さて東海道五十三次50番目の水口宿から旧東海道を辿るのですが現在の国道1号線やバイパスと錯綜するのでちょっとややこしいです。予めRide with GPSにルート入れておいたのですが、なぜか今回に限って表示かおかしくなるのと新しいモバイルルーターとの接続が不安定で閉口します。しかし松並木も2本だけじゃ寂しいですね。

土山宿に入ります、とにかく土山宿と云うのは東西に長いのが、平日とあってか観光客の姿もほとんど見掛けないのですが、東の端にある道の駅「あいの土山」だけは賑わっている様です。


旧東海道は道の駅のはす向かいにある田村神社の境内を抜けて海道橋を渡ります、橋から見る田村川の風景には癒されます。
国道1号線の鈴鹿トンネルは上り(名古屋方面)が4,005m、下り(大阪方面)が3,959m、一応歩道もあるのですが、大型車が結構な速度で走っているので、三重県側の押し担ぎがあっても旧道を越えたい処、ただアプローチが判りにくいので下調べはしておいたのですが。果敢にも1台のローディが向かって行きます、どうかご無事で。
反対車線の雑草の生い茂った歩道を走って行ったのですが、上り下りのトンネルへと車道が別れる手前で旧道への分岐が、上り車線の歩道からも行けなくはない様ですが、交通量が多い上に中央分離帯があって車道を横断をするのは困難です。


巨大な石灯篭の建つ峠手前の広場を過ぎると鈴鹿峠、箱根峠と並ぶ東海道の峠だけに巨木に囲まれ歴史を感じさせます。なお手前の広場にはトイレとベンチがありますが、のんびりできる四阿の様なものはありません。




27年前は坂下宿側から押し担ぎで登った記憶はあるのですが、こんなに石段があったかなぁ、結構整備されている様です。途中で国道の上り線をアンダーパスしてさらに下り片山神社で車道に出ます。峠の土山側は100%乗車可能ですが、坂下側は標高差70m程の担ぎ(下り所要約20分)、正直云ってハイカー向きで自転車向きの旧峠ではありません。


さて本日の目的地である坂下村道路元標、坂下宿小竹屋脇本陣跡、雑草に覆われていてすぐには見つける事ができませんでした。資料によると「坂下村 大字坂下351-1 国道 法安寺前」となっていますので、旧国道1号線脇のここに設置されてから100年前後は日本の大動脈を見続けていたのでしょうか。履修道路元標は1,188基目に。


旧東海道は国道1号線と離合しながら加太越を下ってきた国道25号線と合流し関宿へ、何度か来ている場所で関町道路元標は郵便局の前に鎮座しています。


さて鈴鹿峠の下りでくたびれたのでJR関西本線関駅から輪行で帰途に就く事にしますが、ここへ来てヘッドパーツを緩める為のピンスパナを忘れてきた事に気付きます、本来輪行用ヘッドパーツはそんなに強く締める必要はないのですが asuka号ではベロオレンジのフロントバッグサポーターを挟んでいる為にそれなりの強さで締め付けてしまっています、ローレットも切ってあるので軍手をはめて回そうしますが頑として動いてくれません、そうなるとヘッド抜き輪行ができません、ところがフロントガードの吊り金具を固定しているボルトに合った工具がなくガードも外せません。輪行袋はオーストリッチのロード用、前後逆にすればガードとキャリアを付けたままでも収まってくれそうな…
悪戦苦闘の末、どうにか輪行袋に収まってくれ 1649 発の下り加茂行に乗車する事が、輪行袋がファスナータイプでなかったのが幸い、ただ袋が前後逆の為にベルト通しの穴が使えず、肩ベルトが適当な位置にならず階段の昇り降りで難渋する事に、関駅って下り列車は跨線橋を渡らなくてはならないのです、それでも後輪外さない横着輪行よりずっとコンパクト。
関から桜井へは伊賀上野から伊賀神戸まで伊賀鉄道を利用するのが最速なのですが、乗換の経路を考えて加茂、奈良経由で、幸い階段なしで桜井まで帰る事ができました。
実はでasuka号は昨年秋に塗り替えてから初輪行、この休みに天気に恵まれて「JR全線 秋の乗り放題パス」での遠征に出発していたら困った事になっていたかも、と云う訳で今回の復路輪行ツーリングは結果良しと云う事で、本日の走行114.7キロ、5月8日以来久しぶりの100キロ超になりました、少しはモチベーションがあがるかな。
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信楽から27年ぶりの鈴鹿峠へ(前半)
今日一日は晴れの予報、ぐだぐだしていたら絶対後悔すると走りに出掛ける事に。目的地は今年になって現存が確認された三重県鈴鹿郡の坂下村道路元標、最近道路元標巡りの方をさぼっていますからね。ルートは遠回りと云えば遠回りですが、加茂から信楽経由で小野峠を越えて東海道水口宿から鈴鹿峠を越えて行きます。坂下村そのものが東海道五十三次48番目の宿場ですからね。鈴鹿峠は1998年10月29日に大ちゃん他と安楽越とセットで越えて以来ですから27年ぶりになります。機材は旧道の鈴鹿峠はダートなのでasuka号。
0530 桜井の自宅をスタート、まだ暗い上ッ道を北上し 0631 県庁前を通過。奈良阪を越えて京都府へ、いつもは大仏線跡に沿う様に走り観音寺から木津川河畔に出るのですが、今日は府道44号奈良加茂線を経由してみようかと。ただ何を勘違いしてか梅見台のファミマの角を右折してしまい、梅谷地区に迷い込んでしまい強引に加茂側に越えようとしたら行きどまり、結局余計に登らされた挙句に30分余りロスしてしまう事に。


