今日は曽爾高原へ向かいます

 
「都祁山之道」を行く 奈良市都祁甲岡町にて

 4月29日から開催されている「モバイルグランフォンド in 奈良・吉野」のスタンプラリーですが、24ヶ所のチェックポイント中14ヶ所は先月までに巡り残りは10ヶ所、ただ吉野山を除けば「遠回り通勤らいど」で回れる様な場所ではなく吉野郡の9ヶ所と宇陀郡の1ヶ所、加えて今月は天候不順と休みの巡り合わせが悪くて回れず仕舞いだったのですが、今日は天気にも恵まれおニューのフロントバッグをセットして宇陀郡曽爾村の曽爾高原へ向かう事にしました。
 曽爾村への最短ルートはR165西峠で榛原へ、R369で大内峠、栂坂峠と云ういわゆる伊勢本街道なのですが、だらだらとした登りが延々と続き、交通量も多いのであまり好きなルートではありません。最近では2014年10月と2015年9月に向かっているのですが、いずれも一旦大和高原に取り付いて名張市赤目へ下り椿井峠を越えると云うなんとも遠回りなコースなんです。 
 結局今回もそのコースで向かう事に。初瀬ダムから旧都祁村へ、県道781号都祁名張線へ入ります。都祁名張線は「都祁山之道」と呼ばれ、東大寺二月堂の「お水取り」の松明を、赤目から奉納する道としても知られる歴史のある道です。途中南之庄の「三陵墓古墳群史跡公園」(写真)で小休止。2017年1月25日の写真
 旧室生村域に入り、多田で今月5日にも立ち寄った「満寿寺薬師堂」へ寄り道して行きます、5日にはまだ蕾もなかった百日紅が咲いてくれていました。2016年8月19日の写真
 染田、小原と山間の集落を縫って東へ、上笠間の集落を見下ろす辺り。2015年6月24日 上笠間にて

 県道781号は三重との県境になる笠間峠を越えて赤目へ下りますが、今では深野経由の道が整備されている為にこの県道はかなり荒れてきています。なお古道の笠間峠は500m程南の集落内になります。

 下るにつれ多少マシになるとは云え、ご覧の様にかなり荒れています。
 殆ど林の中を下ってゆきますので視界はありませんが、半分以上下った頃に1ヶ所だけ東側に展望の開ける場所が、眼下には伊賀盆地の南端になる赤目の集落が、背後は青山高原から布引山地になります。
 県道とは云え集落の中の狭い道を縫って国道165号線坂ノ下交差点へ、正に坂の下の交差点です。近鉄赤目口駅へ立ち寄り小休止、あの赤目四十八滝の最寄り駅ですが、観光客の姿もなく閑散としています。

 三重県名張市になる赤目から曽爾村へは県道784号赤目掛線が通じていて、椿井峠(747m)を越えるのですが、手前に鬼や坂(570m)と云う峠があって(写真左)、赤目側からだと鬼や坂までに方が厳しいです、ただずっと林間ですので多少は快適です。鬼や坂を越えて少し下れば「出合茶屋」があって赤目四十八滝の上流側の入り口になります。営業はしていませんし自動販売機などもありません、テーブルとかはきれいですので「コロナ禍」の今はともかく行楽期の休日は営業していたのでしょうかね、昔は三重交通の路線バスもあったのですが。なお携帯はdocomoすら圏外です。
 県道は再び奈良県へ、10キロ程の三重県への越境でした。県境付近から椿井峠への登りが始まります。「椿井峠への道」2015年9月29日撮影

 1324 椿井峠に到着、桜井をスタートしたの7時前、あちこち寄り道したとは云え結構時間を食ってしまいました。
 椿井峠の向こう側は結構な激坂で、約4キロで280m程下ります。下るにつれ左側に兜岳が見えてきます。




 青蓮川沿いの県道81号名張曽爾線まで下ると、稲刈りを始めている処が、南紀古座川あたりではお盆明けには始まるのですが、幾らなんでも早いですよね。


 県道81号を名張方面に少し下りますと今度は鎧岳が正面に見えてきて、太良路まで下ります。ここから曽爾高原へ取り付く道は2つ程ありますが、北側の橋を渡り北側へ回り込む道の方が木陰もあって斜度も多少楽です。  スタンプラリーのチェックポイントは「曽爾高原ファームガーデン直売所」にあり、曽爾高原へは更に標高で200mばかり登らなくてはなりません、2014年は御杖村側に越えて帰途に就いたのですが、既に15時前と時間も押してきたので、曽爾高原は見上げただけで、ここから引き返す事にします。2014年10月24日 曽爾高原での写真
 再び県道81号へ下ります、宇陀郡の曽爾村道路元標は曽爾村役場敷地内にありますので、健在である事の確認に。掛の交差点まで南下し」国道369号に入ります。桜井まで30キロ程の道のり、途中栂坂バイパスの3本のトンネルを抜ければ2時間程で暗くなるまでには帰る事ができます。栂坂(1,827m)、石楠花(430m)、弁財天(旧開路)(922.9m)、3本合わせると3キロを超えますが、旧道の栂坂峠と大内峠を越えているとさすがに陽が暮れそうです。前灯2基、尾灯2基の装備はありますが。
 伊勢本街道はほぼ国道369号に沿っていますが、栂坂バイパス部分では約1~2キロ程北寄の室生黒岩を経由するルートをとっています。現在の曽爾村山粕は昭和29年まで室生村だったのです、その経緯から室生村道路元標は山粕郵便局前に保存されています。山粕への入り口で自販機休憩の後、バイパスの北側に旧道と旧々道が錯綜していて、その郵便局の先に出てしまいました、後から考えれば引き返せば良かったのですが、トンネルに向かって先を急ぐ事に。ただアクシデントで記憶はそこまでなんです… (つづく)

 

 

猛暑の国中巡回サイク 4つのミッション

奈良県庁にて

 一昨日からの暑さ、二度目の夏がやってきたと云う感じ、お盆の長雨でクーラーが要らない位に涼しかっただけに、この暑さは調子が狂いますよね、8月も終わりとあってさすがに朝夕は少しはマシな気もしなくもないのですが。今日の「遠回り通勤らいど」は幾つか用事がありますので、猛暑の国中(くんなか)を巡る事に。
 まずは献血に奈良県庁に向かいますが、橿原市の勤務先からできるだけ車の少ない道を走って行こうと中ッ道と布留(ふる)川南流沿いの自転車道と上ッ道を継いで行きます。

 中ッ道は奈良盆地を南北に結ぶ古代官道の一つですが、上ッ道と下ッ道がそれぞれ上街道、中街道として近世以後も残るものの、中ッ道は平安時代以降には失われてしまった様で、大和川以南では道筋を辿る事は難しくなっています。天理市武蔵町、これより県道51号天理環状線と重なります(写真左)。同じく九条町の「野神さん」(写真右)。

 中ッ道だったと思われるルートを北上すると山邊御縣坐神社(やまのべみあがたにいますじんじゃ)、前裁駅を経て奈良市北之庄からJR奈良駅付近と繋がりますが、交通量も増えてくるので布留川南流沿いを走り天理市街へ向かいます。天理ダムのある布留川は天理市守目堂で北流と南流に別れ、それぞれ別々に大和川に流れ込んでいます。布留川南流堤は一部が自転車道として整備されています(写真左)。川べりを走りJR桜井線のガードをくぐると天理駅の前身の丹波市、現在の天理駅東側の道に出ます(写真左)。
 天理市街を適当に走りお馴染みの上ッ道へ、帯解寺の前を走り猿沢池まで旧街道の趣を残す道です。

 10時20分には県庁東交差点へ、27キロを1時間半程で走ってきました、信号が数える程ですからね。献血にわざわざ奈良県庁までくる事もないのですが、ボランティア依存の献血事業に憤りがあるので、わざわざ粗品の多い巡回バスの来る処へ向かいます。しかし何故県庁会場だけ粗品が多いの? 炎天下に自転車で献血に来てますので、自身の安全のために冷房の良く効いたロビーでゆっくり休憩させて貰いますね。

 2つ目のミッションは自転車工房「Delft」へオーダーしているフロントバッグ、そろそろ出来上がるのですが、私の作ったプロトタイプとかも持って帰っておきたいし、今日は献血の粗品のボックスティッシュを入れるためにサイドバッグを付けてきましたので、県庁から「Delft」のある西大寺へと向かう事に、ほぼ奈良県道104号谷田奈良線一本、30分足らずで到着。
 店に着いてみると、既にフロントバッグは完成、24日にはメールを頂いていたとの事、どうも最近スパムメールが多くて見落としていた様です。と云う訳でプロトタイプと往きに付けていたフロントバッグをサイドバッグに押し込み、おニューのバッグをケーブルタイでハンドルに仮止めして帰途に就きます。なお新しいフロントバッグについては改めまして詳しくご報告をば。

