「バッグ類」カテゴリーアーカイブ

キャラダイス ジップサドルロール改

 折角の休日ですが一日中雨模様、先日から取り掛かっていた「キャラダイス ジップサドルロール」のリクセン化を進める事に。
 リクセン化とググると私以外にもトライされている方は少なくないのですが、純正のプレートは入手できても高価ですしBASELの互換品の存在は有難いです。純正品(左)とBASIL製(右)ではバッグへの取り付け穴の間隔の違いや、内側のプレートの有無や寸法に違いがあり、純正品の方がバッグの位置が低くなります。今回は内側のプレートが使えませんが縦寸法が小さいBASIL製を使用します。

 今回のジップサドルロールやモンベルのフロントバッグ等、ドラム型のバッグにプレートを綺麗に取り付けるにはどうしても工夫が必要です。私は加工しやすいMDF合板で片側がバッグに添った曲面のスペーサーを削りだしました。同時にシートピラーに取り付けているリクセンカウルのキャディー(KR851)の傾きを直す形状にしています。なおMDF合板は水に弱いのでしっかり下地処理と塗装をしておきます。
 内側プレートの代わりとバッグの形状を整えるために1mm厚のアクリル板から芯材を作りますが、開口部があるだけに芯材の弾力性や寸法、厚みを選ぶのもなかなか微妙です。

 部材を揃え内側からネジ留めすれば完成です。作ったスペーサーで写真右の様に傾きを補正していますが、サドルとリアのマッドガードやブレーキアウターとの間隔はまちまちですので現物合わせの世界で、上下に取り外しの為のゆとりも必要です。
 これで一応の完成です。本来サドルループに取り付ける為のベルトは飾りになっています、長めのベルトに付け替えて三脚等の固定に使えないかと考えているのですがね。 ただ先日デモン太に取り付けたかしこいテールランプは、バッグの取り外しの邪魔になってしまいました、バッグを取り外す時だけランプを外せば済む話なのですが。

 ジップサドルロールのリクセン化、事の発端はデモン太の輪行時にサドルバッグをフロントにワンタッチで付け替える仕掛けだったのですが、ご覧の様に折り畳むと邪魔になるサドルバッグをハンドル側に付け替える事で、スペースを無駄にせずに輪行状態になります。なお黄色いベルトは片側にループを作ってあって楽に前後フレームを固定する様にしています。
 決してお安くはないバッグを加工するのも何ですが、ジップサドルロールをメルカリで割安で入手できたので、デモン太のバッグが中華製のチープなバッグからお似合いのバッグになりました。


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タリムの次はコロナ、で週末は

 この週末は先月の「川湯温泉キャンプツーリング」の面子で丹後半島へキャンプツーリングを計画したいたのですが「新型コロナ禍」の不穏な状況に泣く泣く中止宣言してしまいました、4月5日の予定していた「片鉄ロマン街道」へのサイクリングも中止したので、春のシーズンの「青春18きっぷ」は1回分を残して終わってしまいました。単純に12,050円/5で2,410円無駄にしたのですが、実は2/25に買って3回使用して、残り2回分を3/18にヤフオクで7,050円(手数料で-620円)で売って、3/25にヤフオクで3回分を8,000円(送料込)で買っているので、13,620円で5回分使った計算なんです、オークション利用はリスクもタイムラグもあるのであまりお勧めできる話でもないのですがね。
 ところで丹後半島へのキャンプツーリングは2017年9月にも台風直撃で中止したんですよね、去年の事を思うと最近は天気との巡り合わせが良くなっていたのですが、この週末のお天気の良さが恨めしいです。今年は桜が早かったの松尾の一本桜は終わってたかも知れませんが、上世屋へは再訪したかったなぁ…
 すっかり走るモチベーションが下がってしまいましたし、部屋の中でゴソゴソする事は幾らでもあります。まずは「バックのリクセン化」で課題にしたデモン太用バッグ、キャラダイスのジップサドルロールがメルカリで新同品がお安く(5,000円)手に入れたので、早速改造する事に。左上のチープな奴はerba号専用に。
 キャラダイスのジップサドルロールですが、キャラダイスにしては珍しくファスナーを使用した製品で、定番の黒とカーキ色以外にフラップにハリスツィードを使用した製品もありますが、このスナップボタンは頂けません、とにかく留めにくい。まぁファスナーが付いているので中身が飛び出す心配はないので、飾りと思えば思えば腹も立たないのですが、だったらキャラダイスらしい革ベルトにしてくれれば。
 早速リクセン化にトライしてみたのですが、やはりリクセンカウルのキャディー(KR851)を使う限りはお辞儀をしてしまいますので、仮のスペーサーを作ったものの、まだ角度が不足しているのと、なお今回はBASILのプレートを使っています。バッグがドラム状だけに更に工夫する必要がありますね、乞うご期待。


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サイドバッグ バックルとベルトの交換


 川湯温泉行きを断念し後片付けしていたらサイドバッグの1つのバックルが破損している事に気が付いた。プラ製のサイドリリースバックルが壊れるのやはりこの部分、出先でなかったのがせめてもの幸い。38mm幅ベルト用の片引き(ベルトの調整が片方のみ)ですからホムセンでも手に入るのですが、ニフコあたりの国産部品を使っても、プラ製だけに破損しやすい事にはあまり変わりはないかも。
 金属製なんかで適当なものがないかと物色していたら、AMAZONでサバゲー用?のベルト、2色セットで1,680円、ベルトとしては高くはないものの、バックルだけを流用するには些か勿体無い価格ですが、ポチる事に。
 届いたのはダイカストのバックルがずしりと重いその名も「タクティカルベルト」、なんとバックルの重さはプラ製の17gに対して107g、金属製だけに耐候性はあるしょうが、濡れるとどうかなバネ部分が少々心配かもと、とりあえず使ってみる事に、余るベルト部分ですが、これがなかなかしっかりしている割にしなやか、デモンタの輪行袋の肩掛けベルト用に流用する事にし、取りあえず余ってくるもう1本は本来のベルトとして使ってみる事にします。
 ところでこのサイドバッグ、昨年ROSWHELL製のパニアバッグを改造して作ったのですが、ネット上ではバッグの色に近い緑色のベルトが付いている画像もあるのですが、届いた商品は茶色と云った方が良いベルトが付いてきたのですが、この機会に緑色のPPベルトと交換する事にしました。
 バックルへの固定とバッグへ固定している部分3ヶ所を縫い付ける訳ですから、結構な手間です、もとより縫い仕事は苦手なんですがねぇ。
 寸法を合わせたりしながら半日仕事になってしまいましたが、ベルトの色もバッグと揃って良くなったとは云え、他の3つのバッグは従来からの茶色いベルトのままなんですけどね。ただこの緑色と茶色のベルト、光源によっては区別の付かない微妙な色だったして。後1つ分の材料があるので暇をみて交換しようと思っているのですが、バックルの調整部分がプラ製と違ってしっかり固定され緩む心配がなさそうなので、従来の長さを調整するプラ製のアジャスターが不要になれば使い勝手が良くなります、そうするとベルトの長さの見極めが必要なんで暫く1つだけで使ってみようかと。ただこの金属製バックル、ロックを外す爪が小さいのでちょっと使いにくいのは慣れの問題かな。
 それよりベルトの縫い合わせ部分を革とか作ったら格好良いかなと思い、レザークラフトなんぞをかじってみようかと思う今日この頃です。



