KYOCERA TASKalfa 300ci

 年度末と云う訳でもないのですが、結構忙しくて元標蒐集の合間を縫って仕事をしています(^_^;)

 複合機の入れ替え、カラー複合機も安く使えるようになったものです、インクジェットプリンタはL判写真プリント専用機になりそうです。

道路元標蒐集サイク(2)

 昨夜遅くの天気予報では朝そうとう冷え込むらしい、朝飯前に8キロ程の入山辺村道路元標と途中の里山辺村道路元標へ行こうかと考えていたのが、標高が200m近く高いしすっかりくじけてしまいました。 日頃は時間的にあまり恩恵にあずかれない無料サービスの朝食の後で、殆ど松本市街と云っても良い里山辺村道路元標までは往復してきました。

 松本0837発で塩尻へ、ここから塩嶺トンネルの開通で中央本線の支線となった辰野行きに乗り換えます。 塩尻~辰野間は今ではクモハ123-1、1両編成が10往復程しています。 クモハ123は形式としてはネタ車違いで10数両存在しましたが、JR東日本にはこの1両のみです。  

 珍品だけに一度は乗ってみたいと云う程のものではありません、何しろ元荷物電車クモニ143ですから。

 たった1駅ですが、分水嶺の善知鳥峠を越え小野で下車し、東筑摩郡の筑摩地村道路元標と上伊那郡の小野村道路元標を回ります。 筑摩地村道路元標は善知鳥峠の南側なのですが、今も塩尻市域となっています、分水嶺を跨いだ市町村は少なくありませんが、ここは極端すぎます。ところで小野村道路元標の横には明治里程標とおぼしき物が、
「距 長野県庁 陸路二十三里十三町 鉄路五十三哩七分」
「上伊那郡役所 陸路六里二十四町 鉄路十六哩二分」
「距 中央線辰野駅 五哩二分」」
「中央線塩尻駅 五哩八分」とあります。

 どうせですから折り返しのクモハ123を狙ってみました。

 辰野から天竜川沿いを迷走しながら手良村道路元標へ、中央アルプスを右にみながら南下します。
 お次は高遠町道路元標へ、今度は南アルプスを正面に走ります。
 さすがに高遠の桜には早すぎます、右上が城址公園なのですがネ。 この後、美篶村道路元標伊那町道路元標を回り伊那市1506発で帰途に就きました。 さすがに豊橋回りでは帰れないので、塩尻経由して、贅沢に名古屋から2100発の近鉄特急に乗車しました。
 魅惑の飯田線「秘境駅の銀座」、飯田線沿線にはこんなポスターが…
 火気を持ち込まないでとの注意が。 GWには貸切列車によるツアーも企画されているとか。





本日の走行 65.8キロ

松本→塩尻→小野 400円
伊那市→岡谷→塩尻→中津川→名古屋 3,570円 
3,970円分乗車

本日の収穫
【854】 長野県 東筑摩郡 里山辺村 (現 松本市)
【855】 長野県 東筑摩郡 筑摩地村 (現 塩尻市)
【856】 長野県 上伊那郡 小野村 (現 辰野町)
【857】 長野県 上伊那郡 手良村 (現 伊那市)
【858】 長野県 上伊那郡 高遠町 (現 伊那市)
【859】 長野県 上伊那郡 美篶村 (現 伊那市)
【860】 長野県 上伊那郡 伊那町 (現 伊那市)

道路元標蒐集サイク

 実は「18きっぷ」の使える内にと、25日から東北遠征を企んで「ムーンライトながら」の指定券までとってあったのですが、自転車抜きの計画としても、あまり天気まわりが良くないし、先日の風邪の後でもあるので、急遽中止にしてしまいました。 代わりに2日間愛知から長野にかけて飯田線沿線をまわる事にしました。

 豊橋1043発の飯田線に乗りたいので、奈良まで自走し関西線経由で向かう事にします。 乗り換えで頑張れば京都経由でも行けなくないのですが。
 伊賀上野駅にて、奈良より早朝の冷え込みはきついです、ワンマン運転ですので無人駅ではドアが開閉しない2両目に乗るのが正解。

