昨夜泊まった鳥取市賀露町のゲストハウス「guesthouse esp」、鳥取市を南北に流れる千代川の左岸側にあり、鳥取砂丘とは反対側になります。隣がレストランになっていると云うか、レストランのオーナーがゲストハウスをやっていると云う感じかな。手前右がそのレストラン「シェ・ヒロ」左のガレージ奥の2階建ての建屋がゲストハウス。
非常に清潔感のある処で、もちろん他のゲストハウスと同様に共有スペースが色々と利用できるのですが、セルフの飲み物とか雑然と並んでいるのではなくて整理整頓収納されているので、却って気を使ってしまいます。鳥取市郊外の新興住宅地と云うロケーションが中途半端で、徒歩圏内にはコンビニの類はありませんが、鳥取駅や湖山駅から走って行くとすれば途中にはコンビニやイオンやトライアルまであります。したがって料金を含めてお勧めです。ただ一つ不満は二段ベッドなのですが、枕元照明がない事。
鳥取駅から約7.5キロの距離があり、最寄り駅は山陰本線湖山駅になるのですが、これから乗車する「鳥取うみなみサイクルトレイン」は湖山駅からの乗車はできませんので鳥取駅まで走るのですが、せっかくですので少し早めに出て海岸へ、ただ千代川を挟んだこちら側は砂丘の風景ではなく普通の砂浜です。
昨日は日没近かったので河川敷の自転車道を避けたのですが、今朝は鳥取大橋東詰から自転車道へ降りて路面のサインに従って鳥取駅へ。南口のセブイレで固定用のベルトと記念品の小さなタオルを受取って改札口へ、思っていたよりスムーズに進んで時間が余り気味、なおホームには待機場所が設定されています。サイクルトレインは鳥取0805発→米子1044着と米子1559発→鳥取1830着の1往復、12月8日(日)まで主な土日祝に設定されていて利用料金は乗車券とは別に500円をネットでの予約時に決済します。普通列車ですが乗降できるのは鳥取、松崎、御来屋、米子駅のみ、他の駅は下車のみ、但し鳥取大学前となぜか倉吉駅が乗り降り何れもできません。そうなると利用できるシチュエーションは鳥取市近郊に在住しているか、県外からだと鳥取市に前泊してから米子方面、例えば弓ヶ浜サイクリングロードとか境港市とかが考えられますが、米子での時間が5時間余りですとゆっくりはできないですね。
乗車するのは鳥取0805発の米子行き、キハ40系キハ47の3両編成で1両に付き3台で計9台が定員、予約時に可能ならば何両目かを指定できます。個人的には旧国鉄標準色(写真は同系のキハ48)だと嬉しいのですが、そうなると馬鹿な鉄どもが押しかけるか。さて初日は鳥取県知事もきてセレモニーがあった様なのですが、今日は特に何もなし、誘導する係員も見掛けなければ利用者も私1人?、おっと2両目にもう1人それも昨夜「guesthouse esp」に泊まっていた男性が。
1両目はキハ47 31なんですが、床上のボックスが邪魔にになるのですよね。昨日城崎温泉から輪行したキハ47 13にはこのボックスはなかったのですが、なんなんでしょドアエンジンが寒冷地仕様で車内にとか。当初御来屋駅まで乗車し7月30日に走った御来屋以西を「うみなみサイクリングロード」ではなく海岸寄りのルートを走ってみようかと考えていたのですが、再訪したかった御来屋駅ナカの「糀まち食堂」がお休みでしたので次の機会にして、かねてから懸案の旧国鉄倉吉線廃線跡と倉吉の白壁土蔵群に向かう事に。
しかしこの「鳥取うみなみサイクルトレイイン」あまりに利用シーンが限られていて、来年も継続されるのでしょうかね。
ところでかつて国鉄倉吉線が分岐していた倉吉駅はサイクルトレイン利用での乗降できませんので、一つ手前の松崎駅(湯梨浜町)で下車する事に、7月に東向きに走っているので倉吉へは小さな峠(写真右)を越えなくてはならない事は判っているのですが、時間的には次の下北条駅まで行くよりは早そうなので、松崎0910駅着。しかし文句を云っていても到着後すぐにも走り出せると云うのは有難いです。
ところで「日本海駅伝競走大会」って壮大なネーミングで、凄いなと思ってググッてみると、三朝温泉とはわい温泉の間を走るだけで東郷池は見えても日本海は見える処すら走りません、何や。閑話休題。
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明日から輪行ダブルヘッダー
明日からの3連休は日帰りと1泊2日の輪行ダブルヘッダー。まず明日12日は中央本線南木曾まで輪行し、馬籠峠を越えて中津川へ、終電近くに帰ってきて翌早朝から鳥取方面に向かうという強行軍、機材も変わりますので予め準備はしておくのですが。
ようやく気候も良くなってきて遠征するにも絶好のシーズンなのですが、この季節には「18きっぷ」がありません、ただ10月の2週間程の間に「JR全線 秋の乗り放題パス」と云うのが発売されています、以前は「鉄道の日記念 JR全線乗り放題きっぷ」と云う名前だった事もあり、10月14日の「鉄道の日」を挟んだ土曜日から日曜日の約2週間の内3日、従って今年は10月5日~10月20日の間「18きっぷ」同様に利用できます(発売期間は9月13日から10月18日)。料金は7,850円とやや割高なのは良いとして、問題は利用できるのは発券時に指定した日にちからの連続した3日間のみ、バラバラに3回とか3人での利用はできません(但し小人料金の設定があり)。2日ならまだしも輪行サイクリストには非常に使いにくい設定なのです、確かに2日目を捨てるつもりで1日目と3日目に元が取れる処まで乗車すれば良いのですが、貧乏性の私には使える2日目を丸々捨てるのがなんとも許せません。
1泊2日を輪行で利用して、残り1日分で今神戸市立博物館で行なわれている「デ・キリコ展」へ行こうかと考えてみたものの、もちろん自宅の奈良桜井から神戸三宮までJR利用で往復3,040円ですから元は取れるのですが、近鉄阪神利用では2,500円で往復できるのであまり妙案とは…
そうこうしていると10月12日に中津川へ「栗きんとんめぐり」に行く事を兼ねて南木曾から馬籠峠を越えるプランが、そして10月13日から山陰本線鳥取~米子間で「鳥取うみなみサイクルトレイン」が運行される事を聞きつけ、1泊2日で鳥取へ向かう事にした次第。
煙管ロングライド「桜井~岐阜」(後半)
さて鳥居本駅を出発し岐阜の加納宿まで旧中山道を辿ります、鳥居本宿~番場宿~醒ヶ井宿~柏原宿~今須宿~関ヶ原宿~垂井宿~赤坂宿~美江寺宿~河渡宿~加納宿と約58キロの道のり。鳥居本宿は野洲で別れた中山道と朝鮮人街道が再合流し、中山道と北国街道が別れる交通の要衝。10月6日に「第16回とりいもと宿場まつり」が行われるとの事で、幟や飾り付けが始まっています。
中山道は鳥居本宿を出るなり摺針(すりはり)峠(170m)への登りが、距離は1キロ程ですが10%近い登りが。先日から左膝に少し痛みがあって調子が今一つなので心配だったのですが、どうにか降りずに登りきる事が。
反対側は緩やかに下って名神高速に沿った処から緩やかに登り米原トンネルの上で小摺針峠を越えます。
小摺針峠を下ると中山道62番目の「番場宿」、途中で正面に伊吹山を望む事ができます。番場と云えば「瞼の母」の番場忠太郎所縁の地ですが、あくまでも芝居の中の人物。旧中山道は次の醒井宿の手前から国道21号と並行する様になるのですが、嫌が上にも現国道を走らなければならない区間が幾つかあるのが。
61番目「醒井宿」、もう盛りは過ぎていますが名残りの梅花藻と彼岸花が… 平日とあって訪れる観光客もまばらです。
60番目「柏原宿」、最寄りに東海道線柏原(かしわばら)駅があるのですが、関西線柏原駅は「かしわら」、福知山線柏原駅は「かいばら」はご存知ですよね。そろそろ何処かでお昼でもと思ったのですが、既に13時半、中山道は見どころが多いだけに時間がかかります。
59番目「今須宿」の後、国道21号を旧中山道側に跨ぐ事ができずに国道21号で今須峠をショートカットしてしまいました。
県境のサインに気付かないまま岐阜県へ、不破の関から 1412 関ケ原駅前へ、岐阜駅までまだ35キロ、こんなペースだと明るいうちに辿り着けなくなりそうです、残念ながら関ケ原周辺の見どころは次の機会に。
56番目「赤坂宿」、この季節、旧街道沿いは何処も彼岸花が盛りです。
