「erba」タグアーカイブ

遠回り通勤「久しぶりに東吉野へ」


 勤務明けからの久しぶりの遠回り通勤、今日は芋ヶ峠を越え、吉野町から東吉野村、宇陀市へと反時計回りに走る定番コースを。asuka号が塗り替えのためにドッグ入りしていますのでErba号で。さすがにお彼岸ともなれば朝夕は多少過ごし易くなった様な気もしますが、陽が昇るにつれて暑くなってきますし、左膝を強く踏み込むと少々痛みが、Erba号も重く感じます、大丈夫かなぁ。

 行者辻、通過して足付きなしで峠まで行けるかなと思いましたけど、やはり無理。暫し休憩、耳鳴りの様な秋の虫のユニゾンの上にツクツクボウシのソロが、暑くて長かった今年の夏の終わりを感じさせます。

 0959 今年6回目ですが6月1日以来ですから久しぶりの芋ヶ峠です。夜食の残りのあんぱん1個を補給食に東吉野まで頑張ります。栢森から千股まで単車と行き違っただけで1台の車にも出遭わず、なお吉野側で路肩が崩れている箇所があって幅員が狭くなっている区間があるので注意。
 津風呂湖畔経由はせずに吉野川べりまで下り、右岸の国道と左岸の県道を継いで東吉野へ。お昼は「よしの庵」のお蕎麦が定番だったのですが、すっかり人気店になったお陰か、今シーズンになって三タテまではゆかずとも二タテを食らって予約出来なかったので、電話する気もおこらずフロントバッグの 「あんぱん」頼りに一谷峠を目指す事にします。
 1208「よしの庵」駄目元で覗いて見ると「本日売り切れ」の紙がありません。やった、久しぶりに美味しいお蕎麦にありつける。

 確か開店したのが2014年ですから10年、まだ「月うさぎ」が谷尻(たんじり)にあった頃、キャンプに行く道中で皆んなで立ち寄ったり合流したのが懐かしいです。いつもと変わらず「変わりご飯とのセット」を注文。

 1311 高見山を望むビューポイントに到着、もうすっかり秋の空ですね。

 高見から全く車に出遭わず終いで 1400 には谷尻の三叉路へ、1404 には一谷峠を越えます。

 1416「月うさぎ」に到着、お客さんは2組、しかし猫どもの姿が見えません、10匹はいるはずなのですが、ここの猫どもは職業意識がないかしてお客さんが来るとどこかへと姿をくらますのです、お客さんが帰るとどこからともなく現れます。まぁ涼しくなると膝の上に乗ってきたりするので、猫の気持ちも判らなくもないのですが。
 実は明日から下の「月の宝箱」で第4.5回「番頭さんを囲む会」と云うな飲み会が行われるのですが、もろに出勤日と重なって不参加、次の第5回(10/26〜27)は参加しますので、皆さんよろしく。
 ところで少々雲行きが怪しくなってきましたが、雨雲レーダーによると国中から大和高原へと雨雲が流れています、ゆるゆるCCに皆さんが大和高原の方を走っている様なのですが、大丈夫なのかな。 
 1526 雨の心配もなくなったので「月うさぎ」を後にします。いつもの様に芳野川沿いの道を走り、榛原西小の前の越えて篠楽へ。ふと思いついて篠楽の交差点(昔ローソンのあった)と西峠の間から桜井市吉隠(よなばり)へ下る道に入ってみる事に、ちゃんと舗装されていて車が来ないのは良いのですが、100m余りを一気に下る激坂、桜井からR165を吉隠まで登ってきて西峠まで後1.5キロのところまで来てこのルートを選ぶ意義はなさそうです。本日の走行 82.4キロ。

岡山鳥取県境の峠周回は…



 0645 湯郷温泉を後にします、しかし9月も9日だと云うのに今日も暑くなりそうです。今年4月に来た折は林野あたりから出雲街道を辿りながら津山へ向かったのですが、今回は岡山県道51号美作奈義線と同7号智頭勝田線を継いでまずは鳥取県との県境の右手(うて)峠を目指します。ただ通勤時間帯と重なってか思っていた以上に車が多いのが。

 途中、国道429号を挟むのですが、コンビニがありますので補給を、この先は鳥取県側に越えて智頭までコンビニの類はもとより食料の調達は無理かと。国道と別れ県道7号となる頃には車も少なくなり、自転車にとって快適なコースに
 巻頭の写真と左の写真は県道7号から梶並川を挟んだ対岸路、以前に右手峠を越えたFacebookのお友だちのブログレポートで雰囲気の良さげな道の 写真をみて Google Street View で探し出した次第、久賀ダムの下の辺りになります。今回ロードなもんで「自撮り」の準備をしてこなかった事を後悔。
 久賀ダム、1973年に竣工した決して新しいダムでもないのですが、四阿やトイレは新しく整備された様です。
四阿で先のコンビニで調達した朝食を。余談ですがトイレの掲示がなかなか面白いのものでしてね。
 「トム・ソーヤー冒険村」のある右手集落、右手峠に向かって最後の自販機です。県道7号はこの辺りからセンターラインのない広めの1.5車線に。

 峠手前までこんな調子が続きます、標高が400mを超えた辺りから騒がしい蝉の鳴き声が途絶えて静かに、秋を感じさせる風情です。この辺り「木地師の里」と呼ばれています。

 1038 峠に到着、岡山県側は比較的緩やかでしたが、鳥取県側は林間のワインディングロードに。
 ただ県道296号西谷那岐停車場線への分岐から先は拡幅整備されて日陰のない道が国道373号まで続きます。「自転車峠おやじ」のナワールド氏によると「鳥取側の方が険しく、ヘアピン・急カーブが多い。岡山県側はなだらかなものだ」とありますが、なだらかまでとはね、2001年の記録ですから私と同い歳の氏はまだ40歳台のお話。
 さて予定では国道373号を智頭まで下り、因美線に沿って走り物見峠を越えて再び岡山県側に戻るつもりだったのですが、智頭まで来て急遽予定を変更、鳥取市が39.4℃と最高気温の記録を更新し、正に危険な暑さにリタイアした先月22日のリベンジで鳥取市まで走り「鳥取うみなみロード(とっとり横断サイクリングルート)」の残りを山陰本線大岩駅まで走る事に。
 千代川に沿って国道53号を走ります、下り基調と云うか殆ど平坦なのですが向かい風が些か余計です。鳥取市街まで10キロを切って時間を読める様になってきたので、先月も立ち寄った道の駅「清流茶屋かわはら」で一息入れます、しかしこの前後自転車道のルートが曖昧なのが…

 源太橋(写真左)から因幡自転車道の専用道区間に入り、先月にも増して草ぼうぼうの河川敷区間を突破し鳥取大橋東詰で「鳥取うみなみロード」に合流、千代川河口の見えそうな処(写真右)まで北上し折り返します。

 自転車道は住宅地の中を車道と交錯する様に登って行き、鳥取市街を見下ろせる高さまで。

 県道319号鳥取砂丘細川線へ入り一気に観光地の雰囲気に、せっかくですので少しだけ覗いて見る事に。

 以前は国道9号だった県道328号福部岩美線で駟馳山(しちやま)峠を越え、鳥取市から岩美郡岩美町へ。1505 には先月も立ち寄ったコンビニ(ファミリーマート 岩美町大谷店)へ、これで「鳥取うみなみロード」をほぼ完走した事になります。最寄りの大岩駅から帰途に就く予定でいたのですが、次の下りは 1641、輪行支度を含めても時間の余裕がありますし、走行距離が100キロにあと少し足りないので、次の岩美駅まで足を延ばす事にします。 
 1546 山陰本線岩美駅に到着、大岩駅と違って無人駅とは云え特急も停まる立派な駅です。

 のんびりと輪行支度を済ませ 1646 発豊岡行きに乗車し帰途に。スムーズに行けば岩美1646→1833豊岡1834→1952福知山2033→2134篠山口2145→2252大阪2257→2313鶴橋(2318→2353桜井)となるのですが、岩美駅出発から遅延、遅れは福知山駅の待ち時間で吸収できたのですが、大阪近郊路線があちこちで遅れていて、鶴橋で近鉄の乗り換える事ができたのは榛原行き最終で、桜井駅に辿り着いたのは日付の変わった 0026 となり7時間40分乗車。
 今日はJR区間4,830円分乗車して「18きっぷ」2014年夏シーズンを使い切りました。

 

1日目 2日目

東へ向かうか、西へ向かうか


 「18きっぷ」残り2回分、まだまだ残暑が厳しい様でして勤務明けの今日8日は実質移動日として走るのは明日9日、少しでも標高の高いところを目指したいのですが、東西両方向のプランを用意しておいて、あとは天気予報次第。

【東案】は春に行った岐阜県恵那市の岩村をスタートし、大桑峠、根雨、折元峠、園村道路元標、東栄、七郷村道路元標を経て飯田線の三河大野または本長篠駅まで。愛知県に未収の道路元標は後3基、これをこなせば残るは名古屋市内の1基になるのですが。
【西案】はこれも春に行った湯郷温泉泊で右手(うて)峠を鳥取県側に越え、智頭で折り返して因美線沿いを走り物見峠で津山に戻るプラン、右手峠は7月末の山陰ツーリングで志戸坂峠経由の予備案として考えていたのですが、なんと岡崎のけったさんが津山デポで周回コースを取っているレポートを発見!
何れにせよ100キロ前後の距離になります。
 お天気の方は似たり寄ったりだったのですが、結局【東案】は復路に名鉄~近鉄と使えますし敢えて「18きっぷ」のシーズンに行く事もないかと【西案】を採用して「西」へ向かう事とし、春にも利用した湯郷温泉の宿を予約。桜井1204発で奈良、大阪、姫路、播磨新宮、佐用と5回の乗り換えで林野1637着とかゆっくり目のスタートでも暗くなる前に宿に到着できます。ただ姫路駅は山陽本線と姫新線播但線の間には乗換改札があって「18きっぷ」ですと6分では些か危ないので1本早い桜井1136発に乗車する事に。


 奈良で大和路快速、大阪から新快速、この時間帯ですと輪行袋の置き場所も確保できて余裕で座れます。大阪駅での乗り換えがスムースに行って1315発に乗車できたので姫路駅で36分待ちに、せっかくですので山陽本線ホームの立ちそばへ、実はここは今まで機会がなく初めてなんです、何やら「ごぼう磯部揚げそば」なるものを、ごぼうの風味と食感がなかなか良かったです。
 余裕で姫新線ホームへ、播但線は姫路寄りは電化されていますが、姫新線は非電化で新鋭のキハ127の2両編成、321系や521系電車と共通化が図られているで、音以外は電車変わらないのがねぇ… 姫新線は終点の新見まで直通と云うのがなく、播磨新宮でキハ127の両運転台型キハ122単行に接続、更に佐用駅で関西線加茂~亀山間や芸備線や木次線でお馴染みのキハ120単行に、ただこいつは輪行袋の置き場所が困るんですよね。

