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下見ポタ

 今日は恒例の輪童さんの「福寿草サイク」に参加しようかと考えていたのですが、あるイベントの下見案内役を仰せつかったのでそちらへ向う事に。 まずは集合場所の天理駅へ向い、打ち合わせの後、工場直販のバームクーヘン屋さんへ。 
 その後二階堂の地蔵堂まで西進して下ツ道(中街道)へ入り寺川沿いに南下します。  
 途中で飛鳥川河畔へ移って県営福祉パークでトイレ休憩をして自転車道へ。  
 大和八木駅前まで南下してきて、奈良で知らない人はモグリとまで云われる「だんご庄」へ、ここでも買い食い。  
 八木町の札の辻から再び下ッ道を北上して唐古遺跡を見学、残念ながら工事中で奥までは入れず。  
 柳本の黒塚古墳へ立ち寄った後、今度は上ッ道(上街道)を北上して大和神社へ、宮司さんの説明を頂きます。 戦艦大和所縁と云う話は後付けの話かと思っていたら、本当に大和の艦長室に分祀されたあったそうです。
 ところで古代の上ッ道と中世以降の上街道は同じ様に思われていますが、ここ大和神社以北では異なっています、と云うか三味田以北の上ッ道は謎の部分が多いのです。 
 大和神社の社務所に置いてあった「天理市観光ガイド」、あまりに立派なので売り物かなと思っていたらなんと無償、天理ダム以西の1/15000図が掲載されていて、紙の地形図に慣れ親しんだ人ならご存知のあの「ミウラ折り」で製本されています。
 
 大和神社から北上し石上神社前の「けやき」と云うお店でお昼を頂きます、自家製野菜のヘルシーなランチです。 
 その後、上ッ道と思しきルートを走り帯解から再び上街道を走りならまちへ、そして「萬々堂」へ向う予定だったのが、ご主人が急逝されたとかでお休みとかの情報が。  
 先月も「だいすけさんのツイード乱」で来ていた奈良公園片岡梅林を経由して東大寺を一周して奈良女の前から近鉄奈良駅前へ、ここで一行でお別れして帰途に就きました。 結局は計画のイベントのサイクリングコースから桜井市域は外れる様なので、私が出る事もなかった様な気もしますが。 
 再々度上街道を桜井に向って南下しますが、帯解駅辺りからパラパラと、明るいうちは持つだろうと思っていたお天気でしたが、桜井にたどり着く頃には本降りに、ともあれ1755には無事帰投、なんと本日の走行89.96キロになってました。

「自撮り」ポタへ

 「山の辺の道」にて
 
 今日は11時近くなってから、昨日目を付けておいた「自撮り」ポイントへ向う事にしました。 「山の辺の道」はルートによっては担がなければならない処があるので、重いasuka号ではなく延陽伯号で出掛ける事にしたのですが、サドルバッグを交換するのが邪魔臭かったので、今日はNorthTAKEのキャメルバッグ用と思われるバッグに三脚を入れて担いで行く事にしました。
 
 昨日は落日の写真を撮っていて遅くなって上街道で帰ってきたので、今日は大神神社から狭井神社への山道を走ってから茅原へ下る事に、昔マウンテンバイクで良く行ったり来たりした道です。 「山の辺の道」のメインルートから離れますが、大神神社の鳥居や畝傍山、耳成山が見える良く知られたポイントです。
 
 茅原の吉野川分水沿いの梅が綺麗だったので寄り道。
 
 天理市域へ入り、ようやく目的のポイントへやってきました。 少しずつ場所を変えながら数テイクを撮っていて、気が付いたら2時を回っていました。
 
 お昼の用意もなにもせずに出てきたので、国道沿いのサークルKまで下って買出しをして再び戻ってきました。 景行天皇陵を見下ろす高台、見晴らしは良いのですが、陽射しこそ暖かいのものの、風が強くて冷たいのでじっとしていると結構冷えてきます。
 
 距離にすると幾らも走っていないのですが、これ以上は北上せず帰途に就く事に。
 
 帰りは桧原神社を回って帰ってきましたが、本日の走行距離19.2キロ、24×1の「延陽伯」では無理もできないので、山道や石畳は押していたので平均時速はなんと10.3キロ、真性ポタの一日でした。
 
 
 

