「鉄」カテゴリーアーカイブ

道路元標の旅(東北編2日目)

 昨日、古川までは「18きっぷ」で来たのですが、今日からはJR東日本の「東北ローカル線パス」を利用します、期間限定で土日祝を含む連続する3日間有効で複数人での使用はできませんが、価格は6,000円と「18きっぷ」より割安で、何と云っても東北地方の第三セクターや幾つかの私鉄が利用できるのは特筆ものです。

 石巻線から気仙沼線で気仙沼を目指します、未踏区間です。 昨日とはうってかわった天気、太平洋に面した大谷海岸では海岸線ぎりぎりを走ります、とても東北とは思えない光景です。

 宮城県では道路元標の現存情報は4ヶ所しかありませんが、気仙沼町道路元標大河原町道路元標とともにちょっと変わった形状です。 気仙沼は古くからの有名な港町ですが、街中にはレトロな建物が残っています。 しかし気仙沼線に乗ってくると殆どの乗客は2つ手前の南気仙沼駅で降りてしまいます、今では商業の中心は南の方へ移ってしまっている様です。

 今日は気仙沼の1基だけで後は完全に乗り鉄モード、気仙沼まで結構のんびりした感じでしたが、仙台と一ノ関方面からの列車が到着すろと乗客が増えてきて、盛への大船渡線はほぼ満席、三陸鉄道を利用できる「ローカル線」パスと土休日に運行されるレトロ調車両「さんりくしおさい」のお陰の様です、しかし土曜日にもかかわらず三陸鉄道南リアス線では予定のレトロ調車両の運用ではなく通常の車両(右上)でした、まぁ私は気にもしていなかったのですが。 JRに戻って釜石から山田線で宮古へ、そして岩泉へ向かいますが、「東日本ローカル線パス」を利用している乗客は殆どが三陸鉄道北リアス線で八戸へ抜ける様です。 しかし「18きっぷ」シーズンに春休みとあって「鉄ちゃん」の姿はもちろんですが、最近は「鉄子」さんらしき姿もチラホラ、さすがに「撮り鉄子」は見た事はありませんが。
 キハ40系も少し頑張ってますがキハ100系がすっかり東北の非電化区間の顔になっています。 この配色悪くはないとは思いますが、やはり気動車はあのクリームと赤のツートンが一番です。

 岩泉は龍泉洞で有名な処で、立派な駅舎もありますが、公共交通機関を利用する観光客も盛岡あたりからバスでやってくる様です。 今では1日3往復がやってくるだけの駅です。 最近までキハ52が活躍していましたが、今でjは訪れる鉄ちゃんもチラホラ、宮古から最終で盛岡に抜けるまでに往復できるダイヤなので乗り鉄には丁度良い様です。 実は岩泉には過去に来ていて、八戸線から国鉄バスに乗り継いで北山崎から龍泉洞へ、岩泉線は当時は小本線と云って浅内までで、岩泉へは昭和47年になって延伸しています。
もしやと町内を散策してみましたが、そうやすやすとはネ。 でもなかなか雰囲気の良い町並でした。

 茂市駅にて、ここで上り1832発を待ちます、それが盛岡への最終です。

 

 

古川0642→0657小牛田0700→0918気仙沼 1,800円
気仙沼1121→1220盛1233→1328釜石1341→1458宮古1502→1633岩泉 3,990円
岩泉1720→1812茂市1832→盛岡 2,210円
8,000円分乗車

本日の収穫
【865】 宮城県 本吉郡 気仙沼町 (現 気仙沼市)

道路元標の旅(東北編1日目)

