台風22号の襲来で「JR全線 秋の乗り放題パス」は有効期間を8-10日から16-18日に変更し、天気次第で転戦できる様に複数のプランを用意しておいたのですが、またまた怪しげな週間予報になってしまいました。
16日朝勤務明けから輪行で向かい17日と18日の午前中走るスケージュ-ルで複数のプラン(赤線)を用意しておいたのですが…

なんともいずれの方角も晴れてくれそうなのは17日だけ、それも結構不安定な悩ましい天気予報に 疲れも溜まっているしモチベーションも上がらないし、で「JR全線 秋の乗り放題パス」は手数料220円を払って払い戻し、有効期間の変更同様桜井駅の「みどりの券売機プラス」でオペレーター対応で手続き完了できましたが、この2週間程、段取りにバタバタしただけで終わってしまいました、まぁ Ride with GPS で走行プランを練るのも愉しいのですがね。
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台風はあっちへ行きそうやけど…
大方の進路予想では台風22号は東へ向かうとの事で、ツーリングを計画していた山口から島根方面の天気は大丈夫そうなのですが、ただ9日の長門市は8〜10mの北北東の風の予報、モロに向かい風の山陰海岸を結構な距離走らなければならない事は確実、その上久しぶりのasuka号の輪行準備がなかなか整いません。予約しておいた厚狭駅前の宿、キャンセル料無料は昨日までで今日になると100%となるのがプレッシャーになり、今回は断念する事にして宿は昨夜キャンセル。未修の道路元標2基、目標にしている本州日本海側走破(現在は出雲市から富山新潟県境まで)、三段峡までの一部が廃線となった可部線の現在の終点あき亀山まで走るプランはなかなか面白いのですが、正直云ってもう1日位は余裕を持って愉しみたいと云うのが本音。
さて購入時に有効期間開始日を10月8日と指定している「JR全線 秋の乗り放題パス」、開始日を変更しなくてはなりません、次の連休は16日から、もとより10月19日までの企画切符ですから、後はありません。なおJRの発表資料によると… (以下抜粋)
■ 有効期間開始日の変更は、有効期間の開始日前または有効期間内で未使用の場合に、1回に限り取り扱います。
■ きっぷの払いもどしは、有効期間の開始日前または有効期間内で未使用の場合に限り、1枚につき220円の手数料を差引いて払いもどしいたします。
寄り駅の桜井(万葉まほろば)線桜井駅は先年「みどりの窓口」が廃止されてしまい高田駅か天理駅まで行かなければなりません、そう云えば以前「18きっぷ」を買いに天理まで走ったっけ。しかし桜井駅って近鉄大阪線との接続駅なのに「みどりの窓口」はなくなるし、近鉄は近鉄で大和高田や榛原には一部の特急が停まるのに、桜井市って政治力がないのよね。
幸い「秋の乗り放題パス」は「みどりの券売機プラス」で」買えるのですが、変更や払戻しはできるのでしょうか、ネットで調べようとしてもJR西日本のサイトでは問い合わせにAIチャットがでてきてラチがあきません。今日桜井駅の「みどりの券売機プラス」で「きっぷの変更」から操作してみたのですが、どうもできない様です。
結局は高田か天理まで走らないとアカンのかと、備え付けのインターフォンで呼び出すと数分待たされた挙句ですができるとの事、切符を入れたり購入時のクレジットカードを入れたり出したり、結構ややこしくて時間も掛かります、混雑していたら顰蹙もの。同様の「改悪18きっぷ」も同じかと、現金決済だったらもう少しすんなり行くのかな、ポイントが付かないけど次は試してみるかな。とにかく次の休みの16日からの3日間に変更は完了、また台風が来ると次はないので220円払って払い戻しかな。しかしこの手のお得きっぷ、購入時に利用開始日を指定するのではなくて、最初の改札から利用期間がスタートするとかにならないのかな、それはそれで運用が難しいのかな。さて来週は西か東かお天気に恵まれます様に。
久しぶりの輪行旅のつもりが…
幸いな事に職場の方の補充要員が決まり10月は9-10日と17-18日が連休に、10月4日から19日の間の連続する3日間が利用期間の「JR全線 秋の乗り放題パス」を利用して久しぶりに2泊3日の輪行に出かけようと、主に未踏区間と未収の道路元標目当てのプランを、信濃大町から糸魚川経由で「久比岐自転車道」を経て直江津と、山陽本線の厚狭駅から運休中の美祢線に沿って長門市、山陰本線に沿って萩から益田、そして距離的にかなり厳しいですが可部線の現在の終点あき亀山駅まで、お天気に対応できる様に東西2つのプランを画策(上図赤線)。
昨年は連続した3日間を「輪行ダブルヘッダー」と日帰りと1泊2日で利用したのですが、さすがにこれは疲れました。しかし「改悪18きっぷ」の3日バージョンの10,000円に比べてがこの季節にこちらは7,850円ですから使わない手はないです、来年は値上げかも。ちなみに2011年まで発売されていた「鉄道の日記念・JR全線乗り放題きっぷ」の任意の3日で9,180円、「JR全線 秋の乗り放題パス」は制度改悪で値下げされたのかと。