期せずして「山の辺ポタ」

 今日は朝から大和高田で所用があったのですが、昼過ぎには片付いたので、少し遠回りして帰ろうかと、葛城川沿いの自転車道を北上します、北風が強くてちょっとめげながら桜橋までやってきて東へ、三宅町のローソンでコーヒーで一息入れて、そのまま東へ走り天理へ。
 
 いつもなら上街道で帰途に就くのですが、陽も長くなってきた事だしまだ時間があるので夜都伎(やとぎ)神社まで上がってきました、あちこちで梅が咲いてます。 
 
 神社からはそのまま山の辺の道で帰る事しましたが、ずいぶんと久しぶりです。 ハイカーの行列が煩わしいと云うか、こちらが顰蹙を買うので敬遠しているのですが、冬の平日の夕方近くですから静かなもんです、地元の人が犬の散歩で歩いている位のもんで。 ハイカー目当てのお店もみんな休んでいますが、無人販売のお店でまたまた百円のミカンを、見た目は悪かったのでどうしようかと思いましたが、途中で1個食べたら、甘さが深くて美味しかったですよ。
 
 休憩所ポイントやトイレも増えたみたいですが、石畳になった処も増えて自転車には走りにくくなりました。 まぁ気候がよくなって休日だとハイカーだらけで場所によって自転車で走ってられませんがね、ここは2,3人連れのハイカーと云うより訳の判らん団体が多いんですよ。
 
 夕方になってきてお天気が良くなってきて、今日は夕陽が見られそうですね、この位置からだと二上山辺りに落ちるのかな。
 
 
 なかなか良さげな「自撮り」ポイントを見つけました。
 
 
 スマホしか持ってきていないのですが、綺麗な落日が期待できそうなので粘ってみる事にしました、しかしじっと待っていると寒かった事。 最近のスマホのカメラは露出の補正位はできるのですが、なかなか思う様には行きませんわ、思ったより南側に陽は落ちて行きました、すっかり冷え切ってしまった上に、暗くなった山の辺の道をこれ以上走るのもなんなので、上街道まで下り帰ってきました、早速「自撮り」の準備をして行かねば、本日の走行43.8キロ。

すっかりハマってます

桜井市金谷 大和川河畔「仏教伝来の地」碑にて
 
 今日の奈良は快晴の予報だったので、どこか走りに行こうかと段取りをしかけて、よくよく考えると先日から風邪気味、例年は一度ひくとそのシーズンは大丈夫なのですが、今シーズンは一月毎にひいている様な、熱もないのですが無理せず大人しくしている事に。 でもちょっと買い物があるので「延陽伯」号を駆ってお出かけ、少し踏み込むとやはり息が上がります、しかし良いお天気、あまりにもったいないのでちょっと遠回り、穏やかな冬の午後の陽射しが心地好いです。 と云う訳で今月は走行距離がまだ500キロにも達していません、先月に続いて1,000キロには届かないでしょう、別に月1,000キロ超えに拘っている訳でもありませんが、出来るものなら走ってみればと云う事で、2ヶ月落とせば踏ん切りも付きます、今年はのんびり行きましょう、昨年の14,000キロは、ヒマとちょっとした心得があれば誰でもそれ位走れますよと実証したみたいなもので。
 
 ところでがらりと話は変わってYouTubeと云えば、今まではパソコン作業の合間にチラチラ見ているだけで済んでいたのですが、暮れに「AMAZON fireTV stick」を買ってからすっかりハマってしまっています、何せカウチポテト(死語か)でゴロゴロしながら普通のテレビで見る事ができるのですから、私の様に日頃テレビ番組をダラダラ見る事のない人間でもつい… 
 

 
 YouTubeと云えば天五さんの膨大なビデオクリップ、鉄人児玉さんが主人公になっているものが多いですが、私や仲間たちがあちこちで登場しているので、懐かしいですね。 動画と云う事で今の時代から見ると差し支えのあるシーンもあるかも知れませんが、もう時効と云う事でご容赦下さいな。
 
 

 
 音楽ソースでは音質や画質を別にすれば、こんなものがタダで観られて良いのだろうかと云うのが一杯ころがっていて、ほっとけば次から次と関連動画を再生してくれますので時々拾い物も、JAZZは私の好みの年代では動画を含んだものはまずないのですがクラシックは潤沢です。 最近で良かったのはキタエンコの振るデンマーク放送交響楽団のラフマニノフの第2交響曲、クラシックにあまり造詣のない方も第3楽章くらいは(31分30秒位から)。
 