 東京へ向かう「ムーンライトながら」はご存じの様に大垣始発ですが、満席のままの6時間は結構堪えるので、先に豊橋まで行って軽く食事をしてから乗車する事にします。 定期運行から臨時列車となってからは189系での運用となっていますが、意外にもすいていて前列も隣席もあいている様な具合でしたが、隣には子供2人にお母さんと祖父祖母と云った似つかわしくない5人家族、どうやらディズニーランド行きの様ですが、電車で行きたいのは男の子の希望だった様な感じです。 私は両親の郷里が奈良県と和歌山県と云う事もあって、家族で長距離の旅行をした経験が殆どありません、唯一が東京旅行で帰途に東京を日中に出発する客車急行の「雲仙西海」だった事を記憶しています。
 東京駅には0505の定時到着でしたが、山手線と京浜東北線が新橋界隈で停まっていて、東北本線への乗り継ぎが微妙に、幸い10数分後に運転が再開され、無事に上野駅0546発の宇都宮行きに乗車する事ができました。
 最初の目的地は福島県西白河郡矢吹町、矢吹町道路元標は一度折れてしまった様にも見え、かなりの痛み様ですが、判読は可能で案内板もあります。
 矢吹町は奥州街道と水戸街道の分岐点としてそれなりの歴史のある町の様ですが、ご多分にもれず駅前はすっかりさびれています、Wikiによると「駅舎と周辺計画が福島県建築文化賞を受賞」とありますが、その駅舎も整備が悪く、雨漏りはしているは、橋上駅とホームの行き来に屋根がないわ、ホーム上屋がないのに橋上駅の樋が整備されていなくて閉口します。 見た目はユニークな建物ですが、公共の建物で利用者の利便が考慮されておらず、こんな建物が「建築文化賞」とはねぇ... 晴れた日の来ていれば印象も違ったでしょうが。
 次の目的地の本宮駅に着く頃には雨も止んでくれました。 本宮市立歴史民族資料館の敷地に本宮町道路元標仁井田村道路元標が保存されています、保存と云っても案内もなく歪んで建っていて、引き取り手もなく歴史民族資料館にほりこまれたと云う感じですね、当然元の位置ではありませんが一ヶ所で2基GETできました。
 福島、仙台、小牛田と乗り継いで陸羽東線で岩出山駅へ、ここまで来ると天気も良くなっています。 岩出山は伊達政宗所縁の地ですが、この時期観光客の姿も全く見かけません、駅に「鉄道資料館」と云うのが併設してあったのですが、時間が遅かったのか覗く事はできませんでした。
岩出山町道路元標は街角の休憩所の様な処に芭蕉翁像と並んで保存されています。

 

岩出山城址まではちょっと無理ですが、時間があったので街中を少し散策してみました。

今夜の宿は例によって東横イン、古川は陸羽東線と云っても今では東北新幹線の駅で、東北本線の小牛田が衰退する一方、鳴子や先の岩出山まで含めて2006年に合併し大崎市となっていて、あのアルプス電気の工場があります。 昔はローターリスイッチとかバリコンでお世話になりましたが、今ではノートPCのタッチパッドかな。

ところで先月末にWiMAXを契約していたのですが、我が桜井市はエリア外でインストールができません、それに契約は日割り計算されないコースなので、月が変わってからエリア内の何処か出先で設定をしよう考えていました。 別に今回は使えなくても良かったのですが、福島でインストールにトライしたものの、電波状態が悪いのか見事に失敗してしまいました。 ところが起動時にWindows socket まわりでエラーが出ていて、FOMA通信カードが使えなくなっている上に、ホテルに入ってもIPアドレスの取得ができす有線LANすら使えなくなっていて、メールどころか全くネットが使えない状態です。 メールは携帯からチェックできますが、仕事上のトラブルでネット接続が必要になってもお手上げ状態です。 東横インにはロビーのパソコン以外にもレンタルパソコンを用意している処もあるので、最悪はお世話になるしかないと。

地方都市へ行くと時間があればJAZZ屋を探してみます、今ではネットですぐ見つかりますがネ。 もちろんJAZZファンと云う事もありますが、知らない土地で一人でも安心して飲めると云う事もあります。 「花の館」はアットフォームなライブもあってお薦めです、すっかりお知り合いになってしまいましたが、ちょっとどころかかなり遠すぎます、でもきっとまた行く事もあると。 ちなみに写真の自転車は私とは関係ありません。 でもこのサドルは?

豊橋0017→0505東京→上野0546→0729宇都宮0737→0828黒磯0837→0931矢吹 7,670円
矢吹1019→1040郡山1106→1120本宮 650円
本宮1210→1243福島1300→1413仙台1420→1505小牛田1537→1630岩出山 3,260円
岩出山1730→1749古川 320円
11,900円分乗車

本日の収穫
【861】 福島県 西白河郡 矢吹町
【862】 福島県 安達郡 本宮町 (現 本宮市)
【863】 福島県 安達郡 仁井田村 (現 本宮市) 
【864】 宮城県 玉造郡 岩出山町 (現 大崎市)