この季節走るには最高の気候なのですがお天気がねぇ、予め反対方向に代替案を用意しておくのが、その時に便利なのが気象庁のこの週間予報、どちらの方角へ向かうのが天気に恵まれるか一目で。どうやら8-10日の信越のお天気は良くない様で、その上「久比岐自転車道」の一部が通行止になってると云う情報が、と云う事で方角は西へ…
明日明後日と連続勤務で8日朝帰宅後すぐに出かける事になるので、きっぷと宿の準備を済ませて輪行準備をしておこうとしていたら… 台風22号発生、あちゃ。
JR全線 秋の乗り放題パス 2025
先日、今年の「秋の乗り放題パス」の発売が発表されました、気になっていたのがその価格だったのですが… 10月14日の鉄道の日を挟んだ約2週間に利用できるフリーきっぷ、2012年にそれまでの「鉄道の日記念・JR全線乗り放題きっぷ」が連続する3日間に変更されたもの、つまり「青春18きっぷ」改悪のモデルだった訳です、ところで件の18きっぷ、連続する5日間用は12,050円、新たに設定された連続する3日間用は計算が合わない10,000円、故に2025年の「秋の乗り放題パス」の価格が心配になっていたのですが、意外や嬉しい据え置きの7,850円(従来通りこども用3,920円もあり)。
改悪「青春18きっぷ」の売り上げがどこかのメディアに出ていましたが、コロナ前の年間80億と比べると1/4、内連続する3日間用の売り上げはどうだったんでしょうかね、確かに5日間用より使い勝手は良いでしょうが、12,050円の3/5が10,000円では割高感が否めないですよね、で「秋の乗り放題パス」の価格は据え置き、となると7,850円はお得感が、実際「鉄道の日記念・JR全線乗り放題きっぷ」は当時9,180円でしたもん。しかし乗り鉄ならともかく間で走りたい輪行サイクリストにとっては使い勝手は良くないです、昨年秋日帰りと1泊2日を3日間でこなした「輪行ダブルヘッダー」はもうやりたくないです、中日を捨ててトータルで元さえ取れれば、でも貧乏性な私にはそれが許せません。
ホントに使えないヤツ 改悪18きっぷ