 近鉄尼ヶ辻駅の東側から秋篠川沿いの京奈和自転車道(奈良県道266号奈良西の京斑鳩自転車道線)を南下、3つ目のミッションは佐保川沿いの京奈和自転車道(奈良県道280号大和青垣吉野川自転車道線)の郡界橋から大師橋と稗田橋の間の工事が7月30日に終わっているはずですので、佐保川と地蔵院川の導流堤上の自転車道をLC360CAMで動画撮影しようと準備してきたのですが、なんと工事期間が来年1月31日までになっているではありませんか「京奈和自転車道 全線開通って何なんよ」って話です。
 大和川を渡り東へ、天神橋から今度は下ッ道(中街道)へ入り南下します。写真は天理市庵治町の地蔵尊、鎮守の森が涼しげで腰を下ろせる石もあります。


 4つ目のミッションは… 今年の夏になっていわゆるかき氷は7月の「東の海へ 2021」「赤福氷」だけしか戴いてません「4Season」も「おごぽご」「よしの舎」もまだと云う事で、少し遠回りして「4Season」の話題の「ほうじ茶ミルク」を戴きに走ります。本日の走行67.3キロ。



久しぶりの「遠回り通勤らいど」

吉野町入野(しおの) 津風呂湖畔にて

 お盆の長雨もようやく終わった様でして、久しぶりに顰蹙の「遠回り通勤らいど」に出掛けられる事に。ここ暫くゆっくり仮眠ができていたのですが、好事魔多しとはこの事 0112 ピッチが鳴って叩き起こされる事に、朝もPCR検査絡みで申し送り事項が多くていつもより遅いスタートで、栢森の芋ヶ峠への入り口に来たのは10時前。奈良県も感染者が200人に迫る勢い、いよいよ隣府県の話ではなくなってきました。(PS : 案の定今日24日は223人に)
 連日の雨で芋ヶ峠の明日香側はびちょびちょ、川のようになっていたり、苔で滑りやすくなっていたり、それでも何人かのローディが登ってきます、トレランの人も数人降りてくるし、平日にしては今日の芋ヶ峠は賑やかです。長雨続きで身体を持て余していた人が一斉に出てきた様です。芋ヶ峠で夜食の残りのパンをかじって下る事にします、珍しくランドナーが一台登ってきましたね。
 1108 「みかえり橋」こと平尾吊り橋へ、今日はギンタローさんの動画に刺激を受けて埃を被っていたLG360CAMを持ってきたのですが、バッテリが… とり急ぎモバイルバッテリで吊り橋を渡る分だけでもと充電を。なお動画は編集に手間暇掛かりますんで、結果次第で後日。

 一車線の津風呂湖畔の対岸路へも結構車が入ってきています、釣り客は来てしまえばあまりウロウロしないので、平日は殆ど車とすれ違う事はないのですがネェ、最近の車は極端に静かですし、ブラインドカーブが多いので要注意です。
 さて入野まで来て、この先どうしたものか、お天気は大丈夫ですが、この時間から東吉野を回るのも大変ですし、R370を北上する事にします。三茶屋から小名方面へ入るかこのまま関戸峠へ向かうか。そう云えばこの日曜にUG兄さんが走っていた県道135号宇太三茶屋線へ入る事に、三田へ行ったパンの「のら」があった頃には時々通ったのですが、久しぶりのルートです。のどかな里山の田園風景、穂を付けだした稲が夏の緑から色を変えつつあります。
 お昼も回ってお腹も空いてきたので「おごぽご」へ寄って帰ろうかと思ったのですが、今日は定休日の火曜、では菟田野の「カエデの郷ひらら」へ向かうと、食事の提供時間は終了との事。結局手持ちの羊羹を虫養いに走る事に。ここも久しぶりの県道218号内牧菟田野線でR369へ、せっかくですので桧牧から室生ダム湖へ。
 龍鎮渓谷の入り口まで往復し、LG360CAMを回しながら赤人橋から濡れ地蔵へ出て、素直にR165西峠で帰途に就きました。本日の走行84.7キロ。



のんきに気楽に走っていたいんやけど…

 日本国内での最初の感染者がでてから1年半、結構のんきに気楽に日常生活を送っていたんですがネェ… 大阪2,000人、兵庫1,000人なんて数字が毎日続くとさすがにこれはと、案の定昨日、緊急事態宣言とまん延防止措置の対象都道府県がご覧の様に拡大され、奈良県だって北部は京阪神となんら変わりはなく、回りには多くの人が相変わらず大阪へ働きに出かけ、職場では大阪から通ってきている人も少なからずいる。
 職場柄、信頼に値する情報は入ってくるし指導もある。私の場合、4月5月には2度ワクチン接種を済ませ、その後も検査を受けているものの、ファイザー製ワクチンのデルタ株への効果は40%台とか云われ、抗体が出来ていてもいつまで効果が続くのやら、確かにするとしないではリスクは格段に違うのだけど、現実にワクチン接種者の感染例や発症例は少なからずあるし、最悪キャリアとしてばらまく可能性だってないとは云えない。
 統計上の差異はあるけど既に15,000人が亡くなっていても、癌や内臓疾患での死亡者数の何分の一、自殺者数にも及ばない、ただ交通事故の死亡者数(昨年は3,000人を下回った)の何倍にかにはなる。積極的な対抗策が限られる中「コロナ禍」を事故と捉えれば、回避策は「危機回避」と「安全運転」、それでもオリンピックは行われたけど。
 しかしその割りにスーパーとか商業施設の入り口では、以前は警備員やスタッフが立っていたのが今では見かけない、さすがに人目があるからマスクを着用していない人は殆ど見かけないけど、ワクチン2回接種したからもう大丈夫なんて云ってるのを聞くと、絶対緩んできているとしか思えない。
 さて自転車は通勤と一人で走っている限りは「密」にはなりにくいし、健康とQOL維持には欠かせない日課、満員電車や京阪神のターミナルを経由しない限り輪行も良いかなと考えていたけど、どうも輪行袋担いでウロウロするのも人目が、それにキャンプもよりよってこんな時代にブームになって「密」なレジャーになってしまい、そんな事を気にしてまで行きたくもないし。
 もとよりインドア趣味の人間だったから籠ってごそごそするのは嫌いではない、「床の間サイクリスト」はどうかと思うけど、残りの人生にやりたい事や愉しみたい事は山ほどある。出口が見えない処か、収束へのシナリオを描けない今の段階では有効に「コロナ下」での且つ「コロナ後」の遊び方愉しみ方を模索しなくては… 

8月19日の日記 滑って転けたの巻

 ほんといつまで続くねんってお天気ですね。一応予報では来週水曜から晴れる予報なんですが。なんか梅雨末期の集中豪雨の様にお盆の長雨が定着したり、もう気候変動としか…

 13.14日に続いて17日も休足日になったので、昨日も出勤時に晴れたりパラついたりのおかしな天気の下を栢森まで往復。
 とそこまでは良かったのですが、いつもなら県道を祝戸まで下り飛鳥川と冬野川の合流する処の橋で飛鳥葛城自転車道に入るのですが、何を考えてかマラ石から自転車道にショートカットする道へ、タイル張りで今日みたいにウェットな路面でなくても滑りやすいので下りでは滅多に使わないルート、見事にスリップして転倒してしまいました。殆ど停まった状態で自転車だけ転かした形っだったですが、左膝と右ふくらはぎをチェーンリングで切ってしまい出血、判ってて突っ込んでるんやから様はないです。出勤後処置室に直行。
 ところで転倒した時にボトルが飛んでったみたいで、ペットボトルに100均のカバーですが、もうこのお気に入りのカラーが最近見かけなくなったので、今朝雨の止み間に探しに向かいます。
幸い何故かボトルとカバーが別々に落ちていましたが、無事に発見。しかし濡れてると滑っても当然って坂です。ちなみに写真手前の橋から自転車道です。
 asuka号の方はハンドルやらブレーキレバーやらサドルがあっち向いてしまった位ですが、最近巻きなおしたばかりのバーテープが破れてしまっています、テープで引っ付いていますが、解けてきそうなので、同じものの手持ちもあるので片側だけ巻き直す事にします。



Let’s Note CF-R7 SSD換装

 2008年6月に買ったPanasonicのLet’sNote CF-R7CW5AJR、埃をかぶっていた時期もありましたがメモリーを2G(悲しいかなこれが上限)に、Windows7(32bit版)にして、今の職場に持ち込んでローテーション作成とかに使ってます。まぁ13年前のマシンでもExcel365位なら問題なく使えてますが、最近ディスク容量(80Gbyte)の不足が限界にきたかして極端に重くなってきました。SSD化とか今更追加投資するマシンでもありませんが、最近では数百G程度の容量ならかなり安い事を知り、SSD化に着手する事にしました。
 モデムポートにPCカードスロット、購入時はWindows VistaモデルをXPにダウングレードして使ってました、時代を感じさせますね(^_^)

