和歌山と奈良の県境「鳩の首峠」を越え西吉野町城戸まで標高差400m以上のダウンヒル、奈良の丹生川の支流永谷川沿いに下ります。途中「桜湯」と云う温泉施設があったのですが、閉館したのですね、一度も行かず仕舞でした。
国道168号に入り更に下り、旧道への分岐へ。旧道を経由する事で西野トンネル(612m)をパスする事ができます。


旧道沿いには西吉野大滝と云う不動明王を祀った滝があり、夏場は最高の清涼スポットなのですが、前後で何やら工事が行われています、どうやら新しい天辻トンネル関連の工事の様です。県の資料によりますと国道168号新天辻工区として阪本から西吉野町阪巻までの7.2キロに3本のトンネルと3本の橋梁が計画されていて、最長の仮称1号トンネルは4,970m、未成の五新線の天辻トンネルの東側に並行する形で計画されている様です。現在行われている工事は2号トンネルの導入路のもの、お陰で今まで殆ど見えなかった天辻トンネルの抗口がぽっかりと。現在の新天辻トンネルから標高で200m以上切り下げられるのですが、さて私生きてかつ走れる内に供用されるのでしょうか。
城戸で県道20号下市宗桧線へ、奈良県の丹生川沿いに入り 1317 には十日市へ、さて「二つの丹生川を遡る」コースを辿り吉野から芋ヶ峠を越えて帰るとすると後60キロ近くは走らなければならない計算に、このまま県道20 号を直進して樺の木峠を越えて下市に下る手もあるのですか…


結局はここまで調子良く走って来れた事ですし、十日町を右折して県道138号赤滝五條線へ。丹生川上神社下社で神馬のシロちゃん、クロちゃんにご挨拶だけして道の駅「吉野路黒滝」も通過、ここまで遡ってくると丹生川は黒滝川と名を変えます。


1440 には地蔵トンネル、1451 下市町才谷で県道257号才谷吉野山線へ入ります。


1513 には吉野山へ入り金峯山寺を経て七曲りを下ります、桜のシーズンにはとても走れないルートです。1523 には近鉄吉野線の終点吉野駅に到着、この時間なら暗くならない内に芋を越えて明日香村へ下る事ができそうです、丁度「青の交響曲」が到着する時間でしたので暫し待つ事に。


1540 上市橋で吉野川を渡り 1600 千股の水辺公園で一息入れて芋ヶ峠へ、1640 無事に峠を越えて18時前には無事帰投、ただこの時間になると下りでは指ぬきグローブでは些か辛いです、本日の走行144.0キロ。結局九度山のローソンで買ったお弁当には手を付けずにあんドーナツとチョコレートだけで走り、持ち帰ったったお弁当は鍋焼きうどんを添えて晩御飯に、まぁこの季節ですからね。
(前半に戻る)
「和歌山県」カテゴリーアーカイブ
がっつり「二つの丹生川」へ (前半)
昨日の月うさぎの「猫マルシェ」へは吉野回りで走って行く予定でいたのですが、生憎の雨。今日走っておかないと今月はもうがっつり走れる機会がありません、そこで定番コースの「二つの丹生川を遡る」へ、「二つの丹生川…」とは大阪からの輪行を前提としたプランで、南海高野線九度山駅をスタート、ともに紀の川の支流なのですが高野町富貴を源流とする和歌山県の丹生川と、奈良県黒滝村を源流とする丹生川を継いで走り、近鉄吉野線吉野駅まで約88キロのコース。2018年9月と2022年10月にRRCBのイベントとして走っています。何度かソロでも走っていて、最近では昨年5月に走っていますが、ただ自宅から往復自走だと150キロ近く走る事になります。
0554 桜井の自宅を出発、明日香村から近鉄飛鳥駅前と走り慣れた道を走り 0704 吉野口駅前を通過、線路沿いに薬水から重阪峠を目指します。


五條のオークワで食料を調達しておこうかと思ったのですが、24時間営業じゃなくなったのですね。紀の川左岸に渡り県道55号橋本五條線に入り 0811 に県境を越えます。橋本橋手前で紀の川を渡ってくる南海高野線と遭遇。
橋本橋南詰を越えた処で紀の川沿いの自転車道へ、学文路駅手前まで快適な専用道が続きます。九度山で「Vent Orange」が開店していればと思ったのですが、本日は定休日。結局ローソンで弁当とお菓子を調達しておきます。
0922 南海高野線九度山駅へ、ここまでで約42キロ。陽の短くなってきたこの季節にこの時間ですから「二つの丹生川」を吉野まで走り、芋ヶ峠を越えて帰途に就くのは些か厳しい気もします、まぁソロですし途中で考える事にしましょう。
国道370号、元の高野山道路ですが、あちこちで改良工事が行われて、九度山から赤瀬橋までの僅かな区間でも2ヶ所で交互通行が。西高野街道の整備が進んだのでこちら側の交通量は幾分少なくなった様ですが。
0939 赤瀬橋の交差点を直進し、国道370号と別れて丹生川沿いに県道102号宿九度山線へ。一部ガートレールのない渓谷沿いの隘路が続きます、夏場川遊びの車が入ってくるとすれ違うのが結構厄介です。河根集落を過ぎた辺りで突然目の前を何が横断、どうやらカモシカです、しかし猪にしてもなんでわざわざ前に出てきて横切るのでしょうかね、まぁぶつかられたり今話題の熊さんでなくて良かった。

