「道路元標」カテゴリーアーカイブ

18切符の旅 (4日目)

今日の予定は宮崎県下に残るうちの4基の道路元標ですが、あいにくの雨は風もあって結構本降りです。 今夜別府から四国に渡り、帰途に就く明日のルートも絡め検討中です。

← 都城駅にて


吉都線を高崎新田駅まで戻り北諸県郡の高崎村道路元標を、宮崎市に移動して県庁前で宮崎市道路元標を、今や宮崎県庁は観光スポットで次々と観光バスが乗り付けてきます。


日豊本線を北上し美々津へ、駅から美々津の町並みまでは結構な距離がありますが、雨は一向におさまる気配がありません。 美々津町道路元標は美々津の古い町並みの南外れに、美々津の名は僅かの間ですが明治4年から6年までの間、都城県とともに美々津県として宮崎県の前身となった事もあり、町並みが保存されています、かなりこじつけた謂れですが日本海軍発祥の地とか。

 

幸い美々津から日向市中心部へ宮崎交通の路線バスがあり、良いタイミングで次の細島町道路元標へ歩いて行ける処まで移動する事ができました。
←18切符にとっての難所、日豊本線の宗太郎越えです。 普通列車は一日3往復しかありません。 乗っている乗客も半分以上はその筋の方々かと…比較的若い女性もいたのはご時世なのかと。

 

知っている人は知っている、次の駅は…

18切符の旅 (3日目)

今月限りで島原外港以南が廃止となる島原鉄道に乗車、もちろん道路元標も、長崎県南高来郡の深江村道路元標(左下) 後ろは雲仙普賢岳?

 

島原鉄道加津佐駅、Mさんの好きなキハ20系ですが、南線廃線とともに引退とか。

 

島原外港、ヲだらけの島原鉄道を後にしフェリーで熊本に向かいます。

 

肥薩線矢岳越え、真幸駅
38年ぶりの大畑ループとスィッチバックてす。

 

今日は都城まで。

肥薩線吉松駅、ここで吉都線へ乗り換えますが、吉松は鹿児島県ですので九州6県を回る事になります。

18切符の旅 (2日目)

早朝から道路元標求めて次の肥前浜駅まで歩きます、長崎街道肥前浜宿。

 

肥前浜駅

 

肥前山口駅で佐世保線に乗り換え武雄温泉駅に向かうつもりが列車を乗り違えて戻ってしまうと云う、元鉄にしてはお恥ずかしいチョンボをしてしまいました。 肥前鹿島からバスで武雄温泉へ向かう手もありましたが、結局は肥前山口へ戻り先に佐留志村道路元標を探索する事に、幸い思っていたより早く見つけ出す事ができて武雄温泉へ。

 

杵島郡の武雄町道路元標は武雄温泉楼門脇にあります、この楼門は重文です。

 

佐賀県県下の道路元標5基をGRTして佐賀県立図書館へ向かいますが、大正期の県報は多くが逸失していて揃っていません、県庁南別館にある「歴史的文書閲覧室」を紹介して貰い、そちらには大正9年他の県報がありましたが、目的の「道路元標ノ件」は見つかりませんでした。

18切符の旅 (1日目)

青春18切符を利用して九州へ向かいます、もちろん道路元標もありですが、自転車抜きです。 まずは一日がかりで佐賀県鹿島市に向かいます、
桜井0528→鶴橋0622(近鉄)、鶴橋0629→0645大阪0652→0754姫路0800→0916東岡山0922→1101糸崎1144→1650下関1709→1722小倉1736→1917鳥栖1931→2024肥前鹿島

 

このスジは18切符の期間ともあってずっと満員状態、今月のダイヤ改正で姫路駅の乗換には僅かにゆとりができましたが、やはり輪行するのは顰蹙ものです。 倉敷を過ぎてようやくすいてきました。 このスジを乗り継ぐと、長崎、熊本、大分まで行く事が可能ですが、相応の忍耐力と云うか好きでないと… まぁかって大阪から札幌まで33時間も乗り続けた事を思えば。

糸崎で下関行きに乗り継ぎ、すぐに乗り継いでもこの先岩国で後続に追い付かれるのでちょっと途中下車して食料調達。 昔ながら何もない駅前ですが、少し行くと地元スーパーがあります。

 

1650下関着、今日は肥前鹿島まで行くのでまだ3時間半乗ります。

 

鳥栖からの長崎本線では817系でした、木材と一部に本革を利用したデザインには(@_@) 座り心地は長時間向ではありませんが。

桜井を出発してから14時間弱、肥前鹿島2024着、JRだけで\10,080分乗車。

道路元標蒐集の旅(南紀編)

