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4泊5日18切符輪行ツーリングの旅(2日目)

 今日の予定は佐賀県下の道路元標を幾つか回って熊本まで移動の予定、最初は長崎本線の三間坂駅まで移動して走りだそうかと思ったのですが、後の行程が読みにくい事もあって唐津まで北上し筑肥線の浜崎駅から走り出す事にしました。 浜崎までの運賃は1,080円、今日は18切符を使うかどうかを悩んだのですが、熊本までは無理としても大牟田あたりまで走り抜けられるかと踏んで使わない事にしたのですが。
 ところで昨夜で東横インの宿泊が50泊目、だからと云って何か頂ける訳でもないのですが、メンバー特典で10泊毎1泊無料とか、各種割引を日頃からフルに利用させて貰っています。 なんと50泊目の洗礼は部屋のキーのプレートが落としただけで真っ二つに。 このプレートは部屋内の照明のスイッチにもなっているので、そんなに頑丈なものでもありませんし、逆に頑丈すぎるとスイッチ側を壊してしまうかも知れませんが、落としただけで折れたりするものでもありません。 フロントで弁償と云う事で1,000円也を要求される事に、取り扱い上に手落ちがあったとも思えないし、まして紛失した訳でもない、1,000円と云う金額の根拠があまりに曖昧と云うかテキトーすぎるので、本社から請求書を出してくれと迫ったら無料と云う事に、と云う事は費用と云うより手続き上の煩雑さが上回ったのでしょうね。 しかしこれがケチのつき始めで続きがあるのです。
 しかし佐賀県と云う処は関西人に限らず、今一つ印象に残らないと云えば、昨晩ご一緒したのそーつく氏に申し訳ないのですが、九州での道路元標の宝庫でもなければ、私もこう何度も訪れる事はなかっただろうと思います。 関西芸人島田洋七のがばいばあちゃんと、桜井市民としては卑弥呼がらみでライバル九州説の吉野ヶ里遺跡、最近では玄海原発と云う処なんでしょうか。 でもこうやって通ってみると色々と見所もある様なんですよ、甘党の私が驚いたのは羊羹屋が30何軒も並んでいる小城の街並み

 唐津駅にて、筑肥線が電化(九州なのに直流)され、大幅なルートの変更や高架化でSL時代の印象派はまったくありません。 左の赤い電車筑肥線なんと103系です、ディーゼル車の乗り入れるこの駅では乗車口の段差が極端に大きいのが。 福岡地下鉄との相互乗り入れで快速なら博多まで1時間と沿線は通勤圏内、福岡県に囲まれた鳥栖市とか、佐賀県域のイメージの希薄なところでしょうか。

 筑肥線浜崎駅、無事部品等の紛失や不具合もなく組み上げて出発準備完了、しかし今回は直前まで行き先が決まっていなかったので準備不足、ツーリングマップル九州も忘れてくる始末。 とにかくGPS頼りに道路元標目指して走るだけなのですが、一体どんな道をどんだけ登ったら良いのやら。

 とにかくR323を東へ走りまずは七山村道路元標へ、しかしR323と云う道がこんなに交通量が多いとは想像してませんでした、とにかく峠を越えて佐賀市側へ出なければならない訳です。 旧道と思しき道を発見、これなら車に追われる事もなく快適、下の国道を見下ろすと1台のローディが車に追われながら辛そうに登っています。 と旧道のある内は良かったのですが、結局は現道に吸収され、その先にはヘアピンカーブの急坂が待ち構えていました。  

 完全に調子を乱してしまって、数度の休憩の後、ほうほうの体で標高448mの観音峠に到着します。 しかしローディの多い事、集団でで登ってきたり、峠の前後で休憩していたり、有難い事にサインを送ってくれますが、どうやら此処は近隣のローディのメッカの様で、ツーリストの走る道ではなかった様です。

 蓄えた位置エネルギーを放出して、あっと云う間に北山(ほくざん)村道路元標の残るとされる場所に下ってきましたが、それらしきものが見当たりません。 そこに杖をついて現れたおばあちゃんに尋ねると、道路拡幅の際に車に倒されて折れてしまって、ここに置いてあると教えて貰います。 元標は無残にも真っ二つ、しかし道路上の元あった場所には印が入れられ、近々には再建との事です。 この昭和2年生まれの和代おばあちゃんとは道路元標の事を色々とお話しする事ができました。

