先週に続き吉野へ

 まるで梅雨の様な空模様が続いていますが、昨日今日と貴重な晴れ間です、先週に続いて明日香村から芋峠を越え吉野へ向かう事にしました。 あれだけ賑やかだった蝉の声も影をひそめ、静かな峠道は秋の虫の声とタイヤの擦れる音だけが響きます。
 
 今日は昨日に続いて「ならサイクルスタンプラリー」のチェックポイントになっている道の駅「吉野路黒滝」が一応の目的地です。 芋峠を越え、上市橋で吉野川を渡り下市からR309に入りますが、もちろん広橋トンネルではなく峠越えの旧道を行きます、峠越えの旧道と云っても集落をぬって行く道ですし、峠にはかつて小学校もあり、今も洞川(どろがわ)へ行く路線バスは変わらずこの道を越えて行きます。
 広橋峠の黒滝村側も旧道と旧々道に別れていますが、集落の中を急坂で下って早めに新道と合流する左側の旧々道より右側の旧道をお勧めします(写真左)。
 

 

 広橋峠を下ると広橋トンネルから出てきた新道と合流し途端に交通量が増えます、夏休みも終わったとは云え天川村へ向かう車も多いのでしょうね、暫く走って道の駅「吉野路黒滝」に到着、早々に今日の目的は達成です。
 ところで親しい仲間とわいわいがやがやと走るのも好きですが、一人の時は道路元標だったり、峠巡りだったり、記憶にとどめておきたい場所での「自撮り」だったり、またこんなスタンプラリーも良いでしょう。 「走るのに理由はいらない」なんてキザな事はよう云いません、何かしらのテーマがあって自分自身でコースを考えて走るそれが愉しみです。 人に与えられたコースを決められた時間で走る、ましてお金を払ってまで、私にはちょっと出来ない話です。 プランを練って出掛け、良ければ臨機応変に対応する、それができないなんてサイクリングの愉しみの何割かを失っている様な気がするのですが、如何でしょう。 閑話休題。

 道の駅でR309と別れ<138>赤滝五條線に入ります、通う車も少なく丹生川沿いに走るこの県道は自転車には最高のコースです。 村役場のある寺戸で<48>洞川下市線に入り地蔵峠へ向かいます。
 
 
 地蔵トンネルの入り口までやってきました。 延長1252.5mのこのトンネル、下市町側に向かって下り基調なんであっと云う間に抜けてしまえるのですが、まだお昼前ですし久しぶりに旧道峠を登ってみる事にします。 地蔵峠へは新道との分岐から黒滝村側で約100m、下市町側で約140mの標高差があるのですが結構な坂が続きます、旧道とは云っても鳥住の集落や寺社の参道になっていたりするので、全く荒れていない現役の道です、以前はここにバス停もあったのですが。
 峠には地蔵堂と水場があってここが由緒ある峠だった事が判ります。 案内板には日本三地蔵峠とありますが、後2つは何処なんでしょうね、信州埴科と開田高原あたりでしょうか。 「自撮り」したりしながらお昼を回ってしまいました、才谷まで下り吉野山でお昼にする事にしましょう。
 
 <257>才谷吉野山線に入りますが、どうやら水道管埋設で車両通個止になっている様です、自転車は推して通して貰えましたが。 吉野山では勝手神社近くの馴染みの食事処「静亭」に寄って葛うどんと柿の葉寿司のセットを頂く事にします。 吉野山のお店はどこも自転車を置いておける様なスペースのない処が多いのですが、ここはどうにか向かいの観光案内板の陰に2,3台なら置けそうなので重宝します。
 
 吉野山の帰りは壺阪峠で帰途に就く事が多いのですが、まだ時間もありますしお天気も明るい内は大丈夫な様ですので、頑張って大宇陀経由で帰る事にします、結構な遠回りなのですが。 吉野川沿いに遡上し窪垣内から入野(しおの)峠へ入ります。
 
 まだおやつには早い気もしないでもないのですが、ここまで結構頑張って走ってきたので「関戸峠の五平餅」へ寄る事に、さすがに2本はちょっと多かったかな。 なおここのご主人もサイクリストでもあります。
 
