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月例 東吉野サイク

津風呂湖畔にて

 1月こそ行けませんでしたが、先月18日に続いての東吉野サイクです。
 例によって芋ヶ峠で吉野へ、崩落箇所もその手前の倒木も未だ手付かずの状態です。
 今日は真っ直ぐ吉野川河畔へは下らずに、昨年10月以来の津風呂湖へ向かいます。以前から何やら工事が行われていた場所には「津風呂村懐古」と云う石碑が、ご存知の様に津風呂湖は人造湖で津風呂村と云う村は無かったのですが、龍門村津風呂と国栖村入野(しおの)の数十戸がダム湖の底に沈んでいます。
 入野の桜並木はまだまだこれから、少しR370を走り入野トンネルを抜けて国栖(くず)の家並みを見下ろします。
 東吉野村域に入り、いつもなら高見川に沿った県道小村木津線に入るのですが、今日は平日で「よしの庵」も「麦笑」も休みですので、珍しく鷲家(わしか)経由で谷尻(たんじり)を目指します。鷲家には新しく「小さな道の駅 ひよしマルシェ」と云うのがR166沿いに出来ています、中には東吉野村初のコンビニが、黒滝村の道の駅同様ヤマザキショップで、営業時間は0630~2000。
 さて東吉野村谷尻(たんじり)柿木平、いつもキャンプでお世話になっている古民家カフェ「月うさぎ」ですが、この夏にはあたらしい場所に移転する事になりました。恒例の「月うさぎキャンプ」、次回は4/28~30に予定しているのですが、恐らく谷尻では最後の「月うさぎキャンプ」になるかと。グループでのキャンプにはとても恵まれたロケーションだったのに残念ですが、滝口さん一家が暮らすには過酷な環境です。
 新しく「月うさぎ」が移るのは一谷峠の北側、宇陀市菟田野岩端(いわはし)、県道31号の三叉路を東へ約800m程登った集落の外れ(三叉路からの標高差35m程)にある古民家、里山の中の素晴らしい環境です、今までの「月うさぎ」より標高で100m程低いとか。ただ以前の分校跡と云うロケーションではないので、現状ではグループでのキャンプが行える様な場所ではないのです。
 いつもの芳野川沿いのルートを走り、笠間辻から女寄(みより)を下り無事帰投、本日の走行88.5キロ。

 

 

さんぽdeサイクリングin天理

 ツーリングの愉しみはプランニングから、走るルートは自分で決めるのが身上の私は、自転車イベントには殆ど参加しないのですが。今日は天理市を中心に25ヶ所のポイントを回る「さんぽdeサイクリングin天理」に参加してきました。いわゆるスタンプラリーなのですが、その25ヶ所は当日発表、それぞれのポイントを実際に回らないと判らないだろう設問に答える必要があります。ポイントを15ヶ所以上回る事で完走証が貰え、各ポイントに付いた点数の合計で賞品が貰えるそうです。参加費はグループが1,800円、個人が2,000円、入賞賞品はグループ単位との事です。
 スタートは天理市役所前、受付を済ませるとポイント他を記した地図が配られます。25箇所のポイントには必修ポイント2ヶ所と賞品の貰えるお宝ポイントが1ヶ所含まれています。その他にお菓子などが貰えるグルメポイントが2ヶ所あって、引換券が付いています。私の予想ではポイントは天理市内では端っこの二階堂の地蔵堂とか福住の氷室等が入ってくるかなと思いきや、桜井市や田原本町の5ヶ所が含まれていて、なんと桜井市では「笠そば処」(標高約500m)が。地元の利で「西山古墳」とか幾つかを除くポイントの場所は特定できたので、如何に効率よく回るかが課題になります、とにかく「笠そば処」はパスする事に決定、「桃尾の滝」と「天理ダム」は後回しにして、とにかくまず15ヶ所を先にクリアする作戦でコースを決めます。(すみません、マップの写真は横着してSORAさんのブログから拝借しました。)
 90組近いエントリー、総勢180名程の参加者があったそうですが、知った顔では地元も地元、天理市民のSORAさん、郡山のO氏一族、はるばる三重県からTABOOさんのグループの姿が見えます。ゴールで知ったのですがアリオリドスの竹元さんも参加していました。しかし参加者の大半は今風のロードバイクか小径車、マッドガードの付いたラ系の自転車は見当たらず、私一人。走らなけらばならないコースの距離やダートや石畳のあるだろう道路状況を考えると最良の選択なのですがね。
 主催者からの説明と注意事項に続いて、なんと天理市長のご挨拶、2期目ですが39歳とか、天理大学とかがあって若い人が多く生き生きとした町ですが、その辺を含めて桜井から見ると羨ましい次第です。
 さてスタートです、レースではありませんので、混乱しない様に適当に区切ってスタートさせて行きます。(Photo : SORAさん)



