「峠」タグアーカイブ

日本一周中の荒滝君をご案内

五條新町にて
 
 昨日今日と、Facebookのお友達で日本一周中の荒滝りょう君と奈良から五條までご一緒させて貰いました。 彼は昨年3月に広島を出発し、概ね時計回りで日本一周中で、286日目で奈良入りしました。 (写真は彼のFacebookから拝借しました)
 
 奈良市高畑町のローディ御用達として知られるカレー屋さん「まんま亭」で落ち合います。 これから吉野山、高野山、和歌山市と走り、紀伊半島を反時計周りに走りながら、本州最南端の潮岬や熊野古道を巡るそうです。 紀伊半島と云えば何と云っても私のホームグランドですから、ルートについて色々とアドバイスさせて貰う事に。
 
 今日は法隆寺へ立ち寄って橿原界隈のネカフェ泊と云う事ですので、「まんま亭」からできるだけ信号の少ないルートをと、<188>高畑山線と<144>大和郡山上三橋線を経て大和郡山へ。
 
 郡山ではせっかくですので金魚BOXの前でスナップショット、その後金魚の養殖池の中を走って富雄川沿いの自転車道へ入ります。 残念ながら私が夕刻に約束があるので法隆寺まではご一緒できないので、途中でお別れして桜井へ戻ります。
 
 2日目、真っ直ぐ和歌山方面へ向うなら重阪(へいざか)峠を越えれば良いのですが、先に吉野山へ向うとなれば芋ヶ峠しかありませんね。 7時半に橿原市今井町の「今井まちなみ交流センター」で落ち合って自転車道で明日香村へ。
 
 
 
 入鹿の首塚、石舞台、稲渕の棚田を経て<15>桜井明日香吉野線で芋ヶ峠を目指します。
 
 私自身何度もキャンピング装備で越えている芋ヶ峠ですが、流石に速い、こちらが空荷なのに付いて行くのが精一杯です、まぁ彼のお父さんより私は5つ上ですので、仕方がないと云えば仕方がないのですが。
 
 
 芋ヶ峠を下り、吉野川河畔のローソンで一息入れ、上市橋を渡って<37>桜井吉野線で吉野山へ。 お昼にはちょっと早いので、馴染みの「静亭」で「葛餅ぜんざい」を戴きます。
 
 当初<257>才谷吉野山線と<48>洞川下市線を継いで千石橋南詰にでようかと考えていたのですが、金峯山寺へ寄りたいとの事ですので、<15>桜井明日香吉野線を下る事にします。
 
 再び吉野川河畔に下り、左岸の<39>五條吉野線で五條市へ向かいます。 国道を行くと無駄に宇野峠を越えさせられますが、県道は川沿いに下ります。 ただ吉野川が蛇行していますので、時間的には微妙な処です。
 
 
 この付近の吉野川は国体コースにもなったカヌーのメッカですが、その様な経緯なのかモンベルショップがあります。 実は荒滝君はこの日本一周では、そのモンベルの「チャレンジ支援プログラム」の支援を受けているとか。
 
 五條市の古い街並みである五條新町と五新線の遺構を見て貰った後、<732>阪本五條線で再び紀ノ川(吉野川)左岸へ渡り、阪合部郵便局前で<55>橋本五條線に入ります、ここまでで63.9キロ。 時間もそろそろですし、このまま走って貰えば橋本橋南詰から九度山へと続いていますので、いつの日か再会を約束してここでお別れしました。明日は高野山へ登ってから和歌山市を目指すそうです。
 帰途は疲れと向かい風に少々苦しめられましたが、阿太から吉野口駅前を経由するいつものコースで暗くなる前に無事に桜井へ帰投しました。本日の走行102.3キロ、期せずして正月早々の100キロ超えとなりました。
 

今年も年末恒例「石川ポタ」

「石川ポタ」は2002年頃から大和川の支流石川沿いのサイクリングロードで行なわれている年忘れポタリングイベントです。 元はだいすけさんが主宰していた「ランドナー補完計画」の行事だったのですが、現在はRRCB(Restoring and Riding Classic Bicycles)の行事として受け継がれていて、概ね12月の最終日曜日に柏原市役所前に集合し、通称「OHCHOの森」までの往復20キロ余りをのんびり走ります。
 私は体調を崩した2013年を除いて今回で14回目の参加となります。 集合場所の柏原市役所までは片道30キロ程の距離で、輪行した時もありましたが、ここ3年はasuka号のキャンピング支度で往復自走しています。 さて昨夜のうちに荷物の準備は済ませてあったのですが、5時45分にアラームをセットしていたものの、二度寝をしてしまって気が付いたのが7時、計算はできる時間なのですが、急ぎサイドバッグを取り付けて朝食抜きで7時40分にスタートします。 初瀬街道(横大路)を西へ、できるだけR165を走らないように旧道や脇道を縫って田尻峠を越えて大阪府柏原市へ。
 
 集合時刻は10時ですが、予定の9時30分を少し回った頃に市役所駐車場に到着、慌ただしい年末の行事ですので、何かと大変でしょうが、お馴染みの顔、久しぶりの顔が次々と集まってきます。 元々「ランドナー補完計画」の集まりですので、マッドガードの付いた自転車が多くを占めていますが、車種不問とあって、ミニベロやリカンベント、今風のロードの参加もあって、色々と賑やかです。
 
 今回も20数台の自転車が集いましたが、その中の一部。 キャンピングからミニベロまで、エルス、モールトン、東叡からサンノーの実用車に至るまで様々です。
 
 
 何やらこちらでは商談成立。 男前の貴方はお留守番よろしく。
 
 さて面子も揃った様ですので、10時20分「OHCHOの森」に向けて出発です。
 
 
 
 
 
 
 
 大和川を渡りサイクリングロードに入ります。 ぶっ飛ばしにやってきたローディの皆さんスミマセンねぇ、ゾロゾロと。 舌打ちしながら追い越して行くローディがいれば、私たちが通過するまで待っていてくれた自転車も、まぁ色々あります。
 
