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「Trace Train」 Live at Galerie Tzigane

 今日は大阪南船場の「ギャルリー・チガーヌ」と云うお店へ、自転車仲間のkiki君がベースを努めるグループ「Trace Train」のJazzLiveを聴きに行って来ました。 
 「Trace Train」 川上拓也(as)、松原教浩(p)、箕輪昌裕(b)、折田健吾(ds)他、セッションゲスト。 
 今日はThelonious Monkのナンバーをメインにスタンダードも交えてご機嫌なナンバーが続き、締めはColtraneの「Giant Steps」と。
 ピアノのBill Baramatsuこと松原君とは2011年の「敦賀『お月見キャンプ』」以来の再会でしたね。 
 しかし今日は自転車に乗らないのが勿体無い様なお天気でしたね、10時半に梅田でD女史と待ち合わせ、色々とお買い物の後、自転車仲間で昨年の「月うさぎキャンプ」にも来て頂いた竹元さんのお店、天神橋の「アリオリドス」でお昼を、私は先日syokoraさんがUPしていた煮込みハンバーグが美味しそうだったので、それを頂く事に、ボリュームたっぷりのサラダも付いていて大満足。 Liveの時間にはまだ少しあるので、天神さんにお参りしてから長堀へ移動します。
 私の性格ですから動画に手を出すと残りの人生を食い潰しかねませんので控えているのですが、今日は音のしないカメラをとLumixのコンデジDMC-TZ60を持っていったので、やってしまいました。 

John Coltrane 「Giant Steps」 Trace Train at Galerie Tzigane
 
 

「道路元標」を更新しました。

 うちのHPの重要なコンテンツである「道路元標」、1000基を超えてからは手近な処に残っていないと云う事もありますが、熱が冷めていると云うか、暫く更新が滞っていましたが、久しぶりに更新しました。 新たに次の7基を収録し1,041基となりました。
 
【1035】 2015/12/25 香川県 綾歌郡 金山村(現 坂出市)
【1036】 2015/12/25 香川県 香川郡 一宮村(現 高松市)
【1037】 2015/12/28 静岡県 榛原郡 下川根村(現 島田市)
【1038】 2015/12/29 愛知県 額田郡 岩津村(現 豊田市)
【1039】 2015/12/29 愛知県 東加茂郡 足助町(現 豊田市)
【1040】 2015/12/29 愛知県 東加茂郡 下山村(現 豊田市)
【1041】 2015/12/29 愛知県 南設楽郡 作手村(現 新城市)
 
現在の処1,800基以上の現存が確認されているのですが、なかなか関東以北は行けませんねぇ。

せとうちツーリング(総括)

青線が今回のルート
1/6 自宅~王寺駅/東福山駅~鞆の浦~尾道 66.0キロ
1/7 尾道~「しまなみ海道」~今治 (高根島一周、伯方島、大島外回り) 111.9キロ
1/8 今治~梶取ノ鼻~大角鼻~馬島~今治 53.4キロ
1/9 今治…岡村島…大三島~伯方島~大島東回り~今治 52.6キロ
1/10 今治…岡村島~大崎上島…大崎上島…竹原 36.0キロ
計319.9キロ(航路は除く)

1/6 王寺0436→0512新今宮0512→0530大阪0534→0640西明石06410715姫路0731→0908岡山0913→1007東福山(平日ダイヤ) 5,150円分乗車
1/10 竹原1521→1558三原1602→1853播州赤穂1900→2043大阪2058→2137王寺2145→2218桜井 5,940円分乗車
交通費 JR 4,740円(青春18きっぷ2回分相当 11,090円分乗車)
交通費 フェリー等 3.440円 (「せとうちサイクルーズPASS」なしでは4,100円)
宿泊費 11,800円(うち5,000円は「えひめ旅行券」)
入浴料 1,250円
外食代  8,204円
食料飲料 4,658円
ランドリー使用料 300円
土産物 2.204円

せとうちツーリング(5日目)

大崎上島 垂水港にて

今日は岡村島~大崎下島経由で大崎上島に渡り、東岸を北上して垂水港から竹原港へ、呉線竹原駅から18きっぷ輪行で帰途に就く事にしました。昨日と同じ今治0825発のフェリーで岡村港へ。 