 コースですが、とにかく集団からは離れたいので急ぎ上ッ道を南下して丹波市から始め、一気にお宝ポイントの「長柄総合運動公園」と「大和川左岸の「はせがわ展望公園」(田原本町)を回りますが、展望公園ではクイズの答えを出すために展望台の4階部分まで登る必要があります。
 柳本界隈に戻りまずは防空壕跡へ、殆どの人は知らないだろうポイントですが、クイズの設問は「西南側の防空壕の柿の木の数は?」おいおい。柳本駅と黒塚古墳をまわってグルメポイントになっている「だるまのパン屋さん」へ、袋に沢山のクロワッサンとカステラが、これで充分半日走れそうです。この後、桜井市域まで南下し纒向(まきむく)古墳、箸墓(はしはか)古墳、大神(おおみわ)神社界隈を巡ってから、山之辺の道を北上する作戦です。

 山之辺の道、竹之内環濠集落近くでは今年も菜の花畑が。

 夜都伎(やとぎorやつぎ)でノルマの15ヶ所をクリアして天理市街を抜けて櫟本(いちのもと)界隈へ、その後少々コースミスをしてしまい廃墟になりかけているシャープの天理事業所に阻まれてしまい、やむなく迂回しましたが、12時37分には「白川ダム」で20ヶ所目を達成、ゴ-ル時刻は14時半から15時半ですので余裕で「桃尾の滝」と「天理ダム」(標高273m)を回って帰って来れる計算です。
 激坂もありますが「桃尾の滝」と「天理ダム」と必修ポイントの「石上(いそのかみ)神社」を回って天理市街に戻り、もう一つのグルメポイント「倭の里」へ、幾つかの和菓子を選んで頂く事ができます。
 ゴールは天理駅前、最後のポイントで24ヶ所をクリアして14時20分にはゴールしてしまいました。これなら「笠そば処」も回れたかな。



 ゴール締め切りの15時半を待って順位発表との事なのですが多少手こずっている様です。25ヶ所の内24ヶ所を回っている訳ですから、それなりの順位が付くはずですが。何やら様子が変です、順位をアナウンスした女性スタッフが30位からの参加者を10位からと紹介して商品を渡し始めていたのです、間違いは間違いで仕方がないのですが。改めて発表された私の順位が9位、同得点がいますので6位タイと云う事なのですが、ポイント個々に付けられたユニークな点数を加算した得点合計、後1ヶ所残した私が53点は良いとしても、上位に56点、58点、59点と3段階存在します。そうなると「笠そば処」以外を選んだ組が2組存在するか、得点計算の基礎となる15ポイントの選択がランダムみ行なわれたか、私のクイズの答えが間違いがあったとしか考えられませんが、どうもクイズは全問正解の様です、しかし横に「ABCAB」と並んだ答え、安直としか云えませんね。
 所詮スタンプラリーと云うゲームイベントですから、順位は二の次なのかも知れませんが、ロゲイニングに似たこういったラリーは短時間にコースを選んで状況判断をして行くと云う頭脳ゲーム的な愉しさや意義もあるはずで、獲得ポイントを評価する事が当然であるべきです。日頃レースまがいのイベントを主に行なっている主催者が、所詮ゲームイベントだよとエエ加減な舐めた運営をしている様では困ったものです。「ならクル」が中心となって行なわれた「ツールド紀伊」や「ならスタンプラリー」がその後続かなかったのも、何かやってれば良いなんてお役所仕事でイベントに魅力を持たせられなかったからに他なりません。また限られた時間と範囲で多くのポイントを回る事は事故の原因となる事も充分考えられますが、しかし15ポイント以上幾ら回っても同じですよと、事前のアナウンスがなければ、何の抑止効果もありません。
 それなりの参加者もあり次回もある様な話を耳にしましたが、正直云ってこれではねと云う印象しきりで、同じ事を繰り返すならお勧めもできません。同様に参加した地元のSORAさんもブログで幾つか意見を述べていますが、私としては採点基準を明朗にして正確にして貰いたいものです。どだい15時半ゴールですぐに順位発表なんてタイムスケジュール、端から無理でしょう。
 グループ参加ではポイントを分担して回る事はロゲイニングでは行なわれる事なので不正とは云えないのですが、これを認めた上で個人参加とグループ参加では評価基準を変える事が必要なのでは。それでも不正は可能なのですが、そこは参加者のマナーと云う事で。
 私は一人だったのでお店等で食事は採らなかったのですが、後援として自治体が参画している以上、地元にお金を落として貰いたいもの、グルメポイントに協賛して頂いたお店以外に割引券など発行して食事のできる場所を紹介して貰えれば良かったかも。
 な訳で不満もありましたが、私の知る範囲でも参加した方々はそれなりに愉しんでおられた様で、自転車イベントと云えばがむしゃらに走らせるレースまがいのイベントばかりの中で、2,000円と云うお手軽な参加料で2ヶ所のグルメポイントでのパンや御菓子、コースを考える愉しさ、地元とは云え再発見もあり、家族やグループで頭とチームワークを使って愉しめるこう云ったものがもっと普及する事を期待したいものです。
 ゼッケン代わりに配られたサコッシュ、他でもあるのか知れませんが、なかなか良いアイデアですね。実際規制のない公道をゼッケンを付けて走る事は警察が良い顔をしなかったかも知れません。古くは1998年から行なわれていた「さくら道ネイチャーサイクリング」でも岐阜県警かがOKしなかった前例もありましたしね。
 本日の走行、集合場所までの往復約20キロを含めて82.6キロ、思いの他走り回った一日でした。