東北へ行ってきます。

先週に予定していて延期したプランで今夜から東北へ向かいます。 もちろん道路元標蒐集ですが、自転車は抜き。 未踏の青森、秋田、岩手、山形を回わる計画ですが、道路元標の数よりはかなり鉄分の多い計画です。 まずは「ムーンライトながら」で東京入りします。 好事魔多しの例え通り色々と余計な用事ができるもので、夕方からの出発で「18きっぷ」を使うのも勿体ない話ですが、今の処途中で立ち寄る様なネタもなく、「ムーンライトながら」が大府停車しなくなってからは、近鉄で名古屋へ出て豊橋まで乗車券を買うより「18きっぷ」を使ってしまった方が安くなってしまいました。

道路元標蒐集サイク(2)

 昨夜遅くの天気予報では朝そうとう冷え込むらしい、朝飯前に8キロ程の入山辺村道路元標と途中の里山辺村道路元標へ行こうかと考えていたのが、標高が200m近く高いしすっかりくじけてしまいました。 日頃は時間的にあまり恩恵にあずかれない無料サービスの朝食の後で、殆ど松本市街と云っても良い里山辺村道路元標までは往復してきました。

 松本0837発で塩尻へ、ここから塩嶺トンネルの開通で中央本線の支線となった辰野行きに乗り換えます。 塩尻~辰野間は今ではクモハ123-1、1両編成が10往復程しています。 クモハ123は形式としてはネタ車違いで10数両存在しましたが、JR東日本にはこの1両のみです。  

 珍品だけに一度は乗ってみたいと云う程のものではありません、何しろ元荷物電車クモニ143ですから。

 たった1駅ですが、分水嶺の善知鳥峠を越え小野で下車し、東筑摩郡の筑摩地村道路元標と上伊那郡の小野村道路元標を回ります。 筑摩地村道路元標は善知鳥峠の南側なのですが、今も塩尻市域となっています、分水嶺を跨いだ市町村は少なくありませんが、ここは極端すぎます。ところで小野村道路元標の横には明治里程標とおぼしき物が、
「距 長野県庁 陸路二十三里十三町 鉄路五十三哩七分」
「上伊那郡役所 陸路六里二十四町 鉄路十六哩二分」
「距 中央線辰野駅 五哩二分」」
「中央線塩尻駅 五哩八分」とあります。

 どうせですから折り返しのクモハ123を狙ってみました。

 辰野から天竜川沿いを迷走しながら手良村道路元標へ、中央アルプスを右にみながら南下します。
 お次は高遠町道路元標へ、今度は南アルプスを正面に走ります。
 さすがに高遠の桜には早すぎます、右上が城址公園なのですがネ。 この後、美篶村道路元標伊那町道路元標を回り伊那市1506発で帰途に就きました。 さすがに豊橋回りでは帰れないので、塩尻経由して、贅沢に名古屋から2100発の近鉄特急に乗車しました。
 魅惑の飯田線「秘境駅の銀座」、飯田線沿線にはこんなポスターが…
 火気を持ち込まないでとの注意が。 GWには貸切列車によるツアーも企画されているとか。





本日の走行 65.8キロ

松本→塩尻→小野 400円
伊那市→岡谷→塩尻→中津川→名古屋 3,570円 
3,970円分乗車

本日の収穫
【854】 長野県 東筑摩郡 里山辺村 (現 松本市)
【855】 長野県 東筑摩郡 筑摩地村 (現 塩尻市)
【856】 長野県 上伊那郡 小野村 (現 辰野町)
【857】 長野県 上伊那郡 手良村 (現 伊那市)
【858】 長野県 上伊那郡 高遠町 (現 伊那市)
【859】 長野県 上伊那郡 美篶村 (現 伊那市)
【860】 長野県 上伊那郡 伊那町 (現 伊那市)

道路元標蒐集サイク

 実は「18きっぷ」の使える内にと、25日から東北遠征を企んで「ムーンライトながら」の指定券までとってあったのですが、自転車抜きの計画としても、あまり天気まわりが良くないし、先日の風邪の後でもあるので、急遽中止にしてしまいました。 代わりに2日間愛知から長野にかけて飯田線沿線をまわる事にしました。

 豊橋1043発の飯田線に乗りたいので、奈良まで自走し関西線経由で向かう事にします。 乗り換えで頑張れば京都経由でも行けなくないのですが。
 伊賀上野駅にて、奈良より早朝の冷え込みはきついです、ワンマン運転ですので無人駅ではドアが開閉しない2両目に乗るのが正解。