1025 狼頭峠を越えてきた国道371号線と合流します、国道と云っても丹生川沿いの道路状況は変わりありません。1039「やどり温泉」前、自販機やトイレ、サイクルラックまであって休憩にはうってつけなのですが、今日は通過します。

1052 高野山へ向かう国道と別れる河合橋へ、ここから町道筒香線を高野町筒香へ、野球選手の「つつごう」ではなくて「つつか」です。

100m程標高を稼いで 1116 下筒香の集落を見上げる分岐へ、山間の筒香の集落を縫って 1133 県道733号川津高野線との三叉路へ、ここを右折すると紀和隧道を越えて野迫川村へ行く事が。丹生川の流れはゆるやかに高野町富貴へと向かいます。

1154 出屋敷峠へ向かう県道732号五條阪本線へ、1205 にはお馴染み「成金」バス停へ、40年来訪れていますが、今以てご利益にはあずかっていません。

富貴の集落へは入らずに 1221 標高約650mの県境の峠へ、今日のコースの最高地点です「鳩の首峠」と云う名があるそうですが、それを示すものや県境を示すものはありません。
5年ぶり6回目の「あらぎ島」(後半)
丹生都比売神社
さて陽の長い季節とは云えここからどう走って輪行で帰るかが問題、既に15時を回っています。 このまま有田川沿いに国道480号を走り紀勢本線沿線に出るのが一番楽で、藤並駅なら34キロ程、最終は 2039、ただ天王寺〜鶴橋回りで勿体無い気がします。やはり和歌山線沿線へ出るのが良いのですが山越えの上に40数キロは走る事になります、明るいうちには紀の川側に出たい処。遠井辻峠を越えて貴志から抜けるプランも考えていたのですが、沼谷林道を地蔵峠へ、峠を旧美里村側へ下り天野経由で下ると云うWAKAYAMA800のチェックポイントを2つ回れそうなコースを。
高野口駅からだと最終は2027で22時には帰宅できそうです。最近復旧した沼谷林道は2004年10月にO氏と下って以来と記憶が曖昧、写真の大沼隧道も確かにあった様な… 一旦下って再び登りに、スーパー地形アプリも圏外でデータがダウンロードできないのでピークがどこなのかはっきり読めないのです、とにかく400m近く登らなけらばならないかと、陽が傾くにつれてこのコース選択に後悔が…
どうにか 1708 には毛原林道への分岐へ、2004年は毛原から登ってきて沼谷林道を「あらぎ島」へ下ったのでした、と云う事はここから地蔵峠までの間は未踏区間だったのかな?
1714 やっとの事で県道115号花園美里線に合流、記録によると1991年7月以来と34年ぶり、2005年に開通した花園美里トンネル(2,018m)により旧道峠となっていますが、懐かしい四阿は今も綺麗に維持管理されている様です。人家が途絶えてから1台の車にも出合わなかったのですが、四阿で最後の補給食を口にしていると、沼谷からなのか毛原からなのか1台の軽乗用車が花園側へと下って行きました。

峠の切り通しが先の四阿から少し美里よりにあり「老松昔日語 和歌山県知事 花園村 地蔵峠 美里村」と記された石碑があり(写真右)、トンネル開通と同じ年の10月1日に伊都郡花園村はかつらぎ町に、翌2005年1月1日に海草郡美里村は紀美野町となっています。処でおなじ伊都郡どうしで合併したかつらぎ町と花園村の間には直接行き来できる道が一切ないのです。(追記 : 地形図によりますと地蔵峠と記載のあるのは県道115号の峠ではなく、沼谷林道と毛原林道との分岐点付近になります。)
沼谷毛谷方面への道があるためにこの旧道は健在だと思っていたのですが、美里側は大荒れで路面が柴に覆われています、どうやら美里側は殆ど使われていない様な、ここでバーストでもしたら万事休すだと慎重に下りますが、柴に隠れた小石を弾いてしまう事も何度か、どうにか 1744 花園美里トンネルの美里側に出る事が。1749 長谷宮まで下り国道370号へ、途中でチェックポイントの「たまゆらの里」に立ち寄り花坂西へ、後1キロ走れば矢立へ出る事ができるのですが、志賀高野山トンネル(1,070m)に入り天野へ向かいます、志賀側からだと真国川に沿って楽に「天空の里 天野」へ行く事ができます。

1847 「丹生都比売神社」のチェックポイントに到着、場所が移動していて少々探しましたが、とにかく日が暮れるまでに目的を果たす事ができました。
天野の里から少し行った処にある笠松峠(555m)を越えると後は下るだけ、紀の川左岸の県道13号和歌山橋本線まで距離5.6キロ/標高差544m、平均斜度10%の下りが、一度登った事がありますが…

JR和歌山線の高野口駅まで走るつもりでいたのですが、紀の川に架かる三谷橋を渡る頃にはすっかり暗くなってしまったので、二駅手前の妙寺駅から帰途に就く事に。妙寺駅からの輪行は初めてなので少々迷ってしまいましたが1937無事到着、本日の走行142.2キロ也。三谷橋は県道110号三谷妙寺停車場線なので国道24号を跨いで真っ直ぐ行けば良いかと思ったのが間違い、駅はやや西寄りになります。駅近くにコンビニがあって便利なのですが、橋本・五条方面への列車は跨線橋を渡らなくてはなりません。2019 発王寺行に乗車、JRだけで桜井に帰る事のできる最終のスジになるのですが、高田駅での接続が悪くて30分以上待たされ桜井駅 2217 着。無事には帰ってきましたが、些か無茶をし過ぎて疲れました。
5年ぶり6回目の「あらぎ島」(前半)
昨日今日と連休、梅雨入り前の貴重なお天気、この週末には「余野公園キャンプ」が控えているのですが、今日走らんでいつ走るねん! と云う事に。さて目的地ですが先日田圃に水が入ったと云う情報を受けて和歌山県有田川町の「あらぎ島」へ向かう事に、WAKAYAMA800スタンプラリーのチェックポイントにもなっていますので、付近のポイントも含めて回る事にします。コースにもよりますが「あらぎ島」まででも100キロ前後になりますので、帰りは輪行と云う事で。

