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琵琶湖キャンプツーリング(1日目)

木津川河畔にて 京都府木津川市加茂町

 0850に職場を出発、4月に琵琶湖に向かった時は下ッ道(中街道)を北上したのですが、買い物に寄り道したために上ッ道(上街道)を北上する事に、写真は天理市丹波市にて、念のためにキャリアのネジの点検をしておきます。
 奈良市街を抜けて奈良阪を超えます、丁度11時に元の奈良少年刑務所前へ。
 
 隣に新しい道ができているのにわざわざ通る事もないのですが大仏線跡を(写真左)。木津川べりに出て恭仁大橋の見える処へ(写真右)。1143 恭仁大橋を渡ります、スタートから10分遅れですが、4月に比べて35分遅れです。
 和束清水橋で府道5号木津信楽線と別れ県境越の町道へ、町道と云っても和束から信楽方面へのメインルートになっています。1311 京滋県境の無名の峠を越えます、和束ローソンでの休憩時間が短くした分で6分短縮。県境を越えると直ぐにR307の旧道の裏白峠の東側に出て暫くでR422に入ります。ここから大津市大石まで標高差200m程のダウンヒル、と云っても車が多いのであまり快適でもありませんが。土曜とあって登って来るサイクリストが結構います。1354 鹿跳(ししとび)橋、4月より28分遅れ。
 1419 瀬田の唐橋東詰、1429には近江大橋の手前へ、休憩もあったのですが向い風に苦しめられた4月の時間に追いついてしまいました。現地では飲料水がないのでイオンモール草津で飲料水2リッターを調達しますが、「お客様感謝デー」とあって店内は大混雑、他の買い物もあったのですが所要40分。1520 帰帆島の北側の橋を越え 1535 無事に集合場所の「湖岸緑地志那1」に到着、走行84.8キロ。

 4月はここからまだ50キ先の「六ツ矢崎浜キャンプ場」まで走ったのですが、9月10月と通勤以外ではロクに走っていなかったので、今日はこれで目一杯と云う感じです。Mt.なおじさんとショコラさんは既に到着して設営も済ませています。
 昨日地元のniwa-chenさんに声を掛けたのですが、「今回は遠慮しときます」とつれない返事をしていた割にちゃんと居るではありませんか、泊りはなしで芋煮と柿を差し入れに持ってやってきてくれました。

 メインはショコラさんが準備してくれたもつ鍋です、焚き火を囲んで夜遅くまで酒宴は続きます。(写真右 : Mt.なおじさん)

前日 1日目 2日目



明日は琵琶湖へ

 Mt.なおじさんとショコラさんと月末までにasuka号が治ったら琵琶湖畔へキャンプに行こうと計画したものの、先週辺りが体調が今一つ、咳もしなければ熱もないし鼻水もでる訳でもなし、もちろん臭覚も味覚も異常なし、ただ風邪をひいた様な倦怠感が。ここ最近ストレスがたまる事が続いているし、もうこれはあれだなぁとS先生から処方して貰っている薬を半日量だけ使う事に。asuka号も火曜には「ナニ銀」さんから引き取る事ができて、お天気次第でいよいよ行くしかない状況に、木曜のうちにキャリアの取り付けなど自転車本体の準備が完了、金曜の朝には薬のお陰かずいぶんと気分も良くなって食料以外の荷物の準備を済ませる事が…

 ところで新しいフロントバッグをasuka号仕様の取付け方で実際に使うのは今回が初めて、VeloOrange製のサポートを輪行ヘッドで使うのは首を振る事は必須ですので底面をEB金具で固定しています。なおバッグ側のプレートは自作です。
 お天気の方は日曜朝の予報がコロコロ変わっていたのですが琵琶湖周辺はほぼ大丈夫そう、16時には試運転も兼ねて藤原宮跡をうろうろしながら出勤、なかなか快調です。食事に関してはショコラさんが来るから心配なかろうと、明朝に酒と携行食だけ買って向かう事にします。

