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大和高原あみだサイク


奈良県山辺郡山添村峰寺にて

 今日はasuka号で「自撮り」の段取りを整え、高野山から野迫川方面へ走ろうか企んでいたのですが、昨夜になってお腹の調子が悪くなり大人しく休んでいたので、すっかり出そびれてしまいました。ともあれそっちの方は落ち着いたので出掛ける事にしたのですが、この時間から高野山は後が厳しいので、昨日同様大和高原へ向かう事にしてまずは初瀬ダムへ。昨年秋に土砂崩れで通行止になっていた対岸路ですが、いつの間にか復旧した様で、あちこちで県道が通行止になったままの中、緊急性のないだろうダムの周回路が復旧するとは、予算の出所が違うのでしょうかね。
 今日も昨日と同様に小夫(おぶ)から藺生(いう)町へ。田んぼには水が入り鯉のぼりが、もうすぐ5月なんですね。

 

 昨日お昼にした「ミモザガーデン」の前の並松池の回りを、隣のヤマト運輸の営業所がなければ、なかなか良いロケーションなんですが。

 

 名阪国道を跨いで天理市山田町へ、県道47号と県道246号を継いで、布目川上流域の穏やかな里山風景の中を走ります、実は或るサイクリングのプランを相談されているので探索も兼ねてなんです。

  県道127号北野吐山線を北へ、県道80号奈良名張線に出た処、RRCBの皆様にはお馴染みの箱庭ポイント、橋のたもとでお昼にします、コンビニ弁当ですが、里山の風景と川のせせらぎは最高のご馳走です。右の写真は昨夏に県道から撮ったもの、電線が邪魔するんですよね。
 と云う訳で、田んぼのあぜから狙ってみました、電線はかからないのですが、やや低すぎて手前の欄干が。ところが本番になるとタイマーが動作しないのです、1時間余り行ったり来たりを繰り返しどうにか1テイクだけは何とか、どうもコネクタかケーブルが接触不良を起こしている様です。
 タイマーがあてにならないので「自撮り」は諦め、小倉まで戻って旧R25を切幡まで走り県道244号で毛原へ越えます。県道782号と781号、笠間~小原~多田~白石と定番コースを逆に走りますが、見慣れたはずの風景が新鮮に見えます。
 17時前には三陵墓古墳群史跡公園へ、ここへ午後にくるの初めてで、石像も違った顔に。後は朝登ってきた長谷寺へ下れば良いのですが、気忙しい車の多いR165を避けて、笠山荒神へ登り返して巻向へ下り上街道で帰途に。本日の走行91.3キロ。
 ところで何故「あみだサイク」なのか、今日は走った県道246号馬場針ケ別所小倉線、県道245号助命下荻線、県道244号毛原切幡、これら並行する国道や主要な県道をあみだクジの様に結んでいるのでそう呼んでいるのですよ。
 

今日は和歌山へ、高野山から蘭島

和歌山県伊都郡かつらぎ町花園村中南にて

 あと1回の「青春18きっぷ」さて何処へ走ろうかと悩んだ挙句、暫く走っていない和歌山県の山間部を抜けて御坊辺りまで走ってみようかと。さて普通に考えると紀の川沿いに走って桃山辺りからR424でも走ろうかと思ったものの、R424も最近は道も良くなって車も多くなった様でして。
 ちなみにR424経由で御坊までは2004年4月29日に、輪童さん、九度山人さん、SORAさんと云う懐かしいメンバーで走っていました。(写真は当時美山村の温泉療養館にて)

 ならばいっそ高野山に上がって有田川の最上流部から下るのも面白そうかと。高野山へは最近は九度山からR370即ちかつての高野山道路(昭和62年まで有料道路でした)を細川まで登り、少々遠回りになりますが極楽橋経由で走る機会が多かったのですが、九度山町内での通行止がいまなお続いているため、久し振りにR371狼頭峠を越えて行く事にしました。
 重阪(へいさか)峠を0619に越え、五條のローソンで一息入れオークワで補給を済ませ、橋本橋南詰からR371に入り0801に狼頭峠を越えました、ただ標高423mの峠まで登っても、九度山から遡ってきている丹生川べりまで標高で180m程下らなければならないのです、これから標高800mの高野山まで登らなけらばならない事を思うと無駄な話です。
 玉川峡と呼ばれる丹生川沿いの道を行きます。朝の空気が清清しく蛙の鳴き声も。夏こそ賑わうのですが、今は静かなものです。今は九度山から川沿いに来れないのですが、行楽シーズンを外せばなかなかお勧めのサイクリングルートです。
 素掘りのトンネルを抜けると高野町域に入り清川橋の三叉路へ、ここから高野山への本格的な登りが始まります。昔は高野山からここまで路線バスが通っていたのです。


