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IBERA IB-HB2 ハンドルバーパック 【廃番】

(画像は代理店HPより拝借)
 
 明日から1泊2日で信州飯田から愛知県下まで走ろうと計画していて、天気も悪くなさそうなので今日にも「青春18きっぷ」を買って宿を押さえようとしていた矢先に、仕事がらみの不幸があって動けなくなってしまった。 概ね以前から温めていたプランで、1日目は飯田線の駒ヶ根まで「18きっぷ」での移動で終わってしまいますが、2日目早朝から三州街道と矢作川にほぼ沿ったルートを8基の道路元標を巡りながら160キロ余りを名鉄猿投(さなげ)駅まで走り抜け、名鉄と近鉄で輪行してその日の内に帰って来ようと云う計画でした。 獲得標高が2,000mもあるのに、可能な限り旧道を走り、あの旧伊勢神トンネルでは「自撮り」もしてやろうと云うのは些か無理があったのですが、ひとまず延期と。
 
 さて本題のフロントバッグ、IBERAと云うブランドのハンドルバーバック、ヤフオクを見ていると新同品が1,500円で出ています。 このIBERAと云うブランドのバッグ、個人的にはオレンジ色のアクセントが気になる処なんですが、今まで実物を店頭でとか、実際に使用しているのを一度もみた事がないのです。 ラインナップのサドルバッグなども見ているとTOPEAKのパクリと云う感じなのですが、販売価格からすると取り立てて安いものでもありません。 このIB-HB2と云うバッグ、既に生産終了品の様で、それは良しとしても、寸法的に些か小さいかなとも思ったのですが、送料込みでこのお値段と云う事なので、まぁハズれでも良いだろうと云う事でとりあえず入札する事に、結果的に1,700円で落とす事ができたのですが、それが今日夕方届いたのです。
 
 届いた梱包を見てウ~ン、案の定小さいと云うか、一辺で一回り小さいですから、縦横幅三辺では三回り小さかったかなと云う感じですね、asuka号で使っているTOPEAK(左)と「延陽伯」号で使っているmont-bell(右)と並べると違いは歴然です。 その可愛さに工夫して「延陽伯」号のサドルバッグにしても良いかなと思った位なのです。
 
 ただ不自由していたのはロード用ですのでサイズ的にはこれ位が限界と云えるのかも知れません、今まで仕方なしに使っていたリクセンカールのものと比較して見た目は同じ位ですが、ポケットとかもあって使い勝手は良さそうです。 実際Lumix G2に14-140ズームを取り付けて、なんとすっぽり収まってしまいました。
 
 商品としてはマップケースの付いた後ろ開きの蓋、前面と左右のポケット、内部は蓋の裏にポケットがあります。 ポケット内も色々と気の利いた工夫がしてあって、この辺りもTOPEAKのパクリ臭ムンムンなんですが。 気の利かない商品ばかり作っている何処かのA産業もちゃんとした意味で見習ってほしいものです。 私がA産業製品をコケにする理由。 写真の様にオリジナルのハンドルマウント一式と肩掛けベルトが付属します。
 
 おまけに底にもポケットがあってレインカバーが収納されていて、そのまま引き出してカバーする事ができます、個人的にはレインカバーもオレンジ色にしてほしかった。 機能的には充分ですし、ちょっと歪んでいるかなって感じはありますが全体的にしっかりした作りで好感が持てます、唯一パンチングメタルの様な意匠が気になりますが、これは反射材として機能しているのでしょうか。 既に廃番ですので入手は困難でしょうが、もしどこかで見つけたられたら価格次第でお勧めかも。 後継で一回り大きなIB-HB3と云うのが出ている様ですが、台形をさかさまにしたシルエットがちょっとね。
 
 IBERAオリジナルのハンドルマウントが付いていますが、例によってBASILのリクセン互換マウントに付け替えます、これで複数の自転車、バッグを相互利用ができます。 ただTOPEAKの時の様に芯材を簡単に取り出す事ができなかったので多少てこずりましたが、布の外張りと内張りと一緒に芯材に取り付け穴を開けてしまおうなんて安直な考えは失敗の元ですからご注意を。
 