 大宇陀の古い街並み松山街道を行きます、ここも「まちづくりセンター千軒舎」(写真右上)がスタンプラリーのチェックポイントになってます、残す処チェックポイントは7ヶ所です。 ここへは何度も来ているのですが次は「延陽伯」号で「自撮り」に来てみようかと。
 
 大峠経由で帰る事も考えたのですが、登り坂も満腹気味ですので宇陀川沿いに榛原近くまで北上して笠間辻経由で帰途に就きました、本日の走行108.8キロ。

 なお「轍マップ」、相変わらず芋峠他でGAMIN LEGEND HCxのログが暴れまくっていますが、敢えて修正もしていませんので、あしからず。
 
 

ちょっと奈良盆地ポタ

20150904a.jpg 久しぶりに天気予報から傘マークが消えたので、「延陽伯」号こと片倉シルクグロワール24(1983?)を駆ってポタってきました。 一応の目的は「ならサイクルスタンプラリー」のポイントゲットなのですが。
 
20150904f.jpg 大和川河畔を行きます。 自転車道ではないのですが、見通しの良い川沿いの道が続いています。
 
20150904g.jpg 庵治町でR24を跨いで旧街道の下ッ道に入り北上しますが、京奈和道のインターの完成で途中の風景が変わってしまいましたね。 写真右は「稗田環濠」、奈良盆地に点在する環濠集落の中でも綺麗に濠が整備され保存されています。
 
20150904h.jpg 近くにスタンプラリーのチェックポントである売太(めた)神社がありますので立ち寄って行きます。 少し寄り道して辰市村道路元標へ、長い事旧村役場の建物が廃墟の様に残っていたのですが、久しぶりに来てみると消防団倉庫となり道路元標も再建されていました、どうやらここが安住の地となりそうです。
 
20150904i.jpg 大和郡山市にはあまり来る事がないので、ひさしぶりに「本家菊屋」に寄って「城の口餅」を頂きます(300円)。 お店の佇まいは良いのですが、市役所のまん前とあって、結構前を車が行き交っています。
 
20150904e.png チェックポイントの平城宮跡に寄りたいので奈良市街まで北上してきたのですが、雲行きが怪しくなってきたと思ったら雨がパラパラと、ほんと聞いていないよって感じです。 新大宮のローソンで菓子パンをかじりながら暫し雨宿り。 一応は輪行袋を持ってきてはいるのですが、どうやら通り雨で済みそうなので、おさまった処でチェックポイントの平城宮跡へ向けて再スタート。 その後西大寺から近鉄奈良線沿いに西へ、これが結構アップダウンがあるのですよね。 富雄でTRANSITさんに立ち寄ってバーテープをGETしてさらに西へと。
 
20150904c.jpg 往馬(いこま)大社で奈良盆地エリア10ヶ所を完了です。
 
 
 
 
 
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 生駒からはR168を王寺方面へ走れば良いのですが、交通量がが多いのであまり好きではありません、何を思ったのかR308を富雄側へ越える事に、ここには榁ノ木峠と云う結構エゲつない峠があって、過去に西行きで越えた事はあるのですが、案の定私の脚力と「延陽伯」号の足回りでは登れるはずもなく、きっちり推しが入ってしまいました。
 せっかくですので富雄村道路元標に立寄った後、富雄川右岸沿いに南下すれば自転車道に自然と入りますので、大和八木経由で帰ってきました、走行81.1キロですが結構疲れました。

「延陽伯」号にフロントバッグをチョイス

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 雨でマトモに走れない日が4日も続いています。 さて「延陽伯」号にはベロクラフトのフロントバッグが付いてきているのですが、私には分不相応なのと、バッグサポーターの仕組み上、アウター受けが付けられなくなっているので、お蔵入りしていたモンベルのツーリングフロントバッグをチョィスしてみました、カラーもお似合いですし。
 