 のべ5時間1分の乗車で1637林野駅到着、桜井1136→1208奈良1215→1307大阪1315→1417姫路1453→1527播磨新宮1530→1600佐用1603→1637林野 4,070円分乗車。
 客待ちタクシーがいるとは云え美作市中心部の駅、湯郷温泉の最寄り駅と云うには寂れた駅前です。まぁ少し離れて国道沿いに行けばスーパーもホームセンターもドラッグストアも家電量販店まであるのですが。
 ゆっくりと輪行支度を解いて湯郷温泉の宿まで走りますが、約15分4キロ余り、些か処かかなり物足りないです。前回は外食したのですが、今日は温泉に浸かってさっさと休みたいので、先に温泉街近くのスーパーで適当に買って済ませる事にします。
 春に自転車仲間のダイバーてっちゃんに教えて貰った宿、楽天トラベルで3,990円也(税込み、入湯税200円は別)、別棟で個室ですがゲストハウス風の設えで、トイレとシャワーが共用、冷蔵庫やテレビは共有スペースに、本館の温泉大浴場が利用できますので一人旅には上等です。自転車は前回同様に本館ロビー奥の倉庫に入れさせて貰えました。
本日の走行は朝の通勤7.6キロに林野駅から湯郷温泉までの4.0キロ。

1日目 2日目

日本で一番暑かった鳥取へ


 2024夏「18きっぷ輪行旅」第3弾は城崎温泉から鳥取市の間の未走行区間を走ろうと山陰本線浜坂駅から風光明媚な海岸沿いを走り鳥取駅を目指します、距離は42キロ程ですが、時間的にお正午から走り出すので。
 実は昨日今日と連休でしたので、昨日鳥取市まで走り今日は物見峠または右手(うて)峠で岡山県側へ越えようかと考えていたのですが、些か疲れが溜まっているのと、鳥取市界隈で適当な安宿が無かったので今日1日の日帰りに。
 浜坂駅は兵庫県の北西端、美方郡新温泉町、普通列車にしか乗れない「18きっぷ」ではかなり遠いです、桜井駅スタートですと1256着、近鉄利用でも変わりません、そこでJR奈良駅までの20キロを未明に自走する裏技を、JR王寺駅と云う手もあるのですが、桜井から天理を経て奈良への旧街道上ッ道(上街道)は旧くからの町並みを繋いでますので途切れる事なく街灯があり、信号も車も少くて、まして日頃から走り慣れたルートです。Erba号で0333に桜井の自宅をスタートし0445にはJR奈良駅前に、ここまで走行19.9キロ。
 輪行支度を解いて奈良0522発の京都行に、その後園部、豊岡と乗り継いで浜坂1121着。所要時間も長いですが、京都駅での奈良線から山陰本線への乗り換えが大変なのと、平日故に通勤通学の時間と重なるのと、園部から先は2両編成となるので、結局綾部までは座る事はできませんでした、まあ輪行袋がなければ要領よく座れなくもないのですがね。
 6時間掛りで浜坂駅へ、輪行支度を解いてくずぐずしているとお正午になってしまいました。走り出す前から食事と云うのも何ですし、この先鳥取市の手前までコンビニの類はないので、予め携行食を多めに持ってきています。しかしこの時間から走り出すのは大変、やはり真夏は前日に現地入りして早朝から走り出すのが正解の様です。

 浜坂を出ると2駅先の居組までは国道178号線を、幾つかあるトンネルは片側の歩道が広くとってあるのと、旧道と思われる部分も幾つか通行止になっている様ですので、そのまま国道を行きます。居組から先の鳥取県との県境となる区間は東浜居組道路(山陰近畿自動車道)の開通で国道指定から外れ、現在は兵庫県道128号居組港居組停車場線、新温泉町道・岩美町道七坂八峠線、鳥取県道256号陸上岩井線となっています。東浜居組道路が無料ですのでこちら側を走るのは観光の車と地元の車だけで至って空いています。
 多少のアップダウンがあるのですが標高113m程でピークを越え、鳥取県側に1キロ程下った処で県境となり、東浜の海岸線を望む事ができます。

 山陰本線東浜駅、先月末に境港から鳥取まで走った「鳥取うみなみロード(とっとり横断サイクリングルート)」の東の終(起)点、鳥取県最東の駅と云う理由だけで「紀の川サイクリングロード」の隅田駅とさして変わらないだろうと思っていたら、無人駅ににしてはなんとモダンな駅舎で天井は鏡張り、「トワイライトエクスプレス瑞風」停車の為に改修されたそうです。
 残念な事に「鳥取うみなみロード」は町道陸上(くがみ)中央線が現在全面通行止で国道178号旧道を迂回しなくてはなりません。迂回路へショートカットしようとしたら日影のないコンクリート舗装の激坂が…
 田後漁港から浦富海岸へ、標高こそ100mに届かないのですが、それなりのアップダウンをこなして網代漁港へ下ってきました。予定ではこの先内陸側へ、駟馳山(しちやま)峠を越えて鳥取市域に入り、鳥取砂丘の南側を走り千代川河口近くに出て因幡自転車道へ入るのですが、海岸を離れて風がなくなるのと、強烈な西日に木陰も少なそうな様子、この付近では貴重なコンビニに入ってアイスを齧りながら暫し思案。鳥取1800発で智頭急行を経由して帰途に就く予定、残り20数キロ、輪行支度を含めても3時間は余裕なのですが、この暑さは尋常じゃないです。結果的に最寄りの大岩駅に向かい帰途に就く決断を、奈良駅までの自走を別にすれば27.6キロ走っただけでギブアップする事に。

 鳥取駅の2駅手前の大岩駅、事前にwikiとストリートビューで調べてはいたのですが、無人駅でスロープでホームまで行けるものの、回りに民家もなく自販機どころかトイレもなくて小さな待合室があるだけ。次の上りまで小一時間ありますのでのんびりと輪行支度をして、無人を良い事に着替えも済ませてしまいました。待合室は風が抜けて心地良い上に忘れ物?の団扇が、拝借して蝉の声を聴きながら列車を待ちます。
 1641 の上り豊岡行きに乗車、山陰本線経由ですので智頭急行経由の別料金を払わずに「18きっぷ」で大阪鶴橋まで帰る事ができます。ところで今日の暑さ、気象庁のサイトを覗いてみると… 鳥取市は1404に39.4°を観測、鳥取市での観測史上1位を更新して、今日日本で一番暑い処へ走りに来ていたのです。

 今日走ったのは赤線部分、城崎温泉から鳥取市の間の未走行区間は断続的に4ヶ所を残したままです、餘部~浜坂間は海岸沿いの林道三尾御崎線に加えて町道久谷桃観線(桃観峠)が通行止で自転車は20キロも内陸の国道9号春来峠まで迂回しなくてはなりません、「鳥取うみなみロード」の迂回区間も含めて、先の長い宿題になりそうです。
 福知山駅での41分の待ち時間にコンコースに出てコンビニで夕食を調達。宝塚線、神戸線の遅延が心配でしたが定刻に大阪着、鶴橋から近鉄利用で桜井2353着、日付の変わった頃に無事に帰宅する事ができました、本日の走行47.6キロ(桜井→奈良を含む)。
 奈良0522→0622京都0637→0721園部0725→1010豊岡1013→1121浜坂 5時間59分乗車 4,070円分乗車
 大岩1641→1833豊岡1834→1952福知山2033→2134篠山口2145→2252大阪2257→2313鶴橋(2318→2353桜井) 7時間12分乗車 JR区間5,270円分乗車
 都合輪行13時間01分は鳥取の手前までの「18きっぷ」での日帰りですから仕方がないですよね、それでも2015年4月7日に王寺から益田まで15時間余り、山陽本線大畠駅で途中下車して周防大島へKHSで渡った記録には及びません。

RRCB 大和高原 真夏の早朝ラン

大きなサイズの写真は「サイクリングの記録」(要認証)からダウンロードできます。

 毎年8月の第1日曜に行われる RRCB の恒例行事「大和高原 真夏の早朝ラン」、朝7時に名阪国道針テラスに集合、大和高原の約50キロ程の周回コースを午前中に駆け抜けます。今回で16回目と云う事ですが、私は2020年以来久しぶりの参加になります。実は今日も夕方からの出勤ですので、お昼もゆっくりご一緒できないのですが… 
 些か早過ぎるのですが、涼しく車の少ない内に登ってしまおうと、まだ薄暗い4時半に桜井を出発、R165を長谷寺へ向かって出来るだけ旧道を縫って行きます。大和朝倉あたりを走行中、胸にボールの様なものぶつかる衝撃が、鳥?なんと自転車に乗っていて「バードストライク」、雀や燕やコウモリしては大きかった様な、烏にして小さかった様な、なんだろう鳩かなぁ…
 その後は順調に、初瀬ダムに取り付いて小夫から藺生へ、7時には余裕なので「都祁山の道」へ、朝の空気が心地良いです。

 R369沿いのコンビニで補給食を調達して針テラスへ、まだ6時半過ぎなのですが殆どの参加メンバーが顔を揃えています。山ゆさんは昨夜のうちに到着してキャンピングトレーラー泊だったそうです。
 さて7時を回ったので出発です、本日の参加者は15名、うち女性は2名。
 まずはR25旧道を西へ、一本松ICの先で小野味川沿いの市道に入り山田町へ、奈良市田原へ越える無名の峠(523m)を越えます、距離は短いもののこれが一番の難所。(写真右 : UG兄さん)
 摩崖仏の前で小休止した後、県道47号と合流して県道80号を跨いで大柳生へのダウンヒルです。

 大柳生の里を見下ろすポイントで恒例の集合写真の撮影。2020年2019年2018年
 須川貯水池まで下り県道33号へ、狭川バス停前のよろづ屋さん、お店はやめてしまった様ですが自販機は健在、怪しげなFANTAのお味は? 毎年8月の第1日曜に現れるオレンジ色の集団は地元の人にもお馴染み、どうやら村の草刈りの日と重なっているみたい。
 京都府との府県境まで後2キロの処まで下って、折り返す様に県道173号へ入り、白砂川に沿って遡ります。

 柳生を経て興ヶ原の沈下橋を渡ります。
 周回コースのほぼ2/3を走って布目ダムへ、ここでは毎年UG兄さんがエイドの準備をしてくれています、早朝針テラスでの集合前に、車で氷と水とスイカを入れたクーラーボックスをここの休憩所にデポしてくれています。
 先頭グループから少し遅れて到着してみると何やら様子がおかしい、どうもそのクーラーボックスが無いらしいのです。ダムの管理事務所に訊ねると、不審物か遺失物として届けられ警察が持って行ったと云うのです、これは一大事。自転車ばかりの集団がクーラーボックスを引き取りに行く術はありません、幸い警察が持って来てくれると云う事になり一段落。ただ最寄りの交番なら良いのですが、ここは曲がりなりにも奈良市域、本署なら時間が掛かります。結局何処まで連れて行かれたのかは知りませんが、30分程かかってパトカーに載せられてクーラーボックスは帰ってきました。
 そこからがまた大変、鍵を開けて中身を確認、物騒な物が入っている訳でもない… 包丁はスイカとセットですもんね。UG兄さんが事情を説明するのですが、お巡りさんが経緯をなかなか理解してくれません、どうも自転車で走っているのにわざわざここにクーラーボックスを置いているのかを納得できない様です。
 まぁ結果的には冷えたスイカと氷水を私たちは頂く事ができたのですがね。
 この一件ですっかり時間が押してしまいましたが、11時前に布目ダムを出発、いつものビューポイントでも長居はせず、県道127号経由で針テラスへ。
 1159 小倉ICの手前での1回の休憩を挟んで針テラスの手前まで戻ってきました。ここで帰途に就かないといけない私は皆さんとお別れ。
 その後の一行はお昼はミモザガーデン、そして車で大宇陀へ移動して葛の舘と羨ましい限り、夕方には伊賀で有志がスズカの練習会との事。
 ほぼ朝登ってきたルートを初瀬ダムへ下り13時前に無事帰宅、ここまで95.7キロ、夕方にはasuka号で7.1キロ走って出勤、本日の走行100キロ超に。