バッグのリクセン化 (その後)

 先日の後ろ側にお辞儀をしてしまったリクセン化バッグですが、角度を調整するプレートを作ってみました。材料は昨年の「サイドバッグのリニューアル」の時にも使用したMDF合板、ただ厚みが足らないので2枚重ねに。

 加えてバッグの内側にプレートを、(写真右)はバッグを取り付けていない状態でセットしたもの、角ナットを埋め込む事でバッグ内側に突起をなくし、挟み込む事でプレートとバッグの間に隙間ができる事を防ぎます。これならキャラダイスの大型サドルバッグのスマートな仕掛けもできるかも。
 さらに内側にクッション材を取り付けます。なおMDF合板は水に弱いので、しっかりと木部用プライマーで下塗りをして塗装を、手持ちがありましたので内側のプレートはグレー、外側はつやけし黒に。
 このバッグの形状ではまだお辞儀をしていますが、どうにか実用の範囲に。これでもサドル下が間延びしてますが、バッグの脱着とブレーキワイヤーやチドリとの干渉を考えると、これ位のポジションが妥当かと。ただ輪行時とは云えハンドルに着けた時の収まりが少々悪くなりました。
 企み通り必要充分な収納力。走行時には輪行袋に雨具、フレームバッグに入れたら嵩張るハチサンのチューブも左右のポケットにぴったり収まり、工具類はフレームバッグにまとめられます。1,850円のバッグに手間隙かけ過ぎかも知れませんがね。
 さて次のデモンタ輪行の旅は…



バッグのリクセン化 (つづき)

 先日リクセン化した中華製のチープなフロントバッグですが、実はこの様な企みが… デモンタでは走行中は輪行袋はサドルにぶら提げる様にしていたのですが、あまりスマートではありませんし使い勝手も良くありません、その上サドルバッグ下のこの空間、折り畳んだ時にハンドルと干渉するのです。そこでリクセンカウルのシートポスト用アタッチメントを使い、走行時は輪行袋等を入れたサドルバッグとして使い、カメラや貴重品、細々としたものを入れている本来のフロントバッグは輪行時はショルダーとして使いますので、サドルバッグを空いたハンドル側に固定すれば全く邪魔になりませんし、至ってスピーディ。マルトの筒型輪行袋ですから輪行中に出し入れも可能、一石大鳥さんです。
 いわゆるフロントバッグ用のアタッチメントと互換性のあるキャディKR851、内蔵のナット側にスプリングが仕込まれてなかなかしっかり固定できます。なお同様の商品にエクステンダーCK810と云うのもありますが、こちらは私の使い方では寸法的に干渉してしまいます。ただ上下角の調整はできない為にシート角の分、私の用意したバッグでは後ろ側へ傾いてしまい、サドル下に空間ができて些か不細工な事になってます、その上せっかく縫い付けたテールランプ用のループも角度が。上下ははプレートの位置で調整もできますが角度は、また上げ過ぎるとハンドル側へ付けた場合の収まりが悪くなります。いずれにせよヤグラと千鳥の間にギリギリ収まっていると云う感じで、今少し工夫が必要です。

 ご覧の様にハンドルの内側に上手く収まってくれます。キャラダイスのジップサドルロール(D14×W30cm 2リッター)あたりならガード付きにも似合うけど、リクセン化するのは勿体無いかな。



遅れてきたサドルバッグ

 先日の「能登半島ツーリング」でロードへの積載能力不足を懸念してポチったドッベルギャンガーのインストールサドルバッグが出発には間に合わず、昨日届いたのですが。
 ドッベルギャンガーのこの手のバッグは3種類ある様で、このモデル(DBS399-BK)はAMAZONでの価格が格安(購入時1,280円、現時点で在庫なし)になっていて、今風バイクパッキングに抵抗にある私も飛びついた次第、購入者の評価はあまり芳しくなかったのですがね。実は昔からあったもののドッベルギャンガー製品を買うのは今回が初めてなんですけど、ちょっとイメージがね。
 取り付けはサドルレールとシートポストの3点へベルクロテープで固定する一般的なものですが、力のかかる部分への配慮や、サドルレールに掛かるベルトも直付けせずに強度と取り付け易い様な工夫がされています。防水性は今の処未知数ですが、素材と縫製はなかなかしっかりしたものです。

 使い方はサドルバッグ本体にチューブバッグと呼ばれる荷物を詰め込んだバッグを挿入し、ベルトで前後方向に固定する訳です。チューブバッグは6.8リッター(メーカー公称値)あるのですが、固定ベルトの長さの関係で中途半端な容量で使えない事(これは泊りがけでないツーリングではある意味難しい事かも)、構造的に詰め込んで膨らませるに相応しい衣類等の荷物と云う事になりますね、静止耐荷重4kg(メーカー公称値)となっていますが、衣類以外では輪行袋や夏用の寝袋やツェルトと云った処でしょうか、重量のあるものや細々としたものを頻繁に出し入れするバッグではありませんし、細々としたものはフロントバッグやフレームバッグに入れるべきかと。AMAZONでの辛い評価はこの辺りを理解できていない人でしょうね。
 もちろん普通のサドルバッグ、2リッター(メーカー公称値)とやや大型ですが、使用する事もでき、畳んだチューブバッグとベルトを入れておく事もできます、私が買った価格なら普通のサドルとしてもお買い得でしたよね。
 当然この手のバッグはサドルとタイアの間にクリアランスが必要ですし、リアブレーキとの干渉にも考慮が必要です。幸い身長170cmに届かない私が乗るフレームサイズ540mmのホリゾンタルフレーム、ブレーキはサイドプルでは全く問題ない様です。ただasuka号が帰ってきたら出番はあるのかな。

バッグのリクセン化

 先週、先々週に続いて「18きっぷ」と「Gotoトラベル」を駆使して道路元標蒐集の旅に出掛けようかと企んでいたのですが、asuka号の補償交渉とかがまだ解決していないので、今週は大人しくしている事に。asuka号が使えない現状ではerabaロードやデモン太での出動になりますが、泊まりとなると増える荷物がを運ぶ方法に悩む事に、基本的に荷物は背負わない主義、ましてこの猛暑に背中からの放熱を妨げるバッグは耐えられません、自転車に積みきれないといわゆるヒップバッグ、マウンテンスミスのランバーバッグに頼る事になりますが、できれば自転車の方への積載キャパを増やしたいものです。今流行りのバイクパッキングって方向もありますが、本来泊まりのツーリングはasuka号の出番なので、あまり投資もしたくありません、まぁバイクパッキングへの抵抗もあるのですが。
 4年前に買ったIBERAのフロントバッグ(ハンドルバーパック)がそろそろ痛んできたし、ある企みもあって中華ブランドの安いバッグを買ってリクセン化してやろうと云う事に。Forbsetlyと云う聞き慣れないブランドのフロントバッグがAMAZONで1,680円也、プライム商品でなくて中国からの配送で良ければ、同様の物がもう少し安く買えるもかも。
 幅が320mmと広くハンドルにベルクロで3ヶ所縛り付ける仕様で、フラットハンドルにステムが突き出していないミニベロでもないといわゆるロードにはすんなりとは付きそうにありません。