恒例だった「18きっぷ」シーズンの遠征ツーリング、’冬’は見送ったものの新しい職場にも慣れて気持ちの余裕が出てきたので’春’はと検討してみたものの… 昨年の冬のシーズンからルールが改正された「青春18きっぷ」その新ルールとは有効期限は購入時に指定した開始日から連続する5日間、複数人が使用すると云ったグループ使用は不可、特徴と云えば自動改札が通れる様になったと云う位。乗り鉄ならともかく輪行サイクリストには全くもって使えない代物になってしまいました、まして連続する5日間なんて休みが取れる訳がない。新たに3日バージョンが加わったもののなんと2,050円安いだけの10,000円。
3日版と同様のものには従来から10月14日の「鉄道の日」を挟んだ約2週間の間の指定した連続する3日間利用できる「JR全線 秋の乗り放題パス」がありましたが、価格は7,850円。1日分換算で18きっぷより割高とは云え、おなじ内容の「改悪18きっぷ 3日版」はどう考えてもぼったくり、今年秋の「JR全線 秋の乗り放題パス」の価格が幾らになるのか心配になります。実は昨年10月にこの「JR全線 秋の乗り放題パス」を日帰りと1泊2日の連続で使ってみたのです、題して「輪行ダブルヘッダー」、正直云って輪行袋担いで終電で帰ってきて翌朝始発で出発するのは苦痛でしたね…
あっさり間の1日を捨てて2泊3日のプランを練った方が余程良いかと。10,000円也の3日版、1日捨てて半分の片道5,000円の元を取るとすればはたしてどこまで行かないとメリットがないのか、5,000円と云うのはJRの営業キロ別運賃(本州3社の幹線)だと281から300キロの5,170円に相当するとして、私の住む桜井起点では山陽本線は大門(笠岡の次)、伯備線で備中高梁、宇野線は児島(即ち四国全て)、姫新線で中国勝山、因美線で因幡辻(智頭の次)、高山本線は禅昌寺(下呂の次)、中央本線は南木曾、東海道本線は袋井、飯田線は池場(東栄の手前)以遠まで往復しないと元がとれない計算になります。ただ桜井起点では読者の参考にならないでしょうから大阪起点を挙げておきますと山陽本線は河内(三原の次の次)、呉線で忠海、福塩線で備後三川、伯備線で生山、芸備線で東城、予讃線で箕浦(川之江の手前)、土讃線で坪尻、高徳線で八栗口、山陰本線で泊(倉吉の手前)、高山本線は渚(高山の手前)、中央本線は上松、東海道本線は舞阪、飯田線は東新町(新城の次)以遠となります。行こうと思えば始発に乗ってその日の内に南東北、四国、宮崎鹿児島を除く九州まで行けなくもないですが、1日目と3日目を移動で潰して2泊泊まって中1日だけ走ると云うのもネェ。ちなみに私の最長輪行は王寺から佐賀で所要17時間59分です。
そして従来の「青春18きっぷ」なら予め買っておいても期間内なら思い立ったら何時でも使える気軽さがありましたが「改悪18きっぷ」ではそう云う訳にも行きません、特に天気に予定が左右されるサイクリストにとってはです。利用開始日は購入時に決めるのですが購入できる窓口の営業時間は限られているので、その日の朝に買って始発と云う訳には、利用開始日の変更は有効期間の開始日前または有効期間内で未使用の場合に1回に限られます。その上私の最寄り駅桜井は昨年みどりの窓口が廃止されて数駅先の天理駅か高田駅まで行かなくてはなりません。
一説によると年間80億円と云われた大した経費もかからない売り上げを捨てた見返りがあるのでしょうかね、利用者層も違う様な気もしますし、代わりに新幹線や優等列車をその分利用してくれるとは思えないのですが…
「鳥取うみなみサイクルトレイイン」と旧国鉄倉吉線廃線跡 ②
さて1985年に廃止された倉吉線は現在の山陰本線倉吉駅(1972年までは駅名は上井駅で、打吹駅が倉吉駅でした)、営業距離20キロ9駅(倉吉を含む)の盲腸線で大正11年の改正鉄道敷設法では「岡山県勝山ヨリ鳥取県倉吉ニ至ル鉄道」として姫新線の中国勝山駅まで延伸する計画(南勝線)がありました。実は1970年3月12日(当時高校生)、SL(C11)の牽く混合列車が走っていた頃に訪れています、当時撮影した写真。

廃線跡は現在の倉吉駅から鳥取側に向かって分岐し南西向きに大きくカーブしていて、現在では道路だったり駐車場だったり空地なのか良く判らない状態で、それでも通勤通学や生活道路して利用されている様です。終点近くまで行けば竹林の中に残る線路の風景が「日本一美しい廃線跡」と云われて人気になっているのですが。