 この後、GoogleMapにもまだ載っていない試験湛水中の嘉瀬川ダムの横を通り南山村道路元標のある古湯温泉へ、ここで温泉にでも浸かって引き上げたいのが山々なんですが、とにかく下界へ。 しかし佐賀平野まで下りてくると暑いこと、このまま熊本方面へ向かうか三養基郡に残る道路元標へ向かうか悩ましいところですが、折角ここまで来たのですからみやき町へ向かう事にします。

 三養基郡の3つの道路元標を巡った後、鳥栖駅から再び輪行で熊本へ向かう事に。 熊本まで1,600円ですから「18切符」を使った方が得だった計算になってしまいましたが、これ以上走る余力も時間の余裕も残っていません。 乗り換えもなしですのでハンドルは外さず輪行袋に押し込みます。 熊本駅は今年1月にも来ていますが、新幹線開業ですっかり駅前は綺麗に、そのまま東横インの熊本駅前店まで担いで行っても良かったのですが、明日はここからスタートなので、適当な場所もあるので先に輪行袋をといておく事にします。 ところそれがある意味裏目に…
 東横イン熊本駅前では、自転車は駅前の無料駐輪場に置いてくれとの事、しかしそこは雨ざらしでみるからに無用心。 社員用の自転車置き場に置かせてくれとお願いするが、一向にラチがあかない。 こちらも新潟駅前や富山駅前の様にロビーが一階にないテナントの様になっている店なら予め考えもしようものだが。 それよりフロントの女性が「全員お断りしてます」と云う表現や発音からどうも日本人ではなさそうな感じ、こちらの言い分が通じないのか柔軟な対応がとれないのか、結局他の人に代わって貰って、置き場所を確保する事ができた。

 熊本の中心街はJR熊本駅前から離れているし、今夜は10時半からRKKラジオ熊本の三村さんの番組を聴きながら休む事にします、熊本へ来て3本録りだった様で今夜が最後の放送ではない様ですが、特集は日本のJAZZレーベル、スリーブラインドマイスだった、私には中本マリのデビューアルバムや、笠井紀美子のイエロ-・カ-カス・イン・ザ・ブルーが記憶に残る。 期せずしてと云う言い方はおかしいが、三村さんのお葬式の日、たまたま訪れる事になった熊本で三村さんの番組を聴く事になるとは、なんか因縁があったのだろうか。 最後に店で買ったのはCDで再発されたまま残っていたリッチー・バイラークのナーデイス、いつもと趣の違う買い物が不思議そうだった三村さんが記憶にある。 最近はCD等も通販で買う機会も少なくない、レコード屋の店主が、客の好みや興味を考えて、新しいものや面白いものを勧めてくれる店が無くなってしまったのが残念で堪らない、もっと出掛けていれば新しい発見や出会いがあったかも知れなかった。本日の走行80.0キロ

【944】 佐賀県 東松浦郡 七山村 (現 唐津市) 
【945】 佐賀県 小城郡 北山村 (現 佐賀市)
【946】 佐賀県 小城郡 南山村 (現 佐賀市)
【947】 佐賀県 三養基郡 北茂安村 (現 みやき町) 
【948】 佐賀県 三養基郡 中原村 (現 みやき町) 
【949】 佐賀県 三養基郡 田代村 (現 鳥栖市) 

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やっぱり夏は東吉野

 台風6号の過ぎ去った後多少涼しさが残っているのですが、やはり下界は暑い事に変わりはありません、と云う事で夏の定番コース「東吉野」へ向かう事にしました。 標高の事を考えると天川村の方がずっと涼しいに違いないのですが、行き帰りと考えるとね、その点東吉野なら朝の涼しい内に芋峠を越えて川沿いに下りてくる冷気を感じながらゆっくりと登って、最後は宇陀市側へ越えて、一気に転がり落ちてくると云うコースが組めます。 桜井スタートで約90キロ、そこそこの距離にはなりますが、明日日曜のの予定もある事なのでのんびりと走って、早めに下りてくる段取りです。

 明日香村稲淵、明日香村に入ると未明まで降っていたのか、路面はしっかり濡れています。 棚田も後一ヶ月もすれば案山子コンテストの準備が始まりますね。 今朝は食事をして出てこなかったので、芋峠に着いた処でパンを齧りながら休んでいると。 ロードが1台登って来ます、少し話していると以前、私が住んでいた広陵町のそれも至って近所の方で色々と話が盛り上がってしまいました。  

