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道路元標蒐集の旅 山陰篇三日目

 6時前にはゴールデンユートピアおおちを飛び出し、早速三瓶山麓の登りに入ります。 粕淵スタートだとウォーミングもなしに途端に登りですが、早朝とあって少しは涼しいのが救いです。 しかhし昨日90キロ近くも走ってからこの登りでは大変だったと。 三瓶温泉の中を通ってようやく<30>三瓶山公園線に、標高400m台の山麓を巡る道路で、ご覧の様なご機嫌な道ですが。 早朝とあってか三瓶山の全容は見えません、晴れるまでは待ってられないのが残念です。 佐比売村道路元標に寄って県道<286><56><281>と継いでR184へ下ってきましたが、コース設定はまずかった様で結構アップダウンに苦しめられました。 立久恵峡にて。 R184は意外と交通量が多いです。 朝山村道路元標、これで道路元標900基達成です。 出雲市~松江~米子の間は宍道湖と中海の南岸を走る限りR9しかありません、断続的に旧道や裏道も無くも無いのですが、半分位はR9を走らないとどうにもなりません。 とにかくR9を東にとり神立橋で斐伊川堤に出たところで出雲路自転車道に、路面状態が非常に良く、なかなかご機嫌な自転車道です、遠回りにはなりますが宍道湖北岸を回る事にします。 出雲路自転車道は出雲大社付近からスタートしていて、先に一度交差していた様なのですが、その時は気がつきませんでした。 もうすぐ宍道湖、少し風もありますが30キロ前後で快調に飛ばします。 しかし堤防上の自転車道に日陰の少ないのは仕方がないとは思いますが、本当にここは何もないです。 平田市街へ寄らないのであれば、少なくとも神立橋以東はおすすめルートです。 まもなく終点(起点)   映画「RAILWAYS」で話題の一畑電鉄、自転車道は園駅と一畑口駅の間に出てきます。 一畑電鉄は休日と平日の日中、有料ですが自転車持ち込みが可能です。 一昨年に雲州平田駅から松江しんじ湖温泉駅まで利用しましたが、今回は線路に沿って湖岸のR431を松江に向かいます。 こちらにも宍道湖湖北自転車道と云うのがあるそうですが、未整備なのか評判は良くない様です。 しかし一番暑い時間帯に日陰の殆どないこのルートを走り続けているのはかなり堪えてきました。 松江市街が宍道湖の向こうにはっきりと見えてきた頃に、コインランドリーを見つけたので、休憩がてら利用する事にしました。 コインランドリーと云ってもここは普通のクリーニングの取り次ぎもやっていて、受付のお姉さんがいました。 松江大橋南詰めでしばし休憩、そう云えば2階から大橋を見下ろす、夜景の綺麗なJAZZ屋はこの近所でしたっけ。 松江の東横インはシングルは満室だったので、米子まで進む事にし、中湖南岸を東へ荒島駅付近から南に入り、飯梨村道路元標と広瀬町道路元標をも回る事にします。 これで昨日の遅れを取り戻して、予定の道路元標を巡る事ができました。
本日の走行150.8キロ
本日の収穫
【899】 島根県 安濃郡 佐比売村 (現 大田市)
【900】 島根県 簸川郡 朝山村 (現 出雲市)
【901】 島根県 能義郡 飯梨村 (現 安来市)
【902】 島根県 能義郡 広瀬町 (現 安来市)

道路元標蒐集の旅 山陰篇二日目

 益田0539に乗車し石見福光に向かいます。 今日の予定は山間部の道路元標を巡って出雲市まで、予定の距離が100キロ以上ですが、後半に三瓶山麓を越える山越えコースで、石見福光発が7時半以降ですからかなり厳しいです。 今回はKHSで気軽に輪行を繰り返す機動性もなく、日曜と月曜に東横インを利用しようとしているのですから、プランに無理もでてきますが。