 ランドナーバーではサイズ的に無理もありますし、取り付け方を工夫してサドルバッグにした方が良いかも(写真右)。内側にポケットの類はありませんし、ファスナーも片方向と、フロントバッグとしてはちょっとチープなシロモノです。
 リクセン化の手順は従来通りですが、リクセンカール互換のBASILのプレートがAMAZONでは手に入らなくなっています、ググると楽天市場とかで入手は可能ですが、送料分割高になってしまいます、AMAZONへ圧力?
 今回は取り付けたい高さの関係で手持ちの純正品を使いますが、裏側にプレートの付くBASILに対して純正品は裏側にナット部が飛び出してしまいます、BASILも長年使って品質上の問題はないので、BASILの方が優れている?
 元々付いていたベルクロやベルト類をていねいに外し、取り外した芯材にポンチで穴を空けます、芯材はドリルでも可能ですが、ビニール製のバッグ本体はそうは行きませんので、ポンチを用意するのがベターですね。もともと防水をうたった製品でもありませんが、ベルト類をはがした針穴をテープで養生しておきます、ガムテープでも構わないでしょうが、私は「気密防水テープ」と云う商品を使ってます。またベルト類が縁のパイピングに巻き込んである部分は無理に切らずに、残してループしておくとかの方が良いかと。底の部分はバッグがタイヤにこすってしまった時の補強になりますし。この辺りはネタにするバッグを見ながらじっくり検討して下さい。
 ベルトの始末の針仕事が一番手間でしたが、半日もあればリクセンカール対応のバッグの完成です。ハンドル幅やワイヤーの取り回しにも寄りますが、うちの場合は、erbaロード、デモン太のいずれにも装着可能ですが、実はこのバッグを作った企みはここからなんです…

(つづき)篇 (その後)篇

ひさしぶりにロードで

明日香村石舞台古墳にて

 先日、タイヤ、スプロケット、チェーン、プーリー、ワイヤー一式を交換したerbaで試運転がてら明日香村へ、1ヶ月半ぶりのロードです。タイヤはコスパが良いとのIRC JETTY PLUS 700X25Cを履いてみました。

 花の季節ですね。

 

 そうそうボロボロになったサドルバッグを新調しました。今風の防水性を考えた製品ですが、ファスナーと違いオルトリーブのサイドバッグの様に巻き込んで両側をバックルで固定するスタイルって結構邪魔くさいですよね。まぁAMAZONのタイムセールで格安(1,799円)だったのです。

 スプロケットを11-28に戻したのですが、今一つしっくりきていません、もう少し調整が必要です。今月の走行距離は400キロを超えたところ、週末の天気が悩ましいのが。


デモンタあれやこれや②

藤原宮跡にて

 今年の春の「18きっぷ」のシーズンはデモンタ転がして輪行三昧のつもりだったのですが、コロナウィルス騒ぎで「18きっぷ」の旅も憚られる有様。
 先月2日に伊賀上野の帰りにデモンタでの初輪行もしたのですが、デモンタならではの前後輪の連結とか慣れるまではなかなか大変です。ご覧の様にサドルバッグはハンドルと干渉する為に取り外しは簡単なものの方がと色々と物色していたのですが、よくよく考えるといわゆるフレームバッグを付けてサドルには輪行袋をぶら下げれば良いのではとの結論に。
 これは30年は前でしょうか、CYCLESMITHのフレームバッグ、殆ど使わずに死蔵していました、樹脂製のバックルとかが劣化して使えなくなっています。CYCLESMITHはヒップバッグの元祖として知られるMOUNTAINSUMITHの別ブランドで、当時はリュックにもなるサイドバッグなどユニークな製品を出していました。今で云う処のバイクパッキングのルーツだったのかも知れません。
 実はフレームバッグって前三角部分を塞いでしまう様な大きなものも結構ある様ですが、ボトルケージ等が使えなくなってしまいますし、実際に使っている人を見た事がありません、それにシルエットがどうもね。ここでは工具類とスペアチューブに鍵が入れば充分ですので。たまたまみつけたのがこれ、なんと399円、ものは試しで買ってみました。チューブが3本入る程度の容量、脚への干渉はあまり気にならならないのですが、マジックテープの端が鬱陶しいです、オーバーサイズのフレームを考慮した長さなんでしょうが、そこは少しカットしてやれば良いかと。
 ボロボロになってもう使わなくなったポンチョの収納袋、少々うす汚れてますが、お誂えむきにベルトが2本で、これならサドルループにぶら下げられます、おまけに反射テープまで。

 元々はチャンネル材を加工した様な連結金具が付いてきたのですが、かなり歪んできています、シャフト側が穴になっていないのが、ナニ銀リンカーでも買うかと思っていたら、K氏から作った残りがあるからと頂ける事に。
 なんと届いたのは立派な接続金具、工場などでエアーホースなどを繋ぐカプラを加工したものです。
 オスメスをそれぞれ前後輪の右側になる様にクイックシャフトのネジと入れ替えて取り付け写真の様に連結します。バックはできないものの転がし輪行が可能になります。またこのタイプだとクイックレリーズを緩めずに連結する事ができます。しかしデモンタ乗りの皆さんはこの他にも色々と工夫されている様でして、そこがまた愉しいのですが。


サイドバッグのリニューアル(其の参)

 今日は一日曇りの予報で降られる心配もなさそうです、献血を兼ねてサイドバッグ装着での試運転に出掛ける事にします。途中で前後を付け替えるつもりですが、ただ中身はAMAZONの空き箱を押し込んで膨らませたはりぼて、ほぼ空の状態です。あとこのパニアバッグを手配した時点で想定していた事ですが、サイドバッグ化して取り付けると普通自転車の基準(道路交通法施行規則第9条の2)である幅60cmを超える可能性がある事、実際中身を詰め込むと前後とも60cmを超えてしまいます、加えてリアキャリアのサイド枠が逆ハの字状に前方向へ拡がっているためリアは確実に60cmを超えてしまいます。そうなると普通自転車が許可される歩道や自転車道の走行ができなくなります、また一方通行制限も「自転車を除く」または「軽車両を除く」の付記次第で通行の可否が変わってくる事になるかと。
 まずはフロント2サイドで走り出しますがこのバッグは引き足との干渉を避けるために片側が欠けたデザインになっていますが、フロントサイドの場合は前後どちらでも構わないのですが、とりあえず反射材の付いた方を前としておきます。ところでバッグの生地そのものが撥水加工がされているのですが、やはり別途レインカバーが必要でしょうね、さすがにS-5用は小さいですし、手持ちのザックカバーにも間に合いそうなものがありません、今後の課題ですね。
 大和川べりから下ッ道、佐保川沿いの自転車道を少し走り、近鉄筒井駅西側の赤十字センターへ。20キロばかり走って特に問題はなさそうです。車に乗らない私は、買い物とか荷物を載せられる自転車は生活必需品でもあります、献血で粗品にティッシュ5箱なんて頂くと、ちょっと困りますもんね。
 帰りの浄化センターから大和に中央自転車道へ入り、福祉パークでリア2サイドに入れ替える事に、この場合フックの位置調整が必要になります。日頃リアのみの2サイドで走る事がないので、フロントサイドが見えていないと、ついついリアサイドバッグの存在を忘れてしまい少々危ないです。以前に「あなたはフロント派、リア派?」と云う話題がありましたが、全く同じバッグを付け替えてみると、後から引っ張られる感があります、やはり私はフロント派ですね。
 八木から横大路に入り、せっかくですので買い物をしたりしながら、サイドバッグをほぼ満タンにして帰宅、キャンプツーリング本番の様な重量ではありませんが、とりあえずの試運転は無事終了、本日の走行41.9キロ。
 丁度、外側パネル用の3mm厚アルミ板が届いていました、MDF合板と同じ5mm厚までも要らないでしょうし、3mm厚であればM6までの必要な雌ねじがタップできます。幅に関してはキャリアを触らない限りどうしようもありませんが、後1組パニアバッグのサイドバッグ化はGOサインですね。

