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6月25日の日記

 今日は帰宅後、大和高原方面へ向かう予定で「自撮り」の準備をしてあったのですが、万葉文化館でバンドネオン奏者の北村聡さんのレクチャー&コンサート「バンドネオン大解剖」がある事を思い出して、急遽予定を変更して明日香村へ、整理券の配布が1130からと云う事ですので少し早めに到着して待ちます、並ぶの嫌いなんですがね。開場は1300、コンサートもできる企画展示室ってこんな感じなんです。
 45分程バンドネオンと云う楽器の解説があってからコンサート、少々冷房が効いていて些か堪えたのですが大好きなPiazzollaの「Oblivion」やC.Gardelの「Por Una Cabeza」が生で聴けて大満足、この季節貴重な晴れの一日を潰した価値はありました。本日の走行延陽伯号で26.1キロ。
※ 会場で配布されたドキュメント(但しモノクロPDF)

 帰宅後、先日届いたRRCBのボトル(中と右)のシール貼り、前回(左)は貼ったものを貰ったのですが今回はシール別、薄めた中性洗剤を吹き付けて接着力を弱めて貼りなさいとのお達し、完全に乾くには時間がかかるのですが、上手く貼れた様です。真ん中がギンタロウVer. 右がCog Ver.です。

 そろそろ暑くなってきたので、サーバー用PCのファンコントローラー(SCYTHE製/廃番)を接続、この手のブツは腐る程持っているのですが、結局一番見た目が派手なこいつだけが現役です。左から温度計、中央がファン回転数、右がAUX出力のボリュームになっています。なんとLEDのバックライトが7色に切り替えられます。

 「自撮り」用の新兵器です。三脚は必需品なのですが、三脚を立て難いロケーションですが適当な位置に手摺や標柱とかがあると云うケースがままあります、例えばカーブミラーの柱に畳んだ三脚を輪行時に使うベルトで固定したり。最初雲台付きクランプを考えてみたのですが、結構嵩張ります。ふと思いついたのがカメラホルスターとか呼ばれるもの、ベルトやショルダーなどにカメラを固定するアクセサリーです、これなら電信柱を巻く程度の長さのベルトさえ用意しておけば間に合います、もちろん本来の使い方もできますが。カメラホルスターでググれば何種類か出てきます、雲台のクイックシューの規格であるアルカスイス互換ならそのまま三脚に使いまわしできますが、ホルスターへのロック方法は各々の仕様規になります。ただ例に様に柱に固定した場合はそのままだとアングルが縦位置に制限されるのと滑り落ちない様にベルトに工夫も必要ですね。

 

今年の「やまとたかだの第九」は

 今年の「やまとたかだの第九」は12月11日、昨年同様に高田のS先生からお声を掛けて頂き「聴きに」行ってきます、ちなみに昨年の模様。さて「第九」はともかくとして、昨年はサン・サーンスのチェロ協奏曲(もちろん1番の方)との組み合わせでしたが、今年はブルッフのバイオリン協奏曲との組み合わせ、もちろんこちらも第1番の方なんですが、高校1年頃だと思うのですが自分のお小遣いで始めて買ったLPレコードがJ.フランチェスカッテイのブルッフとシベリウスのVn協奏曲だったのですよね、まぁ演奏者より「メンチャイ」とかと違って、欲しかったブルッフとシベリウスの組み合わせはこれしかなかったと云うのが実際の処なんですがね。ちなみに2番目に買ったのがM.ショスタコービッチ指揮のショスタコーヴィッチの第5交響曲、3番目がロストロポービッチ/カラヤンのドヴォルザークのVc協奏曲と、そこまでは覚えているのですが。当時のお小遣いでは月に1枚すらLP買うのも大変だったのです、1枚買うのに1時間以上心斎橋にあった三木楽器のレコード売り場をウロウロしていたものです、後年親しくなった売り場のK君だったけが笑ってましたね、その後日本橋でロック中心の店をやっていたけど、今はどうしているのかなぁ…
 そのフランチェスカッテイ盤のLPは今は手元にないのですが、CD棚をざっと探すとチョン・キョンファとアン・アキコ・マイアースが出てきました、3大バイオリン協奏曲ほど知られた曲ではないにしても、とても魅力的な曲なんで、生で聴ける事を愉しみにしています、もちろん「第九」で年末を迎えるのもですが。

