倉界隈で行なわれたマウンテンバイクのレースを覗いた後、室生から染谷峠を越えて東吉野でキャンプをして翌朝から越えたのです。以来何度も近くを通っているのですが、25年もの間踏み込む事はありませんでした。
 ところで長らく所在不明になっていた川上村道路元標が川上村役場前に保存されている事を先日知ったのですが、最近少々熱が醒めている事もありますが、大滝ダム横の坂とトンネルを越えて往復するのも、いずれ熊野方面に向う時に立ち寄ろうかと思っていた処、武木小川林道で大滝ダムの向こう側へ越えれば、R169は下るだけで帰って来れます。タイミング良く今日の予定が一日繰り延べになった事だし、お天気も良いので、早速「四半世紀の時」を超えて飛び出す事にしたのです。 ちなみに下の地図は当時使っていた1/2.5万図、吉野大峯林道も五番関トンネルもありません。せっかくですので、当時の写真とこの地形図も持って行く事にしました。
 明日香村から芋峠を越えて、河原屋のローソンでお昼を仕入れて、いつもの吉野川~高見川遡上ルートで東吉野村へ向います。 余談ですが相変わらず「ならクルT-1大和青垣ルート」の標識は距離が間違ったままです。 
 月一でやってくる東吉野村ですが、今月は「月うさぎキャンプ」があった事で3回目になります。四季折々の魅力がありますが、新緑が眩しく川面にカジカガエルの声が響くこの季節が一番好きですね。 
 いつもの様に「ニホンオオカミ像」の前で一息入れて、小川から小(おむら)までは左岸を行き、今日は丹生川上神社中社に立ち寄ります。ちなみに川上村にあるのが上社、下市町にあるのが下社です、下市町と云っても広橋峠の南側ですから、殆ど黒滝村なんですが。高原洞川林道が通れたら三社巡りなんて周回コースが組めて愉しそうなんですが、かなり健脚向きではありますが。 
 10時半過ぎに林道へ取り付きます。 R169に入る武光(ぶこう)橋まで約15キロ、ピークまで標高差700m程あります。 取り付きからインナーロー、「天然わらび園」への分岐を過ぎた辺りまで、停まってしまうと再び走り出せなくなる様な坂が続きますので、ひたすら漕ぎ上げるだけです。 
 25年も経っていると記憶は殆どありません、それに植生の成長で風景も変わっています。適当な処で2,3度休憩しながら1時間程でようやく稜線に取り付きます、以前はここから西側の展望が開けていたと思うのですが。 
 丁度12時に白屋越に到着、武木小川林道は稜線に沿って走っているので、途中で東の川(うのかわ)越、白屋越と云った古道の峠と交差しています。白屋越は天誅義士所縁の地でもある様です。 
 白屋越から足ノ郷越にかけて、25年前との比較です。
 
 12時半過ぎにようやく標高980mの足ノ郷越に到着。「足ノ郷峠 川上街道」と由緒を紹介した立派な案内板が建っています、もちろん25年前にはありませんでした、街道として紹介されていますが、ここまで出遭ったのは野生の鹿と山仕事の軽トラ2台だけです。 
 峠を越えると武光橋まで延々と下りが続きます。 新旧比較、断崖が木々に覆われていますが。雰囲気はあまり変わらないです。斜度は東吉野側よりこちらの方が遊びがなくキツい様な、今年のグランフォンドは逆周りでこちら側から登るとか、ご苦労な事です。 
 この場所で「自撮り」をしようかと準備をしてきたのですが、見つけられなかったと云うか、それらしき場所はあったのですが、谷側の木が成長していて風景が一変していた様な。 山岳林道らしい風景が良かったのですが、残念。 