明るくなったらスタートするつもりでいたのですが、週末のキャンプツーリングの準備で夜更かししていまい、起き出したのは5時過ぎ、スタートは0620になってしまいました、ただ昨日の様な風もなく最高のサイクリング日和です。0720 日曜に来たばかりの吉野口駅前を通過、0741 重阪峠を越えて五條市へ。

紀の川左岸の県道55号橋本五條線に入り 0822 県境を越え(写真左)、橋本橋南詰を過ぎた処から京奈和自転車道の専用区間へ、学文路駅の手前まで続いています、途中の四阿で10分ばかり休憩(写真右)。
九度山町に入った処のローソンで補給の後 0921 九度山駅にトイレを借りに立ち寄ってから高野山への国道370号へ。

ただ国道370号をそのまま矢立へは上がらずに九度山から10キロ程にある細川方面への分岐を入ります。なお現在この分岐の手前で道路の拡幅工事が行われていて交互通行になっているのですが、呑気に走っていると間に合わずに対向車が入ってくるのでご注意を、っか待ち時間が短すぎなんですよ。分岐を下ると南海高野線の極楽橋駅の手前まで線路と並行していて、時々カーブで車輪が軋む音が谷間をこだまします。

高野森脇林道を経て鶯谷から高野町役場へ。山内のチェックポイント「高野山観光情報センター」とファミマに立ち寄った後1220大門へ。この時はタイミング良く写真が撮れたのですが、この後観光バスがやってきて、インバウンドの人達に占領されてしまいました。
大門を後にし南へ、現在は途中まで国道480号になって別れていますが、元来は昔からある旧花園村へ抜ける町道でした。国道で行くとやや遠回りになるのと登り返しがあります。この町道は高野山から南に延びる稜線に沿って緩やかに登った後一気に下ります。ただコンクリート舗装があったり柴が散乱していたりと路面状態は決してよくありません。
1309 今は伊都郡かつらぎ町ですが花園村の標識が残る高野町との境界へ、ここから金剛寺へ一気に下るのですが、梁瀬への分岐がある事は知っていたのですが未踏、ショートカットになるだろうと踏み込んだのが間違いの元。

下る処か15%以上の上り下りがある難路、舗装はしてあるとは云え柴が散乱している上にロードバイク、それもおニューのタイヤで踏み込む様な処ではありません、写真は到ってマシな部分。結局梁瀬へ下るのに40分掛かってしまいました。

花園梁瀬のチェックポイント「はなぞの温泉 花園の里」を経て、結局「あらぎ島」に着いたのは 1506、2004年7月、2004年10月、2018年4月、2018年8月、2019年6月と訪れていて今回が6回目ですが、田植え前の水鏡になっている季節に来るのは初めてです、光の反射する時間帯もあると思いますが、私的には全ての田植えが済んで、少し延びてきた位が一番良い様に思えます。WAKAYAMA800のチェックポイントは以前は数100m先の「道の駅 あらぎの里」だったのですが、現在はこちちらの「あらぎ島展望所」に移っています。
「西の海へ」2025
太平洋岸自転車道ゴール地点
爆弾を抱えて0530のスタートです、まだまだ早朝は気温が低いので先日の信楽行き同様ベストを着込んで出たのですか…

明日香村の田園風景を抜けて近鉄飛鳥駅前から高取町へ、県道120号五條高取線に入る定番コース、平日ですが1台のローディが颯爽と追い越して行きます、追い越しざまに声を掛けて貰うと嬉しいものです。
0634吉野口駅へ、今日は気温が上がるのが早い様で早々にベストを脱いでしまいます、荷物を背負いたくないのでマウンテンスミスのヒップバッグとロード故に小ぶりなフロントバッグとサドルバッグ、収納力に限りがあるので余計な荷物になってしまった様です。
重阪(へいさか)峠を越えて五條市へ、国道24号に入り暫く下って今井の交差点で旧道へ、二見の手前で再び国道へ入り真土峠の手前を左に入り上野公園を過ぎた処で紀の川を渡らずに右折して小径へ、JR和歌山線の脇を抜けて行きますと、踏切とダートがありますが隅田駅に抜ける事ができます。


0738 JR和歌山線隅田(すだ)駅に、紀の川自転車道の終点になっていてWAKAYAMA800のチェックポイントにもなっています。以前の木造駅舎は綺麗にと云うかシンプルに建て替えられトイレは廃止されています。

0822 橋本橋南詰を過ぎて歩行者自転車専用道の区間へ、向こうに見えている橋本高野大橋はアンダーパスできます。

南海学文路駅の手前で専用道は一旦終わり国道370号へ、0840 九度山駅下を通過し道の駅「柿の郷くどやま」へ、2つ目のチェックポイントです。

かつらぎ町に入った辺りから川べりに、前方に曲弦ワーレントラス橋の三谷橋が見えます(写真左)、紀の川自転車道(和歌山県道803号紀の川自転車道線)としてはその三谷橋を右岸へ渡りますが。左岸側も整備されていますので次の大門口大橋まで走り右岸へ渡ります。