 来島海峡にて、少し雲が出ていますが昨日同様の良いお天気です。  
 大崎下島の小長港を出るフェリーには2時間程も時間があるので、岡村島は北回りする事にします。大型車が通行止となっている様な海岸沿いの狭い道が続き、釣り人の姿だけが目立ちます。下大下島、大下島、大三島、大崎上島が重なって見える、昨日大三島へ渡った海です。 
 岡村橋の手前の坂で「自撮り」にトライ、電柱がどうにも邪魔になってしまうのです、それに対岸には一昨日行った梶取ノ鼻の北岸にある燃料基地のタンクも見えます。 
 
 岡村橋を渡ると広島県、まだ時間があるので御手洗まで往復する事にします。岡村島と大崎下島を結ぶ3つの橋が望めます。 
 また無人販売の100円のミカン買ってしまいました(^_^) 今朝「シクロの家」で不要な荷物は宅急便で送ってしまいましたので余裕です、と云っても家に帰り着くまでには食ってしまいそうですが。小長港のフェリー乗り場の隣の「ゆたか海の駅とびしま館」とやらで土産物も、すみません安くて嵩低いもので。 後で知ったのですが「ゆたか海の駅とびしま館」でのお土産や食事にはせとうちサイクルーズPASSで3%割引になるそうです。
 もちろんこれから乗る大崎上島へのフェリー他、今日の3つの航路でも「せとうちサイクルーズPASS」は使えます、ただ有効期限が3日間でしたので、昨日今治港で再度発行して貰いました。 ここ土生商船は他所に比べると少し凝った乗船券、持っていられるのは乗船までの間ですが。わずか15分程の船旅で大崎上島明石港に到着、大崎上島にはなんと明石も垂水もあるのです。 
 大崎上島の東岸を「自撮り」したりしながら北上、中ノ鼻灯台の処で短い登りがあるだけ(写真左上の見下ろしている場所)で海岸沿いの平坦路が続きます。 
 「自撮り」をしながらのんびり走っていても1時間半とかからず垂水に到着。 今治から3つのフェリーを乗り継ぎ竹原に至るこのルート、走る距離は僅か30数キロで、船賃が自転車込みで2,000円近くかかりますが、のんびり船旅を織り交ぜながら走るならお勧めかも。向こう側の防波堤に回って「自撮り」をしようかと、段取りをしていると丁度1本前のフェリーが、1分のタイマーをかけて慌てて走って行ったのが最初の写真でした。
 大崎上島と竹原港の間の山陽商船のフェリーは1日32往復も運航されていますが、大崎上島側は白水港と垂水港に入る便があるので要注意、距離は2キロ程しか離れていませんが、大崎上島側で港を間違えるととんでもない事に。ちなみに最初の写真は垂水港の前を通り過ぎる1便前の白水港発の竹原港行きなのです。 

 竹原港から1.5キロ程の呉線竹原駅まで走り今回のツーリングは終了です。竹原から帰るタイムリミットは大阪鶴橋から近鉄利用で1739なのですが、1521に乗車できますので「18きっぷ」のまま桜井までたどり着けそうです。いつものジョルダンの乗換案内で検索すると、三原と東岡山、姫路で乗換えて大阪2028着、ところが三原で乗り継ぐ播州赤穂行きへそのまま乗って行き、播州赤穂で野洲行きに乗り継ぐと云う赤穂線経由でも大阪2043着、15分遅いのですが乗換えが1つ少なく確実に座れますし、結果的には王寺駅で追いついてしまいます。

 ところが播州赤穂で接続の野洲行きがなかなか入ってこないので怪訝に思っていると、人身事故で東海道~山陽本線が遅れている模様、最悪は鶴橋から近鉄と云う手もありますが、大阪駅に着く頃には遅れもほぼ回復、ところがどうもJR難波で別の人身事故があって関西線のダイヤに影響が出ている由、王寺駅で乗り遅れると高田経由では桜井へは帰れなくなります、そうなると遅くはなりますが奈良経由を選ぶか、さっさと諦めて鶴橋へ向う難しい処、こう云う時に「乗換案内」とかのアプリは役立ちます。 結局は加茂行の大和路快速が定刻に来たので乗車、王寺駅での乗り継ぎにも問題がなく、予定通り2218に無事桜井に帰り着きました。

 本日の走行36.0キロ、1日延ばして4泊5日の「せとうち」の旅、1日は瀬戸内とは思えぬ風に参りましたが、雨に降られる事もなく5日間で319.9キロ、距離の方はちょっと物足りない気もしないでもないですが、ほぼ満足の行くツーリングでした。