 
 80歳にして年間20,000キロを走った鉄人児玉さん、常に先頭を走って健在ぶりを(写真左)。 kiki君もシルクランドナーをレストアし晴れてランドナーオーナーに。 オールドロッシンで鈴鹿を駆け、4サイドキャンピングも操るD女史、今日はサンノーベルノー号で。
 
 無事に手術を終えたダイバーてっちゃん、リカンベントで復活です。 まだまだハンドリングが心許無いですが、目標はリカンベントで「月うさぎ」とか。
 
 
 
 
 
 ポタリングとは云え走っている時は結構な走りなんですが、なんと云っても休憩時間が長いのが、一度停まって自転車談義が始まるとなかなか動き出しません。 しかし今日は「石川ポタ」の15年の歴史の中でも最高のお天気です、季節柄雨風雪の中でも走ったのが、今では笑い話です。
 
 一時間余りを掛けて「OHCHOの森」に到着。 「石川ポタ」のメインはここでのアウトドアクッキングです。 私はD女史とコラボで「チビ太のおでん」、って私は食材と鍋を運んだだけですが。 しかしショコラシェフの粕汁は絶品、ダイバーてっちゃんのたこ焼きはプロの味。
 
 ランチの後は、ビンゴゲームでのプレゼント交換です。 やはり今年の私はハズレの年やったんやなぁ、最後の最後まで。
 
 陽の短い季節でもありますし14時には「OHCHOの森」を撤収です。
 
 
 
 
 
 
 
 とは云え、帰りの道中も休憩と云う名の自転車談義は欠かしません。
 
 陽の傾き始めたサイクリングロードを行きます。
 
 
 
 
 
 
 
 
 そろそろ年忘れポタリングも終盤。
 
 柏原市役所へ戻ってきました。
 
 
 名残惜しいですが、桜井まで30キロを余り走って帰らなければなりませんので、再会をお約束して帰途に就きます。 亀の瀬から王寺町とR25を走る大和川河畔の道をとり、日没後17時半には無事帰投しました。 本日の走行78.4キロ。
 

集合写真を含む写真をうちのHPにアップしています。 [BYCYCLE]→[ツーリングの記録]→[2016]と辿って下さい、大きなサイズの画像もダウンロードできます、参加者の方は再利用して頂いて結構です。 なお認証が必要です、パスワードをご存知でないとご覧になれませんのであしからずご了承下さい。 ログイン名は’pal’、パスワードはうちのFAX番号下4桁です、2016年以前の「CanCan謹製カレンダー」の奥付等でご確認下さい。 また2017年用パスワードも使用できます、ログイン名は’2017’、パスワードは2017年版「CanCan謹製卓上カレンダー」の奥付右下に記載されている4桁の数字です。

今年最後の最後の東吉野サイク

奈良県吉野郡東吉野村木津(こつ)にて
 
 先週も「今年最後の東吉野サイク」と題して向ったばかりなのですが、「月うさぎ」の雪便りを見て、一日お天気も良さそうだし、青空に冠雪の高見山をバックに「自撮り」をしようと、急遽東吉野へ向う事にしました。 まずは今月3回目、今年17回目の芋ヶ峠へ向います。
 

 東吉野村へ向う時、いつもは真っ直ぐに吉野川河畔まで下るのですが今日は津風呂湖畔へ、右岸を走るとかなりの遠回りとなってしまうので、ダムの天端道路を走って左岸の県道(写真左)を行きますが、やはり入野(しおの)の手前で吊橋を渡って右岸(写真右)に入ります。
 
 入野の急坂を登ってR370に取り付いて入野峠を下り吉野川河畔に出ます。 蛇行する吉野川に沿って遡上してくるより数キロは近道になる様ですが、ややアップダウンが厳しくなりますので時間的にはあまり変わらないかと。
 
 東吉野村小(おむら)にて。 先週はカレンダーを届けにあちこち寄り道ばかりでしたが、今日は「麦笑」も「よしの庵」にも立ち寄らずにひたすら木津(こつ)を目指します。
 
 
 伊豆尾の集落を抜け旧道と別れて右に大きくカーブすると谷あいに高見山の威容が見えてくるのですが… かなり期待していたのですが、雪はかえって先週より少ない位ででした、残念。 
 
 せっかく「自撮り」の準備もしてきている事ですし、お気に入りのポイントへ移動して準備を始めます。 ところで今までで一番青空と高見山の冠雪に恵まれたのは右の写真、スレート葺きの屋根と相まって、とても奈良県とは思えない光景。 一昨年の12月8日なのですが、この時は「自撮り」の準備はしていなかったのです。
 
 路面への積雪は殆ど残っていませんし、先週は谷尻(たんじり)から一谷峠を越えたので、今日は染谷峠を越える事にします。 水の流れている箇所は凍結していた形跡がありますので、朝走るのはちょっとヤバそうですが、問題なく染谷峠(713m)に到着。 ここで1440、陽の短いこの季節ですから室生ダム経由で帰るのはちょっと厳しそうです。 時間的に陽が沈んだ直後、交通量の多い17時台にに女寄か西峠を下る計算になります、それでなくとも気ぜわしい師走ですのであまり気が進みませんので、好きな道でもありませんが、R369を榛原へ真っ直ぐ下る事にしたのですが。
 