 武木の集落を抜けて1時過ぎに武光橋まで下りてきました。 武光橋はダム建設で架け替えられていて、昔の武光橋(写真右)を黄色い丸で示した位置から撮ったものです。ところで湖面を回廊の様に巡っているのはダム湖に沈んだ旧R169なのです。 現在の武光橋から見下ろすとこんな感じです、R169を走る事はあっても新しい武光橋や対岸から見る事がなかったので、今まで気が付かなかったのですが、走れるものなら走ってみたいロケーションですね、当然「自撮り」も。しかし前後で冠水していますし、今では進入路もない様です。既に道路としては破棄されている訳ですから、年数を考えると仮に下に降りる事ができても、かなり危険な状態になっているでしょうね、しかし残念。
 少しR169を走って道の駅「吉野路杉の湯川上」へ、武木小川林道では何やら虫が多くて、落ち着ける場所がなかったので、用意してきたお昼をやっと頂く事が、既に2時を回っているのですが、今日の本来の目的だった川上村道路元標、所在の見当ほぼついているので慌てる必要もないのです。ここの道路元標の経緯については、9年前の2007年6月25日付けのブログ「川上村道路元標は何処へ」に記してあるのですが、丹生川上神社上社にないと云う事は、移設されないまま湖底に沈んでしまったのか、神社以外の移転場所を考えれば村役場か資料館の類となるので、気を付けてはいたのですが。元標の周りの土が新しい事から、どうやら最近になって再建された様です。無事に現存を確認し1,044基目の道路元標となりました。
 本日の予定をこなし、R169から<39>五條吉野線と走り、いつもなら椿橋から壷阪峠で帰るのですが、時間もありますし少々マンネリ気味ですので、千石橋を渡り近鉄下市口駅の裏を通って車坂峠から吉野口駅経由で帰途に就きました。 本日の走行117.5キロ。

 

新緑のランチポタ

明日香村稲渕にて
 
 午後から所用で大和高田へ行かなければならないので、「よろづ」か「4’season」でお昼でもして行こうかと思ったけど、あまりに風が心地好いのでコンビニ弁当買って明日香村へ。
 
 
 いつもの稲渕の桜の木の下のベンチ。 通る風が心地好くて、399円の弁当もご馳走です。
 
 陽も長いし、遠回りして帰ろ~ 本日の走行53.3キロ
 

懐かしいアルバム 1992

 デジカメになる以前の写真は一応アルバムにしてあるのですが、殆どほったらかし、ちょっと整理してやろうと開いてみるとついつい、前に進みません。 
 後にも先にもレースと名の付くものには、サス付きなんてまだなかった時代ですね。
 
 
 
 
 
 曽爾高原にて、日経MIX kansai会議オフ。 
 
 
 
 
 
 
 名前、間違っているんですけど… 
 
 
 
 
 
 
 紫のワッツのバッグ、今も使ってます。 
 
 
 
 
 
 
 今はなき、あべの橋にあったJAZZ喫茶「トップシンバル」にて。
 

夏のハンチング

丹後半島 間人(たいざ)にて
 
 少し走れば汗ばむ季節になってきましたが、ラ系サイクリストの定番アイテムであるハンチング、夏用は選択肢が少ないと云うか、なかなか良いものがないのですよね。 昨夏ブログで「夏の装い」として紹介したFoxFireのもの。 
 ひと夏しっかり使わせて貰いましたが、UVカットの効果の程は判りませんが、メッシュのベンチレーションと素材の軽さがなかなか快適でした。 
 少しの汗ならファブリーズで手入れして済ませるのですが、時々は手洗いをしながら、ひと夏酷使したので、さすがに色が落ちてきました(写真左)、 しかし縫製や生地そのものには全く問題がないのは立派なもので、なかなかのお薦めです。 と云う訳で今年用に同じものをポチる事に。 
 あと一つ「延陽伯」号に色を合わせて紺色のものを探していたのですが、紺色のハンチングって意外と少ない様で、麻混素材のものを一つ、思っていたより生地がごつくて、ベンチレーションなどがないので、真夏はちょっと暑いかもしれませんが、価格を考えれば損はなかったかと。

asuka号試運転ポタ

 かなりガタのきていたasuka号のリアホイールARAYA TX-310F、ハトメなしの安物ですがPX-645か1本転がっていたので組み替えていたのですが。
 今日中にやっておきたかった用事を片付け、午後からは真夏の様な陽射しも落ち着いた様なので、試運転に大和川河畔を北へ。 暫くキャンプの予定もないし、タイヤは28cに、フロントは32本組に、バネ下重量は軽くなっているんやけど、所詮はチョー重たいasuka号やから、無駄な抵抗か(^_^;)
 
