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4泊5日18切符輪行ツーリングの旅(出発前夜)

「青春18切符」の季節が、春のシーズンこそ行けませんでしが、この夏のシーズンはどこへ行こうかと幾つかのプランを用意しながら、週間天気予報と仕事の都合を睨み合わせて、7/30~8/3の4泊5日で九州方面しかないと決定。 18きっぷ利用で九州まで行くのですから、4泊5日と云っても行き帰りで丸一日づつ取られる訳ですから、行動できるのは実質3日、でも新幹線で往復すると3万円はかかってしまう訳ですから、ヒマ人の究極の貧乏旅行な訳です。 もちろん宿泊も4泊中3白は東横インでメンバー割引、休日割引、訳ありプランフル活用です。 当然ライフワークの道路元標も織り込み済みで、佐賀県下の幾つかと熊本県山鹿市の鹿本郡山鹿町道路元標を巡る予定にして、その後ネットで話題になっている阿蘇外輪山の「ラピュタの道」とメイプル耶馬サイクリングロードを走る予定にしています。
 30日(土)佐賀、31日(日)熊本、1日(月)阿蘇、2日(火)大分中津の宿泊予定なので31日(日)の夜は現地で三村さんのRKKラジオ熊本「ジャズの専門店」の放送が聴けるので、携帯ラジオ持って行こうと思っていたのです、前回も期せずして1/10(日)に熊本の八代でした、生番組でもありませんし音楽抜きならポットキャストでも聞けますので、別にミムラさんの番組を聴きに熊本へ行っている訳ではないのですが… ところが昨夜その三村さんが京阪電車の中で倒れられ、今朝亡くなった事を自転車仲間の天五さんのTwitterへの書き込みで知る事に。 大阪キタのJAZZ専門店ミムラの店主三村さんとjは天五さんを通じて教えて頂いたので、そんな古い付き合いでもありませんし、お店の方へも何度かお伺いしただけですが、私とは世代も近くて元ワルツ堂におられたので、その頃にもお目にかかっているかも知れませんし、それに話をしてみると一時代昔ですが、大阪のあちこちのレコード屋のJAZZ担当者とかJAZZ喫茶のマスターとか、共通の知り合いが非常に多くて同じ様なシーンを過ごしていただけにショックです、しかし年下の知人を亡くすというのは辛いものです。 三村晃夫さんのご冥福をお祈りします。

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飛鳥~今井町カメラポタ

今日はゲストを迎えて明日香ポタです。 実は4月にDさんと兵庫県の北条鉄道のレトロな法華口駅を訪れた折に知り合いになったKさんが折畳みのできる小径車に興味を持たれている云う事で、その時にも私のKHSに跨って貰ったのですが、今日は輪行時にはころがず事も可能なBD-1をT御大から拝借して、実際にそこそこの距離を走ってみてもらおうと云う事なんです。

しかし、よりにもよってこの暑い盛りにとも思いましたが、少しでもすがすがしい内にと朝7時から走り出す事にしました。
 

飛鳥川沿いの自転車道を走り、とにかく涼しい内に一番奥まで行ってみようと栢森集落へと、しかし18吋のBD-1は始めての人にとってもちょっと手怖い様です。 目的は風景や鉄道の撮影行の時の足なので、輪行時の運びやすさとコンパクトさなんですが、どうしても走行性能や操縦性とは反比例する事は否めません。 小径車マニアの方は色々と云われますが、所詮小径車は小径車その機動性を評価する以上のものでは無いと云うのが私の考えです。

栢森は明日香村のほぼ南端、芋峠へ入り口にあたる集落で、村内の周回バスも来ていますが観光客は殆ど訪れる事もない静かな処です。
栢森集落の奥に蓮が植わっている処があって覗いてみます。 開いているのも一輪ありましたが、朝露を被って開花を待つ蕾が印象的でした。

栢森を後にして稲渕へ下り、案山子ロードへ登り返します。 この後石舞台にも寄ってみましたが、この季節の明日香村って観光客もまばらなのは良いですが、カメラを担いで走ってみると一年で一番彩りのない季節だなぁと、つくづく思いました。

 少しお昼には早いのですが、橿原へ下りお馴染みの「よろづ」でお昼にして今井町へ、しかし日陰の少ない一番暑い時間的になってしまいました。 この後、八木西口駅でお別れしましたが、折畳み小径車の実用性いかがでしたでしょうか。

伊勢まで、道路元標。

 日帰り範囲で未踏の道路元標が殆んどなくなってしまったとボヤいていたら三重県伊勢市周辺で新たに5基の現存情報が、近鉄電車にKHSを担いで乗って行けば楽勝なんですが、暫く伊勢方面に走っていない事ですし、久しぶりに高見越えで向かう事にしました。

 朝4時過ぎ暗いうちに出発し、R165西峠経由で榛原に下り、朝もやの芳野川沿いに菟田野へ、今まで高見越えの場合、菟田野からは佐倉峠~木津峠と素直にR166を走っていたのですが、最近「月うさぎ」行きで走り慣れている一谷峠経由で東吉野入りする事に、距離的には3キロ程遠くなりますが、なにより車が来ないし、谷尻からは快適な林間コースです。  

 高見登山口のバス停で少し休憩、今日は旧高見峠へ登るつもりはありませんので気楽なもんです、2470mの高見トンネルを抜けると三重県、以前は飯高町だったのですが、平成の大合併で松阪市になってしまったのは、ちょっとね。  

