再びMX850


 正月早々B200エラーが出て使えなくなったCanonのインクジェット複合機MX850ですが、「CanCan謹製カレンダー」の印刷はほぼ終えていたものの年賀状も今年は出せず仕舞い、カレンダーの方もお渡しできていない方が多少あるのと、名刺代わりに使ったりもするので、幾らか準備しなくてはならないのですが、2008年の暮れに購入したMX850は既に修理対応期間を過ぎていて、メーカーでは修理を引き受けて貰えない機種、故障の内容によって修理をしてくれるサードパーティもあるにはあるのですが。  実はこのB200エラーは故障と云うより、廃インク吸収体が一杯になったと云うもので、メーカーでの交換が必要と云うものなのです。ただタンクの様なものがあって物理的に満杯になっていると云うものでもなくて、電子的に使用状況からカウントしているものですから、それをリセットしてやる事ができれば、印刷そのものはできる可能性があるのです。ネット上にもそのリセット情報が流布しているのですが、ファームウェアによっては上手く行かないものもある様で、うちのはサービスモードに入る事すらできません。たまたまT御大も同じ機種を持っていて不具合があるとかでほってあったのを譲り受けたのですが、やはりB200エラーで同様の結果となります。
 いよいよ現行機種へ買い替え止むなしかと思いましたが、最近のモデルはハードウェアそのものは安くなっているのですが、作りがチャチでランニングコストが高いので気がすすみません、ヤフオクでも10年も前の機種にも係わらず状態の良さそうなものは良い値段がついていて、適当な価格のものは怪しげなものばかり、高い送料を払って入手しても使えなければ粗大ゴミになるだけなのです。
 色々情報を集めているとリセット情報を有償で提供しているサイトがあります、BX850は金千円也、そんなに怪しげなサイトでもないので、藁にもすがる思い出1,000円を振り込んでみたのですが。郵送で送られてきた情報はネット上に流布しているものと変わりないものでした。

 ヤフオクのウォッチも続けていたのですが、状態の良さそうなものが一件、即決15,000円となっていますが、競り合わなければと云う感じで、送料を含めて10,000円を目処にぎりぎりになって入札する事にしました。少々競りましたが8,430円で落札、幸い大阪府からでしたので送料が1,836円と、どうにか10,000円を少し超えた処で手に入れる事ができ、届いた商品もヘッドを含め非常に程度の良いものでした。
 件のサービスモードに入れるかは試していませんが、B200エラー以外で不具合がでてもうちには2台分、部品取りのできる個体が、7e系インクはまだまだ入手可能ですし、来年もカレンダー印刷に活躍してくれそうです。
 まもなく5月、カレンダーとしては1/3は約に立たないものですが、それでも欲しいと云う奇特な方もおられますので、早速印刷を再開する事にしました。

センチュリーランに6キロ足らず

 asuka号、GWに恒例の「月うさぎキャンプ」を控えているのですが、ガードクリアランスがタイトで気を使うのと、多少なりとも軽快に走ろうと先日から32cから28cへ換装しています、本来はこれがデフォルト。昨日は「奈良三大遊郭跡巡り」とポタリングペースだったので、今日はがっつり走って距離を稼ごうかなと思っていたのですが、ブレーキまわりを触っていたりしていて、出掛ける準備ができたのは9時40分、とりあえず大和川河畔を北へ向かう事に。
 庵治町で下ッ道に入り北へ、佐保川河畔から平城宮跡を縦断し歌姫峠へ。