 7時45分をまわってようやく石見福光駅を出発します。 ここから井田村、谷住郷村、川戸村と道路元標を巡りますが、結構アップダウンがあって堪えます。

 4つ目の日和村道路元標は江の川の支流日和川の上流の盆地にあるのですが、川沿いに辿る一般道はなく県道は峠越えで迂回して行かなくてはなりません。 川沿いは千丈渓と云う景勝地になっていて遊歩道と平行して林道が通じています、自転車ならばこそこれを利用しない手はありません。
 千丈渓の下流側の入り口まで来ると、林道は邑南町側で崩落のために当分の間は通行止との案内板、ここまで来て引き返して峠越えをすればとても予定をこなせません、とにかく進む事に。 林道は緩やかな登りが続いて舗装されていていますが、落ち葉に小石が隠れていて、ちょっと乗って行くのはためらわれます。 幸い涼しい木陰の道が続くののんびりと押して行く事にします。
 しかし道はだんだん悪くなり、2キロ位でダートになり、ご覧の様な断崖の下を行きます、ブッシュこそありませんが、かなり草が生い茂ってきていて、この季節レーパンではちょっと。 崩落区間は4輪こそ無理ですが問題なく通れました。 ただ眼下に見えるだろう千丈渓は殆ど云って良い程に見えず、音だけが聞こえてきます。
 崩落区間を過ぎるとまもなく遊歩道と合流して再び舗装路に、渓谷の展望もあって幾つかの滝を見下ろす事もできます。 紅葉の頃なら見事かも知れませんが、残念ながら上流の集落の生活排水が流れ込んでいる様で、淵などでは泡立っている処もあり、決して清流とは云えません。
 なお上流側から来ると崩落や通行止の案内はなく太めのタイヤやMTBなら乗車率100%のご機嫌なコースです。
 日和村道路元標は一昨年の秋に峠おやじナワールドさんに教えて頂いていたのですが、やっと訪れる事ができました。 殆ど片峠となる谷峠を13時前に越えて江の川沿いに下り三江線に沿って走ります、この付近でも一日たった5往復の三江線を一往復捕らえる事ができそうなタイミングなので、先の事は忘れて狙う事に。
 石見川本駅で休憩しながら今日のプランを再検討する事に、川本は三江線沿線で一番大きな町で駅も立派なのですが、無人駅ばかりの三江線唯一の業務委託駅なのですが一日5往復では人影も見えません。 とにかく出雲市へ越える事ははっきりと諦める事に、それにダートを押し歩きしたせいか、軽い靴ずれをしてしまった様です、漕いでいる限り問題はなさそうなのですが。 実際無理に越えても朝山村道路元標へ明るいうちに辿り着くのは不可能です。 粕淵の辺りで旅館があれば一番良いのですが、最悪は昨日の様に駅に自転車だけを置いて、江津か益田あたりで宿をとり三江線で往復する手もなくはないのですが。 しかし江の川沿いのR261や県道40、R375は交通量も少なく、自転車にはなかなかご機嫌な道です。
 とにかく16時までに出雲市の東横インをキャンセルし、粕淵で宿を探します。 昔は日本中、小さくても町と云えるような処の駅前にはかならず駅前食堂や駅前旅館があったり、安い商人宿もあったものですが、駅前はすっかり寂れてしまって自動販売機すらありません。 町内には適当な旅館こそなかったのですが、ゴールデンユートピアおおちと云う公共の宿を教えて貰いました。 現在の美郷町役場の上で温泉(チェックイン日は無料)やクアプ-ル(別料金?)もあるご覧の施設です。
 宿泊はゲストハウスと呼ぶバンガロー風の建物で、自転車ならそのまま玄関脇まで入って行けます。 私にとってご機嫌なのはヒグラシの鳴き声に囲まれ、先にシャワーだけ浴びて暫しのんびりとしました。 朝もヒグラシの声で起きました。
 さすがにシングルルームと云うのはありませんが、ご覧のツインルームを一人使用で4,725円です、内風呂もあり、近くの研修施設の建物脇に洗濯乾燥機機もあります(有料)、屋外設置なのでくもの巣がかかっていたり、乾燥機の扉を開けても止まってくれないので、途中で取り出すのが困難ですが、まぁ我慢のできる範囲です。 6人定員のグル-プ棟は高校テニス部の合宿が利用している様で、ツイン棟は引率の先生かコーチが使ってる様でした。 日曜なのか当日でも泊まれたのは幸いでした。 なかなかお奨めです。
 敷地内のレストランからの展望。 この手の施設に良くある事ですが、自転車にとって難なのは短いものの最後に激坂が待っている事、粕淵駅からの標高差は100mもありませんが。 レストランは18時半がラストオーダー、温泉施設もこの季節も20時台までの様です。 粕淵にはこの近辺では貴重なコンビニがあります、中国地方に多い「ポプラ」ですが、施設内には飲料の自販機しかありませんので、買い出しは事前にしておいたほうが。