 

 

今年の福寿草サイク

 この季節恒例の「福寿草サイク」、五條市西吉野町津越の自生地へ行きます。最初は2/25の予定だったのですが、天気が思わしくない事もあって延期、福寿草と云うのは陽射しがないと花が開いてくれないのです。
 集合場所は五條病院前の吉野ストア前に9時、開店を待ってお弁当を買って現地で広げる段取りです。自宅から約27キロの道のり、丁度7時に出発、明日香村を経て高取町から県道120号とR24を行きます。
 集合場所に集まったのでは4名、輪童さんと昨日もご一緒したsetoさんとkitanoさん。五條からは五新線跡に沿って南下、生子(おぶす)の手前から丹生川沿いの旧街道を行きます。
 旧街道は軽自動車が通れる位の幅員があったのですが、崩れてもほったらかしの状態が続いて現在は旧西吉野村との境界前後が通行止になっています、自転車なら担ぐまでもなく推して通行する事が可能で、昨年10月にも4サイドでも通りました。
 賀名生(あのう)バス停跡で小休止、映画「萌の朱雀」では恋野バス停と云う設定でした。近くには有名な賀名生梅林があるのですが、今年は少し開花が遅いかと。
 向加名生(むかいあのう)から少しR168を走らなくてはなりません、後ろの橋は五新線の遺構です。
 城戸(じょうど)から県道20号に入り、今回は陰地(おんじ)経由の道へ取り付きます、県道から津越までは標高差250m、激坂の連続に推しも入ります。
 まぁ写真でも撮りながらのんびり行きます、今回は4人どもミラーレス持参。標高の高い処ではまだまだ蝋梅が見られます。
 自生地は称名寺と云うお寺の傍にありますが、ここまで来れば後一息、写真右の後ろのお宅は「萌の朱雀」でデビューした尾野真千子さんのご実家だったりして。
 称名寺、なぜか山門が無くなってますね。自生地、自転車を入れて撮れる様なロケーションではないのが残念。
 門前をお借りしてお昼にします。福寿草目当ての車が時々登ってきますが、なかなか車でここまで登ってくるのも道が道だけに大変でしょうね。