国指定重要文化財「旧揖斐川橋梁」で揖斐川を渡ります、現在は歩行者自転車専用となっています、隣は東海道線揖斐川橋梁。
宿場町巡りを端折って信号以外はノンストップで17時前には岐阜駅南側の中山道53番目の「加納宿」へ、と云っても現在の岐阜市街地のど真ん中ですので、宿場の面影はありません。
岐阜駅南口で今日のサイクは終了、ここで輪行支度を整え、晩飯を食って名古屋まで移動、近鉄特急で帰途に就きます。しかし旧街道巡りはErbaロードではなくマッドガード付きの自転車で走りたかったですね、延陽伯号で水口までの長丁場と摺針峠を登るのは厳しいとは思いますが。本日の走行は桜井〜水口城南駅と鳥居本駅〜岐阜駅で都合138.0キロ。中山道に拘らなければ巡見街道を南下したり、近江鉄道同様にサイクルトレインのある三岐鉄道や養老鉄道を利用しても面白いかも知れませんね。(前半にもどる)
煙管ロングライド「桜井~岐阜」(前半)
あまりに長過ぎた猛暑も終わり、10月になって走り回れると思いきや何という天気予報なんでしょう、走るより先に片付ける事があるでしょうとのお達しなんでしょうかね、確かにそうなんですが…
とにかく走るのは今日2日を外せません、北西側からお天気が崩れると云う事ですので、東の方角は今日1日は安心して走れそうですので懸案のプランを、和束から信楽経由で貴生川まで走り、近江鉄道のサイクルトレインを利用して米原までワープし、醒ヶ井から関ケ原と旧中山道で大垣岐阜方面へ走るプラン、題して「煙管ロングライド」端折る貴生川~米原間は約47キロになりますが、正味走る部分も130キロ以上にはなります。そう云えば昔「まんま亭」の常連さんに岐阜から走ってくる強者がいましたね。
ところで岐阜へは1998年と1999年に名古屋側から金沢までの「さくら道ネイチャーサイク」の途中で、2006年3月17日に近鉄名古屋線の白子駅から多賀大社経由で訪れているのですが、今回計画している米原~岐阜間は未踏区間なのです。
貴生川までは何度か走っているコースで、過去のログから判断して朝4時過ぎに桜井を出発、未明でも走り慣れている上ッ道(上街道)を北上し、猿沢池から県庁西交差点を経て奈良阪を越えます。県境を跨ぐ頃には明るくなってきて6時過ぎには木津川べりに出て恭仁(くに)大橋を渡ります。
井平尾で国道163号線を跨いで府道5号木津信楽線へ 0640 には近隣のサイクリストにはお馴染みの和束のローソンへ。
湯船にある八七瀬橋、周りの風景にちょっとそぐわない立派なRCローゼ橋(アーチ橋の一種)で、昭和28年の南山城大水害で流された橋を架け替えたものの様です。殆どの車が次の清水橋で朝宮方面へ向うので、府道をそのまま走る車は少なくなり静かな山村風景が広がります。
0747 には京都滋賀府県境になる峠へ、2020年6月「黄和田キャンプ」の折に4サイドで登って来た時より30分早く着いていますが、今回はロードのErba号ですからもっと早くても良い様な気もしますけど。
0822 信楽駅前へ、お馴染みの巨大狸は衣替えで「ハロウィン狸」に。
信楽駅前から雲井までは快適な線路沿いの裏道を走る事ができますが、小野峠への分岐までは交通量の多い国道307号を3キロばかり我慢の走行。旧道は相変わらず通行止、倒木こそありますが担ぎなしで無事通過、なんと云ってもかつては国鉄バス 近城線として路線バスが通った道です。1971年2月11日 小野峠で立ち往生している国鉄バス。
近江鉄道はJR草津線貴生川駅に乗り入れているのですが、自転車をそのまま持ち込むには北口に回る必要があります。サイクルトレインは八日市線を除く近江鉄道本線と多賀線で利用でき(彦根駅のみ利用不可)、休日は終日、平日は概ね9時から16時の間利用できます。利用するのは2006年8月、2009年6月、2019年4月、2020年6月に続いてこれで5回目かな。なお信楽高原鐵道の紫香楽宮跡-信楽駅間のみ自転車の持ち込みができる様ですが、貴生川駅までは利用できませんのであまり価値があるとは、町内をレンタサイクルで回る方向けかと。なお近江鉄道には金・土・日曜と祝日は900円の全線フリーパスがあり、有人駅で事前に購入できるならお得になる場合も。
次の米原行きは貴生川駅 1028発でやや時間がありますので、次の水口城南駅まで進みます、貴生川駅周辺にはコンビニが少ないのですが、水口城南駅の手前には大型スーパーとコンビニがあります、ただ駅の入り口が判り難いのが難点。ここまで78.84キロ。
水口城南駅 1033発に乗車、無人駅ですので整理券を取るのをお忘れなく。自転車を置くスペースは確保されているのですが、車両毎の差異があるのかも知れませんが、一畑電鉄の様に固定するベルトどころか何かで括りつける手すりの類もありません、米原まで乗車すると1時間以上かかるので、これはかなり不便です。走行中はかなり揺れますので固定できないと自転車を支えた状態で座席に座り続ける事になるかと。
今回は旧中山道に入るために終点の米原駅の2つ手前の鳥居本駅で下車しますが、無人駅ですので先頭車両に移動する必要があります、これは輪行の場合でもワンマン運行している路線の無人駅での下車のお約束ですね。なお夏場にサイクルトレインを長時間利用する場合、汗をかいた後に冷房に晒される事になるので、上着の様なものを準備しておいた方が良いかと。
手前の彦根駅で10分程停車した後 1201 鳥居本駅へ。なおユニークな意匠の鳥居本駅駅舎は2013年に登録有形文化財に指定されています。(後半につづく)
久しぶりに山陰へ(2日目)
倉敷 0543 発の伯備線下り始発の米子行に乗車します。東城までの運賃は1,690円ですので「18きっぷ」使用しません、もしもリタイヤして輪行する可能性はありますが、出雲横田まで1日3往復しか走ってませんもね。
新見で芸備線0703発東城行に乗り継ぎますが、このスジは平日のみの運行で土日は1258までないのです。存続が危ぶまれていて色々と話題になっている芸備線ですが、東城まででも平日は6往復、休日は5往復しか走っていません。
新見駅から東城駅まで25.2キロ(営業キロ)を50分掛けて行きます、布原駅で伯備線上り列車と交換、矢神駅で芸備線上り列車と交換。この区間は2015年3月に走っていますが、中国道やR182が平行していて、残念ながら芸備線の存在意義が云々されるのも仕方がないでしょうが、難しい問題ですね。
広島県との県境を越え 0753 終点の東城駅に到着、この先は1335まで下り列車はありません、駅前でのんびりと輪行支度を始めます。ここ東城は2005年に周辺6町が合併して庄原市となるまで比婆郡東城町、比婆郡はなくなりましたがあの「ヒバゴン」の由来の地名です。
これから先は出雲横田までコンビニの類は皆無ですので、少し戻ってローソンで十分な補給をしておきます。ぐずぐずしていたら先の列車が 0853 発として折り返して行くので駅裏で待ち構えてみます。
この先出雲市の手前までR314が続いているのですが。可能な限り線路沿いの道を選んで行きますが、この時間では芸備線も木次線も1本の列車にも出合う事はありませんでした、備後八幡駅付近にて。
10時半には東城から3つ目の小奴可駅に、簡易委託駅で駅舎にはタクシー会社が入っています、駅前には食料品店があって貴重な補給ポイントです、アイスを買って店の前のベンチで小休止。
R314を進んで元の東城町と西城町の境界になる峠、無名の様ですが高梁川と江の川水系の分水嶺になっていて標高は638m。峠手前で県道444号油木小奴可線が分岐していて、そちらに入り平行してきた芸備線を跨ぎます。ところが県道はこの先で鍵掛峠道路の橋梁下部工事とかで通行止、線路沿いに備後落合へ向かう事ができす、R314の西城側へショートカットする事に。
11時半過ぎには備後落合駅へ、ここ訪れるのは2007年10月、2014年7月以来、その前は1970年代で、木次線のSLが健在で陰陽連絡の急行「ちどり」が夜行を含めて走っていて、駅も有人駅どころかホームには立ち食い蕎麦屋さんまでありました。駅舎内には写真や色々な資料が展示されていて、キハ01やキハ02の写真は貴重ですが、さすがにレースバスにはお目にかかれませんでした。下を走る国道の車の音は聞こえてくるのです山峡の無人駅には人影は全くなく「奥出雲おろち号」がなくなった今では3時間近くどの方向からの列車もやってきません。