 大内峠の旧道を下りR369に入って1キロも走らない内に、ズブズブと後輪の空気が抜ける気配、すわパンクか! どうやら路肩のガラス片か金属片でも踏んだのでしょうか。 まだまだ標高500m以上、日陰はかなり冷えますので、陽射しがあって広そうな路肩まで少し押しします。 実は昨夜28Cから32Cに換装したばかりで、いつもなら2本持ってきているスペアチューブが、今日は1本だけだった事に気が付いて悪い予感がしたのですが、次がないのでパンク箇所を慎重にチェックした後、順調にチューブ交換こそ出来たもののエアーが入りません、チューブを外して調べてみると、バルブの根元が裂けています、なんと先日バルブの根元が裂けてFaceBookネタにしていたそのチューブ、さっさと捨てれば良いものを、間違って持って来ていたのです。 もうこうなるとここでパッチ当てをするしかありません。 幸いパッチもゴム糊にも不都合はなく、路肩の標識にライトから取り出した電池でゴリゴリやって圧着させます、温度のせいかゴム糊の馴染みが多少悪い様な気がしますが、うまくタイヤに入れてやれば空気圧でしっかり着いてくれるでしょう。 作業時間約15分、ここから榛原の街まで9キロあります、少なくともその辺りまで無事に下れれば。
 
 パンク修理に延々と続く下り坂と、すっかり身体が冷え切ってしまいました。 いつもなら篠楽から女寄辻経由で下るのですが、最短のR165西峠経由で帰る事にし、西峠のローソンでMachiCafeで暖まります、ここはイートインコーナーがないのが残念ですが。 無事に17時過ぎには桜井に帰り着く事ができました。 本日の走行85.5キロ、たっぷりと冬を感じさせてくれた1日でした。

今年最後の東吉野サイク

 毎月の様に行っていた昨年と比べると、今年最後と云う程には行っていないのですが。 今年最後の東吉野サイクです、例年同様お世話になった方々に「CanCan謹製カレンダー」をお届けする事が今日のミッションです。
 
20161210b.jpg ところで今年の年間走行距離、昨日雨雲に追われて帰ってきたらなんと9,997.2キロと10,000キロ達成まで後2.7キロと、今朝から幾らも走らない内に、昨年に続いて今年も無事に10,000キロ走らさせて頂きました。 まぁ中味は薄いですし、80歳にして20,000キロ走った鉄人児玉さんには遠く及びません。
 
 今日はasuka号がメンテナンス中ですので、珍しくerba号で出動です、今年はまだ1.000キロも走っていません、従って今日は何時ものニッカスタイルではなしに、ジャージ、タイツにヘルメット着用です。 まずは明日香村から芋ヶ峠をこえますが、登りではちょっと厚着をしすぎたかなと思ったものの、下りとなるとやはり今日は寒いです。 先週も通った千股の水辺公園の紅葉はすっかり葉を落としていました(写真右)。
 
 芋ヶ峠からの下りですっかり冷え切ってしまったので、吉野川沿いのローソンでMachiCofeで温まります。 ところで「ならくる」の誤表記、先月には県道路環境課から訂正の旨の連絡は受けてはいたのですが。 ご覧の様に48キロが52キロと訂正されていました。 どうみてもコピー用紙にマジックインキと云う感じで、雨に濡れても大丈夫なんでしょうか、私の指摘を半年ほったらかしにして怒鳴りつけられた割にはテキトーな仕事です。
 
 今年も事故無く無事に走れたのは「まめだ」のお陰だと感謝、その後ニホンオオカミ像にチェックイン(写真右)。
 
 お馴染みの自然酵母のパン屋さん「麦笑」さんへ、いくつか買って帰ります。
 
 今日は営業日ですので「よしの庵」でお昼にします、いつもの「変わりごはんとのセット」でお蕎麦を温かいものにして貰います。
 
 R166に出ると高見山が冠雪しています。 今日はロードですし、とても大きな三脚は持ってこれないので「自撮り」の準備はしてきていないのですが、とっておきのポイントからもご覧の様に、今シーズンこそ青空をバックにした冠雪の高見山を入れてみたいですね。
 
 
 冬季休業中の「月うさぎ」はお留守でしたので、なっちゃんに言付けておきます。
 
 
 
 
 
 
 
 一谷峠を下り宇陀市へ、北西の風が吹いて芳野川沿いの県道はまともに向かい風です、その上雪が舞っています。 「おごぽご」に立ち寄り、ぜんざいを頂きます、昨日も「まんま亭」で食べているのですが。
 女寄峠の急坂をバヒュンと下って下界へ、やはり多少は寒さはマシかと、一旦は桜井に戻ってきたのですが「4’season」に届け物があったので往復し、本日の走行98.1キロ。

津風呂湖ツーリング

 私たちの間で12月と云えば「あすか鍋サイク」と「石川ポタ」が恒例行事となっている訳ですが、「あすか鍋サイク」の方は2007年の第10回以降は隔年開催でエエやないかと云う事に一応なってまして、今年も少し考えてみたのですが、やはり今年は「あすか鍋サイク」はやらないと決めてはみたのですが、それもちょっと寂しいので明日香村をスタートとするサイクリング企画を考えてみたのです、他のイベントとの重複を避けて週間天気予報が出てきた1週間前に12月3日(土)にやりますよと、急遽告知をさせて貰う事にしました。
 
 明日香村は石舞台古墳の向かい側、売店前に9時半に集合と云う事で、前夜までに私を含めて8名の参加表明があり、dendenさんのドタ参もあって、当日朝には都合9名の参加者が集まりました、見事に全員がマッドガード付き自転車と云う事に。 コースは2009年の第11回「あすか鍋サイク」に準じて、メインの津風呂湖畔は昨年あたりから整備が進み通行が可能になった右岸ルートを取る事を考えてみました。
 
 明日香村内は稲渕から栢森と「あすか鍋サイク」でもお馴染みの芋ヶ峠への県道<15>桜井明日香吉野線を辿ります。
 
 10時27分には標高500m弱の芋ヶ峠に到着、しかし最高のお天気です。 
 
 
 
 
 

 

 芋ヶ峠を吉野側に下り、千股の水辺公園でトイレ休憩ですが、一旦自転車談義が始まると放っておくと何時までもやってます、まぁそれが至高の時間なんですが。 幸い幹事役の私はこの手の話題は不得手ですので、頃合を見計らって遠慮なくGOサインを入れます、でないと動かないもんで。
 