 究極の乗り鉄路線飯田線豊橋~辰野間195.7キロ、駅数97。 現在全線を通して走る列車は上りは3本ありますが、下りはこの上諏訪行き1本です、飯田線の終点の辰野駅まででさえ約6時間半かかります。 さすがに通して乗った事はありませんが。
 最近はあまり見られなくなりましたが、一部を仕切って新聞輸送に使われています。
 大海駅で下車、最近はづきのI氏に報告を頂いた南設楽郡の東郷村道路元標鳳来寺村道路元標を回ります。

 

 鳳来寺からの戻りでは本長篠へショートカットする県道32号鳳来東栄線、220m程の峠でなんとか峠と云うバス停を期待したのですが、ただ「峰」と云う名前でした。 
 飯田線を跨いで八名郡の山吉田村道路元標へ向かいますが、途中でほぼ満開の桜が、時間の余裕があったので写真を撮りながら携行食でちょっと休憩。


 ここ山吉田村道路元標は、最近ネット上のブログで見つけたもので、「そう」と云う地元誌に紹介されたものだそうです、関西では見かける機会はなかったのですが、この出版社は結構面白そうな本を出されています、あの「定本 島根県の歴史街道」の編集に関わった方とか。 ところで元標は山吉田の郵便局の裏と云うか小学校のプールの裏にあります、判っていれば道路からも見えなくもないのですが,ちょっと通りすがりで見つけられる場所ではありません。 記事に拠ると学校敷地内かと思ったのですが、校舎とプールの間に登山道と云うかハイキングコースがあってそこから入って行けますが、実際に元標の建っている処は学校敷地内なのかも知れません、夏水泳実習中にカメラを持ってウロウロしていると変な人と間違われるかも、道路元標を尋ね回っているだけで充分「変な人」だとは思いますが、まぁ少なくとも後3人「な人」(失礼m(_ _)m)が確実にやってくるとは思いますが(^_^;)

 本長篠駅へ戻り再び飯田線に乗車、ここで時間の余裕をみて食料を調達するつもりでしたが、予定の一本前の1442発へも乗車可能な時間です、KHSを速攻輪行で乗車、次の浦川駅へ向かいます。 飯田線は殆どは119系、3扉セミクロス車ですが、輪行袋を置く適当なスペースがありません、空いていればトイレ横ですがこの変則的な席に陣取ります。

 浦川駅は静岡県、平成の大合併まで磐田郡佐久間町でしたが、今では浜松市天竜区となっています。 ここからR473で県境を越えて愛知県北設楽郡の下川村道路元標まで約10キロ程往復します。

下川村道路元標は下川保育園への入り口にあるとの事ですが、ちょっと見当たりません、写真見て判ります?

R473の途中に「煮淵」と云う滝があって案内板によると滝の拝の様にポットホールもあるそうですが、吊り橋もあるので帰途に少し立ち寄ってみました。 先日からの雨で水量が多くて、良く判りませんでした、しかし「煮淵」と名は沸き立つような流れの事を意味しているのでしょうね。

 

途中R473への昇格とかで分断されていますが、長野県、静岡県、愛知県の共通の県道1号飯田富山佐久間線のヘキサはここに。
 本長篠から1本早い時間で移動できたので暗くならない内に浦川駅へ戻って来れたのですが、これから松本までの長丁場、例によって東横イン泊ですが、松本へは2338到着の予定。 時間も充分にあるのでできればここで食事でもしたい処、元は街道の宿場町、浦川は戦前から町制をひいていましたが、佐久間村と合併して佐久間町となる、その頃からこの辺りの中心は佐久間の方へ移りつつあった様です。 銀行や信金の支店、学校や書店こそあるものの、食事のできる様な処は全て廃業していて、幸い小さな地元スーパーがありましたが、弁当等の気の効いたものは残っていないのかありませんでした、とにかく菓子パン類を買って浦川1825発の天竜峡行きに乗り込む事にします。

 

浦川村か浦川町としてここにも道路元標があったかも知れません、一応らしき処を探索してみましたが。 静岡県では道路元標は浜名郡の中ノ町村道路元標ただ1基しか報告されていませんし、県告示の存在も不明です。 この山峡の町で出逢ったら熊取村の様に感激ものですなんですがね。