 一般的にSSDは2.5吋ハードディスクより厚みが2mm薄くなりますのでスペーサーが必要となります。他にデータをコピーする為にSSDを内蔵できるUSB/IFの外付けケースや、この世代のLet’Note ではバラすとCPUの放熱板用にシリコングリスが必要になります。その辺りデスクトップPCを自作している人には難しい話でもないのですが、ノートPCには色々と課題が、幸いLet`sNoteは長い実績があるだけに分解に関する情報が豊富で助かります。特に「分解工房」のこの記事が役にたちました、「おいおい長さ違いでネジが6種類もあるんかい」とか覚悟ができます。
 用意したSSDはADATAの ASU650SS-240GT-REC(240GByte)、軽量化マニアでもないので43g軽くなった処で嬉しくもないのですが、速度以外に発熱、消費電力、知れていますが騒音など、昨今の低価格化でSSD化のメリットは大きいです、まぁ寿命だけは気になる処ですが。


 キーボードを外し、上面のパネルを外すと、ディスクへアクセスできます。ピンセットや分解用のヘラとかデスクトップとは違う小道具が必須になってきます。
 フレキ基板状のフラットケーブルを慎重に外します。ディスクそのものはネジ等で固定される事なく、導電性素材の封筒状のケースに入って筐体に収まっていますが、やはりスペーサーがないとぐらつきますね。

 一般的にはSSDメーカーが提供しているツールを使って、分解前に内蔵ディスクの内容をUSB接続した外付けSSDに丸コピーするのですが、私の場合はこの手のツールがあるので、分解後にハ-ドディスクをSSDにまるまるコピーします、時間は80Gで30分少々、YouTubeでも観ながら待ちます。但しこの方法ですと完全な丸コピーですから、組み込み後パーテーションを80G→240Gに拡張してやる必要があります、今はその手のツールも無償版がありますね。
 忘れてはならないのは、上面のパネルにCPUの放熱板が組み込まれているので、接続面のシリコングリスを塗り直しておく事、10年以上使いっぱなしのマシンですから、剥がしてしまうとグリスは乾いてポロポロと剥がれ落ちます、綺麗に拭き取ってから塗りなおします。この作業を横着すると最悪CPUを死なせてしまう事になります。
 丁寧に組み立て直し、電源を入れれば無事に起動、感動ものの「早さ」です、先のパーテション拡張さえ済ませば一件落着。動画編集とかする訳でもないので、Windows10化は無理としても10年前のマシンでもまだまだ使えます。まぁうちのデスクトップ群まだWindows7が主力ですし、最速がLGA1156マシンですからね。



栢森まで

 

飛鳥川上坐宇須多伎比賣命神社にて

 降り続いた雨も前線が暫し南下し、明日のお昼までは止む予報、いつもより小一時間ばかし早めに出掛け明日香村栢森まで往復してから出勤する事に。明日香村の村中へ入るとお盆15日とあってかどこからとなく線香の香りが、稲渕まで来るとポロシャツでは肌寒い様な気温、ミンミンゼミやツクツクボウシにヒグラシの大合唱の中を芋ヶ峠の入り口まで往復。明日午後からまた雨の続く予報、今月は後17,20,25,28,31日が休み、行きたい処は幾らでもあるけど、今月は後どれ位走れるかな。本日の走行23.5キロ。



2日連続休足日 お盆休みを振り返る

 せっかく取ってあった連休も雨続きでどうしようもありません、もとより自転車以外の足もありませんしね、自転車通勤をしてる限り全く走らない日が2日続くなんて滅多にない事です。ところでお盆休みとはあまり縁のない仕事を続けてきたので「毎年お盆休みは…」なんて事もないのですが、8月13~14日に絞って振り返ってみました。
 2020年 昨年の夏と云えば「コロナ禍」第1波と第2波の間、GOTOトラベルが実施されていて、18きっぷの夏のシーズンとあって便乗して「まずは北陸へ」、実は直前の11日にasuka号が逆突事故に遭って戦列を離脱、デモン太とerba号で往復輪行ツーリングを何度か企てる事になった夏でした。
 2017年 H夫妻が野迫川村の「アドベンチャーランド」でキャンプすると云うので便乗して往復自走を企て、九度山でvivvaさんと合流、高野辻(写真)でD女史と合流します。ただ翌14日夜が出勤でしたので、天狗木峠まで運んで貰い帰途に、しかし8月の野迫川村は避暑には最高です。
 2016年  8月11日の「奥千丈林道サイク Part2」と12~13日に行われた「十津川~龍神キャンプツーリング」の連チャン。十津川村「昴の郷」から酷道で知られるR425牛廻越を越えて旧龍神村の「丹生ヤマセミの郷」へ、帰りは阪泰林道を越えてR311~R168経由で戻るキャンプツーリング。タモさん、ギンタロウさん、あびさん、なおじさん、ヤマタンさん、エビさん、vivvaさんと私、自走ではありませんが賢ちゃんと9さんが加わった超豪華メンバー。
 2014年 この頃はリハビリで毎日の様に明日香村栢森へのポタリングばかり。この年芋ヶ峠は吉野側に下った処で通行止が続いてました、自転車では通れたのですがね。ちなみに8月17日に淡路島の多賀村道路元標で道路元標1,000基達成しています。
2011年8月14日 2週連続で「月うさぎ」へ行ってますね、珍しく大峠経由で。

 

2010年8月14日 鉄人児玉さんと9さんとで東吉野村谷尻の頃の「月うさぎ」に初めて伺ったのがこの日です。「やっぱり東吉野は涼しい…」

 


 2009年 8月12日から15日にかけて「丹生ヤマセミの郷キャンプツーリング 」3泊4日で旧龍神村の「丹生ヤマセミの郷」へ。R168を南へ、十津川村から雨の引牛越を、現地ではakutaさん、山内さん、Liberty(麦藁)さんと合流、夜にはUG兄さんが車でですが差し入れを持ってやってきてくれました。


 2008年 8月13日から14日にかけての「丸山千枚田サイク」、面子はD女史、Nちゃん、T御大と私の4人、ところが車に4人4台は載せられません、と云う訳でT御大と私の何れかが走っていなけらばならないと云う何ともカーサイクリング、往路は私が伯母峰を越えるまでと下北山村の一部、復路そこは国体チャンプのT御大が一人で橿原まで走って帰った云う顛末、なお下北山村で道路元標500基目を達成しています。
 2007年 8月14日「お馴染み東吉野サイク」、面子は鉄人児玉さん、「よろづ」のmillionさん、T御大、dendenさんと私の5名。「投石の滝」でドボンしていたとは今だから云える話。

 2006年 8月13日「大和高原早朝ラン」、skuram翁がD女史に作ったスポルティーフのお披露目ランだったのですが、これが「大和高原夏の早朝ラン」のルーツだったのかも。
 2002年 少し日にちがずれますが8月10日から11日、十津川村からヤマタンさんと牛廻越で「丹生ヤマセミの郷」へ、遅れて十津川村から引牛越を越えてきたUG兄さんと近藤さんと合流し、翌日阪泰林道~逢坂峠~小広峠~果無越で十津川へ戻りました、写真は近露を見下ろす辺り。
 2001年 8月14日から19日に5泊6日で紀伊半島キャンプツーリングに出掛けています、写真は樺の木峠への途中。

 

 2000年 8月14日から18日は4泊5日で紀伊半島キャンプツーリング、1日目の14日は旧桃山町紀の川市)の細野まで走りskuram翁と合流し旧美山村猪谷でキャンプ。写真は天空の里天野への途中。

 

 1999年 8月14日、急遽決まったツーリングで南紀へ、左から乾さん、私、ヤマタンさん、撮影skuram翁、那智勝浦町田垣内篭にて。

 

 1998年 8月11日から19日まで、なんと8泊9日の紀伊半島キャンプツーリングの途中、13日は「丹生ヤマセミの郷キャンプ場」(当時は丹生川キャンプ場と云ってた様な記憶)から旧大塔村(和歌山県西牟婁郡)の百間山キャンプ場まで走っています。アナログ時代なんで画像がすぐには出てきませんし、走行記録が残っているのもここまで。
 23年を振り返ってみたのですが、1998年、2001年、2002年、2009年、2016年に旧龍神村の「丹生ヤマセミの郷キャンプ場」に行っているのですね、偶然にも7年間隔で8月に、と云う事は次は2023年、「コロナ禍」が収束して生きのびていたら皆んなで行きませんか。