 早速erba号に取り付けてみましたが、コンパクトな分ブレーキレバー周辺に余裕があって良さそうです。 恒例の「大和高原早朝ラン 8/7」はこれで出撃する事にします。

夜なべで針仕事

 この週末は大荒れの予報、それに少し風邪気味で大人しくしている事にしたのですが。 「室生サイク」の折に愛用のキャラダイスのサドルバック、フラップのベルトが千切れてしまいました、千切れたと云ってもベルトそのものが切れたのではなく、縫い代が解けてしまったのですが、代わりがないので急ぎ取り修理する事に。 このキャラダイスのバッグ、見た目や素材は無骨ですがなかなか丈夫で、そしてこうやって針と糸で直せるんですから、素晴らしい事です。
 
 せっかく針仕事に手を付けたのですから、かねてから材料を準備してあったフレームカバーを作る事にしました。 フレームカバー、すなわち輪行時にフレームにキズがつかない様にするカバーです、市販品もなくはないのですが、結構エエ値段します。 代わりに百均とかでも売っている滑り止めマットをカットしたものを、マジックテープで巻いているのですが、使い勝手も良くないので、マットにマジックテープを縫い付けてみようと云う訳です。
 
 マットは塩化ビニール製で網目状のスポンジのシートみたいなもので、それにマジックテープを縫い付けるだけなのですが、裏面にも布テープの様なものを貼り付けて挟む様に縫い付けないと、片面だけだと簡単に千切れてしまいます。 使用したマジックテープはコード類の結束用として売られていたもので12本入りでした。 実際使ってみるとマジックテープはカットして短くしておいた方が使い勝手は良い様です。
 なおこのマットですがちょっとベタベタした感触で、長期間フレームに巻いた状態で放置するとフレームの塗装に癒着してしまう懸念があります、今まで何度かこれを巻いて輪行していますが、その範囲では問題はなかったです。
 
 どこまでカバーが必要なのかは輪行の仕方にもよりますが、一通り作ってみました。 最初は700Cのasuka号と24吋の「延陽伯」号と兼用できる様に考えてみたのですが、トップチューブ以外は切り欠きを入れる位置が多くなってしまい、破れやすくなるので諦めました。 軽いとは云えフルセットではボトル1本分位の嵩になってしまいますので、必要な部分だけにしておくのもアリかと。
 
 輪行状態ではありませんが、こんな感じで巻きつけます。 フォークまでフルセット作っても材料費は500円にもならないでしょう。 手縫いですから結構ヒマが掛かりますが、輪行支度の時にスムーズに運ぶ事は請け合いです。

「延陽伯」号にフロントバッグをチョイス

 雨でマトモに走れない日が4日も続いています。 さて「延陽伯」号にはベロクラフトのフロントバッグが付いてきているのですが、私には分不相応なのと、バッグサポーターの仕組み上、アウター受けが付けられなくなっているので、お蔵入りしていたモンベルのツーリングフロントバッグをチョィスしてみました、カラーもお似合いですし。
 ところでモンベルのツーリングフロントバッグと云うのは、リクセンカール互換のコの字型の金具で吊り下げる構造になっていますので、フロントキャリアの上に乗っけるとフニャフニャで様になりません。 そこで前回の「フロントバッグのリクセン化」の時と同様に、100均で買ってきたPP板で芯を作って入れます。 この手の作業をする時はダンボール紙でサンプルを作って検討するのが肝要です。 なおPP板の加工は滑りやすいので気を付けて下さいね、普通のカッターで一気に切るのではなく、プラ板用のカッターや目打ちの様なもので削って行く様に加工するのが良いです。 折る時はどのあたりまで溝を入れるかは結構コツが要りますが。 前回はハトメで組み立てたのですが、今回は分割式マッドガードの製作用に買った引き抜きリベッターで組み立てました。
 
