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今日は和歌山へ、高野山から蘭島

和歌山県伊都郡かつらぎ町花園村中南にて

 あと1回の「青春18きっぷ」さて何処へ走ろうかと悩んだ挙句、暫く走っていない和歌山県の山間部を抜けて御坊辺りまで走ってみようかと。さて普通に考えると紀の川沿いに走って桃山辺りからR424でも走ろうかと思ったものの、R424も最近は道も良くなって車も多くなった様でして。
 ちなみにR424経由で御坊までは2004年4月29日に、輪童さん、九度山人さん、SORAさんと云う懐かしいメンバーで走っていました。(写真は当時美山村の温泉療養館にて)

 ならばいっそ高野山に上がって有田川の最上流部から下るのも面白そうかと。高野山へは最近は九度山からR370即ちかつての高野山道路(昭和62年まで有料道路でした)を細川まで登り、少々遠回りになりますが極楽橋経由で走る機会が多かったのですが、九度山町内での通行止がいまなお続いているため、久し振りにR371狼頭峠を越えて行く事にしました。
 重阪(へいさか)峠を0619に越え、五條のローソンで一息入れオークワで補給を済ませ、橋本橋南詰からR371に入り0801に狼頭峠を越えました、ただ標高423mの峠まで登っても、九度山から遡ってきている丹生川べりまで標高で180m程下らなければならないのです、これから標高800mの高野山まで登らなけらばならない事を思うと無駄な話です。
 玉川峡と呼ばれる丹生川沿いの道を行きます。朝の空気が清清しく蛙の鳴き声も。夏こそ賑わうのですが、今は静かなものです。今は九度山から川沿いに来れないのですが、行楽シーズンを外せばなかなかお勧めのサイクリングルートです。
 素掘りのトンネルを抜けると高野町域に入り清川橋の三叉路へ、ここから高野山への本格的な登りが始まります。昔は高野山からここまで路線バスが通っていたのです。


 清川橋から摩尼隧道までの標高差が約420m、ここまで来ればと云う感じの「弘法大師の衣干岩」、自販機もある貴重な休憩ポイントです。1010摩尼隧道到着、折々に写真を撮ったり休憩したりしているものの、桜井を出たのが0510、橋本橋南詰が0730、結構かかるものです。
 高野山内を抜け、ちょっと判り難い小田原通りと云う処から南へ、龍神街道でもあるのですが、少し登って高野隧道。これが高野龍神スカイラインが2003年に無料化されR371となるまでのR371なのです。実はこのトンネルを抜けるのは27年ぶり、1991年7月にR371縦断キャンプツーリングをして以来になります。このルートは登り返しが多く、旧花園村へ行く機会があっても高野山の大門から稜線沿いに南下する林道を経由する事にしていたのです。
 高野町相ノ浦、丹生神社と廃校跡、和歌山県指定天然記念物トガサワラの大木があります。
 有田川上流の御殿川まで下ると全く記憶にない三叉路が、正面がR480として新しく供用された区間で、真っ直ぐ行くと高野山の大門へ戻ってしまいます。左折して橋を渡るのが旧R371、道は良くなりますが御殿川を見下ろす高さまで登り返す事に。なお中南まではR371との併用区間で、この先R480は目的地までの案内や距離はないもののブルーラインが引かれています。
 かつらぎ町花園久木。1991年7月、真夏にここ通った時に子供の歓声が響いていて、この山の中にプールがある事に驚いた事を鮮明に覚えています。プールは今では消防水利として維持されている様です。
 かつらぎ町花園中南。かつてR371はここから高野龍神スカイラインの箕峠に向って標高差約400mの登り返しでしたが、国道指定は外されたそうです。
 中南からは有田川に沿ってR480を走る訳ですが、下り基調とは云え、登り返しが結構多いのです。写真は合併前まで花園村役場のあった梁瀬地区、この旧花園村、平成の大合併の際に、同じ有田川流域の清水町などと有田川町とはならず、経済的に結びつきのあるだろう同じ伊都郡の高野町とも、地蔵峠(トンネル)を挟んで隣接する美里町とも一緒にならず、伊都郡とは云え地理的に隣接はしていても全くルートのない紀ノ川流域のかつらぎ町と合併しています。従って他の自治体を通らなければ役場へ行く事ができないのです。
 有田川町清水の清水ショッピングセンター、元の清水町域ですが、高野山を出ると食品とかが買える商店はここまでありません。手前に道の駅「しみず」があったのですが、あいにく水曜木曜はお休み。
 清水と云えばここは外せませんね、蘭(あらぎ)島。日本の棚田百選、国の重要文化的景観。背後のバイパスが出来るまではこちら側がR480でしたが、現在は県道19号美里龍神線の一部となり、展望台が整備されています。ここまで丁度100キロ、ここへ来るだけでしたら紀ノ川沿いに大門口大橋まで走りR480市峠と地蔵トンネル経由の方がずっと楽でしょうね。  