  通称歌姫神社、正しくは添御県坐神社「そうのみあがたにいますしんじゃ」と読み、下ッ道を守る神様と云われています。木津川水系と大和川水系との分水になっていて、奈良県から京都府へ越える一番楽な道かも知れません、ただ逆方向はそうでもないかも。京都方面へはいつも奈良阪を越えていて、こちらの方が遠回りになると思っていたのですが、変わらないと云うか少し短い位の様な、西木津駅の横を抜けて木津川沿いの自転車道へ入ります。
  流れ橋で一息入れただけで嵐山八幡木津自転車道をひた走り1340には嵐山に到着、歌姫峠を越えたのが1125ですから結構良いペースです。
 ついでと云う事でもありませんが仁和寺の「アイズ・バイシクル」へ、これが目的でもありませんし「ナニ銀」さんにもあったと思うのですが、EB金具を買って早々に引き上げます。何しろここには目に毒なものが一杯ありますから…
 嵐山へは戻らずに天神川の沿って下り自転車道へ、御幸橋で先月オープンした「さくらであい館」へ、展望塔も無料になっているのですが、何と鍵を失くしてしまっていて、今日は見学は見送る事に。
 木津川沿いに入ると案の定向かい風に、一昨年40回も「流れ橋」まで来ていた経験から、この季節の午後、奈良へ帰るには向かい風になる確率が高い事は判っているのですが、往路に比べてAVS10km/hダウンかと、「さくらであい館」から猿沢池まで2時間20分かかっていました。歌姫峠経由で嵐山まで行って「アイズ」に寄り道して帰ってくるとセンチュリーランになるかと思ったのですが、天神川沿いに走ったのがショートカットした事になった様で、本日の走行154.3キロ。
 

 

ヤマセミな皆さんお揃いで如何

 無事にasuka号も復帰してキャンプツーリングに想いを馳せているのですが、昨年8月の「十津川~龍神キャンプツーリング」では野営地の「丹生ヤマセミの郷」で示し合わせた様に皆さんの荷物からでてきたのはCAPTAIN STAGのアルミロールテーブル、こと自転車で運ぶとなると収納時の長さが40cm程度のこいつしか選択肢がない様なものなんで当然と云うか。ただ高さが12cmと云うのが物足りないのです、ヘリノックスあたりにも食指が動いたのですが、やはり天板がふわふわするのはどうか。AMAZON辺りで物色しているとCAPTAIN STAGと同様なロール式のアルミ天板と折り畳み脚を組み合わせたものがあります、得体の知れない中華ブランドのものなのですが、出ているなと思っていたら品切れになっていたりと買いそびれていました。色々調べてみると異なるブランドで全く同じと思われる商品が一回り大きいサイズに隠れて販売されていました、但し価格が10円高かったのですが、と云っても1,970円と1,980円の違いなのですが、早速ポチっちゃいました。
 今日早速届いたので開けてみます。サイクリストにとって一番気になる収納サイズ、CAPTAIN STAG(下)と並べてみます。CAPTAIN STAGが約40×7×7cm  715gに対して、42×13×7cm 900gと確かに嵩高くなります、重量は持った感じ殆ど変わりません。
組み立てた状態で並べてみました。CAPTAIN STAG(左)の40×29×12cmに対して、39.5×35×31.5cmと天板も少々広いですが、この高さの差が魅力的です。


 現物を触ってみた感じでは品質に問題もなさそうですが、全てが金属でできているCAPTAIN STAGに比べると樹脂製のジョイント部分が気になる処です、店頭でも良く流通しているCAPTAIN STAGと比べると、品質にばらつきがあってずさんな中華ブランド、当たり外れが気になる処ですが、価格を考えれば。組みたてに関して取説の類は何も入っていませんが、少し頭を捻れば判るような事です、丸パイプの穴をジョイントの中の突起へ嵌めるのがミソ。なおこれはSサイズと云うもので一回り大きいMサイズがありますが、収納時の長さが55.7cmにもなってしまいます。
 と云う訳でこの手のグッズは高さを始めサイズが揃うと非常に使い勝手が良くなります、次回どこでご一緒できるか未定ですが、この機会にお揃いで如何と云う話でした。現状での在庫も多くない様ですのでお早めに、ポチった時は20個だったのですが、今は14個になっちゃてます。