大門口大橋北詰から2キロ程右岸を走り、3つ目のチェックポイントのある道の駅「紀の川万葉の里」へ。この後JR西笠田駅付近が判り難いのですが、国道24号線を北側に跨いで旧の妹背橋で新妹背橋をくぐって紀の川右岸に戻ります、添付図(Ride with GPS)56キロ付近。

竹房橋を過ぎて河川敷に下りる処から井阪橋をくぐり築堤上に上がる処までが新しく自転車道として供用された区間です。以前は井阪橋南詰が渡りにくい上にそのまま真っ直ぐ行ってしまうとたま駅長の貴志川へ行ってしまい間違える人が多かったのですが(たまトラップ)、今は井阪橋を潜って向きを変えてスロープを上がる様になっています。和歌山市方面へ向かうには井阪橋を再び右岸に渡る必要があります。
井阪橋から新しく供用された区間とスロープを見下ろします、この先で貴志川が紀の川へ合流し紀の川左岸の堤は大きく左にカーブし貴志川右岸へと繋がります。この風景を見ると土地勘がないと左方向が紀の川河口方面と勘違いしてしまうのも判る気がします。
井阪橋を右岸に渡りますと、河川敷にはまだ供用されていませんが、専用道に真新しいとブルーラインが。この先で 4つ目のチェックポイントになる「いわで御殿」で15分ばかり休憩を、幸いにもタイヤの方はこのまま走れそうな按配。乗船予定のフェリーは和歌山港1620発ですから加太駅1539発に乗れば良い訳ですから、もっとのんびり走ってくれば良かったと、さりとて1便前は和歌山港1340発ですからさすがに間に合わないでしょう。
高速の阪和道を過ぎる辺りから紀ノ川の川幅は拡がります、河川敷の専用道は単調で向かい風が鬱陶しいねが。向こうに見えるトラス橋はJR阪和線の紀ノ川橋梁。

1116 5つ目のチェックポイント「市民スポーツ広場」へ、この先通行止なんちゃらと看板が立っていたのですが、看板の向きが違うので気にも止めなかったのですが…
なんと河川敷上の自転車道は河西橋の架け替え工事の為に現在自転車道は終日通行止め、少し戻り砂利道を堤防上の県道148号和歌山港北島線へ押し上げて次の紀の川大橋まで。なお資料によりますと通行止は令和7年6月中旬までとなっています。紀の川大橋北詰交差点を渡ってから再び自転道に下りる事ができる様ですが、今回は加太方面へ向かうために紀の川大橋北詰で右折します 1125。加太まで後10キロ少々の距離です、なお加太のコンビニの類がありませんので、途中で補給しておく事に。

1211「太平洋岸自転車道ゴール地点」に到着、一応「西の海」到達と云う事で本日のミッション完了、加太のチェックポイントは以前は「加太海水浴場管理事務所」だったのですが、現在は少し南へ淡島神社よりにあります。太平洋岸自転車道1,400キロ、立派なゴールですが自転車道として快適に走れる区間は1/3もあるのでしょうかネェ…
ところで結果早く着いてしまい、急ぎ輪行支度を整え加太駅1259に乗車すれば1340の便に乗れなくもないのですが、徳島に早く着きすぎても仕方がないので西の海を見ながらのんびりする事に、深日港まで走る事もできそうですが、既に100キロ超で乗換も増えますしね。

加太駅で「徳島好きっぷ」を購入、和歌山港までの370円分が実質無料になります、ただ和歌山市駅で途中下車もできませんので、駅前のカフェで軽く食事をしてのんびりして1459発に乗車。加太線の車両は「めでたいでんしゃ」としてこんな意匠が凝らされています、車内ではつり革までが… 異なる意匠で4編成ある様でネタ車は7100系。

和歌山市駅で和歌山港線へ、こちらも「めでたいでんしゃ」の兄貴分「かしら」、なお和歌山港直通ではなく、加太線やJRから和歌山港に乗り継ぐ物好きは少ないしょうが、和歌山市駅では階段を挟んで反対側になりますので乗り継ぎに多少余裕が必要です。また和歌山港での乗り継ぎも慣れないと時間を食ったりするかも、歩く歩道があるのでデモンタを転がす人は注意。
和歌山港1620出港、昨年6月15日以来の船の旅、四国へは同じく昨年5月10日以来になります。最近明るい内の便に乗る機会が多いですが、昼間の船の旅は良いものです。