まえださんのブログレポート
 集合写真を含む大きなサイズの画像を順次うちのHPの 「BICYCLE」→「CYCLING REPORTS」→ 「2024」とたどって下さい。なお認証が必要です、ログインは’2024’、パスワードは2024年版「CanCan謹製卓上カレンダー」の裏表紙右下の黄枠内の4桁の数字です。なおSNS上のリンクからたどった場合にエラーとなる場合があります、リンクアドレスをブラウザにコピペしてご覧ください。

久しぶりに山陰へ(4日目)


鳥取市気高町 魚見台から姉泊海岸 浜村海岸を望む

 いつもの事で朝暗いうちに目が覚めます。のんびりと準備を始めながらスマホを覗くと、なんと天気予報が今日まず向かう鳥取市を中心に、朝9時頃から夕方にかけて雨予報、ここ連日の猛暑で降られるとしても短時間の夕立ち位かと高を括っていたのですが… 雨雲レーダーの予想もピンポイントで鳥取市だけ、目的地の兵庫県佐用町は晴マークなんです。何れにせよ今日は何処かの駅から輪行で帰途に就く予定ですが、少なくとも鳥取駅までの40数キロだけは走っておきたい処。
 雨が降って来ない内に鳥取市へ向かおうと 0524 倉吉駅前の宿をスタートします。倉吉東郷自転車道と云うのもある様なのですが、明らかに遠回りですので線路沿いに東郷池へ。

 海側を回ってきた倉吉東郷自転車道の終点に出た処から県道22号倉吉青谷線をR9方面へ。東郷池には能登の「ボラ待ちやぐら」の様なものが、ボラではないと思いますが。

 R9に合流した処から「鳥取うみなみロード」のサインが現れます。山陰海岸に出た辺りから細かなアップダウンが続き、この辺りで鳥取市域に入りますが、時折雨粒がパラパラと。青谷から岬の方へ少し遠回りして夏泊海岸へ(写真右)、姉泊海岸から浜村海岸と展望ポイントが続きます、やはり「鳥取うみなみロード」は海側を走る東行きが正解です。
 ところが「鳥取うまなみロード」は鳥取市気高町で南へ大きく迂回します、なんと10キロ近く遠回り、R9をそのまま走ると再合流する白兎海岸まで4つのトンネルがありますが3つは旧道で迂回する事が可能です。私は水尻池側の小さな峠を越える事に。山陰本線と並行する区間で踏切の音がが聞こえてきたので少し鉄分を、ただこの後R9に合流するのに難儀する事に、信号も横断歩道もない上に交通量が多くてなかなか渡らせて貰えません、まさか南側に大きく迂回している訳がこれだとは思えませんが。
 鳥取空港から賀露海岸へ迂回する「鳥取うみなみロード」には付き合いきれませんのでR9に沿って走り 0831 千代(せんだい)川の最下流に架かる鳥取大橋を渡ります。ところで「鳥取うみなみロード」のサインには、英語に加えて中国語とハングルが。

 鳥取大橋東詰から千代川の河川敷に下り因幡自転車道を南へ、とにかく鳥取駅近くまでやってきました。雨雲レーダーによるとなんと「しばらく雨は降りません」との事、まぁ天気予報のフェイントのお陰で思いの他早く鳥取市までやって来る事ができました。

 と云う事で因幡自転車道を南下、ただ河川敷のコースはご覧の有様、堤防上も走り抜けられそうなんですが。

 因幡大橋をくぐって自転車道が堤防上に上がり源太橋を渡る辺りからはなかなかの快走路に、岡山へのサインが気持ちをくすぐりますが、専用道は限られているのですよね。

 再び千代川右岸に戻り10時前に道の駅「清流茶屋かわはら」へ、早朝から携行食だけ持って走っていたのですが、ここで遅い朝食に、ただ食堂がお休みなので併設のコンビニでおにぎりを調達して食堂のテーブルで頂きます、とにかくクーラーの効いた処で一息入れられ満足です。

 さて再び千代川とJR因美線に沿ってR53を南下します、目の前で鳥取自動車道の高架が谷を跨いでいますが、少なくともあの高さまで登って志戸坂トンネルで合流するのですね。

22 ? 智頭駅に寄り道して小休止の後、黒尾峠を越え津山に向かうR53と別れてR373へ、前を走る軽トラの荷台に飼っているのかな、食べられちゃうのかな…  (智頭町内にて)
 智頭で因美線と別れた智頭急行の線路が見え隠れします、今日のルートはこの先R志戸坂トンネル経由のプランと西側の右手(うて)峠を越えるプランも用意してあったのですが、やはり倉吉スタートでは次案は厳しいですね。智頭往来(因幡街道)は江戸時代に整備された脇街道の一つで姫路と鳥取を結んでいたのですが、最近「智頭往来志戸坂峠越」が国史跡に指定され、整備が進められるそうなんですが、サイクリストとしては旧道の志戸坂隧道を通れる様にして貰いたいものです。

 14時過ぎに志戸坂トンネル(1,630m)に到着、トンネルそのものは一般道路のR373で歩行者やR125以下の車両の通行が可能、制限速度も50キロなのですが、鳥取自動車道と共用していて通る車は高速の感覚で走っているので車道を通るのは自殺行為。東側の歩道は自転車が乗って走れるだけの幅があり、車道との間に柵が設置されています、サイドバッグを付けていてもどうにか走れると云う感じですね。処でこのトンネルの入り口の歩道側には歩行者用ボタンが設置されていて押すと30分間「歩行者」がいる旨の表示が出るとの事ですが、この状況で意味があるのでしょうかね。鳥取道が合流していて交通量も多くて騒音も凄いのですが、表示が出ていても減速してくれる気配もありません。でもこのシステム、わ奈良県の新天辻トンネルや新伯母峯トンネル、黒滝村と天川村の間の新笠木トンネルや新川合トンネルに付けて貰いたいものですね。ともあれ約7分で通り抜ける事ができました。
 志戸坂トンネルを抜けると岡山県英田郡西粟倉村となります。ところで今回最終目的地を兵庫県佐用町にしたの 2021年に佐用郡石井村の道路元標の現存が確認され未収になっていたためなのです。
 岡山県から兵庫県側へ智頭往来は鎌坂峠を越えるのですがR373は北側のさっこり峠を越えます。ただ殆どの車はR429か川沿いに下る岡山県道5号作東大原線に入ってしまいます。残念ながら石井村道路元標は倒置された状態のまま、2002年に発行された藤原勝永著の「兵庫県の道路元標」で所在は「道路拡幅で不明」となっていました。ところで石井村は明治22年(1889年)の町村制施行時には岡山県吉野郡に属していますが、明治29年(1896年)に兵庫県佐用郡に編入されています、地理的には千種川水系に属していますので理に適っているのですが。

 再び智頭急行の線路と並行するに走り 1545 には平福へ。輪行で帰途に就く時間には余裕がありますので旧い宿場町の中を少し散策します、平福へは2016年4月以来になります。

 智頭急行の平福駅はなかなか立派な設えの駅ですが、無人駅で「スーパーはくと」等の特急は停車しません。待合室や多目的トイレもあって輪行支度するのも都合が良いのですが、駅前にはお店どころか自販機すらありません。補給が必要なら姫新線と接続する佐用駅まで足を進めた方が良いかと。次の下り 1803 発まで十分に時間がありますのでのんびり輪行支度をして、水道をお借りして身体を拭いて着替えも済ませてしまいます。
 慌ただしくせず山峡の無人駅でヒグラシの鳴き声を聴きながら過ごすのも良いものです。1803 発では佐用での姫新線への接続が悪いので智頭急行に630円を奮発して山陽本線の上郡まで向かう事に。(平福1803→1846)上郡1855→1927姫路1941→2043大阪2057→2156奈良2204→2234桜井 上郡から3,410円分乗車。
 本日の走行119.4キロ、年甲斐もなく2015年3月2015年2月以来の3日連続100キロ超を果たしました。

1日目 2日目 3日目 4日目

【1185】 2024/7/31 佐用郡 石井村(現 佐用町)

久しぶりに山陰へ(3日目)

中海北岸から望む江島大橋

 6時半少し前に松江の宿を出発し、まずは境港へ向かいます。2008年10月の時は大根島から江島大橋経由、当時はまだ「ベタ踏み坂」なんて呼ばれていませんでしたが、今回はR431を経由します。
 R431は出雲市から米子市まで宍道湖と中海の北側を回ります、平日の朝とあって交通量が多いのですが、松江市街を抜けると中海側に出るまでは広い歩道が続いていて走りやすいので助かります。

 境水道大橋の見える処までやってきました、こちら側は島根県松江市(旧八束郡美保関町)、対岸は鳥取県境港市。昔は渡船があったのですが、今は境水道大橋を40m程登らなければなりません、渡船は前回私が訪れた2008年の前年3月末に休止(事実上の廃止)、知らなかった私は片江村道路元標へ行くために江島大橋を越えた上にこの境水道大橋を往復する羽目に。ところで奥出雲から流れてきた斐伊川は宍道湖に流れ込んだ後、大橋川、中海からこの境水道を経て河口となるのですね。

 江島大橋の島根側6.1 %、鳥取側5.1 %に対して境水道大橋の境港市側は7.25%との事、大橋からの境港の展望はなかなかのもの、車は停車禁止ですから歩行者の特権?です。

 まだ午前中ですし開いている店も少なく観光客もまばらですが、水木しげるロードを走って境港駅へ。「ゲゲゲの女房」がNHKの朝ドラとして放送されたのが2010年、その後の賑わいは凄かったのだとか。
 ねずみ男とは16年ぶりの再会、久し振りにゆっくり見て廻りたいのですが、これからまだ60キロは走らないといけませんので、またの機会に。

 さて境港を後にし倉吉に向かいますが、出発直前に「鳥取うみなみロード(とっとり横断サイクリングルート)」なるものがある事を知り Ride with GPS にもルートデータがあるので、そちらを辿ってみる事にします。境港駅前を出るとすぐに境水道に出て東へ、先に渡った水道大橋をくぐって弓ヶ浜サイクリングロード(鳥取県道502号米子境港自転車道線)へ向かいます。