 大和川河畔を川西町まで行き、飛鳥川沿いの自転車道を走って走行35.02km、今月は約400kmで折り返し。
 
 

ちょっと奈良まで

 昨日の転倒の後遺症でもないのでしょうが、身体の節々が痛いような… さて今日はお供を仰せつかったので奈良まで。

 県立美術館から春日大社の境内を抜けてお馴染み「まんま亭」へ、お腹が一杯になった処で新薬師寺へ、何しろ「まんま亭」の向かいなので門前はしょっちゅう通っていますが、中に入るのは何十年ぶりかと。 さらにお隣の「奈良市写真美術館」へ、GW前にも行ってますし、展示内容もも変わっていないのですが、SORAさんに頂いたタダ券もありましたし、ところが出るなりSORAさんと鉢合わせ世の中悪い事はできません。 帰りにはやっと「よしの舎」へ行く事ができました、今年の初氷です、気になっていた黒ゴマのおはぎも頂きましたよ。 本日の走行48.0キロ、内8キロ程は奈良市内推し歩きだったのですが、ちょっと気持ちのリハビリランと云う事で。
 ところでブログランキングでは「ツーリング」や「ランドナー」部門では上位にいるのですが、「自転車」のカテゴリ全体では未だに40位以内に入った事がありません、時節柄(^_^)と云うか上はいわゆるロード系ばかりなんですよね。 (バナーをクリックして頂いてもカウントされない事がある様で、できればランキングの中から「CanCanの気楽な一日」をクリックして戻って頂ければ確実にカウントされる様なので、よろしくお願い致します。 )
 
 

「高見峠サイク」までは良かったのですが…

東吉野村木津(こつ)にて 


 昨夜、T御大と食事をしていたら、お天気も良い事だし高見峠へ行こうかと云う事に、4日にも「月うさぎキャンプ」で行ったばかりなのですが、7時半に明日香村石舞台古墳前で落ち合い、遠回りですが芋峠を越えお馴染みの吉野川~高見川遡上ルートです。 asuka号はホイールを組み直したばかりで、些かディレーラーの調子が芳しくないのですが、久しぶりにerba号で向かう事にします。 先日の「野迫川サイク」でご一緒したF氏にも連絡を入れておいたのですが、朝になって繋がった模様、もとより今日は走るつもりでおられた様で、急遽こちらへ走られる事になり吉野で合流と云う事に。
 夜中の2時までディレーラーの調整と振れ取りをしていたのですが、少し早めに明日香村へ。 一旦いつもの石舞台がタダで見下ろせるポイントへ、いずれにせよこの時間ですから中へは入れないのですが。 写真を撮りながらのんびりとしていると、2サイドのアラヤスワローが上がって来ました。 お話をしてみると、昨日、神戸須磨を出られて橿原のYH泊で日本一周2日目との事、今日は京都まで行かれて、日本海側を北上し梅雨までに北海道を目指し、二ヶ月半の予定で全都道府県の県庁所在地を巡るとの事。 お歳は私の1つ下、無事の完走を願ってます、しかし羨ましいなぁ。
 予定よりやや早めにT御大と合流し、F氏との合流時間もあるので、行者辻で一息入れたりしながら芋峠へ着いたのですが、T御大が行者辻にウェストポーチを忘れてきた事に気が付きます、そこは元国体チャンプ、取りに引き返して戻ってくるまでの早かった事。
 そんなこんなで吉野川河畔に下りローソンで補給、平日ですのでここから食料補給のあては殆どありません。 まもなくF氏が到着、上市まで輪行してこられるかと思いきや、どうやら自走してこられた様で、お疲れ様です。 と云う訳で今回はモダンロード、クラシックロード、ロード改スポルティ-フ(ネタ車はシルクR2)と云う組み合わせで走る事になりました。
 ローソンを出たのは10時前、お昼は高見峠でしようと云う事で、一旦妹背大橋で左岸に出たものの、かなりエエ調子で「ニホンオオカミ像」前まで。
 東吉野村役場近くから再び左岸に入り、小(おむら)の自然酵母のパン屋さん「麦笑」の前で県道へ戻りますが、灯りが点いています、どうやら今週から営業日が原則土日月が金土日になった様ですが、既に食料調達済でしたので、素通りさせて貰って、近くの薬師堂で一息入れる事に、お堂の陰が涼しくてこれからの季節なかなかの休憩ポイントですよ。