本日の走行89.1キロ

本日の収穫
【894】 島根県 邇摩郡 井田村 (現 大田市)
【895】 島根県 邑智郡 谷住郷村 (現 江津市)
【896】 島根県 邑智郡 川戸村 (現 江津市)
【897】 島根県 邑智郡 日和村 (現 邑南町)
【898】 島根県 邑智郡 川越村 (現 江津市)

道路元標蒐集の旅 山陰篇一日目

 まずは関西本線王寺駅0430発の始発に乗るために3時過ぎに出発します、距離は20キロ足らず、知らない道でもありませんが、夜間ですしできるだけコンパクトに輪行しようとすると支度にこれ位の余裕はほしいです。 しかしサイクリングには桜井は非常に便利な処ですが、こうやって始発で旅に出るには不便な事が、輪行前に大和八木や天理、奈良まで自走したり、昔名古屋からのツーリングイベント「さくら道」に参加するために名張まで真夜中にR165を自走した事もあります。
 ところで姫路0732発の新見行きに乗車するには1本後の0447発でも間に合わなくもないですが、姫路での乗り継ぎが7番ホームと向かいの8番ホームとは云え2分では、ちょっと座れそうにはありません。 そこで考えたのが大阪0540発の西明石行きに乗車し、西明石で0647発の姫路行きに乗り継ぎます。 ただこれも西明石での乗り継ぎが1分、西明石での発着番線が判らないので、ここでの乗り換えが間に合わないと元の木阿弥なのですが。
 なおこの乗り継ぎはいわゆる東海道緩行線を利用しているせいでしょうか、「乗換案内」では検索できませんでしたが、18きっぷでの旅はこうやってプランを練るのも愉しみなのです。 なお土休日ダイヤでの話です。
 結果的に西明石での乗換は向かい側ホームで、姫路では余裕たっぷり、乗り換えで階段を登り下りしたのは大阪駅と米子駅のみ、全線座って1634温泉津駅まで辿り着きました。  今夜の宿泊は益田なのですが、明日は温泉津付近からスタートしたいので、温泉津温泉に立ち寄った後、隣の石見福光駅まで走り、自転車だけを自転車置き場において1840発で荷物だけ持って益田へ移動します。 こう云った時にWikimediaのマニアックな情報は便利です、知らない駅でも検索するとしっかり駅の写真に屋根付きの自転車置き場が写っていたりします。
 新見駅にて、撮り鉄子発見!! 4月の東北遠征の帰りに見かけた子と良く似てたけど。
 最近、輪行する人を良く見かける様になり、休日とは云え朝から5人も見かけました。 新見駅では先の特急「やくも」から降りてきた彼と少し話をしましたが、生山で下車し「砂の器」で有名になったあの木次線の亀嵩まで走るそうです。

 米子から益田行きを待ちますが、やってきたのは姫新線を追われてきたキハ47、まだ以前の塗装のままです。 写真は温泉津駅にて。
 温泉津駅で輪行袋を開けて、困った事に前輪がパンクしています。 温泉に立ち寄り石見福光駅まで移動する予定はもともとタイトですし、温泉津駅では安心して置いておけそうな場所もありませんので、温泉は諦めるしか。 温泉津温泉は温泉津町道路元標を訪れた折りに徒歩で温泉街の入り口まで行ったのですが、今回も入らずに引き返す事に。

 温泉津駅から隣の石見福光駅までは山陰本線でわずか3キロ程の距離なんですが、道路はR9へ回る必要があります。 ただ地図上には山越えの黒線道があり、温泉津で尋ねると自転車なら問題なく通れる道の様です、実際行ってみると砂防ダムの工事で歩行者も含め全面通行止め、ただ今日は「休工日」で通る事ができました。 峠を越える日本海と岬を穿つトンネルが、日本海だと何かピンときませんが、ここの海岸にはサーファーが結構来ていました。
益田へ昨年3月に来た時に見つけたJAZZの店「マルフク」、ケーキの店だったりもするのですが、ライブもあるお店です。 実はこのお店の上はターミナルホテルとらやと云うビジホになっているので、今回はこちらにお世話になりました。 新見から予約の電話を入れた時にも気がついたのですが、予約を受けたのは店のマスター、フロントとの受付もマスターが下から上がってくるのです。 ホテル内の廊下や部屋にもJAZZのアルバムジャケットが飾られてます。 まぁ宿泊客の殆どは普通の人でしょうが、JAZZファンにはたまりせんね。  シャワーを浴びて、最近できたローソンで買い出しをして、下のお店へ、明日の事も考えず飲み過ぎました(^_^;)