 サイクリングロードは砂浜の見える海岸だったりR431の歩道部分だったりを繰り返します。海岸からは正面に大山が見えるはずなのですが、全く見えず仕舞で朝の陽射しきついだけ、空自の美保基地に降りる輸送機が御愛嬌。なお境港市街をでると皆生温泉まで自販機の類は見当たりません。

 途中、境港方面を振り返るとこんな感じ(写真左)、一部松林の中を走る区間もあります。自転車道は皆生温泉を経て日野川河口に突き当たって終わります。この先「うみなみ海道」は主にR9を辿り倉吉市、鳥取市を経て鳥取県東端の岩美町のJR山陰本線東浜駅まで続き約150キロ、未整備の部分もありますが、青色の矢羽根表示が続いています。ただ高速の山陰道が供用されてR9の交通量が随分と減った様ですが、信号も多く日本海を望める区間も限られていて、あまり快適とは。
 大山町辺りのR9を走りながら、そろそろ何処か適当な店に入って昼食がてら涼みたいと思っていた処、メーターが表示されていない事に気がつきます。電池切れ? 暑さに死んでしまった? リセットしても表示は戻りません、幸い予備の電池も有るので適当な場所を… 丁度PAがあったので木陰で早速作業開始。電池交換で無事復活、記録は戻りませんが GPS の方にログがあります、今日のコースですと殆ど差異はでません、とにかくタイヤ周長と積算距離を再設定します。

 メーターが復旧した処で一息入れようと山陰本線の御来屋駅へ、御来屋駅はかつては急行「だいせん」も停まったと記憶していますが、山陰地方最古の駅舎で文化財にもなっています。無人駅だと思っていたのですが、駅舎が「糀まち食堂」と云うカフェになっていて数量限定でランチもあるとの事。時間もある事ですしここでお昼に、ホームを望む席でゆっくり涼ませて貰う事に。最近は桜井(万葉まほろば)線でも京終駅や柳本駅の旧駅舎がカフェレストランになっていますが、観光地でもない御来屋駅でやってゆけるのでしょうか、でも店内は女性客でほぼ埋まっています。

 ランチは私好みの色々な地の野菜を中心としたもの、飲み物別で1,450円はどうかなと思ったのですが、この手間の掛け方なら納得、個人的には雑穀ごはんがおかわり出来れば。
 さて快適な空間で涼んでお昼にもありつけて 1440 御来屋駅を後にします。ただ「鳥取うみなみロード」のコースに従ってもR9を走らされるだけで倉吉市街へは入らないので、当初予定していた海沿いの県道に入る事にします。
 県道267号大栄赤碕線は旧R9の様で、琴浦町界隈は津田候殿様街道として整備されています、境港~東浜を一気に走ってやろうと云う向きでもない限り「鳥取うみなみロード」を辿るより断然こちらがお薦めです。これなら御来屋駅までも同じく旧R9の県道269号松河原名和線を走っていた方が良かったかも。
 大山から日本海に流れ込む幾つかの川の一つ、加勢蛇川。ほぼR9が山側を並行して走っています。相変わらず大山は見えないと云うより、午前中より雲が多くなって暑さも少しはマシ、ずいぶんと走りやすくなっています。

 下北条駅付近から線路沿いの県道201号上井北条線へ、1648 倉吉市域へ入り 1700 丁度に倉吉駅前へ、50年前に来た頃は倉吉線が健在で山陰本線との接続駅は上井駅と呼ばれていました、従って旧い倉吉の街は4キロ程離れています。旧い街並みや廃線跡も魅力的なのですが、今回は時間もないので現在の倉吉駅前で宿を取っています。本日の走行101.4キロ、100キロに届かなかったらき旧市街の方へ往復していたかもね。

1日目 2日目 3日目 4日目

久しぶりに山陰へ(2日目)

国道314号「奥出雲おろちル-プ」島根県仁多郡奥出雲町にて

 倉敷 0543 発の伯備線下り始発の米子行に乗車します。東城までの運賃は1,690円ですので「18きっぷ」使用しません、もしもリタイヤして輪行する可能性はありますが、出雲横田まで1日3往復しか走ってませんもね。
 新見で芸備線0703発東城行に乗り継ぎますが、このスジは平日のみの運行で土日は1258までないのです。存続が危ぶまれていて色々と話題になっている芸備線ですが、東城まででも平日は6往復、休日は5往復しか走っていません。

 新見駅から東城駅まで25.2キロ(営業キロ)を50分掛けて行きます、布原駅で伯備線上り列車と交換、矢神駅で芸備線上り列車と交換。この区間は2015年3月に走っていますが、中国道やR182が平行していて、残念ながら芸備線の存在意義が云々されるのも仕方がないでしょうが、難しい問題ですね。

 広島県との県境を越え 0753 終点の東城駅に到着、この先は1335まで下り列車はありません、駅前でのんびりと輪行支度を始めます。ここ東城は2005年に周辺6町が合併して庄原市となるまで比婆郡東城町、比婆郡はなくなりましたがあの「ヒバゴン」の由来の地名です。

 これから先は出雲横田までコンビニの類は皆無ですので、少し戻ってローソンで十分な補給をしておきます。ぐずぐずしていたら先の列車が 0853 発として折り返して行くので駅裏で待ち構えてみます。
 この先出雲市の手前までR314が続いているのですが。可能な限り線路沿いの道を選んで行きますが、この時間では芸備線も木次線も1本の列車にも出合う事はありませんでした、備後八幡駅付近にて。

 10時半には東城から3つ目の小奴可駅に、簡易委託駅で駅舎にはタクシー会社が入っています、駅前には食料品店があって貴重な補給ポイントです、アイスを買って店の前のベンチで小休止。

 R314を進んで元の東城町と西城町の境界になる峠、無名の様ですが高梁川と江の川水系の分水嶺になっていて標高は638m。峠手前で県道444号油木小奴可線が分岐していて、そちらに入り平行してきた芸備線を跨ぎます。ところが県道はこの先で鍵掛峠道路の橋梁下部工事とかで通行止、線路沿いに備後落合へ向かう事ができす、R314の西城側へショートカットする事に。


 11時半過ぎには備後落合駅へ、ここ訪れるのは2007年10月2014年7月以来、その前は1970年代で、木次線のSLが健在で陰陽連絡の急行「ちどり」が夜行を含めて走っていて、駅も有人駅どころかホームには立ち食い蕎麦屋さんまでありました。駅舎内には写真や色々な資料が展示されていて、キハ01やキハ02の写真は貴重ですが、さすがにレースバスにはお目にかかれませんでした。下を走る国道の車の音は聞こえてくるのです山峡の無人駅には人影は全くなく「奥出雲おろち号」がなくなった今では3時間近くどの方向からの列車もやってきません。

 備後落合駅から少し下った処で右折しておろちループに向かって標高差300m近い登り返しです、平行して木次線が走っていますし(写真左)、17年前に20吋のKHSで越えていますのでロードだから大丈夫と思っていましたが、10月の朝と7月の真昼では状況が違います、幸い木陰が多くて助かりました。木陰で一息入れると風が心地良い、ピークまで後5キロ。(写真右)

 13時半までには広島岡山県境を越え三井野原駅近くで標高727mの分水嶺へ。
 
 「奥出雲おろちル-プ」へ、道路上から全貌は見えないのですが国内日本最大級の二重ループ橋です。ループ途中の道の駅へ。迂闊にも道の駅で食事をしている間に出雲坂根1342発の備後落合行きとすれ違っていたのです。

 出雲坂根駅に下ってきたのが1420、この先出雲市まででも60キロ弱、下り基調とは云えかなり時間が押してきました。ところが出雲坂根で写真を撮るのにerba号を立てかけていたら動いてフロントバッグが側溝に、綺麗な水でしたがしっかり水没、駅前の四阿で乾かす作業を、問題はモバイルバッテリーが…
 出雲三成駅近くまで下ってきた処で登り返しのある木次線沿いに木次まで走る事は断念し、R314を尾原ダム経由に変更。1701 には木次の里熊大橋東詰で当初予定のルートへ。ところがこの辺りから向かい風が強くなってきて、斐伊川堤防上の道は最悪。今夜の宿は松江なのですが、余力と時間があれば出雲市から宍道湖畔の自転車道を走る事も当初考えていたのですが、既に履修済ですしとてもその余裕は、とにかく電鉄出雲市駅 1808 発の松江しんじ湖温泉駅に乗りたい処、それを逃すと次は 1903 になってしまいます。

 どうにか18時前には電鉄出雲市駅へ、予定通り 1808 発に乗車する事が、ここまで110.3キロ、。一畑電鉄のサイクルトレインは終日利用する事ができます、ただ 1回320円の料金が必要になりますが、そのまま載せられるのは有り難いです。なお自転車固定用のベルトが備え付けられています。余裕があれば宍道湖畔の自転車道を走っても良かったのですが、以前に走っていますし、最後の斐伊川沿いの向かい風で今日はもう腹一杯。

 一畑電鉄は宍道湖北岸を走りますが、結構風が強いかして波が立っています。ところで隣の車両に妙なヤツが、平日の通勤時間帯ですので自転車が載せられるかと心配していたのですが、こんな感じなんです。
 1905 松江しんじ湖温泉駅に到着、一畑電鉄は映画「RAILWAYS」の舞台なのですが、もう14年前の作品なんですよ。さて宿まで10分と掛からない距離でしたが、今日は結構疲4れました、本日の走行112.8キロ。

1日目 2日目 3日目 4日目

久しぶりに山陰へ(1日目)


 今日から3泊4日の日程で山陰へ向かいます。兵庫県北部和田山辺りまでなら昨年も行っているのですが、鳥取県や島根県となると輪行では2010年夏以来、自転車抜きでは2014年7月以来になります、とにかく「18きっぷ」で山陰は遠いのです。
 今回の課題は広島県庄原市の東城駅から備後落合を経て出雲市~松江市(青線)、松江市から中海北岸回りで境港から倉吉市(緑線)、最終日は倉吉から鳥取市を経てと志戸坂峠トンネルまたは右手(うて)峠を越えて兵庫県の平福か佐用まで走ろうと云う結構壮大(^_^)な計画です。実は道路元標の残っていない鳥取県今まで殆ど走っておらず、予定通り走れたら3日連続100キロ超えとなるかと、しかし災害級とか危険な猛暑に大丈夫でしょうか、ただこのコース芸備線〜木次線〜一畑電鉄、山陰本線〜因美線〜智頭急行といつでもリタイヤできる様に線路沿いを選んでいるのですが、東城〜備後落合〜出雲横田間って1日3往復なんです。
 1日目は勤務明けと云う事もあってのんびりと倉敷までの移動、今年3月の「岡山の奥の方へ向かいます」とほぼ同様のタイムテーブルです、このまま新見まで進めなくもないのですが安い宿がないのと「SOMETHING」にも寄ってもみたいですしね。桜井1136→1208奈良1215→1307大阪1315→1417姫路1436→1454相生1525→1656倉敷 (所要5時間20分 4,840円分乗車)。

