奈良県吉野郡野迫川村、人口はついに500人を割ったとか、近畿では飛び地の村で有名な和歌山県東牟婁郡北山村に次いで人口が少なく、人口減少率日本一、奈良県でありながら今では奈良交通の路線バスは来ないし、南都銀行のATMすらない。 云い方は悪いですが、奈良県から見放された様な村、まぁ古来高野山や隣接する和歌山県の町村との結びつきの方が強かったにもかかわらず、廃藩置県の過程で五條県から奈良県へと。 その辺りが水運の利便性が高かった故に、和歌山県である新宮と結びついていた北山村と異なる処が面白いですね。 最近では奥高野を標榜し熊野古道の一つである小辺路が村内を縦断している事と、雲海とかで観光資源の発掘にも力を注いでいる様です。 余談ですが村史によると高野山と吉野大峯を結ぶ鉄道の計画もあったとか、その名も霊山鉄道? 五新線すら完成をみなかったその後を考えると夢物語ですが。 ただ10数年前に奈良交通と南海りんかんバスが提携して、季節運行でしたが高野山と洞川を結ぶバスを走らせた事がありました、閑話休題。
ところでなぜかこの村とは昔から縁があって、良く遊びに行かさせて貰っていました、MTB全盛の時代ですが、現在のビチコルサアヴェルの前身のタニムラサイクルの皆さんと合宿したり、昨年も避暑サイクと銘打って何度か訪れました。 それに盟友某S氏もこの地がルーツであったりします。
その野迫川村野川に「昭和食堂」と云う1年に10日程しか開店しない食堂?があるのです、まぁ食堂と云っても主にガレージを利用した青空食堂、もといオープンテラスなんですが。 今年のGWは「月うさぎキャンプ」が後半の5/3~5となり、うまく開店日に合わせられそうなので、お天気の良さそうな日を狙って向かう事にしました。

いつもの様に気楽に一人で向かうつもりでいたのですが、せっかくの世間の休日でもありますし、BBS「風のたより」とFacebookに告知しておきましたら、F氏とT御大が釣れました。 実はF氏とは10年程昔に洞川とかご一緒した事があるのですが、ずいぶんとご無沙汰していました。 明日香村石舞台前に7時に待ち合わせして芋峠を越えて行く事に。 T御大とは下市で待ち合わせる事にしましたが、約120キロの行程、距離はともかくコースがコースですので、さすがの国体チャンプもチネリでは辛いらしく、イリベ号で出掛けるとの事、ところがこちらは相変わらずエルバ号の調子がいまいちなので、強引にasuka号で向かう事にしますが、さすがに大きなカメラと三脚は置いて行きます、第一写真なんて撮ってる余裕はないでしょうし。
ところが野迫川行きを決めてから、なんとR168が五條市西吉野で土砂崩れで通行止めに、他にルートはなくもないのですが、下市から樺の木峠を越え、城戸でR168に入り新天辻トンネルを抜けるルートが距離的には最短になるだけに、ちょっと困った事に。 ところが崩落箇所と云うのは西野トンネルの北側で、この区間には現在では市道立川渡永谷線となっている旧道があって、路肩が大きく崩れて全く車は通れないままになっていたのです、ところが自転車はどうにか通れるだけ幅が残っていたので、そうすると宗川野から阪本までは自転車天国状態、まぁ富貴から永谷に越えてくる道もなくはないのですが。 しかしGWを控えてR168が不通となると、十津川村他にとっては死活問題です。 不通区間の復旧には2ヶ月程かかるそうですが、ほったらかしになっていた件の旧道の崩落部分に仮設橋を架けて、2.4m×8mまでの車両は4月30日7時から一部交互通行で通行可能にするとの発表が、そうなると逆に30日7時までは仮設工事で全く通れないでしょうし、激坂で狭隘な迂回路にどれだけの車が集中するのか、自転車天国が一転地獄かも。 とりあえず怖いもの見たさにこのルートに向かう事にしたのですが。 (図版は県道路整備課報道発表資料から)
下市町でT御大と合流し樺の木峠を越えて城戸へ、ここからR168へ入りますが、あまりいつも変わらない交通量です、確かにバスやトラックと云った大型車はいませんが、<49>勢井宗川野線で天川村方面へ行く車が多いのかなとも思ったのですが、そちらも2t以上は通行止ですし、やはり大方は十津川村方面へ向かう様です。 立川渡からの旧道区間は一部交互通行となっています、狭いとは云え結構な激坂ですから車のペースで抜ける事はできませんし、自転車を待ってはくれませんから暫くすると対向車が下りてきます。 幸い下りの車の方が少なく、2度程かわして交互通行区間を抜け出す事ができまました。
ところでこの旧道区間には西吉野大滝と名付けられた滝があります、車を停めるスペースすらありませんが、却って自転車にとっては格好の休憩ポイント、夏は最高の涼感満喫スポットです。
仮設橋の処までやってきました。 写真右は昨年8月ですが、R168が不通になって僅か数日でこんな仮設橋を架けてしまえるですね。 加えて2ヶ月にも亘ってこちらの旧道が迂回路となる訳ですから、他にも反射材やロープ等で安全対策が行われていました。