11月は休足日でスタート

 昨日今日と貴重な連休なのですが雨、まぁ昨日走ってますし、片付けないとならない事は溜まってますしね、休足日に。ふと思いついてミトロプーロスのラフマニノフの第2交響曲を… なんと明日11月2日はギリシャ生まれの大指揮者ミトロプーロスの命日だったのです、虫の知らせ。1960年のこの日にミラノスカラ座でマーラーの第3交響曲のリハーサル中に急死したんですよね、64歳。と云う事でミトロプーロスのCDを全部引っ張り出して、追悼。
 初めてミトロプーロスの名を知ったのは高校生の頃、初めて買ったLPはチャイコフスキーの「悲愴」スケルッオ楽章の圧倒的なパワーに腰を抜かしましたよ。CBSにステレオ録音が少しあって国内盤もありますが、残念ながら聴く事のできる演奏は1940年代が主で、海賊版まがいのも少なくありません。まぁロジンスキーの時代は無理もないとしてもニューヨークPOの常任指揮者だった時代はNPOの暗黒時代なんて云う人もいますがね。しかしこれ程ノリの良い指揮をする指揮者は今の時代にはいませんよね、全ての演奏がそうだと云いませんが。「ショピニアーナ」(レ・シルフィード)なんて、頭の固いクラシックファンなんかは眉をひそめる事間違いなし。
 ミトロプーロスって弾き振りの元祖なんだとか、プロコフィエフの第3協奏曲は名演の誉高いのですが。このイラストいいなぁ、ギリシャSONY盤なんで書いてある事は全く読めないんですが…

 マーラーは1,3,5,6,8,9番が入手可能で3,8番以外は持っているのですが1番以外は1950年台後半から1960年にかけてのライブ録音でレンジも狭くて鑑賞と云うには程遠いものです。1960年と云えばアブラヴァネル/ユタ以外にもメジャーレーベルでCBSコロムビアでバーンスタイン、グラムフォンでクーベリック、ロンドンでショルティと全集録音が揃いだしたのですが、ブルックナー同様にマイナーな作曲家(当時は)営業的に一社一人って感じでしたからね、CBSコロムビアもワルターは別としてミトロプーロスにお鉢が回る事はなく、バーンスタインに任せたって処なんでしょうか。

Sonny Red と大塚親分


 久しぶりにこのカテゴリーの記事、最近はネットで何でも聴けますからネェ… ソニー・レッド(1932-1981)は1950年代後半から1960年代にかけて活動したデトロイト生まれのアルトサックス奏者、いわゆる典型的なパーカー系アルト。プレステッジ他に数枚のリーダーアルバムを残しているが、時代が移ってもスタイルを変える事なく1971年の本作が最後のリーダー作品となっている。「Shadow of Your Smile」で知られるなジョニー・マンデルの「 Time For Love 」や「My Romance」を収めているあたりにコマーシャルな選曲を感じさせるが、さりとて他の曲に全盛期の覇気は感じられない。結局は1960年代のポピュラーな曲に秀逸なリズムセクションが光る1枚にはなっていますが、フルートに持ちかえたソニー・レッドでなくても良かったと云うのが正直な処。
SonnyRed(as,ts,fl), Cedar Walton(p), Herbie Lewis(b), Billy Higgins Hayes(ds) 1971