0810 朝霧に包まれていた恭仁(くに)大橋を越えます。


おなじみ和束のローソンで補給と小休止の後、湯船から京滋県境へ、このコース5月と6月に走っていますから今年3回目です。


1012 には府県境を越えて 1039 には信楽駅前へ、ジャンボ狸はハロウィン、でも新作ではなくて去年も。この週末まで「信楽陶器まつり」が行われていますので駅前もいつもより人出が。
牧までは大戸川よりの間道を走り国道307号へ、雨上がりで小野峠旧道も荒れているだろうしこのまま走ろうかと思っていたのですが、やはり大型車の多さに参って、今回も踏切を渡って旧道へ、いつも通り「通行禁止」の看板が。


かつては国鉄バスが通った国道だけに幅員は十分、路面状況は酷い時の芋ヶ峠よりマシ、ただ雨上がりで苔むした路面には注意、路肩の陥没箇所もありましたし。


無事小野峠を下り 1220 には野洲川を渡り水口宿へ、忘れず水口町道路元標の生存確認も。からくり仕掛けのモニュメントが動くのは1時間毎、ちょっと待ってられませんので先へと進みます。
(後半につづく)
4’Seasonライド 2025
大きなサイズの鮮明な写真は「サイクリングの記録」(要認証)からダウンロードできます。
今日は 4’seasonライドにご招待を頂き参加する事に、過去には2018年、2019年、2020年と顔を出させて貰っていますが、今回も集合写真係を拝命していますのでサドルバッグに三脚を括り付けた asuka号で向かいます。他の参加者は99%今時のカーボンロード、その上もしかして私が最年長、相当なハンディキャップです。救いは山越えが悪路の芋ヶ峠、ただ状況が悪いとコース変更も、そうなると多武峯?最悪です。
勤務明けからですので、集合場所の八釣のファミマには向かわず、明日香村稲渕へ向かわせて貰います、島庄の辻でメッセージを確認した処、変更は無さそうなのでまずは一安心。ところで9月21日のゆるゆるCCのライドの際に陥没していた飛鳥葛城自転車道の起点近く玉藻橋手前の路面ですが、ご覧の様に修復されていました。


八釣のファミマ 0915 スタートとの事ですからそうは早くは来ないだろうと撮影ポイントをのんびり選んでいると… りょうママを先頭に第1集団が、続いて懐かしやまんま兄さんが、もちろん黄色い人です。
稲渕で一旦メンバーが揃った時点ですぐに出発。


ランドナーのグループやゆるゆるCCですと、このコースなら栢森、行者辻、芋ヶ峠、千股…と休憩が入るのですが、芋ヶ峠で後続待ちをしただけで、三茶屋(みちゃや)までほぼノンストップ、写真を撮っていて最後尾になり、追いついて休まず先にスタートしても再び最後尾に。
県道28号吉野室生寺針線に入り小島峠を越え香束(こうそく)にて、しんがりを務めてくれているチーム。


三茶屋の見附茶屋ではたこ焼きと団子の嬉しい差し入れが。


三茶屋から国道370号に入り、関戸峠でパンクで遅れている最後のグループを収めてから後を追いかけます。次の道の駅「吉野路大宇陀」で全員が待っていると思いきや既に姿がありません、拾生の交差点から国道166号線に入り笹峠を登り詰めても前方に誰の姿も見えず一人旅に。まぁ勝手知ったる宇陀路ですから無理せずぼちぼちと。ついいつもの道へ入りコースアウト、慌てて引き返してカエデの郷から県道218号内牧菟田野線に入り水呑峠を越えて鬼門の国道369号線へ、内牧から高井、檜牧と下りますと、最後尾のグループが、どうやらまたパンク神のご降臨かと、正直皆さんの3度のパンクのお陰でお昼には間に合う事ができました。