本日の走行 24.3キロ

王寺0430→0503新今宮0512→0530大阪0540→0646西明石0647→0720姫路0732→1100新見117→1320米子1347→1634温泉津 7,670円
石見福光1840→2020益田 1,280円
8,950円分乗車

明日から山陰へ …

 明日から、山陰島根へ行ってきます。 明日31日は「18きっぷ」で一日輪行で温泉津へ、1日は江の川を巡り、三瓶山を見上げながら、7つの道路元標を巡って出雲市へ、2日は道路元標は2つだけですが米子方面へ抜けます。 道路元標蒐集の旅として山陰は3度目になると思いますが、いつもはKHSで頻繁に輪行を繰り返したのですが、今回はasukaでそこそこのコースと距離を走る計画です。 いつもの様に主に宿泊は勝手知ったる東横イン、メンバー日曜30%、月曜20%割引を有効に使います。 問題は土祝ダイヤでは大阪駅0652発の姫路行き新快速が無いのです、たとえあっても姫路駅で6分間で輪行袋を担いで6番のりばから7番への乗り換えは至難の業で、それに「18きっぷ」シーズンだけなんでしょうか、このスジは良く込むのです。 そこで思いついたのは未明から20キロ、関西本線王寺駅まで走り始発に乗ると姫路0732発の新見行きに乗車できるのです、折々にTwitterや輪童さんの「風のたより」に書き込みますのでよろしく。 では \(^o^)/

するっとKANSAI3Dayチケット

今日から「するっとKANSAI3Dayチケット」の夏の利用期間(7/16~8/31)が始まったので早速買ってきました。 なにしろ関西の私鉄や大阪地下鉄が乗り放題(近鉄は一部)が3日分で5,000円ですから、どう考えてもお得です、とりあえずの予定はありませんが、京都の客先へ行って大阪へ回って帰って来ても元が取れますから余る心配はありません。 大黒屋さん高野山まで避暑に如何(^_^)/

道路元標蒐集の旅

  「三日にあげず」とはこの事か、今日が使用期限の「18きっぷ」、2回分なら誰かを誘って敦賀まで輪行して河野海岸道路と旧北陸本線廃線跡なんて事も考えたりしていたのですが、1回分なのでかねて懸案の和歌山県西牟婁郡の周参見村道路元標を確認に行ってきました。

 近鉄大阪線の始発で鶴橋へ出て天王寺0650発の紀勢本線直通に乗っても紀伊田辺からの接続がないので、のんびりと桜井線から和歌山線経由で向かいます。 前出の「熊野 その表層と深層」では岩出町道路元標が見つからなかったとあり、消息が気になったので岩出駅で途中下車します。

 何の事はなく、岩出町道路元標は以前からの場所にちゃんと鎮座していました。 駅へ戻る途中でいわゆる「昔ながら」のパン屋さんで菓子パンを2個、おばちゃんがその朝に売れる分だけ作って並べていると云う雰囲気です。

 和歌山、御坊、紀伊田辺と乗り継ぎ周参見駅1132着、町名はすさみになっても駅名は周参見のままです。 ここで京都発のオーシャンアロー3号に抜かされます。 しかし南紀だけあって暖かく、桜もすっかり葉桜になってしまっています。

 周参見村道路元標はすさみ町立歴史民族資料館の建物内に保管されています、なお開館日は火曜と土曜のみ、事前に確認されてから行った方が良い様です。 元建って場所を見ていて判っていた事ですが、地上部分だけが切断されています。

 限られた時間では他に回る処も
ないので1310発紀伊田辺行きで帰途に、写真は岩代駅付近です。

 御坊で下車し元の御坊臨港鉄道、紀州鉄道に久しぶりに乗車する事に、距離だけでは芝山鉄道と云う事になるのですが、延長僅か2.7キロのミニ私鉄、最近まで大分交通のお古が走っていたのです、現在は北条鉄道のお古、なんと云っても現在運用されている唯一の2軸気動車が走っています、まさにレールバスそのものです。

 かつての国鉄のレールバスよりは天井も高いはずですが、中もバスそのもの、乗り心地2軸故に推して知るべし、と云うか軌道の方もかなりのものなんですが。 野上電鉄や有田鉄道無き今、和歌山県内の私鉄は今ではあの「たま駅長」で有名になった和歌山電鉄とこの紀州鉄道のみ、西御坊まで片道180円、紀勢本膳と時間を合わせたダイヤとなっていますので、機会があればこちらにも一度乗ってみてやって下さい。