 ソニー・レッドとの出会いはLP時代、カーティス・フラーの「Curtis Fuller With Red Garland」(Prestige)(1957)にサイドメンとして参加していた、フラーが抜けた(最後に少し顔を出すが)ヴァン・ヒューゼンの佳曲「Moonlight Becomes You」ではとにかく良く唄う。ガーランドも傑出している、プレステッジでホーンにガーランドの加わった作品はコルトレーンとの3部作が有名だが比べ物にならないノリの良さ。最近ではJAZZは殆んどiTunesに放り込んで聴いているが、この「Moonlight Becomes You」はなんと再生回数ダントツの1位、「私を構成する9枚と9本」でも不動の1枚ならぬ1曲になっている。

Curtis Fuller(tb), SonnyRed(as), Red Garland(p), Pual Chembers(b), Louis Hayes(ds) 1957/5/14

 そのソニー・レッドがリーダー作としてBlueNoteに残した1枚、今は亡き「サイクルハウス アビィ・ワン」の大塚親分に教えて貰ったアルバム、氏はオーディオマニアであり、店の名前から判る様に大のビートルズファンでもあったが、なぜこんなマイナーなJAZZの1枚を私に薦めてくれたのか、意外と云うより不思議でしかたがない。LPのコレクションを処分してあらかたはCDに買い替えてしまった後も手元に残っていた「With Red Garland」、せっかくだから「ソニー・レッドはこれが良いよ」と親分にプレゼントがてらご自慢のセットで聴かせて貰おうと思いながら、なかなかLPレコードを提げて伺える機会がないまま、訃報を耳にする事になった。

Sonny Red(as), Wynton Kerry(p),  Pual Chembers(b), Roy Brooks, Jimmy Cob(ds) 1959/12/5,1960/1/23

12月12日の日記 第九とほうとう

 今日はS先生が代表を務める「やまとたかだ第九の会」の演奏会に大和高田市の「さざんかホール」へ、毎年12月はsyokoraさんのご招待で大阪芸術大学の特別演奏会に伺っていたのですが、syokoraさんの現役引退でその機会もなくなり寂しくなってしまいました。「やまとたかだの第九」昨年は「コロナ禍」で中止のやむなきに至ったのですが、今年は開催するとの事で寄せて頂く事にしました。
 大和高田は自転車で時々通りますが、電車で行くのは随分と久しぶり、昔10年ほど広陵町に住んで市内の会社へ通っていた時代がありましたが、賑わいがなくなり随分と寂しくなりましたね。ちょうどJR高田駅前の奈良県産業会館で県の道路建設課が12月6~17日の間「道路×開通」パネル展と云うのをやっているとかで自転車道関連もある様なので少し早めに出かけたのですが、産業会館のロビーに入ったら停電がどうのこうのと云って今日はやっていないとかと云われてガードマンに追い出されてしまいました、なんちゅうこっちゃ。まぁ私は県の道路なんとか課には危険人物ですからね、と云う訳で少し早めに会場へ。
 当然「第九の会」ですからプログラムは言わずと知れたベートーベンの「合唱」なんですが、その前にサン・サーンスのチェロ協奏曲が、もちろん第1番の方、第2番って聴いたこともLPやCDを見たこともないです。
 ロビーでうろうろしていると輪友のkitano氏が、実は「やまとたかだの第九」のソプラノ独唱は娘さんが務めています、拝見(拝聴)するのは一昨年のフェスティバルホールでの「メサイア」以来ですが、その間に結婚されご出産、今日k氏は楽屋で朝からお孫さんの子守りで大忙しなんだとか。
 入れ替わりにS先生が、代表と同時に合唱団の一員なんです。恒例のカレンダー交換、S先生とは「自転車」以外に「鉄」と「クラシック音楽」と云う共通の趣味が。そうこうしているうちに開演時刻が迫ってきました。
 話には聞いていたのですが、合唱が変則的な配置です、ステージのオーケストラと指揮者独唱者の前、オケピットと客席前列に合唱団が、合唱指揮?役が2階からペンライトでタイミングをとるのだとか。
 すいませんサン・サーンスは取っ掛かりだけであまり覚えてません、なにせ昨夜は当直勤務であまり寝てなかったもんで、途中寝てたかも、あまり生で聴く機会がない曲やったのにね。ところで肝心の「第九」ですが「コロナ」対策と云う事で合唱団はコーラスマスクって云うんですね、下の方が開いているイスラムの女性が顔を隠すニカブみたいのを付けて歌うのです、正直云って視覚的に怪しげな新興宗教の集会みたいなんで、目をつぶって聴いてましたよ。管楽器奏者は仕方がないとしても独唱者も指揮者もノーマスクでしたのに、そこまでせんでも。S先生は合唱が前にいるのでどんな響きになるやらと心配してましたが、思っていた様な違和感はなかったかと、ただオケが合唱の声量を計りにくいのか、指揮者が合唱が入ると合唱つまり客席側をみながら半身で指揮をしているせいか、なにかバランスの悪さを感じましたが。
 K氏の娘さんは出来が悪かったといってるそうですが、充分愉しまさせて貰いました、26日はシンフォニーホールで「第九」だとか、頑張って下さい。
 さて今夜は「ほうとう鍋」に、たっぷりの野菜ときのこ、ほくほくのかぼちゃともちもちのほうとうが暖まります。お肉はあえていれてません、1人だとどうしても量が多くなりますし、お揚げさんを入れたらタンパク質も充分でリーズナブル、最後はかぼちゃの和風シチューみたいになって最高。でも近所のスーパーで売っているうどんみたいなほうとうは駄目よ。横内製麺 手もみほうとうパック 500g