8月11日の日記 SSDと通勤ルート

 世間の多くの人はお盆休みに突入、と云っても世間の休みとは関係のない職場なのですが。12日から14日はBさんの企画に乗っかって13日と14日に休みを取ってあったのですが、先週の台風で早々に中止が決定、週間予報と重ね合わせると、どうしようもないですね今年のお盆は。そして予報サイトに拠っては15日以降の天気も怪しい様な。
 さて時間もできましたし、この機会に懸案だったノートPCのディスクのSSD化をしてやろうと、240GByteのSSDをポチりました、今ではこの容量なら3,722円也、安いモンですね。元々80GByteしかディスク容量のない13年前のVistaモデルですからこれで充分。元来ノートPCは好きではないので埃を被っていた次期もあったのですが、今の職場に持ち込んでローテーションの作成とか使ったりしているのです。Windows7化する際にメモリも2GByteに、バッテリはずっとフル充電しないモードで使ってきましたので、まだどうにか使えています、スマホやタブレットで大概の事ができてしまう今ではノートPCを外で使う必要性も少なくなりましたからね。ただ最近になってディスク容量不足による速度低下が顕著になってきたので、この際遅まきながらSSD化する事にした次第。
 さて予報では夕方から雨が降りだすとの事なんですが今の処は、明朝帰りには確実に降られそうなんで雨支度をして出勤です。お天気で他に買い物とかの用事のない時は橿原市昆虫館の前を通る最短コース約6.5キロを走るのですが、風の強い日や雨が降ってたり降りそうな時は集落を中を縫って走って行きます。せっかくなんで顰蹙の「遠回り通勤らいど」でない通勤ルートのご紹介。


 桜井から横大路(竹内街道~初瀬街道)を西へ、並行するJR桜井線とR165を跨いで南へ、香久山小学校の前を通って大和三山の1つ天香久山の北側へ。


 別所町あたりで同じく大和三山の畝傍山と藤原宮趾を見ながら少し西へ、集落の中を南に抜けます、立派なお家が多いでしょ。


 橿原公苑明日香庭球場の西側の小径を走り飛鳥川沿いの自転車道を。毎日ではありませんが、こんなのどかな道を月に10往復程しています。
 取り敢えず今日明日の通勤で8月の走行距離は300キロを超える計算なんですが、ここ最近公私に面白くない事が続いてますんで、スカっとロングツーリングとでも行きたい処だったんですがネェ…



2時間程越境してきました

長尾神社参道一の鳥居にて 奈良県葛城市

 今日はいぬいさん主催の「斑鳩の里 ゆるゆるサイクリング」なのですが、夕方から勤務ですし時節柄もあって遠慮しておくつもりだったのですが、随分とご無沙汰の顔ぶれも来られますし、心配していた天気もご覧の様に、とにかく顔だけでもと、緊急事態下の大阪へ向かう事にしました。台風の影響か、葛城山系の山々にはご覧の様な雲が…
 待ち合わせ場所は新しくなった柏原市役所前に9時、今回はR166竹内峠を越える事にします、勿論旧道を行きますが、竹内街道~横大路~初瀬街道ルートだけに、奈良盆地を東西にほぼ一直線です。ところで竹内峠は私が初めて越えた名のある峠、当時住んでいた大阪堺から母方の実家のある明日香村へと走ったのです、その頃には旧道でない現在のR166が既にあって、ただ峠前後が未舗装だったと記憶しています。0745 峠を越えて大阪府へ。

 竹内街道の大阪府側は奈良県側と趣が違って、曲がりくねった旧街道が続いていて、所々に旧い佇まいを残しています。
 昨年暮れの「石川ポタ」以来、久しぶりに石川べりのサイクリングロードへ。

 8時40分頃には待ち合わせ場所へ、ただいぬいさんがかなり遅れるとの事で、スミ旦那の先導、Dさんがしんがり役でスタートする事に。

 府道183号本堂高井田線を青谷方面へ走り、途中からいわゆる「ふんどし街道」へ入ります、河内堅上駅へ抜けるコンクリート舗装のシングルトラック(一部ダートあり)です。
 スミ旦那の「亀の瀬地すべり」のレクチャー。「亀の瀬」は大阪湾へと流れる大和川が信貴生駒の山々と二上葛城の山々を分断する様に流れる渓谷で、日本有数の地滑り地帯。大和川に沿ってR25とJR関西線が走っています。昭和6年から7年に発生した地滑りで右(北)岸にあった国鉄関西本線亀瀬隧道が押し潰されてしまい、復旧は現在の三郷駅(当時はなかった)と河内堅上駅間で一旦左岸に渡り再び右岸に戻る現在のルートとなっているのは鉄な人にも良く知られています。
 0954 峠八幡神社へ、ここを東に下ると奈良県へ入ります。この後、三郷駅前から大和川べりを走り、まだ10時ですが竜田川へ入った処で法隆寺方面へ向かいお昼にする皆さんとはお別れし桜井へと帰途に就きます。富雄川をまたぎ佐保川が合流する板屋ヶ瀬橋まで大和川右岸を走り、橋からは左岸を走る快走ルートを、桜井市に入る手前までノンストップで、さすがにオーバーヒート気味なので、暫し公園の四阿で休憩の後12時には無事に帰投しました。やはりこの季節は早朝から走りだし爽やかな午前中で切り上げるの一番です。本日の走行63.8キロ。

スミ旦那のブログレポート「走門来福」



ガパオオムライス~百日紅~濡れ地蔵

奈良市藺生(いう)町 並松(なんまつ)池にて

 明日以降お天気が怪しそうだし今日の休みは「モバイルグランフォンド in 奈良・吉野」の残りのチェックポイント巡りでがっつりと走ろうと企んでいたのですが、昨夜多少不安のあった後タイヤを交換、以前のチューブをそのまま使ったら癒着していたのか穴が、次にスペアを入れたらコア軸がすっぽ抜けてしまい再び交換、片付いた頃には日付が変わっていました。スペアチューブは残り1本、明るくなった頃に一旦目が醒めたのですが、テンション上がらず二度寝。次に起きたらすっかり陽が登っていて食事をしたら「遠回り通勤らいど」より遅いスタートに、当初の予定は諦めてとにあえず大和高原へ向かって走り出す事に…

 桜井市街からR165初瀬街道を東へ、9時半を回ったばかりだと云うのに昨日同様異常な暑さ、旧街道を縫って長谷寺参道からいつもの県道38号桜井都祁線へ。
 初瀬ダムにさえ取り付けば後は緩やかに標高を稼ぎながらのんびりと走る事ができます。例年ですと8月の初めはRRCBの「大和高原 真夏の早朝ラン」があるのですが、人数が集まるだけに今年は「コロナ禍」で中止に、もう10年近く毎年夏の恒例行事として続いていたのですが残念です。

 小夫集落を過ぎると標高は400mを超え、風もあってなかなか快適に走る事が。今は奈良市となった旧都祁村へ入りますが、のんびり走り過ぎたせいか既にお昼前に、並松池の前の「ミモザガーデン」でお昼にする事に。
 前回、焼カレーを注文してから気が付いた新メニューの「ガパオオムライス」を注文、バジル風味のガパオライスのオムライス版ですね。ボリュームがあって腹持ち良さそう。
 窓から並松池を眺めながら暫し過ごします。
 この先「早朝ラン」のコースをなぞろうかとも思ったのですが、早朝ならともかくこの時間からあのコースを想像すると、ちょっとね。

 県道781号都祁名張線に入り室生多田の満寿寺を目指す事に。ここの薬師堂には百日紅の木があるのですが、今年はまだ蕾も付けていません、老木ですし毎年花が付くのが少なく遅くなっている様な、写真右は2016年8月19日、ググってみると昨夏は8月下旬に咲いている写真がありましたが、今年はどうなんでしょうねぇ。奈良県道28号吉野室生寺針線に出て室生大野への快走ダウンヒル。

 R165に出て緑川半焼の嫌な坂を登り室生ダムへ、湖畔の道は蝉の鳴き声のトンネルです。
 大和富士と呼ばれる額井岳を正面に見ながら赤人橋を渡ります、こちら側から見ると冨士とはね。先月15日にも通ったのですが、その時は近くまで雨雲が迫って来ていて先を急いでいたので「濡れ地蔵」に立ち寄らずにR165に出てしまったのです。今回は湖岸から「濡れ地蔵」まで往復する事に。

 ご覧の様にダムの水位が下がって、遥拝所から流れを渡って「濡れ地蔵」まで往復する事ができます。結構乾いていて水没する辺りも歩けそうです。
 ダム湖畔に戻り榛原へ抜けて、笠間辻から女寄を下りますが、下りるにつれて下界の暑い事、もう少し宇陀でゆっくりしとけば良かったものを、何でも大阪は38.9℃を記録したとか。本日の走行61.9キロ。



8月4日の日記 出頭してきました(^_^)



今朝の藤原宮址

 朝から異常とも云える暑さ、今日は色々と用がありまして、がっつり走るのは明日にし「遠回り通勤らいど」は遠回りはなし、蓮が満開の藤原宮址に少し寄り道してからCafe「4’Season」へ…