 究極の乗り鉄路線飯田線豊橋~辰野間195.7キロ、駅数97。 現在全線を通して走る列車は上りは3本ありますが、下りはこの上諏訪行き1本です、飯田線の終点の辰野駅まででさえ約6時間半かかります。 さすがに通して乗った事はありませんが。
 最近はあまり見られなくなりましたが、一部を仕切って新聞輸送に使われています。
 大海駅で下車、最近はづきのI氏に報告を頂いた南設楽郡の東郷村道路元標鳳来寺村道路元標を回ります。

 

 鳳来寺からの戻りでは本長篠へショートカットする県道32号鳳来東栄線、220m程の峠でなんとか峠と云うバス停を期待したのですが、ただ「峰」と云う名前でした。 
 飯田線を跨いで八名郡の山吉田村道路元標へ向かいますが、途中でほぼ満開の桜が、時間の余裕があったので写真を撮りながら携行食でちょっと休憩。


 ここ山吉田村道路元標は、最近ネット上のブログで見つけたもので、「そう」と云う地元誌に紹介されたものだそうです、関西では見かける機会はなかったのですが、この出版社は結構面白そうな本を出されています、あの「定本 島根県の歴史街道」の編集に関わった方とか。 ところで元標は山吉田の郵便局の裏と云うか小学校のプールの裏にあります、判っていれば道路からも見えなくもないのですが,ちょっと通りすがりで見つけられる場所ではありません。 記事に拠ると学校敷地内かと思ったのですが、校舎とプールの間に登山道と云うかハイキングコースがあってそこから入って行けますが、実際に元標の建っている処は学校敷地内なのかも知れません、夏水泳実習中にカメラを持ってウロウロしていると変な人と間違われるかも、道路元標を尋ね回っているだけで充分「変な人」だとは思いますが、まぁ少なくとも後3人「な人」(失礼m(_ _)m)が確実にやってくるとは思いますが(^_^;)

 本長篠駅へ戻り再び飯田線に乗車、ここで時間の余裕をみて食料を調達するつもりでしたが、予定の一本前の1442発へも乗車可能な時間です、KHSを速攻輪行で乗車、次の浦川駅へ向かいます。 飯田線は殆どは119系、3扉セミクロス車ですが、輪行袋を置く適当なスペースがありません、空いていればトイレ横ですがこの変則的な席に陣取ります。

 浦川駅は静岡県、平成の大合併まで磐田郡佐久間町でしたが、今では浜松市天竜区となっています。 ここからR473で県境を越えて愛知県北設楽郡の下川村道路元標まで約10キロ程往復します。

下川村道路元標は下川保育園への入り口にあるとの事ですが、ちょっと見当たりません、写真見て判ります?

R473の途中に「煮淵」と云う滝があって案内板によると滝の拝の様にポットホールもあるそうですが、吊り橋もあるので帰途に少し立ち寄ってみました。 先日からの雨で水量が多くて、良く判りませんでした、しかし「煮淵」と名は沸き立つような流れの事を意味しているのでしょうね。

 

途中R473への昇格とかで分断されていますが、長野県、静岡県、愛知県の共通の県道1号飯田富山佐久間線のヘキサはここに。
 本長篠から1本早い時間で移動できたので暗くならない内に浦川駅へ戻って来れたのですが、これから松本までの長丁場、例によって東横イン泊ですが、松本へは2338到着の予定。 時間も充分にあるのでできればここで食事でもしたい処、元は街道の宿場町、浦川は戦前から町制をひいていましたが、佐久間村と合併して佐久間町となる、その頃からこの辺りの中心は佐久間の方へ移りつつあった様です。 銀行や信金の支店、学校や書店こそあるものの、食事のできる様な処は全て廃業していて、幸い小さな地元スーパーがありましたが、弁当等の気の効いたものは残っていないのかありませんでした、とにかく菓子パン類を買って浦川1825発の天竜峡行きに乗り込む事にします。

 

浦川村か浦川町としてここにも道路元標があったかも知れません、一応らしき処を探索してみましたが。 静岡県では道路元標は浜名郡の中ノ町村道路元標ただ1基しか報告されていませんし、県告示の存在も不明です。 この山峡の町で出逢ったら熊取村の様に感激ものですなんですがね。