 
 木津(こつ)の定点観測ポイント、杉谷の高見山登山口、旧道分岐でトイレ休憩とかで一息入れながら、高見峠への旧道へ。
 
 奈良県側の崩落箇所です(写真左は5/4撮影)
 
 12時半には高見峠に到着、定点観測ポイントから休憩込みで1時間20分程で登ってきた事に。 ここで持参のコンビニ弁当を拡げます。 四阿の屋根が無くなっているので、日影こそないのですが、峠を越える風が心地良いです。 
 しかし最高のお天気です、上空を行く機影。 Lumix TZ60のとんでもない30倍ズームで撮影、日頃殆ど使う事がないのですが。  
 
 
 帰途も奈良県側へ下ります。 ちなみに三重県側に下って高見トンネル(2,470m)で戻ってくる事も可能ですが、高見トンネルは奈良県側に向って登り基調となります。 帰途は一谷峠、菟田野、伊那佐、篠楽、笠間辻経由で。
 
 女寄峠をバヒューンと下ろうとしたのですが、渋滞しているのかと思いきや、クレーン車がえっちらおっちらと、これが追い越すにも追い越せない微妙な速度でして、粟原の旧道への分岐まで排気ガスを吸わされる事に。
 向かい風に苦しめながらも高見峠から一度の休憩で2時間半程で戻ってきて、ここでT御大とお別れの予定だったのですが、畑へイチゴを取りに来ないかとの話に、お言葉に甘えて一旦入れ物を取りに戻ってから後を追う事にしたのですが… 
 erba号のままフロントバッグを交換して、走り慣れた横大路(初瀬街道)を西へ向ったのですが、近鉄橿原線の踏切を跨いだ直後に、前輪がつんのめる様に落車、右膝と手の甲を少し切ってしまいました、ウェアは大丈夫」だったのですが、リムを少し曲げたのと、腕時計に傷を入れてしまいました。 リムは少し振れ取りをすれば走れる様になったのですが、代用の安物ですがGW前に買ったばかり時計が、ガラス交換の方が高くつきそうなシロモノですが、安い割りに良かったので気に入っていてちょっと残念。 しかし何で転けたのか良く判りません、グレーチングだったのでしょうかね。 
 気を取り直してT御大の畑へ、美味しいイチゴが豊作で帰ってこらたのが、せめての救いでしたが、今日は13日の金曜日だったのですね、時計が身代わりになってくれたのだと。 本日の走行124.2キロ。

第9回月うさぎキャンプ(まとめ)

Photo : ダイバーてっちゃん
 
 「月うさぎ」な皆さん、今回もお疲れ様でした。 帰投後、後片付けに写真の整理、ブログの更新を終えて、やっと一息と云うかいささかロス気味です。 最初は低気圧の通過にハラハラさせられた天気予報でしたが、強力な晴れ男のお陰で、快適な2泊3日を過ごす事ができました。 ただ往路も復路も向かい風基調にはいささか参りましたが。 
 今回はYouすけ君を含めて参加13名12台、4サイドが7台、2サイドがBikeFridayタンデムを含めると4台、マッドガード付きが11台と云う構成。 そしていつもの復路に加えて、登り基調の往路でも連ねて走る機会もあり、今まで一番愉しく有意義な「月うさぎキャンプ」だったと、幹事役の私は勝手に思っています。 UG兄さんの言葉を借りれば「だんだん望ましい形になってきた」とか。
 しかしなんと云っても今回の目玉は、4サイド初挑戦で約55キロ、獲得標高1,000m近くを余裕で完走されたD女史、彼女の言葉「月うさぎキャンプの醍醐味は、お泊まりしてゆっくりキャンプ飯食べて、お酒飲んでおしゃべりして、満天の星空を見ることだ! そうしないと、キャンプの半分を味わえないと思ってました。 でも今回、私は今までキャンプの半分しか味わってなかったことに気づきました。 月うさぎキャンプの半分は、月うさぎへの道でできてたんです。 」に付け加える言葉はありません。 次回はUG兄さん、syokoraさん、ダイバーてっちゃんを従えて大阪スタートとか。 
 そしてご縁あって前回から参加して頂いている神戸のたもさん、失礼ながら私やUG兄さんより5つ上の最年長でありながら、今回は三ノ宮から約130キロを4サイドで自走、これには驚かされました。 しかしトレックのクロスバイクに黄色いオルトリーブの4サイド、カラーコーディネートしたウェアは一番目立ってましたよ。 
 今回もお父さんと一緒に参加してくれたYouすけ君、すっかり「月うさぎキャンプ」のマスコットボーイですね、だんだん大きくなっていつまでおじさん達と遊んでくれるか判りませんが、暫くはしっかりストーカーやってね。 
 Clickさん、差し入れ有難うございます。 「みんなで位置共有」で県下を走られている事は判っていたのですが、まさか東吉野までお見えになるとは。 雲行きも怪しかったので、ごゆっくりも出来なかったとは思いますが、次の機会には是非ごゆっくりして行って下さい。 