 ちなみに本日の参加車です。
 
 素晴らしい初冬の里山風景の中を走り津風呂湖へ、「サイクリング車以外の二輪の通行を禁止します」と書かれた平尾吊橋を対岸(右岸)に渡ります。 津風呂湖は1962年に完成した津風呂ダムによってできた人造湖で、大きな湖沼のなかった奈良県には貴重なスポットだったのですが、今はちょっと寂れた景勝地と云う感じです、ただヘラブナやバス釣りの人が多く訪れています。 その津風呂湖、南岸(左岸)には県道が走っているのですが、右岸は近畿自然歩道には指定されていたものの、整備が遅れていました。
 
 平尾吊橋を渡ると「木ノ子広場」、テーブルこそありませんが四阿やベンチがあり、トイレに水道もあります、ただ水は飲用に使えるかは? なかなかの休憩スポットなのですが、車は湖岸沿いに離合困難な一車線路を何キロも大回りして来なければなりませんので、利用する人は限られています。 さて各自お昼に店を拡げます、日向がとても心地好い初冬の一日です。
 
 さてお昼からは湖岸に沿って走ります、対岸に津風呂ダムが見えています。 一ヶ所だけ半島状になった部分をショートカットするだけで、他は橋もなく入りくんだ湖岸を忠実に辿りますので、相当に遠回りです。 対岸の県道の倍は走らされます。 車はほとんどと云って良い程やってきません。
 
 そんな訳で結構な距離になるのですが、景観に配慮してか全てこげ茶色に塗られたガードレールは切れ目なく、湖に付きだしたカーブにはミラー、写真的には結構邪魔なんです。 湖岸路と云いながら1ヶ所だけ小さな峠があり、これが激坂でシフトミスして立ち止まる人が続出。 
 

 
 津風呂湖畔を行くショコラさんとdendenさん。
 

 

 さて写真は2006年冬の津風呂湖右岸路です。 偶然にも同じく12月3日で、落ち葉の絨毯のシングルトラックにご機嫌のdendenさんが写っています。 

 ようやく湖岸路を走り終え、上流の入野(しおの)に到着、ここは春には桜並木が見事です。 
 
 
 
 

 入野で国道370号線に入り三茶屋(みちゃや)へ、ここには木製のサイクルスタンド?があります、8台まで入ります。 (写真左 : ショコラさん、写真右 : kitanoさん) 

 予定ではこのまま国道370号線を関戸峠まで行くつもりでしたが少し時間の余裕もありますし、やや遠回りですが車の少ない小名経由の道を行き、無名の峠で宇陀市へ入ります。
 
 国道370号を跨いで大峠へ、標高差が200m近くあり、ここまで走ってきた脚にはちょっと大変です。 写真は宮奥ダム、大峠トンネルまで後一息。 
 
 
 飯盛塚まで下った処で桜井へ下るdendenさんとお別れし、大化の改新と紅葉で知られる談山神社のある多武峯まで再び登り返しです。 推す事を承知で激坂の参道へ、なんとWi-fujiさんは登りきってしまいました。 既に紅葉の盛りは過ぎていますが、週末とあって観光客で賑わっています。 久しぶりの「灯篭亭」で串こんにゃくを頂きながら、ご主人と世間話、12月中旬までは営業するそうです。 
 今や近隣のヒルクライマーのメッカとなってしまった坂を下って、余裕で15時40分に石舞台前に戻ってきました、みなさんがご一緒に走った距離は52キロ程かと。 大和八木駅まで走り輪行で帰途に就かれるお二人を案内して、桜井へと帰途に就きました。
 

 集合写真を含む「津風呂湖ツーリング」の写真をうちのHPにアップしています。 [BYCYCLE]→[ツーリングの記録]→[2016]と辿って下さい、大きなサイズの画像もダウンロードできます、参加者の方は再利用して頂いて結構です。 なお認証が必要です、パスワードをご存知でないとご覧になれませんのであしからずご了承下さい。 ログイン名は’pal’、パスワードはうちのFAX番号下4桁です、CanCan謹製カレンダーの奥付等でご確認下さい(2017年用パスワードも使用できます)。

赤福~剣峠ツーリング

剣峠から五ヶ所湾の展望

 先日、財布から出てきた近鉄の「株主優待乗車券」、8月の大平街道ツーリングに行く際に、帰りが遅くなって「18きっぷ」のままでは桜井まで帰ってこれなくなった場合に、名古屋から近鉄利用で帰ってこられる様にと金券ショップで買って用意してあったものを、すっかり忘れていたのでした。 有効期限は年内一杯、1日有効のいわゆるフリー乗車券の類なら、大阪往復でもすれば足りるのですが、乗車1回限りでは元をとろうとすれば、名古屋や伊勢志摩辺りまで行かなければなりません。 そう云えば伊勢志摩方面は昨年は2,7,10月と3度ばかり行ったのに「伊勢志摩サミット」のせいではないですが今年は皆目。 そこで伊勢まで走り、内宮前の「おかげ横丁」で「赤福ぜんざい」でも戴いて、剣峠への道で「自撮り」をして輪行で帰って来ようかと。
 ただ気掛かりなのは、ロングライドと輪行に備えてキャンプ続きで夏から履きっぱなしのタイヤ、32Cから28Cから換装していたのですが、どうも後輪のハブフリーの音が些か気になります、まぁ最悪輪行袋を持って行く事ですし。 ちなみにうちのASUKA号は分割式のマッドガードを付けると32Cは入りません。