 津越の後、もう一つの自生地のある大峯へ向ったのですが、猪垣のフェンスが設置されて近寄る事ができませんでした。


 県道まで下り十日市までご一緒した後、このまま県道を樺の木峠に向う一行とお別れして、丹生川沿いに県道138号赤滝五條線を行く事にします。


 道の駅「吉野路黒滝」に立ち寄るとO嬢とばったり、反対にこれから賀名生へ行くそうです、おニューのピンクのデローザを入れて一枚。
 黒滝村からの帰路は地蔵トンネルを抜け、先週も来た才谷から県道257号才谷吉野山線へ入り、吉野山へは登らす脳天さんへ下ります。さて何処を越えて帰ろうかと思案した挙句、長い事通っていない旧い鹿路トンネルへ、吉野側は超激坂で知られる県道37号の旧道区間、案の定推しが入ります、吉野からの帰りに使うルートではない事を再認識しただけの様な。鹿路トンネルは激坂の他にも出るとか焼身自殺とか話題に事欠かないトンネルですが、路面がアスファルトで改修されていました。吉野町の三津集落へアクセスが桜井市側からの方が良く、吉野町三津の郵便は桜井局が受け持っている位で、旧トンネルが健在な訳なんでしょうね。トンネルを抜ければ桜井までは下るだけですが、後半の遠回りが効いて本日の走行106.0キロ、結構くたびれました。


 例によって写真をうちのHPにアップしています。 [BYCYCLE]→[ツーリングの記録]→[2018]と辿って下さい、大きなサイズの画像もダウンロードできます、参加者の方は再利用して頂いて結構です、一部に輪童さん、kitanoさんの写真を拝借しました。 なお認証が必要です、パスワードをご存知でないとご覧になれませんのであしからずご了承下さい。 ログイン名は’2018’、パスワードは2018年の卓上版「CanCan謹製カレンダー」の裏表紙右下の黄枠内の数字です。 なお3月末まで2017年のパスワードも使用可能です。

 

 

 

 

おっさんばかりの雛祭りラン

 奈良県高市郡高取町「町家の雛めぐり」にて

 今日は乾さん主催の「ひな祭りツィード乱」に参加してきました。毎年3月に高取町土佐の古い町並みで行われている「町家の雛めぐり」へレトロなファッションでポタリングする企画です。自転車もランドナーと小径車が中心、私は延陽伯号こと片倉シルクグロワール24で、ただツィードファッションの用意はないので、ハンチングとニッカだけツィードで参加させて貰います。別にツィードでないと駄目よなんて事でもないのですが。車載組の集合場所は橿原運動公園の駐車場、dendenさんは竹之内峠を越えて自走。
 京都からの輪行組とは橿原神宮前駅に近い橿原市博物館で合流する事になり、モゼールさんの案内で新沢千塚古墳群の中を抜けて行く事に。
 道中「cancanさ~ん」と呼ぶ声、バリバリのローディの集団を率いるまんま兄さんが手を振ってます、久しぶりにお元気な姿を拝見しました。交差点を挟んでツィードランとチームまんまの皆さん、妙な光景だったでしょうね。
 さて無事に輪行組のWI-FujiさんとNBsunに合流、なんと「雛めぐり」はまったく色気なしのおっさんばかり12名になりました。
 お昼はどうしようかと云う事になりましたが、節句で土曜日とあって土佐街道沿いのお店は一杯でしょうし、広場では何かしらイベントが行われているいる様ですので、土佐街道への入り口の吉野ストアで弁当を買って、近くの明日香村多目的グラウンドで頂く事に。ゲートボール場の隣におあつらえ向きの四阿があります。

 さて食後再び土佐街道へ戻りますが、推し歩いていたらなんと私がパンク、皆さんには先に行って貰ってお寺の門前でチューブ交換していて、お雛さんの写真は撮れず仕舞い、setoさんとなかおさんから写真を拝借しました。
 お昼過ぎには一通り回り終え、午後はなかおさんの強いリクエストで「4season」へお茶しに行くとの事ですが、あまりに早すぎるので明日香村を一回りする事に。 
 鬼の雪隠~亀石~石舞台~稲渕の棚田~入鹿の首塚~大官大寺跡と回ります。写真は石舞台を只で見下ろせる高台にて。

 

ツィードランの一コマ (Photo : setoさん)

 結局15時までには「4season」へ、ローディ御用達のお洒落なお店も今日はおかしな集団が占拠。1536にはお店の前で一応解散、NBsunも走り足りないかして自走で帰途に、私も輪行組を大和八木駅までお送りして帰途に就きました、本日の走行46.4キロ。
 例によって集合写真を含む「ひな祭りツィード乱」の写真をうちのHPにアップしています。 [BYCYCLE]→[ツーリングの記録]→[2018]と辿って下さい、大きなサイズの画像もダウンロードできます、参加者の方は再利用して頂いて結構です。 なお認証が必要です、パスワードをご存知でないとご覧になれませんのであしからずご了承下さい。 ログイン名は’2018’、パスワードは2018年の卓上版「CanCan謹製カレンダー」の裏表紙右下の黄枠内の数字です。 なお3月末まで2017年のパスワードも使用可能です。