本日の走行 72.0キロ

奈良→加茂→亀山→名古屋→豊橋→大海 4,310円
本長篠→浦川 480円
浦川→天竜峡→岡谷→松本 3,260円 
8,050円分乗車

本日の収穫
【850】 愛知県 南設楽郡 東郷村 (現 新城市)
【851】 愛知県 南設楽郡 鳳来寺村 (現 新城市) 
【852】 愛知県 八名郡 山吉田村 (現 新城市)
【853】 愛知県 北設楽郡 下川村 (現 新城市)

道路元標蒐集の旅

 昨日から18きっぷのシーズンが始まり、道路元標の現存情報を得たので、早速今日は自転車抜きで岡山県と香川県へ。 大阪0652発の姫路行新快速に乗車、この新快速は平日しかないのですが、関西から18きっぷで中国四国方面へ向かうには重要なスジなのです、長崎、熊本、大分、大分まで行けてしまいます。 しかし相変わらず姫路駅での岡山行きへの乗り継ぎが大変、通勤時間帯ですしホームも異なし、輪行で6分ではまず不可能かと。 今回は赤穂線邑久駅へ向かうので東岡山で赤穂線に乗り換えますが、岡山で三原行きへ乗り継ぐにはここで乗り換えるのが賢いので、事情通の18きっぷ利用者と見られる人が何人か待っています、三原行は117系になっている様ですね。
 邑久村道路元標まで往復し、岡山から津山線に乗って金川町道路元標へ、2005年に岡山市に編入されるまで御津町の中心だった町で、酒蔵を改造した「KANGAWA酒蔵」と云う観光施設のある交差点の角に道路元標はひっそりと建っています。



 次の列車への時間もあり「KANGAWA酒蔵」では神崎遊庵の「おもしろハンコと土佛展」と云うのをやっていたのでのぞく事に。 お土産に備前焼のハンコを買って帰りました、女性の「名」しかありませんがネ。
 津山線に乗るのは40年ぶりです。 快速「ことぶき」にはキハ47が、各停にはキハ40が使われているようですね。
 宇垣村道路元標近くにて、温暖な瀬戸内とあって既に梅は満開。
 四国へ渡り善通寺市に残る與北村道路元標へ往復し今日の予定は終了。 スイッチバックの土讃線坪尻駅まで往復しても最終で帰ってこれるのですが、まだ陽も短いので、琴平まで行きこんぴらさんに登るはさすがにと、金丸座まで往復してきました。
 土讃線は琴平以南は非電化で特急こそ一時間に1本走ってますが、土佐山田までは各停はキハ32とキハ54の単行が数える程運行されているだけで、18きっぷの難所です。
 岡山1916発にに乗車、姫路の手前で様子がおかしいなと思っていたら、どうやらお昼過ぎに起こった茨木~摂津富田間での人身事故の影響で、今も遅れている様子、最終のスジに乗らなくて正解、どうにか11時過ぎに桜井に帰宅してきました。

鶴橋→大阪→姫路→東岡山→邑久 3,260円
邑久→岡山→金川 740円 
金川→建部 200円
建部→野々口 230円
野々口→岡山→坂出→善通寺 1,450円
善通寺→琴平 200円
琴平→坂出→岡山→姫路→大阪→鶴橋 4,500円
10,580円分乗車

本日の収穫
【841】 岡山県 邑久郡 邑久村 (現 瀬戸内市) 
【842】 岡山県 御津郡 金川町 (現 岡山市) 
【843】 岡山県 御津郡 宇垣村 (現 岡山市)
【844】 香川県 仲多度郡 與北村 (現 善通寺市)

道路元標蒐集の旅(香川編)