 季刊「Cycle」も届いてましたしね。
 実は先週末にポストに入っていた桜井警察署からの郵便物、事故、事件や違反なんて記憶もないし、怪訝に思って封を飽けてみると「遺失物確認通知書」と書かれていて「ポイントカード(トライアル、オークワ等)」とある、ははーん成る程と一安心。実は先週「伊良湖」へ行った折りにコンビニで買い物をしようしたら、財布の中にいわゆるポイントカードの類いがTポイントカードを残してゴソッとなくなっている、どこかで買い物の際に財布から抜け落ちたに違いない、幸いにも銀行カードやクレジットカードの類いはちゃんと揃っていたので一安心したのですが。ざっと思い付くだけで、トライアル、オークワ、キリン堂、ヤマトーにポンタetc. スーパーやコンビニのポイントカードなんて拾われたところで持ち主以外には役にたたないし、着服できたとしても価値も知れています、戻ってこないものと諦め、プリペイドやチャージ機能を使っていなかったのがせめてもの幸いだと思っていました。
 恐らく何れかのカードに関わる何処かのお店の人が見付けてわざわざ届けてくれたに違いない、警察だってカードから私の住所氏名といった個人情報は手続きを踏まなくては得られないしょうし、カードに関わる店なら話は早いですよね。文面からすると拾得者は拾得の権利を放棄しているみたいで、まぁ主張されてもどうしようもないけど。とにかく拾得者と警察のお手を煩わせたので「出頭」して引き取らせて貰わなければ。
 スマホ絡みの別件でIEONに立ち寄ってたらい回しにされた後、桜井署に出頭。あのY病院事件で拘留中の医師が不審死した桜井署ですね。
 何枚かの書類を書いて手続きを済ませポイントカードは無事に戻ってきました。
 うろ覚えで申告した6枚は全問正解、しかしこんだけバラまいて気が付かなかったとは… 拾得されたのは28日に自宅近所のポイントとは関係のないスーパーで「Delft」の帰り道ですね。警察はオークワに照会して落とし主を割り出したそうです、ありゃ。まぁとにかく一件落着です、明日は走るゾ。



「遠回り通勤らいど」再び東吉野へ

 東吉野村小(おむら)にて

 顰蹙の「遠回り通勤らいど」今日は先月15日に続いて東吉野村へ向かいます。芋ヶ峠を越え吉野川から高見川沿いに遡上し、一谷峠を越えて宇陀経由で帰ってくる定番ルートです。まずは明日香村栢森からのんびりと芋ヶ峠へ。R169まで下り妹背大橋で左岸の県道39号吉野東吉野線を柴橋まで走り再び国道に戻りR169からR370へと。
 窪垣内で県道16号吉野東吉野線に入りますが、あまりに変わり映えしないので国栖の三叉路の次を右に入り、赤い橋を渡り高見川左岸の道へ入る事にします。左岸の道は東吉野中学や東吉野村役場の前を通って丹生川上神社の先の蟻通橋まで続いていますが、県道16号は吉野町と東吉野村を結ぶ唯一のルートなので災害時の迂回路としても維持されているのでしょう、県道に比べてアップダウンが多いのと製材所とか多くて殺風景なのでサイクリングで走り抜けるにはお勧めでもありません。

 ただいつもと風景が違うので少し新鮮かな、お馴染み「ニホンオオカミ像」の対岸を通過します。(写真右)
 丁度お昼もまわったので蟻通橋を渡り、ツルマンリョウ自生地の下のベンチで明日香で買っておいたおにぎりを頂きます。平日にも拘わらず川遊びの家族連れや釣り人で東吉野は少々賑やかです。高見山を見上げるポイントへ。
 R166を跨いで県道251号谷尻木津(たんじりこつ)線へ入り一谷峠を越えます。岩端へ下るまで一台の車にも出遭わず。

 宇陀へ下ると吉野とは違った盆地の田園風景が広がります。芳野川沿いの道を走り、最近抜けられる事の判った回廊の様な右岸の道を行き、高塚から野依への県道を越えて、久しぶりに女寄トンネルを抜け16時には暑い下界に帰ってきました、本日の走行81.2キロ。

 

 

2021年7月のまとめ

 7月は走行829.4キロ、内訳はasuka 655.2キロ、démonta 174.2キロ、2021年累計4520.9キロ。

7月22日 「東の海へ 2021」
7月30日 「伊良湖へ」

スタンプラリー
「モバイルグランフォンドin奈良・吉野」 14/24ポイント 43点

道路元標
【1112】 2021/7/30 愛知県渥美郡泉村(現 田原市)

 今年1月から「めざせ25」なる職場の減量プログラムに参加させられているのですが、ようやく月平均値でも70kg台に、甘いものを控えて汗をかく季節に走れば下がるのは判っているので無理もしていないのですが。しかしBWI25なんて無理無理、2014年に5月に90kgを越えた体重を暮れには76kgを切った事がありますが、それでも25には届きませんからね。一応、目標は76.8kgと云う事で。


「伊良湖へ」31.8キロでギブアップ

渥美半島伊勢湾側を行く

 先週「東の海へ」で鳥羽まで走った時の思いつきで、伊勢湾フェリーで伊良湖へ渡り渥美半島を走る事にしたのですが… 2010年に一時存続の危機にあった伊勢湾フェリー、過去2001年と2008年に利用しています。2001年9月は2サイドで鳥羽まで自走し乗船、さらに伊良湖から浜松まで都合208.6キロを走り、翌日から秋葉街道を信州はみどり湖まで走っています、まぁまだ40代でしたからね。2008年12月には伊良湖~豊橋他62.9キロをKHSで走っています。その後「御前崎オフ」に自走しようかと企んだ事がありますが実現せず。あと2012年3月に今は今治「シクロの家」のスタッフの日本縦断中のむらまさ君を鳥羽港でお見送りした事があります。そんなこんなで今回は13年ぶり3回目の利用なんです。
 伊良湖へ渡ってからの予定は未収の渥美郡泉村道路元標以外なんの予定もありません、7月末までの近鉄の優待乗車券が2枚あり、1泊も考えて勤務明けの今日出発にしたので、一旦帰宅後に準備をしておいたデモンタを担いで桜井駅 0937 の松阪行に乗車します。ただ西大寺駅での人身事故の影響とかで4分遅れ、伊勢中川での五十鈴川行への接続は僅か1分、それに乗り継げないと鳥羽FT 1210発への乗船ができなくなってしまいます。
 幸い伊勢中川で五十鈴川行が待っていてくれたので無事に乗り継げ、鳥羽で賢島行普通へ。鳥羽駅からフェリーターミナルまで歩いて行けなくもないのですが、次の中之郷駅からだと乗り場は目の前公称?5分の距離です。志摩線の普通電車は見慣れないクリームと緑のツートン、もしやと思って調べたらやはり三重交通志摩線時代の塗装を50周年記念で復活させている様です。小学校の修学旅行が伊勢志摩だったのでその時代の車両をリアルで見ていて写真もあったはず、ただモノクロですし色も記憶にありませんが。当時はまだ近鉄山田線とも繋がっておらず狭軌1,067mm、750V時代の話です。
 中之郷駅はエレベーターがなく無人化されてエスカレーターが停まっているとの情報で輪行袋を担いで昇り降りしなければならないのかと思っていたのですが、下りホームからそのままスロープを使って道路に出る事ができました。
 伊勢湾フェリーは輪行袋に入れた状態ですと徒歩客として片道1,600円で乗船でき、自転車として車や単車と同様に乗船する場合は2,700円になります。徒歩客の乗船開始は出港15分前から、車両甲板への乗船はそれより先の様です。

 南海フェリーとか利用するのは夜行便ばかりだったので昼間の船旅は久しぶり、伊良湖までの所要時間は55分、答志島と菅島の間を抜けて伊勢湾を横切り、右側に「潮騒」の舞台になった神島を間近に見るともう伊良湖です。概ね両港を同時刻に出港するので洋上で鳥羽行きとすれ違います(写真右)、

 1305 伊良湖着、鳥羽は徒歩客用の乗船デッキがあるのですが、伊良湖側にはないので急で狭い階段を車両甲板まで降りなくてはなりません、輪行状態ですとこれが難儀です、ショルダーベルトを目一杯短くしておいても気を付けないと階段にぶつけてしまいます。下船後日陰を見つけて輪行支度を解きます、そこはデモンタですから早いです。ここは「太平洋岸自転車道」の一部となっている渥美サイクリングロード(愛知県道497号田原豊橋自転車道線)の終点になっているのですが、今回はそちらへは向かいません、標高差は100mに満たないのですがこのクソ暑いのに伊良湖岬まで登るのはね。とにかくR259に沿ってまずは泉村道路元標を目指します。
 すぐにR259に入ってしまうのも面白くないので、暫く海岸沿いを行きます、伊良湖岬の右に見えているのは神島ですが、そこは三重県鳥羽市なんです。

