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第12回月うさぎキャンプ(2日目)

月うさぎの朝

 「月うさぎキャンプ」は原則2泊3日で行われてきていて、2日目は東吉野村々内をサイクリングしています。今回は第11回に続いて三重県との県境高見峠(899m)まで往復し、シュコラさんの音頭で「峠の釜飯」をやろうと云うものです。
  出発までまったりと朝の時間を、2泊ならではのゆとりの時間を。
 シュコラさんが準備してくれた「峠の釜飯」セット、限定16食。下ごしらえをした材料とお釜、シングルバーナーは各自で運びます。

 

 さて高見峠に向けて出発です。
 ところが出発するなりアクシデントが、タモさんのオルトリーブのフロントバッグの取り付け部が破断してバッグを巻き込んで点灯、幸い悪路の下り始めでスピードも出ていなくて、少しを腰を打った程度で外傷もないとかで、バッグを外して応急処置で走行可能に、百戦錬磨のメンバーが揃っているので対応もあざやかなものです、ただオルトリーブが…と云う声しきり、今回でも6台かが使用しています。
 県道28号からR166を走り高見山登山口バス停へ。こごが奈良県側最後の自販機だったのですが撤去されてしまった様です。ここから暫くR166を、GWとあって車や単車が多く峠への旧道の入り口まで我慢の走行です。
 峠への旧道分岐へ到着、ここからは車に気を使う事なくのんびり走る事ができます。
 高見山を見上げるポイントにて、どうやらこの先は通行止になっている様で、情報がないので果たして峠まで行けるのでしょうか。
 今登って来た道を見下ろせるビューポイントにて。
 今回、初参加で川崎から駆けつけてくれたS氏、脚が吊ったとか云ってますが、満面の笑顔で峠道を登ってきます。
 通行止めにする程でもなさそうな崩落箇所がありましたが、問題なく高見峠に到着、登山客とみられる車が数台停まっているので、三重県側からのアプローチには問題ないのでしょうね。さてショコラさんから「弱火で10〜11分炊いて12〜13分蒸らして下さい。」と指示があって各自釜飯を焚き始めます。今まで高見峠では風が強くて難儀したので各自風防を準備してきたのですが、今日は穏やかです。
 火を止め蒸らす間が待ち遠しい事、どうやら皆さん上手く炊けた様です。上手く炊け過ぎてお焦げが欲しいとの声も。しかし各自一人用のお釜と材料と火器を積んで峠まで釜飯を炊いて食べに行くなんて、遊び心満点と云うか。
 帰りは標高差うん百mのダウンヒル、あっと云うまに木津(こつ)まで下ってしまいました。
 私は今夜の食材の補充に鷲家(わしか)の「ひよしの里」まで往復します、豚バラ肉とえのきに、椎茸があるので、ほうれん草と豆腐、それに地元産のポン酢があったので、常夜鍋を振る舞おうかと。そんなこんなで少々遅れたのですが、前後して後半1泊2日のアリオリ組と麦ことLibraryさんが到着します。
 昨日同様に「たかすみ温泉」まで往復して夜の宴が始まりますが、注目は昨夜のショコラシェフに代わって今夜は「アリオリドス」の竹元シェフです。
 今夜もと云うか「月うさぎキャンプ」最後の夜は長いです。本日の走行43.9キロ(買い出しで木津から鷲家まで往復したので高見峠往復の距離より長くなっています。)

前夜まで 1日目 2日目 3日目 まとめ

 

第12回月うさぎキャンプ(1日目)

