
さすがに昨日の疲れで夜中に一度目が醒めただけで4時過ぎまで爆睡、なにやらキャンプに来ている方がソロの時は睡眠時間が長い様な、今回テントのインナーがメッシュですし、冬用の寝袋を持ってきたのですが、標高が低いだけに少々暑かった位でした。
さて今日の予定は石山寺の「茶丈藤村」でお昼を頂くと云うミッション以外は、走って帰るだけです。明るくなる前に撤収を始め、琵琶湖に朝日が昇るのを期待したのですが、雲が取れそうにもないので日の出時刻を回った5時20分には針江湖岸緑地公園を後にします。目の前が「びわいち」のルートなのですが、少し内陸側に入ります。

目的は昨日Facebookのグループで知ったばかりの「針江 生水の郷」、早朝なので人影も見えず静かすぎる佇まいでした。
安曇川大橋を渡り旧R161の県道558号高島大津線を南下、近江高島駅近くでびわ湖レイクサイド自転車道(県道601号守山大津志賀自転車道線)に戻りますが、R161との区間は時間帯にもよるのでしょうが交通量が多くストレスになりますね、逃げるように小松浜へ。ここにもキャンプ場があるのですが、やはり一人だと2,000円になってしまう計算です。

湖水浴で賑わう季節を除けは釣り客だけの静かな処です。「自撮り」にも挑戦してみたのですが、雲がなかなか取れずに8時には小松浜を後にします。
自転車道のカラー舗装や案内が良く整備されているのですが、素直に従って行くと右へ左へ結構ウロウロさせられます。

9時過ぎには琵琶湖大橋を渡り東岸へ。
昨日からサイドバッグやパニアバッグを付けた旅支度の自転車に出遭ったのは2,3台、日本一周中の1台を発見「三重県伊勢発538日目」と読めますが、2年も走っているの。この後オルトリーブのサイドバッグの外人さんのペアともすれ違いますが、クロスバイクとかばかりでマッドガード付きは1台も見かけませんでした。
11時少し前に「茶丈藤村」に到着、ローディ御用達の甘味処です。お昼に「ふじおこわ」を確実に頂こうとすると、時間を狙い澄ましての到着です。奈良からもローディの皆さんが来れらているのですが、天ヶ瀬ダムは嫌、R307は嫌、犬打峠を南からは嫌と我儘を云っている私はなかなか来れなかったのです。

大粒の丹波黒豆の入ったおこわと地元食材の「ふじおこわ」のお菓子を付けて貰って1,200円、自転車で来るとお菓子のサービスも。
さて目的は果たしたので帰途に就きます、桜井へは宇治川沿いから田原へ抜けてR307を山城大橋に下るのが最短最速なのでしょうが、宇治川沿いに宇治へ下ります。時間的に12時台はトラックとかが比較的少なくなるのでね。
緩やかに下り基調の道を快走し小1時間で天ヶ瀬ダムへ、ところがダムを下り出した辺りで前輪に違和感が、どうやらスローパンクした様です、下りきるまで安全に停まれる処がないのですよね、とにかく運動公園への三叉路でエアーを足し、宇治市街へ入る手前でチューブ交換をする事にしたのですが。5,300キロをパンクは後1回だけと云うパセラジャケットを先日新調したばかりで走ったのは正味2日、それもフロント2サイドの時に前輪とはね。それに前輪のクイックレリーズがサイド枠に当たって起こせません(写真右上)。スローパンクの原因はタイヤ交換した時にチューブに貼ったパッチが剥がれかけていたのかも知れませんね。
とにかくチューブ交換を済ませて再び走り出しますが、宇治市街まで下ってくると奈良へ帰るにはどこかを登るか北西側に迂回するかなのですが。小倉駅前から大久保バイパスへ、信号も車も多くて結構時間を食われます、ここまで来たのですからと、新元号できっと忙しいだろうY氏のお店へ邪魔しに行くと、世間話と自転車談義ですっかり遅くなってしまいました。久津川病院の裏から木津川右岸に取り付き自転車道をぶっ飛ばし、お陰で木津に着いた時にAVSが20km/hを超えていたのは内緒。奈良坂を越えて上街道をひた走り日没直後に無事桜井に帰投しました。本日の走行141.2キロ、3日連続100キロ超とかありますが、140キロ以上連荘は記録にないです、まぁ4サイドで荷物満載でもなかったし、コース的に峠と云う峠はなかったですからね。300キロコースをキャンピングで1泊2日ですから駈け足は仕方がないですが、せめて2泊3日で2日目に余呉湖なんかも絡めて魅力的な湖北を走りたいものです。
「asuka」タグアーカイブ
琵琶湖へ (1日目 後半)
