
「全線開通」が報道された日、佐保川沿いは通行止
2014年頃から整備が行われている「京奈和自転車道」、最近新聞等に「全線開通」の文字が躍っている。朝日新聞デジタル、日本経済新聞、NHK NEWS WEB、NHKこそ「全線」の文字はないが、日経に至っては「京都・奈良・和歌山、サイクリングコース一直線に、総延長180キロ、未接続区間の整備完了」とある。しかし奈良県下の現状を知っている人間には、開いた口が塞がらないとは正にこの事。マスコミはお役所の広報資料を何ら検証すらせずに鵜呑みにして垂れ流しているとしか思えない。
京都府下は既存の京都八幡木津自転車道線(京都府道801号)が以前から整備され維持管理も充実、和歌山県下は紀の川自転車道線(県道803号)として2013年から整備が進んで一般道との併用区間や不案内な箇所はあるものの、京都府同様充実したサイクリングロードとなっています。ところがお粗末なのが我が奈良県、京都府と和歌山県がそれぞれ桂川、木津川、紀の川と云う大きな河川沿いと条件に恵まれている事に比べるとルートの策定が一筋縄では行かないのは仕方がないとは云え、そのズタズタさは贔屓目に見てもお粗末過ぎます、まさに「迷路」。あのR369香酔峠をサイクリングルートにする無神経極まりない「ならくる」同様、ロクに現状を見ずにお役所の机の上で作られたルート故に、結局は「作りやすい処だけ作って」後は一般道で繋いだだけ、判りにくい、走りにくい、安全への配慮がないと三拍子揃っている始末。
さて奈良県下で新たに自転車道として整備されたのは2016年に一部開通した佐保川沿いの大和青垣自転車道、昨年供用された近鉄天理線と橿原線をアンダーパスしたルートは評価できるとしても、他は概ね既存自転車道の整備と一般道に案内標識とブルーライン(正確には青い矢羽根)の整備、それでも「全線開通」と謳うなら途切れる事なく続いていれば文句もないのですが、実際の案内は途切れ途切れ、ルートマップがなければ辿れない様な自転車道では話にならない、そして以前に「奈良県の自転車道に物申す」で書いた様に同じ道に公式の県道名と愛称?と「ならくる」のルートの標識が乱立し、新たに「京奈和自転車道」の標識が加わった。とにかく3月に走った富山湾岸サイクリングルートとは雲泥の差。


「全線開通」へ駆け込む様に標識が整備された御所市薬水から吉野川に架かる柳瀬橋南詰の間も、標識がない左か?右か?(写真左、正解は左)、首を傾げる標識の地図(写真右、梁瀬橋北詰)と云った有様。
南側即ち五條から来ると標識に従い梁瀬橋を渡ったものの北詰のR370の信号で右折か左折かが全く判らない。盟友SORA氏が最近のブログ「片雲の風に誘われて」でぼやいてますが(ぜひご覧になって下さい)、何故こんなルートになったのかも疑問、かすめるだけでも大淀町と下市町を通過させたかった?

そして「全線開通」はい「ルートマップ」もできました、どうぞ利用して下さいと報道された日、奈良県下の肝心の部分、佐保川沿いの「大和青垣自転車道線」の一部は護岸工事で7月30日まで通行止(最初の画像),2016年の一部供用以来、大体どこかで護岸工事が行われて通行止になっている始末(写真左は平成31年)、(写真右は令和元年から2年)。県土木が舗装した自転車道を国交省が掘り返す、無駄が毎年繰り返されています。そんな状況では頼りのマップにも頼れない始末、まぁこのマップだけでコースが把握できたら貴方はエラい。

男やもめに同じ様なものが何枚も要らないのですが、今年は4枚も貰っちゃいました。まだ10点程余ってるし、誰か要ります(^_^)
6種類あるから6年かぁ… 右の2種類が重宝しているのですが、こいつなかなか割れたり欠けたりしないんですよね、食器棚がどんどん占領されていきます。

4月は走行655.0キロ、内訳はasuka 499.6キロ、démonta 84.3キロ、erba 71.1キロ。今年は一応8,000キロを目標にはしているのですが、コロナムードが続く限りは厳しいかなぁ… それに5月後半は欠員があって丸一日の休みが取れそうにないのですよ。
4月3日 乾さんの「ゆるゆるサイク 宇陀」
4月24~27日 「齋藤電鉄氏迎撃琵琶湖キャンプ」