 作った内枠に、知る人ぞ知るEB金具を取り付ける穴をあけておきます。 EB金具はフロントバッグのジャンプや飛び出しを防ぐために底面で固定する、その手の自転車に乗る人だけが必要性が判ると云うアイデアグッズです。 底面の強度がないバッグの事を考えて針金(スポークが流用できます)で補強する事ができるのですが、左の写真はその様子が良く判るでしょう。 
 どこにでもある様なベルトを切って、フロントキャリアの背(ワイヤーガードと云うべきなのかな)の幅に合う様にループを作ります、裁縫仕事です。 そしてフロントバッグの後面に縫い付けます、なかなか位置合わせをしながら縫うのは難しいので、ホッチキス(製本用の柄の長いものですが)で仮止めして行いました。
 
 内枠をバッグの中に組み込みます。 背面のベルトは仮止めのホッチキスを外しますが、バッグに縫い付けられているだけなので、引き抜きリベットで内枠と固定します。 PP板はドリルで穴あけできますが、布製のバッグはそう云う訳には行きません、穴あけポンチがあればばっちり綺麗な穴があきます、引き抜きリベットによる接合は下穴が肝心です。 
 ツーリングフロントバッグに元々ついている内張りをセットし、これも100均で買ってきた発泡スチロール板をカットしてきた底板をセットして一応完成です。 私の場合フロントバッグはカメラバッグでもありますので、吊り下げ式と違いフロントキャリアからの振動が伝わるこの様なケースではもう少し工夫をしておいた方が良いかも知れませんね。 
 バッグ後面はこんな感じでワイヤーガードかぶせる様にします。 
 バッグ底面はEB金具でこの様に固定されます。 左右から手を入れて金具をスライドさせてキャリアに固定します。
 以上で出来上がり、今日も一日雨でしたが、こんな事でも現物あわせで組み立てて行くのですから一日終わってしまいました。

今月も無事に1,000キロ超え

嵐山八幡木津自転車道 近鉄京都線木津川橋梁にて
 
 名馬と云うにはおこがましいですが、無事これ何とかで… 本日の走行105.8キロ、今月も走行1,000キロを超えました。 7ヶ月連続、年間走行距離も9,000キロを超えて、一応の目標10,000キロは目前です。 しかし時間さえあれば10,000キロは誰でも走れますが、鉄人児玉さんの20,000キロは時間だけでは走れないとつくづく感じる今日この頃です。
 

 そうそうモンベルオンラインのファクトリーアウトレットでサイクルフロントバッグが2,798円で出ていたのをポチっていたのが昨日届いたので、早速asuka号のサドルバッグとしてチョイスしてみました、ホント誂えた様な色です。 フロントバッグとしては開口部が狭いので使い易いとは思えないのですが、3気室に別れていて工具やスペアチューブなどを入れるサドルバッグとして丁度良いかも、輪行袋や三脚を積む時以外はキャラダイスは大き過ぎますからね。
 

カメラバッグをフロントバッグに

 先日のフロントバッグのリクセン化で、カメラバッグ等で使い勝手の良さそうなものをリクセン化してみようと云う話になっていましたが、とりあえず目をつけていたのはこれ、VANGUARDと云うブランドのカメラバッグで、以前からうちに転がっていて、カメラバッグとして持ち出す事もなく単なるカメラアクセサリ入れとして使っているのですが、サイズ的になんとなく中途半端だし、フロントバッグにすると前開きになってしまうのと、後ろ側のポケットを潰してしまう事になるので躊躇しているのですが…
 
 ところがこんなのがあったんです、エツミ製のリュック型カメラバッグが、ずいぶん以前に買ったのですが、出番がないまま殆ど新品(このモデルは現在では廃番の様ですが)と云うか、ミニベロのフロントバッグにならないかなと云う考えは無くも無かったのですが… ミニベロのフロントの縦長の空間、このスペースを有効に利用しようと云う考えは10年以上も前から、かのシクロアルピニストと云われたKeroさんが実践されていて、手作りの帆布製縦長フロントバッグを愛用されていました。 (彼は「自撮り」の先人でもあります)
 