終点の米原まで乗車のつもりだったのですが、せっかくですので2つ手前の鳥居本駅で下車する事に、なおワンマン運転ですので無人駅では先頭から降車する必要がありますので、1つ手前の彦根駅で停車中に移動しておきました。
レトロな鳥居本駅は国の登録有形文化財に指定されています。駅の前のR8をはさんだ反対側に中仙道鳥居本宿があります。
湖岸道路へ出ようとして却って手こずってしまった様な、とにかく1240には琵琶湖湖岸へ。「びわいち」とおぼしきローディの多い事、スタート地点にもよるでしょうが、この辺りをこの時間に半時計回りしている様では遅いですね、さすがに時計回りで走ってくる連中は速そうです。さて今夜の幕営地ですが、琵琶湖の湖岸緑地公園は24時間以内であればキャンプ可となっているそうで、西岸の高島市まで走り適当な処を見つけようかと、ただ湖岸緑地公園と云っても四阿やトイレ、水道とかの有無など様々で、東岸の中主や姉川河口は情報があるのですが、西岸の幾つかについての情報がありません。もちろん正規のキャンプ場もあるのですが、オートキャンプ場をうたっていたりグループやファミリー向けの料金体系で、1人1泊で2,000円では頂けませんね。
1430には県道514号の賤ヶ岳隧道へ、現在この旧道トンネルは補修工事中で県道飯浦大音線の殆どを含めて通行止なのですが、自転車歩行者のみ通行可となっています。「びわいち」がこれ程知られ滋賀県にとって観光資源ともなっている現状では、工事の邪魔になっても大型車が多く危険なR8の賤ヶ岳トンネル(850m)へ迂回させて事故でも起こったら非難を受ける事は目に見えていますからね。
1512に西浅井のローソンに到着、しかし空模様が怪しくなってきました、今夜降る予報があるのですが、幕営地まではどうにか持って貰いたいものです。
1645 「マキノ湖のテラス」着、時間とお天気の心配がなければメタセコイア並木までまわりたい処なのですが、その余裕はありません。湖北へ来る度に次はゆっくりと訪れたいと思うのですが、なかなか果たせません。さて今津で夕食の調達をしようとローソンに入ろうとしたら雨が、幸い直ぐに止んで、雨雲レーダーによると、この先も心配なさそうです。
湖岸緑地公園ですが、角野浜はグークルで四阿に見えていたのは野鳥観察小屋だったり、適当なスペースもなく幕営向きではないので、針江浜まで南下する事に。
針江浜湖岸緑地公園(写真)は、コンクリート製のベンチとテーブルがあり、屋根は藤棚状で雨露はしのげないのですが、もう降る心配もなさそうですので、ここで幕営する事に。ただこの周辺の湖岸緑地公園は県道333号安曇川今津線がすぐ傍を走っていてかなり騒がしく、決してお勧めではありません。コンビニ弁当とカップ麺の夕食を済ませ、さっさと休む事にします。本日の走行145.1キロ。
琵琶湖へ (1日目 前半)
旧R307 小野峠(Photo : niwa-chanさん)
20日から23日にかけてフリーなので急遽キャンプツーリングに出掛ける事に、南海フェリーで徳島に渡って「四国の右上」を走ろうか、鳥羽まで走って伊勢湾フェリーで伊良湖に渡り渥美半島を走って適当な処から輪行で帰ってくるとか考えてみたのですが、先日からasuka号の足回りの整備をしたばかりだし、20日から飛び出すには色々と準備不足なので「手抜き自走びわいち」を企んでみました。うちの近所からでも「よろづ」のmillionさんとか「自走びわいち」を達成している人はいるのですが、さすが1日で300キロ以上を走るお歳でもありませんので、1泊2日のキャンプツ-リングで、それも貴生川駅(甲賀市)から米原駅まで近江鉄道のサイクルトレインで手抜きをするプランを考えてみました。
1泊2日で料理をするつもりもありませんので、火器類はお湯を沸かすだけの装備、ただ気温差が大きい時期ですので柔軟性のある衣類の選択と準備が肝要ですね。今回はフロント2サイドにサドルバッグはキャラダイスのネルソンロングフラップを。ネイチャーハイクのソロテントが余裕で入ってしまいます。
フラップを伸ばせば三脚も巻き込む事も出来そうですが、出し入れが面倒なので別途ベルトで括り付け、余裕部分に雨具類と工具袋を詰めています。
貴生川駅までのルートは加茂から県道5号木津信楽線とR307に沿って走る定番ルート、2016年6月にも「黄和田キャンプ」に参加するために4サイドで走っています。今回は貴生川駅から米原まで直通のスジである貴生川発1028に乗るつもりで桜井の自宅を4時丁度に出発、奈良から加茂へ越える辺りで夜が明けます。