 清川橋から摩尼隧道までの標高差が約420m、ここまで来ればと云う感じの「弘法大師の衣干岩」、自販機もある貴重な休憩ポイントです。1010摩尼隧道到着、折々に写真を撮ったり休憩したりしているものの、桜井を出たのが0510、橋本橋南詰が0730、結構かかるものです。
 高野山内を抜け、ちょっと判り難い小田原通りと云う処から南へ、龍神街道でもあるのですが、少し登って高野隧道。これが高野龍神スカイラインが2003年に無料化されR371となるまでのR371なのです。実はこのトンネルを抜けるのは27年ぶり、1991年7月にR371縦断キャンプツーリングをして以来になります。このルートは登り返しが多く、旧花園村へ行く機会があっても高野山の大門から稜線沿いに南下する林道を経由する事にしていたのです。
 高野町相ノ浦、丹生神社と廃校跡、和歌山県指定天然記念物トガサワラの大木があります。
 有田川上流の御殿川まで下ると全く記憶にない三叉路が、正面がR480として新しく供用された区間で、真っ直ぐ行くと高野山の大門へ戻ってしまいます。左折して橋を渡るのが旧R371、道は良くなりますが御殿川を見下ろす高さまで登り返す事に。なお中南まではR371との併用区間で、この先R480は目的地までの案内や距離はないもののブルーラインが引かれています。
 かつらぎ町花園久木。1991年7月、真夏にここ通った時に子供の歓声が響いていて、この山の中にプールがある事に驚いた事を鮮明に覚えています。プールは今では消防水利として維持されている様です。
 かつらぎ町花園中南。かつてR371はここから高野龍神スカイラインの箕峠に向って標高差約400mの登り返しでしたが、国道指定は外されたそうです。
 中南からは有田川に沿ってR480を走る訳ですが、下り基調とは云え、登り返しが結構多いのです。写真は合併前まで花園村役場のあった梁瀬地区、この旧花園村、平成の大合併の際に、同じ有田川流域の清水町などと有田川町とはならず、経済的に結びつきのあるだろう同じ伊都郡の高野町とも、地蔵峠(トンネル)を挟んで隣接する美里町とも一緒にならず、伊都郡とは云え地理的に隣接はしていても全くルートのない紀ノ川流域のかつらぎ町と合併しています。従って他の自治体を通らなければ役場へ行く事ができないのです。
 有田川町清水の清水ショッピングセンター、元の清水町域ですが、高野山を出ると食品とかが買える商店はここまでありません。手前に道の駅「しみず」があったのですが、あいにく水曜木曜はお休み。
 清水と云えばここは外せませんね、蘭(あらぎ)島。日本の棚田百選、国の重要文化的景観。背後のバイパスが出来るまではこちら側がR480でしたが、現在は県道19号美里龍神線の一部となり、展望台が整備されています。ここまで丁度100キロ、ここへ来るだけでしたら紀ノ川沿いに大門口大橋まで走りR480市峠と地蔵トンネル経由の方がずっと楽でしょうね。  

二川(ふたがわ)ダム湖畔を行く

 そろそろ15時近くになってきて、残りの行程と帰りの列車の時間の心配をしなくてはなりません。このまま有田川沿いに下るとJR紀勢本線は藤並駅が最寄になるのですが、御坊まで行くとした場合わざわざR42を南下する事は考えられません、R424に入って白馬トンネルで旧美山村へ入って日高川沿いに下りたい処です。「青春18きっぷ」だけで帰ろうとすると最終は御坊駅1910、万が一何かのトラブルで遅くなっても鶴橋から近鉄利用ならば最悪2011までに乗れば日の変わらない内には帰宅できます。また日高川沿いに下るとすれば、御坊駅の2つ手前和佐駅から乗車するなら10キロは短縮できます。
  R480が有田川の蛇行部分を尾岩坂でショートカットする部分を避け、有田川沿いに以前の金屋町道松原川口線に入ります、随分と改良が進んだ様ですが、まだ一部に一車線区間がありますので車は殆どやってきません、この道でR424へ数キロはショートカットできるのです。
 R424に入り1538には白馬(しらま)トンネルの手前、道の駅「しらまの里」到着、御坊駅まで39キロ、1910発には充分な時間です。和佐駅までだとコンビニなどがないのですが、幸い道の駅で「めはり寿司」を売っていたので、補給は完了、10キロ手前の和佐駅1759発を目標に再び走り出します。なお白馬トンネルができるまでの旧R424の宇井峠ですが、入り口には何の規制もなかったので健在な様です。
 白馬トンネル(1,892m)を抜けると元の美山村川原河まで快適なダウンヒル、日高川に沿って県道26号御坊美山線~県道25号御坊中津線~カマキリトンネル~県道193号船津和佐線(写真)とマニアックな道を継いで走ります。
 1720輪行支度も余裕の時間で和佐駅に到着しましたが、古い和佐駅駅舎は取り壊されてご覧の様な駅?になっていました。さてマッドガードも外してヘッド抜きもしないロードですから作業は楽勝、走りも楽ですがやはりロードは担いでも軽いのが。
 帰りだけで「18きっぷ」の元を取れる処まで走って行くのもなかなか大変ですが、走れるだけ走って気軽に輪行して帰ってくるのも良いものです。
 本日の走行163.8キロ、昨年8月に潮岬まで「南の海へ」と題して走って以来のセンチュリーランとなりました。