 御坊は父方の郷里に近い事もあって、昔からこの路線は良く知っています、昔は乗客も多く、朝夕は国鉄の機械式気動車に準じた車両が2両連結で走っていました。 制御が機械式のため総括制御ができず、それぞれの車両に運転士が乗り込んでベルを合図にギアチェンジをしていましたが、運転士を足りないかで、運転の資格のない整備の人間が運転していたとかで、陸運局からお咎めを受けた事も。 現在は写真の西御坊駅が終点ですが、以前は日高川駅まで伸びていました、と云っても廃止されたのは1キロ足らずですが。
 桜井0552→0608高田0610→06441五条0648→0748岩出 1,280円
岩出0809→0831和歌山0837→0947御坊0958→1040紀伊田辺1051→1132すさみ 2,420円
すさみ1310→1359紀伊田辺1415→1459御坊 1,280円
御坊→和歌山→新今宮→JR難波 1,890円
JR難波→高田→桜井 820円
7,690円分乗車

本日の収穫
【891】 和歌山県 西牟婁郡 周参見村 (現 すさみ町) 

道路元標の旅(東北編6日目)

 素直に東北本線ではなく千葉方面を少し回ってから帰途に就きます、天気も思わしくない様ですし。  小山駅0559発水戸線、常磐線高萩行きに乗車、今日は珍しく始発ではありません。

茨城県西茨城郡の岩瀬村道路元標に寄って、友部で常磐線に乗換え、平日とあって結構通勤通学客で混んでいます、この時間帯の普通列車に気楽に遊び半分の旅行をしている方が普通やないのですが。 遠回りですが「18きっぷ」利用なので我孫子経由で成田へ向かい成田町道路元標へ、浦安村道路元標をとも考えたのですが、いつ降り出してもおかしくない雲行きなので諦め、コンビニでの食料補給も兼ねて市川で下車、市川町道路元標へ、さすがにこの時間帯では郡山の様には行きませんので、遠目で今回の旅行での30基目を。

 

「18きっぷ」を利用したタイトなスケジュールでも、首都圏を跨ぐときは要注意です、余裕をみて東京駅1333発熱海行きの快速「アクティ」に乗る予定で動きます。
 これが現在の湘南電車の顔です。

熱海で浜松行きに乗換え、熱海~豊橋間は概ねロングシート車となる様です、確かに静岡から浜松にかけて乗降客は多いので致し方ないのですが、一部にトイレなしの編成もあります。
 熱海から隣に座った女性は時刻表と首っ引きで予定を練っています、北近畿タンゴ鉄道の時刻をプリントアウトした紙を拡げているので、どうやら今日はこのスジを乗り継いで京都か大阪まで行き、明日に丹後方面へ向かうのでしょう、そう云えば北近畿タンゴ鉄道は円山川橋梁の架け替え工事やってましたよね。

浜松までは乗車せずに掛川で下車sし、次ののスジの豊橋行きを待ちます。 豊橋で特別快速大垣行きに、このまま京都まで行っても、JRのままで桜井へは帰れませんので、名古屋から株主優待券を利用して近鉄で帰る事に、さすがに別途特急券を買わなければなりませんが、デラックスシートとまで行きませんが最後位は贅沢をして2000発のアーバンライナーに、この時間は津と大和八木に停まってくれます。 近鉄は携帯かたチケットレスで特急券が買えますので、名古屋駅で広小路口から近鉄乗換口に出れば、結構タイトな乗換えもこなせます。

大和八木2138着、桜井よりは急行で一駅分行き過ぎてはいるのですが、株主優待券のお陰で大きな顔して引き返し、桜井2152着、6日間の旅を無事に終える事ができました。
 

小山0559→0630岩瀬 480円
岩瀬0704→0734友部0738→0851我孫子0916→0959成田 2,210円
成田→四街道 400円
四街道→市川 570円
市川→東京1333→1507熱海1513→1731掛川1740→1842豊橋1847→1938名古屋 6,300円
9,960円分乗車

本日の収穫
【887】 茨城県 西茨城郡 岩瀬町 (現 桜川市) 
【888】 千葉県 印旛郡 成田町 (現 成田市) 
【889】 千葉県 印旛郡 千代田村 (現 四街道市)
【890】 千葉県 東葛飾郡 市川町 (現 市川市)

道路元標の旅(東北編5日目)