竹原1521→1558三原1602→1853播州赤穂1900→2043大阪2058→2137王寺2145→2218桜井 「青春18きっぷ」で5,940円分乗車(東岡山~相生間は選択乗車区間なので普通乗車券でも山陽本線経由の乗車券で乗車する事は可能)

 

前夜 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 総括
2015年4月「天の邪鬼『しまなみ』へ往く」
2015年10月の「『延陽伯』号『しまなみ』を往く

せとうちツーリング(4日目)

来島海峡を往く。

 今日は大三島の宗方港へフェリーで渡り伯方島、大島と走って今治へ戻ってくるコースを考えてみました。 ただ大三島の宗方港へ直接渡るフェリーは便数が限られていて、岡村島経由で行く事になりました。  昔から船旅は天気に恵まれるのですが、今回も昨日とはうった変わって風も穏やかな最高のお天気になりました。 フェリーから来島海峡を行き交う船を眺めるのも愉しいものですが、航路が錯綜しているだけに際どいですね。
宗方港へ行くフェリーまで小一時間ありますので、港の良さげなポイントで「自撮り」にトライ、これが今回の旅のベストショットになった様な、世の中こんなもんですわ、鳥と猫に注目。しかし2テイクで120枚程撮っているのですが、1秒間隔のインターバル撮影しているのですが、それでも思う様には行かないものです。

 岡村港1005発の大三島宗方港行きのフェリーに乗船します。 20分程の船旅、この航路は初めてですが、大崎上島と大三島他の島々に囲まれた穏やかな海域、瀬戸内を感じさせてくれます。
 
 今日は大三島南岸を走って大三島橋を渡り、伯方島を経て大島東岸を走る予定です。 ただ大三島南岸は一部通行止の情報があり、一旦北側に迂回する事も考えていたのですが、案の定歩行者を含めて通行止の表示が出ていましたので、素直に迂回ルートに入る事にします。
 
 大三島を「自撮り」しながら行きます。
 
 大三島橋へのアプローチで少々迷いましたが大三島橋へ、大三島外回りから大三島橋へ向う時は、素直に一旦メインルートに戻るつもりで走った方が良いですね。 伯方島は昨日外回りしたので、今日はメインルートを走り抜け大島へ。
 
 大島東海岸へ入ります。 友浦港を過ぎた辺りから道は極端に狭くなりますが、ツーリング車に似合う鄙びた風景となります。
 
 

絵的にはなかなか難しいパターンです。 この先、志津見港では非常に道が判りにくくなりますので要注意。

 岬の向こうに今治の街が見えてきました。 しかし「しまなみ」裏街道ではこの大島東回りが一番キツいでしょうね。 陸続きになってしまった「しまなみ」の島々ですが、島暮らしの厳しさを感じさせてくれるルートです。
 
 江越峠、名駒峠と云う標高は100mにも満たないのですが、盟友峠おやじナワールド氏未踏の峠を2つ越えて、来島海峡大橋の見える処まで帰ってきました。 本日の走行52.6キロ。
 

せとうちツーリング(3日目)

馬島にて、対岸に亀老山が見えます。

 昨日今日と「シクロの家」に連泊していますので、今日は今治をベースに走る事にしますが、予報に違わずお天気は今一つです、雨の心配こそなさそうなのですが風が強いです。 高縄半島の先っちょを回る事にして出発したのですが、西海岸の小部(おべ)に出ると防波堤に波しぶきが上がっています、まるで丹後半島か能登半島にでも来た様な、とても瀬戸内とは思えない光景です。
 とにかく半島の西端の梶取ノ鼻にやってきたのですが、まぁ冬のこんなお天気の日に来る処やおまへん。 標高で50m程下ると七五三ヶ浦(しまがうら)と云う美しい砂浜があるそうなのですが、さすがに今回はパスしました。 
 さらに半島を北上して大角鼻へ、ここは愛媛県の北端と云う触れ込みなのですが、それは島嶼部を除いた話で、厳密に云えば愛媛県の北端は大三島になる様です。 ただ芸予諸島と来島海峡大橋の展望はなかなかのものです、ちょっと小ぶりですが海浜公園には水仙も。 
 大角鼻を後にし波方へ、ここには「シクロツーリズムしまなみ」の運営している「シクロカフェ」がありますので、ここでお昼にする事に、ここにはご夫婦で世界一周をされた宇都宮さんのタンデムが展示されているのですが、偶然ご本人の宇都宮さんにお目にかかる事に、これで世界一周の待井さん、中西さん、北米大陸横断の高繁さんに加えて4人のJACC(日本アドベンチャーサイクリストクラブ)の方と親しくお話させて頂く事ができました。