二川(ふたがわ)ダム湖畔を行く

 そろそろ15時近くになってきて、残りの行程と帰りの列車の時間の心配をしなくてはなりません。このまま有田川沿いに下るとJR紀勢本線は藤並駅が最寄になるのですが、御坊まで行くとした場合わざわざR42を南下する事は考えられません、R424に入って白馬トンネルで旧美山村へ入って日高川沿いに下りたい処です。「青春18きっぷ」だけで帰ろうとすると最終は御坊駅1910、万が一何かのトラブルで遅くなっても鶴橋から近鉄利用ならば最悪2011までに乗れば日の変わらない内には帰宅できます。また日高川沿いに下るとすれば、御坊駅の2つ手前和佐駅から乗車するなら10キロは短縮できます。
  R480が有田川の蛇行部分を尾岩坂でショートカットする部分を避け、有田川沿いに以前の金屋町道松原川口線に入ります、随分と改良が進んだ様ですが、まだ一部に一車線区間がありますので車は殆どやってきません、この道でR424へ数キロはショートカットできるのです。
 R424に入り1538には白馬(しらま)トンネルの手前、道の駅「しらまの里」到着、御坊駅まで39キロ、1910発には充分な時間です。和佐駅までだとコンビニなどがないのですが、幸い道の駅で「めはり寿司」を売っていたので、補給は完了、10キロ手前の和佐駅1759発を目標に再び走り出します。なお白馬トンネルができるまでの旧R424の宇井峠ですが、入り口には何の規制もなかったので健在な様です。
 白馬トンネル(1,892m)を抜けると元の美山村川原河まで快適なダウンヒル、日高川に沿って県道26号御坊美山線~県道25号御坊中津線~カマキリトンネル~県道193号船津和佐線(写真)とマニアックな道を継いで走ります。
 1720輪行支度も余裕の時間で和佐駅に到着しましたが、古い和佐駅駅舎は取り壊されてご覧の様な駅?になっていました。さてマッドガードも外してヘッド抜きもしないロードですから作業は楽勝、走りも楽ですがやはりロードは担いでも軽いのが。
 帰りだけで「18きっぷ」の元を取れる処まで走って行くのもなかなか大変ですが、走れるだけ走って気軽に輪行して帰ってくるのも良いものです。
 本日の走行163.8キロ、昨年8月に潮岬まで「南の海へ」と題して走って以来のセンチュリーランとなりました。

 

 

 

 

 

2018年3月の実績

 「四国の右下キャンプツーリング」他、今月は良く走りました。昨夏以来の1,000キロ超えで1,244.7キロ。

 昨年は3月がピークだったけど、今年は… 

道路元標
【1057】2018/3/24 高知県安芸郡津呂村
【1058】2018/3/25 高知県香美郡岸本町
【1059】2018/3/25 高知県長岡郡大津村 

 

 

 