前日 1日目 2日目

 

 

asuka号復帰

住吉大社前にて

 8月の末に曽爾高原の帰りに事故に遭って大阪の「ナニワ銀輪堂」さんにドッグ入りしていたasuka号を引き取りに行ってきました。丸2ヶ月、旧車の修理は保険屋とのあれやこれやで着手するまでに時間が掛かるのですよね。
 昨日が休みだったので予定していたのを、悪天候で今日にした為に夕方の出勤までに帰らなくてはなりません、ゆっくりとお話ももできずに 1440 には「ナニ銀」さんを後にします。
 大正区と東隣の西成区の間の木津川には3本の市営渡船が通っているのですが、落合上渡船で渡って住吉大社の方へと市街を抜けて行きます。いつも通り過ぎるだけが悪いのかもと、今日は「安全祈願」で一枚。
 我孫子道で紀州街道と別れ東へ、所縁のある浪高の前を通り過ぎ、行基大橋の西側で大和川べりにでますと、断続的に自転車歩行者道が続いています。柏原市役所前に着く頃には既に16時半、去年の記録だと2時間半程で桜井に帰ってますが、よくよく考えると停車時間を含まない実走行時間、信号待ちの多い市街地走行を考えていませんでした。
 亀ノ瀬から王寺へとR25を爆走、時間的に橿原市の勤務先に直行するために飛鳥川沿いの自転車道へ入りますが、その頃には陽が暮れてしまいました、真っ暗な自転車道ってポールとか見えなくて危なくてスピードが出せません、これで事故ったら笑い話にもなりませんので、田原本に入った辺りで遅れる旨の連絡を、そんな時に限ってスマホのバッテリーがあがるんですよね、そう云えば渡船も出た直後だったし、JR和歌山線の踏切も待たされたしこれは「弱り目にたたり目、泣きっ面に蜂、貧すりゃ鈍する、藁打ちゃ手ぇ打つ、便所に行ったら入ってる。」の口ですな。リタイア後今の職場にお世話になって4年で初の遅刻、まあ連絡もついたので無理はせず急ぎます。

 20分遅れですが無事に出勤、走行52.2キロ、実走行時間2時間54分ですが所要時間は3時間40分掛かってますよね。お陰で夜食を買い込んでおくゆとりはなし、こんな時に限って買い置きのカップ麺とかも切らしてるんですよね、一応院内にはパンとかお菓子の自販機はあるのですが、カップ麺が180円とかで高い。まあ今夜は1つだけ残っていたフリーズドライの野菜スープとお菓子と、フロントバッグに入れてあって塩羊羮4つだな、あとは朝まで何事もない事を願うばかり。