天神川に架かる手前に駅名標を模した「倉吉線おもいで公園」と記された案内があるのですが、ここは駅跡ではありません。天神川を渡る竹田鉄橋は撤去されていて、その前後の廃線跡を辿るのは困難ですが、上灘駅跡から先は打吹駅跡までは遊歩道として整備されています。


打吹駅跡、旧の倉吉駅なのですが、「倉吉線鉄道記念舘」がありC11 75が保存されています。


「倉吉線鉄道記念舘」入館無料ですがなかなか見応えがあり、当時の写真がなかなか興味深いですが、さすがにキハ07が走っていた時代は知りません。


せっかくですので倉吉白壁土蔵群へ、今も倉吉市の中心部はこの界隈で市役所も少し南側にあります。連休とあって結構観光客も、白壁土蔵群はそれほど規模の大きいものでもないのですが。
打吹駅から次の西倉吉駅の間で小鴨川を渡るのですが、竹田鉄橋同様この第一小鴨鉄橋も撤去されていて、下調べ不足もあって廃線跡を辿る事ができませんでした。写真は小鴨川左岸。


西倉吉駅跡を出た辺りから自転車道(鳥取県道501号倉吉東郷自転車道線)として整備されています、蒜山と大山を望むなかなかのロケーションで桜の季節に来てみたいものです。
自転車道が終り廃線跡は一般道路に転用されているのですが、結構な向かい風に苦しめられる事に。

関金駅跡の手前でその道路が途切れ突然廃線跡のレールが(写真左)、今回はErba号ですので迂回して反対側へ(写真左)。


泰久寺跡手前に残る橋台と銘板。


泰久寺駅跡、線路とホームが残されています、次の終点山守駅の間が竹林に残る廃線跡なんですが、連休祝日の今日はトレッキングツアーが行われている様で大勢の人が廃線跡から戻ってきます。企画されている倉吉観光MICE協会の人によると山守駅の跡地は太陽光発電所になっていて今では見る影もないそうです。 あわよくばこの先県境を越えて中国勝山駅まで走ろうかとも思っていたのですが、ここから50キロ余りそれも標高510mの犬挟峠を越えなければなりません、既に12時を回っていてタイムリミットは中国勝山発1831、食事と輪行支度を含め些か厳しいので、今回は諦める事にしここで折り返す事に。


関金駅跡が「旧国鉄倉吉線廃線跡 観光案内所」となっているので立ち寄ります、並べたばかりだと云う限定200冊の旧国鉄倉吉線廃線跡カレンダーを、1,980円は安くはないですけどね。食事もできるのですが満員の様です、しかし地元の方の熱意もあるのでしょうが廃線跡がビジネスになるのですから、お役所仕事の「うみなみサイクルトレイイン」との差を感じます。
風に押されて快調に倉吉市街に戻り、町並みを散策、倉吉で最も古い酒蔵「元帥酒造」で再来週の「月の宝箱」での宴会の差し入れを買って倉吉駅へ急ぎます、中国勝山から奈良桜井への最終が1831なので余裕をかましていたら倉吉から最終は1507(智頭急行線を利用すれば1629)なのです、やはり山陰は遠いです。


倉吉駅近くのスーパーで弁当を買ってから倉吉駅へ、中心部は市役所や公共施設のある旧市街と云っても、今どきのスーパーやチェーン店のある現在の山陰本線倉吉駅近くに商業地はシフトしてきている様です。14時過ぎには倉吉駅前に到着、のんびりと輪行支度を整えてホームへ、ベンチで久しぶりの輪行ビールを呑んでいると当駅始発の「スーパーはくと12号」が出て行きます、これに乗ると1750には乗り換えなしで大阪駅に着けるのですよね、指定券込で大阪駅まで8,490円也、時間はお金で買えます。