モゼールさんの「お花見/桜ロードポタ」

高田川(広陵町箸尾付近にて)

 今日はモゼールさん主催の「お花見/桜ロードポタ」に延陽伯号こと片倉シルクグローワール24で参加してきました。集合場所はいつもの橿原運動公園、いぬいさん、kitanoさん、setoさん、kanbiさん、スミ旦那他顔馴染みの面子が私を含めて7名集合、後初参加の方が1名来られる筈なのですが、約束の時間を過ぎても現れないので出発する事にします。マッドガード装着率100%、ヘルメット未装着率100%のポタリングです。
 走るコースに関してはモゼールさんにお任せで把握していません。まずは東に向って明日香村へ、飛鳥川沿いに出ます。
 飛鳥川沿いに北上します。
 橿原市に戻って今井町界隈へ。
 さらに飛鳥川沿いに北上し田原本町へ、県営福祉パーク付近。
 お昼は川西町唐院のレザンに。
 さて出発、午後からは曽我川、葛城川、高田川沿いに南下する様です。(PHOTO :  setoさん)
 高田川と云えば大和高田市大中界隈が有名ですが、広陵町箸中界隈もなかなか見事です。
 さて広陵町内を南下中、嫌なグレーチングだなぁと思った瞬間パンク、24×1の延陽伯号はエアーが抜けるのも一瞬です。
 曽我川沿いを行きます。この後、今朝落ち合えなかったM氏と殆ど偶然に合流する事ができました。
 今度はJR桜井線をアンダーパスする部分、舗装路面が粗くなっているのですが、ここでもヤバいと思った瞬間パンク、スぺアチューブは1本しか持ってきていなかったので、パッチ当てからです。今日は2度目、今年3度目のパンクですが、何れも延陽伯号、リムテープも悪くなってきているのかなぁ。タイヤも2,000キロ超えましたし、リムはどうしようもありませんが、そろそろ交換ですね。(PHOTO : いぬいさん)



 本日参加の面々、最後に合流できたM氏はイリベのデモンタミニベロ。
 橿原市まで戻ってきて千塚古墳へ、若い木が多いですがここもなかなか桜の名所になりつつあります。2度目の集合写真を撮って、ここで一応の解散と云う事ですので、この後のお茶は遠慮させて貰って桜井へと帰途に就きました。本日の走行距離約50キロ。

 例によって撮ったものを繋いだだけですので、あしからず。

 集合写真を含む写真をうちのHPにアップしています。 [BYCYCLE]→[ツーリングの記録]→[2018]と辿って下さい、大きなサイズの画像もダウンロードできます、参加者の方は再利用して頂いて結構です。 なお認証が必要です、パスワードをご存知でないとご覧になれませんのであしからずご了承下さい。 ログイン名は’2018’、パスワードは2018年の卓上版「CanCan謹製カレンダー」の裏表紙右下の黄枠内の数字です。 

 

 

今年も東西南北の海へ、まずは北へ

滋賀県大津市 花折峠旧道にて

 今年も鉄人児玉さんを見習って「東西南北の海へ」走ろうとは思っていたのですが… 先週の「四国の右下キャンプツーリング」で買った「青春18きっぷ」の残り4回分、4月初めまでに2回使って残り2回分をヤフオクで売ってしまおうと企んでいたのですが、D女史が4月8日に滋賀県で行なわれるアイズバイシクル主催の「タンデム学会」へ往復するために1回分ほしいとの事、そうなると1回分余ってしまう、そこで誰か1人誘って走りに行こうと募ってみると、F1さんが釣れましたネェ。昨年8月にNちゃんと走った朽木経由の鯖街道で小浜へ走る事にしました。
 大阪市内から走ってくるF1さんとは御幸(ごこう)橋の「さくらであい館」で落ち合う事にし、桜井を未明0416にスタートしますが、上街道を北上して奈良阪を越えて木津川沿いの京都八幡木津自転車道に入ったのが0606、ここから御幸橋まで25キロ、ちょっとのんびり走り過ぎたかと。
 平日の早朝とは云え満開の背割桜で賑わう御幸橋に到着したのが0703、F1さんは既に到着、3分遅刻とは云えノンストップで1時間を切る事に。さんい