東吉野村高見川河畔を行く

 本隊と云いますか明日香組は朝8時に出発できる様に、明日香村の某所に集合、芋ヶ峠を越えて吉野川~高見川に沿って遡上するルートで「月うさぎ」を目指します。距離的にはR166女寄峠経由が最短になる訳ですが、交通量が多く急坂の続く西峠や女寄峠を避け、距離で倍近くにもなるこのルートを敢えて選択するのは、芋ヶ峠を含め自転車ツーリングにはお奨めのルートなんです。
 明日香組往路はvivvaさん、setoさんとつっちーさんに私の4名、vivvaさんがフロント2サイドで他は4サイドの構成、なんとsetoさんは大学以来34年ぶりの4サイドとか。さて顔ぶれが揃って出発準備も整ったので些か早いですが7時半にはスタートする事に。
 県道15号桜井明日香吉野線は昨年秋の豪雨禍で吉野側で路盤の崩落があり、以来芋ヶ峠を挟んで明日香村栢森(かやのもり)~吉野町千股の間が通行止となっていますが、歩行者や二輪なら通れる幅が残っています、恐らく復旧工事が始まれば通して貰えないかと思われますが、幸いと云うか今だ手付かずの状態です。山仕事の車以外は車が入って来ない状況ですので、柴や細かい石が散乱していて路面状況は良くありませんが、下りで気を付ければどうって事はありません。崩落箇所(写真右)も乗ったまま通過、皆で渡ればちょっと怖そうです。
 吉野川河畔のR169旧道を走って河原屋のローソンにて小休止。今回神戸からのタモさんは吉野神宮駅付近でデポしての出発、幸い対岸路を走っているのが見えましたので、早めに合流する事ができここから5台で走る事に。R169を避けて妹背大橋を渡り対岸県道39号五條吉野線を走り、柴橋で再び右岸に戻ります。
 宮滝からは高見川右岸のR370と県道16号吉野東吉野線を行きます、新緑と清流と最高のロケーションです。東吉野村域に入り約5キロで最後のニホンオオカミ捕獲地を記念した「ニホンオオカミ像」ここで小休止、ここまで先頭をお願いしたvivvaさんが引っ張ってくれましたが、些か調子良過ぎ。東吉野村役場近くで京都からのわしはGTさんが待ち構えていました、ここからは6人で高見川左岸を行きます(巻頭写真)。
 お馴染みのパン屋さん自然酵母「麦笑」で取り置きして貰っているバゲットとカンパーニュを受け取ります、ここまで結構良いペースでやってきたので縁側を借りて時間調整。
 UG兄さんが登場、明日京都で行なわれるアイズバイシクルの「コッパ・デ・バケッタ」に参加する為に今回の「月うさぎキャンプ」は不参加ですが、練習を兼ねてカンビオコルサで津風呂湖から走ってきはりました。続いて遠路川崎からのS氏が「月うさぎ」にデポして下って来ました、せっかくですのでUG兄さんの案内で「ニホンオオカミ像」まで往復されます。
 お昼は例によって手打ち蕎麦「よしの庵」で頂きます。「月うさぎ」デポで戻ってきたD女史とダイバーてっちゃんも加わって11名でお邪魔しました。徐々に走りながらメンバーが増えてくるのが最近の「月うさぎキャンプ」の面白い処です。
 東吉野村木津(こつ)、関西のマッターホルンとか云われる高見山を見上げるポイント、雲一つない空に高見山をバックに記念撮影を、すみません今回三脚を忘れてきて、日帰り参加のお二人の交替で撮って貰いました。
 R166を跨いで県道251号谷尻木津線へ、10名の大所帯になったので適当にバラけて走る事に、谷尻の三叉路では神戸からのskuram組が待ち構えていました。(写真:skuramさん)
 14時半には月うさぎに到着。元は分校だったこのスペースがグループでのキャンプを可能にしてくれました。既に着いている面々はテントに設営や料理の準備に余念がありません。 大阪から初参加のnakamuraさん(写真:左)、名古屋を一昨昨日に出発しのんびり走ってきたおつねさん(写真:右)と次々に到着。先に合流した川崎のS氏とおつねさんとは2月の「御前崎オフ」でもご一緒して貰っています。滋賀から自走のniwa-chanにも到着して、本日参加の18名が無事揃いました。
 設営と料理の下準備ができた処で、車載組の車に分乗して近くの「たかすみ温泉」まで往復します、距離5.5キロはともかくも標高差が180m程ありますので、さすがに自転車では往復できませんね。
 さて温泉で汗を流してさっぱりして宴の始まりです。「月うさぎキャンプ」は自走であれ、何か一品がお約束、料理の苦手な人は何か一本。GWの「月うさぎキャンプ」は陽が長くて良いですね、朝が寒いですすが。