 

 

 

 

 

今年も東西南北の海へ、まずは北へ

滋賀県大津市 花折峠旧道にて

 今年も鉄人児玉さんを見習って「東西南北の海へ」走ろうとは思っていたのですが… 先週の「四国の右下キャンプツーリング」で買った「青春18きっぷ」の残り4回分、4月初めまでに2回使って残り2回分をヤフオクで売ってしまおうと企んでいたのですが、D女史が4月8日に滋賀県で行なわれるアイズバイシクル主催の「タンデム学会」へ往復するために1回分ほしいとの事、そうなると1回分余ってしまう、そこで誰か1人誘って走りに行こうと募ってみると、F1さんが釣れましたネェ。昨年8月にNちゃんと走った朽木経由の鯖街道で小浜へ走る事にしました。
 大阪市内から走ってくるF1さんとは御幸(ごこう)橋の「さくらであい館」で落ち合う事にし、桜井を未明0416にスタートしますが、上街道を北上して奈良阪を越えて木津川沿いの京都八幡木津自転車道に入ったのが0606、ここから御幸橋まで25キロ、ちょっとのんびり走り過ぎたかと。
 平日の早朝とは云え満開の背割桜で賑わう御幸橋に到着したのが0703、F1さんは既に到着、3分遅刻とは云えノンストップで1時間を切る事に。さんい

 

 自転車道を京川橋まで北上し鴨川左岸に入ります。鴨川べりの桜も今が盛りです、R24勧進橋で右岸に入り、塩小路橋で再び左岸に入ります。
 信号以外はノンストップで大原へ、御幸橋から1時間半程で走ってきました。ファミマで最初の休憩です。
 

 途中越えと経て花折峠は今回も旧道を行きますが、すっかりF1さんに置いて行かれました。

 朽木宿には1143着、前回Nちゃんとは「丸八百貨店」で簡単に済ませたのですが、今回はオヤジ2人でがっつり行こうと道の駅「くつき新本陣」でバイキング、と云うかここのレストラン、お昼時は1,080円(税込)也の「田舎仕立てのバイキング」しかないのですが、田舎仕立てと云うだけに「竹の子」とか「揚げ出し豆腐」とか、フライもんの類はありません、でも結構元は取ったと云うか満足できましたよ。
 13時過ぎに朽木宿を後にして水坂峠経由でR303へ、ただ強烈な西よりの風が、熊川宿で一息入れて小浜へ向いますが、最後まで向かい風に苦しめられました。

 15時過ぎに海の見える小浜公園に到着。少々忙しないですが1621発で帰途に就く事にして小浜駅へ、本日の走行151.8キロ、昨夏と比べると実走行時間で1時間、平均速度で1.8キロ少ないだけですが、結構くたびれました。

 

 

 

四国の右下ツーリング(4日目)

高知県安芸郡芸西村 琴ヶ浜にて

 4日目の朝、昨日までの3日間で都合300キロ余り走ってきたのですが、まだまだ余力はありますので、右下どころかこのまま左下まで走って行きたい処なのですがそうも行きません。今日中に帰らなければならず、それも「青春18きっぷ」で。高知から土讃線経由で帰ってくるにも徳島香川県境を越える普通列車は1日4往復、高知から1日で奈良桜井へ帰れるスジは高知発0510と1047の2本しかなく、現実には1047が唯一と云って良いのです。今日のミッションは香美郡岸本町と長岡郡大津村の道路元標を回り、キャンピング支度のこのままではとても輪行はできませんので、サイドバッグ他の荷物を送らなければなりません、箱を買う事を考えると今日は日曜日ですから郵便局のゆうパックは使えず、ヤマト運輸の営業所頼り。そして一番遠い大津村道路元標の最寄駅は土佐大津駅、高知駅から4つ手前の駅ですが無人駅ですので、予め手前の御免駅で「青春18きっぷ」を買っておかなけらばなりません。琴が浜~(自転車道)~夜須~岸本村道路元標~ヤマト運輸高知香南センター~御免駅~大津村道路元標~土佐大津駅と旨く回れば25キロの距離ですが、荷物を作る時間や長丁場に向けてしっかり輪行支度を整える時間が必要です。
 琴ヶ浜は土佐湾に面した海岸ですから朝日も夕陽もありません、日曜とあってジョッギングの人の姿がちらほら、7時前には撤収完了です。当然今日もゴミは持ち帰りましょう。