 1月20日が有効期限の「18きっぷ」が1回分残っているので、3月並みの陽気がやってくると云う予報を信じて一日だけですが、四国香川へ行く事にしました。 今回はKHSを駆って。
 今回も阪神なんば線で三宮へ行き、神戸港(新港第3埠頭)0055発のジャンボフェリーで高松東港へ渡ります。 和歌山から徳島へ渡る南海フェリーも何度か利用していますが、夜行便は和歌山港0240発→徳島港0450着で、どうしても乗船前に時間を潰さなければなりません。 こちらは0055発の0500着なので仮眠できる時間もしっかりとれて、運賃も自転車込みで2,140円でICOCAやIDも使えます。 ただ自転車や単車は大型車と一緒に下の甲板に最後に乗せられるので、客室へ入れるのは一番最後になってしまいます。 混雑時2人以上の時は1人は席取りに一般乗客として乗船した方が良いかも知れませんね。 やはり今回も乗船できたのは出港10分前位でした。
 さすがにこの季節朝5時は真っ暗で寒いです。 昼間との温度差が10度以上にはなりますし、自転車で走る事を考えるとウェアには相当気をつけないといけません。
 高松東港からR11に沿ってJR高徳線志度駅まで走り、自転車置き場に自転車を置いて、0609発で讃岐白鳥まで移動し白鳥村道路元標まで往復し、志度駅へ戻り再び走り出します。
 志度町道路元標は長尾町、屋島村、牟礼村と同様、四国八十八箇所霊場の近くにあり。 ここは八十六番札所志度寺の門前です、折しも観光バスから巡礼の列がゾロゾロと、まぁ巡礼と云う名のバスツアーです。
 志度町から小方峠と云う小さな峠を越えて鴨部村道路元標へ、鴨部川沿いに南下し長尾街道を西に走り平井町道路元標、今度は新川沿いに北上しくるっと一周。 庵治村道路元標は最近穴蔵さんのHPに紹介されたのですが「香川県」としか見えないし。 庵治までは海岸沿いに小さな峠を越える道を数キロ往復往復しなければならないので躊躇したのですが、天気も良いし時間の余裕もあるので頑張って向かう事に。 庵治へは30年近く前にクルージングで訪れて以来で、対岸に見えるのは源平合戦で有名な屋島です。> 庵治町道路元標は道路元標と彫られた面を裏側にして移設された様で確認できません、手のひらが入る位の隙間があるので「模牌」してみましたが… でも元標そのものには間違いなさそうです。 ちょうど隣の家のおじいさんが出てきたので話をしてみると、県道と町道の境界になっていると認識されている様です、隣は橋の親柱で今は暗渠になっていますが、ここに太鼓橋が架かっていたそうです。 元標の上では洗ったアロエが干されていましたが、いつか見えなくなっている表面が見える日もくるかも。
 丸山峠、庵治まで行く県道36号にある峠、地形図には記載されていませんがバス停があります。 先の小方峠に続いて峠おやじナワールドさん未踏の峠2基GET!! 峠の南側は山側に旧道が残っています、旧道と云っても舗装路ですが、交通量の多い現道より自転車には快適です。
 屋島駅まで戻り詫間へ向かいます。 高徳線では1500系に混じってキハ40系もまだまだ活躍していますが、国鉄時代の匂いのする車両もだんだん少なくなってきます。 いわゆる首都圏色(朱色5号1色)のキハ47 2両編成を見かけましたが。
 せっかく香川に来たのに… でもいつも接続待ちの合間に高松駅構内のこのお店で済ましてしまいます。
 快速サンポート用の113系、一体何色あるねんと思うのですが、どうやらこの三色だそうです。 JR西日本は経費節減のために車両塗装を統一するそうですが。
 詫間村道路元標を回って帰途に、詫間1556発で帰途に就きます、時間的にも岡山~姫路間は混むので北長瀬まで一駅戻って新見始発の姫路行きに乗り込みます(18きっぷなので不正乗車じゃないですヨ)。 桜井までJRのまま帰る事のできる時間ですので、大阪駅から大和路快速で王寺へ、ここで25分待ち、しかし「18きっぷ 」であちこち行きますが、桜井線って日本で一番サービスの悪い路線ではないかとつくづく思いますね、奈良、高田、王寺での接続は悪いし、寒くても半自動対応していない4扉両開きの105系を平気で走らせるし、桜井と天理を除けば駅はどこも汚い。 奈良駅の高架化が今年3月で完了するので、すこしはダイヤも見直しされる事を期待しているのですがネェ。 とにかく桜井2216着で無事に帰り着きました。

志度0609→0647讃岐白鳥 440円
讃岐白鳥0716→0812志度 440円
屋島1303→1322高松1343→1415多度津1429→1439詫間 1,060円
詫間1556→1627坂出1654→1732岡山1741→1744北長瀬1754→1926姫路1927→2028大阪2039→2219王寺2144→2216 桜井 5,110円
7,050円分乗車

【825】 香川県 大川郡 白鳥村 (現東かがわ市) 
【826】 香川県 大川郡 志度町 (現さぬき市)
【827】 香川県 大川郡 鴨部村 (現さぬき市)
【828】 香川県 木田郡 平井町 (現三木町)
【829】 香川県 木田郡 庵治村 (現高松市)
【830】 香川県 三豊郡 詫間村 (現三豊市)