 現在では渥美半島の大部分が田原市となっていますが、旧渥美郡泉村道路元標へ、R259の泉郵便局近くの山側の旧道沿いにすぐ見つかりました、都合1,112基目、愛知県では現存を確認されているのは海部郡大治村との北設楽郡園村の2基を残すのみです。
 さてこの後どうしたものか、福江町のスーパーマーケットで涼みながら作戦を練ります。昨夜はあまり眠れなかったのと走り出したのが13時半、判っていた事ですがこの暑さではテンションが上がりません。豊橋、名古屋経由で帰途に就くなら、伊勢湾フェリーを割引のある往復乗船して鳥羽へ戻った方が楽ちん、輪行状態なら往復2,880円、自転車なら4,860円になりますが事前に往復で買っておかなくてはならないのと、最終便は1740はちょっと今の季節早いですね。伊良湖へ戻るなら太平洋岸に出て自転車道で戻るのが良さそうですが。2001年に来た時は自転車道は不案内なよそ者には通して走れる様な状態ではなくR42に逃げてしまいましたが、最近は整備が進んでいるとか。
 とにかく今回は豊橋鉄道の三河田原駅を目指すしかない様です。R259を走ると海側に松林のある旧道が残されている区間があったりして、車も殆ど入って来ないのでなかなか快適です。

 16時過ぎには三河田原駅に到着、この先豊橋に向かっても車が多くなりますし、豊橋鉄道には乗車した事もないので、ここでお開きにする事にします、僅か31.8キロしか走っていないのですが、やはりこの季節に13時半スタートはあきまへん。しかしお洒落で立派な駅です、駅舎の東側に日陰を見つけて輪行支度を、デモンタですから楽は楽なんですが前後輪を連結するカップリングがなかなか上手くつながらないのですよね。黄色いベルトはオリジナルで、片側をループ状にしてあってサドルとトップチューブを縛ってハンドル側と締め付けます。なおサドルバッグをフロントに付け替えています。

 ところで豊橋鉄道ではサイクルトレインが運行されています、100円払えばそのまま載せて貰えるのですが、新豊橋まで行っても、その先がありますんで。基本的に土日休日は終日、平日日中は利用できます、詳しくはこちら
 豊橋~名古屋は「18きっぷ」の機会にJRを利用する事が多いのですが、名鉄の方が安くて早いので今回は名鉄で、混雑する時間帯ですので頑張って先頭車両まで移動したのですが、怖いぐらいに飛ばしますね快速特急、東岡崎を出ると120km/hとは。ただ勝手の判らない名鉄名古屋駅でウロウロさせられましたが…

 どうにか近鉄名古屋駅へ、やはりJRからの乗換えが楽です。話題の「ひのとり」にはもう2回も乗りましたし、大和八木から引き返すのも何なので、次のアーバンライナーに乗車し名張で急行に乗り継ぐ事に。2135 無事に桜井に帰投。31.8キロ/1時間41分走るのにフェリーを除いても6時間以上輪行していたのはね。
 伊勢湾フェリーは事実上「太平洋岸自転車道」の一部になっていて、今回は平日とあってか他のサイクリストは見かけなかったですが、大阪を朝一に出て鳥羽 0930 出港に乗れば伊良湖で夕刻の最終便まで8時間は走ってられます、渥美半島も豊橋の方に行くだけ車が多くなりますし、伊良湖から渥美半島西半分位を周回するのがお勧めかと、1740の最終便も9月から10月ならサンセットクルーズが愉しめるかも、但し前方デッキは別途320円の要る特別室のみですけど。



本日の走行55.1キロ也

 磯城郡川西町 下永橋北詰にて

 今日は丸一日の休みなんで「モバイルグランフォンド in 奈良・吉野」のチェックポイント巡りで曽爾高原か吉野方面を走ろうかと思っていたのですが、昨夜遅く2台あるスマホのうち1台が突然動かなくなり、対処に時間を取られてしまった次第。SNSやメールは問題ないのですが、一部のオンラインバンキングがPCでないとできないのと、幾つかのスマホ決済が使えなくなってます。ようやく手が空いたのは10時過ぎ、今月は距離的にもう少し走っておきたいのですが、この時間から山の方に行くのもね、そこで次期フロントバッグをお願いしている西大寺の自転車工房「Delft」まで往復する事に。

 大和川河畔を下り、川西町の下永橋から佐保川三郷橋までショートカット。

 三郷橋から佐保川沿いの京奈和自転車道へ入りますが、大師橋と稗田橋の間から郡界橋までの間の工事通行止はまだ続いています、工事期間は7月30日までとの事。この区間は佐保川右岸を迂回できますが、佐保川と地蔵院川の導流堤上の自転車道を走れないのは残念ですよね。
 京奈和自転車道は打合橋から秋篠川沿いに、薬師寺の見えるポイント。北部は曇りの予報に違わず奈良市域に入ったら辺りから曇り空、梅雨時の事を思えば多少湿度も低いかして走っていれば快適です。
 12時前、27キロ程走って「Delft」に到着、ずいぶんと時間がかかってますが、オリジナルなデザインで色々と無理をお願いしてますんで、来月には出来上がるかな。

 帰りもほぼ同じコースを、桜井から西大寺まで車の少ない道と自転車道を縫って、信号もR24庵治町と郡山の奈良口とか4つ程、尼ヶ辻のスーパーでお弁当を買って自転車道を南下、奈良市域を出ると晴れてきて陽射しが。下ッ道が大和川を渡る天神橋の公園の木陰で頂きます。潰れてしまった休日でしたが、のんびりと走ることができました。本日の走行55.1キロ、あと一息で今月は800キロ、明後日は往復デモンタ輪行で渥美半島を走る予定です。



7月24日の日記「あやしい絵展」とか

 今日は大阪歴史博物館へ特別展「あやしい絵展」を観に行ってきました。上村松園の「焔」は東京のみで大阪での展示はなく、って後でBLKさんに聞いた話なんですが、今京都の京セラ美術館に行っているんですって。残念ですが松園は「花がたみ」(前期のみ)を観る事ができました。両作品も異色作なんですけど、そこは「あやしい絵展」の客寄せだったのかな。やはり橘小夢の一連の作品が良かったです「安珍と清姫」はビアズリーの影響があまりにと云う気もしますが「高野聖」が良かったですね。参考出品されていたビアズリーの「サロメ」挿し絵の載った「スタジオ」誌創刊号にはちょっと感激。
 ところで歴史博物館から見下ろす馬場町の風景は60年前、幼稚園から小学校2年まで深江橋から府庁前まで市バスで通園通学した道なんです。当時は眼下の空き地がNHK、今いる歴史博物館が建っている場所には大阪市立体育館があったのです。大阪城の向こうは環状線まで砲兵工廠跡で瓦礫の山、右側の中央大通りは法円坂と農人橋の間しかなくて少年時代の私の遊び場でした。
 話は変わって先日からユニクロでブルーノートレーベルとのコラボTシャツが販売されているのですが、販売店舗が限られているのでネットでポチって店頭受け取りしようと思っていたのですが、なんと7/29まで限定で1,500円が990円に、ただネットでは既にデザインやサイズが揃いません。大阪に出た折に天満橋の「京阪シティモール」店できっちりほしいデザインとサイズが手に入れる事ができました。ユタ・ヒップがお気に入り盤。



「東の海へ 2021」②


伊勢市 二見ヶ浦にて

 宮川右岸ルートは度会町下久具で県道65号度会玉城線に入り、300m程で県道22号伊勢南島線に入ります。昨年はここで間違って一之瀬川沿いに野見坂方面に1.5キロ程遡ってしまったのです。右岸と云っても度会橋の手前まで宮川は殆ど見えません。
 1333 伊勢市域に入ります、ここまで約110キロ。このまま県道22号を辿れば度会橋近くまで行けるのですが、伊勢市街の混雑を考えると今一つ気が進まないので、横輪から床木峠を越えて五ヶ所から鳥羽へ向かう案も頭をよぎったのですが、峠越と10数キロ遠回り、志摩磯部でお開きにすると「東の海」へになりませんし、結局五ヶ所へ向かうサニーロードの車の量をみて素直に伊勢市街に向かう事に。県道22号はファミマのある津村町の交差点で左折しなければならないのですが、直進すると市道となり伊勢市街への最短ルートになります。
 14時、伊勢市街に入る手前の藤里町のスーパーマーケットで暑さ凌ぎに30分ばかり休憩する事に、その後伊勢市街を迷走する事になって参宮線の二見浦駅前に着いたのが1518、どうにも伊勢市街は道が判りにくいです。。