 今日はこんなお天気ですし写真の方は成果のないまま、話の種に波止浜(はしはま)港の水門を通って今治へ戻ろうかと思ったのですが、風はあるものの少し陽射しも出てきたので馬島へ渡ろうかと思いつきました。 
 来島海峡大橋へのアプローチから見た馬島です。 第二大橋と第三大橋の間、その名の様に馬、橋台になってしまった島なのです。 有人島で立派な民宿もあり車道が通じていますが、島民以外の車は下りる事はできません。 ただ自転車はエレベーターを利用して下りる事が可能です。 
 自転車道からは案内の類がないので判りにくいのですが、今治側からスロープがあり車道部分をくぐって反対側に出るとエレベーターがあります。 民宿の前を通り神社の横を抜けると対岸に今治市街を望む事のできる素敵な砂浜に出ます。 またここには干潮時には入って行く事のできる洞門もあるのです。 陽射しも出てきたので「自撮り」をしながら貸切のビーチでのんびり過ごしました。 
 と云った訳で本日の走行は53.4キロ。 「シクロの家」にはシャワールームもあるのですが、昨日は駅南のスーパー銭湯(「シクロの家」でタオルも付いてくる割引券が買えます。 )、今日は近くのレトロな銭湯「宝来温泉」へ、スーパー銭湯がちょっとぬるめなので、私はこちらが良いですね。 ところで「シクロの家」に2泊して明日帰途に就く予定でいたのですが、何か物足りません、明日明後日のお天気も良い様ですし18きっぷの期限も明後日まで、尋ねてみると明晩の空きがあるそうなので、もう1泊して明日も今治を起点に走る事にしてしまいました。 
 せっかくですから「シクロの家」についても紹介しておきましょう。 「シクロの家」はNPO法人「シクロツーリズムしまなみ」が運営するゲストハウスで、今治駅前にあります。 「しまなみ」を走るサイクリストがメインターゲットなので、サイクリングに特化した部分もありますが、四国と云う土地柄からお遍路の方もいますし、バッグパッカーの方もおられます。 私はあまり単車が好きではないのでライダーハウスの類は敬遠しているのですが、ここは旧知のムラマサ君が縁あって勤める事になって、親しくさせて貰ってます。 とにかく魅力は立地の良さと清潔さ、サイクリストにとってフレンドリーだと云う事ですね。 ただ単に走るだけ泊まるだけと云う人にはわずらわしい部分もあるかも知れませんが。 

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せとうちツーリング(2日目)

高根島にて

 今日は「しまなみ海道」を走って今治までの予定ですが、何れかの島の外周りコースを走って行くつもりです、ただ「自撮り」次第でどこをどう走るかは行き当たりばったり、前回は因島を東回り、生口島を南周りしているので、大三島、伯方島、大島のいずれかと云う事になるのですが。
 ところで尾道市街から尾道水道を挟んだ対岸の向島に渡るには普通は駅前渡船、福本渡船、尾道渡船の何れかを使う訳ですが、駅前渡船がその名の通り尾道駅から一番近く、乗船できるのは二輪車までで車は載ってきませんし、向島の水路の奥まで入って行くので尾道駅まで輪行で来て「しまなみ」を走る人には最も一般的です。料金は自転車と併せて110円、尾道渡船は同じく110円、福本渡船は80円で、朝6時頃から運行が始まります、料金はいずれも乗船後係員に直接払います。なお新ではない一般道路の尾道大橋の方は自転車は通行は可能ですが、歩道は狭くて走行が困難だとかで危険なので自転車は渡船を利用する様に勧告が出ているそうです。まぁ遠回りして30m以上も登ろうと云う物好きはそうはいないと思いますが。写真は左から尾道渡船、福本渡船、駅前渡船となりますが、福本渡船と駅前渡船の航路は交差しています(2015年10月撮影)  朝焼けの向島、因島を走り抜け生口橋の見える辺りのサークルKで軽く朝食休憩とします、まだ8時半です。  生口橋(写真左)を渡り瀬戸田へ、暫く考えて高根島へ渡る事にします、写真右は高根島へ渡る高根大橋、生口島が国産レモン発祥の地と云う事で黄色いのでしょうかね。
 昨日は「自撮り」する気にもならなかったのですが、高根島に渡った頃から陽射しが出てきました。 上から南岸から多々羅大橋をバックに、そして内の浦トンネル、以前は巣掘りのトンネルだったそうですが、昨年改修されて広くなっています。 海の見えるトンネル、巣掘りの時に来てみたかったですね。 下は瀬戸田水道を前に鄙びた漁港風景。 
 瀬戸田に戻ってしおまち商店街の中に「汐待亭」と云う店を見つけたのでお昼にする事に、店の前にスポーツバイクが何台かあったので他のお客がいるのかと思ったら私だけ、この季節の平日ですからね、聞けばシーズンは「しまなみ」を走る人で結構一杯とか、しまなみサイクルオアシスのお店で「自転車カフェ&バー」と云う事です、店内と云うか土間にサイクルスタンドが置いてあったり、アラヤのラーレーなどのカタログが置いてあったりする様なそんなお店です。「豚の角煮丼」をお願いしました、私的には煮玉子は少し温めておいてほしかったかな。