備後落合駅から少し下った処で右折しておろちループに向かって標高差300m近い登り返しです、平行して木次線が走っていますし(写真左)、17年前に20吋のKHSで越えていますのでロードだから大丈夫と思っていましたが、10月の朝と7月の真昼では状況が違います、幸い木陰が多くて助かりました。木陰で一息入れると風が心地良い、ピークまで後5キロ。(写真右)
13時半までには広島岡山県境を越え三井野原駅近くで標高727mの分水嶺へ。
「奥出雲おろちル-プ」へ、道路上から全貌は見えないのですが国内日本最大級の二重ループ橋です。ループ途中の道の駅へ。迂闊にも道の駅で食事をしている間に出雲坂根1342発の備後落合行きとすれ違っていたのです。
出雲坂根駅に下ってきたのが1420、この先出雲市まででも60キロ弱、下り基調とは云えかなり時間が押してきました。ところが出雲坂根で写真を撮るのにerba号を立てかけていたら動いてフロントバッグが側溝に、綺麗な水でしたがしっかり水没、駅前の四阿で乾かす作業を、問題はモバイルバッテリーが…
出雲三成駅近くまで下ってきた処で登り返しのある木次線沿いに木次まで走る事は断念し、R314を尾原ダム経由に変更。1701 には木次の里熊大橋東詰で当初予定のルートへ。ところがこの辺りから向かい風が強くなってきて、斐伊川堤防上の道は最悪。今夜の宿は松江なのですが、余力と時間があれば出雲市から宍道湖畔の自転車道を走る事も当初考えていたのですが、既に履修済ですしとてもその余裕は、とにかく電鉄出雲市駅 1808 発の松江しんじ湖温泉駅に乗りたい処、それを逃すと次は 1903 になってしまいます。
どうにか18時前には電鉄出雲市駅へ、予定通り 1808 発に乗車する事が、ここまで110.3キロ、。一畑電鉄のサイクルトレインは終日利用する事ができます、ただ 1回320円の料金が必要になりますが、そのまま載せられるのは有り難いです。なお自転車固定用のベルトが備え付けられています。余裕があれば宍道湖畔の自転車道を走っても良かったのですが、以前に走っていますし、最後の斐伊川沿いの向かい風で今日はもう腹一杯。
一畑電鉄は宍道湖北岸を走りますが、結構風が強いかして波が立っています。ところで隣の車両に妙なヤツが、平日の通勤時間帯ですので自転車が載せられるかと心配していたのですが、こんな感じなんです。
1905 松江しんじ湖温泉駅に到着、一畑電鉄は映画「RAILWAYS」の舞台なのですが、もう14年前の作品なんですよ。さて宿まで10分と掛からない距離でしたが、今日は結構疲4れました、本日の走行112.8キロ。
ゆるゆるCC「大和郡山ゆるポタ」へ
大きなサイズの写真は「サイクリングの記録」(要認証)からダウンロードできます。
通勤はともかくこの蒸し暑さには「遠回り通勤」もままならず、誰かと約束でも無ければ走る気力もおこらず休日=休足日が続いています。今日7日は「ゆるゆるCC」の「ジェラートを食べに大和郡山市ゆるゆるポタ」、勤務明けですが集合時刻が柏原市役所前0900、新王寺駅前に1015と云う事ですので、新王寺駅へ馳せ参じる事に、しかし前夜には参加者が何と24名に。
何事もなく定刻には職場を出る事が出来、下ッ道を北上し9時半過ぎには西田原本駅に到着、このまま新王寺駅まで走っても間に合いそうですが、せっかくですのでサイクルトレイン利用させて貰います、西田原本~新王寺間所要時間18分360円也。しかし閑散区間の穴埋めやなしに積極的に大阪線とかでも走らせてほしいですよね、大阪上本町〜榛原〜伊賀神戸とか、個人的には大和朝倉停車ね。
箸尾駅でローデイが一人乗り込んできたと思ったら大和高田から走ってきたHさん、同じく高田のMさんは1本先に乗ったそうです。
新王寺駅に着くと柏原からの大阪組が既に到着、都合25名の参加となっている様です。そこで乾さん率いるS班、DeGuchiさん率いるD班、そして私がC班として走る事になり、14時に大和郡山城跡追手門に再集合する事に。
私がコースリーダーのC班は大和川左岸に出て沈下橋を渡って大和川右岸から富雄川右岸に入ります。大和郡山市街は避けて山田橋を渡り金魚田が広がる風景の中へと…
金魚田の中を抜けて「金魚資料館」へ。その後近鉄橿原線を渡って下街道へを北上します、郡山市街に入った処で柳通商店街となるのですが、その右角にある「K COFFEE」以前裁判沙汰にもなった「金魚ボックス」があったお店、情報ではここでジェラートがあるとの事でしたがメニューにはジェラートはありません。
と云う事で「K COFFEE」には入らず「源九郎稲荷」へ。お昼はどうするかと云う事になったのですが、8人が入れる処と云う事で、少し離れていますが郡山警察署の前の「HAMP 3nd」へ向かいます。
ずいぶん久し振りなのと下街道を南下したので少々迷いましたが、タイミング良く席に着く事ができました。なんと2016年1月の「ツィードラン」以来ですからなんと8年半ぶり。定番のオムライスとサラダとドリンクのセットにします、乾杯しているのはもちろんノンアルですよ。
「HAMP 3nd」を後にして再び郡山市街へ戻りますが。
再集合時刻にはまだまだ時間がありますので箱本舘「紺屋」へ、少し涼んでいたもののやはりジェラートか氷が頂きたいので「やまと郡山城ホール」のカフェレストランへ向かいますが、満席の上に順番待ち。
郡山城内に氷をやっているカフェがあるみたいとの情報でそちらに向かう事に、再集合場所の追手門を抜けて「番屋カフェ」へ。すんなり入れて氷が3種、これが大正解、すみません再集合に少し遅れましたがね。
14時を少し回って追手門へ、すみませんお待たせしてしまって、記念撮影するために再集合した様なのですが、一緒に走れなかった他のグループの方々とお話したりし、メンバーを再編成して流れ解散と云う形に。(ゆるゆるCCのアルバムから写真をお借りしました)
Oさんを除く中和方面組4名でJR大和郡山駅前から佐保川沿いの京奈和自転車道へ入ります、自転車道は快適と云えば快適ですが、さすがに日陰がないのはね、行き交うサイクリストの姿も見えません。今日は先月12日にYさんとご一緒した折に教えて頂いた「樹の実カフェ」に寄れるかなと思っていたのですが、今日は臨時休業なんだとか、残念。
三郡橋で大和高田へ帰るMさん、Hさんとお別れ、下ッ道に入り天理市庵治町でYさんとお別れして大和川沿いに帰途に就きますが、桜井まで後10キロ程ですが一人になった途端どっと疲れが、三輪山を望む自販機とトイレのある休憩所、水道水を被って暫し休憩です。
16時過ぎには無事帰投しましたが、たかだか走行48.8キロにしてはこの暑さには疲れました。ジェラートにはありつけませんでしたのでタイトルが「ジェラートを食べに大和郡山市ゆるゆるポタ」が「大和郡山ゆるポタ」に、でも全然ゆるくなかったです、皆さん熱中症にならずに無事帰宅できた様でなにより。
集合写真を含む大きなサイズの画像をうちのHPの 「BICYCLE」→「CYCLING REPORTS」→ 「2024」とたどって下さい。なお認証が必要です、ログインは’2024’、パスワードは2024年版「CanCan謹製卓上カレンダー」の裏表紙右下の黄枠内の4桁の数字です。なおSNS上のリンクからたどった場合にエラーとなる場合があります、リンクアドレスをブラウザにコピペしてご覧ください。
ゆるゆるCC「高取町かかしライド」
今日はゆるゆるCCの「高取町かかしライド」、一行はいつもの様に大阪の柏原市役所前に集合して、関谷越でこちらへと走ってきます、それだけで’ゆるゆる’ではないと思うのですが…
橿原運動公園大駐車場に9時半が第2集合場所となっていますので、勤務明けから延陽伯号で向います。時間的には余裕だったのですが、駐車場に入った処で前輪がパンク、先月からパンクづいているのが、ただ前回は後輪でしたしその後前後タイヤ、リムテープ、チューブを交換したばかりなので因果関係はないと思うのですがね。大阪からの一行が到着するまでにはチューブ交換は無事完了。
この時点で参加者は13名 (写真左 : すみれちゃんが撮影)