 其の壱 其の弐 其の参 其の四

サイドバッグのリニューアル(其の弐)


 6月25日、2週間足らずですが待ちに待った荷物が到着、日本郵便かなと思っていたら佐川急便での配達でした、関税はなし、詳しい事は判りませんが、皮革製品でもないし1点が1万円未満からでしょうかね。
  取り出してみて第一印象、デカい、重い。OutdoorLocalLion(写真右)の方は約1,300gしかありませんが、ROSWEEL(写真左)の方は約2,150g、生地の違いに拠る処が大きいです。
 せっかくですのでパニアバッグとしての使い心地を試してみますが、NITTOキャンピー3の小さなパニア台に対してROSWHELLは大き過ぎます。サイド枠を外すとマッドガードやホイールとかに干渉しそうですので、付けたまま。
 特にパニア台に固定する金具の様なものはなく、前後に滑らない様にベルトがついています。ほぼワンタッチで外してバッグの様に持てるのがパニアバッグの魅力ですね。
 蓋と云うかカバー部分は写真の様な構造になっていて、2リッターのペットボトルが片側に余裕で6本入る容量があり、それに耐えるだけの丈夫さもあります、試しに近くまで烏龍茶8本を買いに行ってきました。ただ全長が35cmを超えるこのバッグはロングテールでもなければ似合わない様な。
 OutdoorLocalLionの方は黒色を買ったので写真では判り難いのですが、後側にと側面にファスナーの付いたポケットが、さらに側面にはメッシュのポケットも。ただROSWEELの45リッターに対して50リッターを謳っている割に容量がなく2リッターペットボトル5本が限界です。蓋はかぶせてマジックテープで固定するのみです、S-5の様に内側に巾着状になっていれば申し分ないのですが。パニア台へは樹脂製のフックで固定する構造になっています。パニアバッグとしてはこちらの方が使い勝手は良さそうです。なお左右一体のレインカバーが付属していました。
 結論として構造的に改造の可否も考えてROSWHEELの方をサイドバッグ化する事に決定、サイド枠への固定は現在S-5で使っているリクセンカールのものを流用する事にしました。一応モノタロウでこの様(写真右)なものを見つけておいたのですが、耐久性や使い勝手に疑問もあるので、まだ使える2つのS-5かモンベルに流用しようかと。
 改造は左右のバッグを繋いでいる鞍の部分を真ん中で切断し、自作のパネルを挟んでバッグの背の部分に折込みます。背の部分には元々樹脂板が挟み込まれているのですが、寝袋やマットと云ったものを押し込むと変形してサイド枠に対してフックが平行にならず破損の原因になりかねないので、曲がらないだけの強度を持たすために5.5mm厚のMDF合板を仕込む事にしました。MDF合板は安価で曲げ強度の割りに加工性が良いのですが、水には弱いと云う欠点があります。ただ既に出来上がっているバッグに芯材を入れるのですから、この作業が一番大変だったりします。
 モンベル製品がそうなのですがバッグ内側にナットとかの突起が飛び出していて、これが邪魔になったり内容物を傷付けたりするのですが、内側に突起のでない工夫をします、厚手のアルミ板ならタップも立てられるのですが、コストが合いません、木工用の鬼目ナットや爪付きナットではMDF合板も5.5mm厚では薄くて上手く行かないので、3mm厚のM6角ナットを3ヶ所に埋め込む事にしました。基本的にキャリアやフックが変わっても外側のパネルで対応させバッグそのものに新たな穴を開けて防水性能を低下させない様に3ヶ所の穴に留めておきます。
 最終的に3mmか5mm厚のアルミ板で外側のパネルを作るつもりなのですが、この世代のキャンピー3のサイド枠が前後で異なり、フックの架かる位置も異なってきます、引き足とリアサイドの干渉も可能な限りバッグを後退させたくないので現物合わせで行う事になり、シュミレーション用にMDF合板で仮のパネルを製作します。
 仮と云ってもいつまで使うか判らないので塗装だけはしておきます、下地処理からきっちりとすれば結構綺麗なものができるのですがね。

 

 フックの取り付け位置は前後で変わるのですが、よくよくバッグを取り外して運ぶシチエーションを想像してみると、フロント2つやリア2つを纏めて運ぶより(写真左)、片側前後をまとめるケース(写真右)の方が自然だと。
 手提げ用のベルトですが、こんなものでも無いとバッグの取り外しが不自由ですので、とりあえず元々付いていたものを片側だけ縫い付け直しました、当然1つしかないものなのでもう1つ自作する必要がありますね。縫い付けてあったROSWHELLのロゴは取り外しました、オリーブ色の生地にこれはさすがにいけませんわ。
 MDF合板の加工だけでも結構工具類が、仮パネルの爪付きナットを逃がすためのホールソーは余計でしたが。切断した布部分ですが当然ロックミシンなどないので布用接着材を利用、内側に折り込む部分ですから多少汚くても大丈夫、ベルトは中綴製本用ホッチキスで仮止めして手縫いです。
 空梅雨を期待して取っておいた連休、梅雨入りすると毎日雨、キャンツー処か何処にも出られませんでしたが、お陰で作業は捗り、改造サイドバッグは一応の完成、重量は1つで1,480g、4つだと6キロになる計算ですネェ、これを重いと感じるか軽いとは感じ… ないよね、明日は晴れずとも降らない予報、絶好の試運転日和です。(つづく)

 其の壱 其の弐 其の参 其の四

サイドバッグのリニューアル(其の壱)