本日の走行64.8キロ

 

 

道路元標蒐集の旅(関東編4日目)

 今回も例によって東横イン泊です、東横インでも首都圏は相場相応の室料なのですが、高崎は関東圏で一番安いかな、その上日祝日の割引で2泊で6,920円、ポイント加算をうまく利用すれば実質1泊3,000円位になってしまいます。 「18きっぷ」ならでは、さすがに満員電車で立ちっぱなしは遠慮しますが、わざわざ高崎まで移動する事が苦にならない性格なもので。 ただ私の場合、早朝から動くので朝7時からの朝食無料サービスの恩恵には預かる機会があまりありません、今回は朝食前に高崎市道路元標まで往復してきました。
 朝食後、湘南新宿ラインの高崎始発にしっかり座って横浜まで2時間30分の通勤電車旅、ロングシート車両とセミクロスシート車両が混在した編成で、ロングシート車両に乗ってしまいましたが、この辺は研究の余地が。 案の定横浜に着く事には雨模様になってしまいましたが、どうにか横須賀市と浦賀町の道路元標はまわって帰らなくては。
 横浜で京浜急行に乗り換え、泉岳寺まで地下鉄に乗った事はあるのですが、京浜急行本線上に乗るのはおそらく初めてだと思います。
 神奈川県下には2基の道路元標が確認されていますが、これは横須賀市道路元標、この場所に良く残っていたものです。 ただ神奈川県の道路元標は残っている2基に関しては「道路元標」とだけで市町村名は記されていません。
再び京浜急行へ浦賀へ移動し、三浦郡の浦賀町道路元標へ。 目の前を久里浜駅行きバスが走っているので乗車、どうやらこちらが早くて安い様です。
 JR横須賀線久美浜駅、京急久里浜駅とは離れているので、少し戸惑いましたが、12時30分ここから帰途に就きました。 しかし熱海→浜松の2時間半がトイレなしのロングシート車とはネェ。
 ちなみに名古屋から近鉄利用が一番早いのですが、時間的には「18きっぷ」のまま帰る事も可能なのですが最後の乗換の奈良で30分近く待たされるので、亀山経由で津から近鉄を利用する事にしました。

高崎0758→1036横浜 2,210円
(横浜→横須賀中央)
(横須賀中央→浦賀)
久里浜1230→1251逗子1254→1306大船1313→1407熱海1414→1653浜松1709→1743豊橋1750→1838名古屋1906→2009亀山2014→2031津 7,790円
(津2038→2051伊勢中川2105→2206桜井)
10,000円分乗車(JRのみ)

【822】 群馬県 高崎市
【823】 神奈川県 横須賀市
【824】 神奈川県 三浦郡 浦賀町(現 横須賀市)

道路元標蒐集の旅(関東編3日目)

 暗いうちから吾妻郡の中之条町道路元標まで往復、さすがに吾妻線沿線には先日の雪も少し残ってましたが。
 高崎へ戻り、倉賀野、新町、神保原と全く以て高崎線各駅停車の旅です。 基本的に駅から往復1キロ以内の道路元標を拾って行きますが、携帯の時刻表サイトを首っ引きで大忙しです。
 
レトロとまでは行きませんが、懐かしい雰囲気の神保原駅。
 深谷駅、レトロな意匠ですがなんと橋上駅なんです。 深谷駅は地元出身の運輸大臣荒船清十郎が急行を停車させたとして国会で問題になり辞任した曰くつきの駅。 なぜ関西人の私がこんな事を記憶しているかと云うと、当時ラジオ大阪で放送されていた桂米朝と小松左京が出演する「題名のない番組」での投稿パロディ「荒船や 深谷に横たう ...」があまりに秀逸だったせい(^_^)  ただ下の句に入る急行名を 失念してしまいました。

 大宮から埼京線に乗り換えて戸田へ、戸田村道路元標はこんな処に保存?