まずは一町経由で「高取かかし祭り」が行われている高取町の土佐街道へ向いますが、途中で1名合流。
人数が多いと信号で千切れる事も多くてなかなか大変です、ましてロード、クロス、ランドナー、小径車の混成部隊。
とにかく無事に土佐街道に到着、前方に高取町道路元標が見えています。
ここにきて15名なのかな、左の写真(出口さん撮影)、かかしが紛れ込んでいます。
高取のかかし祭りは今回で15回目になるのですが、今年限りで最後になるとの事、明日香村の稲渕の棚田で行われている「案山子コンテスト」はコンテストですので毎年新作が登場するのですが、ここのは数人の有志の方々が作ってきたものを、土佐街道沿いの町家などに置いています。その数260体、終了と云う事で引き取り先が既に決まっているそうです。なお3月に行われている「町家の雛めぐり」も来春で終わりになるそうです。
お昼は吉野ストアで弁当でも買って近隣公園ででも食べようかと云う事だったのですが「街の駅 城跡」の隣の「わくわく市場」で売っていた弁当を頂く事に、なんと「ゆるゆるCC」一行で買占めちゃいました。高カロリーのコンビニ弁当より野菜中心の弁当がとても美味しかったです。
お昼過ぎには土佐街道を後にしますが、次々と見物客がやってきて午前中にこちらに来ておいて大正解でした。ここから地元の私がコースリーダーに、消防署の裏から明日香村に入り檜前の村中を抜けて飛鳥駅近くに出るかつての「あすか鍋サイク」の定番コースを行きます。
「鬼の雪隠」と「鬼の俎」の間を抜け、これから甘樫丘のコキアと藤原宮跡のコスモスを巡ります。
甘樫丘にて、コキアも盛りを少し過ぎたのかな (写真 : ゆるゆるの誰か)。全員が揃って集合写真、やはり15名で良いのかな。
豊浦休憩所でトイレ休憩の後、飛鳥川沿いの自転車道を少し走り、別所町の集落の中を抜けて藤原宮跡へ、実は私の通勤ルートです、先日まで両側に彼岸花が咲いていたのですが。
藤原宮跡のコスモス、今が盛りで見事ですが見物客も多いです。ここまで来たらすぐそこの「4’season」に寄りたい人も多かったのですが、すみれちゃんが念のため電話をした処、残念ながら満員との事。
14時には藤原京跡を後にする事になったのですが、田原本へ走り近鉄田原本線のサイクルトレインを利用して王寺までワープする案が、7月の「ミニベロポタ」や昨年8月の「おふさ観音」の時も利用したのですが、王寺へ出れば峠越えせずに大和川沿いに柏原へ帰る事ができますので満場一致?で決定、橿原市市街の信号に時間を食われましたが、下ッ道に入り近鉄西田原本駅へ到着、なんと次の発車は1453、そのまま載せられるとは云え4分しかありません、券売機は1台なので切符を買うのも捗りません、どうにか乗れるかと思いきや、若干1名の切符が自動改札機に詰まるアクシデントが、4名が乗り遅れる事に。この時間帯は田原本線は1時間2本なんですね、次の1523発が入ってくるまでとねっこさんとお見送りして帰途に就く事にしました。
集合写真を含む大きなサイズの画像を順次うちのHPの「サイクリングの記録」にUPしています。なお認証が必要です、ログインは’2023’、パスワードは2023年版「CanCan謹製卓上カレンダー」の裏表紙右下の黄枠内の4桁の数字です。なおスマホのSNSアプリ等からリンクをたどると401エラーが出る事があります、Crome等ブラウザで開いて下さい。
ゆるゆるCC「ミニベロポタ 夏の陣」
藤原宮跡 蓮池にて
今日は夕方から出勤なのですが、乾さん率いるゆるゆるCCが「ミニベロポタ 夏の陣」と題して奈良まで来られるので午前中だけご一緒する事に。
一行は柏原市役所前をスタートし近鉄新王寺駅まで走り、田原本線のサイクルトレインに乗って西田原本駅まで移動し、再び走り出してまずは藤原宮址を目指します。サイクルトレインとして車内にそのまま持ち込めるのは9時から15時の間に両始発駅を発車する列車ですので、新王寺駅0903発に乗る事を見越して30分前には着いたのですが、既に全員が到着済み。
今回は「ミニベロオフ」と云う事で延陽伯号こと片倉シルクグロワール24で向かったのですが、殆んどの方は今どきの20インチの折り畳み、私と乾さんだけが24インチ。聞くとこのクワハラのMTB、元のオーナーは懐かしやレオナルホド・ダッサイ氏、娘さん用に譲って貰ったんだとか。(写真 : 乾さん)
3両編成の2両目が自転車持込可能な車両となっています。西田原本まで約10キロ、18分、運賃360円ですがこの猛暑のサイクリングにクーラーの効いた車内で一息入れつつワープできるのはなかなか快適です。(写真右 : 乾さん)
ところで近鉄の中でも他の線区とは独立した田原本線ですが(車両の出し入れのために西田原本駅の北側で橿原線とレールは繋がっています)、前身は戦前に開業した大和鉄道、桜井まで延伸し、名張までの免許も下りていたのですが、田原本以東は1944年に不要不急路線として廃止されてしまいました。
西田原本駅を出て県道14号桜井田原本王寺線を桜井方面に走ります。実はこの県道、田原本以東は先の大和鉄道の廃線跡を転用したものなのです。地図を見れば一目瞭然、概ね東西南北につけられている奈良盆地の道路の中にあってこの県道だけが北西から南東へと斜めに走っているのです。
味間郵便局前で県道と別れ、行く手に大和三山を望みながら田園風景の中を南へと走ります。旧い集落の中を縫って行くので少々道は判り難いですが、西田原本駅から藤原宮址近くのファミマまで30分程でやってきました。
藤原宮址の蓮池にて、休日とあって結構な人出です、これから8月上旬にかけてが一番の身頃でしょうか。今年7月10日の模様、2015年8月2日の模様。
藤原宮址の後はおふさ観音を覗いて下ッ道を田原本に向かって北上し、唐古鍵遺跡へ向かう予定ですが、乾さんが「4season」へ随分ご無沙汰していると云う事で、少し早いお昼ですが急遽そちら向かう事に、まだ11時にもなっていなかったのでランチではなくモーニングに。(写真左 : りょうさん)
「おふさ観音」へはR165も長寿道も車が多いので、少し遠回りですが藤原京の中を西へ走り飛鳥川に沿って。
「おふさ観音」まで来た処で私の任務は終了、皆さんとは門前でお別れし帰途に就きます。「風鈴まつり」の様子はこちらを。(写真 : 乾さん)
乾さんのBlogReports「ミニベロオフでサイクルトレインに乗りました♪」
集合写真をHPの「サイクリングの記録」にUPしています。なお認証が必要です、ログインは’2023’、パスワードは2023年版「CanCan謹製卓上カレンダー」の裏表紙右下の黄枠内の4桁の数字です。なおスマホのSNSアプリ等からリンクをたどると401エラーが出る事があります、Crome等ブラウザで開いて下さい。
遠回り通勤ポタ「サイクルトレインと筋違道」
ここ暫く左膝と腰の調子が良くありません、軽い痺れと云う感じで我慢できない程でもないのですが… 自転車通勤をやめる訳には行かず、左膝は踏み込むと痛むので、踏み出しは意識して右で、坂道は控えています。先月末の「伊那路ツーリング」は2日で206キロ、今月2日の「いわっし村」は96キロと走ったので、疲れかなと最初は思っていたのですが、もう2週間になります、自分的には「伊那路」の時からサドルが低い様なと思いつつ邪魔臭くてそのまま走っていたのが原因の様な気がするのですが。腰もどちらかと云うと左だしうちのPT(理学療法士)に訊いたら神経系を疑ってみるのも、と云われると左つま先まで痺れてきた様な。来週には松阪~賢島のサイクルトレイン絡みで走りたいのと、来月GW明けに琵琶湖キャンプツーリングを計画しているのですがネェ。しかし体重が80キロを切ると事故に遭ったり故障している様な、お陰で減量プログラムが捗りません。
さて前置きが長くなりましたが、お天気も良いので勤務明けから軽く平地を流して帰る事にします。先週乗った田原本線の期間限定サイクルトレインが今日最終日ですので、前回とは逆に西田原本から新王寺まで乗車し、いわゆる筋違道で帰ってる事にしました、まず飛鳥川沿いから下ッ道(中街道)へ。
道路元標は旧街道沿いに残っている事が多いので、下ッ道沿いに走るとも幾つかの道路元標を見る事ができます、気が付けばの話ですが、磯城郡の多村道路元標(写真左)、田原本町道路元標(写真右、かさ上げされているのが判りますね)。