1820徳島港着、輪行なら下船で待たされる事もありませんし、今の時期なら明るい内に輪行支度を解く事ができます。市街地へは新町川に沿って西へ、写真は徳島県庁と前のヨットハーバー、40年前に「徳島レース(阿波踊りレース)」に参加した時に停泊した事が、淡路島の「サントピアマリーナ」をパロって県庁前なので’ケンチョピア’と呼んでいました。
本日の走行、桜井の自宅から加太駅まで105.8キロ、徳島港から秋田町の今夜の宿まで3.8キロ、計109.6キロ。そして大きな街へ一人で来た折は恒例のJAZZ屋探索は老舗「Swing」へ、ママとは谷九「サブ」の先代西山満さんと云う共通の知人がいたりして…
「西の海へ」から徳島へ 前夜
明日明後日のお休み、お天気に恵まれそうですので計画通り「西の海へ」と「四国の右上」へ1泊2日で向かいます。1日目は主に京奈和自転車道(紀の川自転車道)を走って西の海を見て南海加太駅まで約102キロ、途中WAKAYAMA800 モバイルスタンプラリーのチェックポイントを6ヶ所拾います。
相変わらず徳島へ渡る南海フェリーは自転車にまで燃油調整金を課すのでそのままでは往復1万円超となりますので乗船は輪行で、走行距離を考えると機材はerbaロードで、ただ南海電車と南海フェリーのセット割引「好きっぷ」で南海電車が実質タダになりますので加太駅で輪行支度を済ませて和歌山港に移動します。
和歌山港1620の便に乗船し徳島泊し、翌14日に2007年10月5日以来18年ぶりの大坂峠を越えて一旦香川県側に入った後、海岸沿いを時計回りに鳴門スカイラインと鳴門徳島自転車道を経由して徳島港まで戻ってくる約104キロのプラン。
徳島港1855の便で和歌山港、新今宮、鶴橋経由で帰途に、もちろん「好きっぷ」で節約、大阪からですと2,500円で徳島まで輪行できますのでお得感があります、ただフェリーの深夜便と接続する和歌山港駅発着のスジはなく、「好きっぷ」の有効期間も1日です。
さて明朝早くの出発ですので準備をしていますと、なんとerba号の前輪がパンクしているではありませんか、早速チューブ交換を始め様とした処なんとサイドカットを発見、良く見るとリムにも少しダメージが、いつからなのか記憶は… 1月24日のグレーチングでの転倒しか思い付きませんが、以来4ヶ月半も気づかずに300キロ以上も走っていたとは思えないのですが、タイヤは一昨年7月1日に交換したIRCのJETTY PLUS 700X25C、今回のツーリングで3,000キロを超える計算になるのでそろそろ変え時ではあったのですが。
さて善後策を、手持ちや代わりもありませんし、現地でAMAZONのコンビニ受け取りも間に合いそうにありませんが、700Cですから和歌山市か徳島市のショップなら手に入るでしょう、あと割高な航送料金+燃油調整金を払ってasuka号で行くかとも考えてもみたものの、結論としてゴム板と布テープで裏打ちして、加太まで走る途中で耐えられない様ならショップへ走ると云う事に、些か博打かな。
ゆるゆるCC「紀見峠の棚田」サイク

大きなサイズの写真は「サイクリングの記録」(要認証)からダウンロードできます。(Photo : タックさん)
今日はK君とゆるゆるCCの「紀見峠の棚田」サイクに顔を出してきました。一昨々日に150キロ近く走ってますし、来週火曜日にF1氏とロングライドの計画をしていたのですが、火曜のお天気が最悪の予報になり、大ちゃんやタックさんとキャンプの打ち合わせもしておきたっかたので、急遽の参加となり、K君まで引っ張り出す事に…
ところで集合場所の柏原市役所前経由で紀見峠まで行くと五條経由で帰る方が近くなるので、石川サイクリングロード~高野街道~トトロ街道と走り紀見峠を越えて「芋谷の棚田」と「細川柱本隧道」までご一緒してお別れる計画です
集合時刻は 0730 さすがに1時間半では厳しいかとK君とは 0545 と約束していたのですが 0538にスタートができました。大和川河畔から寺川沿いにショートカットして太子橋の手前で再び大和川河畔に入るコースです。なお現在太子橋北詰から西名阪の下まで通行止となっていますので、南側の新保田橋へ迂回します。

お約束の15分前には集合場所の柏原市役所前に到着、本日の参加者は私たちを含めて11名、紅一点はけいこさんに…(写真右 : タックさん)
0744 紀見峠に向かってスタートです。(写真 : タックさん)


年末恒例の「石川ポタ」でお馴染みのサイクリングロードへ、土曜日とあってローディやランナーの多い事。(写真右 : タックさん)


先頭は大ちゃんの様ですが、何やらペース良すぎ… (写真右 : タックさん)


サイクル橋を渡った処で小休止。(写真右 : タックさん)
河内長野へ、駅裏と云うか横を通って激坂だよね。


高野街道を往きます。(写真右 : タックさん)


南海高野線三日市町駅、駅前のスーパーでお昼を調達します。(写真右 : 大ちゃん)


「トトロ街道」へ、南海高野線の河内長野以南が複線化される前のルートの廃線跡ですね。新緑と木漏れ日が心地良いです。(写真右 : タックさん)
天見駅前にて、2019年9月に来ていますが、「あまみ庵」が廃業して久しいですね、2005年の「天野街道ポタ」。

再び「トトロ街道」上の高架はR371石仏バイパス。後ろ姿ですが左から大ちゃん、私、ヤマタンさん(写真 : タックさん)、同じ順序で25年前の3人。
少しばかり(1.4キロ)国道を我慢しなければなりませんが。この6月2日には新しい天見紀見トンネル(自動車専用道)が供用されるので、この区間の交通量も減って少しは快適になるでしょうね。(写真 : タックさん)

峠への旧道に入った処の木陰で小休止。


紀見峠に到着。右の旧い方の標柱には標高400mとありますが、現在の車の通れる峠(旧R371)は387m程です。
和歌山県側に少し下ると「芋谷の棚田」への分岐を記した標柱が。


「芋谷の棚田」に到着、大きなものでもありませんが案内板によると138枚あるとか。


棚田と里山風景を見ながらお昼にします。


お昼の後は、今は崩落の危険がある為に踏み込む事はできませんが「細川柱本隧道」へ。案内板によると隅田(すだ)村(伊都郡、 現在の橋本市)から生糸や葉タバコと云った産品を大阪方面へ運ぶために為に明治中期に開削された隧道とあります。しかしこの時点では西側に古くからの高野街道があるのにと、些か納得が行きません。