R168が西野トンネルを出た処へ旧道は合流します。 峠の新天辻トンネルへは更に登って行かなければならないのですが、下で交互通行になっているお蔭で、車は遅い車を先頭に雁行で上がってくるので、こちらはかえって走りやすかったりして。 10時40分、新天辻トンネルに到着、想定していた時間より早く着けた様です。ちなみに昨年は旧道の天辻隧道を越えました、ダートですがご興味のある方はこちらを。
トンネルを抜け暫く行った処にある道の駅「吉野路 大塔」で一息入れ、念のために「昭和食堂」に電話をいれます、野迫川村で食いはぐれるととんでもないですから、ここが最後の補給ポイントとなるのです。阪本ダム湖までの豪快ダウンヒル、まぁただただキツいだけなんですが、湖畔を暫く走って小代下で右折して<53>高野天川線に入ります。ここから野迫川村に入るまで結構な坂が続きます、ここまで走ってきたと云う事もあるのですが、終わりそうで終わらない坂道が続くのがいやらしいのです。 登りきって少しだけ下ると今井の集落が眼の前に、道路が拡幅されて趣は半減しましたが、ここから見る山里の風景が好きです。
12時前に「昭和食堂」に到着、バイクスタンドには既に先客のロードが5台、なぜか某局の取材クルーが来ています、3日間だけの営業だからって「ドキュメント72時間」なんて事はないでしょうね、72時間の定点観測で映し出される人間模様、あの番組好きなんですけど。さてお昼はおでんと丼、コーヒーを頂きます。
ところで先客のロードのグループは東大阪のKOGと云うショップに集う方々の様で「4’season」のお客さんでもあるそうなのですが、なんとかつての天五さんのブログ「ただ自転車通勤のためでなく」の読者の方で、私はともかくT御大の悪行もとい行状の数々を覚えておられて、今以て天五さんのブログの影響力の大きさを再認識させて頂きました、もちろん鉄人児玉さんも有名人です。
さてゆっくりさせて頂いた処で「昭和食堂」を後にする事に、次のの開店は秋とか、夏涼しい野迫川ですから夏のオープンを期待したいのですが、そこは家庭の事情と云う事で。 KOGさんのグループと前後しながら帰途に、紀和トンネルから筒香、富貴(いずれも和歌山県高野町)を経て五條へ下ります。 またまた余談ですが、かつて五條から野迫川に来る奈良交通の路線バスは和歌山県である富貴を経由して紀和トンネルを越えてやってきていました、その後旧大塔村経由に。
富貴で一息入れた後は火打口までお愉しみのダウンヒルなのですが、ちょうど県境のところでT御大がパンク、なんか様子がおかしいもののチューブ交換して出発、ところが少し走ると挙動がおかしいとの事で再びストップ、どうもサイドが劣化してきていて、圧を上げると膨らんでくる様です。 ガムテープを切ったものを裏側から手当して圧を心持ち低めにして再スタート、私が具合を見ようと後ろに着いたのですが、前に行かせるとT御大のその早い事、怖くてとても着いて行けません、結局後輪に爆弾抱えたままT御大はブッ飛んで行きました。
ところで大阪市内から自走で来られているF氏ですが、一応輪行袋も持ってきてはるんですが、そこはブルベ400キロライダー、輪行する事なく五條~阿田~福神~吉野口とご一緒し、御所市に入った辺りでお別れしました、その後自走で無事帰宅されたそうです、180キロ超えとか。
18時過ぎにようやく明日香村まで帰ってきました、明々後日からの「月うさぎキャンプ」の準備もありますので、少し買い物に回ってから無事帰宅致しました。 本日の走行132キロ。
1枚目の写真はKOGのメンバーのH氏から拝借致しました。
今日は大人しくしていようと思っていたのですが、昨日からやっていた作業が午前中に片付いたので、お天気も良さそうなので少し出掛け様かと。 目的地は奈良市高畑町のローディ御用達のカレー屋「まんま亭」さんへお昼しに。 さて表に出てみるととんでもない向かい風、ちょっとめげそうになります。 走り出して思いついたのが「まんま亭」近くの奈良市写真美術館で行なわれている写真展、通り道の天理市在のS氏がタダ券あるよとの話だったので、あつかましくもメッセージを入れてみると、さいわい在宅しておられて丹波市まで持ってきてくれるとの事で、上街道を一路北へ、しかし風が…
丹波市で入場券を受け取り、更に上街道を。 まずは「まんま亭」でお昼を頂き、自転車を置かせて貰って、写真美術館へ歩いて行きます、5分とかからない距離です。
入江泰吉記念奈良市写真美術館、かの入江泰吉先生の名を冠した写真美術館ですが、奈良には古寺と鹿だけではなく、こんな素晴らしいスペースがあるのですよ、場所は新薬師寺の北隣になります。
現在、入江作品での「春の大和」展が行なわれているのですが、併設で「ゼラチンシルバーセッション巡回展」と云うのが行なわれていて、私のお目当ては一応そちらの方なのです。 いまさら銀塩写真に思い入れもないのですが、GSSは東京工芸大(元の東京写真大学)がルーツだったと思うので、まんざら所縁もない事はないと云う事で。
しかし写真展なんて久しぶりです、作品そのものを云々する資格もなんも私にはありませんが、展示方法の面白さが新鮮でしたね、今はこんなもんなんでしょうか。