 あとは美人かどうかは別としてユジャワンのショスタコービッチのピアノ協奏曲第1番、いわゆる「ピアノとトランペット、弦楽合奏のための協奏曲ハ短調」と云うやつですね。 古典的作品ではどうかと思ったりもしますが、彼女の演奏スタイルと大胆なドレスは動画ならではですね、アンコールのスクリャービンも良かったし。 YouTubeでは聴けないラベルのコンチェルトをポチってしまいそうです。
 

 
 さすがにフルバージョンを観る事はできませんが、一番美味しいところをちょこっと観る事ができるのが嬉しいです。
 

 
 先日の「私を構成する9本」の選に外れましたが、斉藤耕一監督、岸恵子~萩原健一主演の「約束」(1972)、全編は観られませんが予告編以上にこの映画の魅力を表現しています、好きな人がいるのですね、この編集とてもシロウトとは思えません。 舞台になるのは羽越本線を走る往年の日本海縦貫急行「しらゆき」、キハ58系の長大編成は鉄な人にはたまりません。 音楽は宮川泰、ザ・ピーナッツの数々の名曲と宇宙戦艦ヤマトだけの人ではないんですよ。

夜なべで針仕事

 この週末は大荒れの予報、それに少し風邪気味で大人しくしている事にしたのですが。 「室生サイク」の折に愛用のキャラダイスのサドルバック、フラップのベルトが千切れてしまいました、千切れたと云ってもベルトそのものが切れたのではなく、縫い代が解けてしまったのですが、代わりがないので急ぎ取り修理する事に。 このキャラダイスのバッグ、見た目や素材は無骨ですがなかなか丈夫で、そしてこうやって針と糸で直せるんですから、素晴らしい事です。
 
 せっかく針仕事に手を付けたのですから、かねてから材料を準備してあったフレームカバーを作る事にしました。 フレームカバー、すなわち輪行時にフレームにキズがつかない様にするカバーです、市販品もなくはないのですが、結構エエ値段します。 代わりに百均とかでも売っている滑り止めマットをカットしたものを、マジックテープで巻いているのですが、使い勝手も良くないので、マットにマジックテープを縫い付けてみようと云う訳です。
 
 マットは塩化ビニール製で網目状のスポンジのシートみたいなもので、それにマジックテープを縫い付けるだけなのですが、裏面にも布テープの様なものを貼り付けて挟む様に縫い付けないと、片面だけだと簡単に千切れてしまいます。 使用したマジックテープはコード類の結束用として売られていたもので12本入りでした。 実際使ってみるとマジックテープはカットして短くしておいた方が使い勝手は良い様です。
 なおこのマットですがちょっとベタベタした感触で、長期間フレームに巻いた状態で放置するとフレームの塗装に癒着してしまう懸念があります、今まで何度かこれを巻いて輪行していますが、その範囲では問題はなかったです。
 
 どこまでカバーが必要なのかは輪行の仕方にもよりますが、一通り作ってみました。 最初は700Cのasuka号と24吋の「延陽伯」号と兼用できる様に考えてみたのですが、トップチューブ以外は切り欠きを入れる位置が多くなってしまい、破れやすくなるので諦めました。 軽いとは云えフルセットではボトル1本分位の嵩になってしまいますので、必要な部分だけにしておくのもアリかと。
 
 輪行状態ではありませんが、こんな感じで巻きつけます。 フォークまでフルセット作っても材料費は500円にもならないでしょう。 手縫いですから結構ヒマが掛かりますが、輪行支度の時にスムーズに運ぶ事は請け合いです。

ちょっと「まんま亭」まで

 今日からお天気が悪くなると云うので、どこにも出かけずに大人しくしていようと考えていたのですが、陽射しがあってなにやらお天気の崩れるのは夜からと云う事で、少し走ってみようかと、さりとて何処へ行くあてもないので、奈良は「高畑まんま亭」までお昼にカレーを食べに往復して行く事にしました。
 
 桜井から奈良まではいつも上街道(上ッ道)と呼ばれる旧街道を走って行きます、まぁ昨年は往きと帰りで100回は走っている道なのですが、古くから集落を継いでいる街道なので、途中には幾つもの道路元標が現存しています。 三輪町(左上)、織田村(右上)、巻向村(左下)、柳本村(右下)。
 
 この辻に朝和村道路元標があったとされていますが、長い事行方知れずとなっていました。 それが数年前あろう事が京都市南区上鳥羽の 丸三冷蔵本社工場内に放置されている事が判ったのです、ところが私が訪れた2012年暮れには既に撤去されていて再び行方不明となってしまっているのです。
 