 昨日走ってきた高知安芸自転車道は道の駅「やす」まで続いていますが、夜須川を渡る橋が工事中で通れなくて引き返して迂回する必要がありました(GWを除く5月末まで)。
 香美郡岸本村道路元標。現在の香南市香我美町岸本、岸本小学校南側にあります。高知県で現存が確認されている道路元標は24基。
 計算通り窓口の開く8時前に到着、クロネコボックス14(税込324円)を購入、この箱ならサイドバッグ3つと平たく潰したサイドバッグ1つ、他に三脚とかの荷物も入れる事ができます。一昨年3月はしまなみの瀬戸田の営業所で140サイズの箱の在庫がなく一回り小さな箱で2個口で高くついてしまった事があります。しかし140サイズの箱はデカいです、荷物を詰め込むと何と22kg、これだけの荷物を奈良から積んできたのかと思うと我ながら感心します。
 荷物の箱なんか宅急便やゆうパックを取り次いでいる商店なんかでタダで貰えるだろうと簡単に云う人もいますが、小さな荷物ならまだしも、サイドバッグを入れようなんでサイズの箱って意外にないのですよ、そんな事で気を使ったり時間を食ったりではね、当然ガムテープなんかも必要になります。
 22kg分身軽になって御免駅へ走り「18きっぷ」を、事前に買っておけば済む話なんですがね。昔JR西日本のフリーきっぷを買うために呉線の仁方駅が無人駅とは知らず、広駅まで急いで走った事がありました。今ヤマト運輸の営業所や郵便局やら、色々な情報がネットで得られるので便利なのですが、キャンプツーリング故に電源の心配をしなくてはならない様になりました。
 後免駅から大津村道路元標までは概ねR195を行きます、とさでん交通(元土佐電気鉄道)御免線が並行しているのですが、写真を良くご覧下さい。これは併用軌道なのか専用軌道なのか、この辺りのR195は南国バイパスと高知バイパスが出来て交通量こそ知れているのですが、西に向いて白線の外側を走っていると正面から電車が、なんとこれは軌道内なのです。東行きの下り軌道のレールの外側すなわち道路側が舗装されてあたかも道路側の路側帯に見えます、これにはちょっと驚き。
 ちょっと探しましたが長岡郡大津村道路元標に到着、1059基目の道路元標になります。
 土佐大津駅には0951に到着、本日の走行24.1キロ。マッドガードにヘッド抜きですから少々手間が、1059発の多度津行きですから、ゆっくり落ち着いてできる時間があります。サドルバッグとサブブレーキが付いていますのでちょっと変則的ですが、かなりコンパクトになります、重さだけはどうしょうもありませんが、コンパクトな分担ぎ易いです。
 乗換案内で普通に検索すると土佐大津1059→1446多度津1510→1533児島1540→1603岡山1612→1717相生1719→1738姫路1741→1843大阪1858→1952奈良1959→2030桜井となりますが余計な乗換が多いので、児島で先発する岡山行きには乗り換えずにそのまま乗車すると →1629岡山1644→1809姫路1810→1913大阪1928→2021奈良2036→2105桜井となり、桜井駅帰着が35分遅くなりますが、岡山始発に乗れる事と相生乗換がなくなります。
 8時間近くかけてようやく大阪駅へ、大和路快速に乗り込めば奈良まで1本、21時過ぎには無事に帰宅しました。96.4キロ/128.1キロ/99.5キロ/24.1キロと3泊4日で348.1キロのせわしないキャンプツーリング、見所も多いコースですので、できる事ならのんびりと1週間位かけて走りたかったものです。
プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目

 

 

 

四国の右下ツーリング(3日目)