 相生駅で備中高梁行きへの乗り継ぎ、3月は115系でしたが新しく投入された227系500番台、桜井線の1000番台と違って0番台と同じく転換クロスシートです、その上1000番台は扉間4列なので、扉回りが広くて輪行サイクリストには有難いです。
 伯備線の備中高梁行ですので混雑する岡山駅での乗り換えなしで倉敷まで行く事ができます。途中で新型「やくも」とすれ違います、ただ倉敷駅には遅れて17時過ぎに到着。

 駅前の安ホテルにチェックイン、3月は4,600円でしらが日曜日からでしょうか3,900円也。前回は雨でしたが時間もありますしまだまだ明るいので美観地区へ、何十年ぶりでしょうね。
 倉敷駅前に戻り夕食を済ませようとくたびれた駅前ビルの地下にある「れんが屋」に下りてまたハンバーグオムライスかなと考えていたら、なとごはんが終わりなんだと。市街へ戻ってとにかく夕食を済ませて「SOMETHING」に向かうと今日はお休みなのかな、初日は空振り続き。本日の走行、朝の通勤での7.1キロのみ。

1日目 2日目 3日目 4日目

近畿の梅雨明け宣言は …

 先月21日に近畿地方が梅雨入りして以来こんなペースです、月に10往復前後は否が応でも通勤で乗っている訳ですが、雨よりもこの連日の蒸し暑さに休日に走るどころか遠回り通勤する気力が失せてしまっています、お陰で休息日が幾つか。17日に九州南部、18日に関東甲信と東海地方、今日は四国が梅雨明けしたとのニュースが、近畿も近いうちに梅雨明けになる様な案配ですね、夏ゆえ暑いのは仕方がないとしても、せめてこの蒸し蒸しとした状況が収まってくれないものかと。 
 少しでも休足日を有意義に過ごそうと溜まっている宿題を。昨年6月に小ぶりのサイドバッグを作ろうとポチった中華製パニアバッグ、まず左右をぶった切ってベルトとバックルを外し撥水処理を行いますが、この安物の生地に処理を行っても無駄な気がしてきました。
 ベルト通しはこれからですが、こんな感じになろうかと。

 Erbaロードのホイールの組み換えが終ったので、朝から試運転がてら少し走りに行こうと考えていたのですが、午前中は勤め先からの連絡待ちで出そびれてしまい、走り出したのはお昼を回って一番暑い時間帯、走り出すと少々違和感が、同じリム、スポーク、ハブの組み合わせなんですけどね。
 暑い中、大和川沿いに北上し庵治町から下ッ道を南下し逃げ込む様に「4season」へ、大和茶クリーム金時マンゴーヨーグルトに続いて今日はキャラメルソースにナッツ、これで今夏の3種コンプリート、走行23.5キロ。

 今日は買物と通勤で12.5キロ走って今月は222.1キロ、今月は大幅に下方修正やね。明日からの週末は「月の宝箱」で「番頭さんを囲む会」です、タイトルはともかく飲み会には変わりません。

休足日のつもりだったのですが…

御所市鴨神「風の森」にて

 この週末はFacebookグループ「滋賀の自転車好き!ランドナー団」の「笠置キャンプ」の予定でしたが天候不良で中止に、まぁ3週連続雨のキャンプにならずホッとしたと云うのが正直な処。久し振りの休足日と決め込んで朝からasuka号の武装解除を済ませたのですが… ゆるゆるCCの「関屋~水越峠ラン」お昼が御所市の「わだきん」でと云う事ですので、erba号を駆ってお昼だけ乱入する事に。
 それだけでは消費カロリーオーバーになりかねないので風の森まで往復する事にしました。横大路を西に走り葛城川に出た処で京奈和自転車道に入ります。豊年橋で自転車道と別れR24へ、小殿の信号を左へ旧街道に入って船宿寺へ。
 
 旧街道沿い御所市五百家(いうか)にある花の寺として知られる船宿寺

 昨年は7月4日に、2021年は6月21日に来ているのですが、今年は紫陽花には遅かった様な、船宿寺ならではの写真としては2021年のものを観て戴いた方が良いかと。
 更に旧街道を登り風の森峠へ、旧街道 は峠で終わりR24に合流します、しかし峠に信号機があるのもちょっと珍しいですね。

 風の森峠の信号から更に西へ登った処が所謂「風の森」、金剛山の東の裾野に田園風景が広がります、毎年他所より田植えが遅いのですが、終わったばかりと云う感じです。
 高鴨神社の方へ登りMBGFのスタンプラリーのチェックポイントになっている「かもきみの湯」へ下ります。2021年度にコンプリートしていますし、今年はスタンプラリーのためにコースを設定して走るまではしていません、通りすがり近くにあれば立ち寄ると云う感じです。時刻はまだ10時「わだきん」の開店時間は11時ですが、ゆるゆるCC一行は8時に柏原市役所をスタートしているはずですので、やや早いですが「かもきみの湯」から下る事にします。

 「わだきん」の少し上で山麓線から下りてきたのでしょうかゆるゆるCC一行9名と合流、内女子4名と華やかです。店の前で田原本から走ってきたYさんが加わって総勢11名。しかし開店前から待つ人が他にもいて開店と同時に席は埋まってしまいます。

 「わだきん」はフライやハンバーグをメインしたランチが主なんですが、皆さん思い思いに注文、私は… また「トンカツ定食」かと云われそうですが「ポークカツ定食」です、デザートに初スイカ。
 お腹が一杯になり集合写真を撮ってお別れです。集合写真を含む大きなサイズの画像をうちのHPの 「BICYCLE」→「CYCLING REPORTS」→ 「2024」とたどって下さい。なお認証が必要です、ログインは’2024’、パスワードは2024年版「CanCan謹製卓上カレンダー」の裏表紙右下の黄枠内の4桁の数字です。なおSNS上のリンクからたどった場合にエラーとなる場合があります、リンクアドレスをブラウザにコピペしてご覧ください。

 これから8名は水越峠を越えて復路へ、ご苦労様です。お一人は山麓線で帰途に、私とYさんは橿原方面へと帰途に就く事にしました。

 先日Yさんとご一緒した時に一町(かずちょう)にサイクルショップがあるよと伺っていたので、通り道にもなるので少し寄ってみる事に。お店は県道35号橿原高取線の一町の旧道側にありますので少し判りにくいかも、「Cycle House M +Cafe」(写真左はお店のホームぺージから拝借)、若い方がやっておられるのですが、奇遇にもお父さんが実業団の選手で「シクロサロンあすか」所縁の方だとか。店内は私にはあまり縁のない今どきのロード関連が中心なのですが、なんとasukaのジャージが!ただサイズがMとSしかありません、実は持ってはいるのですが些かキツくて痩せないと着る機会がありません。ただワゴンの中にバーテープやら小物が処分価格で、見つけましたよミノウラの廃番ボトルケージを、3つで千円にして頂きました。
 橿原神宮でYさんと別れ、忘れ物に気付いて少々無駄に走ってから「4season」へ、先日の大和茶クリーム金時に続いてマンゴーヨーグルトで、今夏の3種コンプリートにリーチ。その後買い物もあって雨雲に追われる様に帰宅したのですが一向に降ってきませんが、水越峠を越えた一行は大丈夫かなぁ… とにかく本日の走行58.7キロ、明々後日は休足日にします。

晴れマークが恨めしい

 今週の丸々一日の休みは今日19日と23日、せっかくの晴れマークですから早朝からがっつりロングランに行きたい処なんですが、雑用に些か疲れも溜まっているので断念。曇りならともかくこのお天気に走らないと何か損した気分になると云うか罪悪感すら…

 先日の「淡路島キャンプツーリング」の後片付け、ちゃんと乾かせていないフライ、フットプリント(グランドシート)、タープは月曜に乾かしたのですが、今日はインナーを広げてお掃除、フットプリントは撥水スプレーを。しかし週末の滋賀の自転車好きランドナー団の「笠置キャンプ」でまた汚す事になったり。

 asuka号もフロント2サイド+大型サドルバッグ仕様から4サイド仕様に換装。これが結構手間なんです、パニア台は当然ですが、使用しているサドルバッグサポーターがやぐらにプレートを追加して挟み込む構造なんで、プレートを抜くとサドル高さが7mm程変わってしまいます。思い付いたのがU字型に曲げた丸棒をダミーで咬ませるアイデア。しかし今のままの降水確率では週末は中止になりそうですよね。
 他の雑用を済ませてお昼から買い物を兼ねて走り出す事に。しかし暑い、早朝から走り出せば気持ち良いのにね、でもそのまま遠くへ行っちゃいそうで。大和八木まで行く用事があるので中和幹線沿いのユニクロへ、でも最近ピンとくる商品がないのですすよね、自分の歳のせいか。普段使いの靴下を、税込み190円を3足。

 この暑さに帰り道で脱線、日曜からスタートしたかき氷、今年はラインナップが3種類、宇治ならぬ大和茶のミルク金時。ついででMBGFのスタンプラリーのチェックイン、今年はチェックインでランチにサービスが付くのだとか。
本日の走行13.6キロ、6月計593.8キロ。

2泊3日の予定で四国の右上に (3日目)

吉田港を見下ろす、福田港へは対岸の岬を越えなくては…

 高松では昼から本降りになる予報どころか夜のうちに少し降った様です。このまま走らずにJR高松駅から瀬戸大橋線経由で帰途に就くか、予定通り小豆島に渡るか悩ましい処で、ただこの時点で路面は乾いていて、南回りではなく午前中に小豆島北岸を走り抜けるなら、あまり濡れずに福田港へたどり着けるかも知れません。
 意を決して高松港 0625 発の土庄行きに乗船。
 定刻の 0725 前には土庄港に到着、霧雨の様な状態ですが路面は左程濡れていません。
 海岸沿いの香川県道253号屋形崎小江渕崎線を行きます、四海漁港を過ぎ岬を回り北岸に入る頃には霧雨も収まります。大部港と記されたブルーライン、日生大部航路は昨年12月に休航になっています、4便/日でもあれば最悪は日生へ渡る事ができたのですが。0823 には山越えしてきた県道26号土庄福田線に合流しますが、交通量が些か増えてきます。
 0844 大部に到着、休航と云ってもこの港にフェリーが入る事はもうないでしょうね、日生港は日生駅から歩いて行けるだけに便利だったのですがね。
 シロウト予想ながら小豆島北岸は降られる確率は多少低いだろうと考えていたのですが正解だった様です。 フェリーの時刻には余裕もありますし、降られる心配さえなければのんびり行きたい処なのですがネェ…
 0930 吉田港に到着、43年ぶりですが、昔接岸した場所とは少し違う様です。
 接岸した浮桟橋はどうやら川を挟んだ南側のリゾート施設の敷地内の様で、桟橋の処まで行く事はできませんでした。写真右は1981年9月14日、左から27歳の私、その後「一点鐘」を創業するE氏、日本に初めて Herry Hansen の商品を輸入したT氏。
 0946 には福田港へ、次の姫路行きは 1140 発、0920に出たばかりなのですがね。少し南に走った処にある木原食堂が営業していたので入る事にし、かつ丼とすうどんを注文。朝食は取らずこの天気の中を携行食だけで走ってきただけに、温かい食事が助かります。
 姫路港から最寄り駅の山陽電鉄飾磨駅までは約3キロ、さすがに輪行袋を担いで行く訳にも行きませんのでそのまま乗船するつもりでいたのですが、出航30分程前に乗船券を買いに窓口に行くと、今日は海が荒れているために自転車や二輪は載せられないとの事、特に乗り場に掲示とかには気が付かなかったですが、「海上風波による悪天候時、風速計が7m/sを観測した場合、特殊手荷物(自動二輪車および自転車)の乗船をお断りいたします。※自動二輪車については、トライクまたは、サイドカー付を含みます。上記以外の海上荒天時にお断りすることもあります」と云う事らしいです。自転車は輪行袋に入れれば良いと云う事ですので大慌てて輪行支度をする事に。
 とにかく無事乗船する事ができましたが、そんなに揺れなかったですがね。輪行袋を持たずに自走のつもりで小豆島へ渡られる方は要注意、姫路港では小豆島へ渡れずに困惑している単車のグループが。