隧道で行きどまりですので、再び「芋谷の棚田」へ通って引き返します。

狭い山間の棚田ですので、棚田を入れて記念写真を撮るのも一苦労。(写真 : 大ちゃん)


私とK君を除く一行は、再び紀見峠を越えて千早方面の棚田へ向かうと云う事ですので、ここでお別れです。(写真 : タックさん)
一行とお別れしK君と高野街道を御幸辻駅近くまで南下します、五條方面へショートカットする県道731号二見御幸辻停車場線に入る為で、2019年9月に逆方向に走ったログをなぞります。周辺は住宅開発で地形が変わり随分と新しい道もできていますので、厳密に県道731号をなぞっている訳ではありませんし、細かなアップダウンが結構堪えますが、JR和歌山線の五条の一つ手前の大和二見へ下る事ができます。
その途中で橋本市細川と云う地名が現れます、つまり「細川柱本隧道」の細川なのです、隧道がある事で御幸辻まで下り遠回りせずに紀見峠方面へショートカットできた訳です、県道731号の存在の不可解さと共に、納得した次第。


ここから見上げる金剛山は奈良側から見るのと随分と形が異なって見えます。県道731号は紀の川の支流落合川を渡って奈良県へ。


大和二見駅前を過ぎて五條新町へ、今日は土曜ですの「鉄道模型や」がOPENしています、K君も興味があるかもと立ち寄ってみる事に、しっかり2人で半時間近くはまっていました。(写真右 : K君)


せっかくですので「グランフォンド in 奈良・吉野」のモバイルスタンプラリーのチェックポイントを2ヶ所回って吉野川沿いに阿田へ。大阿太高原を越えて薬水に下るのが定番コースなのですが、椿橋まで遡り壺阪峠を越えて帰途に就く事に。
と云う事で最後に少し遠回りしましたが、116キロ走って、17時丁度に無事に桜井に帰投しました。半日でしたがご一緒頂いた「ゆるゆるCC」の皆様、有難うございました。
集合写真を含む大きなサイズの画像を順次うちのHPの 「BICYCLE」→「CYCLING REPORTS」→ 「2024」とたどって下さい。なお認証が必要です、ログインは’2024’、パスワードは2024年版「CanCan謹製卓上カレンダー」の裏表紙右下の黄枠内の4桁の数字です。
久し振りに「二つの丹生川」へ(後半)


さて和歌山と奈良の県境「鳩の首峠」?を越えて奈良県側へ、奈良の丹生川の支流永谷川沿いに3.5キロ程下り R168へ入り、旧道への分岐(写真右)まで1.2キロ程下ります。


西吉野大滝を経て立川渡へ、県道49号勢井宗川野線に出て左折(写真左)、宗川野で再びR168へ、鉄道橋としては珍しい方丈ラーメン橋は五新線のもの、バス専用道としても供用される事はありませんでした(写真右)。


西吉野城戸で丹生川本流へ入ります。城戸はかつてのバス専用道の終点になります(写真右)、久し振りに停留場跡まで行ってみようかと思ったのですが、右折するなり「通行止」の看板が。
なんと県道20号下市宗桧線が城戸と十日市の間で時間通行制限、時間通行制限と云っても9時から16時までの間で通行できるのは6回だけ。次は1430からの僅か5分間、ガードマンの話では通行止めになっているのは2.5キロ先との事、現在時刻 は 1417 緩やかな登りですが計算できない距離でもありません。
少し頑張って規制区間に 1423 に到着、木材を満載したトラックの前ではローディが一人待っています。話を交わしてみると奇遇にもFacedbookの「友達の友達(Al-Qaedaではない) 」のC.Kさんでした。
丹生川沿いの県道138号赤滝五條線を丹生川上神社下社まで行くとの事ですのでご一緒する事に。彼女によると丹生神社には2頭の馬がいるのですが仔馬の方のクロが毎日17時のチャイムをきっかけにある芸?をするのだとか、それを見に行くのが彼女の今日のミッション。
県道138号に入ると平日だけに全くと云って良い程に車と出遭う事がありません。旧丹生小学校の木造校舎も解体されて久しいですし、桜とサンシュユが咲き競う西山の桃源郷、この春も来れませんでしたね。


15時過ぎには丹生川上神社に到着、しかし名前がシロとクロとは何とも安直な、せめて「白鵬」とか「黒海」とかネ。
17時まではただ私はまだまだ時間がありますので、時間調整に道の駅「吉野路黒滝」まで進む事にします。(写真 : C.Kさん)


ただ私は暗くなる前に裏芋を越えて帰りたいので、残念ですが C.Kさんとは道の駅でお別れ、黒滝村役場のある寺戸から県道48号洞川下市線へ、地蔵トンネルを抜けます。
下市町才谷まで下ってきましたが、県道257号線才谷吉野山線へ登り返します。登りはもう結構と云う御仁はこのまま県道48号を走って頂ければ下市の千石橋にでる事ができますので、輪行なら近鉄吉野線下市口から帰途に就く事ができます。


県道は勝手神社の横に出ますが、平日の吉野山は静かなものです、それでもインバウンドの方が多い様で。「静亭」が営業していたのですが、時間もありませんし今日は失礼して更に登って如意輪寺側から下ります。