 いつも和歌山県下の道路元標の情報を頂いている方から、湯浅町道路元標が現存しているとの知らせを頂いたので早速行ってきました。 実はこの場所には2004年に訪れて写真も撮っているのですが、当時は’道路元標’など眼中にもなかったので全く気にも留めていませんでした。
 道路元標は湯浅の古い町並みの中、熊野古道沿いに建つ江戸時代の道標の傍におまけの様に建っていて、’湯浅町道’以下が埋まっている様に見えますが、破損状況と道標の方の高さからすると埋まっている部分は完全でないのかも知れません。
 次の列車までの間に湯浅の町を散策してから田辺へ向かいますが、今日の南紀は最高気温が20度を越えていたとか、暑いくらいの陽気でした。
← 紀勢本線岩代駅前後の車中から
 中辺路の辻に建つ道標、熊野古道ブームのお陰か、田辺市街でも色々と案内が整備されていますが、いたって地味な大正の道路元標が取り上げられる事は少ないです。



 田辺市栄町32番地、告示の地名地番は今も変わっていませんが、田辺町道路元標は見当たりません。





 湊村道路元標が建てられたのは田辺市湊1064番地先、ここはローゾンの駐車場になってます。 参考に田辺市の民族資料館を見学してから、バスで白浜駅まで移動し西富田村道路元標を探索しますが不発。 東牟婁郡の下里村道路元標をGETしてから帰途に就きました。 予定の2基は回りましたが新たな道路元標の発見には至りませんでした。


道路元標蒐集の旅

青春18切符のシーズンとなったので早速、道路元標蒐集に愛知県へ、またもや自転車抜きでお恥ずかしい限りですが、自転車で市街地を走り回るのもネ、前回の名古屋鉄道の駅付近に続いて今回はJRの駅付近7ヶ所を回る計画、ただ自転車と違って時間通りにうまく次へ移動できるかがなかなか難しいです。 結構走ったり階段を駆け上がったりと、自転車よりしんどかったりして。
桜井0536→奈良→京都→米原838/843→名古屋946/952→大高1012
大高1044→大府1050
大府1112→安城1121

← 碧海郡安城町道路元標は歩道工事で撤去されていました、この場所でなくとも何処か再建されれば良いのですが。







安城1135→岡崎1140
岡崎1156→豊橋1217/1227→二川1233
二川1315→豊橋1321/1343→三河大野1448

 実は飯田線に乗るのは初めてです、三河大野駅まで行くには1日13往復のいずれかに乗らなければなりません。 しかし全線乗車には6時間はかかる飯田線一度は全線乗ってみたいものです。

ここまで32,22,14,16,42分ととんでも無い下車時間でしたが、ここでは1時間以上も待ち時間があります、秋葉街道(鳳来寺道)大野宿を少し散策してから大野町道路元標の向かいにあるレトロな喫茶、美術珈琲「鳳来館」で時間を過ごしました。
三河大野1558→三河一宮1637
 最後に宝飯郡の一宮村道路元標をまわり予定の7ヶ所を順調に回りきり帰途に就きましたが、桜井までJRで戻ると23時過ぎになるので京都からは近鉄のお世話に(^_^;)
三河一宮1707→豊橋1724/1736→米原1936/1956→京都2101→大和八木→桜井

本日の収穫
【403】 愛知県 知多郡 大高町 (現 名古屋市緑区)
【404】 愛知県 知多郡 大府町 (現 大府市)
【405】 愛知県 額田郡 岡崎村 (現 岡崎市)
【406】 愛知県 渥美郡 二川町 (現 豊橋市)
【407】 愛知県 八名郡 大野町 (現 新城市)
【408】 愛知県 宝飯郡 一宮村 (現 豊川市)

道路元標蒐集

またまた自転車抜きですがスルッとKANSAI2dayチッケトを利用して、兵庫県南部の道路元標と滋賀県庁を回ってきました。
桜井→上本町/谷9→東梅田/阪神梅田→住吉、住吉→大石、大石→新開地→有馬温泉→山口支所前/下山口→宝塚→西宮北口、瓦木支所前→西宮北口→四条烏丸→烏丸御池→上栄町、浜大津→御池→京都→桜井と阪急バスに至るまで乗りに乗ったり\5,600分、しかし西宮から大津へ行くのに京阪京津線を経由するのもネ(^_^;)