ゆっくりと拝見させて貰って、「まんま亭」に戻りコーヒーを頂きながらまんまママと暫く世間話をして帰途に、追い風に乗って桜井へ帰ってきました。 本日の走行45.7キロ、これで今月は1,086キロ、4月の月間走行距離更新です。
高原洞川林道にて
先日からの腰の具合の事もあるので今週は大人しくしていようと思っていたのですが、日曜日に吉野大峯林道へ行ってこられたO氏の桜の写真を見せられ、もう今年の桜は終りと思っていたのに、おっとり刀で出掛ける事に。
どのルートを選んでも100キロ超、獲得標高は2,000mは下らないだけに、夜明けとともに出掛け様と目論んでいたのですが、結果的に出発したのは6時過ぎ、その上仕事用の眼鏡をかけたままで出てきた事に気が付いて引き返し仕切り直す事に。
明日香村栢森にて、朝の陽射しがすがすがしく、いつも駐車している車が今日はいません、「自撮り」のチャンスと思ったのですが、そんな時間の余裕はありません。 残念ながら次の機会にとスルーします。
芋峠を越え吉野川を渡りますが、ここから先は吉野山を過ぎると一切補給ができないので、いつものローソンでしっかり補給をしておきます。 MACHI-CAFEを頂きながら吉野川を渡る近鉄電車を見上げるのも一つの愉しみです。
県道37号から15号を継いで吉野山を目指しますが、桜の季節が終り先週までの喧騒が嘘の様に静かです。 吉野駅を過ぎると参陵トンネルまで出合った車は数台。
腰の事もあるので、今日は重いギアを踏まずに軽いギアを回しながらのんびりと。 どうにか10時前には標高700m近い金峯神社行者門へ。 ここを過ぎると左側に展望が開けます、吉野川を挟んで竜門の山々が眼下に。
吉野大峯林道を南行きにとると最大の難関は、金峯神社から青根ヶ峰登山口までなんです、ここさえ乗り切れば。
青根ヶ峰登山口に到着、ここで標高は約830mですから、標高差だけで考えると後は僅かです。 ここで暫し休憩、コンビニで買ったおにぎりを頂きます。
写真左の道は奥駈道、ダートですが奥千本へ抜けられます、ちょっと乗っては行けませんが。
吉野大峯林道の最大のビューポイントはやはりここでしょうね。
林道が稜線の東側へ越えたあたりで再び奥駈道と合流します。 ここは昨年6月に来た折に気になっていたポイントなのですが、その折は久しぶりの吉野大峯林道、この先の時間が読めなかったのでパスしたのですが、今日はしっかり「自撮り」を、ただ桜は殆ど終わっています、時折吹く風が残った花を散らせます。
奥駈道でも何テイクが撮りましたが、走れる様な道はこの界隈だけでしょう、何と云っても険しい修験道の道ですから。
暫く下って12時半に高原洞川林道との合流点へ、川上村側はもう何年も通行止になったままです、分岐を右に入り五番関へ向かって登り返します。 お目当ての場所に到着、位置的に午前中が良さそうなのですが、ここへお昼までに着くのはちょっと大変です、午後を回ってしまうと山腹は陰になってしまいますので、どうにかぎりぎりの時間だった様です。 先週だともっと鮮やかだったかも知れませんし、来年の課題ですね。
大天井滝の下の四阿の傍に、1本だけ桜が頑張って咲いています、連休前半まで持ってくれそうな感じです。
ちょっとお遊びで動画を撮ってみました、谷へ落っこちそうで怖いですが。 この辺りはいくらか緩やかなものの、片手で撮るのはなかなか大変ですわ。

五番関トンネルに到着。 このトンネルが出来たのは1993年(平成5年)ですから、その年の夏か翌年に越えています。 フィルム時代ですので、すぐに画像が出てこないので2004年にみんなで行った時の写真を並べておきますが、ピカピカのトンネルですね。 レーサージャージを着ているのはなべちゃんだけ、タオルを首からぶら下げた加茂屋さんとか、懐かしい顔も見えます。
洞川まで下ってきました、後は帰るだけなのですが、小南峠はパスして、気になっているR309旧道へ向かう事にして、虻トンネルへ向かう事に、最悪五條側へ下るリスクもあるので、「みやぞい」で頂こうかと思っていたお昼はパスして、川合の「モーソン」こと森田商店で補給を、「モーソン」の名前が使えなくなって随分経ちますが、今でも「モーソン」で通じたりします。
R309へ入り鉄橋の手前を左へR309旧道です。 切抜隧道を抜け笠木トンネルへ下ります、この区間は2車線、何と云っても国道だったのですから、新トンネルが出来る前、天川村へキャンプをしに、この坂を良く登ったものです。 問題の笠木トンネルも黒滝村側での工事が予定通り終わって様で通れそうです、ここが通れないと新笠木トンネル(1,693m)へ下るか、城戸まで迂回しなければなりません。 しかし昔の笠木峠への道、つまり旧々道が気になりますね、両側とも取り付きは荒れていません。
道の駅「吉野路黒滝」で名物のこんにゃくを頂き、地蔵トンネル~秋野隧道~椿橋~壺阪峠と勝手知ったるルートで18時過ぎに無事帰投しました。 結局はおにぎりとパンとお菓子だけで走行119.5キロ、獲得標高は2,200mを越えた様です、さすがに疲れました。
宇陀市室生向渕(むこうぢ)にて