他所者には迷路の様な田原本の街中を抜けて西田原本駅へ、1014発に乗車します。
ところで一見他の路線と繋がっていない様に見える近鉄田原本線って、どこから車両の出し入れをしているのか。橿原線の田原本駅と田原本線の西田原本駅の北側、住宅に囲まれる様に渡り線があるんですね、朝夕に通勤通学時間帯のダイヤで田原本線内を走っている編成が増減する折に通過するみたいです。
今日は私1人(台)かなと思っていたら3両目に御夫婦と思しき2人が、自転車利用は中間の2両目と云う事になっていたと思うのですが、あまり周知されていない様で、ただあまり徹底されると困る事もあるかも。なお新王寺駅は西田原本駅と同様に頭端式(櫛形)ホームなのですが、1線2面で昇降扉が別になるので自転車の昇降がし易いです。
休日で賑わう駅前を避けて線路沿いを東へ。新王寺駅のある王寺駅からはJR関西本線と和歌山線と近鉄田原本線が東側へ出ているのですが、田原本線は関西本線を跨いで和歌山線との間に出ます、手前の踏切が和歌山線です。
少し寄り道して菜の花が水面に映える大和川べりに出て昭和橋まで戻り対岸の右岸を走る事にします。北側になる右岸の道は竜田川と富雄川が合流する処で迂回するので少し遠回りになるのですがね。
右岸を遡り馬場尻橋を渡り寺川左岸に入ります。聖徳太子が法隆寺建立の為に通ったされる筋違道(太子道とも法隆寺街道とも)は多くが失われているのですが、寺川以南三宅町から田原本町にかけてその道筋を辿る事ができます、地図を見ると東西南北に整備された道に対してこの道が斜行している事が良く判ります、それが「筋違」の謂れなのですが。
三宅町では数少ない観光資源?なのであちこちに案内が整備されています。
三宅町屏風の杵築神社、門前に磯城郡の三宅村道路元標が。
田原本町域に入り筋違道は黒田駅の西側で田原本線と交差します。地形図を見ると条里制の名残りを残す奈良盆地の中で斜行する田原本線と寺川水運と筋違道には妙な共通点が見えてきます。
京奈和自動車道と交差すると都村道路元標(田原本町宮古)が残っています、実はこの十字路の北東角から南東角に最近移転してかさ上げされています、このロケーションまですのでいつまで建っていられるのか心配しているのですが、少なくとも田原本町は道路元標の歴史的価値を認識してくれている様です。最近では住宅の一角にあった高市郡の真菅村道路元標(橿原市)が失われてしまいました。
残念ながらこの先で筋違道はぷっつりと途切れてしまいます、適当に走ると飛鳥川沿いの自転車道に出てしまいましたので、八木札の辻を経て横大路で帰途に就きました。本日の走行38.9キロ。
田原本線のサイクルトレインに…
今日4月9日(土)から17日(日)までの1週間余り近鉄田原本線で運行されるサイクルトレインに乗ってきました。貸切りではなくいつもの電車に他の乗客と一緒に自転車をそのまま載せて貰える訳です(自転車は3両編成の2両目へ)。
田原本線は新王寺駅から西田原本駅の間約10キロの路線、新王寺駅はJR関西本線王寺駅を北側に出て東側にあります。なお西側にある近鉄生駒線とは繋がっていません。
サイクルトレインとして自転車をそのまま車内に持ち込めるのは期間内の平日日祝日問わず9時~15時台に発車する全列車ですが、大輪田駅と佐味田川駅では昇降できません。なお田原本線は自動改札機などで改札口が狭くなっているのでサイドバッグを付けていると幅によっては通れませんので注意。
サイクルトレインの1番電車とあって近鉄の方と県道路環境課(今は名前が変わったらしいが失念)が乗り込んでアンケートを求められます、記入して記念品を頂いたのですが… 折り曲げられないクリアファイルとかの入ったA4封筒ってサイクリストにはお荷物なんですけど、中味は「京奈和自転車道」の案内以外は「リニア新幹線」とか自転車とは関係ないものばかり、この辺り「ならくる」同様に自転車目線じゃないのですよね、でも3色ボールペンとか有難く使わせて頂きます、鉄な人には「ひのとり」のクリアファイルは嬉しいかも。
箸尾駅の手前で満開の桜並木の高田川を渡りますが、昨日川べりから撮った写真はこちら。
20分前後で西田原本に到着、さすがに自転車の方が早いなんて事はないです。西田原本駅は近鉄橿原線田原本駅とは道路で隔てられて繋がっていません、昔を知っているだけに駅前ロータリーができてとても綺麗になっているのが、地上駅でスロープがあるので自転車を推して出入りできます。今回は1週間余りの実証実験的な運行、サイクリングのコースに組み入れる様な区間でもありませんが、日中に限られても何時でも利用できる様に定期運行にしてほしいですね、それに二つの自転車道と交差するんだから「伊勢志摩お魚図鑑」みたいにラッピング車両にしたら良いかも。王寺駅前の西友に買い物に行く沿線のおばちゃん達が利用するかも、でも一般化したらしたで学生とかのマナーやトラブルと云った問題も出てくるやろね。
さてお昼には桜井に戻りたいのですが、せっかくですので上り下りのサイクルトレインの交換風景を撮ろうと急ぎ箸尾駅まで走る事に、サイクルトレインのヘッドマークは色違いになっているのですね、日中は2編成が往復しているだけなので2組だけなのかな。
帰り道橿原線の踏み切りで出会ったのはクラブツーリズム専用貸切車両「かぎろひ」、デッキが狭くて乗り降りしにくい特急車両は遠慮しますが、JR東日本の「B.B.BASE」の様な専用列車で大都市圏とサイクリングに適した土地とを結んでほしいですね、大阪上本町駅と榛原や伊賀神戸なんて需要はあると思いますが。さて来週は三重県の松阪駅と賢島駅の間で同様のサイクルトレインが運行されますが、乗ってみようにも松阪までは輪行しなくてはなりません。そんなこんなで本日の走行は43.1キロ。
近鉄松阪~賢島間でサイクルトレイン
近畿日本鉄道(以下近鉄)では先週発表した田原本線新王寺~西田原本線間に続いて、三重県の松阪~賢島間(57.6キロ)に期間及び時間帯限定でサイクルトレインを走らせると発表しました。期間は2022年4月16日(土)から4月24日(日)まで、日中の一部の普通列車をサイクルトレインとして運行するとの事、時間、昇降可能な駅や改札口など詳細は別紙(PDF)を参照。
shimacycle
PDFファイルダウンロードはこちらから。
田原本線同様に期間限定の運行で実証実験と云うか様子見と云う感じで、やはりJR東日本の「B.B.BASE」の様に大都市圏からサイクリングに適した地域への移動手段として実現して貰わないと需要は限られてしまうかと、近鉄なら大阪や京都から榛原、伊賀神戸、伊勢志摩、吉野へと走らせて貰いたいものです、まあ長距離長時間ともなると色々と課題もあるとは思いますが。田原本線や山田・鳥羽・志摩線の場合は自転車での買物客もターゲットにしているのかも、実際一畑電鉄では松江市街へ買い物に出掛ける人を見掛けますもんね。
参考記事「サイクルトレイン運行社会実験」
近鉄田原本線でサイクルトレイン運行
4月9日(土)より17日(日)までの間、近鉄田原本線(西田原本~新王寺間 10.1キロ)でサイクルトレインが運行されます。地理的には私のサイクリングのルートとしては使いにくいですが、この機会に近鉄の他の路線にも拡大して貰える様になれば良いですね。近くの馬見丘陵公園では「チューリップフェア」が開かれていますが、箸尾駅近くの高田川の桜並木には間に合わないかな。
20220324cycletrain
PDFファイルダウンロードはこちらから。
「酒池肉輪会」黄和田キャンプ(1日目)
府県道5号木津信楽線、京都滋賀県境にて
越境自粛解除を受けてキャンプしようと云う話になったのですが、なかなか場所が決まりません、なんでも週末はキャンプ場は何処も一杯だとか、結局は4年前の2016年6月に行った事のある滋賀県東近江市の黄和田キャンプ場と云う事に、永源寺ダムの上流ですから、奈良桜井からだと片道120キロ近い道のりです。コースは前回同様、往路は加茂から信楽、水口経由、復路は伊賀上野経由、これは帰りに信楽経由だとR307小野峠を登らなければならないからです、距離的には殆ど変わりません。
4時05分に桜井を出発、上街道を北上し、0520 猿沢池、0510 奈良阪を登って奈良少年刑務所跡の前を通ります。