 写真はほんの一部です、正直撮ってるヒマがありません。「月うさぎ」からはピザの差し入れ、ここには石窯もあります。(写真はバクローさん、ショコラさんからお借りしました。)
 ここでちょっとしたサプライズ、9年間12回の「月うさぎキャンプ」でお世話になった番頭さんとさっちゃんこと「月うさぎ」の瀧口ご夫妻へ参加者一同からお礼のプレゼントを。
 
 所用で参加できない由の「月うさぎキャンプ」常連ヤマタンさんが登場、次々とSNSで状況が流れるので、仕事にならないとか、京都から今夜だけのとんぼ返りです。
 陽も暮れて盛り上がってきた処でキャンプファイアーに点火、毎回番頭さんが準備してくれます、多くのキャンプ場では直火禁止の昨今、大きな火を囲めるのも「月うさぎ」ならではです。宴は日付が変わるまで続いていた様な、明日は恒例の村内サイク、高見峠で「峠の釜飯」です。(写真左:川崎のS氏)
 なお自宅桜井から明日香村の集合場所までを含めて本日の走行66.8キロ、AVS14.6キロ。

前夜まで 1日目 2日目 3日目 まとめ

 

最後の「月うさぎキャンプ」へ


 2010年10月から足かけ9年、今回で12回目(番外編を加えると13回目)を迎える「月うさぎキャンプ」ですが、場所をお借りしている古民家カフェ「月うさぎ」が東吉野村谷尻(たんじり)から宇陀市菟田野岩端へ移転する事となり、ひとまず今回を以って最後と云う事になりました。今では決してメジャーとは云えない自転車キャンプツーリングですが、キャンプ支度の自転車で山深い「月うさぎ」に集おうと云うもので、年1回か2回をGWと10月の連休に原則2泊3日で行なっていて、今回は4月28日から30日の日程となりました。
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四国の右下ツーリング(4日目)

高知県安芸郡芸西村 琴ヶ浜にて

 4日目の朝、昨日までの3日間で都合300キロ余り走ってきたのですが、まだまだ余力はありますので、右下どころかこのまま左下まで走って行きたい処なのですがそうも行きません。今日中に帰らなければならず、それも「青春18きっぷ」で。高知から土讃線経由で帰ってくるにも徳島香川県境を越える普通列車は1日4往復、高知から1日で奈良桜井へ帰れるスジは高知発0510と1047の2本しかなく、現実には1047が唯一と云って良いのです。今日のミッションは香美郡岸本町と長岡郡大津村の道路元標を回り、キャンピング支度のこのままではとても輪行はできませんので、サイドバッグ他の荷物を送らなければなりません、箱を買う事を考えると今日は日曜日ですから郵便局のゆうパックは使えず、ヤマト運輸の営業所頼り。そして一番遠い大津村道路元標の最寄駅は土佐大津駅、高知駅から4つ手前の駅ですが無人駅ですので、予め手前の御免駅で「青春18きっぷ」を買っておかなけらばなりません。琴が浜~(自転車道)~夜須~岸本村道路元標~ヤマト運輸高知香南センター~御免駅~大津村道路元標~土佐大津駅と旨く回れば25キロの距離ですが、荷物を作る時間や長丁場に向けてしっかり輪行支度を整える時間が必要です。
 琴ヶ浜は土佐湾に面した海岸ですから朝日も夕陽もありません、日曜とあってジョッギングの人の姿がちらほら、7時前には撤収完了です。当然今日もゴミは持ち帰りましょう。