泥沼に

 ネットでデスクトップの壁紙にちょうど良いアスペクト比のデ・キリコの良さげな画像を見つけたので入れ替えてみました、なんて気楽な事を合間にやっている内は良かったのですが…
 ここからはwordpressと云うブログ作成ツールのお話し、先日も少し書いたのですが http://canpal .info のSSL化の企み、まずはブログ内の不具合を片付けなくてはなりません。来週にもasuka号が復帰したら色々と計画がありますのでやるなら今しかありません、この機会に着手する事にしたのですが、運用中のブログを下手にさわるのは危険ですし、バックアップだけでは不安ですのでミラーサイトを用意してテストをしながら作業をする事に。なにしろあちこちでリンク切れを起こしている MovableType 以前の画像を除いても5G近い容量だけにプラグインで一発と云う訳には行かないだろうと、FTPソフトと「phpMyAdmin」と「Search Replace」と云うツールを使って進める事にしたのですが、これがなかなか巧く行きません、エラーを起こす原因を絞れないのです。
 結局は MovableType 時代の残骸である assets_cフォルダを除外して WordPress のプラグイン「Duplicator」を使ってみる事に。案の定「size」「name」の2項目他でエラーが、サイズに関しては「Duplicator」無償版での上限500Mbyteに4.5G突っ込んでいる訳ですからね、他に個々に3M以上のファイルは警告がでます。ネームは日本語ファイル名が引っ掛かっています、あえて日本語ファイル名は使っていないのですが、画像ファイルに名前を付ける際に全角アルファベットになっているものが結構あったりして。とにかく一つ一つ手作業で修正、使っていないテーマとか不要なファイルを削除し画像の入ったフォルダを省いて再度挑戦、どうにか複製を作る事ができ、別途膨大な画像ファイルを寝ている間に転送させ、無事にミラーサイトを動作させる事に成功して一件落着、とは云え準備作業程度の事に2日を費やしてしまい、DoblogやMovableType からの移行でのリンク切れや親CSSに手を入れてしまっていると云う問題の解消どころでは。
 とにかく問題を起こしていたプラグイン「BrokenLinkCheker」を強引に削除してもブログは正常に動作する事を確認、滞っていた他のプラグインの更新を済ませる事もできたのですが、なんとClassic Editerでテキスト編集モードに入れなくなってしまったのです。
 wordpressでは5.0以降Gutenbergなるエディタが導入されたのですが、これが頭の固くなった私には使いにくくてClassicEditerを使い続けているのですが、どうやらいつまでも使わせて貰えなくなってきました、テキスト編集に入れない等の不具合への対策が色々ネットに挙がっていてEnableJQueryMigrateHelperを当てれば直ると云う情報もうちには当てはまらず、このまま解決策がなければ、否が応でもGutenbergに移行するしかありません、そうなると習熟するまでブログを書く能率が落ちる事は必須です。今この記事はClassicEditerで書いていますが、まどろっこしいですが必要ならGutenbergのテキスト編集を使うしかありません。とにかくこの1週間と云うものこの泥沼にはまってしまい、はてさて肝心のSSL化に手をつけられるのやら。
 世間はいっぺんに秋を通り越して、連日11月並みの気温に初冬の趣。それでも緊急事態宣言から解放されて皆さんあちこち走り回っているご様子、この泥沼をどうにか脱出しなければ。



モゼールさんの「コスモス巡り」に

橿原運動公園駐車場にて(写真 : Moserさん提供)

 今日はkanbiさんから受け取るブツがあるので、Moserさん主催の「秋のツィーラン/斑鳩のコスモス巡りと町屋巡り」に少しだけ顔を出させて貰う事に。当初危ぶまれたお天気ですが、結局夜までは大丈夫な予報、と云うより最高のサイクリング日和に、国中のコスモスの名所を巡ります。参加者はMoserさん、kanbiさん、dendenさん、setoroさんに私の5名、「ツィードラン」には些か暑すぎる陽気で、ツィード支度の方は上着を脱いで走る事に。
 曽我川沿いを少し走り松塚駅の北側辺りを葛城川沿いの飛鳥葛城自転車道(写真)に出て北上します、曽我川沿いは私はあまり走らないのでなかなか新鮮です。

 最初の休憩は「奈良県第二浄化センタースポーツ広場」、いつも外周の自転車道を走り抜けるので中に入るのは初めてです、自販機やトイレもあるのですね、当然か。(写真左 : Moserさん)
 飛鳥葛城自転車道に戻り高田川左岸へ、高田川は曽我川に合流しますので、再び曽我川べりを北上し大和川左岸へと。土曜でこの爽やかなお天気とあって行き交うサイクリストも多いです。