20150903c.jpg ところでモンベルのツーリングフロントバッグと云うのは、リクセンカール互換のコの字型の金具で吊り下げる構造になっていますので、フロントキャリアの上に乗っけるとフニャフニャで様になりません。 そこで前回の「フロントバッグのリクセン化」の時と同様に、100均で買ってきたPP板で芯を作って入れます。 この手の作業をする時はダンボール紙でサンプルを作って検討するのが肝要です。 なおPP板の加工は滑りやすいので気を付けて下さいね、普通のカッターで一気に切るのではなく、プラ板用のカッターや目打ちの様なもので削って行く様に加工するのが良いです。 折る時はどのあたりまで溝を入れるかは結構コツが要りますが。 前回はハトメで組み立てたのですが、今回は分割式マッドガードの製作用に買った引き抜きリベッターで組み立てました。
 
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 作った内枠に、知る人ぞ知るEB金具を取り付ける穴をあけておきます。 EB金具はフロントバッグのジャンプや飛び出しを防ぐために底面で固定する、その手の自転車に乗る人だけが必要性が判ると云うアイデアグッズです。 底面の強度がないバッグの事を考えて針金(スポークが流用できます)で補強する事ができるのですが、左の写真はその様子が良く判るでしょう。
 
20150903b.jpg どこにでもある様なベルトを切って、フロントキャリアの背(ワイヤーガードと云うべきなのかな)の幅に合う様にループを作ります、裁縫仕事です。 そしてフロントバッグの後面に縫い付けます、なかなか位置合わせをしながら縫うのは難しいので、ホッチキス(製本用の柄の長いものですが)で仮止めして行いました。
 
20150903e.jpg 内枠をバッグの中に組み込みます。 背面のベルトは仮止めのホッチキスを外しますが、バッグに縫い付けられているだけなので、引き抜きリベットで内枠と固定します。 PP板はドリルで穴あけできますが、布製のバッグはそう云う訳には行きません、穴あけポンチがあればばっちり綺麗な穴があきます、引き抜きリベットによる接合は下穴が肝心です。
 
20150903i.jpg ツーリングフロントバッグに元々ついている内張りをセットし、これも100均で買ってきた発泡スチロール板をカットしてきた底板をセットして一応完成です。 私の場合フロントバッグはカメラバッグでもありますので、吊り下げ式と違いフロントキャリアからの振動が伝わるこの様なケースではもう少し工夫をしておいた方が良いかも知れませんね。
 
20150903f.jpg バッグ後面はこんな感じでワイヤーガードかぶせる様にします。
 
20150903g.jpg バッグ底面はEB金具でこの様に固定されます。 左右から手を入れて金具をスライドさせてキャリアに固定します。
 以上で出来上がり、今日も一日雨でしたが、こんな事でも現物あわせで組み立てて行くのですから一日終わってしまいました。
 

自在エンド金具の製作

 週末から鬱陶しい天気が続いていますが、こんな時にこそやっておきたい事を片付け様と思うのですが、だらだらしているばかりでなかなか何も片付かないものです。
 
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 近々にも輪行ツーリングをしようと云う話があって、輪行袋を一つお貸ししようと云う約束としたのですが、よくよく考えると輪行袋は幾つもあるのですが、エンド保護金具は使いまわしているので1組しかありません、それも何かの時に不自由なので、マルト製の安いものをポチったのですが、1,118円也。 クイックシャフトがないのは承知の上なのですが、なんと樹脂製なのですね、今風の超軽量ロードバイクならともかく、うちのチョー重たいasuka号には荷が重たそうです。 まぁこれはさておき、花嫁修業中の「延陽伯」号、どこぞへ連れて行ってやろうと思いつつも、私の脚力と彼女の足回りでは、芋峠も西峠もちょっと厳しそうで、国中(くんなか、概ね大和盆地の事)から脱出するのは難しそうです。 そこで輪行してどこぞの旧街道の街並みを散策するものよさそうだと思ってみたものの、よくよく考えると彼女に合うエンド幅120mmのエンド保護金具がないではありませんか、どうやら今は市販もされていない様です。 そこで思い出したのがつっちーさんのブログ記事、長い物を切って継いでやればエエやんかと。
 