 

メサイアの夜

 今夜は毎年12月恒例の「大阪芸術大学特別演奏会」、syokoraさんからの招待で毎年D女史と一緒に伺っていますが。12月と云う事でまず梅田でskuram氏にカレンダーをお渡ししてからフェスティバルホールに向かうスケジュールが定着していて、今年も無事に間に合いました。
 今夜は「新世界」と「メサイア」、毎年12月の特別演奏会は2015年エルガーの「戴冠式頌歌」、2016年モーツァルトの「レクイエム」2017年「第九」昨年はフォーレの「レクイエム」と1曲は独唱と合唱団の入るプログラムになっていてきて今年はヘンデルの「メサイア」(抜粋)と云う訳です。
 今年も1階19列中央と最高の席をお世話して貰ってます、会場に入ると1列後ろに見知った顔が、なんと10数年来の輪友kitano氏が「なんでこんな処におんねん?」、なんや云いたそうにしているのですが、良く判りません、なんやねん。
 あ、なるほどね、ほんと世の中狭いもんです。内緒にしといてって云ってますが、それって拡散してくれって意味ですよね。しかし凄いですよね教授と肩を並べて歌うんですから、その北野加織さん、来々週15日はこれまた輪友&鉄友のS先生率いる「やまとたかだの第九」にも出演されるそうです。すみませんその日は「月うさぎ 酒池肉輪会」なもんで。
 その後は例によって3人で終電近くまで飲んで帰ってきました、「福寿」は純米吟醸がノーベル賞受賞晩餐会で出た銘柄とか。

 

前期高齢者の仲間入り

 12月3日で65歳、晴れて?前期高齢者の仲間入りです。年金は繰り下げも考えてみたのですが、何時コロっと行くか判りませんからね、やはり65から貰う事にしました、繰り下げどころか繰り上げしている人も結構いるのですね些か驚き、年金制度への不信感を持っている人が多いとか。
 今日は年末恒例の大阪芸術大学管弦楽団の特別演奏会、ここ何年かSさんから招待して頂いてD女史と一緒に伺っています。生まれ育った大阪で充分に通勤圏なのですが、輪行で通過する事があって、市内をウロウロするのは年に一度か二度、買い物だって殆ど通販で済みますしね。D女史と落ち合ってからヨドバシとモンベルへ品定めに付き合って貰ってからフェスティバルホールへ向います。
 一昨年はモツレク昨年は第九だったのですが、今年はグリーグのピアノ協奏曲とフォーレのレクイエム、後者の全曲聴き通せた事にない難曲、昨夜は殆ど眠れなかったし大丈夫かなぁ…