 しかしこの季節に伊勢まで走り剣峠を越えて行こうとすれば、ASUKA号に私の脚力では暗いうちから走り出さなければ「自撮り」どころではありません。 4時40分には桜井を出発したのですが、まだ暗い中を大型車も少なくないR165を西峠へ向かうのは気分の良いものではありません、極力旧道や歩道を利用しながら行きます。 霊感とかの持ち合わせのない私には、余程真っ暗な芋ヶ峠を登るほうが安心です。 猪に突進されても車に突っ込まれる方が、例え熊でも暴走する車より勝ち目はあるかと。 ともかく小一時間で西峠へ、あとは風邪をひかぬ様に汗をかかない程度に頑張って走るだけです、菟田野松井橋のローソンで小休止、菓子類を仕入れてコーヒーで暖まります、この先暫くコンビニはありません。 
 0640 佐倉峠に到着、手前の温度表示は1℃を示しています。 凍結の心配はなさそうですが、ここから東吉野村鷲家(わしか)への下りが寒いのが。 ところで今日の出で立ちですが、この季節は相も変わらずアノラックにニッカ、寒暖の差が厳しい中を走る訳ですからベストで調節します、ニッカホースはハリソンの厚手の方、暗い時間帯は靴はMTB用のもの、ベストではなくフリースで調整する様にすれば良かったかなと後悔したのですが、日中の事を考えるとね、この時期は難しいです。 結局一番寒かったのは帰りの近鉄電車だったりして。
 
 新木津(こつ)トンネルを抜け丁度7時に高見山を見上げるいつもポイントに到着、高見山は雲の上、東吉野の紅葉も盛りを過ぎた様です。
 
 
 
 0754 高見登山口のバス停でトイレ休憩、一息入れただけで快調に走り高見トンネルに到着、1983年に開通した延長2,470mのトンネルです。 県境のトンネルで平日のこの時間、時折車がきますので、それなりの幅があるので歩道を行く事にしたのですが、これが曲者で、漏水凍結注意でしょうか、看板が歩道上に固定されていて、通るのに難渋します。 またここの歩道は待避所の部分が直角になっていて、無灯火だと非常に危険です。 (写真左)は高見トンネルを三重県側に抜けた処のループ橋、櫛田川上流の谷あいへと一気に高度を下げます。 
 高見トンネルを抜けると今では松阪市となっていますが、10年程前まで飯南郡飯高町と呼ばれた土地、箱庭の様な風景が拡がります。
 
 
 
 高見峠を下ると必らずの様に立ち寄るのが波瀬(はぜ)宿です。 和歌山街道が高見峠を越えて最初の宿場で、本陣も置かれ4軒の旅籠があったそうです。 現在の国道166号線からは離れているため、静かな佇まいの山峡の集落です。 明治以降は波瀬村となりますが、ここには「里程標」の様式の石柱があります(50秒前後)、各面に「距津市元標七拾五粁四九壹」「距松阪元標五拾六粁八〇〇」「奈良県界六粁壹〇九」「距川俣村大字七日市拾三粁〇九〇」「昭和三年三月 三重県」とあります。 いわゆる大正道路法による「道路元標」とは異なる様式ですが、明治時代の「里程標」としては「昭和三年三月 三重県」は腑に落ちず、「里程標」の様式に準じた道路元標と云う考えも成り立ちます。
 波瀬の集落を後にし国道へ戻りますが、折々に旧道へ入ります。 櫛田川の流れを愛でるには旧道を辿る事をお薦めします。
 
 
 
 飯高町森を過ぎた辺りで県道569号へ入ります、県道と云っても途中まで改良が進み、国道のバイパスの様になっていて、宮本橋南詰からは国道422号となります。 その角に「つるや」と云うスーパーマーケットがあって、外に自販機が並んでいたりトイレもあり、こちらへ走ってきた時には毎回立ち寄る休憩ポイントとなっています。
 過去3回の伊勢行きは、このまま櫛田川沿いに走り珍布(めずらし)峠に立ち寄ってから、伊勢別街道桜峠を越えて丹生大師、玉城経由で向かっていたのですが、今回はここから国道422号の湯谷峠をこえて宮川の中流域、大台町へ入り、宮川に沿って伊勢へ向かう事にしました。
 ところでこの国道422号、滋賀県大津市から三重県北牟婁郡紀北町に至る路線なのですが、未開通区間が2ヶ所、他の国道との重複区間が7ヶ所、地図をみるとまるであみだくじの様な国道なのです。
 湯谷トンネルと少し大台町側へ下った処にある湯谷不動、水場もあって夏は最高の休憩ポイントです。
 下る途中に、陽射しに輝く紅葉が眼に停まったので、暫し撮影タイム。 先の事を考えるとあんまりのんびりともしてられないのですがね。
 下りきった処で宮川ダム方面へ向かう国道と別れ宮川左岸の県道を東へ、左岸と云っても宮川はまったくと云って良い程見えません。 国道42号線に出る前に「もみじ館」と云う地元の名産品や食事のできる、道の駅を小さくした様な店があるので、少し大台町へ早めのお昼にします。 お目当ては「伊勢うどん」、以前とはメニューが変わっていて何やら定食中心に、肝心の「伊勢うどん」は隅の方に、それも700円也。 以前はもう少し当たり前の値段だった様な気がするのですが、800円のサービスランチを注文した方が賢い様な気もするのですが、それを目当てに走ってきて入った様なものなんで、やはり「伊勢うどん」を注文する事に。 確かに美味しいのですが、やはりどう考えても高い、おかげ横丁で単品頼んでもそないには。
 
 この先、宮川の右岸に渡って県道747~38号と走るつもりだったのですが、曲がり損ねて引き返す気にもならずに左岸の県道770号、国道42号、県道709~119号と走る事にしたのですが。 巨大な紀勢道の橋梁をくぐります。
 途中、国道42号は走りたくないですし、熊野古道伊勢路が平行してあるので、そちらを選んだのですが。 由緒のありそうな無名峠があったり「バカ曲り」と名付けられた道があったりと、雰囲気だけは良いのですが、結構時間を取られてしまいました。
 