 ところで4月から津風呂ダム堰堤南側の県道部分崩落で 、ここ暫くは一旦吉野川沿いのR169まで下りていたのですが、今月になってようやく通れる様になったので、久しぶりに天端道路を渡り湖畔を走ってみる事にしました。 とは云っても土嚢を積み上げただけで本格的な法面の復旧工事はこれからの様です。  

 ところが県道<256>入野河原屋線に入って暫く行くと通行止の看板が、その先はご覧の通り、先日の台風の被害でしょうか、崩れたてホヤホヤです。  一ヶ所だけで先が見えているので、担いで突破。 よゐこは真似しないでネ。

 無事に崩落箇所越えて、久しぶりの湖畔道路です。

 入野トンネルを窪垣内に下り<16>吉野東吉野線へ、吉野川右岸から高見川右岸を遡ります、しかし台風後の増水でかなり濁ってます。
 東吉野村役場のある小村の何時ものみたらし団子のお店でパンとチューブ入りアイスを補給。 ここは近くに以前勤めていた会社の同僚の実家があったりして、結構古くからの顔馴染みです、お陰で此処に立ち寄る自転車乗りはみんな私の知り合いみたいに思われていたりして(^_^;)

 あ~橋が… 何時にない増水で、鮎釣り客や川遊びの家族連れが見られない東吉野です。 小村から蟻通橋の間は県道<220>大叉小村線ではなく左岸を走ります。 地元の車しか通らないのと、高見川を見下ろしながら走るのが快適です。

 丹生川上神社のある蟻通橋に、今日は連れができれば七滝八壺と噂の中華屋探索も考えていたのですが、一人ではつまらないので、まっすぐ高見川沿いの<221>小村木津線を遡ります、ここまで来ると高見川にも清流の趣が戻ってきます、川風とヒグラシの鳴き声が最高に心地良いです。

 R166を跨いで<251>谷尻木津線へ入りいつもの「月うさぎ」へ、一人ですし予約もしていなかったのですが、他のお客さんもあった事もあって、1日10食夏限定ランチを戴く事ができました、私の様な大食いサイクリストには量的にちょっと物足りない様な気もしますが、美味しくてヘルシーな食事を愉しむ心掛けしなくてはネ。  

 もちろんランチには、癒し猫と涼しい縁側が付いていますよ(^_^) ところで今オーナーは夏のイベント準備におおわらわです、小学生位のお子様をお持ちの方には、夏休みの課題が色々とできるかも知れませんよ、興味がありましたら問い合わせてみて下さい。  

3時過ぎに「月うさぎ」を後にし、一谷峠を越え宇陀市へ下り、芳野川に沿った裏道を縫いながら帰途に就きました、本日の走行89.0キロ也。


ところで朝、芋峠でお逢いしたKさん、女寄峠の裏道の件、この機会に紹介しておきます。 新旧の女寄峠とトンネルが合流する女寄交差点から桜井側へ1キロ、写真の場所で右折しUターンして現道をくぐって左側へ出る道と、この先に信号があって左後ろに入る道があり、先の道と合流して忍坂東の信号まで、現R166の一段下を平行した道(今年のカレンダー9月の道です)が続き、僅かの距離ですが車に煩わされずに走る事ができます。