 一応、郡山泊りまでは詳しくプランを組んであったのですが、今日からは適当に帰途に就くと云うだけしか考えていません。 「18きっぷ」で今日中に桜井に帰り着くには、たとえ名古屋から近鉄を利用するとしても、福島駅0843発がタイムリミットです、今夜の「ムーンライトながら」も何度か当たってみましたが、どうやら満席の様です。 まぁ帰りが明日になっても大丈夫そうなので、幾つか道路元標を拾いながら南下して行く事にします。

まずは山形駅0630発の始発に間に合うように山形市道路元標の建つ七日町へ急ぎ足で向かいます。 早朝故にこんな無茶な写真も撮れます。

 


二本松には二本松町道路元標他、現在の二本松市域の内4つの道路元標がまとめて保存されています。 有難いと云いますか、ちょっと複雑ですが、福島県は100以上の道路元標が現存していて、それなりに認知されて保存されている訳なのですね。

郡山市、乗換えとかで降りた事はありますが、駅から出るのは始めて。 福島県第二の都市、第一は県庁所在地の福島市でなくいわき市なんですね。 郡山市道路元標は駅から少し歩いた繁華街のど真ん中に台座付きで保存されています。 案内の文面は説明不足と云うか、いささか誤解される様な記述ではありますが。

二本松、郡山、須賀川と東北本線を途中下車しながらいわゆる東北地方を離れます。 小山駅で両毛線に乗り換えて栃木県を回り、10ポイントの無料宿泊もあるので今夜は小山か水戸の東横インに泊まり、明日帰途に就く事にします。
 岡山界隈にも少し残っていますが、湘南色と云うか東海色と云うかこの塗色も少なくなってきました。

栃木県とか茨城県と云うのは関西人には、あまり縁がないと云うか、確かに観光地の日光は栃木県なんですが。 結構地理には強い私でさえ、栃木市なんて云われても、県庁所在地は宇都宮だし、足利市位は知っていても栃木市ねぇ、合併でできた新設市なのかねぇ… すみません栃木市民の皆さん、結構歴史のある街なんですね。 道路元標へは大通りの1本隣の古い通りをブラブラと歩いて行く事に、案内板もあったりして案の定これが旧街道の様です。

栃木町道路元標の建つ三叉路のそば、栃木市の一等地と云える様な場所ですが、「あずきアイズ」「志゛まんやき」と大きく書かれた幟や暖簾のお店が、結構賑わっている様で、お上品な和菓子店と云う佇まいではなく、店頭で関西で云うとこの回転焼きを焼いているお店です。 次の移動時間も迫っていますが、どうせ小山での乗り継ぎもタイトだし、ここで一服と、店内で戴く事にします。

回転焼は「志゛まんやき」と云って、つぶ餡の他に、こし餡、白餡、うぐいす餡があり、つぶ餡とうぐいす餡を頂きました、私の事ですから各一ずつ平らげる事位どうって事もないのですが、さすがに店内でエエ歳したオッサンがペロっと4つも5つも平らげるのはばかられたので遠慮しました。 少しあっさり目の餡でなかなか美味しい、これだったらと少し後悔。

大通りを戻るのはやめて、元来た古い通りを戻る事にします。 時間も時間なので、銭湯もあいてます。

 

水は決してきれいではありませんが、古い橋からは季節柄こんな風景も、美味しい「志゛まんやき」と街並みに満足して、この街がちょっぴり好きになって、小山へ向かいました。


小山駅で水戸線へ乗り換え、一旦茨城県へ入り結城町道路元標を目指しますが、クライアントから出発前からぐずっていた中国の現地法人でのメールの送受信がおかしいとの連絡が、原因はこちらのサーバーには無いとははっきりしているのですが、それなりの対応をする必要が出てきました。 と云って携行しているノLet’sNoteはネットは接続できないまま。 とにかく小山の東横インでレンタルパソコンをj借りて対応する事に。

東横インのレンタルパソコンはHP製のノートPCにOffice互換ソフトをインストールしたものですが、Outlook等のメールソフトは入っておらず、メールに関してはWebMail等が使える環境を持っている必要があります、ブラウザもIEとは違いますし、ロビーのパソコンと同様、「コマンドプロンプト」や「ファイル名を指定して実行」とかは実行できず、システムを触って悪さをできなくしてあります。 またセキュリティの点から、一旦シャットダウンすると初期化され、ユーザーが保存したデータや設定は失われます。 東横インの客室はルームキーが室内の照明やコンセントのスイッチになっているので、部屋を出るときには電源が切れてしまいます。 ノードPCですからバッテリが着いていますが、所詮はレンタルパソコンですから、貸出時に充分にチャージされているとは云えません。 ですから貸出時のその旨とデータは保証されない事を記した書面にサインを求められます。 技術的に全くサポートできないと云う点では、ネットカフェ以下ですから致し方ない事ですが。 しかしこのレンタルパソコンのお陰で、Let’sNoteにある情報を元にレンタルパソコンでネット接続して無事にトラブル対応はできましたので一件落着と。