0550 には京都府へ、4ヶ月ぶりに自転車で越境します。なお昨今はマスクをしてないとアヤシイ人物な世情、走っている時は顎マスクです、でないと死にます。
時間もあるので大仏線跡に沿って加茂へ越えずに旧木津町まで回りこんで木津川左岸を走り、恭仁大橋を渡り県道5号木津信楽線へ、信楽すなわち滋賀県甲賀市へ行くには一番快適なルートです。7時前には和束のローソンに立ち寄りますがご他聞にもれずイートインコーナーは使えません、しかし県道は土曜の朝とあってローディと単車の多い事。
湯船では少しですが村の中の旧道へ、朝の里山風景に癒されます。
0825 標高350m程の県境に到着、和束のローソンを出たのが 0714 ですから湯船で一息入れていても1時間強、サイドバッグ4つで25キロある4サイドでは上等です。
4年前に撮っていますが、ここで「自撮り」にトライしますが、陽射しがないので、今一つ、左の写真は例によって「Microsoft Image Composite Editer」による合成ですが、これも今一ですね。
県境で30分ばかりいて信楽へ下ります、杉山でR307を跨いで旧道へ、0922 信楽駅前着、時節柄狸もマスクを、でも今までのコスプレの中で一番安上がりですね。30分ばかり休憩。この先は車の多いR307を避けて線路沿いの道を行きますと牧東の交差点までパスできますが些か判りにくいですし、玉桂寺前後は道も悪いです。
牧東から小野峠への入り口までの交通量の多いR307の約3キロがこのルートで一番我慢のしどころ。踏切を渡って旧R307へ、庚申山広徳寺への分岐から先は通行止になっていて廃道寸前かと思えますが、地元の軽トラとかが通っていて、自転車なら問題ないです、但し木っ端が散乱していて水も出ていますのでロードでは厳しいかと、今日はハイカーとすれ違いましたね。
4年前は日野町役場でabiさん達と合流してから黄和田キャンプ場へ向かったのですが、日野町へのアップダウンが鬱陶しいので、水口のスーパーで買出しをしてから、近江鉄道サイクルトレインで水口城南駅から長谷野(ながたにの)駅までワープします、但しコース的には西側へ迂回しているので実走距離は変わりませんし、水口城南駅から長谷野駅まで33分乗車で運賃700円は高いです、昨年4月には貴生川から米原の手前の鳥居本までフリーキップ(1日880円)を買って乗車しましたが、それなら価値があります。
水口には西友もあるのですが駅近くの「バロー」へ、中小スーパーの方が自転車を置ける処から売り場までが手っ取り早いし、最近はどこでも保冷用の氷とかのサービスをやっているので利用価値大です。
そのまま載せられるサイクルトレインに水口城南駅 1132 から乗車、キャンピングでも問題なし、ワンマン運行で2両目の扉が開かない無人駅から無人駅への乗車ですから1両目に乗車、整理券と取るのをお忘れなく。なお自転車での乗降ができる時間帯や路線や駅の制限以外にも、推してホームへ行けるスロープのある駅とかを事前に調べておいた方が、貴生川駅のエレベータはサイドバッグが着いているとちょっと大変です。
車内でスーパーで買った弁当でも食べようかと思っていたのです部活帰りかの高校生と重なった様で、お弁当を拡げたのは長谷野駅に着いてからに。
長谷野駅から県道170号高木八日市線(布引街道)と県道508号中里山上日野線を継いで旧永源寺町域へ、GoogleMapでは県道508号の山上界隈を「案山子街道」と案内しています、ご覧の様な案山子があちこちに。
八風街道(現R421)に入り永源寺門前へ、ここから永源寺ダムの上の黄和田キャンプ場まで標高差は100m程なのですが、コースによっては結構アップダウンがあります。とにかく車の多いR421を避けて右岸のルートを取ります。
右岸路はダム前後で通行止になっていて、永源寺ダムの天端道路はチェーンが掛かっています、しかしダム下より湖畔の方が坂がきつかったりして。1445 無事に黄和田キャンプ場到着、走行107.2キロ、所要時間10時間40分、実走行時間7時間03分でした。
大津からのショコラさん以外は既に到着していて、「酒池肉輪会」お約束の持参の酒を並べます。しかし自粛モードから放たれ、来週には梅雨入りが予想され、今日明日と天気に恵まれるとの予報とは云え、キャンプ場のこの混み様は、4年前はがらがらだったんですけど。なお自転車での1泊料金は以前の600円から500円に値下がりしていました、なんでも以前は300円/日の計算だったとか、ここは車でのディキャンプが多いんですよね。
なおじさんと明日香村のチネリ怪人VIVVAさんが不参加との事、残念ですが、今年から滋賀県人となったショコラさんも無事に到着。ときかくしっかり冷しながら走ってきたマイブームの「一番搾り<黒生>」を2本空けちゃいました、クーラーボックス様さま。
ここ2日程皆目寝ていなかった割には遅くまで飲んでいた様ですが、以降記憶が曖昧です。
琵琶湖へ (1日目 後半)
終点の米原まで乗車のつもりだったのですが、せっかくですので2つ手前の鳥居本駅で下車する事に、なおワンマン運転ですので無人駅では先頭から降車する必要がありますので、1つ手前の彦根駅で停車中に移動しておきました。
レトロな鳥居本駅は国の登録有形文化財に指定されています。駅の前のR8をはさんだ反対側に中仙道鳥居本宿があります。
湖岸道路へ出ようとして却って手こずってしまった様な、とにかく1240には琵琶湖湖岸へ。「びわいち」とおぼしきローディの多い事、スタート地点にもよるでしょうが、この辺りをこの時間に半時計回りしている様では遅いですね、さすがに時計回りで走ってくる連中は速そうです。さて今夜の幕営地ですが、琵琶湖の湖岸緑地公園は24時間以内であればキャンプ可となっているそうで、西岸の高島市まで走り適当な処を見つけようかと、ただ湖岸緑地公園と云っても四阿やトイレ、水道とかの有無など様々で、東岸の中主や姉川河口は情報があるのですが、西岸の幾つかについての情報がありません。もちろん正規のキャンプ場もあるのですが、オートキャンプ場をうたっていたりグループやファミリー向けの料金体系で、1人1泊で2,000円では頂けませんね。
1430には県道514号の賤ヶ岳隧道へ、現在この旧道トンネルは補修工事中で県道飯浦大音線の殆どを含めて通行止なのですが、自転車歩行者のみ通行可となっています。「びわいち」がこれ程知られ滋賀県にとって観光資源ともなっている現状では、工事の邪魔になっても大型車が多く危険なR8の賤ヶ岳トンネル(850m)へ迂回させて事故でも起こったら非難を受ける事は目に見えていますからね。
1512に西浅井のローソンに到着、しかし空模様が怪しくなってきました、今夜降る予報があるのですが、幕営地まではどうにか持って貰いたいものです。
1645 「マキノ湖のテラス」着、時間とお天気の心配がなければメタセコイア並木までまわりたい処なのですが、その余裕はありません。湖北へ来る度に次はゆっくりと訪れたいと思うのですが、なかなか果たせません。さて今津で夕食の調達をしようとローソンに入ろうとしたら雨が、幸い直ぐに止んで、雨雲レーダーによると、この先も心配なさそうです。
湖岸緑地公園ですが、角野浜はグークルで四阿に見えていたのは野鳥観察小屋だったり、適当なスペースもなく幕営向きではないので、針江浜まで南下する事に。
針江浜湖岸緑地公園(写真)は、コンクリート製のベンチとテーブルがあり、屋根は藤棚状で雨露はしのげないのですが、もう降る心配もなさそうですので、ここで幕営する事に。ただこの周辺の湖岸緑地公園は県道333号安曇川今津線がすぐ傍を走っていてかなり騒がしく、決してお勧めではありません。コンビニ弁当とカップ麺の夕食を済ませ、さっさと休む事にします。本日の走行145.1キロ。
琵琶湖へ (1日目 前半)
旧R307 小野峠(Photo : niwa-chanさん)