 日本有数の宗教都市天理市の前身である丹波市町道路元標、元の位置に程近い市座神社の境内に移設されています。 隣にある巨大な石は案内板によると、かつて布留川南流に架かっていた橋だそうですが、道路元標に関しては何の説明もありません。
 
 櫟本町道路元標は、この橋の北側にあったらしく「天理市史」にもその旨の記載があるそうのなのですが、その後処分されてしまった様です、「土橋」と銘版のついた古い橋の親柱の隣に残っているのは、どうやら道路元標の基部らしいのですが。
 
 帯解村道路元標は基部が残っていると云う情報があるのですが、実際に私は確認はできていません。 皇室御用達の腹帯で知られる帯解寺、今日はなにやら祭事があるかして参拝者で賑わっていました。
 と云う訳で「まんま亭」への往路は上街道に残る道路元標の生存確認ポタリングになってしまいました。
 
 高畑町の「まんま亭」に着いたのは1時半頃、バーグカレーにぜんさいまで頂いておなか一杯になり満足して帰る事に、往きは道路元標だったので、帰りは山の辺道でも辿って帰ろうかとも思ったのですが、風が出てきたので帯解まで県道を走り、再び上街道で帰途に就きました(写真はまんまさんに撮って貰いました)。 本日の走行42.7キロ、消費カロリーの方が小さい様な気がしますね。

せとうちツーリング(5日目)

大崎上島 垂水港にて

今日は岡村島~大崎下島経由で大崎上島に渡り、東岸を北上して垂水港から竹原港へ、呉線竹原駅から18きっぷ輪行で帰途に就く事にしました。昨日と同じ今治0825発のフェリーで岡村港へ。 

 来島海峡にて、少し雲が出ていますが昨日同様の良いお天気です。  
 大崎下島の小長港を出るフェリーには2時間程も時間があるので、岡村島は北回りする事にします。大型車が通行止となっている様な海岸沿いの狭い道が続き、釣り人の姿だけが目立ちます。下大下島、大下島、大三島、大崎上島が重なって見える、昨日大三島へ渡った海です。 
 岡村橋の手前の坂で「自撮り」にトライ、電柱がどうにも邪魔になってしまうのです、それに対岸には一昨日行った梶取ノ鼻の北岸にある燃料基地のタンクも見えます。 
 
 岡村橋を渡ると広島県、まだ時間があるので御手洗まで往復する事にします。岡村島と大崎下島を結ぶ3つの橋が望めます。 
 また無人販売の100円のミカン買ってしまいました(^_^) 今朝「シクロの家」で不要な荷物は宅急便で送ってしまいましたので余裕です、と云っても家に帰り着くまでには食ってしまいそうですが。小長港のフェリー乗り場の隣の「ゆたか海の駅とびしま館」とやらで土産物も、すみません安くて嵩低いもので。 後で知ったのですが「ゆたか海の駅とびしま館」でのお土産や食事にはせとうちサイクルーズPASSで3%割引になるそうです。
 もちろんこれから乗る大崎上島へのフェリー他、今日の3つの航路でも「せとうちサイクルーズPASS」は使えます、ただ有効期限が3日間でしたので、昨日今治港で再度発行して貰いました。 ここ土生商船は他所に比べると少し凝った乗船券、持っていられるのは乗船までの間ですが。わずか15分程の船旅で大崎上島明石港に到着、大崎上島にはなんと明石も垂水もあるのです。 
 大崎上島の東岸を「自撮り」したりしながら北上、中ノ鼻灯台の処で短い登りがあるだけ(写真左上の見下ろしている場所)で海岸沿いの平坦路が続きます。 
 「自撮り」をしながらのんびり走っていても1時間半とかからず垂水に到着。 今治から3つのフェリーを乗り継ぎ竹原に至るこのルート、走る距離は僅か30数キロで、船賃が自転車込みで2,000円近くかかりますが、のんびり船旅を織り交ぜながら走るならお勧めかも。向こう側の防波堤に回って「自撮り」をしようかと、段取りをしていると丁度1本前のフェリーが、1分のタイマーをかけて慌てて走って行ったのが最初の写真でした。
 大崎上島と竹原港の間の山陽商船のフェリーは1日32往復も運航されていますが、大崎上島側は白水港と垂水港に入る便があるので要注意、距離は2キロ程しか離れていませんが、大崎上島側で港を間違えるととんでもない事に。ちなみに最初の写真は垂水港の前を通り過ぎる1便前の白水港発の竹原港行きなのです。 