職場での新型コロナワクチン接種が30日と決まり、28日には献血の制限期間が終わるので29日にティッシュ5箱貰いがてら「橿原アルル」まで往復しようと思っていたらなんと大雨、暫く献血もできないかと思っていたのですが… 今朝一番でワクチン接種完了、まったく痛くないので何だか肩透かしを食らった様な。
待機時間中も異常なし、昨日のお天気が嘘の様なお天気に少し遠回りして帰宅、その後も全く以異常はなし。
ところでコロナワクチン接種後の献血については5/14から接種48時間後から献血できる様になるそうです、なんで5/14からなのかが良く判りませんが。この先ワクチン接種が本格的になると、このままでは大変な事になっちゃいますよね。さて20数キロ走って、今月もどうにか600キロは越えました。
道の駅「宇陀路室生」にて お馴染みのミラー、マウスオーバーで反転します。
おはようございます、3日目の朝は自宅のベッドの上でと云う顛末ですが、駅の駐輪場とは云え長時間ほっておくのも気掛かりですので、桜井 0556 発の伊勢中川行き始発で伊賀神戸駅へ戻ります。昨日一昨日の風も治まり、最高のサイクリング日和ではないですか、朝一に伊賀神戸スタートなら色々と走れそうではと思いを巡らせてみたものの、結局は県道57号から初瀬街道といつも通りのルートを桜井に帰る事に。
県道57号も桔梗が丘から名張市街まで車が多いのですが、旧道を選びながらのんびりと走ります。朝の空気は清々しいし、ちょっと勿体ないなと思いながら、皮肉にも今回で一番心地好いサイクリングです。
宇陀川では今年初めてカジカガエルの鳴き声を聴けました、従来の近鉄特急を捉えてスマホをしまっていたら「火の鳥」が(*_*) そうそうリアサイドは昨夜提げて帰ったので今日はご覧の様にフロント2サイドで走っています。


8時前にに三重奈良県境を越え道の駅「宇陀路室生」で小休止。
三本松駅の下から阿保越伊勢街道で海老坂峠を越えて旧街道を室生大野の緑川半焼までを行きます、休日なら必ず鉄な人がいるポイント。室生ダム湖畔を行くルートもあるのですが、今日は素直にR165を。
0948 西峠へ、ここを下れば桜井です。帰宅前に買い物に寄り道をしたのですが 1032 無地に帰宅、本日の走行39.3キロ、昨夜の内に走ってもセンチュリーランにはならなかった計算ですね。3日と云っても実質2日半で294.0キロ。
過去2回の琵琶湖ツーリングはソロだったのですが、今回は遠来の齋藤電鉄氏と昨年から滋賀県民となったショコラさんとの現地合流で愉しいキャンプとなりました、4サイドを連ねて走るのも爽快でしたしね、お二人に感謝。世間が落ち着いて次の機会を愉しみにしています。
前日 1日目 2日目後半 2日目後半 おまけ
例によって集合写真を含む写真を大きなサイズでうちのHPの「サイクリングの記録」に順次UPしています。参加者は再利用して頂いて結構です、なお認証が必要です、ログインは’2021’、パスワードは「CanCan謹製卓上カレンダー」の裏表紙右下の黄枠内の4桁の数字です。なおスマホのSNSアプリ等からリンクをたどると401エラーが出る事がありますが、Crome等ブラウザが開いて下さい。
近江富士を見ながら野洲川左岸を行く
14時過ぎに琵琶湖大橋を渡った処で齋藤電鉄氏と別れ湖岸道路を野洲川河口まで北上します、湖岸側を走っているので山側に横断できる場所がないのが気になっていたのですが、野洲川を渡る直前にスロープがあって湖岸道路をアンダーパスできる様になっています。それは良いのですが屈強な車止めが、例のサイドバッグ殺しです、前後それぞれ持ち上げて突破するしかありません。
野洲川沿いのサイクリングロードがR8の野洲川大橋まで整備されているとの広報があったのですが、ブルーラインや標識と云った案内の類いは全くと云って良い程ありません、見当を付けながら堤防上を走ったり河川敷を走ったり。
16時前には石部大橋の手前で旧東海道に入り、2007年以来の甲賀郡の石部町道路元標の生存確認。