山形0630→0803福島0810→0835二本松 1,890円
二本松0907→0933郡山 400円
郡山1001→1012須賀川 230円
須賀川1130→1221黒磯1235→1325宇都宮1339→1405小山1432→1505佐野 2,940円
佐野1523→1539栃木 320円
栃木1638→1649小山1709→1718結城 320円
結城1746→1754小山 190円
6,290円分乗車

 

 

本日の収穫
【877】 山形県 山形市
【878】 福島県 安達郡 二本松町 (現 二本松市)
【879】 福島県 安達郡 岳下村 (現 二本松市)
【880】 福島県 安達郡 杉田村 (現 二本松市)
【881】 福島県 安達郡 石井村 (現 二本松市)
【882】 福島県 郡山市
【883】 福島県 岩瀬郡 須賀川町 (現 須賀川市)
【884】 栃木県 安蘇郡 佐野町 (現 佐野市)
【885】 栃木県 下都賀郡 栃木町 (現 栃木市)
【886】 茨城県 結城郡 結城町 (現 結城市)

道路元標の旅(東北編4日目)

 今回の計画では東北各県の道路元標を少なくとも一つは回っておくつもりでしたが、もとより岩手県下で現存が確認されているのは盛岡市と上閉伊郡小友村の2基のみ、小友村は公共交通機関では回れそうにない場所ですので、盛岡市と云う事になりますが、市役所近くと云っても結構駅からも遠く、前後の予定を考えると明るい内での往復は難しく今回は見送る事に、手付かずは北海道と沖縄となるはずだったのですが。 まぁ「冷麺」「じゃんじゃん麺」もありますし、小友はあの遠野の近く云う事もありますので、愉しみな宿題としておきます。

さて、今日は北上線の始発で再び秋田県へ向かいます。 温泉のある駅「ほっとゆだ」にて、ここで26分停車、上り始発を切り離します。






 

横手で奥羽本線に乗り換えて十文字へ、十文字町道路元標の後、羽後交通の路線バスで醍醐村道路元標まで移動します。
 奥羽本線も今では山形新幹線と秋田新幹線に分断され、新庄~大曲間は優等列車の通らないローカルな区間となってしまいました。
 秋田駅から今度は秋田中央交通の路線バスで秋田市内の仁井田村道路元標へ向かいます、今回のプランを練った時は3月だったので、4/1にバスの時刻が変わっていてて、少し慌てましたが、無事に秋田駅へと帰ってくる事ができました。
 次の羽越線に少し時間があったので、駅ビル内で食事に、最近B級グルメやジャンクフードを売りにする処もあって、それはそうで旨ければ文句はありませんが、「横手やきそば」これはいけません、すくなくとも関西風のソースに馴れ親しんだ口には。

 

羽越本線で西目へ、そして再び羽後交通の路線バスで象潟へ移動します。 そんなに良い天気でもなかったのですが、鳥海山の全容を見渡す事ができました。  象潟村道路元標はにかほ市象潟公会堂前、ここも芭蕉翁所縁の地とか。



酒田駅から酒田市道路元標まで往復、自転車抜きとあっても、今回はあちこちと良く歩いています。 何度も通過していますが、降り立つのは初めての街です、米どころ、北前船、大火くらいしか知識がありませんが、「おくりびと」のロケはこの街で行われたのですね。 戻ってきてから気が着いたのですが観光用に無料のレンタサイクルがあった様です、貸出時間が17時までなので、知っていても利用はできませんでしたが。
 そうそう電柱広告に「酒田ステーションホテル」自転車・バイクツーリング割引ありとありました、どんな処か判りませんが要チェックですね。

山形まで移動し東横イン泊、山形では結構雨が降っていたようです、今回は1日目だけ傘を使ったものの、後は上手い具合に天気の変化をかわしてきた様ですが、温暖の差が大きく参りました。

 

 

北上0515→0656横手0726→0738十文字 1,280円
醍醐0847→1003秋田 1,280円
秋田1212→1301西目 820円
象潟1617→1655酒田 650円
酒田1748→1903新庄1906→2023山形 2,210円
6,240円分乗車