 何にも考えていなかった2日目の村内サイク、Libertyさんが高見峠の話を出さなかったら、すっかり忘れていたポイントでした、4月に開通していたとは、お天気に恵まれた事もありますが、おかげでみんな揃って有意義なサイクリングができました。
 名古屋から長躯参加して頂いたおつねさん、その後の関西の旅を終えられたら、動画を期待していますよ。 

 

 そして今回は残念ながらサポート役に徹して頂く事になったダイバーてっちゃん、有難うございました。 そして「月うさぎ」の瀧口さんご夫妻、毎度の事ですが、今回も大変お世話になりました、6年前にフト立ち寄った時に「ここでキャンプさせて貰えきませんか?」とのお願いを、快く引き受けて頂いて以来のご縁となりました。 
 ところでGWの「月うさぎキャンプ」はリクエストがあった時に行なっているのですが、10月と違い日の長いこの季節は、ゆっくりできていいなぁと云うのが、次回は区切りの第10回、暦で行くと10月8~10日の2泊3日となりますが、今回はGWのど真ん中と云う日程の関係で、参加したくとも参加できない云う方も何人かおられた様ですが、次回ご一緒できる事を、愉しみにしております。 
 例によって集合写真を含む写真をうちのHPにアップしています。 [BYCYCLE]→[ツーリングの記録]→[2016]と辿って下さい、大きなサイズの画像もダウンロードできます、参加者の方は再利用して頂いて結構です。 なお認証が必要です、パスワードをご存知でないとご覧になれませんのであしからずご了承下さい。 ログイン名は’pal’、パスワードはうちのFAX番号下4桁です、CanCan謹製カレンダーの奥付等でご確認下さい。
 
 
 九度山人さんの「仙人日記」
 バクローさんの「自転車バカはどうにもならない」
 niwa-chanさんの「自転車中毒症」
 
 

第9回月うさぎキャンプ(3日目)

Photo : バクローさん
 
 3日目も清々しく気持ちの良い朝を迎える事ができました。 朝露も殆どなくテントを乾かす時間も省けます。
 
 
 朝食、後片付け、撤収、帰り支度と皆さん手際よく済ませ、何と9時には出発準備完了です。 自走組の内niwa-chanさんは染谷峠を越え名張経由で滋賀へ、九度山人さんとUG兄さんはある事情で高見川~吉野川ルートで、残り6名が一谷峠を越え宇陀へ向かう事となりました。
 さて今回の主役D女史と愛車を真ん中に参加者全員での記念写真を済ませ、前回から始まったキャンピング車を並べてのヤラセ写真、前回はskuramさんにお願いしたのですが、今回はてっちゃんとバクローさんに大役を、前回の7台に対して今回は9台、これが9台ともなるとなかなか難しいのです。 昨年のヤマタンさんからセンターを奪ったD女史に合わせてスタートするのですが…
 どうにかスタート(^_^;) niwa-chanさんは反対方向ですので、この後Uターン、8台で900m先の谷尻(たんじり)の三叉路まで走り、南へ下る2人とお別れします。 
(Photo : バクローさん)
 