 かれこれ20年近く使ってきたオ-ストリッチのサイドバッグS-5ですが、あちこち破れたりちぎれたりと少なくとも2つは使用に耐えられなくなってきました。もともと決して使い勝手の良い製品でもなかったのですが、勿体無い話ですが後から買ったモンベルのサイドバッグのマウント(リクセンカール製)を移植したりと、どうにか自分なりに工夫して使ってきました。昨年頃からリニューアルを検討していたのですが、S-5は既に廃番、サイドバッグと云えば何といってもオルトリーブのシェアが高いのですが、どうもあのビニールぽい素材感とデザインが今一つ好きになれずに躊躇っていたのですが、溶着部分が剥がれてバラバラになったり、走行中に金具が破損したりするのを眼にしたり、素材が擦れに対して弱いとかの話を聞くと、それ程良いものでもなさそうと云う結論に、ジルベルーソー(ソローニュ)と云う選択肢もありますが、あまりに高いのが難点。国内外の製品を色々と検討してみますが、いずれも帯に短し襷に長しと云う感じでなかなか適当な製品が見つかりません、高い防水性能とクラシックなデザイン、バッグに入らない長尺物を固定する工夫とか、重宝しているソフトクーラーボックスが入るサイズ、と無いものねだりですね。
 たまたま海外の通販サイトを探していて見つけたのがこれ、ROSWHEELと云うメーカーの45リッターのパニアバッグ(世間では用語が曖昧になっていますが、以下ここではパニアバッグとは左右のバッグが繋がっていて馬の鞍の様にリアキャリアに跨らせて使うバッグの事と定義します)が手頃な価格ででています。ROSWHELL製品は今風のバイクパッキング製品が日本国内でも流通していて、37リッターのパニアバッグなら国内の通販サイトや実店舗でも入手が可能な様で、現物もちらっとですが見た事があります。ただこの45リッターモデルは国内には入ってきておらず通販サイト以外は情報も皆無です、ただ色々調べてみるとROSWHEELと云うメーカー、パニアバッグに関して過去を含め色々とラインナップしてきた実績がある様です。
 ただ個人的にパニアバッグがあまり好きではありません、左右のバッグが一体になっていて取り外しや持ち運びに優れる点、引き足との干渉を考えるとやや上方に配置されるパニアバッグのメリットは重々理解できるのですが、前後が対照で低重心の4サイドのスタイルへの愛着がある訳です。
 そこで思いついたのがパニアバッグを左右にぶった切ってサイドバッグにしてしまったらどうだろう、掛ける手間と上手く行くかどうかのリスクはありますが、送料や関税を別にして7千円までで入手できるのですから、上手く行けば安い買い物です、現物を見て構造的にサイドバッグ化が難しいとなれば、買い物用パニアバッグとして使っても良いし、ヤフオクかメルカリで叩き打っても良いかと。
 決して海外通販サイトでの購入に精通している訳でもないのですが、安心できそうな米AMAZONのサイトに在庫があったのですが、何故かメンバー登録が上手く行きません、中国のLightTheBoxと云う聞いたことのない通販サイトに少し割高ですが見つける事ができました、ただググってみるとやれ「詐欺サイト」だとかの書き込みも見られます、ただ嫌がらせや営業妨害とかも少なくないので悪評すらも信用ならないのが彼の国、まぁちゃんとした日本語サイトとスマホアプリもあるし、僅かな割高分も送料や配達日数を考えると高くはないかもと、とりあえず1つをLightTheBoxで購入する事にします。
 あとLightTheBoxのサイト以外では見かけないのですがOutdoorLocalLionと云うメーカーが50リッターのサイドバッグを出していて、ROSWHEELがカラーが緑一色なのにこちらはポケットが多くて4色展開となかなか魅力的、ただ自転車関連の製品は殆どないのですがアウトドア用のバッグ類は国内でも色々と流通している様です、ついでにこちらもポチる事になってしまいました。
 ただ念のために決済は必要以上の残高のないデビットカード用口座とログインやパスワードを使いまわししていないもので会員登録を行います。その準備の為にカートに入れてから2,3日ほおっておいたら「早く買いな」とばかりに10%オフのクーポンが送られてきました。まぁ新規会員登録は初回購入は割引なんてのは良くある話です。結果的に商品代金12,880円、送料424円、輸送保険341円、クーポン割引1,280円の計12,357円、6月13日に決済され土日を挟んだ19日に出荷した旨の連絡がきました。(つづく)

 其の壱 其の弐 其の参 其の四

フロントバッグを新調


 新調と云ってもヤフオクに出ていた新古品を手に入れたのですが。8年余り使ってきたTOPEAK Tour Guide HandleBar Bag DX、ファスナー部分がやぶれてきたので代わり考えていたのですが、結局は使い勝手の良い同製品を入手する事にしました。ヤフオクで1ヶ月程使用の新古品を送料込みで4,100円で手に入れる事ができました、新品ならアマゾンで7,776円、前回は在庫処分品を4,480円(送料別)で手に入れてましたから良いお買い物でしょう。写真左側が古いもの、芯材を抜く改造をしている事もありますが、かなりくたびれていますね。
 この製品は専用のマウントでハンドルバーに固定するものですが、キャリアのないロードヤクロスバイクでもお辞儀をして前輪に干渉しない様にかなり頑丈な構造になっています。前回の改造の折にも解説していますが、この金具だけでも結構な重量になります。しかしマウント部のハンドル中心からバッグ底面まで13cm程あるので、キャリアのない自転車で使うのはかなり厳しいでしょうね、バッグそのものはしっかりした構造なので、前輪とのクリアランスのある小径車でカメラなどを入れて走るには丁度良いかとは思うのですが。実際私もKHSに付けていた時期もありました。
 早速、先代の部材を流用っして改造します。オリジナルのマウントを外し、まっちゃん謹製のプレートを取り付けます。

 

 飛び出し防止用にEB金具を1個前側に取り付けます。本来EB金具は2個1組で左右から挟み込む様に取り付けるのですが、バッグ全体の固定と云うよりも飛び出し防止のためですし、左右はライトが邪魔して取り外しがやりずらいので前側に1個だけ取り付けています。ただキャリアとバッグの寸法から取り付け方向が逆になっているので些か使いにくくなってしまっています。

 

あなたはフロント派、リア派?

 

昨年10月の事ですが、私がお世話しているFacbookのグループ「自転車キャンプツーリングを愉しむ会」で表記の様なアンケート「2サイドで出掛ける時、フロント派ですか、リア派ですか?」を集めてみました。サイドバッグ装備で走る時にフロント派、リア派と云う設問なのですが、せっかくですから伝統的なスタイルの自転車の仲間が集う「マッドガード付き自転車を愛する会」でも同様のアンケートを。 SNSはどんどん記事が先に行ってしまい、あの話題はと云う時に探すのが大変だったりしますので、思い出した機会に探しだしてここへ再掲しておく事にしました。結果はご覧の通りなのですが、画面のコピーでは判り難いのでまとめてみると…

 キャンプツーリング を愉しむ会マッドガード付き 自転車を愛する会
フロント派1922
リア派127
意地でも4サイドで行く!44
サイドバックは使わない、 サドルバック等だけで コンパクトが信条。02
その他01

両グループへの重複回答もあるかとは思うのですが、圧倒的にフロント派が優勢、ただクロスバイクやMTBと云った車種が含まれる「自転車キャンプ…」と伝統的なツーリング車の多い「マッドガード付き…」との間で、多少の傾向の差が見られるかと。 ※ Facbookグループ「自転車キャンプツーリングを愉しむ会」は非公開グループですので、Facebookに参加しているだけでは内容はご覧になれません。私と鈴鹿のあびさんが管理人を勤めさせて貰っています。

IBERA IB-HB2 ハンドルバーパック 【廃番】

(画像は代理店HPより拝借)
 
 明日から1泊2日で信州飯田から愛知県下まで走ろうと計画していて、天気も悪くなさそうなので今日にも「青春18きっぷ」を買って宿を押さえようとしていた矢先に、仕事がらみの不幸があって動けなくなってしまった。 概ね以前から温めていたプランで、1日目は飯田線の駒ヶ根まで「18きっぷ」での移動で終わってしまいますが、2日目早朝から三州街道と矢作川にほぼ沿ったルートを8基の道路元標を巡りながら160キロ余りを名鉄猿投(さなげ)駅まで走り抜け、名鉄と近鉄で輪行してその日の内に帰って来ようと云う計画でした。 獲得標高が2,000mもあるのに、可能な限り旧道を走り、あの旧伊勢神トンネルでは「自撮り」もしてやろうと云うのは些か無理があったのですが、ひとまず延期と。
 