普通に考えると福知山線経由で帰るのが一番早そうなのですが、倉吉1507発のこのスジではなんと休日は和田山から播但線経由で姫路回りをした方が早く帰れる事に気が付きます。ただ姫路駅で播但線と姫新線から山陽本線への乗り換えでは乗換改札を通らなければなりません「18きっぷ」だと有人改札を通らなければならず、精算とかでつかえていると輪行袋を担いでいるとさっさと通れない時があります、ただ今回は「JR全線 秋の乗り放題パス」ですので、有効期間が連続したこの切符は自動改札が通れるのですよね。ただ姫路経由した場合の鶴橋までの普通運賃は5,500円、福知山経由した場合の普通運賃は5,170円となりますので「18きっぷ」などを利用していない場合は運賃が割高となります、なお姫路経由の特急「はまかぜ」は特例で福知山経由の運賃が適用されます。
★ 倉吉1507→1610鳥取1621→1833豊岡1834→1904和田山1937→2030寺前2039→2124姫路2136→2238大阪2244→2300鶴橋(2314→桜井2350)
☆ 倉吉1507→1610鳥取1621→1833豊岡1834→1952福知山2033→2134篠山口2143→2252大阪2306→2322鶴橋(2328→桜井0026)
ともあれ日付の変わる前に桜井駅に降り立つ事が、本日の走行は57.5キロ也、3日間の距離は知れているものの輪行ダブルヘッダーは疲れました。
「鳥取うみなみサイクルトレイイン」と旧国鉄倉吉線廃線跡 ①
昨夜泊まった鳥取市賀露町のゲストハウス「guesthouse esp」、鳥取市を南北に流れる千代川の左岸側にあり、鳥取砂丘とは反対側になります。隣がレストランになっていると云うか、レストランのオーナーがゲストハウスをやっていると云う感じかな。手前右がそのレストラン「シェ・ヒロ」左のガレージ奥の2階建ての建屋がゲストハウス。
非常に清潔感のある処で、もちろん他のゲストハウスと同様に共有スペースが色々と利用できるのですが、セルフの飲み物とか雑然と並んでいるのではなくて整理整頓収納されているので、却って気を使ってしまいます。鳥取市郊外の新興住宅地と云うロケーションが中途半端で、徒歩圏内にはコンビニの類はありませんが、鳥取駅や湖山駅から走って行くとすれば途中にはコンビニやイオンやトライアルまであります。したがって料金を含めてお勧めです。ただ一つ不満は二段ベッドなのですが、枕元照明がない事。
鳥取駅から約7.5キロの距離があり、最寄り駅は山陰本線湖山駅になるのですが、これから乗車する「鳥取うみなみサイクルトレイン」は湖山駅からの乗車はできませんので鳥取駅まで走るのですが、せっかくですので少し早めに出て海岸へ、ただ千代川を挟んだこちら側は砂丘の風景ではなく普通の砂浜です。


昨日は日没近かったので河川敷の自転車道を避けたのですが、今朝は鳥取大橋東詰から自転車道へ降りて路面のサインに従って鳥取駅へ。南口のセブイレで固定用のベルトと記念品の小さなタオルを受取って改札口へ、思っていたよりスムーズに進んで時間が余り気味、なおホームには待機場所が設定されています。サイクルトレインは鳥取0805発→米子1044着と米子1559発→鳥取1830着の1往復、12月8日(日)まで主な土日祝に設定されていて利用料金は乗車券とは別に500円をネットでの予約時に決済します。普通列車ですが乗降できるのは鳥取、松崎、御来屋、米子駅のみ、他の駅は下車のみ、但し鳥取大学前となぜか倉吉駅が乗り降り何れもできません。そうなると利用できるシチュエーションは鳥取市近郊に在住しているか、県外からだと鳥取市に前泊してから米子方面、例えば弓ヶ浜サイクリングロードとか境港市とかが考えられますが、米子での時間が5時間余りですとゆっくりはできないですね。
乗車するのは鳥取0805発の米子行き、キハ40系キハ47の3両編成で1両に付き3台で計9台が定員、予約時に可能ならば何両目かを指定できます。個人的には旧国鉄標準色(写真は同系のキハ48)だと嬉しいのですが、そうなると馬鹿な鉄どもが押しかけるか。さて初日は鳥取県知事もきてセレモニーがあった様なのですが、今日は特に何もなし、誘導する係員も見掛けなければ利用者も私1人?、おっと2両目にもう1人それも昨夜「guesthouse esp」に泊まっていた男性が。