谷尻にて。 九度山人さん、UG兄さんとお別れです。 (「Microsoft Image Composite Editor」による合成画像 )
 
 
 
 一谷峠を越え県道31号榛原菟田野御杖線を西へ、1日目も概ね向い風だったのですが、前線の通過で帰りも向い風の洗礼を受ける事に。 (写真右) 大阪枚方から自走参加の予定だったヤマタンさんですが、出発後にホイールのトラブルで引き返し、急遽車での参加となりましたが、せっかくですので宇陀まで往復してご一緒して頂く事に。 
 いつもは菟田野から芳野川沿いに北上するのですが、大宇陀の久保本家へ酒を買いに行くsyokoraさんと、宇陀の銘菓「きみごろも」を買いに行くヤマタンさんと一緒に大宇陀回りに。 
 「きみごろも」の後は、近鉄の駅貼りポスターにもなった宇陀松山街道の街並みでヤラセ写真大会。 
 
 
 女寄峠を越え、橿原でローディ御用達のカフェ「4’season」でお昼を頂く事に。 りょうママにも入って貰って記念撮影。 この後、大阪へ向かうsyokoraさんとおつねさんとお別れし、D女史を車をデポしている明日香村へ送り届けて9回目の「月うさぎキャンプ」は終了、夕刻には全員の無事帰投の報告を受けて一安心。 次回は区切りの第10回、暦からすると10/8~10日の2泊3日になるかと思いますが、今から再会が愉しみです。
 

第9回月うさぎキャンプ(2日目)



旧国道166号高見峠にて
 
 未明に雨風が強くなった時もあったのですが、左程に心配する事もなく、明るくなる頃にはすっかり上がって、眩いばかりの朝日が差し込んできます。 「月うさぎ」は何十年も昔に作られた分校跡とあって、近年造成された様なキャンプ場と違い、水捌けが良く昨夜降ったのが嘘の様に、水たまり一つできていません。 
 「月うさぎキャンプ」、2泊3日の日程の時は2日目に揃って村内周回サイクを行うのですが、今回は昨夜の雨がどれ程長引くかも判りませんでしたし、周回サイクのパターンも出尽くしているので、何も考えていませんでした。 そこにLibertyさんが今日は高見峠を越えて三重県側のキャンプ場へ移動すると云う事で調べてみると、長らく通行止になっていた高見峠旧道が4月から通行可能になっている事を知りました。 そこで急遽みんなで高見峠まで往復しようと云う事になり、てっちゃんがサポートカーを引き受けてくれる事になり、機材を運んで峠で料理をしようと云う事に。 
 9時過ぎには準備をすませ、全員が標高898mの高見峠を目指します、4サイドのままのLibertyさんとタンデムのバクローさん親子は些か大変でしょうが。 「月うさぎ」から滝野へ下り<28>吉野室生寺針線を南下します、写真先頭は愛知県から自走参加のおつねさん、「月うさぎキャンプ」は初参加ですが、名古屋の新春ランでご一緒しています、日本一周の猛者、ヘルメットにはちょんまげの様にカメラが、動画が公開されるのが愉しみです。 
 高見川沿いに出ても可能な限り旧R166を行きます。 天気も回復した事もあってか、R166を往く車も結構多い様です。 高見登山口のバス停近くで一息入れて再びスタートです。  
 1キロ程R166を我慢しなければなりませんが、近年桜で有名になった「高見の郷」を過ぎれば、峠への旧道の分岐は近いです。 
 旧道に入り暫く行くと、正面に高見山の山容を見上げる事ができます。 斜度もそれなりにあるので、皆さん思い思いのペースで進みますが、高見峠旧道はちょっとした山岳コースの雰囲気を味わえる魅力的なコースです。 しかし最高のお天気です。 
 4サイドのLibertyさんは大変ですが、そこは百戦練磨のベテラン、確実に詰めて行きます。 先頭グループが遥か上のガードレールの処から手を振っています。 
 峠まで1キロに満たない処ですが、どうやらここが通行止になっていた崩落箇所の様ですね。
 Libertyさんをフォローしながら峠に到着、先着組は既にお昼の準備をテキパキと始めています。 ところで四阿の屋根と案内板が枠だけ残してなくなっていますねぇ、以前の写真。 調べてみますと高見峠へは2007年10月以来、天五さんとの「松阪ホルモン」ツーリングが流行った頃ですね。 
 さてお昼、メインはshokoraシェフによる「缶詰のミートソースとカットトマトを使ったポロドーロ」を頂きます、しかし風が強いのには参ります。 ところで何やら一昨年の北摂最高峰深山での「山の釜飯」に続いて、ここで「峠の釜飯」をやろうと云う話が持ち上がっています。 
 高見峠を越えると三重県なのですが、神戸三宮から自走でみえられたたもさんは、兵庫県~大阪府~奈良県と走ってこられていますから、ここが3つ目の県境と云う事で1枚。 そしてLibertyさんは次なる目的地に向かってここでお別れです。 
 お腹も一杯なった処で「月うさぎ」に戻ります。 標高差200m程の登り返しがあるのですが、まずは高見峠から500mのダウンヒルです、木津(こつ)まで下って谷尻(たんじり)へ登り返します。 
 