 昨日走ってきた高知安芸自転車道は道の駅「やす」まで続いていますが、夜須川を渡る橋が工事中で通れなくて引き返して迂回する必要がありました(GWを除く5月末まで)。
 香美郡岸本村道路元標。現在の香南市香我美町岸本、岸本小学校南側にあります。高知県で現存が確認されている道路元標は24基。
 計算通り窓口の開く8時前に到着、クロネコボックス14(税込324円)を購入、この箱ならサイドバッグ3つと平たく潰したサイドバッグ1つ、他に三脚とかの荷物も入れる事ができます。一昨年3月はしまなみの瀬戸田の営業所で140サイズの箱の在庫がなく一回り小さな箱で2個口で高くついてしまった事があります。しかし140サイズの箱はデカいです、荷物を詰め込むと何と22kg、これだけの荷物を奈良から積んできたのかと思うと我ながら感心します。
 荷物の箱なんか宅急便やゆうパックを取り次いでいる商店なんかでタダで貰えるだろうと簡単に云う人もいますが、小さな荷物ならまだしも、サイドバッグを入れようなんでサイズの箱って意外にないのですよ、そんな事で気を使ったり時間を食ったりではね、当然ガムテープなんかも必要になります。
 22kg分身軽になって御免駅へ走り「18きっぷ」を、事前に買っておけば済む話なんですがね。昔JR西日本のフリーきっぷを買うために呉線の仁方駅が無人駅とは知らず、広駅まで急いで走った事がありました。今ヤマト運輸の営業所や郵便局やら、色々な情報がネットで得られるので便利なのですが、キャンプツーリング故に電源の心配をしなくてはならない様になりました。
 後免駅から大津村道路元標までは概ねR195を行きます、とさでん交通(元土佐電気鉄道)御免線が並行しているのですが、写真を良くご覧下さい。これは併用軌道なのか専用軌道なのか、この辺りのR195は南国バイパスと高知バイパスが出来て交通量こそ知れているのですが、西に向いて白線の外側を走っていると正面から電車が、なんとこれは軌道内なのです。東行きの下り軌道のレールの外側すなわち道路側が舗装されてあたかも道路側の路側帯に見えます、これにはちょっと驚き。
 ちょっと探しましたが長岡郡大津村道路元標に到着、1059基目の道路元標になります。
 土佐大津駅には0951に到着、本日の走行24.1キロ。マッドガードにヘッド抜きですから少々手間が、1059発の多度津行きですから、ゆっくり落ち着いてできる時間があります。サドルバッグとサブブレーキが付いていますのでちょっと変則的ですが、かなりコンパクトになります、重さだけはどうしょうもありませんが、コンパクトな分担ぎ易いです。
 乗換案内で普通に検索すると土佐大津1059→1446多度津1510→1533児島1540→1603岡山1612→1717相生1719→1738姫路1741→1843大阪1858→1952奈良1959→2030桜井となりますが余計な乗換が多いので、児島で先発する岡山行きには乗り換えずにそのまま乗車すると →1629岡山1644→1809姫路1810→1913大阪1928→2021奈良2036→2105桜井となり、桜井駅帰着が35分遅くなりますが、岡山始発に乗れる事と相生乗換がなくなります。
 8時間近くかけてようやく大阪駅へ、大和路快速に乗り込めば奈良まで1本、21時過ぎには無事に帰宅しました。96.4キロ/128.1キロ/99.5キロ/24.1キロと3泊4日で348.1キロのせわしないキャンプツーリング、見所も多いコースですので、できる事ならのんびりと1週間位かけて走りたかったものです。
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四国の右下ツーリング(3日目)

高知安芸自転車道 赤野休憩所付近にて

 国道だけあって夜遅くまで車が行き交っていましたが、さすがに疲れていたのかぐっすり寝てしまい、目が醒めたのは5時位だったでしょうか。しかし決して良いとは云えないロケーションでのゲリキャン、実は今回おニューのテントを積んできてまして、その件についてはまたの機会にしますが、昔からおニューのテントの初張りはキャンプ場でない処でのゲリキャンが多いのです。古くはヨーレイカのライジングサン2は高野龍神スカイラインの笹の茶屋峠の駐車場、モス/アウトランドは秋葉街道上村の道端だった様な、一昨年のナチュラルハイクの夏用は十津川村の「昴の郷」の駐車場でしたし。
 さて用を足しに表に出てみると、道路を挟んだ東の空がしらみ始めてきていて、雲一つありません、海からの日の出が拝めるかも知れない、撤収どころか急ぎカメラの準備とモデル役のasuka号の準備を整え国道の海側のガードレールまで運んで行きます。最低のロケーションは一転特等席に。
 ここ東洋町は「だるま朝日」の見える町として売り出しているのですが、だるま状にこそはならなかったものの、なかなか荘厳な朝日を拝む事ができました。昨年の淡路島野迫川村と最近素晴らしい朝日夕陽を見る機会が、キャンプツーリングならではでしょうか。