 高見ループを下り、後は宮本まで下り基調のR166を走って行けば良いのですが、時間の余裕もあるので久しぶりに加杖坂峠から蓮ダム経由を走ってみる事にしました。 以前2003年に加杖坂峠を越えた時はSORAさんとダートの旧道を越えたのですが、今回はトンネルを。 ところでこのお地蔵さんの祠、旧道峠から移設されたとあり、帰って古い写真を見てみると、確かに祠は旧道峠にあり、トンネル脇には祠はありません、そう思うと先週のサンギリ林道と云い、自転車遊びにも年季が入ってきたもんです。  

 奥香肌湖に架かる現在の辻堂橋、このダム湖に沈んだ飯南郡森村の道路元標は辻堂橋東詰に設置した旨の記録がありますが、今も沈んでいるのでしょうかね。
 辻堂橋から先は県道<569>蓮峡線に入りますが、辻堂橋より上には廃村しかありません。
 

 蓮(はちす)ダム

 R422に入り湯谷峠へ、そろそろ暑くなってきたし湯谷トンネルで涼みながら休憩しようかと思っていたのですが、トンネルは何か工事をしていて交互通行になっていて、少し下ったいつもの不動明王の水場で一服。  

 大台宮川線を西へ、R42に出る少し手前、以前の宮川村に入り口にあたる処にあるふるさとプラザ「もみじ館」で軽く昼食、伊勢うどんを戴きます、別に専門店でもないのですが、ここの太めでしっかりしたうどんの伊勢うどんが好きです。

 三瀬谷ダム、手前が紀勢本線です。 妙な感じの風景ですが、三瀬谷ダムの堰堤の下流側200m程の処で紀勢本線が宮川を渡っています。 

 宮川右岸の県道<747>打見大台線を行きます、前後から徐々に拡幅工事が進んできていますが、木々の間から宮川を垣間見ながら、自転車にとってとても快適なコースです。

大宮町に入ったあたりで急に雲行きが怪しくなってきて、JAショップでアイスキャンデーを買ってかじりながら軒先で様子見をしていると、雷が鳴り出して本降りに、そのうちに店や自販機はもちろん、信号まで停電してしまいます、しかし良いタイミングで、濡れずにはすみました。
 ところで今日はM氏も吉野から尾鷲まで走る予定にしていたはず、雨雲レーダーによると三重県南部でもこちらと同様に相当降っている様子、実は昔、輪行で紀勢線の多気行き最終に乗り、沿線の大雨でダイヤが乱れ、そうなるとJRは乗客の多い下りと、払い戻しの発生する特急、はて貨物列車まで優先させ、私の乗る上り最終は2時間以上遅れて松阪へ、接続の近鉄に乗れなくなってしまって松阪泊まりになった事があります。 さて氏は帰ってこれたのでしょうか。

 雷雨もどうやらおさまり、雷も遠くへ行ってしまった様です、、そろそろ時間も押してくるので、ポンチョをかぶって出発、再び宮川右岸を進みます。 ところが麻加江で再び雷雨に、今度は無人精米所にもぐりこんで雨宿り、しかし二度目の雨宿りをしている内に時間は16時半に。  

 どうにか度会大橋まで下ってきたものの、2度の雨宿りが響いて、伊勢市域の4基を巡る事は諦めて玉城町に残る田丸町道路元標へ、それでも18時を回ってしまいました。
 その後、旧街道を走ったりしながら松阪へ、途中の参宮線の踏み切りでは遮断機が降りたままで大渋滞、やはりJRもおかしくなっている様です。 陽が長いとは云え19時を回り真っ暗にになってしまったので、近鉄松阪駅の2sつ手前の櫛田駅から輪行で帰途に就く事にしました。 本日の走行156.2キロ、センチュリーランに後一歩だったのですが。

【943】 三重県 度会郡 田丸町 (現 玉城町)

伊賀上野までお昼しに

 アテにならないと云いながら、アテにしてしまうのが天気予報、どうやらこの週末も天気が悪いとの予報、昨日は予報にフェイントをかまされ、夕方に芋峠まで往復しただけと不完全燃焼。 今日走っておかなければ今月は走る機会がないのではと、それに最近夜型になってしまっていて、無理してでも生活のリズムを修正しておかなくてはと走る事に。 さて何処へ行こうかと悩んだ末に、久しぶりに伊賀上野までお昼をしに向かう事に。

 朝、暗いうちから飛び出して、まずは初瀬街道を東にとり長谷寺門前から初瀬ダムへ。

 合併で今は奈良市になっていますが旧都祁村に入り南之庄の三陵墓古墳群へ、少し判りにくい処ですが、静かで休憩するのは丁度良いところです。 朝食がわりのパンをかじりながらTwitterをしていると、鈴鹿のあびさんが上野方面へ走られているとの事でお昼をご一緒する事になりました。

 針IC付近からR25下道を経て助命(ぜみょう)から上津ダムへ、2000年に竣工した比較的新しいダムです。

 上津ダムで休憩していると後輪がスローパンクしています、どうやらダム周回路のグレーチングで段差の大きいものがあって、そこでリム打ちでもしたのでしょう、どうせここで昼寝でもしようかと思っていたところですので、のんびりとチューブ交換をします。  
 遅瀬川に沿って県道<181>遅瀬西波多線を走りR25五月橋に下ります。 名張川に架かるレトロな鉄橋、前後にボニートラスを従えたトラス橋です。 昭和二年横河橋梁製作所大阪工場製。

 五月橋を渡ると三重県ですが、ここままR25を走ってゆくとあびさんとの待ち合わせには早すぎますので、少し遠回りして名張川沿いに少し遡ってカントリーパーク大川(おおこ)の先の吊り橋を渡って三重県側に入ります。