2月27日の日記

 今日はお天気も良い事ですし、献血に郡山まで走って行く事にしました。まずは西に向かって大和高田へ、葛城川に突き当たった処で飛鳥葛城自転車道へ入り進路を北に。

 飛鳥葛城自転車道、並木の桜が愉しみですね。写真を撮ったりしていると、Rさんからメッセージが、少し時間があるので走りませんかとの事。

 御幸橋で大和川を渡り富雄川沿いの奈良自転車道を行き、途中から血液センターのある筒井駅の方へ。

 献血を済ませてR25を西へ、再び富雄川沿いにでてRさんと合流します。奈良自転車道で郡山市街へ入り、京奈和自転車道にもなる佐保川沿いの大和青垣自転車道へ、現時点での南端になる三郷橋まで南下し、下ッ道を八木までご一緒しお別れしました。
 写真だけみていると奈良県って川沿いに自転車道が良く整備されている様に見えるのですが、実際のところはネェ、上手く繋いで走ろうとするとそれなりのノウハウ?が。本日の走行69.2キロ。

 

 

 

Wajinさん一行の吉野サイクへ

 下市町 秋野隧道にて

 今日はWi-Fujiさんのお誘いで奥美濃C.C.のWajinさん主催のサイクリングに1日だけ参加してきました。橿原神宮前駅に集合し黒滝村の「森の交流館」に泊まる1泊2日のサイクなのですが、明日は西吉野へ恒例の「福寿草サイク」の予定がありますので、ご挨拶がてら今日一日お邪魔させて頂く事に。
 ところで機材なんですが、Erbaロードや延陽伯号でと云う訳にも行きませんので、事故後のasuka号を急遽ハンドル廻りだけは修理、変形したマッドガードの方はとりあえず以前使っていた多少マシなのを取り付けて出掛ける事に。
 集合場所は橿原神宮前駅西口に10時。地元の人なら判るでしょうね、悪い予感が。西口にはすぐそばにコンビニがあると云うのが東口でも中央口でもない理由らしいのですが、実は橿原神宮前駅から近鉄南大阪線の隣の駅はなんと橿原神宮西口と云う名前なので、遠来のお客さんでなくとも間違う可能性が。案の定わざわざ西口駅へ向って下車した方が、隣の駅ですから走ってきても知れているのですがね。と云う訳で面子が揃って主催者の挨拶が始まったのは1022、黒滝村までのコースは当初明日香村から芋ヶ峠だったのですが、昨年秋の台風禍以来一応は通行止、計画通りその芋ヶ峠へ向かう人も若干名いるのですが、集団での突破はまずいと云う事で本隊は薬水経由でと云う事に、その本隊をWi-Fujiさんと私がご案内する事に。
 まずはR169の反対側、近鉄吉野線の西側を南下しますが、京都のWi-Fujiさんもなんでこんな道知ってるのよ。
 飛鳥駅前から高取町へ越えて県道120号五條高取線へ入りレトロな吉野口駅前で小休止。
 奉膳(ぶんぜ)の狭い村の中を抜けて薬水拱橋(きょうきょう)、吉野鉄道時代に作られた煉瓦造りの2連アーチ橋で土木遺産にも指定されています。
 続いて薬水の地名の由来となった弘法大師所縁の井戸へ。この後R309と近鉄吉野線に挟まれた旧い道を登って行きます。結果的に車坂峠より高い処まで登らなければならないのですが、車に煩わされる事なく走る事ができます。
 お昼は何処でと云う事になったのですが、これだけの人数が入れる処はそうありませんし、大淀のオークワで弁当でも買って貰って吉野川の河原でもと思っていたのですが、買い物を済ませて出てくると、駐輪場で店を拡げている気の早い人がいます、と云う訳で一同が駐輪場で頂く事に。そして車坂で前輪がバーストして走行不能になった方がいて、車で伴走していたWajinさんの自転車のを拝借してとりあえず走れる様になったのですが、隣のホームセンターでハチサンのタイヤを無事入手する事ができた様です。
 1248オークワを後にしますが、車坂で迷子になった人がいる様です。