20150901c.jpg 手持ちのオーストリッチの金具を120mm幅になる様に切断、ホームセンターで買ってきた金具(100x25mm)で継ぐ訳です。 理由は判りませんがオーストリッチの金具には既に穴があいていますので、それを利用してM6のネジで固定します。 つっちーさんの作例では蝶ナットを利用していますが、準備に怠りさえ無ければ現場で長さを変える必要はない訳ですね、念のために常時携行している5mmのアーレンキーと10mmのスパナで調整できるボルトナットの組み合わせにしておきます。
 
20150901d.jpg 後はつっちーさんのブログにある様に安定を良くするためにゴム足を取り付けてみました。 分厚いゴム板を全面に貼り付けるのも良いかなと思ったのですが、ネジ頭部分を避ける様に加工するのが大変なので今回は見送りました。 シャフトに通すパイプは同様にホームセンターで買った13mmΦのアルミパイプから切り出しました、オリジナルの130mm用は12mmΦ肉厚1.7mmのパイプですが、なぜか12mmΦより13mmΦのパイプの方が安かったもので。 なお入手したのは肉厚1.2mmでした。 9さんのasukaロードが里帰りすれば必要もないのですが、材料があるのでついでに126mm用も作っておきました、だったら135mm用も作ったらて云われそうですが、今の処そう云う予定はありませんので、もしもエンド幅135mmの魅力的なお尻の大きな彼女が現われでもしたらその時考えます。 しかしオーストリッチもすぐ失くしそうな5mm差を埋めるアダプターを付けるなんてケチ臭い事せんと135mmにあったパイプを付けてやればと思いますがね。
 別にマジックインキで書いておいても良いのですが、120,126,130mmと記したテプラを貼っておきました、間違って持って出掛けたなんて嫌ですもんね。
 
20150901f.jpg 出来上がり使用例はこんな感じですね。 強度的には十分でしょう、ジョイントしている金具が内寸ぴったりだと申し分ないのですが。 なおシャフトはオリジナルものは必要以上に長くなりますしあえて使わず、後輪から外して使いまわしています。 余談ですが輪行時に鬱陶しいので前後ともにシャフトは外す事にしています。 たとえ数mmでも邪魔臭くても、輪行は可能な限りコンパクトが鉄則です。
 

 

20150901e.jpg 組み立ては別として、加工に動員した工具はこんなものです、金工用の糸鋸の刃が見つからず、所詮アルミなんで100均で売っているマルチソーとやらで切断しましたが、綺麗に付き合わさる様にヤスリで仕上げる方が手間がかかりました。 ゴム足はナット止めだとジョイントしている金具に当たるのでM4のタップを立てました。 アルミパイプのカットはパイプカッターがあれば楽なもんです、どっかで安く売っていたシロモノなんですが。 さて、せっかく作って出番はいつなんでしょうね。

 

2015年8月の実績、累計9,315.4km

20150831a.png 新生asuka号で早速483.5km、KHS 97.4km、九度山人さんからお借りしているasukaロードで625.8km、花嫁修業中の「延陽伯」号が22.1kmで計1228.8kmでした、2015年の累積走行距離は9,315.4km、10,000キロまであと僅かです。 100km超えは7回、みんなでわいわいがやがやと2度の野迫川村や両手に華の東吉野が愉しかったですね。
 

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特に何もしていませんが、高止まりから反落と云う程でもありませんね。

 

旧天辻隧道へ

20150828f.jpg とにかく今日は一日お天気が良いと云う予報なので出掛ける事にします。 「ならサイクルスタンプラリー」のチェックポイントの黒滝村の道の駅へ行こうか、出屋敷峠で「自撮り」しようか、両方は時間的に厳しいなと考えながら、明日香村から芋峠へ。 しかし昨日仕事上で煩わしい事があったり、まだ使い慣れていないコンデジDMC-TZ60とスマホとの接続が思い通りに行かなかったり、その上スマホの充電用ケーブルを間違ってMini-USBのケーブルを持ってきてしまい、モバイルバッテリからの充電ができないとか、どうにもテンションがあがりません。 まぁお天気だけは申し分ないのですが。
 