20日から23日にかけてフリーなので急遽キャンプツーリングに出掛ける事に、南海フェリーで徳島に渡って「四国の右上」を走ろうか、鳥羽まで走って伊勢湾フェリーで伊良湖に渡り渥美半島を走って適当な処から輪行で帰ってくるとか考えてみたのですが、先日からasuka号の足回りの整備をしたばかりだし、20日から飛び出すには色々と準備不足なので「手抜き自走びわいち」を企んでみました。うちの近所からでも「よろづ」のmillionさんとか「自走びわいち」を達成している人はいるのですが、さすが1日で300キロ以上を走るお歳でもありませんので、1泊2日のキャンプツ-リングで、それも貴生川駅(甲賀市)から米原駅まで近江鉄道のサイクルトレインで手抜きをするプランを考えてみました。 1泊2日で料理をするつもりもありませんので、火器類はお湯を沸かすだけの装備、ただ気温差が大きい時期ですので柔軟性のある衣類の選択と準備が肝要ですね。今回はフロント2サイドにサドルバッグはキャラダイスのネルソンロングフラップを。ネイチャーハイクのソロテントが余裕で入ってしまいます。
フラップを伸ばせば三脚も巻き込む事も出来そうですが、出し入れが面倒なので別途ベルトで括り付け、余裕部分に雨具類と工具袋を詰めています。
貴生川駅までのルートは加茂から県道5号木津信楽線とR307に沿って走る定番ルート、2016年6月にも「黄和田キャンプ」に参加するために4サイドで走っています。今回は貴生川駅から米原まで直通のスジである貴生川発1028に乗るつもりで桜井の自宅を4時丁度に出発、奈良から加茂へ越える辺りで夜が明けます。
6時28分には地元ローディにはお馴染みの和束のローソンへ、土曜ですがさすがに早いかして一人見かけただけ。なおここのイートインコーナーのテーブルには100VとUSB給電コンセントがついています。
8時過ぎには京都府と滋賀県境の無名の峠(356m)と越えます。
0828には信楽駅前に到着、貴生川までは下り基調の15キロ、時間の余裕もあるので一息入れます。
出来る限りR307を走りたくないので川沿い、線路沿いの道を走り牧東の交差点にでると、なんとniwa-chanさんが小野峠を登ってKHSでお出迎えに来てくれていました。さすが地元民だけに新旧どの道を走ってもここへ出ざる得ない事が判っています。牧東から旧道への分岐までのR307はだらだら登りで車が多く一番嫌な区間です。庚申山広徳寺への分岐が旧道への入り口です。参道から先は一応通行止で木っ端が散乱して湧水が流れていますが自転車なら充分走行は可能です。この辺りは40数年前に当時の国鉄信楽線のSLを撮りに通った思い出深い土地です。
かつては国鉄バス近城線(奈良~水口)も走った道です。
小野峠を下ります。(写真はniwa-chanさん) niwa-chanさんの先導で0952には貴生川駅に到着、ここまで約75キロ。JR草津線との接続駅でもあるので、JR側からでも乗車できますが、自転車を持ち込むには東側に回ってのエレベーターを利用した方が良いでしょう、近くにコンビニもあります。KHSとasuka号との再会、延陽伯号が来て不遇を囲っていたうちのKHSはniwa-chanさんの処で余生を送るどころか大活躍しています。
エレベータですが普通の自転車なら問題ないのですが、サイドバッグが付いていると乗り込むには工夫が必要です、もしかすると4サイドではバッグを外さないと載らないかも。米原までの普通運賃は1,130円ですのでフリーきっぷの「1デイスマイルチケット(年末年始を除く金土日祝発売)」880円を利用した方がお得になります。このサイクルトレインに乗るのは確か3度目、貴生川駅は琵琶湖岸からも離れていますし、車や信号の多くさしたる見所のない米原方面へのルートをワープできるので重宝しています。
近江鉄道のサイクルトレインですが土日祝日は終日、平日は概ね9時から16時の間利用可能で別途料金は要りません。但し支線の八日市線と多賀線への乗車と彦根駅での乗降ができません。八日市線の近江八幡駅へ行ければ利用価値は高いと思うのですがね、なおロードバイクや小径車なら良いのですが、階段しかない駅もあるのでキャンピング支度など担げないと乗降できない駅もありますので注意が必要です。
あと貴生川から米原までの所要時間は約1時間半、日中の運行本数は1時間1本程度ですから、時間を良く見ておかないと50キロ弱を走った方が早いと云う御仁もいるかと。ただ今回の私の様にツーリングの中盤だとかお昼時だと、丁度良いブレイクタイムになります。 今回固定用のベルト類を持って来なかったのは失敗、1時間半近く走行中はasuka号を支えておく必要がありました。
サイクルトレイン運行社会実験
今日は奈良県の主催する表記のイベントに参加してきました。桜井線の天理駅から和歌山線五条駅まで団体列車を仕立てて往復すると云うもので、事前の申し込みが必要で、参加資格は奈良県在住または県下に就労就学していると云う事なのですが。
続きを読む サイクルトレイン運行社会実験
道路元標蒐集サイク (北陸篇1日目)
先週には梅雨入りしていたものの、幸い「弐千峠サイク」も好天で迎える事ができました。それでもどうやら来週には 本格的に梅雨入りしそうな予報なので、週末までに少し走っておこうと考えたプランがこれ。 最近現存が確認された滋賀県伊香郡の「塩津村道路元標」を履修して、R8深坂峠から旧北陸本線廃線跡(杉津線)を経て今庄へ越え、うまく行けば福井泊で翌日に石川県の道路元標を巡ってみようと云う計画。 北陸本線廃線跡は北陸自動車道と同様な経路でほぼ県道として現在も利用されています。廃線となった区間は敦賀をはさんで柳ヶ瀬線と杉津線と呼ばれていて、柳ヶ瀬線跡も県道となっていて、これを使うと深坂峠を越えずに、楽に滋賀福井県境を越えられるのですが、残念ながら柳ヶ瀬隧道は自転車通行禁止の様です。山中越えとなる杉津線区間にはかつて12のトンネルがあって、北陸道杉津PAで潰されてしまったトンネルを除き残りのトンネルは今も健在、峠区間でかつての難所と云っても鉄道の事ですから、斜度はたかが知れています。 滋賀県側から北陸へ自転車で向かうのは今度が3度目、最初は2000年10月に信楽~水口~八日市経由で高時川に沿って椿坂峠と栃の木峠の間に出て今庄へ、2度目は2001年10月に深坂峠~敦賀~河野海岸道路を走り越前海岸で一泊するコース。今回は走り慣れている信楽ルートで貴生川駅から近江鉄道サイクルトレインで米原までワープして、再び走り出そうと云う魂胆。ただ近江鉄道サイクルトレインの利用は平日は9時からなので、米原へ向かうには日野駅0910または貴生川駅1004発に乗車する事になってしまいます。 少し明るくなりだした0410に桜井を出発、和束のローソンと信楽駅で休憩の後、雲井駅を過ぎるあたりまでは裏道を走ったあとR307に入りますが、新名神のICができたりして交通量も多く路肩も狭いので、あまり走りたくはない区間です、信楽高原鉄道もサイクルトレインを実施してくれれば良いのですがね。ダラダラと登りきった処で、小野峠旧道に入ります。信楽側は庚申山への登り口で通行止めになっていますが、充分走る事のできる路面状況です。
貴生川駅はJRを挟んで信楽高原鉄道と近江鉄道のホームがあるので、サイクルトレインを利用するにはR307で草津線をまたいで駅の東側にまわりこんだ方が便利です、東側にはコンビニもありますし、ただエレベーターの入り口付近に自転車侵入禁止と書いてあって、階段を自転車担いで登り降りせよと云う事なんでしょうか、自転車をそのまま持ち込むサイクルトレインと矛盾しているのが… 有り難くエレベーターは利用させていただきましたが。米原までの運賃は970円、自転車の持ち込みは無料です。土日休日ならフリーきっぷが使えるのでなんと550円で一日乗り放題です。やってきたの流行りのゆるキャラ「ひこにゃん」にあやかった、「いしだみつにゃん」「しまさこにゃん」のキャラクタ電車です。米原1035着、直通なので所要時間は1時間半程ですが、乗り継ぎで八日市で待たされると走った方が早いと云う声もあるかも、しかし湖岸道路に出るにせよ、結構交通量や信号の多い処を走って行くので、この区間をパスできるの有り難いです、しっかり昼食も車内で済ませました。ただしこの季節走っている格好で冷房の効いた車内に乗り込んでいると体を冷やしてしまうかも、しっかりパーカーを着込んでいました。
途中からサイクルトレインにDAHOINの小径車で乗り込んできた方に、米原駅の西側にでる道を教えて貰って湖岸道路へ、長浜までご一緒して頂きました。R8の賤ヶ岳トンネルの上の旧道、琵琶湖の展望が素晴らしい飯浦大音線に入り、塩津村道路元標を経てR8深坂峠に入ります。