6時28分には地元ローディにはお馴染みの和束のローソンへ、土曜ですがさすがに早いかして一人見かけただけ。なおここのイートインコーナーのテーブルには100VとUSB給電コンセントがついています。
8時過ぎには京都府と滋賀県境の無名の峠(356m)と越えます。
0828には信楽駅前に到着、貴生川までは下り基調の15キロ、時間の余裕もあるので一息入れます。
出来る限りR307を走りたくないので川沿い、線路沿いの道を走り牧東の交差点にでると、なんとniwa-chanさんが小野峠を登ってKHSでお出迎えに来てくれていました。さすが地元民だけに新旧どの道を走ってもここへ出ざる得ない事が判っています。牧東から旧道への分岐までのR307はだらだら登りで車が多く一番嫌な区間です。庚申山広徳寺への分岐が旧道への入り口です。参道から先は一応通行止で木っ端が散乱して湧水が流れていますが自転車なら充分走行は可能です。この辺りは40数年前に当時の国鉄信楽線のSLを撮りに通った思い出深い土地です。
かつては国鉄バス近城線(奈良~水口)も走った道です。

小野峠を下ります。(写真はniwa-chanさん)
niwa-chanさんの先導で0952には貴生川駅に到着、ここまで約75キロ。JR草津線との接続駅でもあるので、JR側からでも乗車できますが、自転車を持ち込むには東側に回ってのエレベーターを利用した方が良いでしょう、近くにコンビニもあります。KHSとasuka号との再会、延陽伯号が来て不遇を囲っていたうちのKHSはniwa-chanさんの処で余生を送るどころか大活躍しています。
エレベータですが普通の自転車なら問題ないのですが、サイドバッグが付いていると乗り込むには工夫が必要です、もしかすると4サイドではバッグを外さないと載らないかも。米原までの普通運賃は1,130円ですのでフリーきっぷの「1デイスマイルチケット(年末年始を除く金土日祝発売)」880円を利用した方がお得になります。このサイクルトレインに乗るのは確か3度目、貴生川駅は琵琶湖岸からも離れていますし、車や信号の多くさしたる見所のない米原方面へのルートをワープできるので重宝しています。
近江鉄道のサイクルトレインですが土日祝日は終日、平日は概ね9時から16時の間利用可能で別途料金は要りません。但し支線の八日市線と多賀線への乗車と彦根駅での乗降ができません。八日市線の近江八幡駅へ行ければ利用価値は高いと思うのですがね、なおロードバイクや小径車なら良いのですが、階段しかない駅もあるのでキャンピング支度など担げないと乗降できない駅もありますので注意が必要です。
あと貴生川から米原までの所要時間は約1時間半、日中の運行本数は1時間1本程度ですから、時間を良く見ておかないと50キロ弱を走った方が早いと云う御仁もいるかと。ただ今回の私の様にツーリングの中盤だとかお昼時だと、丁度良いブレイクタイムになります。
今回固定用のベルト類を持って来なかったのは失敗、1時間半近く走行中はasuka号を支えておく必要がありました。
桃源郷へ
風邪のせいで棒にふった半月、ようやく体調も回復してきたので、昨年タイミングを逃した下市町西山のいわゆる桃源郷へ向かう事に、毎年の様に出掛けているK氏の情報では今週を逃す訳には。昨年からスランプ続きの「自撮り」、重い三脚を積み満を持して出発。
さてキャラダイスの大型サドルバッグ、ネルソンのロングフラップモデルに取り付けられる様にした三脚ですが、脱着が楽でこれはなかなか重宝しているのですが…
昨年同様、下市から県道20号下市宗桧(むねひ)線で樺の木峠を目指しますが、峠手前の光円寺の枝垂桜が盛りです、せっかくですので「自撮り」に挑戦しようと三脚を準備したのですが、しょっちゅう車がやってきます、その上地元では知られた枝垂桜だけに、車を停めて写真を撮ったりする人が、お陰で「自撮り」をする間合いがありません、その上外部タイマーが上手く動作しません、間違って調子の悪い方のタイマーを持って出てきた様です、仕方がないので内蔵タイマーでピンポンダッシュするか、コンデジのタイムプラス機能を使うしかなく、先が思いやられます。
とにかく撮るには撮ったのですが、道が広いせいか何やら雰囲気のない写真になってしまいました。そんなこんなで40分余りを浪費してしまいました。
普通なら昨年同様に十日市から丹生川沿いの県道138号赤滝五條線に入るのですが、昨年「自撮り」向きのポイントが見つけられなかったので手前の尼ヶ生から山に取り付き町界を越えて西山に向かう事にしたのですが、とんでもない激坂の連続を推す羽目に。ただ植林された針葉樹の合間に点在する農家の回りには桜、梅などに混じってサンシュユを見る事ができます。しかし標高400mを超えるこの斜面に暮らされているのには驚きです。
