思いついた様に京都府北部へ「道路元標蒐集」に行ってきました。 「18きっぷ」でまず大阪0643発の福知山線で福知山に向かい、天田郡と何鹿(いかるが)郡の未知の元標を幾つか探索してみましたがいずれも不発、中筋村道路元標の後、綾部から胡麻へ移動します。
← 由良川河岸からも福知山城は良く見えます。
既に履修済みですが竹野村道路元標、もう秋の風景ですね。 藁葺き屋根だったらなんて贅沢は云いませんが、電気柵がなかったらKHSではなく、もう一度来てみたい風景です。
中山峠を越えて南丹市域へ、西本梅、稗田野、吉川村と廻り、並河駅から帰途に就きました、
本日の走行80.0キロ。
【751】京都府 何鹿郡 中筋村 (現 綾部市)
【752】京都府 船井郡 胡麻郷村 (現 南丹市)
【753】京都府 船井郡 西本梅村 (現 南丹市)
【754】京都府 南桑田郡 稗田野村 (現 亀岡市)
【755】京都府 南桑田郡 吉川村 (現 亀岡市)
例によって4時頃には目を覚ましますが、寒さに寝袋を引っ張り出す事もなく、十津川で買っておいたパンをかじったら、他に何もする事が無いので、少し明るくなってきた頃にバス待合所を出発する事に、沢を流れる水音で気がつかなかったのですが、シトシト雨が、携帯も繋がらないので今日の予報の変化も掴めません、小型ラジオも持ってくるべきだったと反省。 とにかく明るくなるにつけて止むだろうと踏んで雨支度をして出発。

少し走ると、昨日から気になっていた「公衆便所」まで後何キロの案内板、昔はなかったこんなものができていました、反対側に舗装された駐車スペースも。 昨夜「駅寝」でなかったら、ここでゲリキャンだったでしょうが、こちら側には民家があるのが難点、しかし「駅寝」のお陰でテントを濡らさずに済んで大正解でした。
雨は強くなったり弱くなったり, 時々青空が少し見えたりもするのすが、一向に止む気配はありません。 時々雨宿りしたりしながら引牛越への最後の集落、上垣内の手前の「垣内地待合所」に到着、今さっき回送で登っていった始発のバスが下ってきます、って1日2往復ですが。
ここまで来ると引牛越が見えます、まだ標高差が250m程ありますが、クネクネ度は最高、登り返しがあったりと、それなりの距離があるので斜度はここまでの方がキツい様な気がします。
早く行っても仕方がないので、のんびりと走りながらも9時過ぎに引牛越に到着、晴れていたらのんびりしたいところですが、峠の切り通しは雨風が強くて長居はできませんので、さっさと下るしかありません。
ところで引牛越の県道735号龍神十津川線ですが、十津川側の最後の自販機は以前は小原口の民宿「かわうそ」の前でしたが、現在は上湯温泉つるつる乃湯が最後です。 以前は大檜曾に商店がありましたが、今回は早朝で確認できませんでした。 ちなみに湧水の類には事欠きませんが。
引牛越の西側はかなりの激坂、慎重に下って県境に到着、十津川村大字上湯川字河俣(こうまた)、越えると現在は田辺市丹生の川字菅野、民家が建っていますが、今では無住の様です。
実は「丹生ヤマセミの郷」まで後少しの処で、ポンチョを直そうとして、ハンドルを掴み損ねて転倒していましました。 殆ど横倒し状態で膝を少しすりむいていた程度、 デジカメが身体と地面との間に挟まれてしまいましたが、たっぷりの脇腹のお肉のお陰か無事でした。 しかし久しぶりの転倒でした。
引牛越「丹生ヤマセミの郷」に到着、なんぼなんでも早いので幹事役のLibertyさんの姿は見えませんので、温泉に浸かってのんびり待つ事にします。 しかし雨は止んで、地面もすっかり乾いてしまいました。 ところで「丹生ヤマセミの郷」田辺市になってから他の施設とともに指定管理者制度が導入された様ですが、お盆休みこそキャンプ客で賑わっていますが、温泉は700円に値上がりして、食堂も休業しています。 やはり国道筋から離れている事もあって集客はなかなか大変なんでしょう。
温泉での休憩室であまり見たくもない高校野球を見ながら畳の上でウトウトゴロゴロ、この上もなく快適は快適ですが15時も回っても誰も現れませんし、携帯も使えません(なぜかAUは使える様な)ので、テントサイトだけ教えて貰って設営する事に、お盆休みだけに周りは家族連ればかりで賑やかな事。
暫くしてLibertyさんが到着、もう一つのキャンプ候補地の「加庄口」と此処の間をウロウロしていたとか、ですが私の自転車に気がつかなかったとの事。
Libertyさんと2人でタープと格闘、そうこうしているとデポ地の本宮から走ってきたakutaさんと、大阪から一泊で走ってきた山内さんが到着、お二人は引牛越に入ったあたりで合流した様ですが、akutaさんが転倒、デジカメを壊してしまった様です、4サイドでの走行実績はもちろんベテランのakutaさんが転倒とは、コンパクトとは云えデジカメが壊れたのがかなりショックのご様子です。
ここでUG兄さんが登場、世間並みのお盆休みのない仕事なのですが、キャンプの夜の愉しさには勝てず、奥さんの新車を駆ってやってきてくれました、飲めない(飲まない)ので山内さんと形だけの乾杯。