 

 自転車道を京川橋まで北上し鴨川左岸に入ります。鴨川べりの桜も今が盛りです、R24勧進橋で右岸に入り、塩小路橋で再び左岸に入ります。
 信号以外はノンストップで大原へ、御幸橋から1時間半程で走ってきました。ファミマで最初の休憩です。
 

 途中越えと経て花折峠は今回も旧道を行きますが、すっかりF1さんに置いて行かれました。

 朽木宿には1143着、前回Nちゃんとは「丸八百貨店」で簡単に済ませたのですが、今回はオヤジ2人でがっつり行こうと道の駅「くつき新本陣」でバイキング、と云うかここのレストラン、お昼時は1,080円(税込)也の「田舎仕立てのバイキング」しかないのですが、田舎仕立てと云うだけに「竹の子」とか「揚げ出し豆腐」とか、フライもんの類はありません、でも結構元は取ったと云うか満足できましたよ。
 13時過ぎに朽木宿を後にして水坂峠経由でR303へ、ただ強烈な西よりの風が、熊川宿で一息入れて小浜へ向いますが、最後まで向かい風に苦しめられました。

 15時過ぎに海の見える小浜公園に到着。少々忙しないですが1621発で帰途に就く事にして小浜駅へ、本日の走行151.8キロ、昨夏と比べると実走行時間で1時間、平均速度で1.8キロ少ないだけですが、結構くたびれました。

 

 

 

NLC 4season 春のサイク

奈良県高市郡明日香村 飛鳥川河畔にて

 今日は昨年春に続いて「NLC 4season」の従軍カメラマンをご下命頂いているのですが、昨夜遅22時過ぎに高知から青春18きっぷ輪行で10時間6分かけて帰ってきて、送っておいた宅急便を受け取らなくてはならないので、馳せ参じるんはちょっと難しいなと諦めていたのですが、クロネコヤマトの顔馴染みのドライバーが8時半には届けてくれました。重量22キロ、よくもこれだけの荷物を高知まで積んで行ったものだと我ながら感心します。そうなると充分待ち合わせ時刻に間に合います、急ぎErbaロードを駆って出撃する事に。
 今日集まったのは4名、五條新町を目指して走り、吉野川沿いに戻ってくる予定だそうです。その前に明日香村界隈を走って貰う事に
 川原界隈と橘寺、桜はまだ少し早い様ですが、橘寺境内の桜は満開が近いかな。
 甘橿丘の菜の花、少し範囲が狭くなった様ですが、自転車を降りて少し歩いて貰います。此処は一応自転車進入禁止なもんで。揃いのジャージを着てヘルメットが被っていますから、それなりの絵にはなります。
 しかしこの季節、奈良盆地の川沿いは何処へ行っても桜を満喫できます、国中(くんなか)は今週末位がピークかな。



 4日前にもキャンピングで通ったルートですが、近鉄飛鳥駅前から高取町森へ越えて県道120号五條高取線へ、五條市は最短ルートになるのですが、御所市奉膳(ぶんぜ)界隈が狭いために車が少なく自転車向きなのです。
 夕方には所用もありますし、片付けなければならない荷物が山積み。重阪(へいさか)峠の手前、御所市重阪までご一緒して引き返す事に、女子会ライドのお邪魔をしても何ですからね。

 例によって撮ったものを繋いだだけですので、あしからず。

 

 

 

 

四国の右下ツーリング(4日目)