17時丁度に近鉄吉野線の吉野駅に到着、0945 に九度山駅をスタートしてここまで約75キロ、休憩を含め7時間余りの行程です。


1712 上市橋を渡り 1736 に吉野町千股から峠道へ、 1815 芋ヶ峠(写真左)を越え明日香村栢森へ下り(写真右)。148.3キロ走って 1916 無事桜井の自宅に帰投する事ができました。(前半に戻る)
久し振りに「二つの丹生川」へ(前半)
今日は久しぶりに和歌山県と奈良県にそれぞれある丹生川と云う川に沿った道を遡るサイクリングに出掛ける事にしました。
この二つの丹生川、何れも紀の川の支流で一つは和歌山県高野町富貴を源流とし九度山町で紀の川に流れこみ、もう一つは奈良県吉野郡黒滝村を源流とし五條市で紀の川に合流しています。Geoshapeリポジトリ > 国土数値情報河川データセット より
ここでは「丹生」の由来は割愛しますが、全国には10以上の丹生川があり多くの土地に「丹生」の地名があり、また丹生神社もあります。この丹生川沿いの道は以前から何度も走っているのですが、雰囲気の良い山峡を縫って走るコースで、大阪方面からの輪行を前提とした「二つの丹生川を遡るランドナーサイク」と銘打ってして2018年9月と2022年10月にRRCB有志で走っています、起点は南海高野線九度山駅、一応の終点は近鉄吉野線吉野駅として距離は約75キロになります。ただ私の場合は奈良桜井から九度山駅まで自走し、吉野駅から自走で帰途に就くとなると150キロ前後と結構な距離になってしまいます。


朝6時に桜井の自宅をスタート、明日香村を抜けて近鉄飛鳥駅前から吉野口駅前(写真左)、そこからはJR和歌山線に沿って走ります。吉野口駅の手前からは京奈和自転車道のルートが利用できますが、大阿太高原には入らず重阪(へいざか)峠(写真右)を越えてR24に入ります。。


五條市今井から二見の手前まで旧道を行きます。本陣交差点をパスできるのがメリット。最近になってサイクリングルートを示す青矢印が北行きのみマーキングされています。五條市街を抜けるまでは先々週の「四国の右上…」とほぼ同じコースですね。


上野公園の脇を通ってJR和歌山線沿いの小径へ、現在の和歌山線は紀の川寄りを走っていますが、昭和26年頃まで山側の真土(まつち)トンネルが使われていて現在も廃トンネルを見る事ができます(写真左)、和歌山線唯一のトンネルだったのですがね。小径は暗渠になっていますが、線路は鉄橋で奈良和歌山県境を越えています。(写真右)


和歌山県で最も北に位置する隅田(すだ)駅、紀の川サイクリングロードの終点にもなっています。かつての木造駅舎は取り壊され今どきの簡易な待合室のみになっています、決して綺麗とは云えなかったトイレも撤去されました。
恋野橋で紀の川左岸へ渡り、再び京奈和自転車道へ。橋本橋南詰を少し行った処から快適な専用道となり、南海高野線学文路駅の手前まで続いています。


約43キロ走って九度山駅に到着、九度山の交差点から駅前への僅かな距離は和歌山県道114号九度山停車場線なのですが、50mで10m余り登らされる激坂です。
現在、九度山駅にはおむすびスタンド「くど」がOPENしています。売り場は下りホームに面していますが、自動改札を通らずに行く事も可能です。「みかん鶏味噌カツ」と「おかかはちみつ梅」を買い求めて今日のお昼にします。さてここからが「二つの丹生川」のコースになりますが、奈良県黒滝村の道の駅「吉野路黒滝」まで食料品の調達は期待できません。


出発しようと思っていたら「特急こうや」が、初代の20000系より洗練されていますが、やはり昭和のデザインですよね。
九度山をスタート、赤瀬橋までの僅かな距離ですが R370を行きます。向こうの赤いアンダートラス橋は近代化産業遺産にもなっている丹生川橋梁。2020年に撮った「自撮り」とてもタイミングが合わせられないので合成。


赤瀬橋交差点で高野山へ向かうR370と別れ県道102号宿九度山線へ、「玉川峡」と呼ばれる丹生川右岸のガードレールも途切れ途切れの1~1.5車線路を行きます。以前に一度お世話になったキャンプ場「どーむびれっじ」ですが、その後「ごりょう橋キャンプ場」として再開されている様ですが、利用期間が限定されている様です。


彦谷で橋本橋から狼頭峠を越えてきたR371に合流、国道と云っても紀伊半島の山間部を縦走する酷道、道路状況は県道102号と変わりありません、と云うかそれ以下の区間も。
和歌山県道102号宿九度山線から酷道371号へ 玉川峡を行く(3分27秒)


途中、橋本市宿にある「やどり温泉」改装前の2009年ですが「峠おやじ弐千峠」サイクの前日はここに泊まりましたね。現在は火水木曜が休館日となって自販機は利用できますがトイレが使用できません。


河合橋の三叉路で右折して高野山へ向かうR371と別れ、町道筒香線を筒香へ、「つつごう」ではなくて「つつか」です。
標高436m、以前に「自撮り」もした、下筒香の集落を見上げるビューポイント、1155 お昼前ですしおあつらえ向きのコンクリートブロックもある事ですし「くど」で買ったおむすびをここで頂く事にします。
下筒香で県道733号川津高野線へ、三叉路を右折すると紀和隧道(今井峠)を越えて野迫川村へ行く事ができます。五條から奈良交通の路線バスが和歌山県高野町の富貴と筒香を経由して野迫川村野川へ通っていた時代もありました。現在の高野町コミニティバスのバス停も「野迫川口」となっています。