 

 

 

本日の収穫
【871】 秋田県 平鹿郡 十文字町 (現 横手市)
【872】 秋田県 平鹿郡 醍醐村 (現 横手市)
【873】 秋田県 河辺郡 仁井田村 (現 秋田市)
【874】 秋田県 由利郡 西目村 (現 由利本荘市)
【875】 秋田県 由利郡 象潟町 (現 にかほ市)
【876】 山形県 酒田市 

道路元標の旅(東北編3日目)

盛岡0522発の田沢湖線大曲行きに乗車します。 秋田新幹線のルートとして標準軌へ改軌された田沢湖線ですが、秋田県への県境越えとなる赤渕~田沢湖間は、この始発列車の後、普通列車は1410までなく、18切符の難所ですし、私自身も未踏区間です。 もちろん秋田新幹線「こまち」は1時間1~2往復していますが。
 ところで自転車抜きの旅行では、最近はもっぱらこのリュックを愛用しています、収容量等でそんなにお薦めグッズとも云えませんが、A4サイズの持ち物の収納が便利な事で手放せません。

 

昨夜の山田線同様、山越え区間は新たな積雪があった様で、見事に雪景色です。 田沢湖駅での23分間の停車時間に途中下車し生保内村道路元標まで往復します。 田沢湖駅から先は30分後に次の列車があるので、慌てる必要もなかったのですが、凍った路面で見事に転倒してしまいました。 最初の計画ではここで折り返し、たまには東横インの朝食サービスの恩恵を受けて、盛岡市道路元標へ往復し、花輪線で再び秋田入りするプランもあったのですが、未踏の秋田内陸縦貫鉄道に乗って、うまくすれば2基多くゲットできそうな田沢湖線まわりを選んでみました。

角館、しかしよりにもよって一年で一番中途半端な季節にやってきました。 時間も早いでしょうが、観光客も殆ど見かけません。 角館町道路元標の後、少し散策してみます。

秋田内陸縦貫鉄道は初めてと云うか、全通前の国鉄阿仁合線には乗車しています、40年近く前で当時はC11の牽く貨物列車が走っていました。

秋田内陸縦貫鉄道の鷹巣駅、JRは鷹ノ巣駅となっています。
北秋田郡の七座村道路元標へ向かうために秋北バスを利用します。 同社のHPもあるのですが、路線や細かい時間が判りにくくてかなり際どい計画です、折り返しのバスが戻ってくるもでに道路元標を見つけて引き返さなければ後の予定がなくなってしまいます。
大館は忠犬ハチ公所縁の土地とかで、駅前にはブロンズ像が鎮座しています。 ここでも秋北バスを利用して釈迦内村道路元標まで往復、こちらは最悪歩いてでも戻ってこれなくもない距離ですが、大館近辺では路線が錯綜している上に案内が皆無て、地元の人間でないと利用するのは難しいです。

青森県で唯一確認されている青森市道路元標、善知鳥神社門前「奥州街道終点の地」と記された新しい標柱の横に建っています。
 白看発見、日頃下を見て歩いているので、頭上の「白看(旧形式案内標識)」には気を留めていませんが、道路元標同様お好きな方がいるもので旧知のものの様ですが、県庁所在地のど真ん中に残っているとは。
 ブルトレも貴重になってきました、唯一となった東京行夜行「あけぼの」(羽越~上越線経由)が出て行きます。
 この後東北本線で間に第3セクターの青い森鉄道といわて銀河鉄道を挟んで、今夜の宿泊地北上に向かいます。 3セク区間で2,960円もかかるので「18きっぷ」ではとても選択できないルートです。 しかし盛岡での乗換はちょっと知らないと危ないですね。

盛岡0522→0609田沢湖 740円
田沢湖0632→0655角館 320円
角館0853→1116鷹巣 1,620円
前山1243→1305大館 400円
大館1539→1710青森 1,450円
青森1851→2021八戸2041→2153いわて沼宮内2156→2221盛岡2230→2323北上 5,480円
10,010円分乗車

本日の収穫
【866】 秋田県 仙北郡 生保内町 (現 仙北市) 
【867】 秋田県 仙北郡 角館町 (現 仙北市)
【868】 秋田県 北秋田郡 七座村 (現 北秋田市)
【869】 秋田県 北秋田郡 釈迦内村 (現 北秋田市)
【870】 青森県 青森市