県道251号谷尻木津線を行く、バクローさん親子のタンデムとUG兄さんのエルス。 実は両者この時は大変な事になってます。 ストーカーのYouすけ君が頑張ってくれればお父さん楽勝なんですが。 それでも高見峠から1時間程で帰ってきました。
 今日も「たかすみ温泉」には昨日の迷惑な団体が来るそうなので早めに往復してから、午後の時間をのんびりと過ごし、D女史からはお抹茶の振る舞いが。 秋の「月うさぎ」と違い陽が長いと気持ちゆっくりできますね。 さておやつか夕食か判らないうちに食事の準備が始まります。
 まずはてっちゃんのたこやきからスタートかな… アクアパッツァ」、「酢豚」、「カレースープとサフランライス」、「豚の角煮」 etc.etc. 
 陽が暮れるとキャンプファイアに火が入ります。 昨今は直火禁止のキャンプ場が殆どになってしまった中、こんな豪勢な焚火を囲む機会はそうありません。 共通の趣味を持つ気の置けない仲間、話の種は尽きません。
 気が付くと空には満天の星空、表の県道に出て暫し星座観察、「月うさぎ」の夜は更けて行きます。

 
本日の走行34.8キロ。
 

前日 1日目 2日目 3日目 総括

第9回月うさぎキャンプ(1日目)

高見川河畔を行く、進行方向とは逆ですが「2人自撮り」に挑戦!
 
 今回の「月うさぎキャンプ」の目玉は何と云っても、D女史が男のロマン4サイドに挑戦すると云う事でしょう。 さすがに兵庫県から走ってくる訳にも行きませんので、明日香村のチネリ怪人vivvaさんちに車をデポさせて貰ってスタートします。 「月うさぎ」まで交通量の多いR165西峠やR166女寄峠は避け、距離は倍近くになるものの、雰囲気の良い吉野川~高見川沿いに遡上するルートをとりますが、明日香村からはまず標高500m近い芋峠を越えなければなりません。 日頃オールドロッシンを駆る彼女ですが、果たして初めてのキャンピング支度の自転車で芋峠を越えられるのでしょうか。
 
 芋峠にて。 実はかなり心配していたのですが、行者辻で一息入れたものの幾つかの激坂部分も推す事なく、栢森集落から40分程で登ってきました。
 芋さえ越えれば、後は吉野川河畔に下り、川沿いの穏やかな道を東吉野村に向かって行くだけです。
 
 河原屋のローソンでコーヒーブレイクしただけで東吉野村へ、「自撮り」をしていたのと「ニホンオオカミ像」の前で一息いれだだけで快調に、ただ何時になく向かい風がキツかったのが。
 
 現地集合が建前の「月うさぎキャンプ」ですが、前回から「みんなで位置共有」と云うスマホアプリを使って、お互いの現在位置を把握できる様にしています。 吉野川~高見川ルートでは後ろに大阪からsyokoraさんとUG兄さん、その後ろに和歌山からの九度山人さん、なんと神戸からたもさんが自走で来られていて既に明日香村へ、これから芋峠に入る様です。 滋賀からniwa-chanさんが名張付近に来ている様です。
 