 伊賀上野着、R25から旧道ぽい処を走って市街へ入ってくると、自然と上野町道路元標の建つこの三叉路に出てきますから、当然と云えば当然かも知れませんが不思議なものです。

 まだ待ち合わせには時間があるので、最近SORAさんが訪れた旧小田小学校本館へ立ち寄ってみます、上野城の北西にある明治時代の小学校建築で、内部の見学できます。 私の世代には板張りの床が懐かしいです。

 レトロな色ガラスの意匠、オリジナルも少し残っていますが、これはレプリカだそうです。

 待ち合わせの鍵屋の辻「数馬茶屋」へ、わらびもちを頂いてから、外のベンチでのんびり過ごします、風がとても心地良いです。 あびさんも予定より早く到着、案の定向かい風と暑さに相当苦しめられた様です。
 久しぶりに「伊賀路」へ、もちろん「牛タン麦飯とろろ定食」です、写真を撮るの忘れていて箸をつけてしまっていますが。
数年前、同じく伊賀上野の「わかや」へ集合し、お昼に「豆腐田楽」を食ってから御斎(おとぎ)峠を越え、信楽から阿山と走って、夜ここで食事をすると云うグルメと云うかカロリーオーバーなツーリングを何度か行ったのですが、その後狂牛病騒ぎとか道路の通行止めとかで途切れてしまい、今では「伝説」のツーリング企画になってしまいました。 しかし仲居さんが覚えておられて、余程に目立った団体客だったんでしょうね。
 さて帰路はどうしようかと悩んだのですが、今度は私が向かい風に苦しめられる番です、今日は目標100キロだったのですが、御斉峠から信楽~加茂と走るコースは今日はちょっと辛いので、とにかく伊賀神戸方面へ、いので、酒蔵を覗くと云う、あびさんと市街でお別れして、とにかく伊賀神戸方面へ向かいます、そこからは近鉄大阪線に沿って走れば、いつでも輪行で乗り換えなしで帰れるのですが、結局は西日と向かい風に苦しめられて、伊賀神戸駅から輪行する事に。 本日の走行83.8キロ。

鴨池キャンプ乱入

 今日はakutaさん主催で行われる「鴨池キャンプ」に今日1日だけですが、顔を出させて貰う事にしました。 ゲストに’98年~09年にかけて11年間130ケ国訪問15万km走行、世界2周ツーリングの中西大輔さんを呼んで頂いているそうです。
 せっかくですのでキャンプ乱入の前に、例によって課題消化、未踏の道路元標を4基ばかり巡る事にします。 朝4時過ぎに出発し奈良駅まで21.2キロを自走、輪行で福知山線篠山口駅へ向かう事にします。 写真は木津駅、ここから東西線~福知山線直通の学研都市線(片町線)の新三田行に乗車します。 実は近鉄大阪線利用で鶴橋を経由すれば、なにも奈良まで走る必要もないのですが、輪行袋を担いで改札や混雑する大阪駅コンコ-スと通らなくても済むのです。 ただ誤算が新三田で福知山行きに追いつくこの快速、新三田駅で折り返しの為に上り3番ホームに入ってしまい、乗換えの2分で階段を登り下りする事に、ちょっと焦ってしまいました。
 さて今日はAsukaCross ガードなし仕様、一番でかいTIOGAの輪行袋の出動です。 4両目と5両目の編成の継ぎ目、運転台の後ろにちゃっかり陣取、手すりにショックコードで固定、至って普通のアウトドア用品で20年以上愛用しています。 これで安心して居眠りできます。
 多紀郡篠山町は明治の里程標の現存は従来から確認されていましたが、大正の篠山町道路元標の現存は知られていませんでした、ところがはづきの伊集院さんがたまたま篠山歴史美術館門内に保存されているのを発見されてお知らせ頂きました。 私の知る限りネット上では初めて現存情報となるはずです。 なお篠山歴史美術館は元篠山地方裁判所の建物で見学は有料ですが、開門していれば道路元標の建つ処へは行けます。
 篠山と云えば小西パンの黒豆パン、差し入れにと3個入り2袋を買って行きます、2006年の「鴨池キャンプ」はなべちゃんと一緒で、季節も秋でしたので、加えて丹波黒豆も担いで貰って走ったものです。 しかし小西パンにはこの「黒豆パン」しか置いていません、そこが凄いと云うか。
 次の課題は有馬郡の長尾村道路元標大沢村道路元標、福知山線に沿ってできるだけ旧道を利用しながら南下し、相野駅前から新興住宅地のウッディタウン内を抜けるつもりですが、地形図もGPS搭載の地図も古くて、軌跡は何もないところさまようばかり、ニュータウンの中を登ったり下りたり、いつのまに方向を見失ってしまう始末。 最後はスマホ+GoogleMapで現在地と周辺地図を確認する始末、無駄な登り返しもあってかなり消耗してしまいました。
 どうにか長尾村と大沢村と巡り、北六甲ゴルフ場の間を抜けて、今日のコースのピークを越えます、と云っても標高300m足らずでしょうが。 今日最後の課題、美濃郡は淡河村道路元標に到着、この時点で予定の時間よりは遅れているので、鴨池キャンプ参加者との合流は諦めて、道の駅淡河でゆっくりします。 さて道の駅淡河を出発しようかとする頃に、キャンプ組とようやく連絡が取れて、まだ電鉄志染駅付近にいると云う事で、とにかく時間を見ながら三木方面を目指して走り、どうにか追いつけそうなので、志染駅へ方向転換、ただ付近の地図を準備していなかったので、またまた迷走して余計な坂を登る事に。 幸いキャンプ組とも合流し、鴨池キャンプ場まで一緒に走る事ができました。
 鴨池キャンプ場には子囃子さん他が待ち構えておられて、暫し歓談し記念撮影を。 その後こちらは世界1周の待井さんも駆けつけられて宴もたけなわとなるのですが、私とダイバーてっちゃんは翌日の予定があるので、ここでお別れ。 ダイバーてっちゃんのお世話になって桜井まで帰ってきました。 本日の走行、奈良まで自走を含め114.3キロ。
 なお大きなサイズの集合写真をダウンロードできます。 (要認証)