実は「四国ツーリング」から帰ってきてから腰の調子が思わしくありません、痛みがあるとか云ったものでもなく、今までになく何となく重いと云った感じなのですが… と云いながら相変わらず走り回っているのですが、多少はセーブしておいた方が良いかなと思って、この週末は予報も今一つですし、大人しくしていようと思っていたのですが、様子が変わってきて今日日中は崩れる事はないとの事、そうなると大人しくしていられない性、と云って何処何処へ行きたいと云う予定もない。 そこに宇陀市在のI氏がリハビリがてら軽く走るとの事、ではちょっと様子を見に、大和高原経由で室生方面に向かう事にしたのですが。
いつもの様に初瀬ダムから小夫(おぶ)集落を経て、天神社笛吹奥宮で一息入れて、県道38号桜井都祁線から都祁山の道こと県道781号都祁名張線へ、3日前に走ったばかりなのですが、田んぼには水が入り、里に蛙の声が響きわたります。
旧室生村域の多田から向渕へと抜け、もちろん「自撮り」の準備はしてきていますので、面白そうなポイントで1テイク。 黒っぽいウェアで単調な感じになってしまったので、逆をとってモノクロにしてみました。
向渕から大野へ、おなじみの上出区の私設展望台で小休止。
ところで今日は、GWの「月うさぎキャンプ」で利用する「みんなで位置共有」と云うスマホアプリのテストとデモンストレーションを兼ねて、朝からアプリを動かしています。 GPS機能を持つスマホでアプリを使える事が前提ですが、地図上で参加しているメンバーの位置が判ると云うものです。 地図の縮尺等に制限はありますが、無料で利用する事ができます。 「月うさぎキャンプ」は自走現地集合が一応の建前ですので、このアプリを利用するとお互いの現在位置が判り、途中で合流したり、トラブルに役立つかも知れません。 ただこの手のアプリ共通の問題なのですが、どうしてもバッテリーの消耗が激しい事、自転車の移動速度を考えるとリアルタイム性はそれ程必要がないので、測位と送信間隔を調整できてバッテリーの消費を多少でも少なくできると良いのですが。
さて肝心のI氏を補足しようと、先の展望台で待機していたのですが、一向に動き出す気配がありません。 痺れを切らして大野寺へ下り、室生寺に向かって走り出す事に。
室生寺を過ぎ「空っぽ」と云うお店まで来たのですが、どうやらI氏は位置は更新されていないものの、Facebookへの書き込みを見ると砥取あたりまで来ている模様、お昼時なのでここで待っても良いのですが、単車が一杯来ていて鬱陶しいので、先に進む事にしてしまいました。
ところがなんと滋賀からniwa-chanさんがやってきていて、大野寺付近にいる模様です。 その後こちらへやってくるのかと思っていると室生ダムの方へ向かっている様です。 こちらはR369まで出て染谷峠へは向かわず榛原方面へ下る事に、途中から八滝トンネルを抜けて伊那佐へ抜けようしたのですが、道を曲がり損ねてそのまま榛原へ、その間にniwa-chanさんは菟田野へ抜け、一谷峠から「月うさぎ」へ向かった様で、I氏は案の定「空っぽ」でお食事中。
結局はお二人に逢う事はかなわず、「おごぽご」でお昼を頂いて、宮奥ダムから大峠経由で帰ろうかと思いながらも長話をしていたら、予報より早く崩れだしそうな雲行きになってきたので、そのまま女寄峠を下って帰ってきました。 本日の走行76.6キロ。
御斎(おとぎ)峠にて
今日は久しぶりに伊賀上野にでも行こうと軽い気持ちで出発、調子が良ければ御斎峠に上がって信楽か童仙房でも回って帰って来ようかと思いながらも、距離の事を考えるとそんな余裕はないにもかかわらず、「自撮り」の準備だけはして出掛けたのですが。
私が伊賀上野へ向かう時は主に2つのコースがあります。初瀬ダムから大和高原に上がり針~小倉~助命(ぜみょう)~上津ダムと遅瀬川沿いに下り五月橋からR24旧道を走るもの。今一つは同じく大和高原へ上がり山辺高校の手前から県道781、782号と走って名張へ、57号で伊賀神戸へ抜けてから北上すると云う結構遠回りなコース、一旦名張へ出るのですから、わざわざ大和高原に登らずとも、素直にR165を走って行けば良いものなんですが。これがのんびりと里山の中を縫って走る、とても気持ちの良いコースなんです。今回はのんびりとその後者のコースを選んだのです。
一人なので新しいルートを探索しつつ伊賀上野に着いたのは既にお昼、忍者たちと、ニッパー君と上野町道路元標にご挨拶して鍵屋の辻の「数馬茶屋」に立ち寄りますが、火曜が定休日の様でした、それとも最近は休日しかやっていないのかな、暫くおかあさんの顔を拝見していないけど、お元気なのかなぁ。
伊賀上野と云えば豆腐田楽の「わかや」がありますが、私と周りの自転車仲間にとっては、「牛タンとろろ」の「伊賀路」がイチオシです。 お昼前に「わかや」前に集合してお昼を頂き、御斎峠~信楽~阿山と回って、夜はここで大宴会をして、輪行で帰ると云うサイクリングを何度も行ないました。その後「狂牛病」事件が起って一時メニューから「牛タン」が消えたのと県道334号が長らく通行止になっていた事もあって、そのうち熱も冷めてしまい、その後この企画は行われていません。
そんな訳でずいぶん久しぶりの御斎峠です。峠を越えて六呂川まで下った処で、信楽へ行くか童仙房へ行くか迷ったのですが、前回は2010年6月に輪童さんと天五さんとで童仙房へ向かったので、今回は信楽へ向かう事に。