 千石橋で吉野川を渡って下市町に入りますが、ここで超ベテランakutaさんがパンク、下市口まで輪行してきたメンバーもいた様で、橋の南詰で待機しますが、先の迷子は吉野山へ向ったとか、一体何人で走っているのか全く把握できていません。現地集合の人もいるのですから、とにかく目的地の宿へさえ着けば良いのでしょうが、携帯電話あればこそです。
 下市町の千石橋南詰から黒滝へはR309一本、ただ広橋峠への旧道はともかく新しい道は交通量も多く自転車向きでありませんので、県道48号洞川下市線で地蔵峠を越えるとの事、Wi-Fujiさん曰くそれも下市の街の中を通らずに下市町阿知賀から立石に越える秋野隧道経由で行くとの事。この町道は黒滝からの帰途に利用する定番ルートではあるのですが、南行きに使った事は一度もありません。吉野川左岸の県道39号五條吉野線を少し東へ走るのですが、案の定分岐を見落として少々オーバーランしてしまいました。途中行者の滝と云う名前の割には大した事のない滝の前で一息入れますが、隧道の手前は南側同様結構な坂になります。
 県道48号に下ったのが既に14時前、車の少ない快適な道を地蔵峠(地蔵トンネル)へ向います、これからは一本道ですので後ろへ回って写真を撮る余裕も、だた私は日帰りですのでそろそろ引き返す事を考えなくてはなりません。
 幸い上立石あたりで地元の摩耶さん(写真右)が合流してくれましたので、才谷の分岐でバトンタッチする事に。僅か4時間程でしたがご一緒した皆さんとお別れして県道257号才谷吉野山線経由で帰途に就く事に。
 県道257号の途中から脳天さんへ下れば楽なのですが、先月14日に走ったばかり、吉野山へ少し登り返す事に、「静亭」の見える処にでますが、時間がありませんので蔵王堂へと下ります、桜の時期が嘘の様な静かな吉野山です。
 吉野神宮を過ぎてから県道15号で下るつもりが、通行止でしたので、県道167号吉野神宮停車道線で下ります。再び吉野川左岸の県道39号に入りますが、今度は西向きで向かい風の苦しめられる事に、どうにか1512椿橋到着。
 問題の壷阪峠ですが、南側の拡幅区間の手前、以前にも崩れた部分の少し上で路盤が谷側に崩れています。通行止でなくてもそうなんですが、まったく車がとおらなくなったので、前後もかなり荒れています、通行止の看板の肩に車両と書かれているのは、このルートが大淀古道でハイカーの利用があるからでしょう、そうなると万が一の事故の再に、道路管理者の責任が曖昧になりますね、さて自転車は車両ですから自己責任で。しかし芋ヶ峠もここも過去の例からすると復旧には相当の時間が掛かる(ほったらかし)と思われます、サイクリストにとっての吉野と国中との重要なルートですので、なんたら自転車道の整備よりも早期に復旧して貰いたいものです。
 壷阪峠を下ると高取町、来月1日から恒例の「町家の雛めぐり」が行なわれるのですが、観覚寺なかよし広場のジャンボ雛は既に出来上がっていました。来週3日には乾さんと一緒に伺う予定にしています。
 走行64.7キロ、暗くなる前に無事桜井に帰投しましたが、明日予定していた五條市西吉野町津越への「福寿草サイク」、天気は午後から崩れるとの予報に輪童さんは早々に中止宣言を。
 1日だけのゲスト参加ですが写真をうちのHPにアップしています。 [BYCYCLE]→[ツーリングの記録]→[2018]と辿って下さい、大きなサイズの画像もダウンロードできます、参加者の方は再利用して頂いて結構です。 なお認証が必要です、パスワードをご存知でないとご覧になれませんのであしからずご了承下さい。 ログイン名は’2018’、パスワードは2018年の卓上版「CanCan謹製カレンダー」の裏表紙右下の黄枠内の数字です。 なお暫くの間は2017年のパスワードも使用可能です。なお行事の性格上、お付き合いのない方が映り込んでいる場合もあります、不都合のある場合は連絡を頂ければ、対応させて頂きます。

 

 