 生口島を後にし多々羅大橋を渡り大三島へ、通り過ぎるのもなんですので「サイクリストの聖地」やらに表敬訪問。大三島外回りは結構な距離になりますし、途中工事通行止になっていて完全な外回りはできない様なので今回はパスして伯方島へ向う事にします。 
 伯方島は外回り、即ち東回りする事にします。北岸からは多々羅大橋を南側から眺める事ができます(写真上)。外回りのブルーラインより更に外側に、北浦岬、木浦岬を巡るルートもある様なのですが、次のお愉しみにとっておく事にします。写真左下は北浦休憩所、右下は船折瀬戸の観潮台、潮位表が貼ってあって、丁度有津港の干潮時刻20分前とあって相当な流れで迫力があります、最大8ノットとか。 
 大島に渡った処でまだ15時、大島も外回りつまり西回りする事に、大島では自転車道は島の中央部を抜けて行くのですが、ダラダラとした登りが2度あるので、尾道から来ると気分的に結構堪えます。2つ前の大三島橋をバックに「自撮り」をして、来島海峡大橋を望む西岸へ。こちらからは6基の橋脚を一望にする事ができます。
17時には来島海峡大橋へ、この季節陽が暮れだすとあったと云う間です、大橋を越えれば今治市街まで6キロ余りです。    今治駅前のゲストハウス「シクロの家」には予定の18時前には無事到着。今は「シクロツーリズムしまなみ」のスタッフとして勤めているムラマサ君にカレンダーを渡して、本日のミッション完了。走行111.9キロ。 前夜 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 総括 2015年4月「天の邪鬼『しまなみ』へ往く」 2015年10月の「『延陽伯』号『しまなみ』を往く

せとうちツーリング(1日目)

 そこまでしなくともとは思ったりもするのですが、関西本線王寺駅0436発の始発に乗るために2時過ぎには桜井を出発しなくてはなりません、桜井の始発に乗ってもお昼には尾道まで行けるのですが、平日とあって大阪から神戸ともろに通勤時間帯に重なってしまうのです。昨夜からの続きで一睡もしていませんが、真っ暗とは云え勝手知ったる大和川沿いの道を突っ走り3時半には王寺駅に到着です、ここまで20.85km AVS22.5km/h。ヘッド(フォーク)抜き輪行とは云え1時間あれば余裕、となんと云っても慌てて輪行支度をして良い事はありません。トップチューブのプロテクタなんぞは先に巻きつけて走ってきました。ただ巨大なキャラダイスのサドルバッグを付けたままなので、前後のホイールが望ましい位置には収まってはいません。700Cと云う事もあってオーストリッチのE420輪行袋には厳しいかも知れません。しかしかなりコンパクトで実際サドルバッグなしならサドルを下げればオーストリッチのミニベロ用のちび輪に入っちゃいますし、ちゃんと入れれば自立もします。輪行は可能な限りコンパクトである事が鉄則、邪魔臭いから後輪外さない輪行なんて輪行する資格なし、ポジションを触りたくないとかシートピンを締めるにはトルクレンチが要るからとサドルを下げずに輪行袋から飛び出している足の長いお人は輪行なんかせんと走って行きなはれ。
 