 10時前には大和川に架かる御幸橋を渡り、一行は富雄川沿いの自転車道で法起寺方面へ走るのですが、私は午前中には桜井に戻りたいので、残念ですがここでお別れする事に。

 桜井へは大和川沿いを辿る快適なルートですが、馬場尻橋北詰まで来た処で、前方道路上に茶色いものが、橋の北詰で道路が少し高くなっているので自転車の視線でも良く判りません、一瞬大きな犬が転がっているのかと思ったのですが、なんとセメント袋が。一旦通り過ぎたものあまりに危ないので引き返して対処する事に、以前東吉野で狸の屍骸を片付けた事はありますが。戻るとセメント袋は3袋、落下した時に裂けたのか車に轢かれたの既に3袋とも破けています。見通しの良い堤防路で結構車が飛ばして来るので危ないのですが、急ぎ引きずって路肩へ移動させますが、道路上はセメント粉が散乱したまま、今夜は雨の予報ですから、このままでは。
 とにかく落下物の通報しようにも、さてここは何町なのかな、管轄土木事務所は郡山なのかなぁ、それに土曜日だし、この付近は大和川の改修で境界がややこしいし、やはり警察しかないですよね。道路に落下物があると云う事で場所と状況を伝えておきました。後で調べたら道路緊急ダイヤル(#9910 24時間 無料 )と云うのがある様ですね。お陰でSPDシューズはセメント粉で真っ白ならぬ真っ灰色。
 11時には桜井市街を望む処まで帰ってきました、大和川べりの田園風景は稲刈りも進んで晩秋の趣です。
 Moserさんのブログ「明日香の風」 そうそうkanbiさんから頂いたブツはこれ、デモンタの前後輪連結用のカプラー、以前頂いたものの私の使い方が悪くてベアリングを痛めてしまった様で、修理の機会にロック機構を付け加えてくれました。感謝、大切に使わせて貰います。

10月15日の日記

 今日は休日、予報が外れて良いお天気になったけど… 休足日に。朝方までブログのメンテナンスの為にクローンを作る作業、何しろ17年目になるブログだけにデータの量が半端やないんで時間ばかりかかる。お昼まで寝て午後から「ナニ銀」さんまで往復。緊急事態宣言が解除されたとは云え午後の大阪環状線は空いてます。
 asuka号は再来週には復帰できそうなんで、月末にはご無沙汰のキャンプツーリングを企んでいるのですが…

 大阪の実家へまわる予定がなくなったので、新今宮で降りて日本橋までぶらぶら歩く事に。往年の市電車庫は今ではパチンコ屋とドンキホーテに(写真左)。久しぶりに通天閣を見上げた(写真右)。

 南海阪堺線の恵比須町駅が南へ100m程移転し、交差点の南西角の前の駅舎は入り口だけ残して解体されてしまっている、かつての駅構内は駐車場になっているけど、再開発とかの話があるのかな。

 昭和40年代のラジオ少年はオーディオ、パソコンと時代を経てこの街に通い続けた、二宮無線本店の2階の木の床が懐かしい。一世を風靡した家電の店は殆ど姿を消したけど、シリコンハウス共立、シマムセン、河口無線とか健在なんだ、裏通りのアサヒステレオセンターってあるのかな、結構マニアックな店は残ってる。日本橋三南の三叉路から東へ夕陽ヶ丘を経て松屋町筋までの道が異様に広かったのが、今では両側にマンションに林立しているま、東北角のヤマギワは移転したんだ。まもなく100年になる旧松坂屋(高島屋別館)は良くも残ったと思うけど、重要文化財に指定されたんだ。
 阪町の飲み屋街の路地を縫って千日前通りに、通勤で混むだろう17時前には日本橋駅に着いて近鉄電車の人となりました。

 

 

藤原宮跡のコスモス他諸々

藤原宮跡(奈良県橿原市)にて

 今朝の藤原宮跡です、最高のお天気で「遠回り通勤ライド」と行きたい処なのですが、昨夜は皆目眠れなかったので少しだけ寄り道して帰る事にします。平日にも拘わらず、三脚を立てたアマチュア写真愛好家がぞろぞろ。
 北西側が橿原市街、南東側が明日香村や音羽龍門の山並みになるので、写真を撮るなら午後の方が良いかもね。