サンシュユこそありませんが良さげなポイントでトライ。
山腹を縫ってゆく道の途中でピンクとサンシュユの黄色が織り成す彩りが良いポイントがあったのですが、金属製の猪垣と電柱が目障りでパスしたのですが、結局今日一日この様なロケーションに出遭う事はありませんでした、後になってここで撮っておくべきだったと後悔先に立たず、ましてこの画像を見ると灰色の猪垣や電柱は殆ど目立たないのでは、ただ再びここまで登る気持ちは。
下市町に入ったと思われる辺りからはやや緩やかな下りとなり、昨年反対側から登ってきた辺りまでやってきました。眼下には素晴らしい風景が拡がるのですが、別にネイチャーな写真を撮りに来た訳でもないので程々に。
丹生川沿いの谷あいには箱庭の様な風景が、ただ下西山では目ぼしいポイントを見つけられずに県道まで下り上西山へ。
上西山では貝原の枝垂桜を見下ろす反対側の山腹へ、写真では平坦にも見えるのですが、実は激下り、お陰で真っ直ぐ下る事ができずコース取りが不自然になってしまったのが気に入りません(写真左)。
何やら消化不良のまま遠目にも満開の貝原の枝垂桜へ向かう気にもなれず、丹生小学校跡で一息入れて、黒滝から地蔵トンネル経由で帰途に就く事に、本日の走行90.8キロ。ここ2~3週間はまともに走っていなかったのと、結構風のきつい一日だったので、最後の裏芋には些か参りましたが、樺の木峠を越えてからの道筋に沿って里山を彩る桜や木蓮や色とりどりの花木が、国中の川筋の桜並木に些か食傷気味な身には新鮮だったかと。
パーフェクトは断念 WAKAYAMA800
昨年夏から挑戦していた「WAKAYAMA800 モバイルスタンプラリー」、2014年の「Tour de 紀伊 」、2015年の「ならサイクルスタンプラリー」に続きパーフェクトを目指したのですが、3月24日の終了を前に「道の駅 ねごろ歴史の丘」「道の駅 くしがきの里」「山の家おいし」「千葉山」の4ヶ所を残してパーフェクト達成は断念しました。元より車載と云う飛び道具を使えない私ですが、少なくとも往路は自走にこだわる位に最初は余裕だったのですが、12月から1月にかけてカレンダー作成とホームページのリニューアルに時間を取られたのと、最後は休みと天気の巡り会わせが悪く、その上風邪をこじらせてしまったのが。まぁ結構プロセスは愉しませて貰いましたので、これはこれで良しとして、次回があれば再挑戦と云う事で。
| 2018/8/28 | ~「JR隅田駅」~「道の駅 柿の郷くどやま」~「高野山観光情報センター」~「道の駅 あらぎの里」~「みやまの里」~きのくに中津荘 | 172.8km |
| 2018/8/29 | きのくに中津荘~「日高港新エネルギーパーク」~西御坊駅 | 26.9km |
| 2018/8/31 | ~R168~「世界遺産熊野本宮館」~「熊野川物産販売所 かあちゃんの店」~「熊野速玉大社」~太地町(泊) | 180.2km |
| 2018/9/1 | 太地町(泊)~「太地町立くじらの博物館」~「道の駅 なち」~那智駅 | 16.9km |
| 2018/9/19 | ~九度山町~「くぬぎの里」~五条駅 | 82.3km |
| 2018/10/2 | ~「道の駅 紀の川万葉の里」~「しおん」~「うるわし館」~「和歌浦漁港おっとっと広場」~「加太海水浴場管理事務所」~ゆる風~淡輪駅 | 141.7km |
| 2018/10/16 | ~R169~「おくとろ温泉」~おくとろ公園 | 117.5km |
| 2018/10/17 | おくとろ公園~「道の駅 熊野古道中辺路」~「稲葉根王子」~岩田橋 | 85.1km |
| 2018/10/18 | 岩田橋~「ホテルシーモア」~「田辺市観光センター」~「国民宿舎 紀州路みなべ」~御坊市(泊) | 95.4km |
| 2018/10/19 | 御坊市(泊)~「日の岬」~「みちしおの湯」紀伊由良駅 | 34.6km |
| 2018/11/6 | ~九度山~高野山~天狗木峠~高野辻 | 84.0km |
| 2018/11/7 | 高野辻~野迫川温泉~箕峠~「道の駅 田辺市龍神ごまさんスカイタワー」~笹ノ茶屋峠 | 41.5km |
| 2018/11/8 | 笹ノ茶屋峠~奥千丈林道~谷瀬~猿谷ダム | 63.9km |