高知安芸自転車道 赤野休憩所付近にて

 国道だけあって夜遅くまで車が行き交っていましたが、さすがに疲れていたのかぐっすり寝てしまい、目が醒めたのは5時位だったでしょうか。しかし決して良いとは云えないロケーションでのゲリキャン、実は今回おニューのテントを積んできてまして、その件についてはまたの機会にしますが、昔からおニューのテントの初張りはキャンプ場でない処でのゲリキャンが多いのです。古くはヨーレイカのライジングサン2は高野龍神スカイラインの笹の茶屋峠の駐車場、モス/アウトランドは秋葉街道上村の道端だった様な、一昨年のナチュラルハイクの夏用は十津川村の「昴の郷」の駐車場でしたし。
 さて用を足しに表に出てみると、道路を挟んだ東の空がしらみ始めてきていて、雲一つありません、海からの日の出が拝めるかも知れない、撤収どころか急ぎカメラの準備とモデル役のasuka号の準備を整え国道の海側のガードレールまで運んで行きます。最低のロケーションは一転特等席に。
 ここ東洋町は「だるま朝日」の見える町として売り出しているのですが、だるま状にこそはならなかったものの、なかなか荘厳な朝日を拝む事ができました。昨年の淡路島野迫川村と最近素晴らしい朝日夕陽を見る機会が、キャンプツーリングならではでしょうか。

 もちろん自転車を入れたショットも何枚か。
 7時半、今日は高知市の手前香南市辺りまで走る予定ですが、まずは20数キロ先の室戸岬を目指します。昨年の「淡路島キャンプツーリング 2日目」の「南淡路水仙ライン」に似た雰囲気ですが、些か車が多いのが。歩き遍路の姿も、徳島県最後の23番薬王寺から高知県最初の24番最御崎寺の間は交通手段を問わずこのルートしか無いようなものですから。
 室戸岬到着、灯台は背後の崖の上にあるので国道からは少々見えづらいのです、灯台まで上がろうと云う気持ちは更々ありません。
 今回のツーリングの目的の一つでもあるのですが、高知県に残る道路元標の内、県東部の未収の3基を巡る予定です。津呂村は津呂町、室戸岬町と変遷した後、昭和34年に室戸町・吉良川町・佐喜浜町・羽根村と合併して室戸市となっています。道路元標は津呂漁港の南側「岬屯所前」バス停傍に現存しています。。
 室戸市街のスーパーマーケットでお昼用にお弁当を他を調達、少し走って道の駅 「キラメッセ室戸」の裏、海の見えるベンチで早いお昼にします。
 吉良川の町並み。R55の山側に旧街道が残されています、土佐浜(東)街道の宿場と云うより、木材や炭の集積地として栄えたそうで、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。
 吉良川の町並み近くに八幡神社があるのですが、さすが南国土佐、境内の桜も満開間近。
 安芸市市街を抜けると高知安芸自転車道に入ります。土佐電気鉄道安芸線の廃線跡を活用したもので、高知市までは行けませんが、香南市の道の駅「夜須」までの約15.5キが整備されています。ただ難儀な事に安芸側の入り口が単車対策でしょうかご覧の様に、サイドバッグがついてますと、そうは簡単には通れません。香南市までの途中幾つか車道との共用区間もありますが、幸い通過困難なものはここ一ヶ所でした。なお古来の遍路道ではないのですが、お遍路の方が歩いている事があるので、注意が必要です。
 廃線跡のトンネルを抜けると見事な桜並木が、今回2度目「自撮り」にトライします。赤野休憩所は並行するR55からも入れますので、土曜日と云う事もあって花見の人も時折入ってきます、間隙を縫って数テイク。

高知安芸自転車道

 さて今夜の夜営地ですが、自転車道をGoogleMapではキャンプ場となっている香南市の住吉海岸まで走ったのですが、四阿や駐車場、トイレ、水道はあるものの、設営できそうな場所は砂浜位しかありません、結局は自転車道の途中にあった芸西村の琴ヶ浜休憩所まで戻る事に。芸西村は安芸市と香南市に挟まれた人口3,700人程の村ですが、海岸沿いの自転車道からは阿佐海岸鉄道を挟んだR55に出れば、コンビニやスーパーマーケット、コインランドリーもあります。琴ヶ浜休憩所、車も入ってこれますし夏場は騒がしいかも知れませんが、海岸の防風林の中に四阿やベンチ、トイレ、水道と整っていて最高のゲリキャンポイントです。本日の走行99.5キロ。
プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目

 

 

 