 蕨町道路元標はうなぎ屋の向かいのコンビニ前に、うなぎのにおいに昼飯抜きで歩き回っていた事思い出しましたが、次の予定が... しかし250年の歴史の名店とか、ここの道路元標は100年この匂いをかいできた事に。
川口町道路元標まで往復し、大宮駅で東北本線への乗り換え待ちの時間でいわゆる「駅ナカ」のカレー屋で遅すぎる昼食を済ませ古河へ、小山からのんびりと両毛線経由で高崎へ戻りました。
 宇都宮線って愛称はどうもピンと来ませんので、危ない処でした。

高崎0614→0705中之条 740円
中之条0738→0830高崎0838→0843倉賀野 820円
倉賀野→新町 190円
新町→神保原 180円
神保原→深谷 230円
深谷1059→1134桶川 570円
桶川1150→1159宮原 190円
宮原1230→1235大宮1241→1257戸田 320円
蕨→川口 150円
川口→大宮→古河 820円
古河1625→1640小山1650→1852高崎 1890円
5360円分乗車 

【811】 群馬県 吾妻郡 中之条町
【812】 群馬県 群馬郡 倉賀野町(現 高崎市)
【813】 群馬県 多野郡 新町(現 高崎市)
【814】 埼玉県 児玉郡 神保原村(現 上里町)
【815】 埼玉県 深谷市
【816】 埼玉県 北足立郡 桶川町(現 桶川市)
【817】 埼玉県 北足立郡 宮原村(現 さいたま市)
【818】 埼玉県 北足立郡 戸田村(現 戸田市)
【819】 埼玉県 北足立郡 蕨町(現 蕨市)
【820】 埼玉県 北足立郡 川口町(現 川口市)
【821】 茨城県 猿島郡 古河町(現 古河市)

道路元標蒐集の旅(関東編2日目)

 5時5分東京駅着、某社勤務時代には毎月の様に東京へ行っていたものですが、今では全くと云って良い程行く事がありませんので、新しくできた路線は全くと云って良い程判りません。 昨年は総武線へ乗り換えたのですが、今回は悪名高い?京葉線への乗り換えです、早朝なので10分位で行けましたが。
 関西人にとって房総半島なんてあまり行く事なんてありません、実は内房線も外房線も初めてです。
 特急「わかしお1号」は勝浦駅から先は普通列車となるので「18きっぷ」でも乗車できますので、上総興津まで2駅ですが乗車、太平洋を車窓に望みながら優等列車気分を9分間満喫。

 上総興津駅で下車、興津町道路元標を回って次の和田町道路元標のある和田浦駅へ移動する予定だったのですが、平行したバス路線を利用すると途中の天津町道路元標に立ち寄れる事が判りました、 3駅間分ですが外房線完乗はお預けになりましたが。
 和田浦駅、さすがに朝は寒かったですが、太平洋を望む外房はポカポカと暖かかったです。
 君津郡の湊町道路元標の後、木更津から久留里線に乗り換えて小櫃村道路元標最寄りの小櫃駅へ向かいますが、実は久留里線そのものも今日のお目当ての一つです。 キハ35系が現役でいるのはもうここだけです、かつては関西本線の天王寺口をで嫌と云う程走っていて、電化後も和歌山線等で走ってました、3ドア両開きは冬は寒くて一番嫌いな気動車でしたが今となっては懐かしいものです、ここに残るのは奈良運転所には配置されていなかった両運転台のキハ30ですが、旧国鉄気動車色に塗り替えられ人気になっている様です。 今ではこの外吊り両開きも珍しいですネ。
 久留里線は基本的にこの派手なカラーで、キハ37と38が活躍しています。
 今夜から高崎に2泊の予定ですが、休日とは云えこの時間帯では素直に行っては座れそうにないので、千葉から総武快速線で品川へ行き湘南新宿ラインに回り込むルートをとってみました。 上野駅で始発に並んだほうが早いかも知れませんがね。

→東京0521→0605蘇我0611→0630大網655→0701本納 6,090円(豊橋から) 
本納743→836勝浦847→856上総興津 820円
安房天津1013→1018安房鴨川1021→和田浦1036 320円
和田浦1136→1243上総湊 950円
上総湊1341→1413木更津1431→1505小櫃 740円
小櫃1604→1640上総亀山 230円
上総亀山1658→1806木更津1815→1854千葉1901→1953品川1956→1959大崎2013→2219高崎 3570円
12,720円分乗車

【805】 千葉県 長生郡 本納町(現 茂原市)
【806】 千葉県 夷隅郡 興津町(現 勝浦市)
【807】 千葉県 安房郡 天津町(現 鴨川市)
【808】 千葉県 安房郡 和田町(現 南房総市)
【809】 千葉県 君津郡 湊町(現 富津市)
【810】 千葉県 君津郡 小櫃村(現 君津市)