| 2018/11/9 | 猿谷ダム~高野町富貴~五條市~ | 75.1km |
| 2019/2/21 | ~五條市~「丹生都比売姫神社」~「たまゆらの里」~和歌山市(泊) | 122.8km |
| 2019/2/22 | 和歌山市(泊)~「テスティモーネ アリダ」~「湯浅うまいもん館」~「稲むらの火の館」~「有田川町鉄道交流館」~粉河駅 | 109.7km |
| 2019/3/9 | ~王寺駅/御坊駅~「奥真妻活々倶楽部」~「水の郷 日高川 龍游」~南部駅 | 96.1km |
| 2019/3/12 | ~高田駅/紀伊日置駅~「道の駅 志原海岸海来館」~「道の駅 すさみ」~「トルコ記念館」~「潮岬観光タワー」~太地町(泊) | 115.9km |
| 2019/3/13 | 太地町(泊)~「道の駅 一枚岩」~滝の拝~那智高原公園~「那智の滝」~那智駅 | 104.2km |
| 合計 | 1,766.6km |
和歌山県外からの自走と云う事もあって「WAKAYAMA800」がらみの総走行距離は1,766.6kmに。
R168やR169を使って南紀にアプローチしているのですが、和歌山県内陸部を南北に走るR371を久しぶりに縦走したかったです。
WAKAYAMA800 2度目の南紀へ (2日目)
7時前には太地町の宿「小さな宿 Nieche」を後にします。ライダーハウスやゲストハウス風でトイレやシャワー、バスは共用ですがドミトリーの設定はありませんが、3.000円(税込)はリーズナブルです。WAKAYAMA800のサイトでも「サイクリストにやさしい宿」とかが紹介されていますが、あまりお財布にやさしい宿はないようでして、昨夏同様に自転車はダイニングに置かせて貰えました。
さて今日は「道の駅 一枚岩」と「那智山」を回る予定ですが、太地町まで来てしまったために、かなり戻らなければならない上に、昨日推してもらった西よりの風に逆らう格好に。田原までR42を戻った後、山越えの県道227号田原古座線地蔵峠を越えて古座川町へ、距離的にショートカットにもならないのですが、車の少ないコースです。2つのピークがあって、なぜかお地蔵さんのない方(写真右)が町界になる地蔵峠です。
国の天然記念物「高池の虫喰岩」の下を通って古座川町役場の前にでます、太地から浦神の湾、古座の一枚岩に至る弧を描くラインは、熊野カルデラの縁に沿っているのですね。余談ですが古座川町は平成の大合併で中辺路町、本宮町、龍神村、大塔村と合併して巨大な田辺市(近畿地方最大)や有田川町が生まれるまでは和歌山県で最も広い面積を持つ市町村でした。
清流古座川を見ながら県道38号すさみ古座線を西へ。
0840 一枚岩に到着、風が強いですが自販機で一息入れます。今回は往復輪行での南紀となりましたが、一枚岩へは和歌山県の最奥を南北に貫くR371を走り、木守平井林道経由で下って来たかったですね。
今では蛇行する古座川を貫く様に幾つかのトンネルと橋が供用されていますが、せっかくですので帰りは懐かしい旧道を継いで鶴川橋まで戻る事に。さすが南紀あちらこちらで桜が咲き始めています。
明神橋から県道43号線那智勝浦古座川線へ入ります、小森川まで古座川支流の小川に沿っているのですが、上流にダムがない事もあって小川は流れの美しさでは南紀随一です。
10時過ぎにポットホール(甌穴)やボウズハゼの岩登りで知られる天然記念物「滝の拝」に到着、数年前に道の駅「滝之拝太郎」ができたのですが、極めて小規模ですし閑散としています。なお今回は仕方がありませんが、午前中は日陰になるので「一枚岩」と「滝の拝」は午後に訪れるのがお薦めです。
下流側より滝の拝まではずいぶん改良が進んだのですが、以北は昔と変わらない道が続きます。以前の熊野川町(現新宮市)から県道44~45~43号と続くルートは紀伊半島の奥深さを堪能できる私の好きな道の一つです、気持ち良く走っていたのは良いのですが、もろに小石を踏んで後輪がパンク。
12時過ぎに小森川への分岐に到着、ここから県道は標高差300mの激坂が待っています。
ピークらしき稜線が見えてきた頃に唐突に那智勝浦町の標識が現れるのですが、ここはまだ半分を過ぎたあたり、見上げる稜線の鞍部も県道のピークではないのです。
13時前にようやくピークに到着、無名の峠ですが立派な石碑が建っています、小森川からここまでの区間を昭和46年から49年にかけて自衛隊美浜駐屯地の施設隊が開削してくれた事への謝辞が記されています、そんな訳で地元ではこの道を「自衛隊さんの作ってくれた道」と呼んでいました。