 もちろん自転車を入れたショットも何枚か。
 7時半、今日は高知市の手前香南市辺りまで走る予定ですが、まずは20数キロ先の室戸岬を目指します。昨年の「淡路島キャンプツーリング 2日目」の「南淡路水仙ライン」に似た雰囲気ですが、些か車が多いのが。歩き遍路の姿も、徳島県最後の23番薬王寺から高知県最初の24番最御崎寺の間は交通手段を問わずこのルートしか無いようなものですから。
 室戸岬到着、灯台は背後の崖の上にあるので国道からは少々見えづらいのです、灯台まで上がろうと云う気持ちは更々ありません。
 今回のツーリングの目的の一つでもあるのですが、高知県に残る道路元標の内、県東部の未収の3基を巡る予定です。津呂村は津呂町、室戸岬町と変遷した後、昭和34年に室戸町・吉良川町・佐喜浜町・羽根村と合併して室戸市となっています。道路元標は津呂漁港の南側「岬屯所前」バス停傍に現存しています。。
 室戸市街のスーパーマーケットでお昼用にお弁当を他を調達、少し走って道の駅 「キラメッセ室戸」の裏、海の見えるベンチで早いお昼にします。
 吉良川の町並み。R55の山側に旧街道が残されています、土佐浜(東)街道の宿場と云うより、木材や炭の集積地として栄えたそうで、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。
 吉良川の町並み近くに八幡神社があるのですが、さすが南国土佐、境内の桜も満開間近。
 安芸市市街を抜けると高知安芸自転車道に入ります。土佐電気鉄道安芸線の廃線跡を活用したもので、高知市までは行けませんが、香南市の道の駅「夜須」までの約15.5キが整備されています。ただ難儀な事に安芸側の入り口が単車対策でしょうかご覧の様に、サイドバッグがついてますと、そうは簡単には通れません。香南市までの途中幾つか車道との共用区間もありますが、幸い通過困難なものはここ一ヶ所でした。なお古来の遍路道ではないのですが、お遍路の方が歩いている事があるので、注意が必要です。
 廃線跡のトンネルを抜けると見事な桜並木が、今回2度目「自撮り」にトライします。赤野休憩所は並行するR55からも入れますので、土曜日と云う事もあって花見の人も時折入ってきます、間隙を縫って数テイク。

高知安芸自転車道

 さて今夜の夜営地ですが、自転車道をGoogleMapではキャンプ場となっている香南市の住吉海岸まで走ったのですが、四阿や駐車場、トイレ、水道はあるものの、設営できそうな場所は砂浜位しかありません、結局は自転車道の途中にあった芸西村の琴ヶ浜休憩所まで戻る事に。芸西村は安芸市と香南市に挟まれた人口3,700人程の村ですが、海岸沿いの自転車道からは阿佐海岸鉄道を挟んだR55に出れば、コンビニやスーパーマーケット、コインランドリーもあります。琴ヶ浜休憩所、車も入ってこれますし夏場は騒がしいかも知れませんが、海岸の防風林の中に四阿やベンチ、トイレ、水道と整っていて最高のゲリキャンポイントです。本日の走行99.5キロ。
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笠置キャンプ(2日目)

参加者8名と陣中見舞い1名で記念撮影、大きな画像は「ツーリングの記録」(要認証)からご覧下さい。

 今回は12日(日)がI’sBICYCLEの例会+タンデム学会とバッティングしたためか、マッドガード付き4サイドでの参加者は私を含めてトリトンさん(写真左)とkitamakiさん(写真右打)の3台と少々寂しかったですが。
 変わった処では、滋賀県から走ってきたniwa-chanさんのKHS、実は延陽伯号の参入で埃をかぶっていたウチのKHSをお譲りしたものなんです。
 あちこちで自転車談義、ただ今回はカヌー談義の方が盛り上がっていた様な。(Photo : トリトンさん))
 昨年秋同様haradaさんが差し入れを持って遠征してきてくれました。
 名残惜しいですが、夕刻から所用があるので、10時過ぎ一足先に笠置キャンプ場を後にします、いつもは山越えで帰るのですが、今回は往路と同じくR163から奈良市街経由で。1144に府県境を越え、1220観光客で賑わう猿沢池で一息入れ、1342には無事桜井に帰投しました。本日の走行43.0キロ。