高知県安芸郡芸西村 琴ヶ浜にて

 4日目の朝、昨日までの3日間で都合300キロ余り走ってきたのですが、まだまだ余力はありますので、右下どころかこのまま左下まで走って行きたい処なのですがそうも行きません。今日中に帰らなければならず、それも「青春18きっぷ」で。高知から土讃線経由で帰ってくるにも徳島香川県境を越える普通列車は1日4往復、高知から1日で奈良桜井へ帰れるスジは高知発0510と1047の2本しかなく、現実には1047が唯一と云って良いのです。今日のミッションは香美郡岸本町と長岡郡大津村の道路元標を回り、キャンピング支度のこのままではとても輪行はできませんので、サイドバッグ他の荷物を送らなければなりません、箱を買う事を考えると今日は日曜日ですから郵便局のゆうパックは使えず、ヤマト運輸の営業所頼り。そして一番遠い大津村道路元標の最寄駅は土佐大津駅、高知駅から4つ手前の駅ですが無人駅ですので、予め手前の御免駅で「青春18きっぷ」を買っておかなけらばなりません。琴が浜~(自転車道)~夜須~岸本村道路元標~ヤマト運輸高知香南センター~御免駅~大津村道路元標~土佐大津駅と旨く回れば25キロの距離ですが、荷物を作る時間や長丁場に向けてしっかり輪行支度を整える時間が必要です。
 琴ヶ浜は土佐湾に面した海岸ですから朝日も夕陽もありません、日曜とあってジョッギングの人の姿がちらほら、7時前には撤収完了です。当然今日もゴミは持ち帰りましょう。

 昨日走ってきた高知安芸自転車道は道の駅「やす」まで続いていますが、夜須川を渡る橋が工事中で通れなくて引き返して迂回する必要がありました(GWを除く5月末まで)。
 香美郡岸本村道路元標。現在の香南市香我美町岸本、岸本小学校南側にあります。高知県で現存が確認されている道路元標は24基。
 計算通り窓口の開く8時前に到着、クロネコボックス14(税込324円)を購入、この箱ならサイドバッグ3つと平たく潰したサイドバッグ1つ、他に三脚とかの荷物も入れる事ができます。一昨年3月はしまなみの瀬戸田の営業所で140サイズの箱の在庫がなく一回り小さな箱で2個口で高くついてしまった事があります。しかし140サイズの箱はデカいです、荷物を詰め込むと何と22kg、これだけの荷物を奈良から積んできたのかと思うと我ながら感心します。
 荷物の箱なんか宅急便やゆうパックを取り次いでいる商店なんかでタダで貰えるだろうと簡単に云う人もいますが、小さな荷物ならまだしも、サイドバッグを入れようなんでサイズの箱って意外にないのですよ、そんな事で気を使ったり時間を食ったりではね、当然ガムテープなんかも必要になります。
 22kg分身軽になって御免駅へ走り「18きっぷ」を、事前に買っておけば済む話なんですがね。昔JR西日本のフリーきっぷを買うために呉線の仁方駅が無人駅とは知らず、広駅まで急いで走った事がありました。今ヤマト運輸の営業所や郵便局やら、色々な情報がネットで得られるので便利なのですが、キャンプツーリング故に電源の心配をしなくてはならない様になりました。
 後免駅から大津村道路元標までは概ねR195を行きます、とさでん交通(元土佐電気鉄道)御免線が並行しているのですが、写真を良くご覧下さい。これは併用軌道なのか専用軌道なのか、この辺りのR195は南国バイパスと高知バイパスが出来て交通量こそ知れているのですが、西に向いて白線の外側を走っていると正面から電車が、なんとこれは軌道内なのです。東行きの下り軌道のレールの外側すなわち道路側が舗装されてあたかも道路側の路側帯に見えます、これにはちょっと驚き。
 ちょっと探しましたが長岡郡大津村道路元標に到着、1059基目の道路元標になります。
 土佐大津駅には0951に到着、本日の走行24.1キロ。マッドガードにヘッド抜きですから少々手間が、1059発の多度津行きですから、ゆっくり落ち着いてできる時間があります。サドルバッグとサブブレーキが付いていますのでちょっと変則的ですが、かなりコンパクトになります、重さだけはどうしょうもありませんが、コンパクトな分担ぎ易いです。
 乗換案内で普通に検索すると土佐大津1059→1446多度津1510→1533児島1540→1603岡山1612→1717相生1719→1738姫路1741→1843大阪1858→1952奈良1959→2030桜井となりますが余計な乗換が多いので、児島で先発する岡山行きには乗り換えずにそのまま乗車すると →1629岡山1644→1809姫路1810→1913大阪1928→2021奈良2036→2105桜井となり、桜井駅帰着が35分遅くなりますが、岡山始発に乗れる事と相生乗換がなくなります。
 8時間近くかけてようやく大阪駅へ、大和路快速に乗り込めば奈良まで1本、21時過ぎには無事に帰宅しました。96.4キロ/128.1キロ/99.5キロ/24.1キロと3泊4日で348.1キロのせわしないキャンプツーリング、見所も多いコースですので、できる事ならのんびりと1週間位かけて走りたかったものです。
プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目