 無事に聴き終えて3人でミナミへ、はい終電ぎりぎりまで飲んでましたよ。

 

「酒池肉輪会」笠置キャンプ(2日目)

 ストーブとアルコールでしっかり暖まった処で寝袋に潜り込んだのですが、さすがに夜中に寒くなってきたので、湯タンポに目一杯のお湯を沸かして暖まりなおします。しかし昨年10月末にも野迫川村の標高1,000mを超える高野辻やタイノハラ林道で野営しているのですが、そろそろ寝袋の買い換えを考えなくては、サイドバッグ一つを占領する位デカい化繊の寝袋も、濡らせる心配をしなくても良いのですが、今は撥水力の高いシェルを使ったダウンの寝袋もありますし、それにとてもコンパクト、でもとても高い。
 いつも早くからゴソゴソすると文句を云われる割りに、今朝はなかなか動き出せない、今日はkiki君がならまちのブルーノートでレコードコンサートの解説をすると云うので馳せ参じる予定なので、あまりのんびりともしてられないのですが。「わかさぎ温泉」が10時に開くのを待って入ってから、いつもの山越えルートを走っても12時には奈良市街に入れるでしょう。
 撤収の合間にショコラシェフが昨夜の天ぷらに続いて今朝は茶粥を準備してくれています、感謝。しかしフライは乾きそうにないなぁ。
 一足お先に失礼させて貰い「わかさぎ温泉」へ。ところがアノラックを忘れてきた事に気がつきます、そうなるとのんびりと温泉に浸かってられないもんで、ゆっくりとも出来ずにキャンプ場へ引き返す事に。幸いsetoさんが気付いてくれた様で、無事に手元に戻ってきて再出発。
 白砂川沿いの府県道33号奈良笠置線を1キロも走らない内に府県境があって奈良市になります、どう考えても笠置駅まで歩いたほうが便利な様な気もしますが、奈良交通の路線バスもやってきます、平日は4本。RRCBの「大和高原 夏の早朝ラン」で毎回自販機休憩するお店まで登ってきました。
 このまま県道33号を走っても良いのですが、いつも西狭川口バス停を過ぎた辺りで安郷川の沿った道に入ります、木漏れ日が心地好いですが、舗装路とは云え路面状況は決して良くないです、一台の車に出合う事なく県道47号へ、県道752号を継いで再び県道33号に入ります。その後中ノ川でR369に合流し奈良市街へと下ります。
 川上町の信号でR369と別れ、住宅街の中を下って行くと正倉院の北側に出ますので、西側へ回り込むと大仏池へ、絵に描いた様な古都奈良の風景です。
 実は正直云って知らなかったのですよ京都の老舗JAZZBAR「ブルーノート」が3年前にならまちに移転していたなんで、しょっちゅう店の前を自転車で通り過ぎているのですがネェ(^_^;) まぁ同じ奈良県と云っても中和地域に暮らす人間にとって、仕事で関わりがないと飲み食いで奈良市へ行く事は殆どないのですよ、まして「まんま亭」なき今では。
 その「ならまちブルーノート」「Kyoto Music Channel」のイベント「大人の遠足!ジャズ喫茶へ行こう!」でkiki君がレコードコンサートの解説者として登場、6/30~7/1に野迫川村の昭和食堂でご一緒したA氏も来てくれました。
 残念ですが夕刻から予定があったので15時には失礼して一路上街道を南下して桜井へ、本日の走行46.1キロ。