お昼は室生ダム湖上流の「平成榛原こどものもり公園」にて、くじ引きで決まったグループに別れてデリバリーの福寿園の焼肉弁当を。
2回目の集合写真を撮り終えて三脚を片付けているうちに皆さんは出発、帰りは墨坂神社から宇陀川沿いに入り「猟路の桜」から篠楽へ、県道198号粟原榛原線で笠間辻へ出て女寄を下るとの事、勝手知ったるルートですし慌てず後を追いかけます。

墨坂神社から対岸を駆け抜けて榛原のオークワの前で無事に追いつき「猟路の桜」へ。

県道198号から女寄の三叉路へ、女寄はのんびり下って一人脇道へ。
あとは 4’seasonまで一人旅かなと思っていたら桜井浅古のローソンでまんま兄が待ってくれていました、感謝。


1433 4’seasonに到着、若干1名のリタイアがいたそうですが全員無事に帰ってきたそうです、ここではアイス最中の差し入れが(^_^) 最後の集合写真って、ここ引きがないのよ、フィッシュアイを入れておいて正解。
りょうママをはじめサポートして頂いた方々有難うございました。最後にご一緒して下さったまんま兄さんとツーショット。
解散後、職場に荷物を取りに往復して無事帰宅。本日の走行は都合75.8キロ、久しぶりにがっつり走らされてくたびれました。
集合写真を含む大きなサイズの画像を順次うちのHPの 「BICYCLE」→「CYCLING REPORTS」→ 「2025」とたどって下さい。なお認証が必要です、ログインは’2025’、パスワードは2025年版「CanCan謹製卓上カレンダー」の裏表紙右下の黄枠内の4桁の数字です(2024年の+1だったり)。なおSNS上のリンクからたどった場合にエラーとなる場合があります、リンクアドレスをブラウザにコピペしてご覧ください。
※ 一部に参加者がアップされた写真を勝手に使わせて貰っています。
頑張って「風の森」へ
吹く風や虫の声に少しは秋の訪れを感じられなくもないのてすが、相変わらず猛暑の毎日が続いている上に、お盆前から連日のタイトなシフトに疲れが溜まって、遠回り通勤なんてとてもなんですが、今朝は頑張って少しだけ遠回りを…
まず西へ走り、大和高田のいつもの「松のや」て腹ごしらえ、朝得ロースかつ定食 550円也、サービス券でコロッケのおまけ付き、とんかつは明日への活力!
国道24号に沿う下ッ道を南下し御所の旧い街並みを行きます。写真は「御所宝湯」の南隣り、先年整備された「ごせ町センター」。国道に戻り室(むろ)の交差点を過ぎた処のオークワへ、涼みがてら冷たい飲み物を補給。
旧街道は船宿寺辺りから徐々に斜度を増してくるのですが、いつもよりキツく感じられ、やはり走ってないと駄目ですわ。丁度11時に風の森峠に到着。

国道の信号を渡り坂を登り詰めると「風の森」、陽射しを避けて僅かな木陰に隠れると心地良い風が…
国道を五條側に少し下り左折して弥勒寺への道を登り返します。少し登れば重阪(へいさか)へ下る事ができます、林間の心地良いコースです。県道120号五條高取線へ出てJR和歌山線に沿って薬水から吉野口へと。


昨年暮れでしたか吉野口駅前にできた「cafe noricaro」へ立ち寄る事に。営業が火曜から土曜の10〜15時と云う事でなかなか立ち寄る機会が無かったのですが、昔は雑貨屋さんが食料品店だった処をリノベーションしたのですね、中は想像以上に広いのは驚き。ホットコーヒーと日替わりのスイーツを頂きます。明日香村経由の定番ルートを辿って14時前には帰宅、本日の走行45.1キロ。
12年ぶりの文殊峠へ
連日の暑さに走る気力がすっかり失せてしまっています、今月このままでは屈辱(^_^;)の300キロ台になりかねないので一念発起、少しでも涼しそうな東吉野村周回コースを考えてみたものの、定番コースは県道221号小村木津線が木津川と伊豆尾の間で崩土通行止、折角の日曜で営業日の「よしの庵」や「麦笑」に行っても引き返して来なくてはなりません。東吉野村役場のある小川から鷲家と走っても、国道166号の木津峠がなんとなく鬱陶しいのですよね、そこで思い付いたのが鷲家から文殊(もんず)峠で宇陀へ越えるルート、10数年ぶりそれも北行きは初めてですが、最近バクローさんが走っていたはず。と云う事でとにかく芋を越えて吉野から東吉野へと向かう事に。
勤務明け 0850には出発準備が完了、早朝に御所のK氏が芋に向かって行った様ですが、この時間になると既に陽射しが強烈、正直云って気持ちが萎えてしまい、止める理由を考えたり「グローブ忘れた!」真冬じゃないですから素手でも大丈夫。