 東吉野村小(おむら)で自然酵母のパン屋さん「麦笑」へ、吉野川~高見川ルート組は、時間が許せばこの先の手打ち蕎麦「よしの庵」で揃ってお昼にしようと云う事なので、ここで後続を待つ事にします。 「麦笑」にはイートインコーナー?と云うか座敷と縁側で出来立てパンとコーヒーを頂く事ができます。 12時過ぎにはサイドバッグに食材を満載にしたお二人が到着です。
 
 木津川(こつかわ)の「よしの庵」まで4サイド4台を連ねて走ります。 丹生川上神社前にて。 
 
 
 
 「よしの庵」に到着、ここで「月うさぎ」まで車で来てランドナーで下りてきたてっちゃんさんと5人でお蕎麦を頂きます、写真は数量限定の「変わりご飯とお蕎麦のセット」。 そうこうしているとたもさんと車で来ているバクローさん親子が到着します。
 
 「よしの庵」で長居をさせて貰い、「月うさぎ」へ向かって最後の行程。 登り基調となる往路は殆ど連れ持って走る事はなかったのですが、ここから4サイド5台とランドナー1台の6台を連ねて走る事に。 写真はお馴染み高見山を見上げる定点観測ポイントにて。
 R166を跨いで<251>谷尻木津線~<31>榛原菟田野御杖線と継いで1540無事に「月うさぎ」に到着。 黄色いオルトリーブのサイドバッグのTREKのたもさんは、今回の参加メンバーで最年長でありながら神戸三宮から130キロ自走を果たし、D女史は初めての4サイドで約55キロ、獲得標高が1,000m近いコースを無事完走されました。 
 「よしの庵」で長居をし過ぎた事もありますが、滋賀県からのniwa-chanさんは既に到着していて。 今朝亀山をスタートした愛知県のおつねさん、和歌山県からの九度山人さん、京都府から榛原まで輪行で来たLiberty(麦藁)さんと次々到着です。 

 テント設営後「たかすみ温泉」に向かったのですが、何やら中学校のバレーボール大会とかで貸切状態になっていて2時間待ちとかで、お風呂は諦めざる得ないアクシデントが、私達以外でも多くの人が引き返した様で迷惑な話です。 さて気を取り直して「月うさぎ」に戻り、「月うさぎ」のオーナーご夫妻も加わって、お待ちかねの持ち寄り宴会です、食べる方も作る方もここぞとばかりに。 ところで一番の心配事だったお天気ですが、風こそ強いものの雨も日が変わるまでは本降りになる事なく1日目を終える事ができました。 どうやら晴れ男が強力な結界を張ってくれていたとか。 
 

月うさぎキャンプ前日

 明日から恒例の「月うさぎキャンプ」、2010年から年に1,2度行われていて今回で9回目となります。 天気予報の方はあまり芳しくありませんが、どうやらここにきて雨が降るのは1日目の夜から2日目の朝にかけて、ただ雨風がかなりキツくなると云う事が気になります。 過去何度か降られた事もあるのですが、中止にした事はなく一度だけ台風の接近でやむなく2泊3日を1泊2日に短縮した事があるだけです、往復の道のりで降られず、雨の撤収さえなければ万々歳と云う事に、2日目の村内サイクも、雨ならば屋根のある処でのんびり過ごせればいいやと何にも考えていません、GWの混雑も渋滞も縁のない東吉野の山中で過ごせれば上等です。 今の処参加者はYouすけ君を含めて13名、奈良、大阪、和歌山、兵庫、滋賀、愛知から、来るべき人はちゃんと顔を揃えていますネ。 
 しかし今日は明日の予報が恨めしい様なお天気です、テントの点検と雨に備えて防水処置を念入りに。 先日の「野迫川サイク」で出たマッドガードの修復とブレーキシューの交換、在庫があると思っていたら見つかりません、気付いて頼んでおけば翌日に送料無料で届く、便利と通り越して凄い世の中です。 しかし後リムはそろそろ限界かなぁ。 買い物を済ませたら、後はいつもの「何か一品、何か1本」の下拵えを。
 さて明日は4サイド初挑戦のD女史の介添役で明日香村から芋峠を越えて、吉野川~高見川沿いに遡上する60キロ程のコースで「月うさぎ」を目指します。