おっさんばかりの雛祭りラン

 奈良県高市郡高取町「町家の雛めぐり」にて

 今日は乾さん主催の「ひな祭りツィード乱」に参加してきました。毎年3月に高取町土佐の古い町並みで行われている「町家の雛めぐり」へレトロなファッションでポタリングする企画です。自転車もランドナーと小径車が中心、私は延陽伯号こと片倉シルクグロワール24で、ただツィードファッションの用意はないので、ハンチングとニッカだけツィードで参加させて貰います。別にツィードでないと駄目よなんて事でもないのですが。車載組の集合場所は橿原運動公園の駐車場、dendenさんは竹之内峠を越えて自走。
 京都からの輪行組とは橿原神宮前駅に近い橿原市博物館で合流する事になり、モゼールさんの案内で新沢千塚古墳群の中を抜けて行く事に。
 道中「cancanさ~ん」と呼ぶ声、バリバリのローディの集団を率いるまんま兄さんが手を振ってます、久しぶりにお元気な姿を拝見しました。交差点を挟んでツィードランとチームまんまの皆さん、妙な光景だったでしょうね。
 さて無事に輪行組のWI-FujiさんとNBsunに合流、なんと「雛めぐり」はまったく色気なしのおっさんばかり12名になりました。
 お昼はどうしようかと云う事になりましたが、節句で土曜日とあって土佐街道沿いのお店は一杯でしょうし、広場では何かしらイベントが行われているいる様ですので、土佐街道への入り口の吉野ストアで弁当を買って、近くの明日香村多目的グラウンドで頂く事に。ゲートボール場の隣におあつらえ向きの四阿があります。

 さて食後再び土佐街道へ戻りますが、推し歩いていたらなんと私がパンク、皆さんには先に行って貰ってお寺の門前でチューブ交換していて、お雛さんの写真は撮れず仕舞い、setoさんとなかおさんから写真を拝借しました。
 お昼過ぎには一通り回り終え、午後はなかおさんの強いリクエストで「4season」へお茶しに行くとの事ですが、あまりに早すぎるので明日香村を一回りする事に。 
 鬼の雪隠~亀石~石舞台~稲渕の棚田~入鹿の首塚~大官大寺跡と回ります。写真は石舞台を只で見下ろせる高台にて。

 

ツィードランの一コマ (Photo : setoさん)

 結局15時までには「4season」へ、ローディ御用達のお洒落なお店も今日はおかしな集団が占拠。1536にはお店の前で一応解散、NBsunも走り足りないかして自走で帰途に、私も輪行組を大和八木駅までお送りして帰途に就きました、本日の走行46.4キロ。
 例によって集合写真を含む「ひな祭りツィード乱」の写真をうちのHPにアップしています。 [BYCYCLE]→[ツーリングの記録]→[2018]と辿って下さい、大きなサイズの画像もダウンロードできます、参加者の方は再利用して頂いて結構です。 なお認証が必要です、パスワードをご存知でないとご覧になれませんのであしからずご了承下さい。 ログイン名は’2018’、パスワードは2018年の卓上版「CanCan謹製カレンダー」の裏表紙右下の黄枠内の数字です。 なお3月末まで2017年のパスワードも使用可能です。

ランドナー補完計画 御前崎オフ

静岡県御前崎市 御前崎灯台

 まだ暗い6時前に掛川駅近くのビジホを出発、参加者が宿泊している御前崎の民宿「聖火」に向います、約30キロの道のりです。途中、携行食の補給を兼ねてイートインコーナーのあるコンビニを探してコーヒーブレイク。土地勘がないのに行き当たりばったりのコース選択がまずかったのか、思いの他アップダウンが多いなとか、原発立地で道だけは良いなぁとかぼやきながら8時には海岸線へ。
 今日は9時過ぎに出発と云う事で多少の余裕がありますので先に御前崎灯台を見上げるポイントへ、「自撮り」の準備をしてきていますのでトライしますが、風が強くて怖くて三脚を立てる事ができません、ストーンバッグも持ってきているのですが、あまりに風が強過ぎてガードレールの影に立てるのが精一杯です。しかしなかなかのロケーションです、今回はロケハンと諦めて是非とも再訪したいものです。
 9時少し前に「聖火」到着すると、これから記念撮影と云う処、挨拶もまだですが先に写真に混ぜて貰う事に。(大きな画像はアルバム「ツーリングの記録」へ、要認証)