 さて平日限定ですが王寺0436発にはミソがあります、ジョルダンの乗換案内で検索すると王寺0436→0511新今宮0512→0529大阪0558→0728姫路0731→0908岡山0913→1033尾道となるのですが、実際には大阪0534発の加古川行き普通に乗ると西明石で播州赤穂行が待っていて姫路0715に着いてしまうのです、これで18きっぷのシーズンには混雑するこの区間を輪行袋を提げていても悠々乗り継いで座って行けます。

 

 今回は1日目に鞆の浦を回って尾道へ行こうと考え最寄の東福山で下車します。改札を出て駅前で適当なスペースを見つけて輪行支度を解いたまでは良かったのですが、大変な事に気が付きます。マウンテンスミスのランバーバッグ(ヒップバッグ)を車内に忘れてきたのです、途中から子供連れが乗り込んできて網棚に載せたのが仇に。幸い中身は着替え類と携行食だけ、貴重品や自転車が走るために必要なものは全く入っていません、いかんせん輪行袋とかを押し込むスペースがサドルバッグに残ってませんが、そこはデジイチをフロントバッグから取り出して担げばなんとか、昨日買ったホールド性の良い「忍者ストラップ」が役立ってくれます。とにかく駅事務所へ行って申告、件の列車はまだ三原へ向って走っている途中で、20分程で車掌さんが所在を確認してくれて荷物は糸崎駅預かりと云う事に、急がないのなら尾道駅で受け取る事もできるそうですが、1駅先ですし「18きっぷ」もあります。
 と云う訳で時間にはまだ余裕もありますし、予定通り鞆の浦へ向う事にします。無事に走り出せた処で今夜の宿を確保する事に、「じゃらん」で前回も泊まった尾道の「ビュウホテルセイザン」を、標高110mの山の上ですが、訳ありルームとポイント利用で3,700円(税込)也。
 
 お天気が今一つだった事もありますが、正直云って鞆の浦はどうって事もなかったです、室津や坂越の方が良かった様な。 それでも一通り回って、時間も時間なのでどこかで食事をする事に、うろうろしていると「鞆の津+Cafe」と云うお店があったのでそこへ、何やら「きのこあんかけオムライス」と云うのが、最近オムライスづいているのでそれを、う~んオムライスと云うより天津飯やねこれは。
 
 福山から鞆の浦までは結構車も多かったのですが、その先沼隈方面は比較的車も少なく快適に走れます。途中「境ヶ浜マリーナ」で「せとうちサイクルーズPASS」を貰います、アンケートを記入しこれで瀬戸内の殆どの航路が割引になります。マリーナのレストランのシーフートパスタが美味しそう、かなり高いけど。 それはパスして向島へ渡る歌港へ、途中無人販売の100円のみかんを発見、いよいよ荷物をいれる場所が、幸いフロントバッグの底にクッションを兼ねて100均のナップザックを入れてあるのを思い出して、もう1袋買えたかな。
 
 フェリーと云っても目と鼻の先、「サイクルーズPASS」で自転車込み100円也でした。
 
 向島は昨年10月にウロウロしたのでロクに確認もせずに適当に走っていたらきっちり遠回りしてしまいましたが、尾道渡船の乗り場に到着、尾道渡船は駅から少し離れているので「しまなみ」を走ろうと云う人はあまり利用しない様ですが、ブルーラインはここからもスタートしています。向島(兼吉)側には大林宣彦監督の新尾道三部作の「あした」の呼子浜待合所のロケセットが移築保存されています。渡船に乗ると今夜の宿の「ビュウホテルセイザン」はなんと云うか頭上に見えます、隣の天守閣は「尾道城」、と云っても歴史的に意義のある城郭でも何でもなく、民間の博物館で現在は閉鎖され廃墟となっています、心霊スポットとか。
 
 尾道駅まで来た処で、忘れ物を取りに行かなければなりません、隣の駅なのですが結構交通量の多い国道を走らざる得ませんので、18きっぷもある事ですし、asuka号を駐輪場にしっかり括り着けて電車で往復する事にします。 ところで輪行で尾道へ来た人はご存知でしょうが、尾道駅には「自転車組立場」と云うのがあります。
 