 ところでこの宮川沿いのルートですが、蛇行している宮川に沿っている上に、伊那谷の田切地形とまではいかなくても、宮川に流れ込む支流により浸食されていて、結果的に川に沿った道はアップダウンが多いのです。 紀伊半島の県道走破で以前にも一通り走っているので判ってはいたのですが。
 
 ようやく宮川を左岸に渡り県道22号に、伊勢市街に入る手前で、自転車のくせに工事渋滞でなかなか前に進めず、それでも14時過ぎにおかげ横丁の「赤福」に無事到着。
 流石にお伊勢さん、11月の平日であっても参詣の人や観光客で一杯です。 いつもなら赤福2個270円、夏なら赤福氷も良いのですが、季節柄お目当てのぜんざいは520円也、「赤福ぜんざい」の名前からもあっさり目の、どちらかと云うとおしるこの様な、日頃「まんま亭」の濃厚なのを戴いている身には些か物足りない。 「伊勢うどん」に続いてコスパでは外れの日だった様でして。
 
 時刻はまだ15時前、ここまで既に100キロ以上走って来てフリーの方は心配はなさそうですし、と云うよりディレーラーのプーリーの方が嫌な感じなんですが。 さて食いもんの事は気を取り直して剣峠への県道12号へ入る事に、ここの入口が判りにくくて、国道23号の終点が県道12号の起点なのですが、内宮前の駐車場になっていて、両側に観光バスが並んでいるものですから、ちょっと知らないと駐車場の奥としか思えないのです、そして入り口には「大型車通行困難」の案内が。 番号から想像できる様に伊勢市と現在の南伊勢町、五ヶ所浦を結ぶ由緒あるルートなのですが、峠越えの1.5車線路で車にとっては迂回するルートの方がずっと早くて楽に行けるので、通う車は限られています。 五十鈴川に沿った鬱蒼とした森の中を緩やかなアップダウンが続き、谷を詰めた辺りからつづら折れとなり高さを稼いで剣峠へと、なんと伊勢市側は川縁にも拘わらずガードレールが皆無なのです。 その雰囲気の良さは自転車で走るには最高のコースですね、自転車版「日本の道百選」でもあれば間違いなく入るかと。 ただ高麗広の村を外れる辺りから峠を越えるまで、道が暗い上に小石が散乱していて、決してロードバイク向きとは、と云うかこの道の良さを感じられる人はツーリング車に乗る人でしょうね。
 ところで剣峠の道、過去になんども走っていて多少なりとも紅葉を期待していたのですが、そちらの方は些か、色付きが悪いのか色付いていないのか、標高は低いですし温暖な土地ですが、ただもう11月も終わりですしまだこれからと云う事では。 ところで「自撮り」の方、この時間では道筋は殆ど日影になってしまっていて、準備はしてきたものの、やはりここは午前中でないと駄目な樣です、ある程度想像はついていたのですが。
 
 1548 暗い切通を抜けて剣峠に到着です。 ここまで140キロあまり「自撮り」も不発で外れの多い今日のツーリング、標高こそ400mに届かない峠ですが、今迄で一番の五ヶ所湾の展望が待っていました。
 
 剣峠で長居をしていたら、陽が傾き寒くなってきました。 昨年夏は勢いだけで賢島まで走って行きましたが、今日は志摩磯部駅でお開きにする事として、五ヶ所へと下ります。 相変わらず小石の散乱した路面、日没前この期に及んでパンクなどしては堪りませんので、慎重に下る事にします。
 写真は五ヶ所湾の夕景、すっかり暗くなった国道260号と県道16号を走り、17時半過ぎに近鉄志摩磯部駅に到着、本日の走行は163キロとなり、久しぶりのセンチュリーランとなりました。 昨年位から100キロ前後のコースを走る事が多く、ついついそのペースで走ってしまい、今日位の距離になると前半のオーバーペースが祟る事がままあったのですが、今日は最後まで調子良く走る事ができました。 ただこの距離だとやはりパットのついたインナーを履いて来た方が良かったかなと、ちと反省。
 

さて電車の時刻も急ぐ事はないので、ゆっくりと輪行支度をしようとしたのですが、可変式にしたエンド保護金具を120mmで持ってきてしまい使えず、ヘッド抜きはしたもののサドル~エンドを下に立てる事ができず、倒立状態で運ぶ事となってしまいました。 同じ近鉄沿線、改札をでる事なく宇治山田で急行に乗り換えただけで、空いた電車での2時間44分の輪行でしたので、さして苦にもなりませんでしたが。

不発の日

 10時近くになってから、いそいそと「自撮り」の準備を整えて走り出します。 さて今日の目的地は明日香村から芋ヶ峠を越えてお馴染み吉野町は津風呂湖なんですが、春、夏と出掛けてモノにできていません、紅葉の季節なら少しは絵にならないかと思っているのですが。
 ところで津風呂湖、1962年に竣工した奈良県下では古いダムで周辺は県立公園にも指定され、大会も開かれるヘラブナ釣りのメッカだそうです。 ダム湖とは云え奈良県では貴重な湖なのでかつては観光地として賑わったそうですが、この程度の観光地はご多分に洩れず何処も同じ様で、寂れた感満点です。 左岸(南岸)は県道256号入野河原屋線が走っており、右岸は近畿自然歩道として以前から指定されていたものの荒れ放題でしたが、近年整備舗装が進み自転車で周回コースを取る事も可能となりました、とは云えブラインドカーブの多い1車線路が続き、決してロードバイクで快走なんて処ではありません、念のため。
 珍しく前置きが長くなりましたが(余白の関係)、まずは木漏れ日の美しい芋ヶ峠への道を行きます。 雨上がりの晴れた日には舞台のスポットライトの様に光が降り注ぎます

