明日から「しまなみ海道」へ行ってきます。一昨年、今治の「シクロの家」のスタッフとして赴いたムラマサ君の企画による「第1回しまなみキャンプライド」に参加する為なのです。キャンピング仕様にできる自転車を持っていない人にも広く参加して貰おうと、食事を含めたサポートやキャリー、ガイドと手厚いもてなしで1泊2日の参加料が15,000円、サポートを必要としない身にはこれはあまりに高く、尾道での集合時刻や今治での解散時刻、輪行や荷物の託送を考えると、奈良からだと新幹線などの利用が必要、前後に泊まる事を考えても「18きっぷ」の期間でもなし、少なくともサイドバッグを送る運送料をも含めると4万以上の出費はさすがに痛いので一旦引いてしまったのです。なにしろ貧乏旅行が本分、昨年3月に~和歌山~徳島~今治~尾道と7泊8日で走った「四国ツーリング」の時の出費は32,424円ですからね。
しかし折角のムラマサ君の企画、参加できないのは残念、他に参加しようなんて奇特な御仁がおられればと、ただ梅雨時とあって多少お天気回りの思惑もあったのですが。
さて7月に入り前日の14日が午後からなら動けそうな案配、17日の海の日もフリーなので、2日目に今治に向かうツアーの一行と伯方大島大橋までご一緒し、見付島の無料のキャンプ場へ泊まり翌日は尾道に引き返すのも良いかもと。どうにか安上がりで有意義なプランは無いものかとはと思案の毎日、「18きっぷ」が使えたなら、2,370円/日で行けるものを桜井から尾道まで乗車券だけで5,050円、新幹線なら8,000円以上掛かる計算に。前泊は尾道のゲストハウスか福山のネットカフェでなら安上がり、他に最近はちょっと熱が冷めてしまっていますが道路元標巡りをしていた頃に定宿にしていた東横インのポイントが後1泊で無料宿泊券が貰えるので、福山か倉敷で東横インを使う手も。
ところで託送する荷物の方なんですが、この季節ならテントも寝袋もコンパクトなもので済ませられ衣類も嵩張らないので、ほぼサイドバッグ4つだけに収まり、宅急便の140サイズ1個にして、ヤフオクで利用している「はこBOON」を使えば多少割安に。ただこのサービスは休止となり、7/10 17:59で受付が終了しているのですが、ただ発送は後でも良くキャンセルもできるので、とにかく自宅から尾道の手前の松永にある、ヤマト運輸の営業所までの25kgの荷物と、帰りの荷物を持ち込む生口島の瀬戸田の営業所まで畳んだ空箱を送る手配を済ませておきました。
そして前日入りするなら倉敷から旧街道の山陽道(西国街道)を辿っても良いかなと、倉敷の宿の満室状況を調べていると、新しくオープンするホテルの信じられない様なキャンペーン価格を見付けて早速予約する事に。僅かですが予定外の副収入もあってようやくゴーサインを。加えてfacebookのお友達のK氏も16日夜の見付島キャンプを含めてご一緒して頂ける事になりました。


殆どの荷物は送ってしまう事ができたので、輪行袋とフロントバッグを押し込んだリュックでの出で立ちです。ただ或る事情でリアのサイド枠を付けたままなので、ご覧の様に変則的なスタイルです。しかしロードと違って流石にasuka号は重いです。ご覧の様にエンド保護金具は不要になりますが、お陰で危うくリアのクイックシャフトを忘れる処でした。往路輪行は慎重にやらないと、最悪は目的地で輪行袋を解くと走れないなんて事になりかねません。
さて倉敷まで一番安くて楽なそして混雑しないスジを考えなくては。
プロローグ 前日 1日目① 1日目② 2日目 3日目

6月の走行920.0キロ、2017年累計4,917.1キロ。

さてお天気の方は相変わらず下り坂の予報なのですが、1泊2日に短縮して今日引き上げるか、明日降られる事は覚悟の上で予定通り一庫(ひとくら)ダム上流の千軒キャンプ場に移動してもう1泊するのか悩ましい処です。幹事役のD女史も折角の休暇を有効に使いたいし、私も昨日の今日で100キロ余りをトンボ帰りするのは辛いものがあります。相談の結果少なくとも今日一日は天気は良いと云う勢いで2泊3日と云う事に。
大野アルプスランドキャンプ場にて。さて撤収を済ませ、キャンプ装備の4名4台で記念撮影。


まずは標高差300mのダウンヒルです、一方通行になっているので対向車がやってくる心配はないのですが、下りルートは最初稜線に沿っているのでアップダウンがあります。


杉生まで下ってきて県道12号へ、キャンピングを連ねて走ります。しかし
つっちーさんのアルプスローバー良いですね、新品同様の白のサイドバック4つが眩しいです。

笹尾まで下ってきたのですが、ここでデポ地の三田まで戻るつっちーさんとはお別れです。
休日とあってコースに恵まれるこの界隈、ローディが非常に多いのですが、ガチに走っている人が多いかして、挨拶しても無視される事が多くちょっと寂しいですね。