ようやく深坂峠にたどり着いたのが3時前、「とろろそば」の看板に、時間があればとよそ見していたら、石をはねてしまい深坂峠を下りはじめたらパンクしていました。 夏至まじかの一年で一番陽の長い時期とは云え、これからまだ二山越えなくてならないのに… 先が思いやられます。
R8から北陸本線杉津廃線跡ルートへ入るには普通は敦賀市街でR476に入るのですが、それではかなり下ってしまう上に信号や交通量も多いので、麻生口から県道140号に入り笙ノ川沿いの道を池河内へ向かい、標高320m位の池河内湿原まで登ることにはなりますが、緩やかな登りで車の来ない快適な道です。無名の峠を越えると反対側は激下りでR476の獺河内にでます。
北陸自動車道の上り線と下り線に挟まれた格好で廃線跡道路は最初の葉原隧道へ、ここから鮒ヶ谷隧道~曽路地谷隧道~第一観音寺隧道~第二観音寺隧道~曲谷隧道~芦谷隧道~伊良谷隧道と最後の山中隧道まで9つのトンネルが続きます。葉原隧道と伊良谷隧道は交互通行の信号がついていますが、いずれも元単線用トンネルだけに自動車の離合は困難です。 自転車にとっては曽路地谷隧道は500m近いものの照明がなくカーブしているので、ランプなしで突っ込むのは危険です。 いずれも漏水で路面は夕立の後の様な状態で、ガードなしではつらいと思います、今は閉鎖されてしまいましたがツーリングマップルに「西日本一の不気味隧道」と書かれた旧中辺路町の高尾隧道の様にカッパを着込まないと通れないと云う程ではないでしょうが。曽路地谷隧道を出ると北陸道杉津PAの下をくぐり海側に出て敦賀湾の展望が開けます。
山中隧道を抜けて振り返った処、左奥にスイッチバックの引き上げ線用の抗口が見えています。 この後、山中信号場や大桐駅跡の案内板があったりして今庄へ向かって下って行きます。 この後はひたすら福井駅前の今夜の宿を目指すだけです、武生を過ぎたあたりですっかり暗くなってしまいましたが、21時前にはたどり着く事ができました。走行197.2キロ、後3キロ走り回る余力はさすがに残ってませんでした。実は朝桜井を出て三輪近くまでメーターが回ってなかったのですが、それでも200キロには届かなかったですね。
道路元標蒐集の旅(中国四国編2日目)
松江から宍道湖畔を西へ、南岸はR9しかないので決して快適なルートではありませんし、歩道があっても山側です。
簸川郡の久木村道路元標を廻り平田市街へ、「木綿街道」として古い街並みが整備されています。 ここのお店でおそばとぜんざいを頂きました。
宍道湖北岸の県道も結構交通量があって走りrぁいので、雲州平田駅から一畑電鉄で松江に戻りますが、300円で自転車をそのまま乗せて貰えます。
松江しんじ湖温泉駅、元南海21000系も健在です。
< 松江しんじ湖温泉駅、駅前に足湯もあります
大根島から境港経由で片江村道路元標?の残る七類へ向かっています、中海の向こうにはかすかに大山が
境港へ渡るにはとんでもない橋が待ち構えていました、跳ね橋の水門橋はなくなってしまった様です、水面から50m近く登る事になります。
境港から対岸に渡る渡船は廃止されてしまっていて、自転車ではあの橋を渡るしか、
歩道は狭くて乗るのは無論、押すにしても狭過ぎます
展望だけは良いのですが、七類へは一旦降りて再びトンネルまで登らなければなりません
再び山越えしてを渡り境港に戻り、今日最後の目的地「水木しげるロード」へ
饅頭、煎餅、ラーメン、街中妖怪を名の付くものばかり、妖怪神社
ネズミ男と2ショット
水木しげる記念館に勤務している「ねずみ男」は閉館後は、歩いて通勤していますj。
近江鉄道サイクルトレインと河内風穴
先月から企画していた滋賀県多賀町の’河内風穴’へ涼みに行こうという計画、日にちを決める度に怪しげな天気予報に翻弄され延期や中止となっていたのだが... ’河内風穴’のためにサンダルを買ったN嬢はどうも行かなければ気が済まないらしい、この週末も九州辺りでウロウロする台風のせいでどうもスッキリとしなかったのだが、土曜になって道案内役のo氏がいないので彦根周辺の廃村巡りはパスして信楽まで自走して合流し、貴生川駅から近江鉄道のサイクルトレインを利用して近くまでワープして河内風穴を目指そうと云う事になった。 桜井を朝5時前に出発、上街道から猿沢池、県庁前、般若寺、青山、大仏線跡、恭仁大橋と突っ走り、早朝とあって引っ掛かった信号は3つだけで和束のローソンには7時頃に到着、補給の後は時間に余裕ができたので<5>木津信楽線をのんびりと走り、枚方からR307を走ってきたN嬢と信楽町神山の喫茶店前で無事合流。 ←信楽駅前にて 信楽から貴生川へは列車の正面衝突事故で有名になってしまった信楽高原鉄道に沿ってR307を走りますが、工事中の第二名神のルートとも重なっていて巨大な橋梁が頭上を跨いでいたり、I.C.ができるのか道路の付け替えが行われていて風景が変わってしまっています。 ピーク近くで快走ダウンヒルをパスして踏切を渡り小野峠と呼ばれる旧道へ入ります(通行止のゲートがありますが)
← パンク修理中のN嬢、実は... 原因を作ったのは私(^_^;) クララ姫、ジャパタカさんに続く犠牲者ですm(_ _)m ‘近江鉄道サイクルトレイン’は自転車をそのまま載せる事のできるサービスです。 利用できる区間や時間帯等に注意点があります、土日祝日は終日利用できますが、近江八幡へ行く八日市線が利用できないのが残念、また近江鉄道単独の改札口がない彦根駅等いくつか利用できない駅があり、原則車両の最後尾に載せるので無人駅では線とへ車内を移動させる必要があります(まさか乗って走れないでしょ)、詳しくは同社HPを。
貴生川駅にて(Photo : N嬢)、同駅はJR草津線と並んでいるので東側の近江鉄道側へまわる必要があります、東側にはコンビニも近いので便利です。
←おまけに土休日は\550で乗り放題のフリーパスがあります。 暑い時間帯に交通量の多い区間をパスできてとても楽チンなのですが、いかんせん彦根方面まで行こうとすると接続が悪いです(特に休日は)、実際乗ったのは貴生川(10:59)→八日市(11:39/12:18)→高宮(12:41)、’河内風穴’へは多賀線へ乗り換えれば近いのですが待ち時間が... 正直云って走った方が早いかもネ(^_^;)
← 車内ではこんな感じです、ショックコードの類を持って行くと良いかも。
高宮駅でJR能登川駅まで輪行で来たKさんと合流します、私達は車内でコンビニおにぎりとか食べていたのですが、Kさんは昼食がまだだそうなので駅前の食堂で食事をしてから芹川沿いの道を’河内風穴’へ向かいます。
‘河内風穴’、夏休みの日曜とあって家族連れが多いです。 入場料は今は\500になってます、その価値があるかどうかは、まあ県外からわざわざって処でしょうか、ちなみに私は二度目です。 なお風穴入り口までは結構登って行く必要があります、この季節確かに思いっ切り涼しいです、何かうわっぱりと足元の準備を、ビンディングシューズは非常に危険です。 風穴入口までの途中の渓谷の写真を撮ろう云う向きは風穴に入る前に、帰りだとレンズが曇って往生します。
広さに圧倒されるのはここだけです、この先は狭くなって行き止まりばかりです。 ヘルメットはかぶっているにこした事はないですが、高価な自転車用のヘルメットの薄いシェルを傷つけたくない向きは再生可能な自分の頭で...
‘河内風穴’への道は右岸側なので帰りが... 処々狭くて渓谷側のガードレールがない箇所が、そんな処で下手っぽい車にでくわすとちょっと恐怖です(^_^;) 帰りはJR野洲駅前の‘ほほえみの湯’に入って帰ろうと算段し、再び高宮駅からサイクルトレインに乗車し八日市まで行く事に。
←高宮駅にはエレベーターはもちろん跨線橋もないので、線路を渡ります。
←高宮駅は駅舎こそモダンに改装されていますが、ホームはレトロな雰囲気が一杯、でも今ではこのホームが人でごったがえすのは正月の多賀大社初詣の時位なんでしょうネ。
八日市駅にて、あとは野洲駅まで一走り。 本日の走行距離、桜井からの自走を含めて123.1キロ、AVS19.3キロ/時