 最初は平尾吊り橋から津風呂湖を時計回りしようかと思っていたのですが、飲み物を買い損ねてダムまで行ってしまったので、県道を入野まで行き反時計回りに走る事に。 この様に見てみると良さげな「自撮り」ポイントがありそうなのですが、ところがどっこいガードレールが切れ目なく続き、湖側に飛び出したカーブにはことごとくカーブミラーがたっていて邪魔をするのです。
 7月(写真左)にも来ていたポイント、陽射しが届いていないのと、渇水期で岸が露出してしまっていて興醒めです。
 結局、三脚を立てる事なく津風呂湖を一周して戻ってきました。 見上げる紅葉を入れてなんてトライもしてみたものの、「貧すりゃ鈍する、藁打ちゃロ手ぇ打つ」と云う訳で、何とパンク。 いっぺんに意気消沈してしまいました。
 その後県道を吉野川河畔に下りいつになくR169を西へ。 このまま手ぶらでは帰れないので、大淀町在のfacebookのお友達に教えて貰ったニュータウンの中の銀杏並木へ向かいます。 丁度通学の時間帯とあって子供たちを見守るボランティアとおぼしきおじさん達から不審者を見る様な視線を浴びせられながら坂道を登ります。 結果的に陽が傾いて影になってしまっている事、想像以上に交通量が多くて車が殆ど途切れないと云う事で「自撮り」は諦め、壺阪峠への帰途の道を取ったのです。
 と云う訳で合間合間に撮ったネイチャーな写真、で宜しければこちらを… 本日の走行71.4キロ、今月18日で月間500キロを越えました。

再び吉野大峯林道へ

高原洞川林道にて
  先々週は10月31日に行ったばかりなのですが再度吉野大峯林道へ向う事に。目的は吉野大峯林道の先にある高原洞川林道での「自撮り」なのですが、昨日同様のコースで洞川へ向ったshokoraさんから洞川では紅葉がピークを迎えつつあるとの情報、当初は東吉野へ向うつもりでいたのですが、月曜火曜には雨が降るとの予報に、急遽予定を変更する事に。目的の五番関の川上村側は午後になると日陰となってしまうので、午前中それもできるだけ早い時間に着きたいのですが、桜井から芋ヶ峠を越えて吉野大峯林道経由で約50キロ、標高差1,000m以上、私の脚力では5時間はゆうにかかるのです。 
 そうなると夜討ち朝駆けしかありません、8月の十津川行きの様に2時台には及びませんが、4時40分には出発、この季節ですからまだまだ真っ暗、明日にスーパームーンを迎えるお月さんも沈んでしまっていて、昼なお暗い芋ヶ峠を闇夜に越える訳です、まぁ初めてでもない訳なんですが。 闇の中からこちらを伺う獣の眼が2つランランと輝いていたり、なにも出て込んでも良い物をうさぎを目の前を横切ります、鹿や猪が飛び出して来る事を思えば可愛いものですが。6時過ぎには空が白み始めた芋ヶ峠に到着、登りで脱いだベストやヤッケを再び着込んで下りに備えますが、さすがに寒いです。 上市のローソンで食料の補給とコーヒーで暫し温まります。 
 実は昨夜T御大から電話があって、どこか走りに行く?と云う話だったので、かくかくしかじかで五番関に向うと伝えたら、朝起きれたら追い掛けるとの由、とにかくGoogleMapに予定コースをあげて、要所要所でfacebookに書き込むのですが、御大はdocomoでないだけに吉野の山中では果たしてどこまで読んで貰えるかが… と思っているとfacebookにコメントが、御大はどうやら7時に橿原の自宅を出られた様です、2時間以上の開きがありますが、そこは元国体チャンプ、まったく心配には及びません。 
 0840 金峯神社に到着、上市のローソンからここまで写真を撮るのに立ち止まる以外に休憩なしで上がってきたので、この先の青根ヶ峯までの激坂に備えて15分程休憩を入れます。と思っていると直接電話に着信が、なんでもリアタイヤがバーストした様でかなり厳しい状況の様ですが、とにかく行けたら行くとの事。 
 0913 青根ヶ峯の登山口に到着、稜線に出て西側の視界が開けます。まだ早い時間ですが1台のローディが上がってきましたが、さて御大はどうなったのやら、ただこの先はdocomoですら断続的に圏外となります。
 黒滝村へ下る吉野槙尾林道への分岐(写真左)、ここから吉野大峯林道は通行止となっていますが、shokoraさんの情報がありますので折りこみ済みです、通行止箇所は道路の1/3近くが抜けてしまっています、先々週に通ったばかりなのですが、大した雨も降っていないにも関わらずこの林道の脆弱さが判ります。日曜ですが重機が入って下で作業中、通してくれなさそうな雰囲気プンプンですが、自転車を押してそーっと通り抜けます。 
 標高1,000mを超えお馴染みのビューポイントへ、先週は雲行きが怪しいのと時間も押してきたので、ここで折り返したのです。休日とは云え通行止のお陰で車はやってきませんし、先のローディも追い付いてきません「通行止」の案内に素直に撤退したのかな。ところで御大は水分神社とか上千本界隈の画像をfacebookにアップしています、まさかあの激坂を登る訳はないだろうと、さては水分神社か金峯神社まで登って来たものの、引き返したかと。 
 1025 九十丁に到着、ここで吉野大峯林道は奥駈道と交差します。 この辺りで稜線の東側に出て、高原洞川林道との合流点まで下り基調となります。 
 山腹が見事に色付いています。ここまで良さげな「自撮り」ポイントが幾つかあったのですが、今回は少しでも早く高原洞川林道に入ろうと先を急ぐ事にします。 途中、林道に飛び出してきた子供の猪と追っかけっこをする事に、後から思えば動画を撮っておけばと思うのですが、その時はいつ親が出てこないかと、そんな余裕はありませんでした。 