 

 私のKHSはその機動性から北は会津から南は宮崎まで、いつもの「18きっぷ」輪行で、主に道路元標蒐集に活躍していて、泊りがけともなるとおのずと荷物も増えてしまいます、私はツーリングでは背中には担がないと云うのが基本ですので、かなり強引に小型のサイドバッグを装備している訳です。 そして輪行時には輪行袋とカメラやモバイル機器の入ったフロントバッグを両肩に担ぐスタイル、フロントバッグをリュック化できれば輪行時にかなり楽になってくるはず。
 ちなみにリクセンカウルのフロントアタッチメントはタイオガのフロントバッグホルダーを介してハンドルポストに取り付けています(写真右上)、なお写真にも少し見えていますが、この世代のKHS F-20にはリクセンカウルのヘッドチューブアダプターを取り付けられるダボが付いているのですが、ねじ穴が浅すぎて使い物になりませんでした。
 
 さてリュック型カメラバッグの改造です。 背当て部分にリクセンカール互換のBASILのアダプタープレートを取り付けます、そんなんしたら背中痛いやんか、とお思いでしょうが、これが殆どこたえないのです、それに第一このリュックを担ぐのは輪行袋を担いで移動する乗下車や乗換えの時だけです。 フロントバッグとは云えリュック型になって容量が増えた分、重量はおのずと増えてくるでしょう、リクセンカウルのクリックフィックスだけでは強度に不安があります、そこで出てくるのが昨日の「EB金具」なのです、これでフロントキャリアに固定すると抜群の安定感、おそらく「EB金具」がなければリュックをフロントバッグにする事には踏み切らなかったでしょう。
 
 リュック型カメラバッグの多くは上下2気室になっています、このバッグの場合、フロントバッグとして利用している時は下部を開く事はできませんが、マジックテープで固定されている仕切りを外すと1気室にする事は可能ですし、輪行袋等の走行中に必要のないものを入れておいても良い訳です。 少し困ったのはフロントバッグとして使用時に邪魔になるショルダー、ブラブラさせていると非常に危険ですが、たたんでリュック自身のチェストハーネスやヒップベルトでハンドルポストにしっかり固定すると大丈夫です。 今日は荷物満載と云う訳でもありませんが、結構重いUPSの交換用バッテリーを積んで40キロ程走ってきました、ちなみにDST40.2km、AVS17.4km/h、MXS41.1km/h
 
 今のところ課題はバッグの大きさの割りにクリックフィックスやEB金具を取り付けている部分に腰がないので、なかなかパチンと一発で固定できない点でしょうか、バッグを内側から押さえてやるとかしないとなかなかうまく取り付けができません。 なにかしっかりとした芯材を入れてやる必要があるかも知れません。 後はSTIのワイヤーが邪魔になる事、折角の後開きが生かせません、別にSTIレバーに魅力は感じていませんので交換する手もありますが、バーエンドコントロールにすると輪行時に邪魔ですし、使い慣れているダブルレバーでは台座と折りたたみのKHSゆえにワイヤーの取り回しをどうすれば良いのか、色々と悩ましいところです。

EB金具

今月初め頃に京都の「アイズバイシクル」さんへ行って仕入れてきたブツのお話をやっと今頃。
 
ランドナーやスポルティーフでよく使われているこのタイプのフロントバッグサポーター、見た目もスマートで格好良いので、私も友人が作ってくれたものを長い事使っているのですが。 一つ欠点が、段差とかでバウンドしてベクトルが一致していたりすると上へスポっと抜けてしまう事が稀にあるのです、僕自身も一度カメラの入ったフロントバッグを放り出してしまい、あやうく引っ掛けて転倒する処でした。 この事はついては皆さん色々と工夫されている様で、僕はホームセンターで売っている金具の付いたゴムベルトを加工して使っています。 (写真右)
 