kiki live at the 高槻JAZZストリート 2018

Piano Lounge Allure にて

 最後の「月うさぎキャンプ」に来られなかったkiki君、実はキャンプどころか5月3日に「高槻JAZZストリート 2018」に出演する事になっていたのです。と云う訳でDさんと応援と云うか聴きに馳せ参じました。
 歳を食ってどうも雑踏が苦手になってkiki君の出演する夕刻からの2つプログラムだけでも良かったのですが「ピアニカの魔術師」ことミッチュリーが面白いから言う事でお昼前から高槻へ。私の世代ではピアニカって馴染みがないのですよね、愉しいトークと「LiberTango」に一票。
 夕方までの時間で劇場大ホールに出演する国府弘子トリオが観れるとホールへ向ったのですが長蛇の列、後ろに穐吉敏子、中本マリ、日野皓正が控えているだけに、とても入れる様な状況ではありません、さっさと諦めて隣の文化ホールでHe knows Jazz orchestraを観る事に、ビッグバンドもなかなか聴く機会がありませんからね、Wayne Shorterの初期の名作「Night Dreamer」に収められている「Black Nile」が演奏されたのでご機嫌に、ホーンセクションの女性陣がなかなか巧いよね。
  17時、ようやくkiki君の出演する1つ目のプログラム、炭火串焼「はなきりん」にてThree piece Swinging、四ノ宮匡規(Ts)、荒木章友(Gt)、箕輪昌裕(B)
 追っかけ次のプログラムは19時からピアノラウンジAllureにてMOST Jazz Quartet 、四ノ宮匡規(Ts)、渡部達意(Pf)、箕輪昌裕(B)、折田健吾(Dr)。


 マニュアルズームの使えないコンデジで、相変わらず撮って繋いだだけの映像ですが(16分41秒)。

 

イブイブ、バンドネオンの夜

 facebookで隣町の初瀬のゲストハウス「いったん」でバンドネオンとギターのライブがある事を知った。初瀬にゲストハウスがある事も知らなかったのですが、昨年10月にオープンしたとか。自転車仲間、と云っても一緒に走る事は殆んどないのですが、榛原のいまやんも参加するので、メッセージを入れてみると少々馴染みらしい。ならばと云う事で明日の「石川ポタ」の準備もほったらかしで参じる事にしました。
 関西を中心に活躍している生島大輔(バンドネオン)、箕作元総(ギター)にゲストが加わります。ピアソラは勿論、小松亮太のCDなんかも何枚か持っていてもなかなか聞く機会のないバンドネオン、選曲はタンゴ寄りと云うより「Moonglow」「Ornithology」「I’ll Close My Eyes」「S Wonderful」「Autumn Leaves」と云ったJAZZチューンが多くてなかなか愉しめました。「I’ll Close My Eyes」ってなかなか演る人が少ない様なBlue MIchellのRiverside盤(1960)位しか想い浮かばない、後年Dusko Goykovichがフリューゲルホーンでカバーしているけど、そんな曲なんで意外さ充分。「S Wonderful」は日本語歌詞をチョイスして、憂歌団の木村の「All Of Me」を彷彿させる様な… 良かったですね、ただ全体的にはギターの箕作さんのキャラが強い過ぎてバンドネオン目当てだった私にはちょっと物足りなかった様な。
 真っ暗なR165をぶっ飛ばして帰宅、さて明日の準備が大変。

 