 

 

 

四国の右下ツーリング(3日目)

高知安芸自転車道 赤野休憩所付近にて

 国道だけあって夜遅くまで車が行き交っていましたが、さすがに疲れていたのかぐっすり寝てしまい、目が醒めたのは5時位だったでしょうか。しかし決して良いとは云えないロケーションでのゲリキャン、実は今回おニューのテントを積んできてまして、その件についてはまたの機会にしますが、昔からおニューのテントの初張りはキャンプ場でない処でのゲリキャンが多いのです。古くはヨーレイカのライジングサン2は高野龍神スカイラインの笹の茶屋峠の駐車場、モス/アウトランドは秋葉街道上村の道端だった様な、一昨年のナチュラルハイクの夏用は十津川村の「昴の郷」の駐車場でしたし。
 さて用を足しに表に出てみると、道路を挟んだ東の空がしらみ始めてきていて、雲一つありません、海からの日の出が拝めるかも知れない、撤収どころか急ぎカメラの準備とモデル役のasuka号の準備を整え国道の海側のガードレールまで運んで行きます。最低のロケーションは一転特等席に。
 ここ東洋町は「だるま朝日」の見える町として売り出しているのですが、だるま状にこそはならなかったものの、なかなか荘厳な朝日を拝む事ができました。昨年の淡路島野迫川村と最近素晴らしい朝日夕陽を見る機会が、キャンプツーリングならではでしょうか。

 もちろん自転車を入れたショットも何枚か。
 7時半、今日は高知市の手前香南市辺りまで走る予定ですが、まずは20数キロ先の室戸岬を目指します。昨年の「淡路島キャンプツーリング 2日目」の「南淡路水仙ライン」に似た雰囲気ですが、些か車が多いのが。歩き遍路の姿も、徳島県最後の23番薬王寺から高知県最初の24番最御崎寺の間は交通手段を問わずこのルートしか無いようなものですから。
 室戸岬到着、灯台は背後の崖の上にあるので国道からは少々見えづらいのです、灯台まで上がろうと云う気持ちは更々ありません。
 今回のツーリングの目的の一つでもあるのですが、高知県に残る道路元標の内、県東部の未収の3基を巡る予定です。津呂村は津呂町、室戸岬町と変遷した後、昭和34年に室戸町・吉良川町・佐喜浜町・羽根村と合併して室戸市となっています。道路元標は津呂漁港の南側「岬屯所前」バス停傍に現存しています。。
 室戸市街のスーパーマーケットでお昼用にお弁当を他を調達、少し走って道の駅 「キラメッセ室戸」の裏、海の見えるベンチで早いお昼にします。
 吉良川の町並み。R55の山側に旧街道が残されています、土佐浜(東)街道の宿場と云うより、木材や炭の集積地として栄えたそうで、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。
 吉良川の町並み近くに八幡神社があるのですが、さすが南国土佐、境内の桜も満開間近。
 安芸市市街を抜けると高知安芸自転車道に入ります。土佐電気鉄道安芸線の廃線跡を活用したもので、高知市までは行けませんが、香南市の道の駅「夜須」までの約15.5キが整備されています。ただ難儀な事に安芸側の入り口が単車対策でしょうかご覧の様に、サイドバッグがついてますと、そうは簡単には通れません。香南市までの途中幾つか車道との共用区間もありますが、幸い通過困難なものはここ一ヶ所でした。なお古来の遍路道ではないのですが、お遍路の方が歩いている事があるので、注意が必要です。
 廃線跡のトンネルを抜けると見事な桜並木が、今回2度目「自撮り」にトライします。赤野休憩所は並行するR55からも入れますので、土曜日と云う事もあって花見の人も時折入ってきます、間隙を縫って数テイク。