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 吉野川河畔に下り上市のローソンへ、旅支度のランドナーが1台停まっています、エンペラーのツーリングマスター、リアにオルトリーブのサイドバッグとキャンプ道具一式、1,2泊のキャンプツーリングでしょうかね。 暫くして店から出てきたのは20歳代の若者、話をしてみると東京から九州へ向かっているそうです、昨日高見峠を越えて野営の後下ってきたそうで、これから五條から和歌山へ出て大阪へ向かうそうです。 五條までの自転車向きの道を案内してお別れしました、少し元気を貰った様な。
 
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 ところで先の充電用のMicroUSBケーブルですが、今ではコンビニに携帯やスマホの充電グッズは幾らでも売っています、ほしいのはケーブルだけなんですが、そうも行きません、お陰でこの手のグッズがうちには幾つも転がっています、1,000円以上なら今日はSNSへのアクセスは諦めようと思っていたらケーブル取り外し可能なものが756円で、おまけに電池はエネループのお陰で余剰気味の単3ではなくC123が2個、無駄な買い物には違いありませんが、文句なしでゲットしました。
 
20150828h.jpg 少し気分も良くなった処で吉野川左岸の県道から下市町へ、下市町道路元標から下市町役場を経て<20>下市宗桧(むねひ)線へ入り樺の木峠を目指します。 まだ目的地は決まってませんが、西吉野側へ下ってから考える事にしましょう。 樺の木峠への道からは金剛葛城の山並みが綺麗に見渡せます。
 

20150828i.jpg 西吉野からは丹生川沿いの<138>赤滝五條線を遡上すれば黒滝まで楽勝なのですが、R168に入り大塔を目指す事にします。 宗川野橋でR168と一旦別れ<49>勢井宗川野線へ、立川渡で右折する道が旧R168、R168の西野トンネルをパスできるのと、途中に西吉野大滝を云うなかなか見応えのある滝があります。

 暫く登って行くと「この先災害の為通行できません」との案内が、ここまで何の案内も無かったのに殺生な、とにかく大滝までは行く事にします。
 
20150828j.jpg 水量も豊富で、相変わらず見事な眺めです、暫し写真を撮ったり、菓子パンをかじったりしながらのんびり過ごします、動画はこちら。
 
 
 
20150828k.jpg 大滝から先は柵がしてあるのですが取り敢えず行ってみる事に、関西電力の車があがってきます、あれ通れるのかな思っていると暫くして引き返してきますが、まるでこちらの事は意に介さずと云った感じ下って行きました。 その後は色々あったのですが、とにかく無事に再びR168へ出ました。 この先にはR169の新伯母峯トンネルとともにサイクリストには悪名高い新天辻トンネルが控えてます。 新と云うからには当然古いトンネルがある訳なのですが、一応は旧国道ながら西吉野側には標高差200mのダートがあって、紀伊半島の行き止まりでない道は9割以上走っている私の数少ない未踏区間なのです。
 
20150828l.jpg その旧道は現在では林道永谷天辻線となっているのですが、分岐まで来てみると今は舗装されているではありませんか(写真左上)、折角ですから意を決して突っ込む事に。 ところが舗装は僅か数百mで終わり、まぁ斜度は知れていますし、路面もガレていませんのでそのまま行く事に、ただツアラーの28Cではちょっと危なっかしいので、そこは適当に乗ったり推したり、暫くは眼下にR168が見えたり音が聞こえてきたりします。 キャタビラの跡が残っていますがよく締まったダートが続き、草の生えている部分も酷い処でも(写真右下)程度で、32C以上のタイヤなら100%乗車できる今では少ないランドナー向きのダートですね。
 