最近、広島に豊橋と路面電車づいていますが、大津市内では大型の車両が堂々と道路上を走る京阪の併用軌道がみられます。 昔は近鉄奈良駅とか名鉄犬山線とかありましたが。


滋賀県立図書館は瀬田からバスに乗って行かなければならない不便な所にあるのですが、滋賀県公報の古いものが県庁内の県民情報室で閲覧できる事を知ったので行ってきました。 残念ながらいわゆる「道路元標ニ関スル件」の告示資料を見つけ出す事はできませんでした。
←滋賀県庁本館、昭和14年に立てられたものですが、中央階段のステンドグラスがとてもシックです。


本日の収穫
【398】 兵庫県 武庫郡 住吉村 (現 神戸市東灘区)
【399】 兵庫県 武庫郡 西郷町 (現 神戸市灘区)
【400】 兵庫県 有馬郡 山口村 (現 西宮市)
【401】 兵庫県 武庫郡 芝村 (現 西宮市)
【402】 兵庫県 武庫郡 瓦木村 (現 西宮市)


履修順道路元標一覧 (301~400)

道路元標一覧 (1~100)
道路元標一覧 (101~200)
道路元標一覧 (201~300)

【301】 2007/08/10 京都府 北桑田郡 大野村 (現 南丹市)
【302】 2007/08/16 石川県 江沼郡 瀬越村 (現 加賀市)
【303】 2007/08/16 石川県 江沼郡 橋立村 (現 加賀市)
【304】 2007/08/16 石川県 江沼郡 篠原村 (現 加賀市)
【305】 2007/08/16 石川県 江沼郡 作見村 (現 加賀市)
【306】 2007/08/16 石川県 江沼郡 動橋村 (現 加賀市)
【307】 2007/08/16 石川県 江沼郡 月津村 (現 小松市)
【308】 2007/08/16 石川県 能美郡 御幸村 (現 小松市)
【309】 2007/08/16 石川県 江沼郡 那谷村 (現 小松市)
【310】 2007/08/16 石川県 江沼郡 山代町 (現 加賀市)

【311】 2007/08/16 石川県 江沼郡 南郷村 (現 加賀市)
【312】 2007/08/19 長野県 西筑摩郡 山口村 (現 岐阜県中津川市)
【313】 2007/08/19 岐阜県 恵那郡 坂下町 (現 中津川市)
【314】 2007/08/19 長野県 西筑摩郡 吾妻村 (現 木曾郡南木曾町)
【315】 2007/08/19 長野県 西筑摩郡 読書村 (現 木曾郡南木曾町)
【316】 2007/08/19 長野県 西筑摩郡 楢川村 (現 塩尻市)
【317】 2007/08/19 長野県 東筑摩郡 宗賀村 (現 塩尻市)
【318】 2007/08/19 長野県 東筑摩郡 洗馬村 (現 塩尻市)
【319】 2007/09/02 兵庫県 武庫郡 甲東村 (現 西宮市)
【320】 2007/09/06 岡山県 御津郡 一宮村 (現 岡山市)

【321】 2007/09/06 岡山県 岡山市
【322】 2007/09/06 岡山県 児島郡 福田村 (現 倉敷市)
【323】 2007/09/06 香川県 綾歌郡 王越村 (現 坂出市)
【324】 2007/09/06 香川県 高松市
【325】 2007/09/10 広島県 安芸郡 中野村 (現 広島市安芸区)
【326】 2007/09/10 広島県 安芸郡 畑賀村 (現 広島市安芸区)
【327】 2007/09/10 広島県 安芸郡 奥海田村 (現 海田町)
【328】 2007/09/10 広島県 広島市
【329】 2007/09/19 兵庫県 多紀郡 今田村 (現 篠山市)
【330】 2007/09/19 兵庫県 加東郡 鴨川村 (現 加東市)

【331】 2007/09/19 兵庫県 多可郡 比延庄村 (現 西脇市)
【332】 2007/09/19 兵庫県 氷上郡 小川村 (現 丹波市)
【333】 2007/09/19 兵庫県 氷上郡 和田村 (現 丹波市)
【334】 2007/09/19 兵庫県 氷上郡 沼貫村 (現 丹波市)
【335】 2007/09/19 兵庫県 氷上郡 新井村 (現 丹波市)
【336】 2007/09/19 兵庫県 氷上郡 柏原町 (現 丹波市)
【337】 2007/09/19 兵庫県 氷上郡 葛野村 (現 丹波市)
【338】 2007/09/19 兵庫県 氷上郡 成松町 (現 丹波市)
【339】 2007/09/22 和歌山県 日高郡 藤田村 (現 御坊市)
【340】 2007/09/30 滋賀県 神崎郡 八日市町 (現 東近江市)