細野村道路元標まで

 気候も良くなって陽も長くなって、これから梅雨までの間はロングライドのシーズン。 後輪を夏支度(ツアラー700x28c 32h 11-27t)、あえて暫くはガードを付けずに、走るだけ走って気軽に輪行で帰ってこれるスタイルに。 ところがここ数日は待機モードが続いてあまり遠くへ行けなかったが、とにかく土曜日までは大丈夫そうので、まずは課題消化と云う事で、京都府北桑田郡にあった細野村道路元標まで走って行く事にしました。 実は昨年7月にあまり走りたくもない周山街道沿いの弓削村と小野郷村へようやく行ったばかり、細野村もその時に傍を通っていたものの気づく事なく、それが最近になって現存が確認されたのです。 しかしいくら自動車に乗らないとは云え1基の道路元標のために100キロも走って行くのも、ただ県道走破とか県道ヘキサとか何か目的がないと走り出せない性格なもので。

 いつもの様に上街道を北上、ならまち、猿沢池、興福寺境内を抜けて0630県庁前西交差点へ、いつもウロウロしている鹿どももまだこの付近には出勤前、鹿せんべい屋が屋台を出す頃にはどこからともなく集まってきます。 

 写真は奈良阪を登った処にある奈良少年刑務所正門、あの山下洋輔のおじいさんの設計だそうで、一昨年の矯正展では洋輔が所内でコンサートを開きました。

 細野村道路元標に行くだけなら高雄経由が最短なのですが、なにもわざわざ京都市内を抜けて交通量の多い国道を走る気は毛頭ないので、ひたすら自転車道を北上、流れ橋と松尾大社前のファミマで休憩しただけで嵐山に到着。 

 平日とは云え9時を回ると渡月橋界隈は観光客がゾロゾロ、化野から六丁峠を目指します。

 途中のコーナーを過ぎた辺りまでは乗って行けたのですが、嵐山まででちょっと調子に乗りすぎたのか、峠が見えているものの最後の100mが登れず押してしまいました、後ろからロードが1台、「もうちょっと」とあえぎながらスタンディングで漕ぎ上がってきました。 

 六丁峠を下るとJR保津峡駅を見下ろす辺りまでお気に入りコースです、運が良ければトロッコ列車や保津峡下りの船も見下ろせます。 とにかく新緑の緑が鮮やかです。

 保津峡駅への分岐を過ぎ、水尾、神明峠、樒原とひたすら登ります、昨夏は夏の盛りだった事もありますが結構堪えた印象が残っていて無理せずぼちぼちと行く事にします。

 神吉からR477を下り途中から府道<363>宮の下神吉線に入ります、細野川に沿った道ですが全く未踏区間で、R162に突き当たった処に細野村道路元標があるとの事。

 まえださん判ります? 笠トンネルから下ってきて信号に引っかかれば気が付くかも知れませんね。 とにかく細野村道路元標を無事GET、938基目になります。
 この後、笠トンネルが交互通行になっていて、車に追われるように抜けるのが怖かったですが、トンネルを抜けた処で一気に抜かれると、後は雁行状態なので車は暫くやってきません、中山橋まで一人旅、車さえなけれな周山街道は快走路なんですね。

 京見峠への府道<31>西陣杉坂線に入ります、実は昨夏R162が大雨で高雄付近で暫く通行止めになっていた時に来たので、迂回路になった京見峠は大渋滞。 今日は平和なものです、たた平日にもかかわらず学生の多い京都だけあってかロードがどんどん下ってきます。 ところで京見峠茶屋のところまで終えてくるとお休み、どうやら休日のみの営業だった様です。 後で調べるとHPもあって季節によって金曜も営業しているようです。

 おまけ、京見峠の下りでこんな光景が、どうやったらこう云う風にこけるんでしょうね。
 昨夏は不案内な京都市内を迷走した上やっとの思いで自転車道に出て、もう輪行するのも邪魔くさくなって日没後も走り続けて、桜井まで走って帰ったのですが。 今回は夕方の混雑する時間帯までに下って来れたので、近鉄と相互乗り入れしている地下鉄の国際会館駅に見当を付けて走って行ったら、松ヶ崎と云う駅に出たので、そこから輪行で帰途に就く事に、でも後で調べると北山駅か北大路駅の方が近かったのですね、やはり京都は良く判りません。 竹田駅で少し待って橿原神宮行き急行に乗り換えて17時には桜井まで帰ってきました。 走行126.8キロ、ちょっと走り足りないかなと云う感じでしたが、爽やかな空気と目に眩しい新緑の中を機嫌よく走ってきたのですから、信号の多い京都市内をウロウロしても興ざめなだけですので、これで良しと云う事で。

道路元標蒐集サイク

 3月になっても相変わらず寒いし天気回りと仕事の予定が上手くかみ合わなくて今シーズンはついに18きっぷを買わず仕舞い。 ところがまる一日予定が空いてしまったので、丹波方面でも行こうかと考え、18きっぷがないものかと近くの金券ショップを覗いてみましたが、奈良の田舎ではそうは都合よく売ってはいません。 ならば発売中の「するっとKANSAI3day」で姫路方面へ向かう事に。 なにしろ関西の私鉄(近鉄は青山町以西)が1日あたり1,667円で乗り放題、エリアの端っこに暮らす人間には非常にお得で、京都市内まで往復するだけで元が取れるので余らせる事もありません。 で今日も修理中のG1に代わりDIMAGE A2の出動です。