職場から飛鳥川沿いの自転車道まで280m、明日香村を抜けて芋へ向かいます。


棚田を見上げる稲渕へ、6日,19日に続いて今月3回目なんですけど、恒例の「かかしコンテスト」の準備が始まってシンボルとなるジャンボ案山子が遠目に、今年のは大阪関西万博のなんとかちゅう奴、なんだっけ? 今日は先を急ぎますので寄り道せずに20倍ズームのお世話に、後日改めまして。

この時間帯ですと祝戸から栢森の手前の女綱付近まで木陰を走って行く事ができ、市街地の事を思えば快適に走る事ができます。0936 栢森着、しかしこの暑さのせいかローディの姿を全く見かけません、すれ違ったのはランニングのグループだけ。


ここ数日の夕立のせいか路面にはかなり泥がでています、行者辻で一息入れ 1015 には芋ヶ峠へ、今から明日香側に下ろうとするロードとすれ違って、そのまま足つきなしで吉野側へ下ります。
日曜とあって千股の水辺公園は家族連れで賑わっています、吉野とは云え下るにつれて暑さが…
妹背大橋を渡って対岸の五條吉野線へ、雷橋通行止の案内が「雷橋」ってどこだろうと思っていたら、発電所の処でした。橋梁補修工事とかで歩行者と二輪は現状では通行可能ですが、 11月までの予定になっていてこの先どうなるかは。
宮滝から結構快走区間なのですが、今日は駄目っす、走っていて愉しくないです。


1142「ニホンオオカミ像」前へ、今日は何やら車が多いなと思っていたら、役場下の河原でイベントが行われている様です。小川の三叉路を左折し鷲家へ、携行食も飲み物もないので「ひよしのさとマルシェ」まで往復、アイス1本で生き返りましたよ。
文殊峠は国道166号佐倉峠の東北東約1.5キロ程の位置にあって標高は30m程高くなります。北側は宇賀志の村中から、南側は鷲家で国道から分岐しているのですが、些か判り難いのが、東吉野村側は写真の場所で国道と直交しています、「わしか大明神」の案内が目にとまれば。前回は2013年10月の「第5回 月うさぎキャンプ」と同年5月、2012年4月の「第4回 月うさぎキャンプ」、同年3月、そしてさらに12年前の2000年6月4日に越えていますが、いずれも南行きで林間の渓流沿いの激坂の記憶だけが。
壺阪峠の南側に似た雰囲気ですが、路面状態は良いです。最初のうちはこんなものだったかなと思いましたが、案の定10%超えの激坂が待ちかまえていました、それさえこなせば文殊峠はすぐです。

文殊峠は東吉野村と宇陀市の境界になるのですが、峠と云っても民家があって道路が分岐しています、文殊集落は東吉野村に属していて、なんと東吉野村のオンデマンドバスの停留所があります、冬季は先の激坂はとても登れないと思いますけど。宇陀市側も結構な激坂とは云え少しの距離で昭和31年まで宇賀志村だった地区へ行く事ができます、宇賀志は中将姫所縁の日張山青蓮寺や神武東征の足跡が残るとされる土地、里山風景の広がる静かな処です。


菟田野から芳野川沿いのいつものルートへ、伊那佐郵人の対岸の四阿で「ひよしのさと」で買ったおにぎりを頂きながら一息入れます。帰り道で「おごぽご」でかき氷でも思ったのですが、昨日一昨日と午後3時過ぎから夕立が降ったので、早々に引き上げる事にして榛原から西峠を下り 1431 に無事帰宅、今日は夕立ちは降りませんでしたわ、走行 70.1キロ。
余野公園キャンプツーリング(1日目)
毎度の事で週間天気予報に一喜一憂させられましたが、ゆるゆるCCの「余野公園キャンプ」に1泊2日で向かいます。ただ私以外の参加者3名は車載で余野公園(三重県伊賀市)へ向かい両日は近くを周回するサイクリングと云う事に、昨年は私も1日目は車に便乗させて貰い2日目自走で帰ってきたのですが、今年は4サイド支度で往復自走を目指します、ただ火器類は一行にお任せして荷物は「衣」と「住」だけですので多少は軽いかと、実は今年初のキャンプツーリングなんです(^_^;)
コースは名張経由が最短で70キロ程ですが、初っ端に交通量の多い西峠(353m)を登らなけらばならないのと復路の定番コースですので、奈良盆地を北上し木津~和束~信楽を経て御葉木(ごようのき)峠(350m)を越えて旧阿山村経由で伊賀市に入る約90キロ、無論信楽から国道422号で桜峠(320m)を経由した方が距離的にやや短くなるのですが、交通量が少なくないですからね。
なかなか週末を挟んだ連休が取れないので、今日は勤務明けからのスタートです。昨日準備を済ませ4サイドで出勤してきています、今朝一旦自宅へ戻ると自転車や荷物を降ろしていると結構時間を取られてしまいますからね。