ピークからは幅員1.7m制限の狭窄路となり、車が離合のできる場所も皆目ありません、ただ滝の拝から出逢った車は軽トラ2台だけ。暫く進むと南側の展望が開けて熊野灘を遥かに望む事ができます。ところが後輪に違和感を感じて確認してみると何とスローパンク、この先も篭集落まで悪路が続くので、さっさとチューブ交換をする事にしたのですが、これが2本目のスペアチューブ、次がないのは承知の上なのですが、なんとパッチがありません、その上に先のパンクの折でしょうか、タイヤそのものにもダメージが見つかりました。ただ糊と補強用のゴム板があるので時間があれば応急措置は可能ですが、ここまでで結構時間を食われている事もあって、最悪は那智山を諦めて下里辺りに下らなければ帰る事ができなくなります。
丁度14時に田垣内篭に到着、田村商店の前までやってきたのですが、昔世話になったおばあちゃんがホームか何かに入所されて店は閉まっている事は知っていたのですが、お店も向かいの倉庫も取り壊されて自動販売機1台だけがポツンと残されていました。
南側に開けて明るい斜面に点在する色川の村の中を走り、那智高原公園への分岐までやってきました、ここから公園まで10%勾配が2キロ、ただ公園まで登れば後は那智の滝へは下るだけ、そのポイント設置場所は16時半までと云う条件があるのですが、16時半を回る様では那智駅1725発の新宮行きに乗車する事すらおぼつきません。
とにかく後輪に爆弾を抱えながらも、トラブルさえなければと云う楽観的判断で那智高原公園へ。
かつて熊野交通が管理していた有料道路那智山(妙法)スカイライン、現在は県道46号那智山勝浦線となっています。スカイラインと銘打たれていただけに展望はなかなかのものです、途中「見晴台」と云う展望台があるのですが、高原公園から下ってくると更に上からの展望が望めます。
「那智の滝」のポイントはWAKAYAMA800の44ヶ所のポイントの内、唯一自転車を置いて歩いて行かなければなりません、それも石段を5分ばかり。SPD-SLなどのビィンディングシューズの方には些か危険です。
余裕があれば温泉とまぐろ丼なんて考えていたのですが、とてもとても16時半過ぎに那智駅に到着するのが精一杯でした。既に大阪鶴橋から近鉄利用でも西回りで桜井に帰る事のできる時間は過ぎていますので、東回り即ち松阪駅から近鉄利用で帰途に就く事になります。5時間半の長帳場ですので近くのローソンで買出しを済ませておきますが、なにやらホームに流れるアナウンス(無人駅ですので新宮駅から放送しています)によると、地震の影響で下り列車が大幅に遅れているとの事、13時48分に紀伊水道で震度4の地震があった事をこの時始めて知った次第です。新宮、多気、松阪、伊勢中川、青山町と5回の乗換えを無事にこなして、無事に2252桜井着、JR2,590円分利用、本日の走行104.2キロ。
南紀で残していた6ヶ所をクリアできて残り4ヶ所、残り10日間、休みとお天気との巡りあわせ次第とかなり微妙なのですが、昨日今日と天気にも恵まれとても充実したツーリングを愉しむ事ができたので大満足です。
今年最初の酒池肉輪キャンプ(2日目)
帰途に就く自走組2台のALPS
今回のキャンプ、2日目の降水確率に一喜一憂させられ、明るいうちに持ちそうな予報の時もあったのですが、やはり甘いかな。すっかり明るくなった頃に周りの気配で目が覚めます、時折雨粒がフライを叩く様な音が聞こえた様な、あまり寒くない朝です。愛用の湯たんぽを忘れたのは失敗でしたが、寝袋の中に入ればばっちりですが、冬キャンプでは積載量に余裕がある時はエアマットの併用は考えても良いかなぁ。 
9時前には朝食も撤収も完了、さて集合写真を撮って解散です、峠さんのALPSフロントバッグ上の銀マットは拘りだそうです。
参加者11名中、3名が自宅から自走、4名が適当なデポ地からの自走です。0905 風の森峠経由で帰途に就くショコラさんが出発、0925 宇陀市のデポ地まで戻る峠さんと共に4人でカルディアを後にします。
吉野川左岸の県道を遡上する峠さんとは阿太橋でお別れし、3人で大阿太高原を越えますが、登りではしっかり置いていかれます。
福神から薬水、吉野口駅前と近鉄吉野線に沿って休む事無く突っ走り、飛鳥駅前でつっちーさんと、明日香村のセブイレ前でvivvaさんとお別れし1113には桜井に帰投、走行14.0キロはかなり物足りないのですが、案の定雨がパラパラと、やはり正解だった様です。