高知安芸自転車道

 さて今夜の夜営地ですが、自転車道をGoogleMapではキャンプ場となっている香南市の住吉海岸まで走ったのですが、四阿や駐車場、トイレ、水道はあるものの、設営できそうな場所は砂浜位しかありません、結局は自転車道の途中にあった芸西村の琴ヶ浜休憩所まで戻る事に。芸西村は安芸市と香南市に挟まれた人口3,700人程の村ですが、海岸沿いの自転車道からは阿佐海岸鉄道を挟んだR55に出れば、コンビニやスーパーマーケット、コインランドリーもあります。琴ヶ浜休憩所、車も入ってこれますし夏場は騒がしいかも知れませんが、海岸の防風林の中に四阿やベンチ、トイレ、水道と整っていて最高のゲリキャンポイントです。本日の走行99.5キロ。
プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目

 

 

 

東へ行くか、西へ行くか



 月末にかけてまとまった時間がとれたので、今年最初のキャンプツーリングに出掛ける事に。22日からの4泊5日と27日からの3泊4日なのですが、さてプランは。
 今回も往路自走で帰りは荷物を宅急便にして輪行で帰ってくる計画です。先月の「御前崎オフ」でお蔵になった、鳥羽まで走り伊勢湾フェリーで伊良湖岬へ渡り渥美半島を走り、御前崎ではなく奥三河へ向かう案、伊勢湾フェリーは過去にも、二度ばかり利用しています。今一つは同様な和歌山まで走り南海フェリーで徳島へ、ただその先が悩ましい、念願のヨサク(国道439号線)を走りたい処ですが、中村までの山岳ルートを350キロ走り抜くには些か日にちが足りな過ぎます。

 天気回りは西から回復してくるので、四国行きの方が良さそう、渥美半島と奥三河に残る道路元標も回りたいのですが、18きっぷの使えるこの時期こそ四国行きのチャンス、高知県にも未収の道路元標が幾つかあるので、徳島から国道55号を走り室戸岬回りで高知市の手前まで走る案、南海フェリーは一昨年の「四国(中央構造線)ツーリング」で利用していますが、高知県へは2009年以来ご無沙汰しています。なお2008年に牟岐線を浅川駅まで輪行し、室戸岬は回らずに四郎ヶ野峠で奈半利町へショートカットして高知県下の道路元標を幾つか巡っています。

 結局、両案を抱えたままキャンプツーリングの準備を進めたのですが、高知県の方が暖かそうで良いかなと云う事で四国案に決定。明日夜の深夜便で徳島へ渡る為に、お昼頃から和歌山港に向かって自走する事にしました。ただ四国高知から18きっぷで帰ってくるのは一日仕事、26日の夕方には帰って来なくてはならないので、そうなると25日で切り上げなくてはならない、25日は日曜だから郵便局が使えないので、箱の入手を考えるとクロネコヤマトの営業所へ向かわなくてはならない。それに18きっぷの残りの使い道も考えなくては、2回分位ならヤフオクでさっさと売ると損にはならないかと。
プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目