1両目はキハ47 31なんですが、床上のボックスが邪魔にになるのですよね。昨日城崎温泉から輪行したキハ47 13にはこのボックスはなかったのですが、なんなんでしょドアエンジンが寒冷地仕様で車内にとか。当初御来屋駅まで乗車し7月30日に走った御来屋以西を「うみなみサイクリングロード」ではなく海岸寄りのルートを走ってみようかと考えていたのですが、再訪したかった御来屋駅ナカの「糀まち食堂」がお休みでしたので次の機会にして、かねてから懸案の旧国鉄倉吉線廃線跡と倉吉の白壁土蔵群に向かう事に。
しかしこの「鳥取うみなみサイクルトレイイン」あまりに利用シーンが限られていて、来年も継続されるのでしょうかね。


ところでかつて国鉄倉吉線が分岐していた倉吉駅はサイクルトレイン利用での乗降できませんので、一つ手前の松崎駅(湯梨浜町)で下車する事に、7月に東向きに走っているので倉吉へは小さな峠(写真右)を越えなくてはならない事は判っているのですが、時間的には次の下北条駅まで行くよりは早そうなので、松崎0910駅着。しかし文句を云っていても到着後すぐにも走り出せると云うのは有難いです。
ところで「日本海駅伝競走大会」って壮大なネーミングで、凄いなと思ってググッてみると、三朝温泉とはわい温泉の間を走るだけで東郷池は見えても日本海は見える処すら走りません、何や。閑話休題。
行きがけの駄賃に「香住~浜坂」間を

道路元標の現存が全く確認されていない故に訪れる事のなかった鳥取県ですが、今年4回目の鳥取行きになります。明日14日鳥取0805発「鳥取うみなみサイクルトレイイン」に乗車するためには鳥取市付近に前泊する必要があり、兵庫県北部の未踏区間走行を兼ねて向かう事にしました。


始発ではありませんがJR桜井0552発に乗車、王寺、大阪、篠山口、福知山、城崎温泉と5回の乗換、6時間38分の行程です。福知山での接続時間が43分もあるのですが、コンコースに下りればコンビニにカフェ、ミスドがあるのが幸い。


山陰本線は城崎温泉以西が非電化ですので、豊岡または城崎温泉で乗換となります。モハ113系からキハ40系へ、モハ115系は輪行袋の適当な置き場所がなくて難儀するのですよね。
キハ40系キハ47は両開き2ドアが車体中央寄りに配置された故にワンマン化の際に運転台側に大きなデッドスペースができてしまったのですが、輪行袋を置くには丁度良いスペースに、ただキハ121がやってくるとトイレ寄りに乗車しないとちょっと厄介です。実はサイクルトレインではキハ47の3両編成が充当されている様で、この空間に各車両3台づつ置く設定になっている様です。


1230 香住駅に定刻に到着、急ぎ輪行支度を解きます。右図赤線が今日の予定コースで、青線が過去に走行した区間で香住~浜坂間を走ると日本海側は新潟富山県境から島根県出雲市までほぼ海岸線で走行区間が繋がるのです、ところが餘部~浜坂間は海岸沿いの林道三尾御崎線が全面通行止、その上旧国道178号だった町道久谷桃観線(桃観峠)も 通行止で、高速道路を通行できない原付以下の車両や歩行者は20キロも内陸側の国道9号まで迂回せよとの事。新温泉町HP通行止め情報。
ただ国道9号まで迂回せずとも県道550号熊谷味取線を経由する事で国道9号春来峠経由より20キロ近く短縮できそうです。ただ今夜は鳥取の次の湖山駅が最寄りのゲストハウスを予約しているので、浜坂1604発に乗車できないと宿までナイトランになってしまいます、頑張って約35キロを輪行支度を含め3時間半で走らなくてはなりません、ただ標高393mの峠に結構な悪路の予感。
13時には香住駅をスタートし兵庫県道4号香住村岡線を南下します。1343には道の駅「あゆの里矢田川」へ、この道の駅ですが小さいもののキャンプ場が併設されています。