阪神なんば線の開通のおかげで、近鉄桜井駅を乗車してから山陽網干駅を下車するまで、鶴橋、尼崎、飾磨での乗換えは改札なし階段なしと楽チン、片道2,010円で既に元をとってしまう、ただ姫路へ行くにはJRの新快速の方が圧倒的に早いですが。

 兵庫県下で未収の道路元標は散在していて、なかなか効率良く回れなくなってしまってのが大変。 山陽網干駅をスタートし揖保郡の龍田村道路元標から飾磨郡の菅野村道路元標へと北上します。 途中で姫新線余部駅と大市駅の間にある姫路鉄道部を覗いて行きますが、キハ40系は1両だけ、ハバタン塗装の車両も見かけません、予備車を除いて新型車両に置き換えられてしまったのでしょうか。

 菅野村道路元標に向かって、菅生川沿いの県道を北上していると、左手の山の上にまるでノイスバンシュタイン城の様な巨大な中世のお城が、一体何なんでしょ。 帰宅後調べると「太陽公園 白鳥城」と云うテーマパークの様なものみたいですが。

 菅野村の後さらに北上し、中国道に沿って東へ福崎から北条町方面へ、加西郡の富田村道路元標を、ここへは2007年にも訪れているのですが、その時は見つけられず、その後富田小学校内に移転保存されていると云う情報を得ました。 外側から確認する事ができませんので、職員室を尋ねて教えて戴く事に。 本来の場所から離れてしまうのも残念ですが、早いものの桜の木と二宮金次郎像の傍に富田村道路元標は安住の地を得ています。

 さて今日は地元のDさんに声を掛けた処、午後からご一緒して頂けると云う事になり、北条町付近で合流しようと云う事に。 左は廃止された三木鉄道の車両を譲り受けたもので塗装もそのままです。 北条鉄道は廃天ぷら油を燃料にしたり、猿の駅長とか、維持存続に色々と工夫している様ですがなかなか厳しい様です。

 法華口駅は北条鉄道の中でもレトロな木造駅舎が人気なので立ち寄ってみました、平日にもかかわらず撮り鉄の姿もちらほら。 残念ながら線路脇の桜はまだ早い様でした。 にわか鉄女発見、実は本物の鉄女もいたのです、八尾から来られ粟生からレンタサイクルでここへ、私たちが自転車で来ていたので少しお話して、折り畳み自転車に興味があるそうでKHSを少し試乗して貰いました。

 法華口駅を後にし、Dさんの案内で権現湖畔を経由して加古川河畔を走ります。 ケルビムのスポルテーフで出動のDさんにKHSで付いて行くのはなかなか大変です、劇坂がないのがせめても救い。 最後に尾上村道路元標に立ち寄り、これが936基目の道路元標となります。 しかしもう近場でまとまって稼げないので1000基達成にはまだ少々時間がかかりそうです。

 ポタの後はDさんが「かつめし」に案内してくれると0云う事だったのですが、お目当てのお店は定休日、では「たまご焼き」(大阪で云うところの明石焼き)にしようと東二見まで走りますがここでも予定していた店が定休日、で近所のお店に変更し、久しぶりに明石焼きにありつく事ができました。 本日の走行96.6キロ、帰路は山陽電車東二見から輪行で1,820円分乗車、ただ平日の夜は鶴橋の乗換が混むので、なんばから500円奮発して近鉄特急で帰ってきました。 なお「するっとKANSAi」は18きっぷとは違い有料特急も利用できます。

【933】 兵庫県 揖保郡 龍田村 (現 太子町) 
【934】 兵庫県 飾磨郡 菅野村 (現 姫路市)
【935】 兵庫県 加西郡 富田村 (現 加西市)
【936】 兵庫県 加古郡 尾上村 (現 加古川市)

道路元標蒐集の旅(2011九州篇 1日目)

 Yahooオークションで3回分を6,349円で落札した「18きっぷ」が昨日届いた。 8,9,10日の3日間で使いきって11日の夜に宮崎からフェリーで帰ってくる計画である。 天気予報は相変わらず思わしくないので、自転車は持っていない事にしたが、1泊目を佐賀にするか八代にするかをまだ決めかねている、とにかく山陽本線を一路西へ向かう事に。
 「18きっぷ」で山陽本線を西に行く上でネックになるのが姫路~岡山間、一時間に1~2本は運行されているものの編成は3~4両になるので、「18きっぷ」の季節はどうしても集中してしまう、まして姫路駅乗り換えで発着ホームが異なると大変な混雑になってしまい、輪行だと余程余裕をみておかなければならない。 できればホームを跨ぐ可能性のある姫路、岡山、広島での乗り継ぎを避ける必要があるのと、長丁場なので食事や食料等の補給も考えておかなければならない、これが相反する課題なのだが。
 平日なら鶴橋まで近鉄利用で大阪0652発の新快速があるが、土日祝日は大阪0800発以降のスジしか選択できないので、桜井からJR利用でのんびり向かう事にする。 それでも長崎、八代、大分まで行こうと思えば2300円で行けてしまうのだから凄い、後は忍耐力だけ。 本屋へ行けば「18きっぷ」ガイド本も並んでいる位だから、一体1シーズンに何枚位売れるのだろう、「18きっぷ」を利用する客の多くは「18きっぷ」のオフシーズンや日頃は旅行でJRをあまり利用しないだろうから、それなりに売上げに貢献しているのだろう、少なくとも「18きっぷ」の存在がマイナスになってはいまい。 ただ日頃閑散としているローカル線は、この時期だけは何か訳の判らない連中が席を埋めてしまうのは、迷惑な話かも知れない。 しかし利用者らいしき人達を見ていると女性はグループ、男性は一人と云うのが圧倒的なのが面白い。