【341】 2007/09/30 滋賀県 伊香郡 木之本村 (現 木之本町)
【342】 2007/10/01 愛知県 東春日井郡 瀬戸町 (現 瀬戸市)
【343】 2007/10/01 岐阜県 土岐郡 駄知町 (現 土岐市)
【344】 2007/10/05 香川県 大川郡 引田町 (現 東かがわ市)
【345】 2007/10/05 香川県 大川郡 長尾町 (現 さぬき市)
【346】 2007/10/05 香川県 木田郡 牟礼村 (現 高松市)
【347】 2007/10/06 香川県 木田郡 屋島村 (現 高松市)
【348】 2007/10/06 香川県 小豆郡 土庄町
【349】 2007/10/07 島根県 仁多郡 亀嵩村 (現 奥出雲町)
【350】 2007/10/07 島根県 能義郡 母里村 (現 安来市)

【351】 2007/10/16 兵庫県 揖保郡 御津村 (現 たつの市)
【352】 2007/10/16 兵庫県 揖保郡 室津村 (現 たつの市)
【353】 2007/10/16 兵庫県 赤穂郡 相生町 (現 相生市)
【354】 2007/10/16 兵庫県 赤穂郡 那波村 (現 相生市)
【355】 2007/10/16 兵庫県 赤穂郡 矢野村 (現 相生市)
【356】 2007/10/16 兵庫県 赤穂郡 坂越村 (現 赤穂市)
【357】 2007/10/16 兵庫県 赤穂郡 尾崎村 (現 赤穂市)
【358】 2007/10/16 兵庫県 赤穂郡 赤穂町 (現 赤穂市)
【359】 2007/10/21 滋賀県 甲賀郡 石部町 (現 湖南市)
【360】 2007/10/21 滋賀県 栗太郡 草津町 (現 草津市)

【361】 2007/11/08 兵庫県 明石郡 押部谷村 (現 神戸市)
【362】 2007/11/08 兵庫県 明石郡 神出町 (現 神戸市)
【363】 2007/11/08 兵庫県 明石郡 平野村 (現 神戸市)
【364】 2007/11/08 兵庫県 明石郡 岩岡村 (現 神戸市)
【365】 2007/11/08 兵庫県 明石郡 大久保村 (現 明石市)
【366】 2007/11/08 兵庫県 明石郡 魚住村 (現 明石市)
【367】 2007/11/08 兵庫県 加古郡 阿閇村 (現 播磨町)
【368】 2007/11/08 兵庫県 加古郡 野口村 (現 加古川市)
【369】 2007/11/08 兵庫県 加古郡 鳩里村 (現 加古川市)
【370】 2007/11/08 兵庫県 印南郡 米田村 (現 高砂市)

【371】 2007/11/08 兵庫県 加古郡 荒井村 (現 加古川市)
【372】 2007/11/08 兵庫県 印南郡 伊保村 (現 高砂市)
【373】 2007/11/08 兵庫県 印南郡 曽根村 (現 高砂市)
【374】 2008/01/03 愛知県 海部郡 富田村 (現 名古屋市)
【375】 2008/01/06 京都府 紀伊郡 横大路村 (現 京都市)
【376】 2008/01/10 兵庫県 飾磨郡 四郷村 (現 姫路市)
【377】 2008/01/10 兵庫県 印南郡 別所村 (現 姫路市)
【378】 2008/01/10 兵庫県 印南郡 阿弥陀村 (現 高砂市)
【379】 2008/01/10 兵庫県 印南郡 西志方村 (現 高砂市)
【380】 2008/01/10 兵庫県 加古郡 神野村 (現 加古川市)

【381】 2008/01/10 兵庫県 加古郡 天満村 (現 稲美町)
【382】 2008/01/13 島根県 八束郡 玉湯村 (現 松江市)
【383】 2008/01/14 島根県 簸川郡 大社町 (現 出雲市)
【384】 2008/01/14 島根県 邇摩郡 温泉津町 (現 太田市)
【385】 2008/01/15 山口県 大島郡 久賀町 (現 周防大島町)
【386】 2008/01/30 愛知県 額田郡 藤川村 (現 岡崎市)
【387】 2008/01/30 愛知県 額田郡 本宿村 (現 岡崎市)
【388】 2008/01/30 愛知県 宝飯郡 長沢村 (現 豊川市)
【389】 2008/01/30 愛知県 宝飯郡 赤坂町 (現 豊川市)
【390】 2008/01/30 愛知県 豊橋市