 例に拠って集合写真を含む両日の写真をうちのHPのアルバムに順次アップしています、[BYCICLE]→[ツーリングの記録]→[2017]と辿って下さい。1920×1280の大きなサイズもダウンロード可能です、参加者の方には再利用して頂いて結構です。なお認証が必要です、ログインは’2017’、パスワードは2017年の「CanCan謹製カレンダー」の裏表紙右下黄色枠内の4桁の数字です。

 これで今年14泊目のキャンプ納めになるかと。

5月3~5日「第11回月うさぎキャンプ」
6月22~24日「猪名川キャンプツーリング」
7月13~16日「しまなみキャンプライド」
8月13~14日「野迫川キャンプ」
8月27~28日「南の海へ」
9月24~26日「淡路島キャンプツーリング」
10月8~9日「月うさぎキャンプ番外編」
10月31日~11月2日「野迫川キャンプツーリング」
11月「笠置キャンプ」

 

笠置キャンプ(1日目)

 この週末は恒例の「笠置キャンプ」、昨年秋と同じくFacebookのグループ「自転車キャンプツーリングを愉しむ会」のイベントをも兼ねています。気になっていたお天気の方ですが、未明にはあがる予報でしたので明るくなったら出掛けるつもりでいたのですが、グズグズと降ったり止んだりの状態が続いて出るに出られません。いつもの様に大和高原経由のルート(針~布目ダム)は諦めてギリギリの時間まで様子を見ていたのですが、雨雲レーダーを見ると何やらうちの回りだけがピンポイントで降っているではありませんか。1024 雨の止み間に4つのサイドバッグにカバーをかけて、ポンチョを準備して走り出す事に。「笠置キャンプ」にはイスやテーブルも積んで行くので荷物は目一杯、そこへ雨具は余計な荷物になるんですが。
 天理の手前で少し時雨た位でポンチョを出す事もなく一路上街道を北へ、奈良市に入る頃には青空も見えてきました。ただ晴れるに従って北西の風が強くなってきました。

 途中で調味料などを入れたケースを積み忘れてきた事に気がついて「ビッグナラ」へ寄り道、もとの遊郭街の中にあるスーパー、奈良市街では木辻町のこのお店が結構安いんですよね、ついでに昼食のおにぎりも調達。
 「ビッグナラ」の後、いつもの様にならまちへ入ってしまうと観光客がゾロゾロと、よくよく考えると休日のお正午、すんなりと通り抜けられる訳がありません。県庁前から奈良阪へ、少年刑務所跡前を経てようやく京都府へ入ります。鹿背山から観音寺と大仏線跡に沿った道を経て木津川河畔へ、しかし鹿背山界隈も宅地開発が進んでずいぶんと変わってしまいました。ここまで街や村の中を縫う様に走ってきたので風はさほど抵抗にならなかったのですが、木津川べりでは横風に煽られ、恭仁大橋ではまともに向かい風で前に進みません。
 ようやく渡りきり井平尾の交差点への抜け道を、ここから信楽への府道はローディも結構多いルートです。1台のローディが怪訝そうな眼差しでこちらを覗きこみながら無言で抜かして行きます、「こんちわ!」と挨拶したものの無視、すれ違い様とかで無視されても、気がつかないとかタイミングとかもありますので一々気にはかけないのですが、キャンピングが珍しいかも知れませんが、本当に失礼な輩もいるもんです。
 井平尾からあまり走りたくないR163へ、しかし加茂から笠置へはこの道を通るしかないので。トンネルを抜けると前方にキャンピングが、どうやら枚方から走ってきているKさんの様です、気が付くまで写真を撮ったりしながら黙って付いて行きます。実は木屋から峠を下ってきた滋賀のNさんが私の後ろに付いたそうなんですが、砂にタイヤをとられて転倒していたとか。