 さて来年(2022年)のCanCan謹製カレンダーですが、去年や今年の様に祝日移動の心配がないので先月には着手したのですが、それも「玉」だけで肝心の写真が。「コロナ禍」で皆さんと走る機会まして綺麗どころに至ってはね、従ってネタ切れ状態。まぁ専属カメラマンのS翁は凸凹コンビを連れて兵庫県内を走り回っている様ですが。それで来年は「自撮り」写真集にするしか、それも新作かないので撮り下ろしとか格好の良い事もできず、旧作を並べる事になりそうで、A4/3判になって1999年以降に使ったものは省いて再掲を含めて選考中です。
 ところでカレンダーの表紙を見ていて思ったのですが、うちのホームページのアドレス、いつまでhttp://やねん、別にSEO対策が必要なサイトでもないのですが、セキュリティ上もSSL化はいずれやらないとね、するなら2022年カレンダーの表紙はhttps//canpal .info と行きたい処なんですが、うちのブログには色々と問題が山積しているのです。2017年1月にMovableTypeから現在のWordpressに移行したのですが、横着して子テーマを作らずにテーマに手を入れたりしていた事とか更新もままならず、気が付いたら色々な箇所で不具合がでていて、記事こそ書けるものウィジェットやプラグインをさわれない状況が続いているのです。Movable Typeの前にはNTTデータが投げ出した悪名高きDoblogを使ってたたので、移行時のリンク切れを引きずっている始末、SSL化するにはその前にやらないといけない事が… はてさて。



ベロオレンジのサドルループ


 サドルループと云うのはサドルバッグ等をサドルにぶら提げるための金具部分でBROOKSなどのサドルには標準で付いているのですが、今どきの多くのサドルにはそんなものは付いてませんので、必要ならサドルレール部分に後付けするパーツを使うのです。asuka号がドッグ入りしているので、デモン太に大きめのサドルバッグを付けたいもののサドルループがありません。
 サドルループと云えばVIVA製が定番と云うか殆んど選択の余地がありません、事実私も2つばかり持っているのですが、安いものですが造りもチープ、 付けたみたもののしっくりこないと云うか、サドルレールの形状もありますが、かなりシートポスト寄りで低くなるのですよね。
 ご覧のVeloOrange製もあるのですが流通経路のせいか入手製が悪いのですよね。たまたまヤフオクに即決1,700円(送料198円)で出ていたので早速ポチる事に。VIVA製の倍の値段がするだけに見栄えもなかなか良いのです。
 画像は比較のために向かって左にVeloOrange製、右にVIVAを製を付けてあるのですが、期待に反してVIVA製より更に低くなってしまいました。サドルレールの形状にも依るのでしょうが、望ましい結果には、ただ固定方法がVIVA製と異なりしっかりしてますので、とりあえずVeloOrange製を付けておきます。デモン太は650Aでガードとのクリアランスがあるのでペンドルなら使えそうです。

 



10月10日の日記

 朝夕は涼やかですか日中は10月とは思えない陽気が続きますね、久しぶりに芋を越えて東吉野にでも行きたいのですが、やはりデモン太では脚が重いです、昨年秋に極楽橋駅まで登っているんですがね、その日の87キロがデモン太で最長距離/日かと。結局、明日香村界隈をうろうろして戻りますが、彼岸花の終わった明日香村は少しは静かですよ。
 そうそう先月の「案山子コンテスト」の写真掲示が今年の分になっていました。今年の優秀賞は4点、妥当なところでしょう、他に村長賞と佳作が何点か。案山子ロードではまだ展示物の多くが残っています。
 橿原市街を少し買い物に回ったのですが、真菅のWORKMANでよさげなアノラックを見つけたのですが、この陽気では秋冬ものを買うのも、次にします。4’Seasonでランチしてバイト先に差し入れして帰る事に。

 