今年最初の東吉野サイク

 今日は予定していた「千早赤坂パスタポタ」がコースリーダーのofはやま氏の事情で中止になってしまい、せっかくのお天気に行き場を失ってしまいました。それなら今年まだ行っていない東吉野村へでも行こうかとFacebookで募ってみると、らくさんこと4040のYさんが吊れちゃいました。ただ機材の方がasuka号受傷のままですのでErbaロードでとなるので、多少雪の残り具合とかが心配になるところです。
 らくさんとは明日香村のセブイレで9時に落ち合い一応通行止めの芋ヶ峠へ向います、吉野側の崩落箇所は相変わらず手付かずのままですが、新たに手前で倒木で二輪でないと通れなくなっています。
 清清しい空気の中を快調に飛ばして東吉野村へ、「よしの庵」もまだ冬季休業中ですし「麦笑(むぎわら)」でパンを買ってイートイン座敷で頂きます。縁側が気持ち良さそうです、ってじっとしているとまだ寒いですが。
 「麦笑」を後にし、高見川沿いに県道221号小村木津線を遡って行くと…

 四季を通じて何度も走っている道ですが、まわりに雲一つない高見山はそう観られるものではありません、そこに一筋の飛行機雲が…
 この先一谷峠には雪が残っているそうですが、暖かい陽射しで凍結部分はもうないだろうと、いつも通りに県道251号谷尻木津線へ、木津の集落の中の道を行きます、ちょっと判り難い道ですが、私にはお馴染みの「自撮り」ポイントです、今日はらくさんにモデルになって貰います。

 さすがに日影はロードには厳しいです。
 無事に一谷峠に到着、峠の北側も思った程でもなく、岩端に下ります。ただそこからの向かい風が些か堪えました。女寄峠を下った処でらくさんとお別れし、旧街道を走って「4’season」へ。

 丁度、おださん他が居合わせたのですが、なんでも高見山に登っていたとか。その高見山からの下界の風景、写真は(大月さんブログから拝借しました。
本日の走行88.0キロ。

 

 

 

 

2月15日の日記

 朝から東吉野村を舞台にした映画「東の狼」を観に行ってきました。なら国際映画祭の映画制作プロジェクトとして昨年東吉野村を中心にロケが行なわれていたのですが、今月3日からロードショー上映が、と云っても、関西ですら大阪府2館と奈良県1館のみなのです。監督はC.M.キンテラと云うキューバ人監督、プロデューサーが「萌の朱雀」の河瀬直美、主演は最近では「村の写真集」の藤竜也。
 正直云って「萌の朱雀」以外の河瀬作品ってあまり趣味じゃないんですよね、往年のナイズガイの藤竜也の好演は評価できるけど、その辺も含めて「村の写真集」の二番煎じの感も否めないなと。東吉野村を良く知る者にとってはロケ地探しに興味が、冒頭の空撮、高見ループですねぇ、高見峠の三重県側。その後に小(おむら)が映りますが、「麦笑」になっている古民家の屋根が判ります。なんとコンビニは桜井市飯盛塚のヤマザキショップですね、他村内のあちらこちら、トンネルが判らないのですよね、一瞬吉野町三茶屋の上の小名隧道かなとも思ったのですが、違うな宇陀市のどこかかな。な方向に興味が行って、何が云いたいのかよう判らん映画でした。
 映画の後、丁度お昼どきですので「よろづ」へ、今日はサービスではなくとんかつ定食を、おまけに夜はカツカレーにしようと、1枚余分に揚げて貰います。お替わりもして満腹でご機嫌、いつもなら八木周りで帰るのですが、岡寺駅まで南下して県道155号を走って、明日香村のチネリ怪人VIVVAさんのお家の前を通り「めんどや」の前から奥山へ、珍しく県道15号で桜井へ、山田寺の処の小さな峠を登っていたのですが…
 突然、左側の家から出てきた軽四と体が接触、ふらついて転倒。asuka号は左ブレーキレバー回りの変形が傷が、もちろん警察に来て頂いて事故処理を。その場では体の方が右膝を擦りむい他には問題なさそうで、自力で帰途に就いたのですが、走り出すとマッドガートが変形してしまっているのと、右の手袋の腹側が大きく破れてしまっていて、少し傷が。asuka号の被害も知れていて見た処自分で治せる範囲、修理に持ち込む手間暇、見積もりをとって修理する期間を考えると、納得に行く金額をさっさと出して貰えるのなら、物損事故でも良かったのですが、夜になる痛みが出てきたので、翌朝病院へ行く事に。
 しかし桜井へ来て20数年、5度目の事故ですが、全て相手は女性、内3台は軽四なんです、5回を多いと云う人もいますが、車に乗らない事や走行距離を考え、過失割合から見ても不運としか。