 路面はかなり濡れていましたが幸いにも降られずに飾磨駅へ。前回勝手が判らず駅南側の狭い通路で輪行支度をしたのですが、北側にはエレベーター前にお誂えのスペースが、ただ姫路港側から来ると北側の駅前広場ってちょっと判り難いのですよね。時間もある事ですし写真を撮ったりしながら、のんびり輪行支度
 姫路からJRで新快速利用で帰る方が時間的に早いのですが、阪神なんば線のお陰で山陽~神戸高速~阪神~近鉄と乗り換えで改札を通る必要がありません。
 しかし先の場所、駅の下りホームから丸見えですね。この時のんびり写真など撮らずに 1427 発の阪神梅田行き直通特急に乗っていれば良かったのですが…
 次の 1442 発に乗車するなり白浜の宮付近で踏切障害で10分近く停車、尼崎で 1634 発の阪神なんば線経由東花園行に乗り換える事になり、鶴橋発 1708 発名張行急行に乗り継ぐ段取りだったのですが、16時半頃に久宝寺口駅で発生した人身事故で近鉄大阪線上本町-高安間は運転見合わせに。休日とは云えこの時間ですから狭い鶴橋駅下りホームは溢れかえる事は目に見えています、その上輪行袋を担いだ身の上、その内やってきた大阪線下り電車には「回送」のサボ、上本町駅は入ってくる上りで一杯、運転再開の目途が付かないので下りを回送で出さないといけない状況である事が想像できます。飾磨駅をICOCAで乗車しているので振替輸送の対象にならないのですが、JR天王寺経由で迂回した方が賢明との判断で大阪環状線へ。
 天王寺 1747 発大和路快速に乗る事ができ王寺乗換で無事に桜井 1839 に到着、ところがICOCAがエラーになって改札を出る事ができません、どうやら鶴橋駅での乗り換えで前の人がエラーになっていたのが災いしたかして、鶴橋駅で正しく通れてなかった様です。 精算を済ませ、こんなのを貰って無事出場。

 どうやら近鉄も運転は再開している様ですが、まだマトモには動いていない様子、とにかく影響を受けた1万4千人の一人となり、270円余分な運賃を払って予定より2時間近く遅くなって桜井の自宅に帰投しました。
 本日の走行、宿→高松港1.7キロ、土庄港→福田港32.6キロ、姫路港→飾磨駅3.0キロ、都合37.3キロ。3日間では218.8キロ走った事に。

1日目 2日目 3日目

2泊3日の予定で四国の右上に (2日目)

 雲一つない青空、今日はこんなにお天気が良いと云うのに、明日の天気予報は思わしくありません。夕方まで様子を見て最悪は今日で切り上げ高松東港 1630 発のジャンボフェリーで神戸港へ、阪神神戸三宮まで走れば、なんば線経由で帰る事ができます、またJR高松駅 1710 に乗車すれば帰る事も可能ですが、瀬戸大橋経由で遠回りして4回乗り換えで運賃5,590円(鶴橋から近鉄利用)はね「18きっぷ」のシーズンならまだしも。ちなみにジャンボフェリーだと2,480円(自転車込)に神戸三宮〜桜井 1,420円、都合3,900円、ただ今日は土曜日なので土休日料金500円の上乗せがありますが。
 当初鳴門スカイライン(徳島県道183号亀浦港櫛木線)や鳴門市営渡船とかもコースに組み込む事も考えてみたのでうすが、スカイラインって結構厳しいそうですね、それに休日だし、どうせ走るなら大坂峠と組み合わせて海側を走る徳島を起終点にして時計回りの方にした方がよさそうですし、とにかく今日はまずは高松東港 1630 乗船可能なタイムテーブルで走る事にします。

 R11 に入るとさすがに車が多いですが、対岸に小豆島や淡路島を望む事ができます、ただ鳴門大橋は半島の陰になって見えません。

 0821 うどん県へ。高徳線讃岐相生駅の手前で大坂峠を越えてきた讃岐街道に入ります。大坂峠は2007年10月に単身赴任中のOさんと板野駅で待ち合わせて引田駅までご一緒した事があります、引田側は瀬戸内海を見下ろすつづら折れの道、峠へから少し入ると小豆島を望む事ができ、徳島県側は比較的楽なルートですのでお勧めです。R11を避けて可能な限り讃岐街道を辿って行きます。

 引田の旧い街並みを抜けた処から讃岐街道ではないですが、海側に面白そうな道があるので脱線。香川県道122号津田引田線として次の目的地津田まで繋がっています、なんと明日5月12日にサイクリングイベント「Tour de 103(ツール・ド・トウサン)」が行われる様です。ただ引田側の数キロが与治山区間として狭隘路の様で交通規制の看板が立っています。

 岬回りの狭隘区間は4キロ程で瀬越公園で終わります、斜度は取り付きが少しきついだけで、展望もそんなにありませんが、車が来ませんし木陰が続いて心地よいです。
 いつもの様に朝出発前には殆ど食べないのですが、今回は昨日から「Vent Orange」のバケットをかじりながら走ってます、安上がりだわ… 既にヒップバッグの下に括りつけられる長さではありませんが。

 景勝地の津田の松原に到着、結構な人出です。今回のミッションの一つ香川県大川郡(消滅)の「津田町道路元標」は讃岐津田 石清水八幡宮の中にある琴林自治会館 老人憩いの家と云う事なのですが、少々てこずりました。これで 1184基目の道路元標です。
 
R11に戻り羽立(はりゅう)峠を越えます、標高は100mにも満たずプロフィールマップではスパイクノイズの様なピークが結構堪えるのです。近くにン人間魚雷「回天」の実物大模型が展示されているそうなのですが、気付きませんでした。
 峠を下った処でR11を離れて再び旧讃岐街道を辿ります。

 讃岐街道が鴨部(かべ)川に突き当たった処に残っている鴨部村道路元標、2010年1月以来の再訪ですが、残念な事に消火ホース格納箱が道路元標の正面?側に移設されてしまっています。
 R11の天野峠ではなく北側の県道136号志度小田津田線の小方峠を越えますが、と正面に五剣山(八栗山)の異様な形が目に入ってきます。先の鴨部村道路元標で未踏区間が繋がったので四国の東半分が繋がった事になるのですが。
 こちらも再訪ですが志度町道路元標、旧街道沿いに残っている事が多いのですが、四国ではお遍路の道筋とも重なる事が多く、歩き遍路の格好をしていなくても、遍路道を行く旅人に立ち止まって挨拶をしてくれたりします。遍路道で立ち止まって地図でも見ていると親切に札所になっているお寺への道筋を教えてくれます、こちらは道路元標を探しているのですがね、とにかく遍路でなくとも札所の場所は把握しておくの四国の旅の流儀です。しかしkこう云った文化も世代交代で失われていくのかも知れません。

 「平賀源内記念館」か面白そうだな、時間もあるのでと思ったのですが、右のポスターを見てパス! 

 讃岐街道を辿っていると「峠おやじ」ナワルードさん未踏の峠発見、元結(もといむすび)峠だとか。先月通った出雲街道の「鶴坂」が未収だった様で、早速行かれたそうです。千峠目(乙見山峠)と二千峠目(七越峠)をご一緒しましたが、現在2,600峠、是非とも三千峠をご一緒したいものです。
 引き続き讃岐街道を辿っています。この辺りR11、JR高徳線、琴電志度線が交錯しています。いよいよさ屋島がみえてきました。
 せっかく「うどん県」に来たのだから、どこかでうどんでもと思いながらせっせと走っていたら高松東港の入り口まで来てしまいました、遠回りしたのにそれでもちょっと早すぎたかな。とにかく乗船時刻まで天気予報と慣睨めっこ。ところがジャンボフェリーが40分遅れで運航しているとの情報が耳に入ってきます、そうなると下船順序や輪行支度で神戸三宮からの最終電車への時刻が怪しくなってきました。明日の天気がこれ以上悪くならない事を願って、当初のプラン通り高松で宿を取り高松市街へと向かいました。本日の走行77キロ。

 地方都市、失礼m(_ _)m に来ると愉しみはJAZZ屋探し。念のためにダイソーで簡易ポンチョでも買っておこうと夕食を兼ねて街へ出ます、他にも2軒程ある様ですが一番老舗そうな「UP★TOWN」へ。

1日目 2日目 3日目

2泊3日の予定で四国の右上に (1日目)