 竹原港から1.5キロ程の呉線竹原駅まで走り今回のツーリングは終了です。竹原から帰るタイムリミットは大阪鶴橋から近鉄利用で1739なのですが、1521に乗車できますので「18きっぷ」のまま桜井までたどり着けそうです。いつものジョルダンの乗換案内で検索すると、三原と東岡山、姫路で乗換えて大阪2028着、ところが三原で乗り継ぐ播州赤穂行きへそのまま乗って行き、播州赤穂で野洲行きに乗り継ぐと云う赤穂線経由でも大阪2043着、15分遅いのですが乗換えが1つ少なく確実に座れますし、結果的には王寺駅で追いついてしまいます。

 ところが播州赤穂で接続の野洲行きがなかなか入ってこないので怪訝に思っていると、人身事故で東海道~山陽本線が遅れている模様、最悪は鶴橋から近鉄と云う手もありますが、大阪駅に着く頃には遅れもほぼ回復、ところがどうもJR難波で別の人身事故があって関西線のダイヤに影響が出ている由、王寺駅で乗り遅れると高田経由では桜井へは帰れなくなります、そうなると遅くはなりますが奈良経由を選ぶか、さっさと諦めて鶴橋へ向う難しい処、こう云う時に「乗換案内」とかのアプリは役立ちます。 結局は加茂行の大和路快速が定刻に来たので乗車、王寺駅での乗り継ぎにも問題がなく、予定通り2218に無事桜井に帰り着きました。

 本日の走行36.0キロ、1日延ばして4泊5日の「せとうち」の旅、1日は瀬戸内とは思えぬ風に参りましたが、雨に降られる事もなく5日間で319.9キロ、距離の方はちょっと物足りない気もしないでもないですが、ほぼ満足の行くツーリングでした。

竹原1521→1558三原1602→1853播州赤穂1900→2043大阪2058→2137王寺2145→2218桜井 「青春18きっぷ」で5,940円分乗車(東岡山~相生間は選択乗車区間なので普通乗車券でも山陽本線経由の乗車券で乗車する事は可能)

 

前夜 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 総括
2015年4月「天の邪鬼『しまなみ』へ往く」
2015年10月の「『延陽伯』号『しまなみ』を往く

せとうちツーリング(4日目)

来島海峡を往く。

 今日は大三島の宗方港へフェリーで渡り伯方島、大島と走って今治へ戻ってくるコースを考えてみました。 ただ大三島の宗方港へ直接渡るフェリーは便数が限られていて、岡村島経由で行く事になりました。  昔から船旅は天気に恵まれるのですが、今回も昨日とはうった変わって風も穏やかな最高のお天気になりました。 フェリーから来島海峡を行き交う船を眺めるのも愉しいものですが、航路が錯綜しているだけに際どいですね。
宗方港へ行くフェリーまで小一時間ありますので、港の良さげなポイントで「自撮り」にトライ、これが今回の旅のベストショットになった様な、世の中こんなもんですわ、鳥と猫に注目。しかし2テイクで120枚程撮っているのですが、1秒間隔のインターバル撮影しているのですが、それでも思う様には行かないものです。

 岡村港1005発の大三島宗方港行きのフェリーに乗船します。 20分程の船旅、この航路は初めてですが、大崎上島と大三島他の島々に囲まれた穏やかな海域、瀬戸内を感じさせてくれます。
 
 今日は大三島南岸を走って大三島橋を渡り、伯方島を経て大島東岸を走る予定です。 ただ大三島南岸は一部通行止の情報があり、一旦北側に迂回する事も考えていたのですが、案の定歩行者を含めて通行止の表示が出ていましたので、素直に迂回ルートに入る事にします。
 
 大三島を「自撮り」しながら行きます。
 
 大三島橋へのアプローチで少々迷いましたが大三島橋へ、大三島外回りから大三島橋へ向う時は、素直に一旦メインルートに戻るつもりで走った方が良いですね。 伯方島は昨日外回りしたので、今日はメインルートを走り抜け大島へ。
 
 大島東海岸へ入ります。 友浦港を過ぎた辺りから道は極端に狭くなりますが、ツーリング車に似合う鄙びた風景となります。
 
 