京都北山まったりランドナーラン

 京都北山で行われる「まったりランドナーラン」、ウッディ京北~大布施~広河原~佐々里峠~八丁林道~R162~ 約60キロのなかなか魅力的なコースなんですが、車に乗らない私にとって北山方面はなかなかアクセスの難しいエリアです。 今回も半分諦めていたのですが、M氏から新祝園から便乗させて貰えるとのお話があり、遠慮なくお世話になる事にしました。 待ち合わせ場所を自転車道から入りやすい近鉄木津川台駅に変更して貰い、夜明け前に桜井を出発、上街道を北上し奈良阪を越えるお馴染みのコースですが、今朝は一つの信号も踏切にも引っ掛からずに自転車道へ、思いもよらず早く着いてしまったので、コンビニへ立ち寄ったりしながらM氏の車を待ちます。 0840には集合場所の周山の道の駅「ウッディ京北」に到着、次々と馴染みの面々が集まってきます。 今日は11台のランドナーと紅一点なべちゃんの改装なったフラットバーロードの計12台の参加と云う事で、久しぶりに賑やかなサイクになりそうです。 U兄氏が急用で少し遅れると云う事ですが、他の面子は揃っているので定刻少し前に周山を出発し、まずはR477を花脊方面に向かいます。 10台以上のガード付がドカドカ走るのは名古屋での新春ラン 以来です。 周山より東のR477は昔に二度ばかり走った事はありますが、殆ど土地勘がありませんので、写真を撮るポイントが判りません。 上黒田、花脊、広河原と休憩しながら佐々里峠を目指しますが、佐々里峠への序盤ですっかり皆さんにおいて行かれます。 事前に学習しておいたコースや標高差からして、そんなに厳しいコースではないと踏んでいたのですが。 連日の寝不足と、飲料補給のポイントを逃したり、お腹の調子も今一つ、花脊からは全く未知のコースとあって調子は最悪です。 佐々里峠でようやく皆さんに追いつき道路で寝転がってりると、2時間も遅れてスタートしてきたU兄氏がもう上がってきます。 内心「こんな早くに登ってこんでもエエのに…」と思う事しきり。 分水にあたる佐々里峠を越えると由良川水系です、佐々里へ下りきる少し手前の河原でお昼にします。 元少年数名は喜々として河原に降りて行きます。 八丁林道へ入ります、取り付き2キロ程はご覧のような立派な道なんですが、その後1.5車線になり雰囲気も良くなって、木陰も多く最高のツーリングコース、水場もあって岩肌からほとばしる冷たい水も補給、おまけに今年初めてヒグラシの声も聞こえてくるのですが、自身のコンディションだけが最悪です。 路面状態は上に行くに従って徐々に悪くなってきて、崩落箇所もあって4輪の走行は厳しい様相に、所々ぬかるみになっている上に木漏れ日が眩しくて路面状態がつかめず700x28cには結構厳しいのですが、それでも23cのなべちゃんはどんどん先に行っているいる様です。 ようやく林道ピークで待つ一行の見える処までたどりついたら、今度は珍しく足が吊る始末、結局は押して登りついた始末(^_^;) ピークの向こうは少しダートがあります、500mとかの話ですが、実際はもっとあった様な… ここからR162まで標高差360m程のダウンヒルですが、気の抜けない路面と。 些か不安感のでてきたタイヤと効きの悪くなってきたブレーキに、思うように下れません。 這々の体でようやくR162に出てきました。 どうやら私にとって「北山」が鬼門である事は今回も実証された訳ですが、八丁林道は再び訪れたい道として記憶に残る事となりました。   ようやくありがた~い自販機のお世話になった後、車を避けて旧道や裏道を縫ってデポ地への残り行程を急ぎ、17時頃には戻ってきました。 往路一部自走を含めてここまで98.3キロ。 帰路は再び奈良県の手前まで便乗させて貰い、ナイトランの準備をしておいたのですが。 M氏と温泉に行こうと云う話になり日吉へ向かいますが、駐車場が満員で京都市内のスーパー銭湯に入り食事もして、わざわざ桜井まで送って頂きました、感謝!! 全然「まったり」でなくて「待ってくれない」皆さんどうも有難うございました、来週もトラウマの「サンギリ林道南行き」よろしくお願い致します。 集合写真を含め大きなサイズの写真をうちのHPにUPしております。 例によって https://canpal.site/hp から「BICYCLE」→「ツーリングの記録」→「2011」とたどって下さい。 土地勘のないエリアでR477とR162以外は走った事のないコースなので、撮影ポイントが判らずに写真の出来は今一つ二つですが、ご笑覧をば… なお認証が必要です、ユーザー名は’pal’、パスワードはうちのFAX番号の下4桁です、カレンダーの奥付等をご覧下さい。 なお申し訳ありませんがIE6以前のプラウザでは正常に表示できない場合があります。

飛鳥~今井町カメラポタ

今日はゲストを迎えて明日香ポタです。 実は4月にDさんと兵庫県の北条鉄道のレトロな法華口駅を訪れた折に知り合いになったKさんが折畳みのできる小径車に興味を持たれている云う事で、その時にも私のKHSに跨って貰ったのですが、今日は輪行時にはころがず事も可能なBD-1をT御大から拝借して、実際にそこそこの距離を走ってみてもらおうと云う事なんです。

しかし、よりにもよってこの暑い盛りにとも思いましたが、少しでもすがすがしい内にと朝7時から走り出す事にしました。
 

飛鳥川沿いの自転車道を走り、とにかく涼しい内に一番奥まで行ってみようと栢森集落へと、しかし18吋のBD-1は始めての人にとってもちょっと手怖い様です。 目的は風景や鉄道の撮影行の時の足なので、輪行時の運びやすさとコンパクトさなんですが、どうしても走行性能や操縦性とは反比例する事は否めません。 小径車マニアの方は色々と云われますが、所詮小径車は小径車その機動性を評価する以上のものでは無いと云うのが私の考えです。