紀の川河口を望む京奈和自転車道のほぼ終点

 おはようございます、朝焼けに耳成山と天香久山のシルエットです。今日勤務明けから和歌山港に走り、夕方の南海フェリーで徳島へ渡り鳴門泊、明日は高松へ、明後日は小豆島に渡り北岸を福田港まで走り姫路に渡り輪行で帰途に就く予定です。南海フェリーは過去にも何度か利用していていつも夜行便なのですが、今回は 1620 の便に2019年暮れに就航した「あい」に初めて乗船する予定です。今回は航送料金節約とasuka号がホイール組み直し中、輪行状態で乗船するのでErbaロードで向かいます。
 0855 に勤務先をスタートし県道120号五條高取線経由で 0941 には吉野口駅前へ。
 重阪(へいさか)峠を越えてR24に入り五條へ、せっかくですので五條新町を抜けて行きますが「餅商一ッ橋」の跡にできたお高いチョコレート屋さんですが、移転した様でその跡は5,6月は無料休憩所になってるみたいです。
 県道732号から55号に入り 1047 奈良和歌山県境を越えます。1103 橋本橋南詰を通過して京奈和自転車道の専用道区間を走り学文路(かむろ)、1128 には九度山駅下へ。
 少し時間もありますので、噂のパン屋さん「Vent Orange」を探索、先日大ちゃんに9さんの実家の米屋の近くだと聞いていただけで少々迷いましたが。幸い営業日でしたので、菓子パン1つとバケットを、今日はロード故に荷物を積めないので、バケットはいつも三脚を固定するヒップバッグの下に括りつけました。
 九度山の道の駅は通過しひたすら紀の川左岸を行きます、京奈和自転車道本来のコースは三谷橋で右岸に渡るのですが、このまま左岸を行きます。しかし下るにつれて向かい風が…
 井阪橋で右岸に渡ります。このまま真っ直ぐ行くと自転車道はタマちゃんの貴志川駅に行ってしまいます、間違える人多し。現在井阪橋をアンダーパスする自転車道が整備されつつある様です。
 恒例の「WAKAYAMA800 モバイルスタンプラリー」が今月から始まっていますので「いわで御殿」と「市民スポーツ広場」にチェックインしておきます。今回で7回目ですが、ずいぶんとチェックポイントが増えてしまいましたね、もうコンプリートしようと気力はありませんわ。
 向かい風と通行止でかなりロスを… 橋台工事とかで北島橋から紀の川大橋まで県道を走らなくてはなりません、東から来ると案内が判りにくいので注意、見落としてゲートまで来てしまうと土手上の県道へ押し上げなくてはならなくなります。
 それでも 1417 には京奈和自転車道のほぼ終点に到着、正式には土手上の県道に上がった処までが自転車道の様ですが。対岸に見える青岸橋と紀の川河口大橋(みなと大橋)を渡れば南海フェリーの乗り場です、まだ出航まで2時間ありますから余裕です。
 紀の川河口大橋(みなと大橋)を渡ります。一応今シーズンの「西の海へ」と云う事に。 今回、徳島港に着いてからも宿まで走らなけらばならないのに輪行にしたのは、現在南海フェリーは自転車にも大型自動二輪と同額の燃油調整金を課しているのです、旅客運賃2,500円に自転車航送1,600円の計4,100円はまだしも燃油調整金800円が加わると2時間余りの航路に4,900円、先週おつねさんが4サイドキャンピングで「逆打ち四国遍路」からの帰途では、繁忙期料金で更に500円増しで 5,400円払ったのだとか、4サイドじゃ輪行もできませんからね。厳しい海運業界を応援したいのはやまやまですが、この料金体系は理不尽です。ちなみに神戸~高松東港のジャンボフェリーは土休日と夜行便割増でも3,490円、平日昼行便にネット割引だと2,370円なんです。
 とにかく時間の余裕もありますしロードですので、2,400円節約し輪行支度を済ませて乗船、定刻に和歌山港を出港します。
昨年4月以来の船の旅です、写真右は沼島、志布志航路の帰りの朝にも見えますね。
 定刻 1830 に徳島港に到着、今回は鳴門駅近くに安い宿を取ったので、これから10数キロ走らなくてはなりません、まぁJR徳島駅でも5キロ近くあるのですがね。出来るだけ明るいうちにと急いで輪行支度を解きます。
 運河沿いの道を走り「阿波しらさぎ大橋」を渡る頃にはすっかり暗くなってしまいました、自転車や歩行者が渡れる河川に架かる道路橋としては四国最長(1,291m)だそうです。
 和歌山港までの87.1キロと徳島港~鳴門駅前までの17.4キロで本日の走行104.5キロ、分割ですが久しぶりの100キロ超です。

1日目 2日目 3日目

遠回り通勤ライド「東吉野〜宇陀路」(後半)



 R166との合流点手前が高見山を望むビューポイント、誰が云ったか関西のマッターホルン、まぁ東吉野のシンボルには違いないです、峠の向こうは三重県。
 先月の「高見の郷」への人出も落ち着いて静かなものです、県道251号谷尻木津線に入り 1319 には宇陀市との境界になる一谷峠(600m)を越えます、岩端に下るまで1台の車にも出遭わず。なかり良いペースでやって来ました。

 岩端に下りお馴染み「月うさぎ」へ、連休でお忙しかった様で番頭さんも少々お疲れのご様子、猫たちも接待疲れか姿を現しません。

 ランチの予約もしてなかったのですが、最後のを頂く事ができました、連休とあってか入れ替わり何組かのお客さんが、1420「月うさぎ」を後にします、手前の「月の宝箱」ではソロテントを張っている方が、再来週1泊でお世話になります。
 菟田野松井橋ローソンの向かい「菟田野アグリマート」に立ち寄った後、走り出した途端に嫌な音が… リアのスポークがクロス部分で破断、ほんの少しテンションを調整して取り敢えず走る事は、テープもケーブルタイも持っていなかったので、ニップル側を緩めて外したのですが、折れたのがスプロケット側なので外せません、ローに入れて万が一にジャムるとまずいので、緩いコースで帰途に就く事にします。ただ今週金曜の勤務明けからこのErbaロードで和歌山港まで走り南海フェリーで徳島へ渡る計画をしているので、取り敢えずでもスポークがあるかなぁ、それに長さも判らんし。

 芳野川を宇陀川の合流点まで下り、宇陀川べりを篠楽まで戻り県道198号粟原榛原線で笠間辻へ、市境を越えて少し下ると女寄峠の桜井側に出ます。
 「麦笑」のパンのお裾分けを「4’Season」に届け、スーパーで買い物をして 1723 無事に帰投、心地よい気候の中を久しぶりにがっつり走れた1日でした、スポーク折れを除けば、本日の走行93.5キロ
(前半に戻る)

遠回り通勤ライド「東吉野〜宇陀路」(前半)

 今日は勤務明けから定番コースで東吉野へ向かう事にします。昨夜 Facebook に「走りに行きますと」告知しておいたのですが、ゆるゆるの皆さんは遠山郷へ行ってますし、GWのど真ん中とあって予定がある方も少なくない様で…

 念のために9時前に亀石前のセブイレに立ち寄りますが、カワセミ狙いでやってきたKさんに捕まってしまいました、自転車より86に出会う機会の方が多いような… 飛鳥川のカワセミですが、護岸工事や溜まった土砂のしゅんせつであまり姿を見かけなったのだとか。
 0923 栢森へ、休日とあって吉野方面へ向かうロードも少なくない様です。集落の中の旧道へ入りますが「どらどら庵」が開店準備をしています、入った事はもちろん営業しているのを見た事がないのです。
 0941 行者辻、0951 には芋ヶ峠へ、やはりロードは楽ですわ、って再来週は4サイドで越えるつもりでいるのですが…

 1009 千股の水辺公園へ、標高差250m余のダウンヒルですが、休日だからでしょうか道一杯に拡がって走っているランナーのグループがいて要注意です。千股の三叉路、今日は手っ取り早く津風呂湖南岸のルートを行く事にします。

 みかえり橋(平尾吊橋)を真横から望む事ができます。1033 津風呂ダムの天端道路を渡り南(左)岸の県道256号入野河原屋線へ。

 1047 津風呂湖の上流部にあたる入野(しおの)へ。

 1058 入野峠、R370 ではここがピークです、左折すると旧道ですが本来の入野峠は南側で道が失われています。入野トンネルを抜けるとお馴染みのビューポイント。

 吉野町窪垣内の三叉路を左折、高見川右岸の県道16号吉野東吉野線を遡ります、東吉野は新緑のこの季節が一番です。
 1127「ニホンオオカミ像」前。

 お馴染みのパン屋さん自然酵房「麦笑」へ、今日はロードなのであまり買い込めません、今月も日曜日のみの営業です。
 蟻通橋から県道221号小村木津線へ、今年はまだ手打ち蕎麦「よしの庵」へ行けていないのですが、再来週のお愉しみと云う事で、チラっと覗くと案の定「本日売り切れ」になってました。

 この季節の東吉野を走ると道沿いの木陰にはシャガの群生が目立ちますし、藤の花もあちこちに。(後半へつづく)

しかし良いお天気でしたね。

 今日は貴重な丸一日のお休みだったのですが… 昨夜夜更かしをしたせいか、朝一度は起きたものの「虎に翼」を見かけて二度寝してしまいました。やはり約束でもないとあきません。せっかくのお休みでこのお天気に走らないと、罪悪感が…
 16時を回ってからダイソーまで買い物に行かなくてはならなくなり Erba号を駆って遠回り通勤ならぬ遠回り買物へ。大和川左岸を走り途中から寺川べりに抜け、大和川と合流後、太子橋で折り返し右岸を走り布留川右岸に入り、途中から真東に折れて夜都伎神社まで、山の辺の道を大和神社遥拝所まで南下して西へ、上ッ道を南下し桜井へ戻ります。ダイソーでLED電球とピンセットを買って日没前に帰宅。走行34.7キロ。

迷走 ゆるゆるCC「葛城古道」

一言主神社にて

 今日はゆるゆるCCの女性サイクリストのねこさんの平日企画「葛城古道」、平日ですので何人集まるかなと思っていたら、8名の参加表明が。コースは近鉄新王寺駅に9時集合〜一言主神社〜高天原〜高鴨神社〜風の森〜船宿寺〜と云う事で、お昼は高鴨神社の近くの蕎麦屋との事。当直明けですので橿原9時スタート、高天原へ登るのを端折れば高鴨神社で追い付けそう、と走り出す事に。
 1045 葛城市と御所市の境界付近で県道30号御所香芝線いわゆる「山麓線」に取り付きます、さて前にいるのか後ろにいるのか、とにかく一言主神社へ、しかしまったく気配はありません。
 山麓線に戻り高天原はパスして南へ、1123 御所市北窪、旧県道30号との分岐に到着、しかし山麓線は車も多いしアップダウンがあるので嫌ですわ。一行は高天原へ登ったとすると前にいるとは考えられません、LINEへの書き込みを覗いてみると、極楽寺や笛吹神社だとか、遥かに後ろではありませんか。
 1時間近く先行している事になるのですが、とにかく高鴨神社へ向かう事に。1132 神社前に到着、お昼は近くと云うより隣の「鴨神そば」と云う事です、平日ながらお昼時ですので、結構お客さんがやってきます、時々陽射しの入る天気とは云え、この季節何もせずに待っていると寒いだけですので、先に入って食べるかぁ… 高鴨神社には何度も来ていますが、このお店には入った事はないのです。

 ざる以外は季節柄、温かいお蕎麦が3種類、ご飯ものは皆無、しかしきのこそばが1,300円は決して安くはないです。正直云って私には美味しいとは思えません。そう云えば過去に御所市在住のサイクリスト仲間に美味いよなんて話を聞いた事はありません。お店で小一時間待ちましたが一行が来た気配は一向にないまま店を出る事に、と云うより山麓線を走ってお腹を空かせた一行に相応しい店でもありませんし。1237 高鴨神社を後にしますが、風の森へは下らずに山麓線に戻ります。「かもきみの湯」へ下る分岐を過ぎた処で前から一人のサイクリスト。なんと笑雲さんが、何でも皆とはぐれてしまったとの事。とにかく二人で高鴨神社に再び戻ります。LINEを覗くと「わだきん」に行くとか「蕎麦屋に向かっている」とか混乱しています。
 そうこうしている内に、一行がこちらへやってくる事なく「わだきん」に向かう事が確実そうです。せっかくここまで来たのですから笑雲さんと風の森へ下り、鴨神の信号から旧道を北へ下ります。

 1315「わだきん」に到着、しかし一行の姿は、まったく何処をどう走っているのか想像がつかなかったのですが 1329 室交差点の方から登場、どうやら笑雲さんと出遭った付近から「かもきみの湯」へ下ってR24を走ってきた様です。例によって人気店の「わだきん」ですので何組が待っていますが、半時間程待って9人全員が入店する事にできました。私は2度目のお昼ですが、しっかり。
 結局はゆるゆるCC一行の皆さんと連ねて走る事なく「わだきん」前でお別れし、きんなん君と桜井に向かって帰途に就きました。本日の走行50.6キロ、下図の赤線はきんなん君、青線は私の走行ログです、これに途中はぐれしまった笑雲さんの分も重ねると面白いのですがね。