絵的にはなかなか難しいパターンです。 この先、志津見港では非常に道が判りにくくなりますので要注意。

 岬の向こうに今治の街が見えてきました。 しかし「しまなみ」裏街道ではこの大島東回りが一番キツいでしょうね。 陸続きになってしまった「しまなみ」の島々ですが、島暮らしの厳しさを感じさせてくれるルートです。
 
 江越峠、名駒峠と云う標高は100mにも満たないのですが、盟友峠おやじナワールド氏未踏の峠を2つ越えて、来島海峡大橋の見える処まで帰ってきました。 本日の走行52.6キロ。
 

道路元標蒐集サイクへ(静岡~愛知編2日目)

 国道301号線から新城市街を望む。

 

 今日は三河安城をスタートし愛知県額田郡岩津村、東加茂郡松平村、下山村、南設楽郡作手村と4基の道路元標を巡る85キロ程のルートを走る事にします。道路元標蒐集の旅では昔から東横インを良く使っているのですが、最近は特に安いとも思えないのですが、メンバーになっていると割引とか10泊で1泊無料とかの特典もありますし、昔からLANとかランドリーとかサービスが均質で整っているので重宝しています。無料の朝食サービスは早駈けの私には時間が勿体無いので、あまり利用しないのですが、三河安城は6時半からになっていて、今の時期明るくなるのは7時頃なので、珍しく頂く事にしました。ここは企業それも工場関係が多く、観光客も少ない土地なので客層に応じた計らいなのでしょうね。朝からちょっと食べ過ぎたかな。
 
 三河安城から最初の目的地の岩津村まではコースが悩ましいところだったのですが、豊橋市在住のFBの友達Sさんから自転車道がある事を教えて貰い、途中まで利用する事にしました。自転車道は明治用水に沿って走り、途中には三連水車と云うのがあり公園が整備されています。お天気は最高、三連水車が朝日に輝いています。 ところでそのSさんから途中で迎撃下さるとの事、いずれにせよ矢作川を渡るには天神橋しかなさそうですので、その辺りになるでしょうが、FBのメッセージで現在位置を知らせながら自転車道を行きます。
 
 案の定Sさんは天神橋西詰で待ってくれはりましたが、5時に豊橋を出られたそうです、有難うございます。寄寓にも今日の愛車はKHS F-20R、うちのF-20Sは最近出番がありませんが。雑談をしながら岩津村道路元標へ、右の写真はSさんから頂きました。
 
 Sさんとお別れした後、2つ目の目的地松平村へ向いますが、どうも場所が特定できません、怪訝に思って穴蔵さんと国道901号さんのサイトを確認しますが、風景がまるで変わっています、隣にあった公衆電話ボックスは勿論、建っていた酒屋さんもありません。近くにおられたご近所と思しき方に尋ねてみると道路拡幅のために酒屋さんは移転されたとの由、しかし道路元標についてはご存知ではなかった様です、先が長いので深追いせずに次の目的地に向う事にしたのですが。
 
 岩津村から松平村と走ってきた県道39号岡崎足助線を何の疑いもなくそのまま走り足助の街中へ入ってしまいます、次の目的地は下山村道路元標なのですが、足助のど真ん中なのになぜ下山村なのかと怪訝に思いながら、GPSマップに登録されている場所にたどり着くとそこにあったのは下山村ではなく足助町道路元標だったのですが、写真を撮りながらそれでも気が付きません。
 
 後は作手村だけ、逆算すろと距離的にも時間的にも余裕があるので、足助の街並みを歩き。お参りすると一生食いっぱぐれしないと云われる「お釜稲荷」を覗いたり、適当な店があればここでお昼にしようかと考えていて、ふと先の道路元標が下山村ではない事にやっと気が就きます。松平村でGPS上の未収の赤いマーカーだけを見ていて、東の下山村に向わずに10キロ以上も北へ行った足助町に来てしまったのです。足助町も未収には違いないのですが、いつか飯田から三州街道を走り抜けてその折に立ち寄ろうと考えていて、今回は予定に入れてなかったのです。もとより「延陽伯」号で標高500mまで上がる85キロ程のコースを9時間で走らなければならないので無理はあります、そこに10数キロは遠回りをしてしまった訳です、開き直ってレトロなカフェで白玉ぜんざいを戴きながら、さて善後策は…
 