私を構成する9枚と9本

facebookで「私を構成する9枚」と「私を構成する9本」と云うハッシュタグがあったので作ってみました、もちらん9枚とはCD(LP)、9本とは映画の事ですね。

 実は昔、うちのHPに「棺桶に入れて貰いたい13枚」と云うコンテンツがあったのですが… 
①グスタフ・マーラー 交響曲「大地の歌」/ブルーノ・ワルター~ニューヨークPO (1960)
 最近ではシュリーニ~ウィーンPOのライブとスタジオの2種類の録音が気に入っているのですが、ここはリファレンスのワルター盤を、ウィーン時代の3枚の録音に拘る人もおられる様ですが。
②チャイコフスキー 交響曲第6番「悲愴」//ディミトリー・ミトロプーロス~ニューヨークPO (1957)
 ニューヨーク・フィルの暗黒時代なんて悪口を云う人もいますし、当たり外れも多いのですが。 貴重なステレオ録音、確か私が自分のお金で買った5枚目位のLPでした。 3楽章のスケルッオのエキサイトぶりは凄まじい!
③モーツアルト レクイエム KV626/ビクトル・デ・サバタ~イタリア放送管弦楽団・合唱団 (1939)
 サバタと云えばイタリアオペラの指揮者として知られているらしいのですが、私はそちらには造詣がないので。 旅行嫌い録音嫌いとかで録音が少ないのですが、ブラ4とか「英雄」の録音が残っています。 モツレクは歌唱陣にタッシナーリ、スティアニーニ、タリアヴィーニ、ターヨと云った面々を配した、ちょっとキワもの。 1939年とは思えない録音です。
④松任谷由実「紅雀」
 なぜユーミンなんだと云われそうですが… 「14番目の月」から「流線型’80」にかけての時代の作品が好きですね、なかでもこの「紅雀」、アコーステックなサウンドは他とは一線を画すものがあります。 同時期にLP化されていない「消灯飛行」と云うシングル・チューンがありますが、荒井由実から松任谷由実へと変わって行く移ろいに感じるものがあります。 「~13枚」の時には尾崎亜美の「Hot Baby」も選に入ってました。
⑤John Coltrane/「ole」 (1961)
 私のJAZZ開眼の1枚です、この後インパルスに移籍しますが、発展形の「アフリカ・ブラス」や「至上の愛」以降はあまり好きやないんですよね、神懸っていると云うか。
⑥Eric Dolphy/「Last Date」 (1964)
 外せないですねこいつは、「When music is over, it’s gone in the air. You can never capture it again.」この言葉を残してドルフィーは飛び立って行きます、プレスティッジのヨーロッパ3部作は頂けませんが、こいつはミッシャ・メンゲルベルグ以下の現地リズム陣が傑出してます、ドルフィーが夭折しなかったら…
⑦「Curtis Fuller with Red Garland」 (1957)
 JAZZに詳しい人には何だこれはと云われそうですが、良いんですよね。 数々の名盤を差し置いて、それもリーダーのフラーがお休みしている「Moonlight Becomes You」1曲のためにこの1枚を選びました。
大野えり/「Good Question」
 彼女は1955年生まれで同志社軽音出身、実力ナンバー1の女性ジャズ・ボーカリスト、最近はしっかりJAZZしてますが80年代のソウルフルな作品を敢えて選びました。
⑨笠井紀美子/「What New」(1973)
 若きケメコの傑作アルバム、菊池雅洋、鈴木良雄、村上寛のバックも最高です。 この後コマーシャルなサウンドに流されてしまったのが残念です。
 
 後、曲と云う点ではブラームスの4番とシベリウスのバイオリン協奏曲を入れたかったのですがネェ。
 
 
 
 続いて「私を構成する9本」
①「ベニスに死す」 ルキノ・ヴィスコンティ(1971) マーラーの音楽が一般的でなかった時代、この作品でファンになった人も少なくないはず。
②「渚にて」 スタンリー・クレイマー(1959) 戦争も核爆発のシーンもまったく出てこない反核映画、G.ペック、E.ガードナー、珍しくシリアスな演技が光るF.アステア、モノクロ作品の美しさ、隠れた名画です。
③「博士の異常な愛情~」 スタンリー・キューブリック(1964) 説明は不要ですね。
④「あした」 大林宣彦(1995) 新尾道三部作の一つ。
⑤「首」 森谷司郎(1968) 小林桂樹主演のサスペンス作品、モノクロ作品、DVD等もなくなかなか視聴は困難。
⑥「泥の河」 小栗康平(1981) 宮本輝原作、私の世代では学校で見た人多いかも、モノクロ作品。 「萌えの朱雀」と二択になったけど、こちらを。
⑦「砂の女」 勅使河原宏(1964) もちろん安部公房の名作、「他人の顔」と二択になってしまった、音楽はともに武満徹。
⑧「大停電の夜に」 源孝志(2005) 大停電の夜に6組?の男女の織り成すストーリー、田畑智子が最高に愛しい、音楽は菊地成孔、ライティングと挿入されるBill Evansの「My Foolish Heart」が美しい。
⑨「足ながおじさん」 ジーン・ネグレスコ(1955) 大好きなこの時代のミュージカル作品から1本、「パリのアメリカ人」「キー・ミー・ケイト」との三択になったけど、F.アステア~L.キャロンのダンスシーンは替え難い。
 