【391】 2008/01/30 愛知県 宝飯郡 御津町 (現 豊川市)
【392】 2008/01/30 愛知県 宝飯郡 三谷町 (現 豊川市)
【393】 2008/01/30 愛知県 宝飯郡 蒲郡町 (現 蒲郡市)
【394】 2008/01/30 愛知県 宝飯郡 塩津村 (現 蒲郡市)
【395】 2008/01/30 愛知県 宝飯郡 形原村 (現 蒲郡市)
【396】 2008/01/30 愛知県 宝飯郡 西浦村 (現 蒲郡市)
【397】 2008/01/30 愛知県 幡豆郡 西尾町 (現 西尾市)
【398】 2008/02/20 兵庫県 武庫郡 住吉村 (現 神戸市東灘区)
【399】 2008/02/20 兵庫県 武庫郡 西郷町 (現 神戸市灘区)
【400】 2008/02/20 兵庫県 有馬郡 山口村 (現 西宮市)

道路元標の分布

道路元標の現存については謎の部分が多いですが、現在ネット上等で所在が確認されている元標(沖縄県を除く)の位置をカシミール上にプロットしてみました。
※ 大正道路元標に準ずるものとして、明治里程元標や里程標、現代のモニュメント的要素の大きい大阪、和歌山の’市道路元標’は含んでいませんが、根拠が不可解なものの山梨や大分の’県道路元標’を含んでいます。
← 緑色は私自身が確認したものです。


これらを都道府県別にまとめてみると...

北海道 11 (275)
青森県 1 (164)
岩手県 3 (226)
宮城県 5 (197)
秋田県 19 (224)
山形県 6 (225)
福島県 148 (392)
茨城県 55 (369)
栃木県 36 (172)
群馬県 39 (197)
埼玉県 136 (311)
千葉県 80 (314)
東京都 3 (89)
神奈川県 2 (126)
新潟県 149 (393)
富山県 0 (213)
石川県 70 (179)
福井県 0 (170)
山梨県 1 (201)
長野県 128 (382)
岐阜県 3 (316)
静岡県 1 (297)
愛知県 96 (222)
三重県 13 (289)
滋賀県 8 (168)
京都府 67 (214)
大阪府 2 (168)
兵庫県 223 (384)
奈良県 73 (143)
和歌山県 10 (202)
鳥取県 0 (170)
島根県 7 (249)
岡山県 4 (369)
広島県 4 (347)
山口県 1 (169)
徳島県 0 (134)
香川県 12 (165)
愛媛県 0 (239)
高知県 12 (166)
福岡県 0 (286)
佐賀県 6 (122)
長崎県 9 (160)
熊本県 4 (306)
大分県 1 (217)
宮崎県 7 (88)
鹿児島県 0 (117)
沖縄県 1 (0)

合計すると1,456基となりますが、この中には確認されたものの、その後撤去されたり行方不明になったりしたものも含まれています。 ( )内の数字は昭和20年10月1日の都道府県別市町村数で、北海道は北方領土6村を含み、沖縄県は0として計10,526となります、大正11年の全国の市町村数は12,315ですから、差こそ大きいですが道路元標そのものが時系列的にみて重複する場合もありますし、この値はあくまでも目安として考えて下さい。
 一番、不可解なのは全く現存が確認されていない県が幾つかある事で、富山、福井、徳島等は県公報による設置資料があるにもかかわらずにです。 戦後の新道路法の施行で設置の法的根拠を失った’道路元標’は県によっては積極的に引っこ抜かれたり埋めてしまったりしたのか、それとも単に道路元標を探そうと云う好事家がいないだけなのか、また’道路元標’そのものが全ての市町村に設置されたのでは無いと云う考えもあります。 明治里程標と関係も不可解で並んで現存している例もあれば、どこかで混同されてしまったり、大正道路元標設置の際に既にあった明治里程標を代わりにしてしまったのではないかとも考えられる場所もあります。

【375】 横大路村道路元標 (京都府紀伊郡)

「ひゃっきろポタ」の道すがら、自転車仲間のM氏が昨年7月に発掘していた「横大路村道路元標」をようやく訪れる事ができました。 ほぼ元位置と思われますが、残念ながら基部が切断された状態でガードレールの影に放置されています。
 横大路村は昭和6年に伏見市他と共に京都市伏見区となっています。 京都府下には270余りの道路元標が設置されたのではないかと推測されますが、現存が確認されているのは65基、内59基を回りましたが、M氏が新たに3基発見しているだけにまだ未周知のものが出てくる可能性はありますね。