栢森は明日香村のほぼ南端、芋峠へ入り口にあたる集落で、村内の周回バスも来ていますが観光客は殆ど訪れる事もない静かな処です。
栢森集落の奥に蓮が植わっている処があって覗いてみます。 開いているのも一輪ありましたが、朝露を被って開花を待つ蕾が印象的でした。

栢森を後にして稲渕へ下り、案山子ロードへ登り返します。 この後石舞台にも寄ってみましたが、この季節の明日香村って観光客もまばらなのは良いですが、カメラを担いで走ってみると一年で一番彩りのない季節だなぁと、つくづく思いました。

 少しお昼には早いのですが、橿原へ下りお馴染みの「よろづ」でお昼にして今井町へ、しかし日陰の少ない一番暑い時間的になってしまいました。 この後、八木西口駅でお別れしましたが、折畳み小径車の実用性いかがでしたでしょうか。

今日は東吉野まで

 6月は最後に頑張って655キロ、7月も天気予報に煩わされながら頑張りましょうとばかりに、まずは定番の東吉野まで、今日は芋峠経由で反時計回りの予定ですが天気が少し心配、峠を越えてしまえば開き直るのですが、栢森あたりで降りだすと萎えてしまいます。 やはり峠手前から霧雨状態に、峠に着くと1台のロードが… 昨年ここでお逢いした高田のらくさんでした、どうやらガラス片を踏んでパンクしたそうで、吉野方面に向かわれる様でしたが、パンクでちょっとテンションが下がってしまわれたご様子、お一人なので天気がはっきりしていればお誘いしたのですが、先に進ませて貰う事にしました。 千股まで降りると路面も乾いています。 ただ津風呂湖での通行止めがまだ続いている様なのでR169まで下りサンクスで補給、思っていた以上にに車が多いので、吉野川左岸の<39>吉野五条線に入ってみますが、宮滝付近での工事、歩行者、自転車も通行止めと明記しているので、中荘で再びR169に戻って東吉野を目指します、東の空に少し青空も見えて天気もどんどん良くなってきます。

 東吉野村に入って、ニホンオオカミ像の前で小休止、2台のロードが追い越して行きます、足の郷でも行くのでしょうかね。

 高見川左岸路へ、解禁された鮎釣りで賑わってます。 R166を跨ぎ谷尻へ、三叉路まで来ると途端にパラパラと、「月うさぎ」までの900mを珍しくスタンディングでラストスパート。

 今夜はコンサートがあるとかで準備されたタープの下でお昼の最中でした。
 残念ながら今日は夜に予定があるので、暫く猫たちに遊ばれてから「月うさぎ」を後にします。 しかし一谷峠を下っただけで途端に暑くなります。

宇陀市篠楽まで来て、新しくできたセブイレでアイス購入、ここはカウンターが設置されていて、ちょっと涼ませて貰う事にします。
本日の走行89.7キロ、ちょっと物足りない気もしますが、シャワーを浴びて出掛ける準備を、こちらの方が疲れます。

伊勢まで、道路元標。

 日帰り範囲で未踏の道路元標が殆んどなくなってしまったとボヤいていたら三重県伊勢市周辺で新たに5基の現存情報が、近鉄電車にKHSを担いで乗って行けば楽勝なんですが、暫く伊勢方面に走っていない事ですし、久しぶりに高見越えで向かう事にしました。

 朝4時過ぎ暗いうちに出発し、R165西峠経由で榛原に下り、朝もやの芳野川沿いに菟田野へ、今まで高見越えの場合、菟田野からは佐倉峠~木津峠と素直にR166を走っていたのですが、最近「月うさぎ」行きで走り慣れている一谷峠経由で東吉野入りする事に、距離的には3キロ程遠くなりますが、なにより車が来ないし、谷尻からは快適な林間コースです。  

 高見登山口のバス停で少し休憩、今日は旧高見峠へ登るつもりはありませんので気楽なもんです、2470mの高見トンネルを抜けると三重県、以前は飯高町だったのですが、平成の大合併で松阪市になってしまったのは、ちょっとね。  