なお集合写真を含む写真を順次アップしております「ツーリングの記録」→「2019」からご覧下さい、参加の方は再利用して頂いて結構です。なお認証が必要です、パスワードをご存知でないとご覧頂けません。ログイン名は’2019’、パスワードは2019年CanCan謹製卓上カレンダーの裏側右下の4桁の数字です、なお2018年のログイン名、パスワードの組み合わせも2019年3月末まで利用可能です。(2017年以前は不可)
WAKAYAMA800再開 和歌山へ(2日目)
今日は有田市周辺の「WAKAYAM800モバイルスタンプラリー」のポイントを巡ります。
和歌山県道135号和歌山海南線を南下、紀三井寺村道路元標も健在です。いつもはそのまま黒江経由で海南へ向かうのですが、今は紀三井寺駅の南側で踏み切りを渡って紀三井寺緑道なる自転車歩行者専用道へ。
ここは昭和42年に廃止された南海電鉄和歌山軌道線の廃線跡で、海南市との市界になるトンネルは鵬雲洞と呼ばれ土木遺産にもなっています。自転車道となっている廃線跡のトンネルとしては断面が広いのですが、軌道線が複線だった所以ですね。
加茂郷にかけては難所なのですが、海南IC付近で工事が行われていて自転車にとっては難儀な状況になっています。冷水浦駅南側、昔から紀勢本線の撮影ポイントになのですが、散乱している空き缶とかは「バカ鉄」の仕業? せっかくですので狙ってみます。
少し旧道少し残っていますのでR42を避けて辿る事に。海南港を見下ろす風景はお勧めです。結局有田市街に入ってのは11時前、買い物とお昼を済ませる事に。
和歌山県道171号宮崎古江見線からポイントのある有田みかん海道へ、友が島を望む事ができ、稜線を南側に回ると白崎海岸が遠望できます。結構登らされましたが、湯浅側からの方が斜度はキツいかな。
湯浅の古い街並みへ、かなり埋もれていますが、湯浅町道路元標が道標の脇に残っています。
「テスティモーネ アリダ」「湯浅うまいもん蔵」「稲むらの火の館」と回り今日4つ目のポイント「有田川町鉄道交流館」へ、到着したのは15時を回っているのですが、そこは根が鉄ちゃんなので、ここでも時間を食ってしまう事に。
結局「千葉山」(468m)も「山の家 おいし」(787m)も時間的に狙う事ができずにR424で帰途に就く事に。標高407mの峠に着いたのが1718、県道10号を継いで貴志川の自転車道の入口に辿り着いたのはすっかり暗くなった1820、真っ暗な自転車道は結構危険なのですが、ライト3灯を駆使して走る事に、ところが工事が行われていて、一般道に下りざる得ない状況に。
紀ノ川べりに出て井阪橋で自転車道に戻りますが、竜門橋南詰で辿りついたのは1920、自走も考えたのですが既に100キロ超、最終の時間を考えて、JR和歌山線の粉河駅から輪行する事に。やってきたのは乗り心地最悪の105系、しかしその105系も117系とともに3月16日のダイヤ改正から淘汰されるとか。
とにかく2日間でWAKAYAMA800のポイントを6ヶ所回って都合32ヶ所、生石山と千葉山両方を含めた残り12ヶ所はかなり厳しいです。本日の走行109.7キロ。
WAKAYAMA800再開 和歌山へ(1日目)
昨年8月から挑戦している「WAKAYAMA800モバイルスタンプラリー」、昨年11月7日に護摩壇山で26基目をGETして以来、その後は一ヶ所も回れず仕舞い、実施期間も残り1ヶ月を切って残り19基(台風禍で閉鎖中の「白崎海岸」はポイントから除外されました)を回るのはかなり厳しい状況に、南紀は18きっぷのシーズンが始まる3月を待つとして、北部で未収の何ヶ所かを回ろうと1泊2日で走りに出掛ける事に。(地図の灰色マークは履修済)
6時過ぎに桜井を出発、膝の調子は相変わらずなので無理はせず、いつもよりゆっくり目のペースで吉野口駅前を通過、重阪峠を越えて五條へ。五條新町の顔だった「餅商一ツ橋」が廃業したと聞いていたので、その後はどうなっているのか気になって立ち寄ってみますが、看板は健在で廃業を記した張り紙すらありません、知らない人なら今日はお休みなのかなと思う位、雰囲気そのままです。
せっかくですので県道731号二見御幸辻停車場線を走って和歌山県へ、未収のヘキサゲット。
JR隅田駅に立ち寄ってから、恋野橋が前面通行止の為、旧道の大和街道を走り橋本橋で左岸に渡ります。自転車道の整備、橋本橋以東も進んでいる様です、京奈和自転車道ですが奈良県は佐保川べりを少し整備しただけでどうなっているのでしょうね。九度山で暫くご無沙汰の9さんにカレンダーをお渡しします。