akutaさんが運んできてくれた鈴鹿市はセナ御用達の「みさき屋」の焼肉を囲んで。 小型焼き肉グリルまでご持参です。 大阪から自走の山内さんは抗全町ワインを担いで、車とは云えLibertyさんの荷物からはドラエもんの四次元ポケットの様に色々なもが出てきます、もやし、しいたけ、豆腐… さすがにキャンプで湯豆腐食ったのは始めてです。 とどめはUG兄さんの持ってきてくれたスイカとフルーツケーキ、もちろんコレールの食器でのコーヒー付き。 ちなみに私はこれらを見越して食器とソロの時の食料しか持ってきていませんので、ありがたくご馳走になります(^_^;)
本日の走行20.7キロ、昨日の分を補って余りあるカロリーオーバーです。
1日目 2日目 3日目 4日目
牛廻越と引牛越は奈良県十津川村を和歌山件旧龍神村を結ぶ峠越えの道で、牛廻越は現在国道425号線、引牛越は県道<735>龍神十津川線となっています。 最近では結構観光化された十津川村と龍神村だが、狭窄路が延々と続くので車も少なく紀伊半島でもお勧めのツーリングコースです。 最近もサイスポの原稿依頼に推薦だけしておいたら、7月号で記事になっていたのご覧の方もいるはず。 と偉そうな事を云っても、奈良県人でもアプローチの大変な処なので、それぞれ通しでは東行き西行き一度ずつしか走っていないのです。 お盆の「丹生ヤマセミ郷」キャンプツーリングでは一応、十津川経由の引牛越で「丹生ヤマセミ郷」入りする予定にしているのですが、なにやらホンマもんの「雲行き」が怪しくなってきた。
よくどちらが楽かとか走り易いとか聞かれますが、いつもキャンピングとかで条件がマチマチなのでよく判りません。 図は十津川村西川出合を起点に半時計廻りの周回ですが、この方向が楽だった様な気もしますが、引牛越西行きは田辺スタートで十津川温泉までロードで走っているので、その時に楽だった印象が残っているのかも知れません。
2001年8月、引牛越。 奈良和歌山県境はおかしな事に引牛越を越えて龍神側に数キロ下った処にあります。 実は十津川村はここで日高川水系に、少し南で日置川水系に食い込んでいて、龍神本宮林道も途中で一旦十津川村に入ります。
2002年8月、牛廻越。 この時はヤマタンさんと十津川村「昴の郷」をスタートし、遠回りして「丹生ヤマセミ郷」に入りました。 この時牛廻越に向かう途中で後ろのヤマタンさんから「cancanさん、後ろのテントにムカデが、だんだん前に行ってるよ」との事。 急停車するもののムカデは荷物の隙間に、丁度民家の近くだったので殺虫剤を借りる騒ぎに、しかしデカいムカデでした。
牛廻越を龍神側に下るヤマタンさん、この時おニューのソローニュのサイドバッグ、翌日の雨ですっかり色が変わってしまいました。 色々と思い出一杯のコースですが、さてこの夏は走れるでしょうか。
ファームウェアの更新ですが、高度0m以下への急潜航はしなくなりましたが、更新前とほぼ同じ辺りから下りはじめます、コースは明らかにずれています、改善されたと云うより、挙動が少し変わったと云うか、逆に異常に気づきにくくなった、と云う事でしょうか…
芋峠到着時、コースはほぼ戻っていますが、高度は300mは違います、結局はリセットしないと戻りません。
結果としては良くなっている様にも見えますが、一昨日とは衛星の位置も当然違うでしょうから、ファーム更新が反映しているのかは、判断できませんね。
さっそくTOPEAKのフロントバックをつけてきました、あまり荷物を入れていませんが、心配していた左右の振れは問題ないようです。
休日のせいか4台が芋を越えて行きました。 本日の走行31.3キロ。
朝5時前から芋峠へ、一昨日の夕方あれ程鳴いていたヒグラシの声が全く聞こえません。 ところで今日はGPSを付けて行ったのですが、別に何も手を入れていないのですから、当然の様に栢森を過ぎて登って行くと案の定狂い出します。 標高はどんどん下がり-33mまで深く静かに潜ってしまいます、役行者コーナーを回り少し登ると突然200m台まで戻りますが、実際は400m近くまで登ってきています。
← トラックも県道からは300m以上ずれて、方角も滅茶苦茶です。
標高500m弱の芋峠到着、示す高度は53m、衛星は十分に補足していますが10分待っても直りません。 リセットするとすぐににほぼ正しい高度を表示してくれます。
本日の走行30.7キロ 。

帰ってトラックデータをカシミールに、結果はご覧の通り、下りでは問題がないのです、きっと私の登る速度があまりに遅すぎるのでしょうか(^_^;) 今の処余所では問題に遭遇していないので、芋峠と天理ダムには魔物が棲んでいるのでしょうかね、いいよねっとさん。
この件についてはやる気のない「GARMIN/ガーミン社製ハンディGPSナビ正規代理店 (株)いいよねっと」にグダグダ云うのも疲れましたね、まぁ本国ガーミン社が何もやる気がないのでしょうがね。
古稀に至ってもなお「走」「工」「趣」三拍子揃って三流のサイクリスト。ライフワークは「道路元標」と「自撮り」。なお「■ャリ」等の自転車に対する卑しい言葉をコメント等ではお使いにならないで下さい。