 さて本題のフロントバッグ、IBERAと云うブランドのハンドルバーバック、ヤフオクを見ていると新同品が1,500円で出ています。 このIBERAと云うブランドのバッグ、個人的にはオレンジ色のアクセントが気になる処なんですが、今まで実物を店頭でとか、実際に使用しているのを一度もみた事がないのです。 ラインナップのサドルバッグなども見ているとTOPEAKのパクリと云う感じなのですが、販売価格からすると取り立てて安いものでもありません。 このIB-HB2と云うバッグ、既に生産終了品の様で、それは良しとしても、寸法的に些か小さいかなとも思ったのですが、送料込みでこのお値段と云う事なので、まぁハズれでも良いだろうと云う事でとりあえず入札する事に、結果的に1,700円で落とす事ができたのですが、それが今日夕方届いたのです。
 
 届いた梱包を見てウ~ン、案の定小さいと云うか、一辺で一回り小さいですから、縦横幅三辺では三回り小さかったかなと云う感じですね、asuka号で使っているTOPEAK(左)と「延陽伯」号で使っているmont-bell(右)と並べると違いは歴然です。 その可愛さに工夫して「延陽伯」号のサドルバッグにしても良いかなと思った位なのです。
 
 ただ不自由していたのはロード用ですのでサイズ的にはこれ位が限界と云えるのかも知れません、今まで仕方なしに使っていたリクセンカールのものと比較して見た目は同じ位ですが、ポケットとかもあって使い勝手は良さそうです。 実際Lumix G2に14-140ズームを取り付けて、なんとすっぽり収まってしまいました。
 
 商品としてはマップケースの付いた後ろ開きの蓋、前面と左右のポケット、内部は蓋の裏にポケットがあります。 ポケット内も色々と気の利いた工夫がしてあって、この辺りもTOPEAKのパクリ臭ムンムンなんですが。 気の利かない商品ばかり作っている何処かのA産業もちゃんとした意味で見習ってほしいものです。 私がA産業製品をコケにする理由。 写真の様にオリジナルのハンドルマウント一式と肩掛けベルトが付属します。
 
 おまけに底にもポケットがあってレインカバーが収納されていて、そのまま引き出してカバーする事ができます、個人的にはレインカバーもオレンジ色にしてほしかった。 機能的には充分ですし、ちょっと歪んでいるかなって感じはありますが全体的にしっかりした作りで好感が持てます、唯一パンチングメタルの様な意匠が気になりますが、これは反射材として機能しているのでしょうか。 既に廃番ですので入手は困難でしょうが、もしどこかで見つけたられたら価格次第でお勧めかも。 後継で一回り大きなIB-HB3と云うのが出ている様ですが、台形をさかさまにしたシルエットがちょっとね。
 
 IBERAオリジナルのハンドルマウントが付いていますが、例によってBASILのリクセン互換マウントに付け替えます、これで複数の自転車、バッグを相互利用ができます。 ただTOPEAKの時の様に芯材を簡単に取り出す事ができなかったので多少てこずりましたが、布の外張りと内張りと一緒に芯材に取り付け穴を開けてしまおうなんて安直な考えは失敗の元ですからご注意を。
 
 早速erba号に取り付けてみましたが、コンパクトな分ブレーキレバー周辺に余裕があって良さそうです。 恒例の「大和高原早朝ラン 8/7」はこれで出撃する事にします。

夜なべで針仕事

 この週末は大荒れの予報、それに少し風邪気味で大人しくしている事にしたのですが。 「室生サイク」の折に愛用のキャラダイスのサドルバック、フラップのベルトが千切れてしまいました、千切れたと云ってもベルトそのものが切れたのではなく、縫い代が解けてしまったのですが、代わりがないので急ぎ取り修理する事に。 このキャラダイスのバッグ、見た目や素材は無骨ですがなかなか丈夫で、そしてこうやって針と糸で直せるんですから、素晴らしい事です。
 
 せっかく針仕事に手を付けたのですから、かねてから材料を準備してあったフレームカバーを作る事にしました。 フレームカバー、すなわち輪行時にフレームにキズがつかない様にするカバーです、市販品もなくはないのですが、結構エエ値段します。 代わりに百均とかでも売っている滑り止めマットをカットしたものを、マジックテープで巻いているのですが、使い勝手も良くないので、マットにマジックテープを縫い付けてみようと云う訳です。
 
 マットは塩化ビニール製で網目状のスポンジのシートみたいなもので、それにマジックテープを縫い付けるだけなのですが、裏面にも布テープの様なものを貼り付けて挟む様に縫い付けないと、片面だけだと簡単に千切れてしまいます。 使用したマジックテープはコード類の結束用として売られていたもので12本入りでした。 実際使ってみるとマジックテープはカットして短くしておいた方が使い勝手は良い様です。
 なおこのマットですがちょっとベタベタした感触で、長期間フレームに巻いた状態で放置するとフレームの塗装に癒着してしまう懸念があります、今まで何度かこれを巻いて輪行していますが、その範囲では問題はなかったです。
 
 どこまでカバーが必要なのかは輪行の仕方にもよりますが、一通り作ってみました。 最初は700Cのasuka号と24吋の「延陽伯」号と兼用できる様に考えてみたのですが、トップチューブ以外は切り欠きを入れる位置が多くなってしまい、破れやすくなるので諦めました。 軽いとは云えフルセットではボトル1本分位の嵩になってしまいますので、必要な部分だけにしておくのもアリかと。
 
 輪行状態ではありませんが、こんな感じで巻きつけます。 フォークまでフルセット作っても材料費は500円にもならないでしょう。 手縫いですから結構ヒマが掛かりますが、輪行支度の時にスムーズに運ぶ事は請け合いです。

「延陽伯」号にフロントバッグをチョイス

 雨でマトモに走れない日が4日も続いています。 さて「延陽伯」号にはベロクラフトのフロントバッグが付いてきているのですが、私には分不相応なのと、バッグサポーターの仕組み上、アウター受けが付けられなくなっているので、お蔵入りしていたモンベルのツーリングフロントバッグをチョィスしてみました、カラーもお似合いですし。
 ところでモンベルのツーリングフロントバッグと云うのは、リクセンカール互換のコの字型の金具で吊り下げる構造になっていますので、フロントキャリアの上に乗っけるとフニャフニャで様になりません。 そこで前回の「フロントバッグのリクセン化」の時と同様に、100均で買ってきたPP板で芯を作って入れます。 この手の作業をする時はダンボール紙でサンプルを作って検討するのが肝要です。 なおPP板の加工は滑りやすいので気を付けて下さいね、普通のカッターで一気に切るのではなく、プラ板用のカッターや目打ちの様なもので削って行く様に加工するのが良いです。 折る時はどのあたりまで溝を入れるかは結構コツが要りますが。 前回はハトメで組み立てたのですが、今回は分割式マッドガードの製作用に買った引き抜きリベッターで組み立てました。
 
 作った内枠に、知る人ぞ知るEB金具を取り付ける穴をあけておきます。 EB金具はフロントバッグのジャンプや飛び出しを防ぐために底面で固定する、その手の自転車に乗る人だけが必要性が判ると云うアイデアグッズです。 底面の強度がないバッグの事を考えて針金(スポークが流用できます)で補強する事ができるのですが、左の写真はその様子が良く判るでしょう。 
 どこにでもある様なベルトを切って、フロントキャリアの背(ワイヤーガードと云うべきなのかな)の幅に合う様にループを作ります、裁縫仕事です。 そしてフロントバッグの後面に縫い付けます、なかなか位置合わせをしながら縫うのは難しいので、ホッチキス(製本用の柄の長いものですが)で仮止めして行いました。
 