PS:翌日のレントゲンの結果、一応骨には異常は見られず打撲と云う事で、昔から知っている近所の整形外科ですが「しっかりした骨です」と褒められて、レントゲンで骨の良し悪しが判るのかな。自分の保険で通院1,500円/日もでるのですが、ここの整形外科診察の待ち時間が強烈に長いんです、正直云って通いたくなんですが。

懲りずに雪上サイク


奈良県宇陀市室生深野にて

 この連休お天気が良ければ一日は走りに行こうかと思っていたのですが、昨日は風が強くて挫け、今日は雪の後晴れてくれそうもないので諦めていたのですが、UG兄さんから何処かへ行こうとのお誘い、例によってコースは一任され迎えに来て貰って適当なデポ地まで運んで貰うと云う段取りです。朝起きると予報通り雪が、どうやら大阪でも積もっているそうです。さて吉野方面へ向おうか東へ向おうかと考えた末に、近畿中部では晴れ間が出てくれそうなる案配、その晴れ間も東西に流れる様ですので室生方面へ向う事に。桜井はそれ程でもなかったのですが、流石に西峠を越えると雪の量が違います。
R165を走り三本松の道の駅「宇陀路室生」へデポする事にしたのですが、向かい側にあったローソンが廃業していたので、コンビニを求めて赤目まで往復する事に。榛原を出ると貴重なコンビニだっただけに残念です。ただここの道の駅、昔は故門岡さんの「ツーリング再生計画」のオフ会とかでデポ地として利用していたのですが、最近は長時間駐車と見ると追い出されるとか、まぁ訪れる人も少ないこの季節は大丈夫でしょう。(写真右:UG兄)
 まずは阿保越伊勢街道に入ります。海老坂峠を越えて大野を過ぎる辺りまで宿場町の風情を残す旧街道が続いています。
 海老坂峠からは先月21日にも走った上出から向渕への道に入りますが、車の轍のないバージンスノーが、この道は谷あいを走るR165から車に煩わされる事なく一番楽に大和高原側に取り付く事のできるルートなんです。(写真右:UG兄)
 先月もsetoさんと訪れたばかりお馴染みの私設展望台、火器の準備もあるのですが、流石に吹き晒しですし少々お昼には早いのでここで店開きは止めておきます。
 三本松から標高で180m程登って向渕(むこうち)へ、眼下に奈良県道28号吉野室生寺針線が見えます。(写真:UG兄)

 同じく向渕にて、後ろには高見山を始め台高の山々がかすかに望めます。
 県道を少し走って多田へ。さてお昼に適当な場所ですが、2キロ程西に三陵墓古墳群史跡公園があるのですが、小さな峠を越えなくてはならないので満寿寺の下の薬師堂へ向う事にします。(写真右:夏には百日紅の花が)
  薬師堂の縁側を拝借して店を拡げます、風がしのげて時折差す陽射しが温かいです。しかし瞬速ジェットボイル恐るべし。
 多田から県道781号都祁名張線を東へ、上笠間を経て笠間峠(485m)のある峠集落へ向います。この道は東大寺二月堂のお水取りの松明を奉納する道として知られています。
  現在の県道の笠間峠は少し手前(やや東)で越えているのですが、旧街道の笠間峠は集落の外れにあり、笠間峠の石碑が建っている。峠集落にはかつて2軒の旅籠があったそうです。
 笠間峠の後は今日最後の目的地、にほんの里100選に選ばれた深野へ下るのですが、ここまで無事に走ってきたのですが、見事に揃って転倒する事に。
 南側に開けた深野の集落と棚田を見下ろします、ただ棚田は区画整理がされたものなのであまり風情はありません。このまま集落へ下ってしまうと三本松へ帰るにはR165を走らなければならないので、ここで折り返します。
 殆ど下りなのですが地蔵峠へ。
 地蔵峠からさらに下ると三本松へ。
 14時過ぎには無事に道の駅へ、気温が高かったのか朝の雪は大方溶けてしまっています。道の駅に駐車させて頂いたのですからせめて温かいものでも食べて帰ろうかと思ったのですが、なんと店舗は営業していませんでした。
 本日の走行26.8km、平均時速10.4km/h、数字だけみるとポタリングですが、がっつり雪上サイク、転倒3回は疲れました。