昨年でしたか岐阜の「Velo du reve」さんから「EB金具」と云うフロントバッグ固定金具が出たのです。 この金具については既にネット上でも解説とかがありますので、いまさら僕がどうのこうのと云うまでもないのですが、ちょっとだけ説明を、でないと後に繋がらないのです。
 
2個がセットになってまして、フロントバッグの底にキャリアの幅に合わせて、こないに取り付けます。 もちろんフロントバッグの底に穴を4つも開ける訳ですから、納得した上で買って下さい。 なお対応できるキャリアのパイプ径は7mmΦまでとの事です。
 
「EB金具」はスライドする様になってまして、この様にキャリアを左右からはさみ込む様に固定する訳ですね。 宿命的な問題はキャリアのサイズに応じて「EB金具」を取り付けたフロントバッグが必要になる事、自転車をいっぱい持ってはる人には大変な問題ですね。

 それでどうなんだと云う事ですが、明日につづく。
 

ツーリング用バッグの選択

古くからのツーリング車に乗るサイクリストの多くはデイバッグ等を背負いこむ事を良しとしない、方は暑いとか背中が蒸れると云う意見で私もそう思うし、重心も高くなってしまい身体の動きも制限される、大きなザックを背負い込んで走っているサイクリストを見るとちょっと可哀相にさえ思える。 背中の蒸れを改善するために考えられた商品も昔からあるし、実際買って使った事もあるが、ちょっとはマシかなと思う程度で、構造的に収納力も2/3位になってしまい、結局はホコリを被っている。 それと私の場合カメラを担ぐとデイバッグは邪魔になって仕方がないと云うのが大きな理由で、10数年前から愛用しているのはマウンテンスミスのランバーバッグのシリーズ、いわゆるヒップバッグを云うやつ、今では同様のバッグも多いが、マウンテンスミスのHPによれば、このアイデアはマウンテンスミス創業者のものだとある、それに独自のフィットさせるシステムでなかなか上手くホールドする事ができる。 写真上(Photo : KMT48さん)は現行のTOURの前身のものですが同じく8リットルの容量、ロード用の輪行袋に脱いだ衣類の1枚や2枚は楽に入る。 しかし基本は荷物は身に着けない事が一番、最近はフロントバッグとキャラダイスの大型サドルに間に合っている事もあって、ランバーバッグの出番はロードに乗る時以外は減ったのですが、最近「自撮り」で三脚を持って行きたくなってくるとお泊りで輪行袋が加わるとキャラダイスのネルソンでも追いつかなくなってしまいました。 ロングフラップモデルも考えてみたのですが、最近どうも入手しにくい様で値段も安くはありません。 そこでランバーバッグの再登場となるのですが。
 
写真左は現行のDAY(14リッター)の前身でMOUNTAINSMITH CYCLING GEAR MOUTAIN (TM)、かなり陽に焼けてしまっていますが、破れ等はなくのびてしまったショックコードさえ替えてやれば十分見られますので、カラーゴム紐を取り寄せて早速補修してやります、手芸用品ですので耐候性が心配ですが、また替えてやれば良いでしょう。
 ところで現行品と同様に左右にボトル等も収容できるポケットが付いていて、容量も大きいだけに目一杯荷物を入れると相当な重量になってしまい、さすがに自慢のフィッティングシステムでも支えきれません、それに私の様にお腹の出たウェストのない人間は引っ掛かりがないので特にです。
 
そこにマウンテンスミスではオプションでショルダーベルトがSTRAPETTESと云う商品名で用意されています、実は以前から持っていたのですが、いくら探しても見つかりません、どうも現行品は取り付け方法が変わっている様に見えるのです。 駄目ならバッグも新色に買い換えるかと取り寄せてみると、ちゃんと1999年以前のシリーズでの取り付け方法が解説されていまして一件落着。 ころころ仕様を変えて旧製品との互換性をなくすどこかのメーカーは見習ってほしいものです。
 