 無事に荷物を受け取って尾道駅に戻り、商店街の中にある尾道ラーメンの店に適当に入り夕食にします。ビュウホテルセイザン」までは徒歩で600m程の距離なんですがそれは延々と階段を登ってでの話、車道では北側へ大きく迂回して2.4kmの道のり、前回は非力な「延陽伯」号で騙し騙しそれでも押さずに登ったのですが、今回はasuka号で一気に登り切りましたが、もう少し腹ごなしをしてから行くんだったと、吐きそうになりましたよ。 立地条件から決して自転車向きではありませんし、屋根のある駐輪スペースがありません、部屋に持ち込む事も輪行袋に入れる事が条件の様です。私はサドルカバーだけしてしっかり鍵を2つ柵に固定しましたが。ホテル内にはレストランそれもタイ料理店が、と云うよりホテルそのものが何故かエスニックな雰囲気なのです。何しろ山の上ですから回りにはなにもありません、飲料はともかく食事や買出しを済ませてから登ってきて下さい。ホテルの建物は結構古いのですが清潔に保たれています、エレベーターが結構なシロモノで、もしや階表示はニキシー管、ではなかったです。フロントが4階にあたり、関西人には高野山や吉野山でおなじみのパターンです、エレベータのボタンをつい間違って押してしまい開閉動作を繰り返すと云う例のパターンにハマります。と云う訳で決してサイクリストには一押しではありませんが、不便を補っても余りあるのが客室からの眺め、尾道水道を一望できます。なお安価なドミトリーもあります。
 ところで格安の訳ありルームと云っても窓の外が心霊スポットの尾道城なんて訳ではなく、空調設備の音がうるさいとの事です、10月に泊まった折は全く気にならなかったのですが、やはり季節柄多少うるさい様ですが殆ど気にする事なく休む事はできました、第一昨夜から徹夜ですもんで。本日の走行、王寺までの自走を含んで66.0キロ、18きっぷで5,150円分乗車。 でわおやすみなさい。
 

前夜 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 総括

 2015年4月の「天の邪鬼『しまなみ』へ往く」はこちらから
 2015年10月の「『延陽伯』号『しまなみ』を往く」はこちらから
 

せとうちツーリング(前夜)

 急遽と云う訳でもないのですが、1/14までが有効期限の「愛顔のえひめ旅行券」が5,000円分残っているのと1/10までの「18きっぷ」を使って「しまなみ」他へ向かう事にしました。18きっぷで行っても尾道へはお昼には着けるので、今治までの約75キロは走って行けない距離でもないのですが、走るためだけに走る事は良しとしないので、今回も1日目は尾道泊として、2日目から今治のゲストハウス「シクロの家」に2泊する3泊4日の日程で向う事にします。「シクロの家」はドミトリーが1泊2,500円(冬は別途暖房費200円が必要ですが)ですから、既に元を取っている「えひめ旅行券」で賄えますので、例によって安上がりなプランです。 1日目の午後は鞆の浦でも回って、2日目に「しまなみ」は未踏の外回り。即ち裏街道をを「自撮り」しながら行く事にしますが、「自撮り」しながらと云うのはなかなか時間が読めないので行き当たりばったりです、そして3日目に「シクロの家」をベースに高縄半島の先っちょでも回ってみようかと、その後は未定ですが「とびしま」を走って呉線沿線から帰ってくるのが私の定番です。
 ところで「愛顔のえひめ旅行券」は昨年8,000円分の宿泊券と2,000円分のサイクリング券のセット10,000円分が5,000円で限定発売されていたのですが、サイクリング券の使い道が限られているせいか年末にヤフオクで投げ売りされていましたね。 幸い私は「シクロの家」でなんやかやと使いきってしまいましたが、今年もあるのかな。
 

 昨年10月は24吋の「延陽伯」号で行ったのですが、今回はasuka号で行く事にします。ところが暮れにマッドガードの交換をしていたらクラウン部分で不都合が、名古屋の「新春ラン」はそのまま出掛けたのですが、さすがに今回のツーリングには不安があるので、先月頼んでおいたつまみ付きのアーチワイヤーが入荷しているとの事ですし、ハト金具を買いに大阪の「ナニワ銀輪堂」まで往復してきました。ついでコンデジ用のケースを物色しにビッグカメラに立ち寄ったら、忍者ストラップがカラーによっては格安だったのつい買ってしまう事に。  せっかく大阪へ出たのですが明日があるのでシラフで帰ってきましたが、アーチワイヤーの交換とマッドガードの修理をして明日の準備をすませ、夜中の2時過ぎには出なければならないので結局は徹夜になってしまいました。 まぁ半日電車に乗って、午後からのんびり走るだけですから大丈夫でしょう。