本日の走行 72.0キロ

奈良→加茂→亀山→名古屋→豊橋→大海 4,310円
本長篠→浦川 480円
浦川→天竜峡→岡谷→松本 3,260円 
8,050円分乗車

本日の収穫
【850】 愛知県 南設楽郡 東郷村 (現 新城市)
【851】 愛知県 南設楽郡 鳳来寺村 (現 新城市) 
【852】 愛知県 八名郡 山吉田村 (現 新城市)
【853】 愛知県 北設楽郡 下川村 (現 新城市)

伊勢湾フェリーも

 どうやら鳥羽と伊良湖をむすんでいる伊勢湾フェリーも今年9月末での廃止を発表したらしい。 2度ばかり乗船しているが、一度は2001年に2サイドキャンプ装備で信州まで行くために、1日目として鳥羽まで走って伊良湖へ、その日に浜松まで200キロあまりを走り、翌日から秋葉街道をひたすら北上した。 二度目は渥美半島の道路元標を巡る為にお世話になった。

 運賃は自転車(大人)2,500円、所要55分だからあまり安くもないが、ツーリングの途中で丁度休憩にもなるし、航路から神島なども望めて一度は乗船してみる価値はある。 なお鳥羽のフェリー乗り場は鳥羽駅よりも池の浦駅が最寄りとなる。
 
ところで紀伊半島を一周するR42の起点は、R1が浜名湖を渡った辺りから分岐し伊良湖から海上区間を経て鳥羽へ渡っている。

MOの行方

 MOすなわち光磁気ディスク、最近はめっきり影が薄くなってしまい、ドライブもメディアも生産から撤退するメーカーが続いた。 第一価格的にもブルーレイのドライブもメディアも変わらなくなりつつある。 ところがしっかり今も愛用して頂けるクライアントがいるもので、それも至って環境の悪いNC工場のCADCAMのデータ運用用としてである、読み書きでエラーのでてくるドライブの交換依頼が年に1,2台、お買い上げ頂けるのだから有難い話だが... サーバーでのデータの一元管理だとかDNCだとかを20年来やってきたので、以前から話はしてたがラチがあかない。 せめて現場ではUSBメモリにでもと話をするのだが、紙テープ以来の伝統か目に見えて管理ができてメモ書きもできる、どうにもMOの使い勝手の良さが手放せない様である。

 ドライブ交換とともについでに中も外もドロドロのマシンを掃除してあげるのだが、立ち上げてみるとBeep音5発を発して起動しない、メモリエラー也、まぁこんなマシンをゴソゴソ触って良い事があろうはずもない、幸いメモリを差し直してやったら見事に起動したが、リスキーな仕事である。

このHPのマシン、もうリースアップして格安で延長しているが、結構スペックが良いので既存ソフトまだまだ使える。 今提案しているのは、防塵性能の高いケースに組み直し、内圧が高めになるエアーフローにしてMO前面からのホコリの吸い込みを押さえれば、良くなるのではと... ソフト的にもこのクラスXPマシンを大事に使い続けたいと思惑もあるし、さて...

 

 

近況

 有り難いことに先月から仕事で忙しくしていて、その上申告、でも合間をみて「道路元標」漁りにも出かけて、疲れもたまっていたのでしょうか、久しぶりに風邪をひいて寝込んでしまいました。 いつもならヤバいかなと思ったら薬を飲んでおとなしく寝てしまえば翌朝には良くなってしまうのですがね... 内でできる仕事も多いのですが、この週末はおとなしくして火曜日から再始動します。
 うれしい戴き物が。 ここ最近あまり乗っていないので体重は著しく増加傾向にあるのですが、甘いものには...白樺をあしらった紙管に入った意匠も素敵で、手を汚さずに食べやすいのでつい、早速「栗」から戴いています。