今日の最初のポイントはかつらぎ町天野の丹生都比売(にゅうつひめ)神社、三谷橋から県道109号志賀三谷線を登るつもりだったのですが、9さんのアドバイスで九度山からフルーツロードに取り付いた方が楽だよと云う事で、確かに見晴らしは最高ですが。
教良寺から続く激坂はやはり登らないといけない訳でして… 過去2度登っているのですが、やはり裏側から攻めるのが正解だったかな。
12時半にどうにか峠を越えて少し下りますと、天空の里の名に相応しい風景です。しかしお天気が予報の様には良くならないのと標高400mとあって寒い事。
スタンプ27個目ゲット、ここのサイクルスタンドは神社の屋根の千木(ちぎ)をアレンジしたもの。
天野には奈良和歌山には珍しい2段重ねのヘキサがあります。平日はやっていない特産品を売っているお店の一角をお借りし、五條で調達しておいた弁当でお昼に。
真国川沿いを下り梨の木峠を越えて貴志川上流域に入るのですが、現在は志賀高野山トンネルが開通しています。高野町花坂でR480に入り、紀美野町に入って「たまゆらの里」で28ヶ目のポイントを。
ポイントのある生石高原への分岐へ着いたのが1515、100キロ近く走ってきてこれからポイントのある「山の家 おいし」(標高787m)へ向かうのはかなり無理があります、やはり前半の寄り道が過ぎた様で。海南か有田で今夜の宿を取るつもりでネットで探したのですが、適当な値段の処が見つかりません。
結局、料金優先で和歌山市内のゲストハウスに泊る事に、海南からの往復が無駄ですが2,900円(楽天トラベル)は魅力です。黒江を経由する熊野街道を北上し18時過ぎに到着、本日の走行122.8キロ。

宿は築地通り沿いの「サナ・イン・タウン」、和歌山市のど真ん中、町屋をリニューアルしたゲストハウス、設備も清潔で旅人には必要充分、場所が場所だけに買い物も便利ですが、自転車を安心して置いておける場所がないので、今風のロードバイクの人とかは敬遠するかも。
さて近くの中華料理店で晩飯を食って銭湯へ行こうと歩いていたら和歌山ラーメンの店の前で、日本一周中の4サイドのキャンピングを発見、バッグは今風のオルトリーブですが、ダボスのランドナーです。声を掛けると豊田市をスタートして紀伊半島を回ってきたそうです。さて明日は何処をどう回るか悩ましい処です。
齋藤電鉄氏迎撃サイク(2日目)
昨日に続いて齋藤電鉄さんをご案内する訳ですが、ご希望は「山之辺の道」、ただハイカーが多いので休日だとあまりお勧めはできないのですが、2月の平日ですので顰蹙を買う事もないだろうとご案内する事に。横大路と上ッ道の交差する桜井町道路元標の建つ札の辻で待ちあわせる事に。
上ッ道を北上して、まずは大神神社へ。
山之辺の道のオフィシャル?なルート、大神神社から狭井神社、玄賓庵を経て檜原神社へは、階段やシングルトラックのある山道で多少担ぎが必要です。一昨年の「第15回 あすか鍋サイク」の際も麓の箸墓古墳近くへ迂回したのですが、齋藤氏は昨日までのキャンプ装備を宅急便にして身軽になったので、こちらのコースを進む事に。
二上山をバッグに檜原神社の参道を、今回はこちら側から走ってきたのではないのですが、せっかくですので走って貰いました。
桜井市穴師(写真左)、三輪山を望むポイント、天理市渋谷町(写真右)、大和三山を望むポイントと記されているのですが、天香久山はちょっと判りにくいかな。
山之辺の道から寄り道して上ッ道沿いの大和神社へ、1キロ程西へ下らなくてはならないのですが自転車ならではの機動力です。お天気も良い事ですし、お昼はR169沿いのコンビニで弁当を調達して、山之辺の道沿いの休憩所で済ませる事にしました。
萱生町の休憩所を後にして再び北へ。
夜都伎神社。
内山永久寺跡を経て石上神社へ、ちょっと推しの入る坂もありますが、気持ちの良いシングルトラックを下る事もできます。
石上神社を後に、山之辺の道として天理以北も紹介されたりしているのですが、見るべきものもないので、天理市街からは上ッ道を北上する事にします。
レトロな雰囲気にリニューアル中の桜井線京終(きょうばて)駅へ。
京終駅から知る人ぞ知るディープな一角を経てならまちへ。奈良駅から輪行で帰途に就かれる齋藤氏とは再会をお約束してここでお別れ。私再び上ッ道を引き返し帰途に就きました。本日の走行87.2キロ。