最近見聞きした話では信楽駅前の公衆電話ボックスの巨大狸は、何と女子高生の恰好をしている様な、確かにセーラー服を着ていましたが、相変わらず腰に徳利を提げています。
信楽駅前を出る頃には既に15時半、ここから桜井までは約60キロの行程です、どうにか明るい内に帰れるか微妙な時間です。和束辺りで茶畑をバックに「自撮り」でもできないかなと思っていたのですが、とてもそんな余裕はありません、結局一日重いカメラと三脚を積んで走って使わず終いと云う事に。R307の旧道を暫く走り府道5号に、滋賀京都府県境を越えます、よくよく考えると奈良県をスタートして三重県、滋賀県、京都府と一府三県を走った事に、もしやセンチュリーランに届くのではと思ったのですが、あと数キロ足らなそうで、もちろんライトはありますが暗くなってまで遠回りする程の事でもないので、素直に奈良阪から上街道と云う走り慣れた道を走り、19時丁度に無事帰投しました。 本日の走行153.2キロ。 午前中はのんびり走っていたものの、午後は結構頑張ったので、久しぶりの150キロ、それもキャンプツーリング以降32Cを履かせたままのasuka号で些か疲れました。
明日は天気が崩れるとの事「月桜」も今日が見納めかと、来月のキャンプへのご挨拶もかねて東吉野へ向かう事にしました。 土曜日ですのでBBS「風のたより」に書き込んでおきましたら、若干R氏が釣れました。
9時に明日香村石舞台で落ち合い、芋峠から吉野へ。 明日の天気の予報が思わしくない事もあってか、今日は車や単車、自転車も多い様です。 ところでお昼は何処にしようかと云う事で、「麦笑」も「よしの庵」も食いぱっぐれる危険性がありますので、念のためにコンビニで応急食だけ仕入れて東吉野へ向かう事にします。 案の定「麦笑」も大繁盛の様ですが、パンを買って中で頂く事ができました。
宝蔵寺のしだれ桜は既に終わっていましたが、谷尻の村の中に咲く山桜の風情が良かったです。 某氏が近くを走っている事がFacebookで判っていたのですが、出逢う事はなく、どうやら滝野から染谷峠の方に向かった様で、滝野の村の桜も満開との事、いずれにせよ今日が最後かと。
「月うさぎ」にて、時折吹く風に花びらを散らせます、遅い年はGW直前まで見ていられるのですが。 写真を撮ったり、猫の相手をしながら暫しまったりと過ごし、15時前には帰途に就きましたが、一谷峠を菟田野へ越えた岩端では、谷あいを気持ちよさそうに鯉のぼりが泳いでいました。
山之辺道 袋田(ふくろだ)陵
お天気も良い事ですし、今日は大和高原の方へ向かう事にしました、標高が高いとは云え、さすがに桜にはもう遅いとは思いますが。
朝一に片付けておかなけらばならない用事があったので、少し出遅れたのですが10時前には出発、初瀬街道を東へ向かったのですが途中路肩の石を踏んでパンク。 今年になって既に3台で3,000キロ以上走ってきているのですが初めてのパンクです。 出雲の濡れ地蔵の手前だったので、少し押して地蔵さんの前でチューブ交換。
出発が遅かった上にパンクで時間を取られたので、初瀬ダムもスルーして笛吹大明神で一息いれただけで一気に藺生(いう)まで、やはり桜並木は葉桜になっていましたが、手前のたんぽぽの彩が良いので一応「自撮り」をば。
さてもうお昼時ですので、三陵墓古墳群史跡公園へ行って、持参のコンビニ弁当でお昼にする事にしました。
もう葉がでてしまっているのですが、逆光なのでちょっと
判らないですよね。
福住経由で奈良へ向かうのですが、久しぶりに鉢伏峠を下りますが、展望も限られていてただただキツいだけの道です。 下った辺りが鹿野園(ろくやおん)と云う処なのですが、案内を見ているとここ「鹿野園
」をはじめ「忍辱山」「誓多林」「大慈仙」「菩提山」の地名はインドの地名がきているとか。
届け物があるので「まんま亭」へやってきたのですが、何とお休み。 「まんま亭」は変則的な休日があるので、いつもネットで確認してやってくるのですが、どうやら急遽お休みになった様です。 パンクに続いて今日はついていません。
高畑山線を帯解に抜けて上街道で帰ろうと思ったのですが、午後の陽射しが綺麗だったので山之辺の道へ向かう事にしました。 ちょっと奥まった処でメインルートからはそれるのですが袋田陵へやってきました。 梅の若葉が輝いています、名残りの桜から若葉輝く季節へ。 一勝二敗でまずまずの一日でしたかね。
今日はお天気も良さそうですし、吉野山に行く事にしました。 中千本はもう遅いでしょうが、上千本あたりが見頃でしょう、ただ明日から天気が崩れる様ですから、今日あたりが最後かも知れません。 上千本までは花見客が非常に多いので、いつも奥千本が見頃になる頃を見計らって行くのですが、今朝はいささか出遅れてしまいました。
明日香村を抜け芋峠を越え吉野川河畔へ。 ローソンで補給がてら一休みしていると「さくらライナー」が吉野川を渡って行きます。 その後近鉄の吉野駅に立ち寄る頃には駅前は結構な人出に。