ルーター昇天

携帯に電話があって「出先ですか」と尋ねられ怪訝に思っていたのだが、固定電話の受話器を取り上げると発信音がしない。 ISDNルータ(NEC CMZ-RT-DP)の電源ランプが橙色で液晶表示を出ていない、これは故障かと携帯からかけてみても着信しない。 このCMZ-RT-DPは先代のYAMAHA RT60wが壊れたときに、客先の余剰品を引き取ってきておいていたもの、やはりもう寿命かと、とりあえずNTTにループバックテストを依頼すると、経路には問題ないとの事。 DSLルータが安くなったいまでもISDNルータはまともに買うと結構なお値段がするが、今ではISDN機器を遊ばせている処も多い、さすがにすぐにルータはなかったが、今ではインターネット接続には使っていないのでもっぱらアナログ回線専用、ならばTAで充分、と早速見つけてきて交換。 しかし音声とモデムにアナログ回線を同時に2本使いたいだけでISDNを残している様なものだが、月々の金額を考えるともったいない様な…

 独立したアナログポートが不足するのでIT55(上)も頑張っていたのだが、変わりのTAはINSメイト V70G-MAXなのでこちらも引退して頂く事に、10年ものですね。
V70G-MAXは縦型なので、置き場所に困ったので、とりあえず本棚の間に納まってもらいました。

最近では仕事でも固定電話を使う機会は少ない、数日前にFAXは使っていたけど、さて一体いつから壊れていたのだろう…  私の場合クライアントも不在なら携帯にかけ直してくるし。

 

 

 

 

道路元標蒐集サイク

2dayチケットを使って阪神三宮駅2400着、0055出航のジャンボフェリーで高松へ渡り、香川県と岡山県の道路元標を回ります。 香川と岡山は今月2日にも行ったばかりなのですが、その折は駅から徒歩圏内で輪行するとかえって足手まといになる様な処を回り、徒歩では回りにくい処を残してしまっていて、宇高航路廃止のニュースで急遽今回のプランを考えた訳なのですが、 土曜の夜だがらでしょうか、トレーラーの積み下ろしは少ないのですが。それでも自転車やバイクの乗船は最後で出航10分位前です。気候も良くなり単車も多くなってきましたが、ロードも2台ばかり。 明るくなるまで24時間営業のマグドナルドで朝食休憩し、香川郡の香西町道路元標まで往復、高松港に戻り国道フェリーで宇野へ、たった2時間40分の四国滞在でした。関西から宇高ルートは使う機会は少ないでしょうが、今月26日で航路を廃止すると届けを出した宇野~高松間を結ぶ国道フェリーと四国フェリーの両社、それぞれ廃止届を取り下げ、廃止はひとまず先送りになったものの、先行きはまだまだ不透明で存続しても減便は免れないかも。ちなみにそれぞれ22便づつ運行、自転車は乗員込みで片道720円です、なお両社の便が一緒に書かれた時刻表もありますが、それぞれ乗り場が違いますからご注意を。 しかしあちこちで起こる高速道路1,000円のフェリーへの影響、海運業界ってそんなに政治力がないのでしょうか、このままだと海上交通は衰退するばかり、阪神大震災級の災害が起こってから、海運が使えればなんて云っても遅いのよ、と云うより瀬戸大橋線は橋上風速25mで運行停止、車も速度制限、二輪は通行止。 それ以上吹けばフェリーも休航するだろうけど、現実に一昨年はフェリーは頑張って代替輸送を行っていたのですよ。 近代的になった高松市街をバックに。フェリー利用はどうしても夜行便が多いですが、日中1時間の船旅もなかなか良いものです。宇野港では「宇高航路を惜しむ」のでしょうか「四国うどん巡り」でしょうか、入れ替わりにモールトンやBD-1の小径車のグループが乗り込んで行きました。 宇野からは岡山県児島郡の日比村道路元標まで往復、宇野駅近くから三井造船玉野造船所近くまで廃線跡の歩行者自転車道が続いています。 宇野駅へ戻り今度は胸上村道路元標を目差します。 かつての宇高連絡船への乗り換え駅だけに今でも規模だけは立派です、かつて頻繁に急行「鷲羽」が発着し、ブルートレインの「瀬戸」から貨物列車に至るまで賑わった構内も、今では昼間は1時間に1往復の普通列車がやってくるだけです。  宇野から海岸沿いに出て、少し向かい風ですが快適なコースです。 この近辺、結構小さな峠が幾つかあります、ここは鳥打峠、標高30m程ですが。 胸上村道路元標の後、宇野線で赤穂へ向かう予定ですが、元来た道を戻るのも何なので戸立峠を越えて八浜駅を目指します。 標高は110m、内陸の八浜側の方がエグそうでした。 先の鳥打峠とともに峠おやじ履修済み、どうやらここいらは絨毯爆撃して荒稼ぎして行った様です。 姫路周辺にしようかと思ったりもしたのですが、カウントにはならないものの、宿題のある播州赤穂で途中下車。 赤穂市民俗資料館中庭に保存されている赤穂町道路元標を再訪します、前回は2007年10月に訪れたのですが、その時は運悪く休館日で、元標は遠目にどうにか撮影できたので、既にカウント済み。 赤穂市民俗資料館はさすが赤穂だけあって、元の塩務局と云う役所の建物だと云う事で、中にはT御大が興味を示す様な秤などの展示品もありました。 赤穂浪士所縁で有名な「花岳寺」前には「加里屋道路元標跡」碑が、赤穂町道路元標は元はここにあったとの事ですが、「加里屋」とは行政区分としての町村名ではなく、この付近の地名です。 私は跡碑はカウントしていないので、前回はパスしていました。 問題は「塩屋町道路元標」、昨年穴蔵さんのHPに紹介されたのですが、歴史的に「赤穂郡塩屋町」としては存在した事はなく、「赤穂郡塩屋村」が町制をしく事なく昭和12年に「赤穂郡赤穂町」に編入されています。 最初は地元自治会か何かの手により、最近になって復元されたものかと思っていたのですが、裏面には「兵庫縣」とあり状態も近年復元された様には見えません、私の想像では明らかに「赤穂郡塩屋村」だった頃に建てられたものではではなく、赤穂町となった昭和12年から戦後にかけた辺りで再建されたものではないかと思うのです、いかがでしょう、でこれをカウントするかしないか思案中です。 播州赤穂駅1709発で帰途に、本日の走行62.2キロ。