 相変わらず川上村へ下る区間は通行止めになったままの高原洞川林道へ入り、11時前に大天井滝の少し手前の目を付けているポイントに到着、やはりこの時間になると東側斜面の一部が影になっています、春に来た時はこんな感じでした。ここで1時間程「自撮り」をば。 
 何ショットかものには出来た様なので大天井滝の前の四阿に移動してお昼にしていますと、T御大がやってきました、どうやら水分神社経由の激坂ルートを登ってきたとか、もう流石としか。 
 五番関トンネルを越えて洞川へ、時間も押してきているのでみたらい渓谷へは向わず最短の小南峠を越えて帰途に就く事に。 
 小南峠隧道は相変わらず通行止で、内部のモルタル吹き付け工事の様ですが、しかしこの工事いつから続いているのでしょうね。 
 工事のアクセスは天川村側から行なわれている様で、黒滝村側の路面はは落ち葉に覆われていて、どこに石が隠れているかが読めないので、おちおち走れません。中腹の通行止のゲートから下は山仕事の車が入ってくるかして、少しは走りやすくなるのですが。 
 五番関以降も折々に紅葉の写真を撮ったりしながらで結構時間をくってしまいました、その手のネイチャーな写真はこちらで。小南峠を下り地蔵トンネルを抜け、いつもなら秋野隧道から椿橋、壷阪峠のルートをとるのですが、T御大のリクエストで車坂峠を越え、吉野口駅を過ぎた辺りでお別れし、明日香村経由で17時過ぎに無事に帰投、さすがに疲れました。本日の走行105.9キロ、獲得標高は2,000mを超えていました。
 

 
 

晩秋の笠置キャンプ(1日目)

木津川に架かる笠置大橋から望むキャンプ場
 
 世間はもう11月と云うのに物好きと云うかキャンプツーリングのお話です。良く寒くは無いのかと云われますが、まぁ暑くはないと云う話でして、虫もいないしある意味快適に過ごせたりするものなんです。昨年も11月には同じく笠置キャンプと河内長野市光滝での「家出キャンプ」を行なっています。今回は昨年同様にkitamakiさんとのお話だったのですが、Facebookグループ「自転車キャンプツーリングを愉しむ会」の方でも募った処、アクセスが良い事もあって私を含め6名の参加者が、そこへ日本一周ゴール間近の清介さんが加わり、マッキーさと丸さんがベースキャンプを準備して下さるとの事で、一気に賑やかなお話となりました。
 京都府相楽郡笠置町の笠置キャンプ場までは、我が街桜井から最短距離で36キロ、でなくとも勾配の少ない木津からR163を経由するのが一般的なのですが、私は大型車の多いR163を避けて毎回大和高原を越えて行く約50キロのコースを取っています。
 
 さてルートは概ね長谷寺から初瀬ダムに取り付き、名阪国道針インターから布目ダム、柳生の里を経由すると云うものです。最初の難関はこの初瀬ダムへの10%勾配、距離は知れていますし4サイドでも何とか登れるものです。
 ルートから多少逸れますが藺生町から三陵墓古墳群史跡公園へ立ち寄り一息入れます。バッグには長くて入りきらないバゲットがサイドバッグ上に、でも日本の里山風景には大根が白ねぎの方が似合う様な。
 コンビニへ立ち寄ったので少しR369を我慢して走る事になりましたが、名阪国道を越えて暫くで県道8号月瀬針線に入ります。 荻町で良さげなポイントを見つけたの「自撮り」をば、別に何処にでもありそうな風景、場所すら特定できない様な風景ですが、こんな道を走るシチュエーションが好きです。
 11時過ぎには布目ダムに到着、ここでお昼にする事にします。キャンプツーリングだからと云って格別な事は、先ほどコンビニで仕入れた弁当をほおばるだけです、どっさり食材や機材を積んできてはいるのですが、かなり無理なパッキングをしてきているので、店を拡げると大変な事に。
 布目ダムからは県道4号笠置山添線で柳生を経て笠置に下る予定だったのですが、パンクのリスクが高いものの布目川沿いに飛鳥路に下るお気に入りの黒線道へ入る事に。関西本線の飛鳥路踏切で「自撮り」をしようと思ったのですが、どうやら外部タイマーを先の荻町に忘れてきたかして見つかりません、従って内蔵のセルフタイマーでの撮影で後ろ姿だけと云うに。ちなみタイマーは後日出てきたのですが。
 長時間の設定ができるタイマーがないので潜没橋での「自撮り」は諦めR163を西へ、笠置トンネルも笠置峠も避けてお化けホテルの下の道を抜けて笠置大橋へ。起動しておいたスマホアプリ「みんなで位置共有」を見ると宇治から走ってきているヤマタンさんが近くまで来ているので、ここで待って一緒にキャンプ場へ行く事にします。橋から見下ろせるキャンプ場、この時期とは云えかなり賑わっています。マッキーさんのベースキャンプも見つける事ができました。(巻頭写真の黄丸)
 1320 笠置キャンプ場に到着。早速ベースキャンプへ、同じ京都府と云え舞鶴在住のマッキーさんが昨日のうちに来られて一人で設営されたとか、それなりの上手い段取りもあるのでしょうが、一人じゃ大変でしょうね。 もちろん中には薪ストーブもあって快適この上なし。
 次々と参加メンバーが到着、奈良からトリトンさん、枚方からkitamakiさな、亀山からはなおじさん一行が。
 そして今回のゲスト、日本一周ゴール間近の清介さん。ゴールは京都府下の綾部ですので、今日で京都府に入った訳なのですが、これからまだ高野山まで往復してから帰投するとの事です。
 みなさん思い思いに設営をしたり夕食の準備をしたり。 名古屋からはらださんが車で乱入、テーブルを積んできてくれたので、快適なスペースに。私は今回おでん、スジ、大根、蒟蒻、じゃがいもは先に準備をしてタッパーに積めて運んできましたが、芋は崩れてしまって失敗ですね。写真右下の四角い鍋ともう一つもやし鍋用の鍋をサイドバッグに押し込んで来ました。
 陽も暮れてなんだかんだでキャンプの夜は更けて行きます、写真はあびさんに頂きました、かな。本日の走行55.4キロ。