 内枠をバッグの中に組み込みます。 背面のベルトは仮止めのホッチキスを外しますが、バッグに縫い付けられているだけなので、引き抜きリベットで内枠と固定します。 PP板はドリルで穴あけできますが、布製のバッグはそう云う訳には行きません、穴あけポンチがあればばっちり綺麗な穴があきます、引き抜きリベットによる接合は下穴が肝心です。 
 ツーリングフロントバッグに元々ついている内張りをセットし、これも100均で買ってきた発泡スチロール板をカットしてきた底板をセットして一応完成です。 私の場合フロントバッグはカメラバッグでもありますので、吊り下げ式と違いフロントキャリアからの振動が伝わるこの様なケースではもう少し工夫をしておいた方が良いかも知れませんね。 
 バッグ後面はこんな感じでワイヤーガードかぶせる様にします。 
 バッグ底面はEB金具でこの様に固定されます。 左右から手を入れて金具をスライドさせてキャリアに固定します。
 以上で出来上がり、今日も一日雨でしたが、こんな事でも現物あわせで組み立てて行くのですから一日終わってしまいました。

今月も無事に1,000キロ超え

嵐山八幡木津自転車道 近鉄京都線木津川橋梁にて
 
 名馬と云うにはおこがましいですが、無事これ何とかで… 本日の走行105.8キロ、今月も走行1,000キロを超えました。 7ヶ月連続、年間走行距離も9,000キロを超えて、一応の目標10,000キロは目前です。 しかし時間さえあれば10,000キロは誰でも走れますが、鉄人児玉さんの20,000キロは時間だけでは走れないとつくづく感じる今日この頃です。
 

 そうそうモンベルオンラインのファクトリーアウトレットでサイクルフロントバッグが2,798円で出ていたのをポチっていたのが昨日届いたので、早速asuka号のサドルバッグとしてチョイスしてみました、ホント誂えた様な色です。 フロントバッグとしては開口部が狭いので使い易いとは思えないのですが、3気室に別れていて工具やスペアチューブなどを入れるサドルバッグとして丁度良いかも、輪行袋や三脚を積む時以外はキャラダイスは大き過ぎますからね。
 

カメラバッグをフロントバッグに

 先日のフロントバッグのリクセン化で、カメラバッグ等で使い勝手の良さそうなものをリクセン化してみようと云う話になっていましたが、とりあえず目をつけていたのはこれ、VANGUARDと云うブランドのカメラバッグで、以前からうちに転がっていて、カメラバッグとして持ち出す事もなく単なるカメラアクセサリ入れとして使っているのですが、サイズ的になんとなく中途半端だし、フロントバッグにすると前開きになってしまうのと、後ろ側のポケットを潰してしまう事になるので躊躇しているのですが…
 
 ところがこんなのがあったんです、エツミ製のリュック型カメラバッグが、ずいぶん以前に買ったのですが、出番がないまま殆ど新品(このモデルは現在では廃番の様ですが)と云うか、ミニベロのフロントバッグにならないかなと云う考えは無くも無かったのですが… ミニベロのフロントの縦長の空間、このスペースを有効に利用しようと云う考えは10年以上も前から、かのシクロアルピニストと云われたKeroさんが実践されていて、手作りの帆布製縦長フロントバッグを愛用されていました。 (彼は「自撮り」の先人でもあります)
 

 

 私のKHSはその機動性から北は会津から南は宮崎まで、いつもの「18きっぷ」輪行で、主に道路元標蒐集に活躍していて、泊りがけともなるとおのずと荷物も増えてしまいます、私はツーリングでは背中には担がないと云うのが基本ですので、かなり強引に小型のサイドバッグを装備している訳です。 そして輪行時には輪行袋とカメラやモバイル機器の入ったフロントバッグを両肩に担ぐスタイル、フロントバッグをリュック化できれば輪行時にかなり楽になってくるはず。
 ちなみにリクセンカウルのフロントアタッチメントはタイオガのフロントバッグホルダーを介してハンドルポストに取り付けています(写真右上)、なお写真にも少し見えていますが、この世代のKHS F-20にはリクセンカウルのヘッドチューブアダプターを取り付けられるダボが付いているのですが、ねじ穴が浅すぎて使い物になりませんでした。
 
 さてリュック型カメラバッグの改造です。 背当て部分にリクセンカール互換のBASILのアダプタープレートを取り付けます、そんなんしたら背中痛いやんか、とお思いでしょうが、これが殆どこたえないのです、それに第一このリュックを担ぐのは輪行袋を担いで移動する乗下車や乗換えの時だけです。 フロントバッグとは云えリュック型になって容量が増えた分、重量はおのずと増えてくるでしょう、リクセンカウルのクリックフィックスだけでは強度に不安があります、そこで出てくるのが昨日の「EB金具」なのです、これでフロントキャリアに固定すると抜群の安定感、おそらく「EB金具」がなければリュックをフロントバッグにする事には踏み切らなかったでしょう。
 
 リュック型カメラバッグの多くは上下2気室になっています、このバッグの場合、フロントバッグとして利用している時は下部を開く事はできませんが、マジックテープで固定されている仕切りを外すと1気室にする事は可能ですし、輪行袋等の走行中に必要のないものを入れておいても良い訳です。 少し困ったのはフロントバッグとして使用時に邪魔になるショルダー、ブラブラさせていると非常に危険ですが、たたんでリュック自身のチェストハーネスやヒップベルトでハンドルポストにしっかり固定すると大丈夫です。 今日は荷物満載と云う訳でもありませんが、結構重いUPSの交換用バッテリーを積んで40キロ程走ってきました、ちなみにDST40.2km、AVS17.4km/h、MXS41.1km/h
 
 今のところ課題はバッグの大きさの割りにクリックフィックスやEB金具を取り付けている部分に腰がないので、なかなかパチンと一発で固定できない点でしょうか、バッグを内側から押さえてやるとかしないとなかなかうまく取り付けができません。 なにかしっかりとした芯材を入れてやる必要があるかも知れません。 後はSTIのワイヤーが邪魔になる事、折角の後開きが生かせません、別にSTIレバーに魅力は感じていませんので交換する手もありますが、バーエンドコントロールにすると輪行時に邪魔ですし、使い慣れているダブルレバーでは台座と折りたたみのKHSゆえにワイヤーの取り回しをどうすれば良いのか、色々と悩ましいところです。

EB金具

今月初め頃に京都の「アイズバイシクル」さんへ行って仕入れてきたブツのお話をやっと今頃。
 
ランドナーやスポルティーフでよく使われているこのタイプのフロントバッグサポーター、見た目もスマートで格好良いので、私も友人が作ってくれたものを長い事使っているのですが。 一つ欠点が、段差とかでバウンドしてベクトルが一致していたりすると上へスポっと抜けてしまう事が稀にあるのです、僕自身も一度カメラの入ったフロントバッグを放り出してしまい、あやうく引っ掛けて転倒する処でした。 この事はついては皆さん色々と工夫されている様で、僕はホームセンターで売っている金具の付いたゴムベルトを加工して使っています。 (写真右)
 
昨年でしたか岐阜の「Velo du reve」さんから「EB金具」と云うフロントバッグ固定金具が出たのです。 この金具については既にネット上でも解説とかがありますので、いまさら僕がどうのこうのと云うまでもないのですが、ちょっとだけ説明を、でないと後に繋がらないのです。
 
2個がセットになってまして、フロントバッグの底にキャリアの幅に合わせて、こないに取り付けます。 もちろんフロントバッグの底に穴を4つも開ける訳ですから、納得した上で買って下さい。 なお対応できるキャリアのパイプ径は7mmΦまでとの事です。
 