 長旅の必携品iPodで使っているBoseのヘッドフォオンのイヤーパッドが片側外れていたのには困ったが、季節柄耳当て付きの帽子を被っていたので不自由はなく、音楽を聴いたり居眠りしたり、倉敷を過ぎる頃には「18きっぷ」組も姿を消してしまった様である。 広島前後と北九州の通勤圏に入るまではほぼ1ボックス占有状態で下関まで行ける。
↑ 大畠水道に架かる大島大橋、周防大島にも道路元標があるので一度路線バスで渡ったが、もう3年にもなる。

 新山口で7回目の乗り換え、いまだに「小郡」ではなく「新山口」と云う駅名がどうもピンとこない。 JR西日本の塗色標準化だろうか、117系まで黄色に。
 天気予報を確認、目的の伊万里周辺も酷い降りにはならなそうなので、とにかく佐賀へ向かう事に、少し時間の余裕があるので小倉で一本遅らせて改札を出て食事をする事に。

 鳥栖で長崎本線に乗り換えて無事、佐賀駅2123着、宿はもちろん東横イン、ホームから見えている位だから殆ど濡れずに行ける。 駅構内にファミマができていたので、買い出しをして向かう事にする。 以前は九州内の東横インの中でも割安な価格設定だったが、今は4980円になってしまった。

桜井~奈良~大阪0800~0929相生0933~1037岡山1040~1207糸崎1216~1434岩国1441~1635新山口1647~1801下関1806~1812小倉1917~2054鳥栖2100~2123佐賀 10,400円分乗車。

小匠ダムツーリング①

 和歌山県那智勝浦町の山間部にある小匠(こだくみ)ダムは、堰堤に車両通行用のトンネルが設置されている事と、常時貯水されていない事で、一部のダムマニアや上流のダート林道がオフロードバイク乗りの間に知られているものの、なにしろアクセスの不便な南紀の、そのまた奥地とあって訪れる人も少なく情報も決して多くはありません。 私が始めて訪れたのは曖昧な記憶では1998年夏、紀伊半島縦断ツーリングの最終日、那智勝浦町篭の田村商店で余分なキャンプ道具等を宅急便にして、地形図だけを頼りに高野林道を下りました。 翌1999年の夏にはS翁他を誘って今や伝説となったツーリング(要認証)で訪れる事に、その頃までは高野小森川トンネルが供用前で高野林道も直柱以南はダートでした。 その後2004年7月には9さん、Dさんと3人で串本スタートで滝の拝から開通した小森川高野トンネルを経て、小匠ダム上流まで行きましたが、廃道寸前の道に恐れをなして、山越えで小匠集落へ抜けてしまいました。
 このとんでもない処へ行こうとUG兄のお誘い。 正直最近は訳あってダートは遠慮させて貰っているのですが、小匠ダム上流のあの風景を目にしたくて案内役を引き受ける事に。 予定のコースは古座川から滝の拝を経て高野小森川トンネルで高野林道へ、小匠ダムへ高野川沿いに抜けるルートは最近は情報がなく、山越えで一旦小匠集落に入り下流側から小匠ダムへ向かい、ダム上流の分岐を西へ向って今では廃村となった樫山集落へ抜けて古座川へ戻る約60キロのプランを考えてみました。 しかしわざわざ南紀まで行って海も見ずに山中を彷徨うこのツーリング、顰蹙を受けても何なので積極的に誰彼をお誘いする事もなかったのですが、世の中物好きはいるもので私を含め7名の参加者が集う事になってしまいました。 当初は古座一枚岩をデポ地として、前夜から車中泊とテント泊の計画でしたが、旧知のカヌー乗りで且つ変な自転車乗りL氏のアドバイスで古座の旅館神保館に宿泊する事となりました。
朝、UG兄氏に迎えに来て戴き、阪和道を南下しR42へ、串本でDさん一行3人と合流します。 丁度お昼時なので、古座の有名店「ひがし」の串本店で「鰻丼」を戴く事に(^_^)
(Photo : U兄さん)

20111113b.jpg食事の後、古座川沿いに遡って一枚岩へ、あまりに大きすぎて全貌は上手く写し込めません。
 せっかくですからここで自転車を下ろして貰い、Dさん、Bさんと3人で温泉「ゆうや」に立ち寄り神保館まで走る事に、UG兄氏は京都から輪行のEさんを迎えに戻ります。

20111113c.jpg一枚岩からR371旧道に入ります、私が始めてR371を橋本から辿った時はまだこの道がR371現道でした。 集落があるので町営バスは今もこちらを走っている様です。

 

20111113d.jpgヤラセですが明神の沈下橋を渡って貰います、もちろん吊橋と沈下橋と云えばモデルはこの人しかいません。 ただ天気が悪くて日暮れ近いので写真しては厳しいですが。

 

こちらが話題の温泉「ゆうや」です、何度か前を通ってますが私は入るのは初めてです。 ぬるめなのでこの時期はちょっと気をつけないと。

 