 唯一本日のみの参加者と云う事でして、皆さんへの挨拶と自己紹介を済ませて、さて出発なんですが先程通った御前崎灯台へ行くとの事、ただ標高40m程の高さに建つ灯台の元まで激坂を登ります。そしてここでも記念撮影を、私も撮らせて頂いたのですが、丁度流れる雲の影になってしまい、出来が悪いのでGAMIさんから写真を拝借しました。
 先程登ってきた激坂なんですが、ここがなかなかの撮影ポイントなんですね。判っていたら登りで待ち構えるんだったのに、でも後ろ姿の下りは爽快感があっていいかも。
 今日は御前崎を後にして駿河湾側を北上してから大井川沿いを集合場所の新金谷駅に戻る40キロ程のコースを走ります。御前崎を出て牧之原市地頭方付近までは、少々車の多い区間も走りますますが、地頭方のセブンイレブンで休憩の後、太平洋自転車道(静岡御前崎自転車道線)に入ります経由。太平洋自転車道は1973年に提唱された、房総から太平洋岸を南紀まで、全長1.200キロに及ぶ自転車道を整備しようと云う計画だったのですが、46年たった今も完成には至っていません。千葉県、静岡県、愛知県、三重県、和歌山県下で断片的に供用されてはいますが、中にはほったらかしになっていて自転車の走行が困難だったり、廃道状態の処もあります。
 この静岡県道375号静岡御前崎自転車道線は1970年に廃止された静岡鉄道駿遠線跡を活用していて、一般の利用者も多く維持管理が行き届いている様です。昨日の参加者が走った浜松御前崎自転車線は砂浜の砂が自転車道に吹き込んでいて難渋した様です。同様の事を加賀海浜自転車道(金沢小松自転車道線)で経験した事がありますが、強引に突っ込んだら思いの外砂が深くて危うく転倒する処でした。
 例によってがっつり走らないランドナー系のサイクリングイベントですから休憩タイムを充分に、遠来の参加者が多いですのでお土産を買うポイントも、写真は立ち寄ったお茶屋さん。

 海岸線にでると駿河湾を挟んで富士山が、日頃見慣れていない関西人にはなかなか感動の光景です。
 お昼は静波海岸でケータリングサービスの豪華なお弁当が準備されています。でも折角のロケーションにもかかわらず、何故かみなさんサポートカーの陰で車座になって弁当を拡げているのです。事情を知らず海岸に陣取った私は風に運ばれてくる砂のふりかけの洗礼を受ける事に、そう云う事なんですね。
 富士見橋で大井川を渡り左岸の河川敷に入ります。これも自転車道かなと思いきや、大井川リバティマラソンコースという延長10数キロのコースで、自転車の走行は禁止こそされていないのですが「競技用自転車の練習走行は禁止」との看板があります、すなわちローディがガチで走っては駄目ですとのお達しが、殆んどがランドナーのサイクリングですので競技用自転車でも練習走行でもないのですが、そこはそれ60台近くの自転車が走る訳ですから、何を言われんとも限りませんので、そこは主催者のくりくりさんの用意周到な処で、島田市の市長印のある使用許可証をとって参加者にコース図と一緒に配付されているのです。
 その大井川リバティですが、車が来ないのは勿論ですが、見通しが良くて市民を対象にしたマラソンコースですので幅員があって、走行中の写真を撮るにはお誂え向き、また新幹線と交差する付近での休憩タイムでは、全ての自転車を並べての品評会?撮影会?何れにせよ、これだけのランドナーが集うのはなかなか壮観です。ただ大井川の流れが真東になるにつれて向かい風が強烈に、なかなか前に進みません、盆地の奈良ではなかなか体験できない強風に一気に消耗してしまいました。
 世界一長い木造歩道橋(全長897.4m、幅2.4m)として有名な蓬莱橋までやってきました、ちなみに木津川流れ橋は356.5mですから2倍以上の長さです。この後、集合場所の新金谷駅まで戻るのですが、輪行で帰途に就く参加者の為にJR東海道線島田駅が近いここで一応の解散と云う事になります、くりくりさん他のご挨拶の後、蓬莱橋をバックに最後の記念写真(GAMIさん提供)を撮ってひとまず解散。私はこのまま新金谷駅までご一緒してから金谷駅へ走り輪行のつもりだったのですが、先からの向かい風にすっかりくたびれて戦意喪失、島田駅から帰途に就く事にしました。島田駅1610発浜松行きに乗車、東海道本線と近鉄を乗り継いで21時半には無事に帰投する事ができました。
 今回1日だけとは云え念願の「御前崎オフ」に参加する事ができました、静岡は些か遠いとは云えなかなかお目にかかる機会のない関東の方々、2000年の「ランドナーギャザリング」以来の御仁とか、GAMIさんとは1999年の野麦峠以来かと、他にもネットでは存じ上げていても初めてお逢いする方も何人か。短い時間でしたか愉しく過ごす事ができました。「御前崎オフ」が10何年毎回60名近い参加者を得て続いているのは、主催者のくりくりさん他の気の利いたプランニングと気配りにあるかと思います、次回も時間が許せば馳せ参じたいと思います、次回は1泊2日で。
 集合写真を含む「第15回 ランドナー補完計画 御前崎オフ(2日目のみ)」の写真をうちのHP にアップしています。 [BYCYCLE]→[ツーリングの記録]→[2018]と辿って下さい、大きなサイズの画像もダウンロードできます、参加者の方は再利用して頂いて結構です。 なお認証が必要です、パスワードをご存知でないとご覧になれませんのであしからずご了承下さい。 ログイン名は’2018’、パスワードは2018年の卓上版「CanCan謹製カレンダー」の裏表紙右下の黄枠内の数字です。 なお暫くの間は2017年のパスワードも使用可能です、行事参加者でパスワードをご存じでない方には、くりくりさんのブログの方へ専用のパスワードをお知らせしています。なお行事の性格上、お付き合いのない方が映り込んでいる場合もあります、不都合のある場合は連絡を頂ければ、対応させて頂きます。