「EB金具」はスライドする様になってまして、この様にキャリアを左右からはさみ込む様に固定する訳ですね。 宿命的な問題はキャリアのサイズに応じて「EB金具」を取り付けたフロントバッグが必要になる事、自転車をいっぱい持ってはる人には大変な問題ですね。

 それでどうなんだと云う事ですが、明日につづく。
 

ツーリング用バッグの選択

古くからのツーリング車に乗るサイクリストの多くはデイバッグ等を背負いこむ事を良しとしない、方は暑いとか背中が蒸れると云う意見で私もそう思うし、重心も高くなってしまい身体の動きも制限される、大きなザックを背負い込んで走っているサイクリストを見るとちょっと可哀相にさえ思える。 背中の蒸れを改善するために考えられた商品も昔からあるし、実際買って使った事もあるが、ちょっとはマシかなと思う程度で、構造的に収納力も2/3位になってしまい、結局はホコリを被っている。 それと私の場合カメラを担ぐとデイバッグは邪魔になって仕方がないと云うのが大きな理由で、10数年前から愛用しているのはマウンテンスミスのランバーバッグのシリーズ、いわゆるヒップバッグを云うやつ、今では同様のバッグも多いが、マウンテンスミスのHPによれば、このアイデアはマウンテンスミス創業者のものだとある、それに独自のフィットさせるシステムでなかなか上手くホールドする事ができる。 写真上(Photo : KMT48さん)は現行のTOURの前身のものですが同じく8リットルの容量、ロード用の輪行袋に脱いだ衣類の1枚や2枚は楽に入る。 しかし基本は荷物は身に着けない事が一番、最近はフロントバッグとキャラダイスの大型サドルに間に合っている事もあって、ランバーバッグの出番はロードに乗る時以外は減ったのですが、最近「自撮り」で三脚を持って行きたくなってくるとお泊りで輪行袋が加わるとキャラダイスのネルソンでも追いつかなくなってしまいました。 ロングフラップモデルも考えてみたのですが、最近どうも入手しにくい様で値段も安くはありません。 そこでランバーバッグの再登場となるのですが。
 
写真左は現行のDAY(14リッター)の前身でMOUNTAINSMITH CYCLING GEAR MOUTAIN (TM)、かなり陽に焼けてしまっていますが、破れ等はなくのびてしまったショックコードさえ替えてやれば十分見られますので、カラーゴム紐を取り寄せて早速補修してやります、手芸用品ですので耐候性が心配ですが、また替えてやれば良いでしょう。
 ところで現行品と同様に左右にボトル等も収容できるポケットが付いていて、容量も大きいだけに目一杯荷物を入れると相当な重量になってしまい、さすがに自慢のフィッティングシステムでも支えきれません、それに私の様にお腹の出たウェストのない人間は引っ掛かりがないので特にです。
 
そこにマウンテンスミスではオプションでショルダーベルトがSTRAPETTESと云う商品名で用意されています、実は以前から持っていたのですが、いくら探しても見つかりません、どうも現行品は取り付け方法が変わっている様に見えるのです。 駄目ならバッグも新色に買い換えるかと取り寄せてみると、ちゃんと1999年以前のシリーズでの取り付け方法が解説されていまして一件落着。 ころころ仕様を変えて旧製品との互換性をなくすどこかのメーカーは見習ってほしいものです。
 
余談ですがマウンテンスミスには以前サイクルスミスと云う兄弟ブランドでバッグを出していました。 完全に自転車用のパニアバッグやサイドバッグもあって、ランバーバッグシリーズも異なるネーミング、機能的にどこが違うのか良く判らなかったのですが。 その後マウンテンスミスサイクルギアと云うブランドになっていました。 左は「MOUNTAINSMITH CYCLING GEAR WORLD CUP(TM)」と云うリュック、先の理由で出番はありませんが、ヘルメットを収納できるザックとしては初めての製品だったのかも。

フロントバッグのリクセン化(続き)

 先日の「フロントバッグのリクセン化」ですが、案の定カメラの様な重いものを入れると首をもたげてしまいます、それと装着時にたわんで力を入れにくいのですね。 やはり1.2mm厚のPP板では力不足は否めません。

再び100均へ出向きまして仕入れましたのはL型金具ならぬブックエンド。

ドリルで穴を開け背面パネルに挟み込んで底板を支持する様にしてみました、これで大丈夫でしょう。

ついでにバウンド防止にショックコードを取り付けてみましたが、ちょっとゴム紐が太すぎた様で(^_^;:)

フロントバッグのリクセン化

うちではkoga-miyataとKHSの2台にリクセンカウルのアダプタを長年使っているのですが、バッグ側のアダプタってパーツとしても入手はできないものだと、ずっと思っていたのです、それがあれば色々なバッグがリクセンカウル化できるのにと。 ところがカゴ用のアダプタとして売っているのですね、しかしこれが高い。 ところがBASILと云うところから適価ででている事を教えて貰い、早速ポチっといってしまいました。

さて届いたものの何に付け様とまでは具体的に考えていなかったのです、モンベルのドラム型のサイクルフロントバッグあたりに着けるとロード用に使い勝手の良さそうなものができるかな、実は昔サドルバッグとして使っていてベルトがちぎれてしまったので捨ててしまったのです、こんな事なら置いとくんだった。
 実は最近koga-miyata用にはオーストリッチの昔々のフロントバッグを引っ張り出して使っているのですが、これが不思議な商品でしてオーストリッチのくせにリクセンカウル互換のモンベルのフロントバッグフレームを使える様になっているのです(写真上)、ところが走っているうちにこのフレームが抜けてくるのです、昨日も危ない処でした。 どうやら初期のフレームとは終端の形状が変わっている様な気がします、以前は抜け防止にネジとワッシャ状のものが付いていた様な… と云う訳でオーストリッチのこのフロントバッグをリクセン化する事にしたのです。

BASILのKF ADPTER PLATEはこの様なものです。 リクセンカウルと比べると厚みがやや薄くて穴の位置も異なります、カゴ用ですから挟み込むプレートが付いています。 これをフロントバッグの背面に取り付ければ良いのですが、件のオーストリッチのバッグは蓋と底に芯材が入っているもののフニャフニャのシロモノ、フロントバッグフレームで吊り下げるのならそれでも良いのですが、背面で支持するにはそう云う訳には行きません。

100均で1.2mm厚のPPシートを買ってきて加工、コの字状のものを2つ作って組み合わせます、ボルトナットでは突起ができてしまいますのでハトメで繋ぎましたが、接着してもテープで止めても、あれば大型のホッチキスでもいいかとは思いますが。 仮にBASILのアダプタを取り付けてみました。

バッグに中枠を入れてアダプタを取り付け直します。 中枠だけでバッグを支えている訳ですから、多少強度に不安があるのですが、とりあえずこれで行ってみましょう、問題がある様だったらL型金具で底板を支えるようにしてみます。

出来上がりです。 元のバッグには背面にポケットがあったのですが、アダプタが貫通していますので使えなくなった訳ですが、そこはオーストリッチ製品使い勝手の良いものではなかったので全く使っていませんでしたので問題なし、一応完成しました。
 このBASILのアダプタのお陰でカメラバッグとか使い勝手の良さそうなバッグをリクセン化してフロントバッグにする事が可能になります、お試しあれ。