0857 には職場を出発、飛鳥川を走りおふさ観音の近くから下ッ道(中街道)へ入り北上、二階堂から三郷橋へ抜け佐保川沿いの京奈和自転車道を走ります。

順調に大和郡山まで来たので自転車道のルートをそのまま秋篠川沿いに入り、WAKAYAMA800スタンプラリーのチェックポイントになっている「平城宮跡歴史公園 天平みはらし舘」へ立ち寄ります、ここも少々判り難くて「みはらし舘」の北側のレンタサイクル入り口ですが、どうやらここは営業時間外はチェックインできない様ですね。
先月8日の信楽行き同様のコースで 1142 木津川に架かる恭仁大橋を渡り、井平尾の交差点で国道163号を跨いで府道5号木津信楽線へ入ります。曇り空ですが来週には梅雨入りしようかと云う貴重な週末ですから結構ローディが走っています、4サイドで走っていると笑顔で挨拶をしてくれる方もおられれば、何か悪いものを見たみたいに視線を合わさないようにして通り過ぎて行く人も、そのあたりなかなか面白いです。
時々陽射しが入ったりする様なお天気になってきたのですが、暑くならないのが救いです。和束ローソンを通過、1251 湯船まで来た処の四阿で休憩をしようと停まった途端に雨が、前後に雨宿りできる場所がないだけにグッドタイミング、ここで補給食を口にしながら暫し脚を休めます、雨雲レーダーを見ると青土ダム界隈を走っているだろうゆるゆる一行の方へ雨雲は向かっています。

湯船森林公園を過ぎると勾配がややきつくなりますが、まぁ何度も漕ぎあげているルートですから。さて向こうからローディのペアが下ってきます、すれ違い様にこちらの事を何か云っている様で振り返ると、聞き覚えのある声が… さて誰でしょう(ヒントは雨予報に流れた「ゆるゆるしまなみ」あぶれ組のお二人です)。14時丁度に京都滋賀府県境の無名峠(356m)を越えます。
信楽町の立石橋交差点から国道422号を少し走って県道50号伊賀信楽線へ、先月お昼に立ち寄った「森のカフェ」の前を通過、これより先は2005年3月以来かと、かつて御斎峠と組み合わせて何度か走った道です。

今では拡幅されてしまっているのと思いきや「ノーザンファーム」への入り口を過ぎると以前と変わらない1.5車線路で嬉しくなります、1438 御葉木峠を越え、滋賀県と三重県の境を何度か跨ぎながら下って行きます。

この後は木津川の支流の服部川の支流の柘植川の更に支流河合川に沿って下って行きます。

伊賀盆地へと下りJR関西本線の新堂と佐那具の間に出てくるとタイミング良くキハ120の単行が。
国道25号線沿いのオークワ伊賀新堂店で買い出しをしながらゆるゆる一行に連絡を取ろうとするのですがなかなか繋がりません、キャンプ場のサイトは確保できている旨は今朝SNSへの書き込みで知っているので適当に買い物を済ませクーラーボックスに詰めて余野公園へ向かいます。1708 殆ど濡れる事なく滋賀県境が目の前の余野公園の入り口に到着、週末と云う事もあって結構賑わっています。
昨年同様に奥まった林間サイトの四阿のある処へ向かいます。大ちゃんの車とタープ他、小川を挟んでタックさんのソロテントが設営されていますので、のんびり準備をしているとそのうち一行は帰ってくるでしょう。しかし酒と食材を買ったものの、すぐに食べられるものを買わなかったのは誤算でした。

1823 一行が帰ってきました、やっとビールが飲める。(写真右 : タックさん)


早速、夕食の準備です、まぁこの面子ですから大した事もはしませんがね。(写真 : タックさん)