車で吉野山へは吉野川河畔から吉野駅の横を通って如意輪寺から参陵トンネルへ抜ける<37>桜井吉野線が一般的ですが、おかしな事にこの県道は途中から<15>桜井明日香吉野線となります。 桜井明日香吉野線は美吉野橋を渡ってくる道で、吉野山への道として歴史的にも古い道なのですが、何故か如意輪寺近くの何もない処で2つの県道が唐突に終点となって接続されているのです。 後は吉野神宮駅から取り付く<167>吉野神宮停車場線と、吉野駅からロープウェイに沿って登る「七曲坂」があるのですが、いずれもこの季節は下千本から観光客の多い吉野山中を押し歩く事になりますのでお勧めできません。
奥千本は標高700m台の山深い処にあって、ちょっと中まで自転車を持って行くのは大変なので、金峯神社修行門から更に吉野大峰林道側へ進んで「義経の隠れ塔」寄りの駐車場に自転車を置いて歩いて行く事にします、観桜期は周回コースが設定されていて徒歩で小一時間の行程です。 満開にはまだ少し早い様でしたが、やはり出遅れた様で、平日にも関わらずかなりの人が来ています、ただ場所柄物見遊山と云うよりハイカーと云った出で立ちの人が多いです。写真は奥千本への入り口となる金峯神社修行門
下とは異なる奥千本の幽玄な雰囲気が好きだったのですが、近年周りの杉林や老木の伐採が進んでいる様で、今では些か殺風景な事になってしまっています。 22世紀には奥千本を復活させ様と苗木を植える活動が行われているのですが、22世紀はともかく私が生きているうちには目にする事は叶わないでしょうね。
昨年4月16日の写真はこちら。 写真は部分を切り取ったものですから、それなりに見えるのですがね。

水分神社側の激坂を下り上千本へ、しかし下りてくる程に人が増えてきます、これでも土曜日曜の事を思えばマシなのですが。 吉野神宮側へ下るのは諦めて、朝登ってきた如意輪寺側の県道を下り吉野山を後にしました。
吉野河畔まで下りてきたものの、ちょっと走り足りないので宮滝から入野(しおの)峠を経て宇陀へ、「自撮り」の準備もしてきているので、せっかくですから見納めだろう宇陀川河畔の桜をバッグに何枚か、女寄経由で帰途に就きました、本日の走行97.4キロ。
杉坂峠にて
「18きっぷ」消化サイクの最後は「片鉄ロマン街道」に行く事にしました、云わずと知れた片上鉄道廃線跡を利用した自転車道なのですが、いままで訪れる機会に恵まれなかったのです。山陽本線の和気からスタートすると片道30キロ程の行程で、それだけでは面白くないので、姫新線の播磨徳久まで行って、未収の佐用郡中安村道路元標と因幡(智頭)街道の平福宿に寄ってから「ロマン街道」は片道だけ走って帰って来ようと考えてみました。
さて播磨徳久駅まではJR桜井駅から始発で輪行すると接続が悪く、所要時間4時間59分で1051着となってしまい、ぐずぐずしているとスタートがお昼になってしまいます。そこで未明にJR奈良駅までの20キロ余りを自走して0450発に乗車し播磨徳久を目指す事にしました、それなら所要時間は4時間24分、0914には到着できます。大阪鶴橋まで近鉄を利用してもこの時間には辿り着けません。

写真左は大阪駅、写真右は姫路駅、姫新線に乗るのは随分久しぶりですが、キハ127と云う見慣れぬ新型車両、ディーゼル車なのですが最近は電車みたいなディーゼル車車が増えましたね。
播磨徳久駅、早速輪行支度を解いて出発準備OKなのですが…
うちのHPに「懐かしの鉄道写真集」と云うコンテンツがあるのですが、その中の姫新線の一枚の写真(左)、三日月駅としてあるのですが、どうも違う様なのです、どちらかと云うとここ播磨徳久駅の佐用側の様な気もするのです(右)。
さて中安村道路元標ですが、播磨徳久駅の南側の山の上、元々公民館だった場所にある様なのですが、藤原勝永著「兵庫県の道路元標」と国道901号さんの「道路元標が行く」には記載はあるものの、その他の情報がありません。公民館は現在では社会福祉法人「はなさきむら」と云う授産施設となっていて、駐車場まで行ってちょっと見渡した処では見つかりません、とにかく施設の構内なので了解を貰おうと建物への坂を登って行くとありましたネェ、らしきものが斜面の途中の段になった処に草に埋もれて、もう見つけられたのは長年の勘と云うか臭覚と云うか。幸いうつ伏せにはなってはいなかったので間違いなく「中安村道路元標」だと確認できました、でないと足元の悪いこの場所で道路元標を転がすのは至難の業です。これで1,043基目となりました。
駅近くまで戻ると次の下り列車のやって来る時間です、せっかくですので狙ってみる事に、そこは自転車の機動力、到着するのと出発するのを違うポイントが狙えました。
現在では同じ佐用町ですが佐用坂と云う小さな峠を越えて平福へ、ここにも平福村道路元標があるのですが、前に訪れた2007年には平福郷土館の中庭に保存されていて、休館のために塀越しに写真を撮ったのですが、今回は開いているだろうと訪れてみると、開館はしていたものの前の場所にありません、尋ねてみると元あった現在の郵便局の前に移設したと教えて頂きました。 さっそく郵便局に向かうと無事に鎮座したました。