 Googleでもその手のサービスはあるのですが位置共有アプリを使ってみても良いかも。良くリスク云々を云われますがイベント開催中に時間とメンバーを限って運用すれば問題はないかと。昔「月うさぎキャンプ」の折、スタートもまちまちで上り基調のコースを重いキャンピング車で東吉野村を目指すために往路は其々で走っていたのですが、お互いの現在位置や到着時間を知るために「みんなで位置共有」と云うスマホアプリを使用した事があります。現在は提供されていない様ですが、同様のものは幾つもある様です。

 上図は2015年10月10日の「第8回 月うさぎキャンプ」へ向かう途中の模様を時系列に4つ並べたものです、女寄峠の途中で停まったまま動かないヤマタンさんのアイコンが見えます。

遠回り通勤ライド初め


 新春3日の「第29回新春サイクルミーティング」と4日のゆるゆるCC「初詣ラン石上神社」以外は片道7〜8キロの通勤ライドのみ。当面休みが無いので暫くは休足日は無さそう。今日はお昼過ぎまで陽射しもありそうなんで、今年初めての「遠回り通勤ライド」に、今日はErbaロードで出てきています。まずは腹ごしらえで向かい風をおして西へ、今年の「とんかつ初め」です、530円也にサービス券でコロッケ付き。

 「松のや」でお腹が一杯になった処で葛城川沿いの京奈和自転車道(この界隈は飛鳥葛城自転車道)を北上しますが、想像以上に風が強くて遮るもののない川べりの土手では煽られる事煽られる事、陽射しはあたたかいものめげてしまいます。春が愉しみの桜並木の下を走り(写真左)、近鉄田原本線をくぐります(写真右)。
 第二浄化センターの手前の桜橋で一旦自転車道を離れ太子橋まで北上し大和川右岸を追い風に乗って板屋ヶ瀬橋まで走ります。このまま真っ直ぐ行くと佐保川べりに入ってしまいますので、左岸に渡り庵治(おうじ)町でR24を跨いで再び大和川河畔を帰途に就きました。本日の走行37.4キロ、ちょっと物足りない距離ですが、さすがに風がね。

寒いけどめげずに「遠回り通勤ポタ」

下ッ道(中街道) 天理市庵治町

 勤務明けの今朝、時折雪が舞うお天気ですが頑張って遠回通勤ポタへ、今日はErbaロードです。中和幹線沿いのWORKMANで買い物の後下ッ道を北上、しかし北よりの西風が強すぎて遮るもののない田圃の中では煽れる始末。
 下ッ道沿いの地蔵堂で温かいものでひと息、今話題のDydoの「さつまいもミルク」にヤマザキ傘下となった神戸屋の格安あんぱん。
 しかしこれ以上定番の北西方向に進むのは諦めて方向転換、天理方面へ。
 陽射しがあるので追い風となると快適な事、天理の銀杏並木は丸裸、せっかくですので新春4日に「ゆるゆるCC」で来る予定の石上神宮へ立ち寄ります。お馴染みの鶏たちは元気です、別に春日大社の鹿とか、大神神社の蛇とか神社の縁起と所縁のあるものではないらしいのですが。
 山の辺の道を少し走って桜井へと帰途に就く事にします、ハイカーの多い季節はあまり踏み込まない様にしているのですが、今頃の平日なら気兼ねなく走る事ができます。R25バイパスの下をくぐって内山永久寺跡から夜都岐神社へ越えます、ロードでは些か厳しいですが石畳の方へ下らなければ完乗は可能です。夜都岐神社の裏手でピザ屋さんでしょうか畑の中に案内板が、今まで気が付かなかったのですが山の辺の道から少し入った処にある様です、ピザと云う気分でもないしこの季節で平日なのでやっていないだろうと思いながら覗いて見る事に。
 「サマナラガーデン」お客さんはいないみたいですが営業中で、丁度お昼前ですしピザ以外に野菜をメインにしたランチもある様です。

 店内はこんな感じ、母屋から張り出すように龍王山を見上げる事のできるガラス張りの広いテラス席。母屋側の元は窓際カウンターだったろう席に座ります。

 お野菜たっぷりランチにする事に、1,900円はおっさん一人のお昼には勿体無い気もしますが、野菜料理好きに興味深いランチ、野菜の様々な食感が愉しめます。そのうちにお昼を回って女性のグループが2組。この界隈はR169まで下るとがっつり食べられるお店は一杯ありますし、山の辺の道沿いはハズレな店も多いですが、その向きにはここはお勧めです。
 景行天皇陵まで下るとロードには厳しくなりますので上ッ道まで下り帰途に就きました。本日の走行42.5キロ。

カレンダー配達サイク「Delft」まで

京奈和自転車道から薬師寺を望む

 暮れの恒例行事が続きます、大和西大寺近くの自転車工房「Delft」さんまでカレンダーを届けに往復します、主に川べりの快走路を行くので久しぶりにErbaロードで。実は昨日予定していたのですが、一昨日の大阪行きでは慣れない靴で歩き回ったので脚やら腰やらあちこちが痛かった次第。

 大和川に沿って走ります、庵治町前後を除けば大阪までほぼ川べりを辿る事ができます。
 近鉄橿原線を跨いだ処から浄化センタ―を抜けて佐保川河畔の京奈和自転車道へ。再び橿原線と天理線をくぐります。

 佐保川に沿って北上します。
 佐保川を離れ奈良口交差点から秋篠川河畔を、午後から曇ると云う予報なのですが、最高のお天気です。ただ秋篠川沿いは道が狭い上の買い物の自転車やジョッキングの人が多いのが難点。
 尼ヶ辻駅前から西大寺駅西側の住宅街を抜けて 1234 「Delft」さんに到着、風情は街の自転車屋さんですが、マスプロランドナーをちゃんと取り扱ってくれる奈良では貴重なお店です、オリジナルのバッグも。
 帰りは大和郡山市街を抜けて富雄川河畔の自転車道を行く事に。
 御幸橋で大和川を渡り飛鳥川沿いの自転車道へ、今井町方面へは向かわず寺川沿いから耳成山を反時計に回って横大路経由で帰途に就きました。本日の走行63.4キロ、7,000キロ/年まで後5.3キロ。

大和高原へ向かったものの


 今日明日と連休、実は石川県へ行く予定もあったのですが、明日の天気が悪いので中止、天気よりモチベーションが上がらない言い訳なんですが。しかし昨日今日と最高のお天気、少しは走らないと絶対後悔すると Erba号で大和高原へ向う事にして9時半スタート。

 長谷寺門前から初瀬ダムに取り付きますが、以前は4サイドで登っていた坂がすんなり上がれません、ここ暫く坂らしい坂登ってませんでしたからね。
 小夫集落を抜け笛吹奥宮で一息入れます。そう云えば2020年以来  「大和高原真夏の早朝ラン」に参加できていないので、針からコースをなぞってみようかと。
 遅いスタートだったので初瀬ダムまでは暑い位だったのですが、標高が上がるにつれ気温が、今年は夏の間 Erba号がなかったのでレーパンを履かず仕舞い、ここへ来て7分丈にロングソックスが丁度良い具合です。
 針から少しR25を走り天理市山田町へ、そこから奈良市との境界の無名峠を越えるのですが、インナーローに入れそこねて足付き、そうなるともう上がれません。 田原まで下ったものの、このままコースをなぞっても大柳生から柳生、布目ダムと登るのが億劫になってきて、奈良市街に下る事に。久しぶりに県道80号奈良名張線を下ります「まんま亭」のあった頃は時々通ったのですがね。
 高円高校から県道188号高畑山線へ抜けて、帯解から上ッ道で天理へ、お昼を回ってそろそろお腹もすいてきたのですが、柳本駅の「ピクトン」も今一つ気が進まないので「4’season」まで頑張って走る事に。布留川南流沿いに走り中ッ道へ、蔵堂橋で大和川を渡ります。
 蔵堂橋より南は殆ど中ッ道は失われているのですが、中ッ道は香具山を真南に見て続いていたされています。14時過ぎには「4’season」に到着、久しぶりにランチを頂いて帰途に、中途半端な結果ですが本日の走行64.6キロ。

 本日のいでたち、9月のゆるゆるCCの「彼岸花の乱」で某女史が着ていた犬柄ジャージ、All Express で見つけて今シーズンは着る機会はないだろうけどとポチったものが、意外と早く某国から着弾したので。

不発の2日間

 どうやら木曜金曜と最高のお天気の様です、石川行きを止めてしまったのはともかくとして、今一つ気分が優れないと云うか体調もすっきりしません。なんとなく風邪を引いた様な引いていない様な、10度を超える寒暖差も堪えているのでしょうかね。

 お昼を回ってから買い物を兼ねて少しだけ走りに出掛ける事に、大和川河畔を北上し天理市庵治町で下ッ道(中街道)へ、いつもなら走り出すと調子が出てきて足を延ばすのですが、今日は南下して寺川沿いに走って帰途に就きます、ホームセンターとスーパーに立ち寄って帰宅。1時間半ばかり走って、走行25.4キロ。
 2日目も同様、雑用や片付け事をしているとお昼に、昨日同様に買い物がてら Erba号で走り出しますが、ホームセンターまで往復しただけ、ただ半年乗ってなくて違和感のあったロードにようやく体が馴染んできた様な、走行7.5キロ。明日土曜は夕方から出勤なのですが、先週行けなかったデルフトの朝ポタ、でも平城宮跡6時半ですから5時から走り出すのは無理でしょうね、十中八九。
 ところでErba号が復帰したら稼働状態の自転車が4台になると置き場所に苦労する事に。そこで1台は縦置きにするアイデアが。吊り下げる為のパイプを取り付ける事にしたのですが、車を持たない私はこういう時に困るのですよね、ホームセンターで長尺ものの材料を買おうと思っても、半時間は歩いて持って帰って来なくてはならないのです。そこで思いついたのがジョイント部分にガタのきたステンレス製の物干し竿、これを切断して流用、物干し竿の替わりは歩いて数分の近くのスーパーで売ってますし、材料としてはその方が安かったりして。ただパイプ外径が30φ、パイプソケットの規格って24φの次は32φなんですよね、それはテープでも巻いて誤魔化せば、ただパイプカッターは22φまでのものしか持っていないのです、32φが切れるものになるとそれなりに高くて、仮に買っても次に使う機会もね。取り敢えず金鋸で切ってみると意外に簡単に切断する事が、物干し竿のステンレスパイプって思っているより肉薄だった様で。と云う訳でマッドガードのないErba専用ですがハンガーが完成、ついでにアウトドア用品を載せる棚を増設、有り合わせの材料を使ったお陰で物干し竿を新調した799円を除けば、出費は金具を少し買った数百円也。
 せめて幾つか片付け物ができたので、この2日間は良しとしましょう。