夜は更けて11時位までやってたんですかね、記憶が曖昧です。(写真 : タックさん)
本日の走行1府3県を跨いで96.4キロ、所要時間8時間18分、実走行時間5時間50分。距離的には20キロは遠回りとは云え信楽経由は大正解でした。
5年ぶり6回目の「あらぎ島」(後半)
丹生都比売神社
さて陽の長い季節とは云えここからどう走って輪行で帰るかが問題、既に15時を回っています。 このまま有田川沿いに国道480号を走り紀勢本線沿線に出るのが一番楽で、藤並駅なら34キロ程、最終は 2039、ただ天王寺〜鶴橋回りで勿体無い気がします。やはり和歌山線沿線へ出るのが良いのですが山越えの上に40数キロは走る事になります、明るいうちには紀の川側に出たい処。遠井辻峠を越えて貴志から抜けるプランも考えていたのですが、沼谷林道を地蔵峠へ、峠を旧美里村側へ下り天野経由で下ると云うWAKAYAMA800のチェックポイントを2つ回れそうなコースを。
高野口駅からだと最終は2027で22時には帰宅できそうです。最近復旧した沼谷林道は2004年10月にO氏と下って以来と記憶が曖昧、写真の大沼隧道も確かにあった様な… 一旦下って再び登りに、スーパー地形アプリも圏外でデータがダウンロードできないのでピークがどこなのかはっきり読めないのです、とにかく400m近く登らなけらばならないかと、陽が傾くにつれてこのコース選択に後悔が…
どうにか 1708 には毛原林道への分岐へ、2004年は毛原から登ってきて沼谷林道を「あらぎ島」へ下ったのでした、と云う事はここから地蔵峠までの間は未踏区間だったのかな?
1714 やっとの事で県道115号花園美里線に合流、記録によると1991年7月以来と34年ぶり、2005年に開通した花園美里トンネル(2,018m)により旧道峠となっていますが、懐かしい四阿は今も綺麗に維持管理されている様です。人家が途絶えてから1台の車にも出合わなかったのですが、四阿で最後の補給食を口にしていると、沼谷からなのか毛原からなのか1台の軽乗用車が花園側へと下って行きました。

峠の切り通しが先の四阿から少し美里よりにあり「老松昔日語 和歌山県知事 花園村 地蔵峠 美里村」と記された石碑があり(写真右)、トンネル開通と同じ年の10月1日に伊都郡花園村はかつらぎ町に、翌2005年1月1日に海草郡美里村は紀美野町となっています。処でおなじ伊都郡どうしで合併したかつらぎ町と花園村の間には直接行き来できる道が一切ないのです。(追記 : 地形図によりますと地蔵峠と記載のあるのは県道115号の峠ではなく、沼谷林道と毛原林道との分岐点付近になります。)
沼谷毛谷方面への道があるためにこの旧道は健在だと思っていたのですが、美里側は大荒れで路面が柴に覆われています、どうやら美里側は殆ど使われていない様な、ここでバーストでもしたら万事休すだと慎重に下りますが、柴に隠れた小石を弾いてしまう事も何度か、どうにか 1744 花園美里トンネルの美里側に出る事が。1749 長谷宮まで下り国道370号へ、途中でチェックポイントの「たまゆらの里」に立ち寄り花坂西へ、後1キロ走れば矢立へ出る事ができるのですが、志賀高野山トンネル(1,070m)に入り天野へ向かいます、志賀側からだと真国川に沿って楽に「天空の里 天野」へ行く事ができます。

1847 「丹生都比売神社」のチェックポイントに到着、場所が移動していて少々探しましたが、とにかく日が暮れるまでに目的を果たす事ができました。
天野の里から少し行った処にある笠松峠(555m)を越えると後は下るだけ、紀の川左岸の県道13号和歌山橋本線まで距離5.6キロ/標高差544m、平均斜度10%の下りが、一度登った事がありますが…

JR和歌山線の高野口駅まで走るつもりでいたのですが、紀の川に架かる三谷橋を渡る頃にはすっかり暗くなってしまったので、二駅手前の妙寺駅から帰途に就く事に。妙寺駅からの輪行は初めてなので少々迷ってしまいましたが1937無事到着、本日の走行142.2キロ也。三谷橋は県道110号三谷妙寺停車場線なので国道24号を跨いで真っ直ぐ行けば良いかと思ったのが間違い、駅はやや西寄りになります。駅近くにコンビニがあって便利なのですが、橋本・五条方面への列車は跨線橋を渡らなくてはなりません。2019 発王寺行に乗車、JRだけで桜井に帰る事のできる最終のスジになるのですが、高田駅での接続が悪くて30分以上待たされ桜井駅 2217 着。無事には帰ってきましたが、些か無茶をし過ぎて疲れました。
遠回り通勤「芋さ行くべ!」
はっきりしない天気予報が続きますが、、今日は朝から良いお天気、でも大気が不安定で午後は雷雨も… なんて云われたら足を伸ばせないやないですか、でも今月は今日走らないと走れる日がなさそう、遠回り通勤はとりあえず芋ヶ峠へ向かいます。
0903橿原市の職場をsyっ発、栢森で10分程休憩して0956再スタート、1014行者辻通過、1024芋ヶ峠通過、速くはないですが1037吉野町千股の水辺公園へ、まだまだお天気の心配はないので津風呂湖畔へ向かいます。
津風呂湖畔に出て1111みかえり橋を渡り北岸を東へ、平日とあって1台の車も入って来ず、逃げて行くとは云え鹿の集団には、入野1154着、三茶屋から関戸峠を越えて宇陀へ向かうか、入野峠を下って東吉野へ向かうか。
少し曇ってきましたが窪垣内から県道16号吉野東吉野線に、走っていて気持ちの良いルートです、特に新緑の今が一番、日陰は気温低め。