ぐるっとKANSAI 5,440円分

 ここ暫く皆さんと走る機会がないので「賀名生梅林~広橋梅林ツーリング」に顔を出そうかと思っていたら土曜日にすると云う話になってしまった様で、残念と云うか仕事の予定と重なってしまった、まぁ天気も良くはなさそうだったのが。 仕事の予定と云っても京都方面へお昼頃に少し顔を出すだけだったのだが、それで一日潰れてしまうのも勿体無いので、するっとKANSAI2dayチケットで気になるところを「ぐるっとKANSAI」

 未知の道路元標に関する情報は自転車仲間から得られる事も結構多い。 旧道を縫って走っていたり、車では目に止まらない発見も自転車ならでは。 京都府葛野郡の松尾村道路元標も最近、くろださんの報告で陽の目を見る事となった。 木津八幡嵐山自転車道から幾らと離れていないので、走って行かないと面目ないなぁと思いつつも往復100キロ越えでは一日仕事になってしまうなと思いつつ。 阪急嵐山線松尾駅からは信号が青ならば下車1分の距離とあっては。 この機会に朝から大和八木~竹田~四条/烏丸~桂経由で向かう事に。 おそらく本来の位置からは少し移動しているのだろうが、「松尾村」以下は埋まってしまっている、しかし同じ葛野郡でも西院村道路元標の事を思えば余程人目に付きそうな場所なので、今まで報告がなかったのが不思議な位である、

京都での所用を済ませ、阪急京都線から地下鉄堺筋線で天下茶屋で南海電車に乗り換えて大阪市内を素通りして和歌山へ。

 先日、ネット上で気になる情報を見つけた。 「◆紀南・地名と風土研究会会報 43 2008.7 …和歌山県内の道路元標の実態調査…」なる内容の地方史研究雑誌の索引である。 件の会報を閲覧するには和歌山市駅から徒歩5分とやらの和歌山市民図書館が一番便利そうである。
2階で同誌を出して貰い、かなりワクワクドキドキくしながら開いたのだが、手持ちの情報を追認したと云うか、追認して戴いたと申し上げるべきなのか。 ただ2,3興味深い情報もあった、2007年に訪れ残痕しか見つけられなかった周参見村道路元標はちゃんと保管されているとの事である、すさみ町までは往復だけで1日仕事だが、18きっぷの使えるうちに行かずばなるまい。