 近鉄線沿いに鳥羽へ抜ける事も考えたのですが、ここまできたら寄らない訳には…「赤福」二見店の「赤福氷」、もちろん「おかげ横丁」でも戴けますが「赤福氷」に関してはこちらが元祖、例年GW前から戴けます。ところが店の前まで来てみるとなんと行列が、やはり世間は連休なんです。幸い15分待ち位でありつく事ができましたが。
 16時過ぎに「東の海」に到着、ここまで137キロ、伊勢湾を挟んで見えているのは知多半島でしょうかね、鳥居をくぐって「夫婦岩」の見える処まで往復しますが、観光客の多い事、とても「コロナ禍」の渦中とは…
 さて後は鳥羽駅まで数キロ走るだけなのですが、涼しい旧二見隧道で小休止、山側に新二見トンネルがあるので歩行者自転車専用となっています。暗くなるまでまだ時間はありますし、多少の余力もありますので久しぶりのセンチュリーランも考えてみたのですが、車の多い五知峠やパールロードを走るのも愉しくないですし、やはりひなびた県道750号阿児磯部鳥羽線を走ってみたい処、紀伊半島最東端の鎧崎もありますし県道船も、なんて考えながら走っていたら鳥羽駅南口に着いてしまい、この時間なら五十鈴川から伊勢中川での乗り換えなしの急行があるので、すっかりその気は失せてしまい、予定通り鳥羽駅でお開きに、本日の走行146.1キロ。ちなみに鎧崎には2017年5月に走り、鳥羽まで戻ったので180キロ超でした。



「東の海へ 2021」①

三重県度会郡度会町長原にて

 さて今日は19日に行けなかった「東の海」を目指します。今回はasuka号で帰途輪行になりますのでリアのマッドガードを分割式に交換しています。予定のコースはR165西峠で榛原へ、芳野川沿いに菟田野へ、R166に入って佐倉峠~新木津トンネル~高見トンネルを抜けて三重県へ、旧飯高町宮本からR422に入り湯谷峠(トンネル)で大台町へ入り宮川沿いに伊勢を目指す昨年7月と同様のコースですが、昨年は2度のパンクの洗礼で遅くなり伊勢の度会橋から松阪へ走り「東の海」は見ていません。
 東の空が明るくなり始める4時半に桜井を出発、0523にはR165西峠を越えます。

 榛原から菟田野までは芳野川沿いの道を走り地蔵ヶ辻からR166へ入り 0628 佐倉峠を越えます。

 0645 には新木津トンネルを抜け高見山を見上げるポイントへ。山頂は見えますがご覧の様にモロに逆光です、なお現在旧道木津峠の東側は下の三叉路から高見方面へは工事で通れません。
 0709 高見登山口のバス停に到着、ここまで2時間40分ほぼノンストップでしたので15分ばかり小休止。

 0742 高見峠への分岐を通過、0747 には高見トンネル(2,470m)に到着。今日は車が多いなぁと思いよくよく考えると今日は祝日なんですね。向かって右側に歩道がありますので、そちらを行く事にします、なお2ヶ所の待避所部分で決して広くもない歩道がクランク状になっていますので注意。
 0752 高見トンネルを通過ループ橋を下ります。

 今日は先を急ぐ事にし波瀬宿をパスし、深野から実質的にR166のバイパスになっている県道569号蓮峡線へ入り、0848 宮本橋南詰のスーパー「つるや」に到着。いつも自販機とトイレのお世話になっています、この界隈では生鮮品もある貴重なお店ですが、弁当の類はない様です。ここからR422に入り湯谷峠で大台町に越えます。

 R166和歌山街道から伊勢方面へ向かうには、櫛田川沿いに下らない限り、このR422湯谷峠(363m)かR368桜峠(167m)を越える必要がありますが、車も少なく自転車での走りやすさを考えると湯谷峠が一番快適かと。
 湯谷トンネルを抜け少し下ると湯谷不動明王、水場もあって夏場には涼やかな休憩ポイントですが、湯谷トンネルは前後はdocomoですら圏外です。

 宮川の支流栗谷川に沿って下ります、途中の案内に「聞徳寺跡」とありますが、元は常念寺と云ってあの植木等の父親が住職をしていて、植木等自身も4歳から10歳まで育ったとか。
 栗谷口でR422と別れ県道31号大台宮川線に入り「もみじの郷公園」に立ち寄ります。以前は無料のキャンプ指定地で2018年9月にも利用しましたが、今年4月1日からテント設営禁止になってしまいました。と云っても連休とあってカヌー遊びの車が連なっています、車中泊しているのでしょうね。また近くの「もみじ館」も指定管理者のなりてがなく休業しています。

 大台警察前でR42に出ますが、交差点を回り込んで旧道の舟木橋を渡り宮川右岸に渡ります。写真左が下流側、写真右が上流側で現在のR42船木大橋、その先には紀勢本線の鉄橋と三瀬谷ダムが見えます。
 宮川右岸で県道747号打見大台線に入ります。R368桜峠ルートで伊勢を目指すと県道13号伊勢多気線が交通量も信号も多くてだるいのですが、宮川右岸を辿ると伊勢市域に入るまで快適に走る事ができます、特に県道747号線は途中に狭隘区間があるので地元の車しか通いません。右岸の県道は打見から県道38号伊勢大宮線となり「太平洋岸自転車道」の鳥羽~紀伊長島間の山ルートに指定されています。ただ右岸ルートは大台町をでると伊勢市に入るまでいわゆるコンビニの類いはありません、大紀町野原にJAのショップがあるのですが、原則土日祝日が休みなんです。 

 ただ右岸路は度会町麻加江から下久具まで県道としては繋がっていません、昨年は長原地区からのルートの選択を誤ってダートのダブルトラックに踏み込んで余計に登らされる事になったのですが。今回は川べりの道を選んでこれが大正解、宮川べりの素晴らしいローケーションを望む事が、宮川右岸は一本道ではなくま最短ルートではありませんが、これからの伊勢行き定番コースになりそうです。(つづく)



キャラダイス ペンドルの再生



 2010年7月に買ってもう10年以上愛用しているキャラダイスのサドルバッグ「ペンドル」(11リッター)ですが、使い込んでるを通りすぎてもうみすぼらしい有り様(写真右)、キャラダイスは他にネルソン(15リッター)とネルソンロングフラップ(15~18リッター)を持っているのですが、普段使いには些か大き過ぎます。
 そこで梅雨入りして時間のある機会にと、ベルトとかの付属部分を取り外し、風呂場でゴシゴシ洗って再生作業に着手したのですが…
 今回始めて使ったのですが「染めQ」の黒をを吹きつけます。白く剥げてきた部分を重点的に吹いてから、全体をまんべんなく吹いても、量的には264cc缶1本で充分間に合いました。こすったら色移りするのではと思ったのですが、素材や洗った程度にもよるとしても、完全に乾けばその心配はなさそうです。ただかなりゴシゴシとブラシで洗ったのでキャラダイス製品自慢のオイルドコットンの防水性能は落ちたとは思いますが。
 ただ外した部品を再び縫い付ける作業が大変、とても一朝一夕には捗りません。元より質実剛健と云うか武骨と云うか荒っぽい作りのキャラダイス製品ですから、シロウトのテキトーな手縫い仕事でもそれなりに見えるのは。また千切れないのが不思議な位にボロボロになったベルトですが、AMAZONとかでも入手できますので2組4本を調達、2本はそのまま、2本は加工して交換します。本当はあと3本は必要なのですが、これが決して安くはないんですよね。ただヤフオクとかで99円とか格安で出品されていますが、海外発送とかで法外な送料6,000円とかを要求する族がいますので、くれぐれもご注意を。
 キャラダイスのサドルバッグでは背の部分の補強になんと木の丸棒が入っているのですが、木ネジで固定する部分がボロボロになってきていたので、ここは手持ちのアルミパイプを加工して入れ替えます。
 左右のポケットも元々はベルトなのですが、次期フロントバッグに使えないかと考えていた差し込み錠を利用する事にし、ようやく出来上がった頃には梅雨明けしてしまっていました。さすがに新品のツヤやコシは戻りませんが、まだまだ頑張って貰えそうです。

 なお必要に応じてカメラ用のインナーバッグを利用しています、巾着タイプが使い勝手が良くて、写真のものがサイズ的にもペンドルにはぴったりでした。

「東の海へ」の予定だったのですが…

 恒例の「東西南北の海へ」、今年は自走では「南の海」だけですし、近鉄の優待乗車券の期日が迫っているので、今日は高見越えで鳥羽まで走る事を予定で、帰りの輪行のためにasuka号のマッドガードを分割式に交換、準備を済ませてあったのですが、些か家庭の事情で遠出ができなくなってしまい中止に。今月中にロングライドのできる様な丸一日の休みは4日、どうかなぁ…
 ところで明日から「青春18きっぷ」の利用期間が始まります、昨年はGOTOトラベルの恩恵を受けて、北陸や信州へ行ったのですが、世情不安の折、今年は大人しくしていましょうかね…
 な訳で、時間ができてしまったので色々とやらないとならない事とかも捗りましたよ。写真のキャラダイス/ペンドルの再生作業とかも進みましたし。

 



津風呂湖畔から宇陀路へ

津風呂湖畔にて (Photo : 冨士原一)