 高見ループを下り、後は宮本まで下り基調のR166を走って行けば良いのですが、時間の余裕もあるので久しぶりに加杖坂峠から蓮ダム経由を走ってみる事にしました。 以前2003年に加杖坂峠を越えた時はSORAさんとダートの旧道を越えたのですが、今回はトンネルを。 ところでこのお地蔵さんの祠、旧道峠から移設されたとあり、帰って古い写真を見てみると、確かに祠は旧道峠にあり、トンネル脇には祠はありません、そう思うと先週のサンギリ林道と云い、自転車遊びにも年季が入ってきたもんです。  

 奥香肌湖に架かる現在の辻堂橋、このダム湖に沈んだ飯南郡森村の道路元標は辻堂橋東詰に設置した旨の記録がありますが、今も沈んでいるのでしょうかね。
 辻堂橋から先は県道<569>蓮峡線に入りますが、辻堂橋より上には廃村しかありません。
 

 蓮(はちす)ダム

 R422に入り湯谷峠へ、そろそろ暑くなってきたし湯谷トンネルで涼みながら休憩しようかと思っていたのですが、トンネルは何か工事をしていて交互通行になっていて、少し下ったいつもの不動明王の水場で一服。  

 大台宮川線を西へ、R42に出る少し手前、以前の宮川村に入り口にあたる処にあるふるさとプラザ「もみじ館」で軽く昼食、伊勢うどんを戴きます、別に専門店でもないのですが、ここの太めでしっかりしたうどんの伊勢うどんが好きです。

 三瀬谷ダム、手前が紀勢本線です。 妙な感じの風景ですが、三瀬谷ダムの堰堤の下流側200m程の処で紀勢本線が宮川を渡っています。 

 宮川右岸の県道<747>打見大台線を行きます、前後から徐々に拡幅工事が進んできていますが、木々の間から宮川を垣間見ながら、自転車にとってとても快適なコースです。

大宮町に入ったあたりで急に雲行きが怪しくなってきて、JAショップでアイスキャンデーを買ってかじりながら軒先で様子見をしていると、雷が鳴り出して本降りに、そのうちに店や自販機はもちろん、信号まで停電してしまいます、しかし良いタイミングで、濡れずにはすみました。
 ところで今日はM氏も吉野から尾鷲まで走る予定にしていたはず、雨雲レーダーによると三重県南部でもこちらと同様に相当降っている様子、実は昔、輪行で紀勢線の多気行き最終に乗り、沿線の大雨でダイヤが乱れ、そうなるとJRは乗客の多い下りと、払い戻しの発生する特急、はて貨物列車まで優先させ、私の乗る上り最終は2時間以上遅れて松阪へ、接続の近鉄に乗れなくなってしまって松阪泊まりになった事があります。 さて氏は帰ってこれたのでしょうか。

 雷雨もどうやらおさまり、雷も遠くへ行ってしまった様です、、そろそろ時間も押してくるので、ポンチョをかぶって出発、再び宮川右岸を進みます。 ところが麻加江で再び雷雨に、今度は無人精米所にもぐりこんで雨宿り、しかし二度目の雨宿りをしている内に時間は16時半に。  

 どうにか度会大橋まで下ってきたものの、2度の雨宿りが響いて、伊勢市域の4基を巡る事は諦めて玉城町に残る田丸町道路元標へ、それでも18時を回ってしまいました。
 その後、旧街道を走ったりしながら松阪へ、途中の参宮線の踏み切りでは遮断機が降りたままで大渋滞、やはりJRもおかしくなっている様です。 陽が長いとは云え19時を回り真っ暗にになってしまったので、近鉄松阪駅の2sつ手前の櫛田駅から輪行で帰途に就く事にしました。 本日の走行156.2キロ、センチュリーランに後一歩だったのですが。

【943】 三重県 度会郡 田丸町 (現 玉城町)

伊賀上野までお昼しに

 アテにならないと云いながら、アテにしてしまうのが天気予報、どうやらこの週末も天気が悪いとの予報、昨日は予報にフェイントをかまされ、夕方に芋峠まで往復しただけと不完全燃焼。 今日走っておかなければ今月は走る機会がないのではと、それに最近夜型になってしまっていて、無理してでも生活のリズムを修正しておかなくてはと走る事に。 さて何処へ行こうかと悩んだ末に、久しぶりに伊賀上野までお昼をしに向かう事に。

 朝、暗いうちから飛び出して、まずは初瀬街道を東にとり長谷寺門前から初瀬ダムへ。

 合併で今は奈良市になっていますが旧都祁村に入り南之庄の三陵墓古墳群へ、少し判りにくい処ですが、静かで休憩するのは丁度良いところです。 朝食がわりのパンをかじりながらTwitterをしていると、鈴鹿のあびさんが上野方面へ走られているとの事でお昼をご一緒する事になりました。