あと邦画を代表する娯楽作品として「八つ墓村」か「犬神家の一族」、「砂の器」と云った処を掲げたかったなぁ。 岸恵子~萩原健一の「約束」、監督 斉藤耕一、音楽 宮川泰と桃井かおり~萩原健一の「青春の蹉跌」とかも捨て難い。
 

「Trace Train」 Live at Galerie Tzigane

 今日は大阪南船場の「ギャルリー・チガーヌ」と云うお店へ、自転車仲間のkiki君がベースを努めるグループ「Trace Train」のJazzLiveを聴きに行って来ました。 
 「Trace Train」 川上拓也(as)、松原教浩(p)、箕輪昌裕(b)、折田健吾(ds)他、セッションゲスト。 
 今日はThelonious Monkのナンバーをメインにスタンダードも交えてご機嫌なナンバーが続き、締めはColtraneの「Giant Steps」と。
 ピアノのBill Baramatsuこと松原君とは2011年の「敦賀『お月見キャンプ』」以来の再会でしたね。 
 しかし今日は自転車に乗らないのが勿体無い様なお天気でしたね、10時半に梅田でD女史と待ち合わせ、色々とお買い物の後、自転車仲間で昨年の「月うさぎキャンプ」にも来て頂いた竹元さんのお店、天神橋の「アリオリドス」でお昼を、私は先日syokoraさんがUPしていた煮込みハンバーグが美味しそうだったので、それを頂く事に、ボリュームたっぷりのサラダも付いていて大満足。 Liveの時間にはまだ少しあるので、天神さんにお参りしてから長堀へ移動します。
 私の性格ですから動画に手を出すと残りの人生を食い潰しかねませんので控えているのですが、今日は音のしないカメラをとLumixのコンデジDMC-TZ60を持っていったので、やってしまいました。 

John Coltrane 「Giant Steps」 Trace Train at Galerie Tzigane
 
 

10月5日の日記

 雨でスタートした10月ですが、2,3,4日と走って今日はお天気の月曜ですから、例に拠って京都府城陽市まで往復です、往復100キロ余り、経費計上できる仕事上の移動なのですが、しがない個人事業者に取って経費と云っても身銭を切っているのと同じ、往復すると1,500円、お天気が良ければひと月で上等のタイヤが一式買えちゃう訳ですからね。
 実は明日6日に走る予定に備えて、今朝は4時起きで昨日伊賀上野でcharaさんから分けて戴いたアウターキャップを使ってリアディレーラーのアウター交換をしたら、調整に手こずってしまい、すっかり出遅れてしまいました、いつもの流れ橋に着いたのは9時を回ってしまいました。 しかし朝駆けが基本の私にはレッグカバーが常用になる季節になってしまいました、この歳で膝を痛めるといけませんからね。 それに陽も短くなってきてぐずぐずしていると奈良からはナイトランになってしまいます。
…と云う訳ですっかり秋めいてきた処で、各ジャンルでお奨めを1枚ずつ。 Joe Stafford / Autumn in NewYork、やはりJoe StaffordはCapitol時代が一番。 荒井由実時代の「晩夏」も良いですが、松任谷由実になって最初のアルバム「紅雀」。マーラーは「大地の歌」2楽章ですか。
 さて明日のお伊勢さん行きが確定、明日も4時起きですわ。