例によって小川から小(おむら)までは高見川左岸を遡ります。「ひなたや」が営業していましたのでお昼に、平日にもかかわらず結構賑わっています、唐揚げ定食をば。東吉野で平日に食事のできる店は有難いです。
蟻通橋から県道221号小村木津線へ、国道166 号に入る直前、高見山を見上げるポイントまですれ違った車は1台。空模様を見ながらここまで走ってきましたが、一谷峠を越えるか染谷峠まで足を伸ばして室生ダムまで下るか。陽射しがあれば木漏れ日の染谷峠やキラキラ輝く室生ダム湖が心地良いのですが…

で県道251号谷尻木津線に入ったのですが、ここへ来て陽射しが… 1444一谷峠へ。
菟田野岩端へ下れば、あとはほぼ何時ものコースを走って篠楽から女寄方面へ、1620には宇陀市と桜井市の境界を越えます。結局天気が崩れる事なく1646には無事帰宅、本日の走行87.2キロ。
今日の遠回り通勤「五條~吉野山」
明日明後日と連休なのですが明日は所用、明後日はお天気が悪そうで走れそうないので、勤務明けの今日は少し走っておこうと。しかし晴れマークの割にはスカっとしない空なんですが… ところで今年のWAKAYAMA800モバイルスタンプラリーでは京奈和自転車道賞と奈良県と京都府にそれぞれ5ヶ所のチェックポイントが設定されています、と云う訳で今日は南の方角へ。

まずは御所駅前の「ohisama cafe & shop」へ、京奈和自転車道賞と云いながら先日の「河合町役場」と云い京奈和自転車道から離れたチェックポイントは如何なものでしょうかねぇ。カフェですので折角ですからモーニングを… ただ御所市HP掲載の500円より値上がりして600円也、中身もコスパ悪し、今時こんなものなんでしょうかね…

国道24号を走り小殿交差点から旧街道へ。写真左で正面に見えている築堤上が現在の国道24号線です。「風の森」バス停のある峠鞍部の信号を西に渡り登って行って開けた処がいわゆる「風の森」で金剛山の裾野にあたります。
風の森に立ち寄った後、次のチェックポイント「モンベル五條店」へ、こちらは京奈和自転車道沿いで、昨年で終了したモバイルグランドフォンド奈良・吉野でもチェックポイントになっていた処です。

モンベルから県道を吉野方面へ少し行った処から川べりの道へ、先日K君がウリ坊と出遭ったそうですが、こんな狭い処で親が出てきたら怖いですね。阿太橋を渡り再び県道に入り下市へ、お昼になりましたがもう少し足を延ばしてみようとAコープでお弁当と飲み物をを調達します。

下市からは県道48号洞川下市線へ、今では洞川すなわち天川村へは広橋、笠木と越えて行く国道309号がメインルートですが、かつては天川街道と呼ばれたこちらがメインルートでした。(写真左) 以前から気になっていたのですが、 見たところ昭和25年3月の道路標識令による様式の様なのですが、昭和35年12月には現在の様式に改正されています。
1256 下市町才谷に到着、追っかけるように平日のみ2往復の奈良交通のバスがやってきました、ここで折り返すので時間待ちをするのですが、降りる人も乗る人もいません。

才谷から県道257号才谷吉野山線へ、遠回りですが一番楽に吉野山へ行けるルートなんです、交通量も少なく今日は吉野山まで1台の車にも出遭わず。

1327 吉野山へ、県道257号は中千本勝手神社の角に出てきます、シーズオフの静かな吉野山、ちょっと静かすぎ。左折して金峯神社の方へ下ると楽に吉野川べりに下る事ができるのですが、右折して如意輪寺の方へ向かいます、先にお弁当を買ってしまったので「静亭」は通過、すいません。
如意輪寺の駐車場まで来た処で県道37号桜井吉野線を離れ磯貝へ下る道へ、県道39号五條吉野線沿いの吉野高校の前に出る事ができます。
その後桜橋で吉野川を渡り芋ヶ峠への道県道15号桜井明日香吉野線へ入り1418千股へ。