20150828m.jpg もう暫くで天辻隧道かなと云う処で、木漏れ日の雰囲気の良さそうなポイントがあったので「自撮り」にトライする事に、暫く陽射しを待ってみたのですが、どうも雲がきれそうにありませんので、(右上)の写真だけ撮って天辻隧道へ。 天辻隧道は大正11年に竣工、昭和28年に国道となり、昭和34年に新天辻トンネルが開通するまで十津川村への貴重なルートだった訳です。 なお大塔側は昔から舗装されています。
 
20150828n.jpg 大塔側へ下りR168へ出ると、道の駅「吉野路大塔」はすぐそこです。 自販機で飲料を買い足し、道の駅の向かいの食堂兼土産物店で菓子パンを購入、少し阪本よりのリニューアルした大塔郷土館でお昼にする事にします、定食とかもあるのですが、この雰囲気でめはり寿司3個にお吸い物が付いて550円は適当かと、但し食事を注文できる時間は11時から1時半の間と短いです。
 
20150828o.jpg 勿体無いと云うか無駄な気がしますが、阪本側に100m程下って、<782>五條阪本線に入り再び100m程登り返し出屋敷峠へ、染谷峠、芋峠とともに私のお奨めの峠道です、シクロツーリスト誌の峠特集の折にここも紹介したかったのですが、その頃はここまで状況確認にくる元気がなくて、端折ってしまいました、残念な事に今は峠に残土処分場ができて平日はダンプが行き交う様になった事です。 夏の盛りには蝉の鳴き声が騒がしい位だったのですが、めっきり静かになりました。 出屋敷峠の北側は単純な下りではなくて、緩やかな登り返しがあったりするので、つい勢いをつけて走ってしまい案の定石を踏んで、久しぶりのパンクの洗礼です。
 
20150828p.jpg お馴染みの成金バス停で一旦停止の後、富貴の集落を抜けて火打口までの長い長いダウンヒル、今年はもう何度目でしょう。 眼下に紀の川河畔を見下ろすこのコースの雰囲気を出せる様な「自撮り」ポイントを毎回探しているのですが、難しいですねぇ。 五條で少し迷走してしまったのですが、栄山寺橋を渡り吉野川河畔へ、いつもの様に県道を離れ右岸の道へ入りますが、雲行きが怪しいので雨雲レーダーを見てみますと背後に雨雲が、このまま追いかける様に東北に進んで来る様です、とにかく1時間はどうにかと云う感じですので、先を急ぐ事に。
 

 ともあれ本降りになる直前に桜井へ帰ってきました、本日の走行121.2キロ。 後半は天気予報にかまされましたが、久しぶりに未踏区間も走りましたし、なかなか有意義で愉しいサイクリングでした。 なお「轍マップ」、相変わらず芋峠前後ではGAMIN LEGEND HCxのログが暴れまくっていますが、敢えて修正もしていませんので、あしからず。
 
 

明日香散歩

20150827d.jpg 昨日はごそごそとハンドル回りを触った新生asuka号、今日は所用があるので朝のうちだけ明日香村をちょこっとポタってきました。 大福から昆虫館の下を通って大官大寺跡へ、いつものコースです。
 
20150827e.jpg 新しく入れ替えたランドナーバーは少し前下がりなのでステムを少し上げてみました。 それでももう少し背の低いフロントバッグがほしいですね。 
 
 
20150827f.jpg いつもなら栢森まで行くのですが、今日は稲渕から案山子ロードへ入ります。 来月には恒例の案山子コンテストですね。 今年で第20回との事です、昨年の様子はこちら
 
 
 
20150827g.jpg 癒される里山の棚田風景。 やはりマッドガード付きの自転車が日本の風景に一番馴染みます。
 
 
 
 
 
 
20150827h.jpg 今週末は「飛鳥光の回廊2005」です。 川原寺の前でも準備が進んでいます。
 
 
 
 
 
 
20150827i.jpg 9時には大和八木へ行きたいので自転車道を急ぎますが、ちょっと足を止めて。 盛りになると自転車道を覆います
 帰宅するとリアエンドに妙なものが… オレンジ色のよしみで付いてきてくれたのですから、ちょっと殺風景な部屋に彩を。 本日の走行25.5キロ。