石部宿から三雲まで旧東海道を辿ります、のんびりと旧街道を辿るのは良いものです。旧東海道は三雲で野洲川を渡り水口宿に向かいますので、以降はJR草津線に沿って行きます。18時甲賀駅に到着、ここまで約80キロ、柘植、伊賀上野、名張、榛原経由として後80キロの道のり、日付の変わらない内に帰宅もできなくはないし、適当な処でゲリキャンを決め込むか時間的に悩ましい処。走るとなると伊賀上野を過ぎる頃には月夜のナイトラン、4サイド初のセンチュリーランなんて考えもよぎりますが…
1836 滋賀三重県境を越えます、よくよく考えるとここには余野公園があるんだった、それなら甲賀で食料とか調達しておけば良かったな。後は伊賀上野を過ぎて木津川べり位しか思い浮かばない、柘植からいつもの大和街道を走らずにR25を走っていたら服部川を渡る手前で道を間違えてしまい暗い中を迷走する事に、昼間走り慣れている道でも暗いと距離感も変わるし、見えるものが見えなかったりと、とにっく無事に上野(伊賀)市街に入りましたがすっかり意気消沈してしまいました。ライトの電池も桜井までは持ちそうにないしコンビニで割高な電池を買うのもね、R165も赤目から三本松までは安全とは云えないし、そこで思いついたの近鉄大阪線の伊賀神戸駅まで走り、駐輪場に置いて大事なものが入っているフロントバッグとリアサイドだけ提げて桜井まで一旦帰宅する案。
そう考えがまとまると後はR422をひた走るだけ、21時前には伊賀神戸駅に到着、2107 発の大阪上本町行きに飛び乗る事が。おかげで10時には一旦は桜井まで帰ってくる事ができました。本日の走行120.3キロ、所要時間7時26分、平均速度16.1km/h也。(つづく)
前日 1日目 2日目前半 2日目後半 おまけ
今年2月にも来られたばかりなのですが、齋藤電鉄氏が今回は京都~舞鶴~敦賀~高島~大津と巡るキャンプツーリング、昨年から滋賀県人となったショコラ氏が小浜付近で合流し敦賀、高島でキャンプをすると云う事に。今月は先々週中止した丹後半島キャンプツーリングを軸にローテーションを組んでいたので、とても休みがとれない中、勤務明けの25日に高島市の「六ッ矢島浜オートキャンプ場」まで走り合流する事にしたのですが…
昨年6月に永源寺の「黄和田キャンプ場」へ行った時は桜井0405発で、加茂から信楽経由で途中近江鉄道のサイクルトレインで長谷宮までワープして「黄和田キャンプ場」に1445到着、走行107.2キロ、所要時間10時間40分、実走行時間7時間03分でしたが。コース的には少しは楽なものの、スタート4時間半遅れで130キロを日没までに走り抜けるのはかなり厳しいです。料理はショコラシェフにお任せし荷物を絞ってフロント2サイドと大型サドルバッグで向かう事も考えたのですが、そこは4サイドで走るお二人に倣ってやはり4サイドで行かなくてはね。ただ一昨年4月にはほぼ逆コースを瀬田~宇治経由の141キロを実走7時間50分では走ってはいるので、頑張れば何とかなるかと。とにかく橿原の職場を朝8時半過ぎにスタート、一路下ッ道を北上し、平城宮跡からJR平城山駅へ越え、木津~加茂~和束~湯船~朝宮~瀬田~琵琶湖大橋~湖岸沿いに130キロ余り高島市を目指そうかと考えています。
しかし先々週の「丹後半島キャンプツーリング」を「まんぼう」発令で中止したものの「コロナ禍」の状況はますます悪くなり明日からは京阪神に「緊急事態宣言」が出るとか、とにかく往復自走で密を避けて奈良から滋賀へ走ると云う事でこ容赦を。
前日 1日目 2日目前半 2日目後半 おまけ
古稀に至ってもなお「走」「工」「趣」三拍子揃って三流のサイクリスト。ライフワークは「道路元標」と「自撮り」。なお「■ャリ」等の自転車に対する卑しい言葉をコメント等ではお使いにならないで下さい。