 針IC付近からR25下道を経て助命(ぜみょう)から上津ダムへ、2000年に竣工した比較的新しいダムです。

 上津ダムで休憩していると後輪がスローパンクしています、どうやらダム周回路のグレーチングで段差の大きいものがあって、そこでリム打ちでもしたのでしょう、どうせここで昼寝でもしようかと思っていたところですので、のんびりとチューブ交換をします。  
 遅瀬川に沿って県道<181>遅瀬西波多線を走りR25五月橋に下ります。 名張川に架かるレトロな鉄橋、前後にボニートラスを従えたトラス橋です。 昭和二年横河橋梁製作所大阪工場製。

 五月橋を渡ると三重県ですが、ここままR25を走ってゆくとあびさんとの待ち合わせには早すぎますので、少し遠回りして名張川沿いに少し遡ってカントリーパーク大川(おおこ)の先の吊り橋を渡って三重県側に入ります。

 伊賀上野着、R25から旧道ぽい処を走って市街へ入ってくると、自然と上野町道路元標の建つこの三叉路に出てきますから、当然と云えば当然かも知れませんが不思議なものです。

 まだ待ち合わせには時間があるので、最近SORAさんが訪れた旧小田小学校本館へ立ち寄ってみます、上野城の北西にある明治時代の小学校建築で、内部の見学できます。 私の世代には板張りの床が懐かしいです。

 レトロな色ガラスの意匠、オリジナルも少し残っていますが、これはレプリカだそうです。

 待ち合わせの鍵屋の辻「数馬茶屋」へ、わらびもちを頂いてから、外のベンチでのんびり過ごします、風がとても心地良いです。 あびさんも予定より早く到着、案の定向かい風と暑さに相当苦しめられた様です。
 久しぶりに「伊賀路」へ、もちろん「牛タン麦飯とろろ定食」です、写真を撮るの忘れていて箸をつけてしまっていますが。
数年前、同じく伊賀上野の「わかや」へ集合し、お昼に「豆腐田楽」を食ってから御斎(おとぎ)峠を越え、信楽から阿山と走って、夜ここで食事をすると云うグルメと云うかカロリーオーバーなツーリングを何度か行ったのですが、その後狂牛病騒ぎとか道路の通行止めとかで途切れてしまい、今では「伝説」のツーリング企画になってしまいました。 しかし仲居さんが覚えておられて、余程に目立った団体客だったんでしょうね。
 さて帰路はどうしようかと悩んだのですが、今度は私が向かい風に苦しめられる番です、今日は目標100キロだったのですが、御斉峠から信楽~加茂と走るコースは今日はちょっと辛いので、とにかく伊賀神戸方面へ、いので、酒蔵を覗くと云う、あびさんと市街でお別れして、とにかく伊賀神戸方面へ向かいます、そこからは近鉄大阪線に沿って走れば、いつでも輪行で乗り換えなしで帰れるのですが、結局は西日と向かい風に苦しめられて、伊賀神戸駅から輪行する事に。 本日の走行83.8キロ。

梅雨の合間に PartⅢ

 こうも鬱陶しい天気が続く、まったく走りに出掛ける意欲が湧いてきませんし、日々の雑事もTwitterにぼやいて済ませてしまうので、Blogの更新もままなりません、だからと云って自転車の弄る奇特さも持ち合わせておりませんで、日々輝きを増してくる某氏のレストアを横目で見ている毎日であります。

 お昼頃から「晴れ」マークがちらりと見え隠れしていた昨日の予報。 まぁ「晴れ」とまでは行きませんが、贅沢は云えないここ暫くのお天気、今日走らんといつ走るねんとばかりに出掛けたものの、風が強いので川沿いコースは避けて、お山へ向かう事に。↑ いつもの大官大寺跡にて、向こうに畝傍山がチラりと。

 稲渕にて、昨夜の雨で飛鳥川はいつにない水量です。

 稲渕に集落を過ぎ、道幅が狭まった処へ来ると、寒いくらいの涼風が… 暑い夏の午後、ここまで来るとさわやかな流れの音とヒグラシの声が聴こえてきます、そんな季節まで後1,2ヶ月。
 と此処までは良かったのですが、雨のにおいがと思ったら、にわかに… 芋峠への谷あいの道へ逃げ込んだのですが、木々の陰でも雨の勢いはかわせず、ポンチョを被る余裕もなく引き返す事にしましたが、あっと云う間にずぶぬれに、ところが稲渕まで下りてくると日差しもでて「狐の嫁入」状態、明日香村を抜ける頃にはすっかり乾いてしまいました。