平福の街を少し散策します、なかなか見どころの多い処なんですが、なんと「自撮り」用の外部タイマーを忘れてきたのです、それがなければ長時間のタイマー撮影ができません。
せっかくですので標準のセルフタイマーを使ってピンポンダッシュするしかありません、まぁ昔はそれで「自撮り」していたのですからね。Uターンして戻ってくるシーンは無理ですが、近距離の後ろ姿なら数テイク撮れば、どうにかなります。
平福で長居をしてしまいようやく13時過ぎに出発、佐用駅近くまで南下し中国自動車道に沿って走る県道153号へ、自動車道があるのと、南側のR179がメインルートになるのでこの県道は比較的空いていてなかなか走り良いです。写真は佐用町幕山、大河内の一本桜と案内が立っています。茅葺の立派な家が、まるで絵に描いた様な日本の風景です。
県道は自動車道のトンネルの上の峠を越えます、出雲街道杉坂峠です。峠の桜が時折吹く風に花びらを散らせます。 ここから「片鉄ロマン街道」の終点吉ヶ原駅までまだ20数キロ走らなくてはならず時間も押していますが、このシチエーションを見過ごす訳には。しかし散る桜を絵にするのはなかなか難しいものです、後から動画で撮れば良かったかなと、G1と違ってG2は動画が使えるのですが、実は今まで一度も使った事がないのです。
途中からR179へ入り、林野の手前から旧道に入ってR374に入る事なく県道を継いで吉野川右岸から吉井川左岸へと入れたので、初めて辿るコースでしたが、車と信号の少ない快適な道を走り、16時過ぎに片上鉄道の旧吉ヶ原駅に着く事ができました。
平福に続いて吉ヶ原でものんびりし過ぎて、もう「片鉄ロマン街道」は和気まで走る抜けるのが精一杯の時間になってしまい、その上「片鉄ロマン街道」に関しては自転車道だから行けば判るだろうと何の下調べもしていなかったので、途中で道を間違える始末。一応は桜の花びらが敷き詰められた苦木駅で写真を撮りはしたものの、下り基調の道を突っ走って真っ暗になる直前に和気駅に辿り着くことができました。
さて帰りの電車の時刻を調べると、既に「18きっぷ」のままJRで桜井まで辿り着ける時間は過ぎています。 播州赤穂あたりと同じ感覚でいたのですが、乗換時間や運行本数の違いでかなり違ってくる様です、とは云っても鶴橋から近鉄利用や高田から10キロ程自走するなら十分に余裕のある時間です。いず
れにせよ帰宅は遅くなるのでコンビニで補給後、輪行支度を済ませ1947発に乗車、無事に帰途に就く事ができました。「片鉄ロマン街道」は走り抜けるだけになってしまいましたが、幾つか「自撮り」ポイントの目星を付けておきましたし、次の機会への愉しみとしておきます。
奈良までの自走を含めて本日の走行113.5キロ。 「18きっぷ」5,940円分乗車。
1年前の4月8日は萩城趾にて、この日は新山口まで走り「18きっぷ」で帰途に就きました。
4年前は津風呂湖畔、この年は桜の開花は遅かった様で。
5年前リモコンは幾つも試しましたが「自撮り」用としては使い物にならなかったですね。

9年前、淡路島の帰り明石駅にて、加茂屋さんや九さんの顔が見えます。
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和歌山県日高郡由良町 白崎海岸にて
さて「18きっぷ」消化サイクは9年ぶりに和歌山の「キララときめきロード」こと県道<24>御坊由良線と<23>御坊湯浅線を走りに行く事にしました。 「キララときめきロード」は有田市から御坊市にかけて内陸部を山越えするR42に対して、海岸線に沿って走る県道の愛称で、風光明媚ではありますが距離は倍程になります。 10年程前に湯浅や広川を起終点として、山越えの旧道で南下し、海岸沿いに北上するルートで何度か走りました。
今回は桜井0552発に乗車、和歌山線経由で向かう事にしますが、問題は和歌山駅での乗り換え時間が1分しかない事、それも通勤時間帯にホーム違いの7番線から5番線へ、間に合わなければ次の列車は湯浅行きとなってしまいます。 間に合えば御坊まで乗車してコースを北行き、間に合わなければ湯浅から南下する事に、ただ湯浅スタートにすると一旦国道側に出なければコンビニ等がなく、コース上で飲料以外の補給は難しいのです。 幸い無事に乗り換える事ができて、0805発紀伊田辺行きに乗車する事ができました。 まぁ近鉄で鶴橋まで出て天王寺経由にすれば、こんな苦労はせずに済むのですが。
御坊駅前で輪行支度を解いて出発準備、駅前のローソンで食糧補給です。
御坊市街を離れ左に太平洋を見ながら県道<24>御坊由良線を行きます。 大型車が殆ど通らない快適な道です。 先日、堪能してきた「しまなみ」とはまた違った海岸風景、潮の香りも濃い様な気がします。
通称アメリカ村、三尾を過ぎた処で日の岬灯台まで往復する事にします。 標高で150m近くまで登らなくてはならないのですが何とかなるでしょう、だったのですが「延陽伯」号こと片倉シルク24のフロントがインナーに落ちません、どうにか手で押さえてインナーに落としたのですが、ガイドをこすっています。 何年ぶりかに日の岬灯台を見学、お天気は最高、もちろん「自撮り」の準備もしてきているのですが、海側に植生が多くて、適当なポイントが見つかりませんでした。