飽きもせず「自撮り」ポタ

 一昨日のこの写真で、ちょっとひらめいたので午後から走って行きました。大和川河畔田原本町にある法貴寺大字公園と云う公園なのですが。

 神社の境内を少し分けて貰った様な公民館の前の小さな公園、地面を覆いつくした桜の花びら。ところで先の様な写真を撮ろうとすると、広角レンズを使っても自転車の全長の倍近い高さが必要になってくるのですが、おあつらえ向きにすべり台が。
 今日は「延陽伯」号こと片倉シルクグロワールです、これではあまり面白くないですね。

 

 そこで「自撮り」に挑戦してみましたが。桜の花びらが地面を覆っている風には見えませんね、落ち葉ならこの手は使えるかも。今日は時折陽射しの入るお天気なのですが、曇っている方がそれらしく見える様です、最初の写真は桜の枝を入れてカラーバランスを少し触ってみました。でも推し歩いている感じが今一つですよね。
 小一時間程すべり台を登ったり降りたり。
 少し青空が、せっかくですから条件がそろえば誰でも撮れる写真を撮って大和川河畔の道を引き返します。

 

 こちらも一昨日のおさらい、昨日は酷い雨風でしたが散らずに頑張っています、でもこの絵は桜の花らしくありませんよね。

 

津風呂湖畔~宇陀路サイク

津風呂湖畔にて

 今日はお花見サイクに行こうとあちこちに声を掛けさせて頂いていた処、例年に無く遅い桜の開花予想に8日まで延期をしていたのですが、T御大からM氏が奈良に帰ってきているから、桜は無理だろうけど同様のコースを走って森野薬草園(宇陀市)へカタクリの花を見に行かないかとの話が、明日香村石舞台前に9時半に落ち合い、まずは芋峠を越えて津風呂湖畔へと向います。
 ちょっと稲渕の男綱に架かる橋の処、コブシの花が咲いているのでヤラセ写真撮影会です。

 

 津風呂湖畔では平尾の吊り橋を渡り木の子広場へ、ここで持参の弁当をひろげてお昼にします。ところで今日はT御大は片倉シルク、M氏はイリベでの参加です。

 

 津風呂湖畔を行きます。

 

 案の定、入野(しおの)の桜並木はご覧の通り、今年の桜1週間から10日は遅いのでは。

 R370に入り、三茶屋(みちゃや)で一息入れますが、丁度フリマをやっていました。

 R370に入ってからは北寄りの冷たい風が結構厳しく、T御大に引っ張って貰い関戸峠に向いますが、後一息で千切れてしまいました。昨日4月1日から営業再開してます「関戸峠の五平餅」にて。

 「森野薬草園」にて仕事柄和漢薬に造詣のあるT御大のレクチャー付きです。

 薬草園から見下ろす宇陀松山の街並み、入園料300円が必要ですがこの展望も付いて価値がありますよ。そしてカタクリの花。
 松山街道から宇陀川河畔を篠楽まで北上して帰途に就きました。本日の走行56.7キロ。

 