 例によって勤務明けなのですが「モバイルグランフォンド in 奈良・吉野」のチェックポイントも、9時スタートで回れそうな処は吉野山位しか残っていませんし、明日は伊勢方面へのロングライドを画策しているので軽く走っておこう思っていたら、F1さんとMさんが釣れちゃいましたので、明日香川原のセブイレで9時に合流する事に。
 F1さんとは2月の「川湯温泉キャンプツーリング」の往路以来、Mさんとは昨夏の「大和高原早朝ラン」以来です。ところでMさん、芋ヶ峠は30年ぶりだそうです、あまり変わってませんけどね。

 津風呂湖に架かる「みかえり橋」、サイクリング車の通行が許可されています。なお吊り橋からの釣りは禁止です。

 木の子広場で小休止の後、北岸を入野(しおの)へ向かいます、ダムの天端道路を渡って県道を行くより倍近くの距離になりますが、車は殆ど来ません。但しブラインドカーブが多い上に石や枝が散乱している処が多いので注意。木の子広場までは先月15日に来たばかりですが、その折は反対側の香束へ抜けました。
 30分あまりで入野へ、この先の予定を決めてなかったのですが、三茶屋から小名経由で宇陀方面へ越える事に、R370を関戸峠へ向かうより車は格段に少ないです。

 お昼は大宇陀のローソンで弁当を買って宇陀川沿いの四阿で頂き、篠楽から女寄辻に出て下界へ下ります。桜井市街でお二人とお別れして14時半には無事帰投、本日の走行62.9キロ。曇り空でしたが、梅雨明けの猛暑を多少は涼やかに走れたかと。



今日の「遠回り通勤らいど」は東吉野へ

高見川河畔を行く 東吉野村

 今日の「遠回り通勤らいど」は「モバイルグランフォンド in 奈良・吉野」のチェックポイント巡りで東吉野~室生方面を走りたいのですが… って100キロ近いんですよね(^_^;)
 ただお天気が… 雨雲レーダーは昼から降る降ると云ってますけど、時間とともに尻が引けた予報になってきていて、信用ならないですね、まぁ走りなれたコースで雨宿りできそうなポイントは把握してますし、ポンチョも準備してあります。
 何事もなく退勤できて9時前にはスタート、明日香村のセブイレで補給の後、芋ヶ峠へ。栢森を過ぎると涼やかな林間コースですが、路面はべちょべちょどころか行者辻まではウォータースライダー状態。1023には芋ヶ峠へ、ここもチェックポイントですが、既に履修済み。

 芋ヶ峠を下りR169へ、いつもは妹背大橋から柴橋まで左岸の県道を行くのですが、今日は気持ち先を急いでそのまま宮滝大橋北詰までR169を行きます、中山トンネルでショートカットまではしませんがね。そしてR370から県道16号と吉野川から高見川河畔を遡ります。

 東吉野村へ入ると路面がかなり濡れています、どうやら30分前にはかなり降っていた様です。次の雨雲も近づいてきています。
 東吉野村小川、いつもはここを右折してお馴染み「麦笑」と「よしの庵」のある高見川沿いに走るのが定番コースなのですが、今日はお休みと云うより、チェックポイントが鷲家にありますので、ここは左へ。
 霧雨の様な雨が少し降り出してきましたが、ポンチョを出す程の事もありませんので、そのまま天然のミストの中、先を急ぎます。

 1212 今日1つ目のチェックポイント「ひよしのさとマルシェ」に到着、この先の雨模様が判然としないので、とりあえずここで明日香村で調達しておいた弁当を頂く事に、しかし「豆大福」と看板と幟が目の毒です。実は2月から勤務先のメタボ改善プログラム「めざせ25」に参加させられていて、既に4kg程減量はしていて、ここ1ヶ月半ばかしはあんことチョコレート断ちしてるんですが、「豆大福」の誘惑には勝てませんでした、まぁ今日の消費カロリーでチャラを良い事に、室生寺で例のよもき入り回転焼を2個、毒食えば皿まで。
 ところが困った事に、スマホの予備バッテリーがフロントバッグに入っていたので安心していたらなんと使用済み、この先予定のポイントでチェックインするにはあまり写真を撮ったり、雨雲レーダーをチェックするのもままならなくなってしまう事に。「ひよしのさとマルシェ」にはヤマザキストアが入っていて電池式のモバイルバッテリーも売っているのですが…
 とりあえず雨は止んでますし、らちの明かない予報なので1244 スタートする事に、新木津(こつ)トンネルを抜けると意外にも高見山を望む事が。なお木津峠旧道は峠の下の三叉路から高見側が8月下旬まで通行止の様です。
 陽射しが暑い位に晴れてきて1324 2つ目のチェックポイント「たかすみ温泉」へ。

 滝集落まで来ましたので、久しぶりに「投石の滝」へ、マイナスイオンたっぷり、最高に涼しいです。
 見上げるとむくむくと絵に描いた様な入道雲が… 梅雨前線も消えて、週末には近畿も梅雨明けかと、いよいよ夏ですね。この先、滝から染谷峠への道は「シクロツーリスト 旅と自転車 Vol.10」での特集「日本の峠200選」でも紹介している様に私のお勧めのルート、雨上がりの陽射しに輝く道が最高でした、ただ「自撮り」の準備どころがコンデジも持ってきてないのが。

 1432 染谷峠(710m)に到着、さてこの先R369大内峠まで下り、3つ目のポイントは諦めて榛原に下るか、室生方面へ向かうか悩ましい処、雨雲レーダーを見ると明日午前3時まで降らない予報になっているではありませんか、室生のチェックポイントは曽爾高原の帰りでも行けるのですが、信用なら無いとしても降らないと云ってるんですからね。
 大内峠を室生寺側に下りR369を跨ぎます、R166からここまで逢ったのは郵便配達のカブだけ。1504 「室生 ふるさと村」に到着、これで14ヶ所(青色)で残り10ヶ所(赤色)となりました、残るは吉野山を除けば遠隔地ばかりで「遠回り通勤らいど」とは行きませんがね。
 室生寺門前の回転焼に脱線していると雲行きが怪しくなってきました、路面も濡れていて既に降っていたそうですが、ここまで殆ど降られず雨雲をかいくぐってきたのは運が良かったのかと。

 1539 室生ダムに駆け上がり四阿で一息入れます、東の空には青空も見えるのですが、西は雨雲が榛原まで迫ってきています。雨雲レーダーに拠ると後25分で降りだすとの事、ここで待つか進むか、湖岸のまま進むと雨宿りする場所はありませんが、赤人橋を渡って「濡れ地蔵」まで行けば四阿があり、その先はR165です。
 無事に「濡れ地蔵」前を通過、立ち寄る余裕はありませんでしたが、今の水位ですと拝む事ができるかと。ただ榛原の街中に入ると降りだしてきました、夕立だけに降りだすと早い事、ずぶ濡れになる直前に札の辻へ、今は宇陀市歴史博物館になっている旧旅籠「あぶらや」の軒下に駆け込みます。通学の中学生と一緒に15分ばかり雨宿りする事に。向かい側には伊勢街道の道標と榛原町道路元標が残っているのですが、南都銀行旧榛原支店の建物と鳥見酒造跡の建物は2015年に解体されてしまいました。
 小止みになった処でびしょ濡れの旧道を上がり 1640 には西峠の交差点を通過、通勤の車が増えてくる前には桜井市街へ帰ってくる事ができました、結局はポンチョも使わず仕舞い。本日の走行95.2キロ、橿原スタートでしたので100キロには届かなかったですね。



今日のサイクは…

大和川太子橋にて

 今日は1日休みなので遠乗りしたい処なのですが、大気が不安定で午後から雷雨の予報、と云う事なんで昼までの予定で西大寺まで往復する事にし大和川べりを行きますが、せっかくですので「モバイルグランフォンドin奈良・吉野」のチェックポイントになっている法隆寺も回って行く事にします。

 「法隆寺iセンター」のチェックポイントで11ヶ所目、計30ポイント獲得。これで国中にあるものは済みましたが、あと吉野郡と宇陀郡に13ヶ所残っているのですよ。
 さて大和郡山市街を抜けて奈良口から秋篠川沿いの自転車道を北上、フロントバッグのオーダーをお願いしている西大寺の自転車工房「Delft」まへ、使ってもらう付属とネームを届けに向かいます。
 再び秋篠川沿いを走り、打合橋から佐保川沿いに入ります。羅城門橋からの通行止は相変わらず続いて井ますが、大回りする事無く右岸を走る事ができますし、三郷橋の手前は既に工事が終わって通行ができる様です。下ッ道~横大路経由で桜井へ、少しパラパラとは来ましたがお昼過ぎに無事帰投。本日の走行66.8キロ。



古稀に至ってもなお「走」「工」「趣」三拍子揃って三流のサイクリスト。ライフワークは「道路元標」と「自撮り」。なお「■ャリ」等の自転車に対する卑しい言葉をコメント等ではお使いにならないで下さい。