美浜町三尾から小さな峠を越えて日高町阿尾へ、実はここは父方の郷里でもあります、今では身寄りは暮らしていませんが、数年前にUG兄氏とこのコースを走った折は、伯母が健在で立ち寄った思い出があります。 反対側の産湯海水浴場と云うのがあって、今ではそちらが有名なのですが、私が小さい頃はこちら側の磯で泳いだものです。
日高町方杭(かたくい)にて、比井漁港を過ぎた辺りから小刻みなアップダウンが繰り返されます。
由良町大引(おおびき)にて。 ところで正面は大引の海水浴場なのですが、このルート沿いは海水浴場が多いので自転車で走るのは車の多い7~8月は避けた方が良いかと。
このコ-スのハイライト、白崎海岸の見える処までやってきました。 「自撮り」ポイントを探しながら走っていたのですが、白崎海岸を入れながら撮れなくはないのですが、絵にならないと云うか、それに少し曇ってきてしまいました。
白崎海岸は現在、白崎海洋公園となって道の駅やキャンプ場が整備されています。 元の採石場の跡がキャンプ場になっていて、まわりを白い岩山に囲まれた風景はちょっと日本離れしています、「日本のエーゲ海」とかなんとか。
白崎海岸から北は衣奈(えな)漁港にかけて一つ峠が残っていますが幾つかのトンネルができて随分楽になったのですが、衣奈まで来て県道<23>御坊湯浅線の旧道が工事通行止となっています、そうなると衣奈トンネルまで登る新道を走らなければなりません、湯浅方面へはトンネルの手前で左折して更に、結局旧道の倍の標高150m程まで登る事に、それを強引にアウターで登ってしまったので、すっかり消耗してしまいました。
湯浅駅まで走ろうかと思っていたのですが、大概くたびれてしまったのと、湯浅駅前は狭くて輪行支度がしづらいので、一つ手前の広川ビーチ駅で本日は終了と云う事に、本日の走行56.3キロ、些か物足りない気もしないでもないのですが、「延陽伯」号には日の岬と迂回路はちょっと荷が重たい様でした。
和歌山から丁度、和歌山線~桜井線直通の奈良行き(和歌山駅では五條行きとなっていますが)があったので、時間は掛りますが、天王寺と王寺の乗り換えがパスできるこちらを方を取りました。 青春18きっぷにて4,890円分乗車、乗車時間6時間48分。

布目ダムにて
今日はRRCB(Restoring & Riding Classic Bicycles)恒例の「大和高原クラシックレーサー走行会」です。 今回は5月のスズカの準備と、マーシー君のクラシックレーサーの完成お披露目ランをも兼ねて行なわれます。 当初は思わしくない天気予報だったのですが、前日は降水確率も20%まで下がり、どうやら夕方までは降られる心配もなさそうです。 集合はいつもの名阪国道針テラスに9時なのですが、「四国ツーリング」から帰ってきてから何となく体が重たいと云うか、気持ちが乗らないと云うか、ともかく針テラスまではのんびり行こうと早めに走り出す事にしますが、6日間もキャンピングに乗っていた身には、踏んだら踏んだ分前に行くロードレーサーの感触についつい踏み込んでしまい、初瀬ダムに着く頃には、しっかり汗をかいてしまいました。
写真手前がマーシー君のメルシェです。
本日の参加のみなさん。
「晴れ」との予報なので、格段どこどこへ行くと云うアテも無いのですが、asuka号で出掛ける準備を済ませたものの、表へ出て空を見上げるとどんよりと曇っている、子供の頃から春のこんな空気がどうも苦手なのです、それに起きたタイミングが悪かったのでしょうか、どうも頭が重くてすっきりしません。 目的がはっきりしていたり約束でもあったら、それでも出掛けるのですが、どうにもいけません、部屋に戻って出掛ける格好でそのまま横になってしまいました。
結局、お昼前に起きて、そのまま何処へも出掛けないのは一日無駄にした様な気分になるので、取り合えず出掛ける事に。
明日香村で一昨日見つけておいた「自撮り」ポイントへ、判る人には判るどうってことのないポイントなのですが、桜が咲くとちょっと雰囲気が変わります。 「案山子コンテスト」の時以外はこの辺りは空いているのですが、結構行楽客の車やハイカーがやってきます。
車やハイカーのいない合間に、陽射しが入るタイミングを狙うのですが、なかなかそうは上手くは行きません。
午前中の陽射しの方が良いのかなぁとか、これ位の花曇りの方がソフトで良いのかなぁとか考えながら数テイク、後ろの並木との重なり方を考えるとなかなかコース取りも難しいのですよね。
結局1時間以上頑張った末に引き上げる事に、他に目を付けている場所もあるので回ってみたのですが、今日の明日香村はいけません、どこもかしこも人だらけ。 と云う訳で橿原のローディ御用達のカフェ「4’season」に寄って、甘いものを戴いて帰途に就きました。 しかし今日は皆さん走られている様で色々な人に出逢いましたね。 本日の走行22.3キロ。
古稀に至ってもなお「走」「工」「趣」三拍子揃って三流のサイクリスト。ライフワークは「道路元標」と「自撮り」。なお「■ャリ」等の自転車に対する卑しい言葉をコメント等ではお使いにならないで下さい。