一旦所用で三宮へ帰るタモさんともお別れですが、千軒キャンプ場の利用許可証を取りに行って下さったサポート役のsyokaraさんと、ブログレスの三島さんと合流し、4人は4人ですが面子が入れ替わって走る事に。地元の三島さんに案内して頂けると云う事なのですが、「自転車コースガイド(関西エリア)」の著者であるのは良いとして、知る人ぞ知る2004アテネオリンピックトライアスロンコーチ、何か悪い予感が…

県道12号を引き返して篠山方面へ、このまま西峠へ連れて行かれるのかと思いきや、奥猪名健康の郷で小休止、この先は県道601号杉生能勢線で篭の坊(泉郷)峠を越えるとの事。交通量の少ない道へ入るのは有り難いのですが結構な斜度、それに今朝から時々後ろのマッドガードがタイヤをこすって具合が良くありません。syokoraさんにも見て貰ったのですが、リムの振れとかではない様です、元より32Cを履かせるタイトなセッティングなのですが、どうもパニア台の上の荷物を固定しているショックコードがマッドガードを押さえてしまっている様です。

案の定、篠山へ連れて行かれました、未踏の峠だったのですが写真がありません。しかし今日は移動日のはずだったんですがネェ… (Photo : syokoraさん)


一旦は篠山市に入りますが川沿いの気持ちの良い道を走って大阪府へ、R173に沿って走り旧はらがたわ峠へ、ここは一昨々年に
「山の釜飯 北摂サイク」で越えているので多少記憶に残っています。

旧道ではありますが、峠にお洒落なカフェがある事もあって、今風なローディも登ってくる様です。丁度1組のペアが、女性の方が早かったかして三島コーチの喝が入ったとか。


お洒落なカフェではなくがっつりいきたいと云う私のリクエストで国道沿いのお店へ。がっつりトンカツ定食を頂きました。しかし熊、鹿、猪って結構良いお値段が。

三島さんの案内で国道を避けて気持ちの良い里山の中の道を行きます。


今夜の野営地千軒キャンプ場に到着。ここは無料のキャンプ場ですが事前に猪名川町に申し込んで許可証を貰っておく必要があります。比較的綺麗に整備されていますが、管理人のおばあちゃんがなかなか曲者なのと、対岸の国道173号を通る車がうるさいのが欠点です。ただ他に利用者がいなくて貸切状態、ちゃっかり炊事棟の屋根の下にテントを張って雨対策はばっちりです。

荷物を下ろし身軽になったasuka号を駆って、道の駅「能勢くりの郷」近くの「汐の湯温泉」へ、レトロな旅館のお風呂(1,000円)、ここもほぼ貸切状態でにごり湯もあってゆっくりさせて貰いました。

タモさんも車で戻ってきて今夜は
ギンタロウさんに三島さんも加わって宴会です。本日の走行50.9キロ、明日は雨が降ろうが桜井まで100キロ余りを走って帰らなくてはなりません。
橋本市清水 紀の川左岸
梅雨入りが発表された日こそ降ったもののその後は全く降らず、とても梅雨とは思えない爽やかなお天気の続く毎日、まぁ陽も長い事ですしロングライドにはうってつけの季節ですね。さて先月15日の「東の海へ」に続いて「西の海」を目指します。出そびれたり挫けたりで3度目の正直と云う事なのですが。
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御所市 高鴨神社にて
今日はスミ旦那が主催する「輪音(WAWON)」の「エエ道再び・葛城の道RUN」に参加してきました。
続きを読む 輪音RUN「エエ道」再び・葛城の道 →
昨日は日の出でしたが今日は月の入りです、「田毎の月」を思い浮かべたのですが、やはり棚田でないといけませんね。
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近畿地方は7日に梅雨入りしてその日こそ雨は降ったものの、その後は週末土曜日まで良いお天気とか、今朝もちょっと肌寒い位ですが清々しい気持ちの良い朝です。
続きを読む 6月9日の日記 →

5月の走行915.7キロ、2017年累計3,997.1キロ。asuka号は復帰したものの、代わりにロードに乗っていた間に身体がなまっちゃいました、ついついロードに。「自撮り」の方も5月は一枚だけ。
明日香村稲渕にて
「SUZUKA」明けの月曜日、今日は一日フリーなので、予定では「東西南北の海へ」第二弾として一番楽な「西の海へ」を企んでいたのですが、未明には起きはしたものの、「SUZUKA」で走りもしていないので腰が重くて動けません、どうやら可笑しな姿勢で写真を撮り続けていたせいかも、ここは大事をとって休息(足)日と云う事に。もとより膨大な写真の整理がありますし、色々と雑務に勤しむ事にします。 続きを読む 5月29日の日記 →
鎧崎(三重県鳥羽市)
海のない奈良県のサイクリストにとって海の見える処まで走るのはなかなか魅力的なものです。鉄人児玉さんも毎年の様に「東西南北の海へ」と云う触れ込みで走っておられたのですが。自身でも過去に鳥羽、和歌山、新宮、敦賀と一日で走った事はあるにはあるのですが…
続きを読む 東の海へ、センチュリーラン →