余談ですがマウンテンスミスには以前サイクルスミスと云う兄弟ブランドでバッグを出していました。 完全に自転車用のパニアバッグやサイドバッグもあって、ランバーバッグシリーズも異なるネーミング、機能的にどこが違うのか良く判らなかったのですが。 その後マウンテンスミスサイクルギアと云うブランドになっていました。 左は「MOUNTAINSMITH CYCLING GEAR WORLD CUP(TM)」と云うリュック、先の理由で出番はありませんが、ヘルメットを収納できるザックとしては初めての製品だったのかも。

フロントバッグのリクセン化(続き)

 先日の「フロントバッグのリクセン化」ですが、案の定カメラの様な重いものを入れると首をもたげてしまいます、それと装着時にたわんで力を入れにくいのですね。 やはり1.2mm厚のPP板では力不足は否めません。

再び100均へ出向きまして仕入れましたのはL型金具ならぬブックエンド。

ドリルで穴を開け背面パネルに挟み込んで底板を支持する様にしてみました、これで大丈夫でしょう。

ついでにバウンド防止にショックコードを取り付けてみましたが、ちょっとゴム紐が太すぎた様で(^_^;:)

フロントバッグのリクセン化

うちではkoga-miyataとKHSの2台にリクセンカウルのアダプタを長年使っているのですが、バッグ側のアダプタってパーツとしても入手はできないものだと、ずっと思っていたのです、それがあれば色々なバッグがリクセンカウル化できるのにと。 ところがカゴ用のアダプタとして売っているのですね、しかしこれが高い。 ところがBASILと云うところから適価ででている事を教えて貰い、早速ポチっといってしまいました。

さて届いたものの何に付け様とまでは具体的に考えていなかったのです、モンベルのドラム型のサイクルフロントバッグあたりに着けるとロード用に使い勝手の良さそうなものができるかな、実は昔サドルバッグとして使っていてベルトがちぎれてしまったので捨ててしまったのです、こんな事なら置いとくんだった。
 実は最近koga-miyata用にはオーストリッチの昔々のフロントバッグを引っ張り出して使っているのですが、これが不思議な商品でしてオーストリッチのくせにリクセンカウル互換のモンベルのフロントバッグフレームを使える様になっているのです(写真上)、ところが走っているうちにこのフレームが抜けてくるのです、昨日も危ない処でした。 どうやら初期のフレームとは終端の形状が変わっている様な気がします、以前は抜け防止にネジとワッシャ状のものが付いていた様な… と云う訳でオーストリッチのこのフロントバッグをリクセン化する事にしたのです。

BASILのKF ADPTER PLATEはこの様なものです。 リクセンカウルと比べると厚みがやや薄くて穴の位置も異なります、カゴ用ですから挟み込むプレートが付いています。 これをフロントバッグの背面に取り付ければ良いのですが、件のオーストリッチのバッグは蓋と底に芯材が入っているもののフニャフニャのシロモノ、フロントバッグフレームで吊り下げるのならそれでも良いのですが、背面で支持するにはそう云う訳には行きません。

100均で1.2mm厚のPPシートを買ってきて加工、コの字状のものを2つ作って組み合わせます、ボルトナットでは突起ができてしまいますのでハトメで繋ぎましたが、接着してもテープで止めても、あれば大型のホッチキスでもいいかとは思いますが。 仮にBASILのアダプタを取り付けてみました。

バッグに中枠を入れてアダプタを取り付け直します。 中枠だけでバッグを支えている訳ですから、多少強度に不安があるのですが、とりあえずこれで行ってみましょう、問題がある様だったらL型金具で底板を支えるようにしてみます。