少し走って原地区で旧道に入って県道550号へ、熊谷味取(くまだにみどり)線って名前が嫌ですねぇ、熊谷地区は峠の先ですが鈴を提げて走る事に。1キロも行かない内に地形図通りに幅員3m未満の道に、勾配も徐々に凶暴になり、路面が落ち葉に覆われる箇所が多くなります、峠に辿り着く前に新温泉町域に入ります。
ほぼ登り切った辺りで明るくなり春来からきた道と合流、桧尾と云う土地で民家も見えますが既に無住となっている様です。


14時半までには標高377mの無名の峠を越えます、残り約15キロは登りはありませんので後は余裕です。標高だけを取ると春来峠(420m)より低いのですがね、県道4号から別れてから伊角地区へ下るまで1台の車にも会わず仕舞い、幸い熊にも猪にも出くわす事はありませんでした。
兵庫県道47号浜坂井土線へ、国道9号と新温泉浜坂IC、新温泉町の市街地を結んでいるので結構車が多いです。


1513 浜坂駅に到着、余裕はあるのですが7駅乗車して再び輪行支度を解きますのでペダルは外さすに、さっさと輪行支度を済ませホームへ、1304発を待ちます。
1649 鳥取駅着、1721発の米子行を待たずに明るいうちに輪行支度を解いてここから走り出す事にします。鳥取市中心部は些か道が判り難いのですが、日没直前ですので千代川河川敷の自転車道は避けて、駅前商店街から狐川沿いの道を走って鳥取大橋に出るコースを、少々遠回りになる様ですがこれが正解だった様です。国道沿いのうどん屋で夕食を、コンビニで買い物を済ませ、予約時間前にはゲストハウスへ。
本日の走行 35.2キロ+8.6キロで計43.8キロ。
桜井0552→0624王寺0634→0711大阪0723→0836篠山口0837→0929福知山1012→1132城崎温泉1156→1230香住
浜坂1604→1649鳥取
4,840円+590円 で5,430円分乗車
中山道馬籠宿から中津川「栗きんとんめぐり」
明日から輪行ダブルヘッダー

明日からの3連休は日帰りと1泊2日の輪行ダブルヘッダー。まず明日12日は中央本線南木曾まで輪行し、馬籠峠を越えて中津川へ、終電近くに帰ってきて翌早朝から鳥取方面に向かうという強行軍、機材も変わりますので予め準備はしておくのですが。
ようやく気候も良くなってきて遠征するにも絶好のシーズンなのですが、この季節には「18きっぷ」がありません、ただ10月の2週間程の間に「JR全線 秋の乗り放題パス」と云うのが発売されています、以前は「鉄道の日記念 JR全線乗り放題きっぷ」と云う名前だった事もあり、10月14日の「鉄道の日」を挟んだ土曜日から日曜日の約2週間の内3日、従って今年は10月5日~10月20日の間「18きっぷ」同様に利用できます(発売期間は9月13日から10月18日)。料金は7,850円とやや割高なのは良いとして、問題は利用できるのは発券時に指定した日にちからの連続した3日間のみ、バラバラに3回とか3人での利用はできません(但し小人料金の設定があり)。2日ならまだしも輪行サイクリストには非常に使いにくい設定なのです、確かに2日目を捨てるつもりで1日目と3日目に元が取れる処まで乗車すれば良いのですが、貧乏性の私には使える2日目を丸々捨てるのがなんとも許せません。
1泊2日を輪行で利用して、残り1日分で今神戸市立博物館で行なわれている「デ・キリコ展」へ行こうかと考えてみたものの、もちろん自宅の奈良桜井から神戸三宮までJR利用で往復3,040円ですから元は取れるのですが、近鉄阪神利用では2,500円で往復できるのであまり妙案とは…
そうこうしていると10月12日に中津川へ「栗きんとんめぐり」に行く事を兼ねて南木曾から馬籠峠を越えるプランが、そして10月13日から山陰本線鳥取~米子間で「鳥取うみなみサイクルトレイン」が運行される事を聞きつけ、1泊2日で鳥取へ向かう事にした次第。