新しいフロントバッグをレビュー ②

 8月27日、待望のフロントバッグがようやく形になりました、フルオーダーだけに始めて自転車工房「Delft」さんに伺ってから4ヶ月半も掛かってしまいましたが、ああだこうだとやり取りしながら作って貰っただけに感慨一入です。なお既製のデザインでしたら混み具合にも依るでしょうが、2週間程度で製作して貰えますので、念のため。
 バッグそのものは従来の帆布製バッグとは異なり、天-前-底部と右-後-左部各々をコの字形にしたものを90度ひねって入れ子に組み合わせた形になっています。
 正面から見ると、ネームと差し込み錠前が大振りなので、バッグそのものが小さく見えますが、決して小さくはありません。ネームは私がデザインして古くからの自転車仲間の輪童さんにお願いし、皮にレーザーで焼きこんで貰いました。皮を焦がしてるだけですので濡らしたりとか対候性は未知数ですが。
 前面ポケットはレインカバーや肩掛けベルト、ワイヤー錠程度は入る大きさを考慮、今回左右のポケットはあえて付けませんでしたが、嵩張らない厚みのポケットならあっても良かったかも、輪行の時なんかに便利ですよね。

 蓋部分には取り外し可能なマップケースを、マップケースのビニール部分は最も劣化や破損しやすい部分ですから本体に縫い込んでしまうと補修が大変ですから、封筒状のマップケースを4つのスナップボタンで蓋部分に止める様にしています。最近は紙の地図を使う事も少なくなりましたが、自分の折り方に合わせたサイズで片側から出し入れできる様に作って貰いました、ほぼA4三ッ折サイズです。地形図に関してはミウラ折りとかされる方もいるのかな、

 あとマップケースの下、蓋部分に8吋タブレットをセットできる様にしています。写真は8吋サイズのLenovo TAB3ですが、既製のブック型ケースの扉部分を後ろ側から差し込める様にしていますが、タブレットのサイズも様々ですから、この辺り現物合わせするしかありませんね。

 内側ですが、帆布製フロントバッグに良く見られる左右からのフラップに加えて、さらに内側にキャラダイスのサドルバッグの様な巾着を併用しています。私の場合フロントバッグは貴重品にカメラやらスマホやらバッテリーとか付属品やらと細々としてものが多くて、飛び出し防止と防水に。巾着は不要なら内側に折り込んでおけます。
 一番頭を悩ませたのが天蓋部分の固定方法です。後ろ開き、2種類のマウント方法、高さを低くしたデザインが固定方法を難しくしてしまいました、リクセン互換のフレームが抜けない工夫も必要ですし。量産品ならファスナーと云う手もなくはないのですが「Delft」さんも色々工夫して下さった結果、本体後側の両端端部分からベルトを出して天蓋側でスナップ止めすると云う形に落ちつきました。この辺りに関しては実際に使いながら今後も工夫する必要があるかも知れません。

 自転車のフロントバッグ、クロスバイクやミニベロのハンドルにぶら下げる程度の小型のものならともかく、ランドナーを始めとしたフロントキャリアが付いたツーリング車の場合、ハンドルとキャリアの高さ、ステム長による差、キャリアの形状、様々なバッグサポーターの取り付け方法により、バッグに求められる寸法に同じものはないと云っても過言ではありません。本来自分の身体やポジションに合わせた自転車ですから、バッグも多様な寸法になる訳で、その条件で無駄のない収納力と使い勝手を実現させたいものです。今回フルオーダーと云う事で自分でプロトタイプを作ってみたものの、作る側の立場からは縫製上の可否、強度、そして布でできた箱故にひねりや突っ張りと云った変形を考えるとなかなか一筋縄で行くものではないとつくづく感じました。既製のフロントバッグがややもすると画一的に思えるのですが、それはそれで一つの完成形なのでしょうね。
 既に取り付けて走ってみて、満足できる点や既に不満な点も見えてきましたが、ほぼ85点位の出来かなと思っています。長い時間色々と我儘に付き合って下さり製作して頂いた「Delft」さんに感謝です。