 結局はR420から県道362号大沼足助線を取り下山村へ向う事にしました、長年の感で自転車にとっては一番良いルートに思えたからです。巴川に沿って穏やかに登って行く道筋で、県道に入ってから出遭った車は数台、ツーリング車向きの鄙びた道を満喫する事ができました、松平から下山へ真っ直ぐR301を走る事を思うと交通量、斜度を考えると、時間的な事を除けば川沿いに遡上するこのルートはまんざらでもなかった様です。下山村道路元標を経て本来のルートのR301に入って最後の作手村道路元標へ着いたのが1420、18きっぷのまま桜井へ帰ろうとすると飯田線の新城駅が1707発、となると16時過ぎには新城市街へ越えなければなりません。距離は18キロですがピークの本宮山スカイラインの入り口までどれ程登らなければならないのか情報不足なのが。
 
 結局は大した登りもなくアウターのままで15時にはスカイライン入り口に着いてしまったのです。さすがに「自撮り」の余裕こそありませんが、写真を撮ったりしながら標高差400mの激坂を下って15時半には新城駅に着いてしまいました。
 

 結局は1707発までは余裕たっぷり、さすがに1542発、1612発はともかく、1本早い1639発で帰途に就く事にしました。 新城駅にはおあつらえ向きのスペースがありましたので、のんびりとしっかり輪行支度を整えます。

 新城1707発のスジでは名古屋7分、亀山2分、いずれも階段がと輪行袋を担いでではかなりタイトな乗換えだったのですが、亀山で追い付かれるので桜井への到着は同じになりますが、全線ゆっくり座って帰ってくる事ができました。写真は亀山駅構内と関西本線キハ120車内。昨日今日とアクシデント続きの1泊2日、行方知れずの松平村道路元標は残念ですが、足助町道路元標と飯田街道の街並みも巡る事ができて満足の一日でした。 本日の走行96.6キロ、今月も無事11ヶ月連続となる1,000キロを超えました。18きっぷで4,430円分乗車。
 

【1038】 2015/12/29 愛知県 額田郡 岩津村(現 豊田市)
【1039】 2015/12/29 愛知県 東加茂郡 足助町(現 豊田市)
【1040】 2015/12/29 愛知県 東加茂郡 下山村(現 豊田市)
【1041】 2015/12/29 愛知県 南設楽郡 作手村(現 新城市)

道路元標蒐集サイクへ(静岡~愛知編1日目)

大井川鉄道にて元南海21000系 

 

 金曜に続いての道路元標蒐集の旅です。 今シーズンは18きっぷを買ってしまったので、1月10日まで使い切ってしまわないといけないので、どうしてもこの期間に集中してしまうのです。 新春に終わりの2回分使う予定をしているので、今回は1泊2日で静岡~愛知方面に向う事にしました。 静岡県は道路元標の現存が殆ど確認されていない都道府県なのですが、大正14年の県の告示があったのかなかったのか、県報への記載が見つかっていない以上は偶然の発見に頼らざる得ないのです。 榛原郡の下川根村道路元標は大井川鉄道の家山駅から徒歩圏内に残っているので、わざわざ自転車を持って行くまでもないのですが、大井川鉄道で往復するにしても、18きっぷで奈良桜井から日帰りは不可能、さすがに1基だけに1泊するのは勿体無いので、JR金谷駅から往復走って、翌日は愛知県東部に取り残している幾つかの道路元標を回ってみようとプランを練ってみました。
 桜井駅出発でも12時過ぎには金屋駅に到着するのですが、陽の短い時期ですしあわ良くば大井川鉄道の写真も撮ってみたいなと思い、未明に奈良駅まで20キロ余りを自走し奈良0503発の関西本線始発に乗車し亀山経由で向う事にしました。 これなら1049に金屋に着く事ができます。
 
 ヘッド抜き輪行と分割式マッドガードの「延陽伯」号、かなりコンパクトにはなるのですが、KHSと違ってそれなりに時間が掛かりますので、余裕を見て3時過ぎに飛び出します、しかし強烈に寒いです。
 ところが2キロ程走った三輪を過ぎた処でヘッドスパナとペダルレンチがセットになったレンチを忘れた事に気が付きます。 ペダルはアーレンキーで代用できますが、「延陽伯」号のヘッドはスパナでないと回りません、これは仕方なく取りに戻るしかありません。 さて15分余り遅れて再スタート、ところが天理辺りまで来て後輪の挙動がおかしいのです、実は10月の「しまなみ~とびしま」の折にもあったのですが、後輪のスポークが緩んできているのです、以来500キロ近く走っていて心配はしていなかったのですが、やはり金曜の四国の様にそれなりの距離を結構なペースで走ると駄目な様です。 ニップル回しは携行してますが、真っ暗な夜道でそうは上手く振れ取りもできないので適当に締めて後ろのカンチを開放にして奈良駅まで残り10キロ程走ります。 そうなると0503発には厳しい時間になってしまいますが、まぁ1本遅れた処でと落ち着いて作業すると間に合うものです、無事に加茂行きに乗り込む事ができました。
 