出来上がりです。 元のバッグには背面にポケットがあったのですが、アダプタが貫通していますので使えなくなった訳ですが、そこはオーストリッチ製品使い勝手の良いものではなかったので全く使っていませんでしたので問題なし、一応完成しました。
 このBASILのアダプタのお陰でカメラバッグとか使い勝手の良さそうなバッグをリクセン化してフロントバッグにする事が可能になります、お試しあれ。

うちのフロントバッグ事情

ツーリング系のサイクリストには必携のアイテムフロントバッグ、ソローニュとかの高級品や定番の犬印の帆布製バッグとかを持ってはいないのですが、いつのまにやら増えてしまいました。 ところでツーリングには必ずと云って良いほどカメラを積んで行きますから使い勝手は非常に重要です、まぁフロントバッグにカメラを入れる事は振動面から色々と異論もある処ですが。

今まで一番長く付き合って貰っているのがこいつ、モンベルのツーリングフロントバッグ、まわりにも愛用者が非常に多いです、3代目になりますが何故か初代が本体に穴があくまで使ったのに2代目はマップケースのビニールが裂けてきました、素材が悪くなったのではとクレームを入れましたら、素材は変えてないが修理はできないので新品と交換するとの事で交換して貰える事になりました、しかし3代目もやはり裂けてきました。 度々交換と云うのもと思っているうちに新しいモデルが出てきましたが僅かに背が高くなっている様です。 裂けて汚らしいマップケースをハサミでカットしてマップホルダーを使用していてフロントバッグにマップケースの必要のないKHS用として頑張って貰う事にします。

替わりにasuka号用にはKHSで使っていたTOPEAKのTour Guide HandleBar Bag DXを、こちらは逆にマップケースがしっかりしすぎていて出し入れが大変なのですが、全体的に作りがしっかりしていて使い勝手は悪くありません、基本的にTOPEAKのマウントシステムでハンドルバーに固定するのですが、フロントキャリアの上に鎮座して戴くので、マウントを外し軽量化も兼ねて加工をしてあります。 内部のポケットもバッテリーやら何やらと小物の多い昨今重宝しています。 ただ一つ気に入らないのは前面のポケット、べろ状にファスナーが開くのですが、ついつい中身をこぼしてしまうのです。

最近ロードに乗り付けていてそちらに使っているのはRIXEN&KAULのバギー、収納量は知れていますが、身の回りのものやコンデジ程度なら収まってくれます、とにかく軽くて手っ取り早いのが良いです。

そこでどうしてもロードでデジイチを持って行きたい時に先のモンベルのツーリングフロントバッグを付けたりしていたのですが、マウントをいくらアッパーぎみにしても底がタイヤと干渉してしまいます。 そこでうちのある一番古いフロントバッグ、前開きが気に入らないのですがオーストリッチ製なのに何故かモンベルのフロントバッグフレームに対応しているのです。 蓋と底に芯材が入っているのですが、先日の伊賀上野ツーリングで一日使ってみた感じ、先の二つに比べると背が低いのですが収納量は充分です、ただどうもふにゃふにゃした処がいけません。

そこで周りを囲むように段ボールを現物合わせで切って芯材を作ってみました、これでなかなかしっかりしてくれましたのでアクリル板か何かでちゃんと作ってみようかと思っています。

余談と云うか余計なやつも紹介しておきます、オーストリッチの巨大なフロントバッグF-702、使い勝手の悪い前開きで2本のベルト、役にたたない半透明のマップケース。 昔キャンプツーリングで何度か使いましたが、いまは埃をかぶって粗大ゴミと化しています。 容量はカタログ値14.5リットルとなっていますがフロントバッグにここまで大きいものは必要ないですし、必要なら荷物を分散させるべきでしょう。

他にモンベルのドラム型のサイクルフロントバッグも持っていたのですが、ベルトの縫いつけ部分がちぎれてしまい見当たらないので処分してしまった様です、サドルバッグとしても使えますしロード用に丁度良いかも知れなかったかなぁと思っているのですが、取り付けがワンタッチでないのがね。