御斎峠なのか御斉峠なのか

 先日の「NLC4’season 春のサイク」の帰りに一年ぶりに越えた「おとぎ峠」、滋賀三重県境として上野盆地の展望が素晴らしい標高570mの峠、古来伊賀と甲賀と分かつ峠として司馬遼太郎の小説「梟の城」の舞台となったり、本能寺の変の折に徳川家康の遁走ルート「伊賀越」として伝わる、歴史的にも由緒のある峠です。私が始めて越えた頃は滋賀県甲賀郡信楽町と三重県上野市の境界でしたが、現在はそれぞれ甲賀市と伊賀市となっています。写真は現在の車道峠より少し上野側に下った処にある「御齋峠跡」の石碑。
 その「おとぎ峠」を行くと峠名を記したものが2つ、切り通しになっている車道峠の案内板「御斉峠」と記され由緒が書かれている、もう一つは少し上野側に下った処にある三重県知事の書になる「御齋峠跡」の石碑、さてこの違いは。まず大前提として「斉(セイ)」と「齋(サイ)」はルーツの異なる別の字でして、なかんずく「齊」は「斉」の旧字体、「齋」は「斎」の旧字体となります。「斉」は整えるとか、揃える、並べると云った意味を持ち、中国周時代の国「斉」との意味があります。対して「斎」は「ものいみ」「神仏を祭るときなどに飲食や行為を謹んで、身の汚れを去る事」と云った他、同様の意味に多く用いられます、「斎王」「斎宮」「斎場」と云った風に。いわゆるさい藤さんの「さい」は概ね「斎」または旧字体の「齋」であり、「斉」を用いるのは意味の違いを無視して誤用して略したものと考えるべきでしょう、なかには私は「斉藤」だと主張する人もいる様ですが、斎藤氏のルーツを考えると「斉藤」はなく、登記時の誤字であってもひとたび登記されてしまえば、それを正しいとする原則が準用されているものだと思われます。
 さて話しを戻して「おとぎ峠」に当てはめる字はどちらかと云う事になりますが、案内板にあります鎌倉時代の夢窓国師の逸話からすると「斎」を当てはめるべきかと思いますが、辞書によっては「斉」にも「斎」の字と同様に「ものいみ」の意味を含む熟語「斉衰」「斉宿」等などを例としてあげているものがあります、どうやら「斎」と「斉」の誤用は「さいとう」さんだけではなく、結構根の深いものがあるのかも知れません。ただ家康の「伊賀越」関連でこの峠を「音聞(おとき)峠」としているものがあり、夢窓国師どころか後年になって音を当てはめた可能性もあります、しかし「斉」を「とき」或いは「とぎ」とするには問題が残ります。言葉や文字の意味成り立ちに無知ゆえ無頓着ゆえの誤用濫用、なにか自転車の事を「チャリ」と云う人に通ずる処がありますね。
 私としては「御斎峠」または旧字体を用いた「御齋峠」に軍配を上げる事にしますが、この事を調べて行くとんでもない事に気付かされます。
 そうなんです、それぞれの旧字体には「Y」のものと「了」のものがあって、どうもadobe-japanでは両方が採用されている様なのです。この辺りJISの考え方とadobeのスタンスの違いが成せる事なのでしょうが。さて似ていて非なる「Y」と「了」、象形文字まで遡るとこの部分は「齋」と「齊」では異なっているのです、その辺りを調べて行くと「誤用」なのか「混在」なのか判らなくなってしまい、それ以上突き詰める事は諦めました。

 余談ですが御斎峠の北にはかつて多羅尾代官所の仕置場(処刑場)があり、また月ヶ瀬村女子中学生殺人事件の死体遺棄現場だったりと、何かと曰くの多い峠でもあります。

そう甘く無いアフィリエイト

 一昨日の「町家の雛めぐり」ポタリングでの雑談、意外と皆さんアフィリエイトについてご存知ないのですね。アフィリエイトでググってみると概ね「自身のサイト(ブログ)で広告主の商品やサービスを紹介することで、ユーザーが商品を購入するなどの成果があがった場合に報酬(広告収入)を受け取ることができる仕組み」と云った答えを見つける事ができます。
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NLC4’season 春のサイクリング+

京都府道5号木津信楽線を行く

 今日はNLC4’seasonの春のサイクリングに写真係として同行する事になりました、テーマはお揃いのニュージャージ、派手さを抑えたセンスの良いライトグレーが素敵です。ただサイクの目的地は三重県阿山(現伊賀市)の「もくもくファーム」なのですが、残念ながら夕刻には帰って来なければならないので、信楽の手前までご一緒して帰途に就く予定で、念のために輪行袋も持って行く事にします。
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