週末に行われた「ラリー飛鳥」のお陰で散乱していた柴や路肩の堆積物は綺麗に取り除かれていて、いつもを知っている者にはメチャ綺麗。
今日は気温が上がらず涼しかった事もあって、殆ど汗をかく事もなく1506 芋ヶ峠(488m)に到着。

もちろん明日香村側もご覧の通り、ただ路面そのものは傷んだままですので。結局78.2キロ走って16時過ぎに帰投、今月の走行距離は631キロに。
18年ぶりの大坂峠から鳴門へ(前半)
今日も5時半のスタートです、徳島市中心部の宿をスタートしてまずは大坂峠へ向かいます。
概ね徳島県道1号徳島引田線或いは旧道と思しき道を行きます、交通量が多くて快適とは云い難いのですが、鮎喰川、吉野川、旧吉野川と橋を渡らなければならないので仕方がありません。 0629 には吉野川に架かる名西橋を。
讃岐街道と呼ばれた県道1号は徳島香川を結ぶ最短ルートになる訳ですが険しい大坂峠がある為に国道11号は海岸寄りの鳴門市経由となっています。ただトンネルで県境を越えているJR高徳線と高速の高松自動車道は大坂峠のやや西寄りを経由しているのは良くあるパターン。県道1号って国道昇格で無くなってしまった府県もあるのですが、2022年3月に走った長野、愛知、静岡3県に跨がる県道1号飯田富山佐久間線の様な険道も結構あったりするのです。なお今日の予定コースですとこの先徳島市に戻ってくるまでにコンビニの類はありませんのでこの付近で携行食等を調達しておきます。

一旦県道1号から離れ板野駅の東側で高徳線の線路を跨ぎます、四国色のキハ47系が健在。踏切を渡り右側が讃岐街道かな、この板野では讃岐街道と撫養街道が交差しています。前回の2007年10月の大坂峠越えではこちらへ単身赴任したばかりのO氏と板野駅で落ち合ったのですが、どのルートを走ったのか記憶が曖昧です。

板野の街を外れ暫く高徳線沿いの旧道を行きますが、再び県道1号に合流。
高徳線と交差するポイントがありましたので、写真を撮ろうと列車時刻を確認して待つ間に朝食のおにぎりを頬張ります。高徳線の引田板野間って特急うずしおが15往復以上走っているのに普通列車は5往復しか走っていないのです、土讃線の事を思えばマシだとは云えますが。

現在の県道は右側の斜面に取り付く様に登って行き谷を詰めて左側へと巻いて行きます、この辺りから幅員が狭くなります。途中1ヶ所谷あいの集落を見下ろす事のできるポイントがあり、この時間では日影になっていますが高徳線を見下ろす事ができます、前回もここで写真を撮っていた様で。
0805 板野町と鳴門市の境界となる大坂越(264m)へ、県道1号のピークはここで、盟友峠おやじナワールド氏も「県境のものを大坂峠いい、阿讃山脈を越えるものは大坂越というようだ」として2つにカウントしています。


大坂越から緩やかに下っていくと切通しがあって 0814 T字路に出ます(写真左)、ここが県道の大坂峠(185m)で徳島県と香川県の県境となります。ここを右折するとすぐに大坂峠展望台の駐車場(写真右)があります。なお古道の大坂峠は県道の切通しより数100m南の鞍部にあった様です。

階段ですので担ぐ必要がありますが、展望台からは西から北方向へのパノラマが拡がります。小豆島はかすんで些か見えにくいですが昨年5月に走った東かがわ市の海岸線を眼下に望む事ができます。


タイミング良く貴重な高徳線の普通列車がやってきたり、東側にはこれから走る海岸沿いの国道11号を見下ろしたり、展望台には四阿もあってのんびりしたい処なのですが、回りを蜂が飛び回って威嚇するので早々に退散する事に、今度は空気も澄んでいるだろう冬に来てみたいですね。


香川県側は標高差180m九十九折れのダウンヒル、半分くらい下って展望が開けてもまだまだ九十九折れの道筋が眼下に。

下から見上げてみると… 正直云って香川県側からは登りたくないです。国道11号に出て少し鳴門寄りに走った処にある「大坂峠古道」の案内板。
大坂峠で一旦香川県側に下った後は海岸沿いに国道11号を走る訳ですが県道183号亀浦港櫛木線(鳴門スカイライン)に入るまでの約13キロ、昨年5月に反対方向に走っているのものの大型車の通行も多くてあまり走りたい区間とは、断続的に歩道もあるにはあるのですが、その上昨年4月頃から海岸沿いの旧道「うずしおロマンチック海道」も通行は危険と云う事で閉鎖されてしまっています。そんなこんなで早く通り抜けたい一心で1枚も写真を撮らずに鳴門へ…