平尾

 笠置大橋の手前でようやく気づかれました。橋から見下ろすキャンプ場は盛況です、この季節にこれだけ埋まっているキャンプ場はそうはないでしょう、1日300円と安い事もありますが。
キャンプ場へは13時過ぎに到着、既に鈴鹿のあびさんが到着しています、今回はリハビリ中とかで自転車は積んでいるものの車で来ていますが、あれだけカヌーに乗っていて何がリハビリやねんとの声。「転けた、転けた」とNさんも到着、しかし後続車がいなくて無事でなにより。早速設営開始です。

 さて設営が済んだところで遅めのお昼に、寒いシーズンの私の定番、なべ焼きうどん也。
 神戸からタモさんも到着して今回の参加者8名が揃いました。うち自走での参加が4名、4サイドが3台と云う内訳です。あびさんが大型テントとストーブを持ち込んでくれたので夜もみんな揃って暖かく過ごせます。
 日頃は飲まない私もグループでのキャンプの時は別、従って9月の「月うさぎ」以来のアルコールです。さすがにここも直火禁止ですので、タモさんは焚き火台を持ってきて、0時過ぎまで宴は続きました。

 

野迫川キャンプツーリング(3日目)


林道タイノハラ線

 3日目の朝、今日もお天気は良さそうです。四阿から東側の展望は植生に遮られてイマイチですが、木々の間から今日も日の出を拝む事ができました。

 最近些か低調の「自撮り」ですが、今回は意気込んで出てきたものの紅葉がいまいちでパッとしません。タイノハラ線は昨日野迫川温泉側に下るつもりでいたのですが、野営地が入れ替わってしまったので、今日は高野龍神スカイライン側へ引き返す事になり、四阿の前と少し展望の開けた処でトライしてみたのですが。
 スカイラインを経て野迫川村役場へ下り再び高野辻へ登り返します、今日は雲海が見えたのでしょうかね。
 野迫川村中にて
 県道733号川津高野線紀和トンネルを抜け、野迫川村を後にします。
 上筒香から富貴と8月にも走ったコースで五條へ下ります。県道732号五條阪本線の豪快なダウンヒルです。
 1435 五條の吉野ストアまで下ってきました。「自撮り」の時とかは外していたのですが、ここでようやくゴミを処分する事ができました。
 17時過ぎ、日没には明日香村まで帰ってきました。本日の走行84.8キロ、3日間で219.8キロになりました。紅葉や「自撮り」は今一つでしたが、雲海を見られただけでも良かったかな。
 ところでお気付きかも知れませんが、今回はおニューのテントです。Geertopと云う中華ブランドのテントです。リーズナブルな事が一番なのですが、品質も良くなかなか気の効いた製品ですが、一人用にはちょっと大きすぎた事、スノースカートまで付いるのですが、冬用としてはインナーの天井近くのメッシュ部分が広すぎるのが矛盾している様な気がします。雪でなくてもスノースカートの効果は大きく裾からの冷気を遮断してくれます、巻き上げておく事も可能ですが、付いている限りは嵩高さは否めません。実は同社の1人用と勘違いしてポチってしまったものなんです、1人用はスノースカートは付いていないのですが、安いから良いものの何を勘違いしたものやら。

 新しいグッズで今回重宝したのがこのLEDライト、単4/3本で明暗3段階に点滅機能が付いています、気の効いたテントならインナーにリング等がついていると思いますが、裏側のフックを起して引っ掛ける事ができます。(カラー、スペック違い?で格安のものもありますが、同様の製品なのかな)
 そして今回一番有り難かったのは湯たんぽ、ダイソーで売っている百均商品(カバーは別売り)で、流石に朝までは持ちませんが、助かりました。気を良くして調べてみるとドイツ製の柔らかい材質のものがあるらしい、ゴム製の氷枕の様なものなのかな、誰か試してみません?

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