 なお「紀南・地名と風土研究会会報」の42.43.44号に掲載された道路元標に関する記事は昨年出版された「世界遺産の地 熊野 その表層と深層」にまとめられていて、べらぼうに高い本でもなかったので早速取り寄せる事にしました。

この後、大阪へ戻り日本橋で500円のマウスを2個買って一旦桜井へ戻り、今度は輪行袋を担いで神戸三宮へ、桜井~京都往復だけで元は取れるのですが、2府3県を跨いで近鉄、阪急、大阪市営地下鉄、南海、阪神と5,440円分乗車。 なお今回は関西圏では購入できない1枚あたり1,900円の全国版2dayチケットを利用しましたが、今週からGWまで期間限定で関西でも買える3日分5,000円の関西限定3dayチケットが発売されています。

Cassette Mate

 先日買ったCASSETTE to DIGITAL に付属している録音再生ソフト、必要充分な機能は備えているのですが、気になっていたのはトラックの自動分割機能、手動、指定した時間で分割、無音区間で分割の機能があって、無音時間の設定が可能です。 落語だけに設定時間が短いとズタズタに切り分けられてしまいます、どうにか12秒の設定で上手く行きましたが。
CASSETTE ti DUGTAL本体には巻き戻しの機能がないのは確かに不便ですが、とにかく操作がシンプルなのが良いです。 おかげで「桂米朝上方落語大全集」のデジタル化は着々と進んでいます。 全巻は揃っていないのですが「桂枝雀独演会」のカセットもデジタル化しようかと。
 ところで巻き戻し機能がなく、早送り機能でイジェクトボタンを半押し状態にしたままというのも鬱陶しいので、カセットデッキを使ったのですが、巻き戻し時に何本かがリール端で切れてしまいました。 開けてみるとテープが切れているのではなく、テープ端のリーダー部を挟んでいる樹脂製のリール部分が折れていました、とにかく不要なカセットテープをバラしてリールを交換する事に。 しかしテープも古くなると色々とあるものです、オープンリールで経験したのですが磁性体が劣化して剥がれてヘッドを汚してしまう事もあります。 残しておきたいものは巻き込んだりグチャグチャになるまえにデジタル化しておくのは正解の様です。

CASSETTE to DIGITAL

 一昨日ネットを見ていてこんなものを見つけた。 デジタルサウンドメーカー CASSETTE to DIGITAL NOVAC NV-CM001U、その名の通りカッセトテープをデジタル化するスグレ物、かどうかはともかく物である。 実はうちにはONKYOのUSB DIGITAL AUDIO PROCESSOR SE-U33G(S)  と云うのがあって、こちらはフォノアンプをも持った紛れもないスグレ物で、今でも時々アナログレコードのデジタル化に使用しているのだが、懸案の「桂米朝上方落語大全集」全44巻(昭和40年代録音)他の落語のカセットテープのデジタル化が遅々として進まない。 と云うのは長年使用してきたカセットデッキは、キャプスタン周りの老朽化かキリキリと耳障りな異音がしだしたのが原因。 かつては結構SONY製品の愛用者だったが、今も使えているのはBS放送開始以来のの75cmBSパラボラアンテナだけ… これもBSのデジタル化でこの先使えるかは? 他にもLDプレーヤーもあったりしますがネ。
 いまさらカセットデッキやプレヤーを買うモノ好きもはいないだろうし、先日も知人が詩吟の練習をするために小型のカセットプレヤーを探したが、もう売っていないとの事、そう云った用途向けはICレコーダーに駆逐されつつあるらしいので、うちに新品同様で転がっていたの譲ってあげたばかり。
 そこにこいつはAMAZONで6,980円なり、用が済めばヤフーででも売っちゃう手もあるし、少々忙しくても繋いでおいて走らせる位のPCはなんぼでもあるし、とにかくポチッといってしまいました。