「月うさぎ」の朝
「月うさぎキャンプ」は基本的に2泊3日で行なわれ、中日は村内周回サイクリングと云う事になっています。今回は前々回好評だった高見峠へのサイクルピクニックと云う事に。

爽やかな朝を迎える事が、朝食、何やらラジオ体操、サイクリングの準備と…

9時30分、当日参加組も加わって総勢22名21台で高見峠に向かって出発、即ちタンデム1台。他に九度山人さんがサポートカーを勤めてくれます。
まずは小さな峠を越えて滝野へ、県道28号吉野室生寺針線を下ります。「たかすみ温泉」のある平野からは2車線の快走路です。

R166に出ても極力旧道を縫って登山口のバス停前へ、GWとあって結構車が多いです。

杉谷の集落を過ぎると斜度も峠道らしくなります。悪路走行可能な一部は南側に大きくカーブする中村橋~高見橋をショートカットする旧道を行きます。

高見峠への旧道へ入ります、ただお天気の方が思わしくありません、峠は雲の中かも。


旧道分岐から高見峠までは標高差で300m弱の峠道です、1984年に高見トンネルが開通するまではこちらがR166でした。

先頭グループは予定通り11時半には峠に着いた様なのですが、しんがりを勤めて貰っていたGTさんが一向にやってきません、結局車に拾って貰い身一つでやってきたのですが、どうやら杉谷でディレラーのトラブルで走行不能になってしまったとか。峠では榛原まで輪行でやってきた山内さんが加わって23名に、思い思いに店を拡げます。

時雨れてくる事はなかったものの、峠は風が吹き抜けて少々寒い位、しかし少し脇に入るとひなたぼっこができる心地良さ。

高見峠での集合写真、22台中マッドガード付き10台。

高見峠からの豪快ダウンヒル。


1時間20分程で「月うさぎ」に戻ってきました。


昨日と同様、今宵も宴とキャンプファイアが待っています。
本日の走行34.4キロ。
芋ヶ峠にて
「月うさぎキャンプ」は奈良県東吉野村谷尻(たんじり)にある古民家カフェ「月うさぎ」の元分校跡だった敷地をお借りして行うキャンプで、今回で7年目11回目を迎えます。
続きを読む 第11回月うさぎキャンプ(1日目) →

9ヶ月ぶりに月間走行距離1,000キロ超、2017年3,081.4キロ。
体重増加も反転に転じた、と云うか毎年のパターンの様な。
GWの「月うさぎキャンプ」に向けてasuka号を32Cに換装しキャリアを取り付け試運転へ、実は今日は一日フリーなのでがっつり走りたかったのですが、少々多忙でasuka号の準備やら、キャンプの仕込みやらと時間が足りません、その上1日間違えていて今日48キロ走らないと今月も1,000キロに届かないと云うミッションも兼ねて、大和川河畔を北上します。
ところが10キロも走らずにパンク、まぁ荷物満載でチューブ交換をする事を思えば厄落としかと。


いささか向かい風が堪えるのですが、大和川河畔を御幸橋まで、淀の「ごかうばし」と違って此処は「みゆきばし」ですのでお見知りおきを。葛城川沿いの自転車道を南下します、「ならくる」のC-7ルートで飛鳥への距離が示されていますが、明日香村へは無駄に遠回りしていますので飛鳥川沿いの自転車道を行った方が近くて早いです、おまけにこちらは道が判りにくい、県のやる事はこんなもんです。今日は距離を稼ぐためにこちらを選びます。

曲川まで下ってきた処でR165の旧道、竹内街道へ入り東へ、
一昨日日本遺産に登録されたとか。途中、東吉野から帰りのF氏とすれ違います、先日は「ナニ銀」さんの帰りのすれ違ったのですが。
季刊誌サイクルも貰いがてら
「4’season」で一息いれます。「まんま亭」なき後、こちらで置いて貰える様にお願いしてあったのです。

帳尻合わせに少々遠回りしながら帰途に、走行48.1キロ、久しぶりに月間1,000キロをクリアしました。パンクの洗礼を受けましたが、リアのマッドガードの調整程度で、どうにか「月うさぎキャンプ」に向えそうです。
古稀に至ってもなお「走」「工」「趣」三拍子揃って三流のサイクリスト。ライフワークは「道路元標」と「自撮り」。なお「■ャリ」等の自転車に対する卑しい言葉をコメント等ではお使いにならないで下さい。