吉例!大阪市内七福神めぐりポタ

難波八坂神社にて

 今日は一昨年から時々お邪魔させて貰ってます、スミ旦那率いる「輪音(WAWON)」のポタ企画に参加してきました。題して「吉例! 大阪市内七福神めぐりポタ」集合場所は長居公園に9時、大阪市内ポタと云う事ですので延陽伯号こと片倉シルクグロワール24で頑張って自走する事に、ただ夕方には帰って来なければならないので帰りは輪行の準備をして出掛ける事にします。
 まだ暗い0545に桜井を出発し大和川沿いに走り王寺から柏原へはR25、いわゆる亀の瀬を経由しますが、気温は-2℃(0716)を示しています。

  お馴染みの柏原市役所前には0739には到着、R25と離れ大和川右岸の堤防上の道路を行きます、概ね自転車歩行者専用路となっていますので、快適に走る事ができます。あびこ筋まで出て北上するつもりでいたのですが、少々早めに降りてしまい、瓜破から喜連へと抜けます、実はこの道は中高野街道なんですね。長居公園通りを西へ、集合時間にまだ時間がありますので「すき屋」で二度目の朝食を採りながら時間調整を。
 5分前に長居公園南西角に到着、参加者は10数名これに途中合流も加わるそうで、市内ポタには些か大所帯。
  まずは庚申街道を北へ、阿倍野界隈は青春時代を過ごした懐かしい土地です。

 さて真田山で有名な三光神社を皮切りに七福神巡りです、至って信心深くない私にとってはスタンプラリーみたいなもんですが。三光神社(寿老神)、長久寺(福禄寿)、法案寺(弁財天)、宝満寺(毘沙門天)、大国主神社(大国神)、今宮戎神社(戎大神)、四天王寺(布袋尊)と巡ります。
 お昼は日本橋オタロード近くの王将へ、2階は大人数でも入れる席数があるのですが、料理の方はものによって冷め気味なのがいけませんね。場所柄ユニークな定食メニュー、私が頂いたのは「ウィンドウズミレニアム定食」だから何がどうなのかなのですが。
 記念撮影は七福神ではありませんが、難波八坂神社の巨大閻魔さんの前で、セルフタイマーに間に合わない走るショコラさん。
 清水坂を登ってこれも番外編大阪の清水の舞台、通天閣が見えますよ。
 最後は四天王寺さんの布袋さんで終り、ここで一応解散と云う事になりましたので、私は帰途に就かせて頂きます。
 雲行きも怪しくなってきましたし、輪行のつもりで準備もしてきているのですが、四天王寺さんの目の前はR25、とりあえず走れるだけでもと。東部市場あたりまで来ると大阪国際女子マラソンの規制がかかっていて車道は通行止、路上駐車も一切ありません、お陰で快適に平野近くまで走る事ができてそのまま柏原まで、少し長瀬川沿いの道へ回りましたが、そのまま朝と同じく亀の瀬経由でR25を王寺まで、御幸橋から自転車道へ入り、田原本から少々霙の様なものが降ってきましたが、後は勢いで橿原へ、24吋で107.5キロは些か疲れました。
 例によって集合写真を含む写真をうちのHPにアップしています。 [BYCYCLE]→[ツーリングの記録]→[2018]と辿って下さい、大きなサイズの画像もダウンロードできます、参加者の方は再利用して頂いて結構です。 なお認証が必要です、パスワードをご存知でないとご覧になれませんのであしからずご了承下さい。 ログイン名は’2018’、パスワードは2018年の卓上版「CanCan謹製カレンダー」の裏表紙右下の黄枠内の数字です。 なお暫くの間は2017年のパスワードも使用可能です。