 加茂で亀山行に乗り継ぎますが、関西線の車中の寒かった事。 名古屋では浜松行きに乗り換えますが、先行の列車が小動物との接触事故があったとかで遅れ始め蒲郡辺りでは25分遅れ、浜松では乗り継ぐ予定の興津行きはなく金谷の2つ手前の掛川行きが、2つ手前と云ってもこの間は牧の原の峠越えなんですよね、間違っても手前から走って行こうなんて。 次の興津行きを待って金谷到着は50分遅れ、それから輪行支度を解いて振れ取りをやりなおしますから、結局スタートできたのは12時を回ってしまいました。
 
 時間は押してますが折角ですから大井川鉄道の新金谷駅に立ち寄ってみます。 1983年頃と思われる「延陽伯」号と旧客がマッチしますね。 レトロな駅舎の前では、なにやら職員の方がバイクラックが組み立てていました、自転車で来られる方も多いのでしょうね。
 
 静岡在住のFBのお友達のAさんから往路は左岸路、復路は右岸路が楽そうとのアドバイスを受けていたのですが、あわよくば大井川鉄道の列車を撮れればと思い線路に沿って右岸を走る事にしました。 その時に撮った写真が最初の踏切での「自撮り」、やってきたのは10~20代を堺で暮らした私には馴染みの深かった元南海高野線の21000系でした。
 
 川沿いとは云うもののそこそこ登り下りのある国道を走って下川根道路元標の保存されている島田市役所支所前へ、目の前はもう家山駅構内です。 頭部が削られたり割れたりかなり埋まっていた様子が伺えますが、静岡県では貴重な道路元標です。
 さて本日の予定はこれで終了と云う事なのですが既に15時、今夜は三河安城駅前の東横インを予約してあるのですが、最近は賑やかになっていたのですが、三河安城駅前は以前には回りに何も無くれ不便なので、FBのお友達で安城市で洋食「国亭」をなさっているUさんのお店へ夕食に伺おうと画策していたのですが。 家山駅発は通常ダイヤでは1515と1731、1515には輪行支度が間に合いませんし、さすがに1731ではお店の営業時間内に間に合いません。 ところが今日はSL列車が運転されていて、その時刻が1542と輪行支度にもぴったりの時間です。 出札口で尋ねてみると輪行袋を担いでいても乗車可能との事、冬休みとは云え歳も押し詰まった平日ですので空いている様です。 但し自転車は有料、SL急行券と併せて1,880円はお安くないです。
 
 火の入っているSLそのものは最近では磐越西線や高崎線で見ていますが、SL列車で輪行なんで何十年ぶりでしょうね、幅が狭くてステップのある旧型客車のデッキは大変です、最後は紀勢本線でしたね牽いているのはDF50でしたが。 260円払った手回り品切符も懐かしいですし、旧客の窓越しに見える近鉄特急は往年の吉野口駅を彷彿とさせます。 乗務員のなっぱ服もSLらしくて。
 
 ところで「国亭」最寄の西岡崎まで3時間弱の輪行をするのですが、今回は後輪を外さない変則的な形に初めてトライしてみました、ヘッド抜きはしていますし24吋ですのでコンパクトで普通のロード用輪行袋に楽々収まってしまいますが、縦に自立はできませんので座れない事が前提になりますね、そのかわり作業はスピーディです。
 
 東海道本線からは安城がやや近いそうですが、夜でも道が判り易そうな西岡崎が向う事にしました、予定の19時半ぴったりに到着。 「国亭」の売りはこのオムライス、上にオムレツが載った状態で出てきます、それをナイフで表面だけ切り裂くと拡がってかぶさり、そこにデミグラスソースがかけます。 なお写真は大盛りです、私の夕食にはオムライスだけでは足らなさそうですので、野菜たっぷりスープを併せてお願いしました。
 
本日の走行奈良までの25.4キロ+34.4キロの都合58.8キロ、18きっぷで5,080円分乗車。
 

【1037】 2015/12/28 静岡県 榛原郡 下川根村(現 島田市)