20111113e.jpg旅館「雑賀屋神保館」は古座川に面した昭和レトロな旅館です、敷地や建物も結構大きいのですが、今は川に面した3部屋を提供している様です。 JR紀勢線の古座川橋梁も見えて鉄な方にもお薦め。

 

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夕食もお昼に続いて古座のもう一軒のうなぎ屋「古座川」でまたまたウナギを戴くつもりでしちあが、臨時休業でしたので夕食は再び串本へ、駅前のまぐろ料理とくじら料理の店「ゆりかご」へ。 まぐろユッケ丼を戴きました、私としてはウナギのはしごより、こちらで大満足でした。
(Photo : 大黒屋さん)

宿泊客は私たちのグループだけでしたので、自転車も玄関に入れさせて貰いました。
(Photo : てっちゃん)

神保館では大きな炬燵に全員集合。 深夜に車で来て一枚岩で車中泊の予定だったMさんも22時過ぎに到着するとの事で、急遽神保館で1名追加して貰い、明日のメンバー7名が全員揃いました。
(Photo : U兄さん)

本日の走行約17キロ也 (つづく)

「月うさぎキャンプ」(一日目)

 春からキャンプ企画は流れたり、まとまらなかったりと、今年はこのまま一度もテントを拡げず仕舞いで終わってしまうかと思っていたのですが、先月の東吉野「月うさぎランチ」サイクに続いて、今回は古民家カフェ「月うさぎ」の場所をお借りしてキャンプをさせて貰う事になりました。 15時を目標に現地集合、キャンピング装備の自転車を走らせるのは結構大変で、個人差もあるので敢えて連んで走る事までは企画しませんし、三々五々目的地に集うと云うシチュエーションも面白いものです。

懸念していたお天気、最悪は午前中一杯残るかと思われた雨も、明るくなる頃には止み、時折陽が差すまでに回復してきました。 サイドバッグを取付完了、近場とあっていつになくゆっくりとですが8時50分出発。
 昨日おでん鍋他を宅急便で現地に送っているので、すこしは減量できて テント(モスのアウトランド)をサイドに押し込み、ポールと三脚をパニア台の上に固定したので、見た目もすっきりしました。 それでも調理済みの「おでん」がタッパー3個に入れてフロントサイtドに収まっているのでそれなりの重量です。

走り出したもののまだコースを決めてません、水溜まりが残っている様なら、国道で車にハネを掛けられながら走るのを避けて、押してでも多武峰下の八井内から大峠トンネル~宮奥経由も考えていたのですが。 桜井駅南側の商店街から旧街道で宇陀ヶ辻へ、国道も殆ど乾いてきているのでR165を西峠へ向かう事にしました。

 

長谷寺参道に入り宝園堂で「草餅」を仕入れで、例の旧道とおぼしき坂を登ってR165へ戻ります。 いつになくパトカーが多いなと思っていたら、天皇陛下が午前は室生、昼から長谷寺に来ると云う事で警備の車両が、機動隊のバスとかもゾロゾロ下ってきます。
 消防署を過ぎたあたりから右側に入り旧道と歩道を継いで走ります、歩道のスロープが4サイドには辛いですが、車に追われる事なく10時過ぎに西峠に到着します。

天五さんが榛原まで輪行してくるので待ってみる事も考えたのですが、Twitterを見ると結構のんびりしている様なので、先を急ぐ事にします。 一旦<31>榛原菟田野御杖線に入ってから、先月の「月うさぎランチ」サイクでも走った芳野川沿いの道を走り、松井橋のローソンに立ち寄って岩端へ。 ここまで来てやや雲行きが怪しくなってきたので、雨雲レーダーの予想を見ると13~14時にかけて奈良県北部から南東へ雨雲が通過する様子、岩端みんなの森公園の屋根の下で予報通りに降ってくるかどうかは判らない雨を待つのもと考えていたら。 輪童さんのBBS「風のたより」への書込み通知が、九度山人さんが東吉野村小川で馴染みの「みたらし団子」を食っているとの事で、携帯で情報交換。 一谷峠を登って行くとどうなるかは判りませんが、とにかく進む事に。

12時15分に一谷峠着、ここからDoCoMoも圏外となります。 明日まで下界とは音信不通となりますので、メール等のチェックを。


谷尻(たんじり)の三叉路から1キロ程登り返し「月うさぎ」に到着、本日の走行35.1キロ、4サイドで登りとは云え平均速度12キロでした。
 オーナーご夫妻が地元谷尻の神社の秋祭りの餅蒔きに呼ばれているとの事で、厚かましくも付いて行ってお餅を拾ってきました。 丹生川上神社の方では車が通れない程盛大に行われていたそうですが、こちらは村に残る人達と街で暮らしている子や孫が集まる素朴なものです。

餅蒔きから「月うさぎ」に戻ると鈴鹿からakutaさんが到着した処、留守だし犬に吠えられるはと前でウロウロしていました、すみませんネ。
 テントの設営とか料理の準備をしながら、皆さんの到着を待ちます、どうやらお天気も大丈夫な様です。

14時50分、天五さんとkikiさんが到着、途中で出会って一緒に一谷峠を登ってきたそうです。



和歌山県から九度山人さん、大阪府からは山内さん、ダイバーてっちゃんと次々と到着、いっぺんに賑やかになります。 東吉野に入って局所的に雨に降られた人も、やはり山の天気はわかりません。

20101010i.jpg「月うさぎ」の敷地は分校跡、元の運動場の跡でしょうか、大きな桜の古木の下にテントを張ります。


 

後16時を回ってもUG兄さんが到着しません、そろそろ暗くなってきますし、どこかで雨も降っているかも知れません。 16時半、軽トラをお借りして救援に出ようとした処に到着。 大量の食材を含め6つのバッグに荷物を満載して到着です。 