上筒香の風景、既に田植えが終わっています。
「ここで写真をとると成金になれるらしいぞ!」で知られる成金バス停、初めて通ったのは40年近く前だと思うのですが、まぁ成金にならずとも飢えずに生き長らえているので良しとしましょう。


標高600m近い高野町富貴の街並みにある「やきもちカフェ」は原則月2回第2,4日曜日のみの営業です、近くに無料休憩スペースができていました。富貴の里おもしろスポット進化地図。


富貴が和歌山の丹生川の源流部となります、ここから奈良県側へ向かって標高650m程の峠を越えますが、標識もなにもないのでどこが県境なのか良く判りません。GoogleMapに「鳩の首峠」と云う表記も見えますが、この富貴から西吉野町永谷へ越える道ではなく西吉野の大日川(おびがわ)から永谷に越える十津川街道の間道であった様で天誅組も関わった峠道だとか。(後半に続く)
2泊3日の予定で四国の右上に (1日目)
おはようございます、朝焼けに耳成山と天香久山のシルエットです。今日勤務明けから和歌山港に走り、夕方の南海フェリーで徳島へ渡り鳴門泊、明日は高松へ、明後日は小豆島に渡り北岸を福田港まで走り姫路に渡り輪行で帰途に就く予定です。南海フェリーは過去にも何度か利用していていつも夜行便なのですが、今回は 1620 の便に2019年暮れに就航した「あい」に初めて乗船する予定です。今回は航送料金節約とasuka号がホイール組み直し中、輪行状態で乗船するのでErbaロードで向かいます。
0855 に勤務先をスタートし県道120号五條高取線経由で 0941 には吉野口駅前へ。

重阪(へいさか)峠を越えてR24に入り五條へ、せっかくですので五條新町を抜けて行きますが「餅商一ッ橋」の跡にできたお高いチョコレート屋さんですが、移転した様でその跡は5,6月は無料休憩所になってるみたいです。
県道732号から55号に入り 1047 奈良和歌山県境を越えます。1103 橋本橋南詰を通過して京奈和自転車道の専用道区間を走り学文路(かむろ)、1128 には九度山駅下へ。

少し時間もありますので、噂のパン屋さん「Vent Orange」を探索、先日大ちゃんに9さんの実家の米屋の近くだと聞いていただけで少々迷いましたが。幸い営業日でしたので、菓子パン1つとバケットを、今日はロード故に荷物を積めないので、バケットはいつも三脚を固定するヒップバッグの下に括りつけました。

九度山の道の駅は通過しひたすら紀の川左岸を行きます、京奈和自転車道本来のコースは三谷橋で右岸に渡るのですが、このまま左岸を行きます。しかし下るにつれて向かい風が…
井阪橋で右岸に渡ります。このまま真っ直ぐ行くと自転車道はタマちゃんの貴志川駅に行ってしまいます、間違える人多し。現在井阪橋をアンダーパスする自転車道が整備されつつある様です。

恒例の「WAKAYAMA800 モバイルスタンプラリー」が今月から始まっていますので「いわで御殿」と「市民スポーツ広場」にチェックインしておきます。今回で7回目ですが、ずいぶんとチェックポイントが増えてしまいましたね、もうコンプリートしようと気力はありませんわ。
向かい風と通行止でかなりロスを… 橋台工事とかで北島橋から紀の川大橋まで県道を走らなくてはなりません、東から来ると案内が判りにくいので注意、見落としてゲートまで来てしまうと土手上の県道へ押し上げなくてはならなくなります。
それでも 1417 には京奈和自転車道のほぼ終点に到着、正式には土手上の県道に上がった処までが自転車道の様ですが。対岸に見える青岸橋と紀の川河口大橋(みなと大橋)を渡れば南海フェリーの乗り場です、まだ出航まで2時間ありますから余裕です。
紀の川河口大橋(みなと大橋)を渡ります。一応今シーズンの「西の海へ」と云う事に。
今回、徳島港に着いてからも宿まで走らなけらばならないのに輪行にしたのは、現在南海フェリーは自転車にも大型自動二輪と同額の燃油調整金を課しているのです、旅客運賃2,500円に自転車航送1,600円の計4,100円はまだしも燃油調整金800円が加わると2時間余りの航路に4,900円、先週おつねさんが4サイドキャンピングで「逆打ち四国遍路」からの帰途では、繁忙期料金で更に500円増しで 5,400円払ったのだとか、4サイドじゃ輪行もできませんからね。厳しい海運業界を応援したいのはやまやまですが、この料金体系は理不尽です。ちなみに神戸~高松東港のジャンボフェリーは土休日と夜行便割増でも3,490円、平日昼行便にネット割引だと2,370円なんです。

とにかく時間の余裕もありますしロードですので、2,400円節約し輪行支度を済ませて乗船、定刻に和歌山港を出港します。

昨年4月以来の船の旅です、写真右は沼島、志布志航路の帰りの朝にも見えますね。

定刻 1830 に徳島港に到着、今回は鳴門駅近くに安い宿を取ったので、これから10数キロ走らなくてはなりません、まぁJR徳島駅でも5キロ近くあるのですがね。出来るだけ明るいうちにと急いで輪行支度を解きます。
運河沿いの道を走り「阿波しらさぎ大橋」を渡る頃にはすっかり暗くなってしまいました、自転車や歩行者が渡れる河川に架かる道路橋としては四国最長(1,291m)だそうです。
和歌山港までの87.1キロと徳島港~鳴門駅前までの17.4キロで本日の走行104.5キロ、分割ですが久しぶりの100キロ超です。