 もう仕切りなおしする気力もなく、いつもの様に自転車乗り御用達の食事処「よろづ」まで走ってお昼に、不完全燃焼のまま桜井へ戻って、本日の走行32キロ也。

梅雨の合間に PartⅡ

 梅雨なので当然と云えば当然なのですが、週末の天気は思わしく無いので、先週に続いて晴れ間を見て走っておこうと。 でも近場ではさしてどこどこへ行こうという計画もなく、ちょうど「月うさぎ」にお渡しするブツがあるので、担いで行く事にしました。 先週に続いて大峠ルート、最も高い処まで登らなくてはならならルートなのですが、車が少ないと云う理由だけで定番化しつつあります。

 多武峯村八井内にて、曇り時々晴れ蒸せます。 今日は大きな荷物があるのですが、パニア台を外しているので、珍しくバッグを担いでいますので余計にです。 もちろんランバーバッグとかヒッブバッグの類は使いますが、特に夏場は背中を覆ってしまう様な大きなバッグはご免です。 荷物を自転車そのもの積む方法が限られているロードなんかで荷物がある時は皆さん当然の様に担いでいる訳なんですが。
 宮奥ダムなう。 たまには下から見上げて。


 

 大宇陀の神戸村道路元標、久しぶりにご機嫌伺い、川ざらいで発見された道路元標です。

 

 大宇陀界隈で美味しそうなカレー屋の情報があったので、一度寄ってみようかと少し探してみたのですが、たどり着けずに結局は今日もアナンダへパンを買いに。

 13時頃に「月うさぎ」到着、残念ながらお留守の様ですので、荷物だけ置いて引き上げます。 今日は吉野側へは下らず、再び一谷峠を越え、宇陀へ下ります。

 どうにもカレーが食いたかった訳でもないのですが、久しぶりに宇陀野依「おごぽご」へ、たっぷり野菜のサラダがお気に入りです。 ここでは鉄人児玉さんの事を「おとうさん」と呼びます。

 宇陀川右岸の道が整備されていました。 これで榛原から野依の手前まで国道に出なくて済みます、あと「おごぽご」の対岸を整備してくれれば、そのまま旧街道で大宇陀まで行けるのですが。 右は額井岳、左は鳥見山。
 田植えの済んだ田圃を見ながら、女寄の旧道をのんびり下ります、本日の走行67.0キロ。

輪童さん新車お披露目サイク

 タイトルはまぁ酒飲みが集まるきっかけみたいなもんで…

 いつもの明日香村石舞台前に10時集合、お約束の様にドタ参、と云うよりデフォルト、多少入れ替わりもありますが、数年来と云うか変わり映えのない面子が揃って5人で走り出します。 石舞台には珍しく宮崎さんもたまたま姿を現していて、お誘いしたのですが、最近腰の調子が悪いらしくて、ここまでと云う事でした。

 いつもの様に栢森で休憩しますが、遅れているだけと思っていた9さんが一向に姿を現しません。 ここから圏外になってしまうので、念のため連絡を入れてみると、どうしたものか道を間違えて多武峰方面へ向かってしまった様です、声は元気そうですし、まぁ勝手しったるコースですので、行者辻、芋峠と休憩を入れながらお昼の予定の千股へ先に向かわせて貰う事にします。

 千股にて、結局ここで1時間以上ものんびりする事に、まぁ今日はどこどこまで行くなんて話でもないのでのんびりしたものです。

 上市橋を渡り吉野川左岸を走り椿橋で戻る処で、九度山へ帰る9さんとお別れし壺阪峠へ向かいます。 壺阪峠越えの旧街道には「安産の滝」と云うのがありますが、今日は水量も豊富で、それに最近になって水垢離に方のためにでしょうか、こんな着替えスペースが作られていました。

 壺阪峠にて、明日は「高取城戦国ヒルクライム」なんですね。

 近鉄飛鳥駅前でアースカフェに立ち寄り、私は「いちご大福」を頂きました。 ここで皆さんとお別れした後、明日香村を少しウロウロしから「よろづ」で夕食をして帰宅。 本日の走行61.2キロ、天気にも恵まれのんびりまったりと走った一日でした。