 USB2.0出力があってMP3、WMA、WAVで出力可能。 一応スピーカーとRCAプラグが付いていて、単体で再生やアナログ出力(入力も可)も可能、オートリバースどころか巻き戻しもなし、イジェクトボタンの半押しで早送りのみ可能、再生はカセットを挿入して電源を入れると否応なく始まります。
 外観はアンチ-クなほんまもんの木製ケース、プラスチックに木目のホットスタンプ印刷なんてケチ臭い事のない、さすがの中国製品です。 電源スイッチ兼ボリュームの青色LEDが暖色系だったら云う事なしだったのにネェ。
 デジタル化には当然PC側にソフトのインストールも必要ですが、その辺のインプレッションはいずれまた後ほど、落語だけに曲間検出にはあまり期待はしていないですが、SE-33G付属のソフトが使えたりしてね。
 無事にデジタル化完了の折には、私も故あって使いたいと云う御仁はご予約承りますよ、但し知人に限る。

道路元標蒐集の旅

 昨日から18きっぷのシーズンが始まり、道路元標の現存情報を得たので、早速今日は自転車抜きで岡山県と香川県へ。 大阪0652発の姫路行新快速に乗車、この新快速は平日しかないのですが、関西から18きっぷで中国四国方面へ向かうには重要なスジなのです、長崎、熊本、大分、大分まで行けてしまいます。 しかし相変わらず姫路駅での岡山行きへの乗り継ぎが大変、通勤時間帯ですしホームも異なし、輪行で6分ではまず不可能かと。 今回は赤穂線邑久駅へ向かうので東岡山で赤穂線に乗り換えますが、岡山で三原行きへ乗り継ぐにはここで乗り換えるのが賢いので、事情通の18きっぷ利用者と見られる人が何人か待っています、三原行は117系になっている様ですね。
 邑久村道路元標まで往復し、岡山から津山線に乗って金川町道路元標へ、2005年に岡山市に編入されるまで御津町の中心だった町で、酒蔵を改造した「KANGAWA酒蔵」と云う観光施設のある交差点の角に道路元標はひっそりと建っています。



 次の列車への時間もあり「KANGAWA酒蔵」では神崎遊庵の「おもしろハンコと土佛展」と云うのをやっていたのでのぞく事に。 お土産に備前焼のハンコを買って帰りました、女性の「名」しかありませんがネ。
 津山線に乗るのは40年ぶりです。 快速「ことぶき」にはキハ47が、各停にはキハ40が使われているようですね。
 宇垣村道路元標近くにて、温暖な瀬戸内とあって既に梅は満開。
 四国へ渡り善通寺市に残る與北村道路元標へ往復し今日の予定は終了。 スイッチバックの土讃線坪尻駅まで往復しても最終で帰ってこれるのですが、まだ陽も短いので、琴平まで行きこんぴらさんに登るはさすがにと、金丸座まで往復してきました。
 土讃線は琴平以南は非電化で特急こそ一時間に1本走ってますが、土佐山田までは各停はキハ32とキハ54の単行が数える程運行されているだけで、18きっぷの難所です。
 岡山1916発にに乗車、姫路の手前で様子がおかしいなと思っていたら、どうやらお昼過ぎに起こった茨木~摂津富田間での人身事故の影響で、今も遅れている様子、最終のスジに乗らなくて正解、どうにか11時過ぎに桜井に帰宅してきました。

鶴橋→大阪→姫路→東岡山→邑久 3,260円
邑久→岡山→金川 740円 
金川→建部 200円
建部→野々口 230円
野々口→岡山→坂出→善通寺 1,450円
善通寺→琴平 200円
琴平→坂出→岡山→姫路→大阪→鶴橋 4,500円
10,580円分乗車

本日の収穫
【841】 岡山県 邑久郡 邑久村 (現 瀬戸内市) 
【842】 岡山県 御津郡 金川町 (現 岡山市) 
【843】 岡山県 御津郡 宇垣村 (現 岡山市)
【844】 香川県 仲多度郡 與北村 (現 善通寺市)