長駆105キロ、お疲れさまです。
この後、車で来て頂いたakutaさんの送迎で近くの「たかすみ温泉」へ、距離は5キロ程なんですが、標高差が150m程あって、自転車で往復すると温泉へ入った意味がなくなります。  

宴の始まり。 お馴染みセナ御用達「みさき屋」の焼き肉、松茸ごはん、おでんetc.etc. 日本酒にワインにウィスキーと、バラエティとボリュームも…

 

最近は殆どのキャンプ場が直火禁止になっていますが、ここはキャンプファイアもOK、今回は薪割り名人の辰巳御大が不参加ですので心配していたのですが、オーナーが薪とかを準備してくれました、感謝。 自転車談義や色々と夜遅くまで続きました。 (Photo:天五さん)

2日目

「月うさぎランチ」サイク

 先月、東吉野村でたまたま見つけた古民家カフェ「月うさぎ」、食事は予約が必要なので、今回は仲間を募って「ランチ」をしに行く事にしました。
 しかし久しぶりにオープンなツーリング企画です、前夜に突然思いたって2~3人で走る事はありましたが、事前にコースや時間をちゃんと決めて募って走るのは昨年暮れの「第11回あすか鍋」以来です。 結構早くから輪童さんの「風のたわごと」とかで告知していたのですが、やはり事前の予約が必要な事と、タイミング悪く2~3日前から天気予報が悪くなり開催を懸念する程、結果的に「雨」は何処へやら。 と云う訳で参加メンバーはお馴染みの7名、久しぶりにNちゃんも参加して紅一点を添えてくれました。 正直云って10名位かなと思っていたのですが、多いと多いでキャパの心配もしなくては、かつての「牛タンとろろ」の様になると、つるんで走るのも大変です。
 集合場所は宇陀市三本松、道の駅と近鉄大阪線の駅が近接していてコンビニまである。 輪行にも車載にもおあつらえ向きの場所です、自走組にはちょっと辛いかも知れませんが。
 自走の私はR165を避けて、早朝から大和高原にあがり、早朝の爽やかな高原の空気の中、向淵から三本松へ下ります。 1時間も早く7時40分には到着してしまったのですが、昨日から名張界隈を走っていた9さんも既に準備中、8時過ぎにはUG兄氏も到着。
 道の駅を見下ろす三本松駅には、輪行組2名が到着、6名が集合し、自走の鉄人Kさんの待つ榛原へ向かいます。
 R165と近鉄大阪線を見下ろしながら伊勢街道阿保越で海老坂峠を越え室生ダム方面へ、R165に入る事を嫌って、下をくぐるルートをとりますが、その後の激坂に、大野寺経由の方が楽だと、Sさんから一回目のダメ出しが入ります。
 室生ダム湖畔を走っていると、早速鉄人Kさんから携帯に連絡が、既に墨坂神社まで来ているとの事。 おかしいなと思ったら一時間も時間を間違えていた様です。
 鉄人Kさんと合流後、芳野川沿いの道を菟田野へ向かいます。
  一谷峠を越え東吉野村に入りますが、谷尻集落からの登り返しの方が辛いようで、皆さんブーたれております、確かにそうなんですが。
 12時過ぎに「月うさぎ」に到着






 先月はテラスでお茶でしたが、今回は中でお食事です。
 「日替わりおまかせ定食」を頂きます。
 食事の後は2時間余り、猫たちと一緒にゴロゴロさせて貰います。 黒猫の「月」は私のスタッフバッグが気に入ったようでなかなか退いてくれません。
 ゆっくりさせて貰った後、滝野へ越えて「投石の滝」へ少し寄り道して染谷峠へ向かいます。
 今年は何回登ってきたでしょうか、染谷峠(712m) 
 室生トンネルで一気に三本松側へ抜けたのは良かったのですが、下見の時のコースより一つ手前の道に入ってコースを見失ってしまい引き返す始末。 Sさんの案内で滝谷川沿いの道を辿って、集合場所へ無事戻ってきました。 みなさんお疲れさまでした。 
 本日のコース走行距離は約55キロですが、往路自走、復路は針までUG兄さんの車で上げて貰ったので、都合走行113.4キロ、早くも今月の累計は400キロを越えてしまいました、年内にはタイヤ交換は必須。

信州ツーリング(3日目)

 予定では今日は軽井沢から碓氷峠を越えて群馬県へ、高崎でもう一泊すれば群馬県下の道路元標を結構回れるのですが、ちょっと天気も仕事も気がかりな事で。 とにかく佐久平からは浅間山を見ながら中仙道を行きます。
  中仙道の宿場を辿って行くつもりだったのですが、途中御代田駅近くでレタス畑と別荘地に迷い込んでしまいましたが、どうにか軽井沢へ。 浅間山をこれだけ綺麗に見たのは始めてです。

 旧軽井沢駅舎、既にJRとしての在来線はないのですが、裏側にEF63が保存されています。

 軽井沢駅から碓氷峠までは僅かの距離、新幹線の駅から最も近い峠では、碓氷バイパスの開通でR18もこの区間は非常に車が少ないです。

 旧道と云っても、今もちゃんと整備が行われていて、最近アスファルトを引き直した区間もありました。 ただ台風の影響で風が強くて、木の枝が散乱しているのには参りましたが、木陰が多くてなかなか魅力的なコースです。
 碓氷峠に来た目的の一つにこのめがね橋こと旧信越線の第三橋梁、他にも幾つかの橋梁が保存され案内板も設置されています。

  第三橋梁へは「アプトの道」として遊歩道が整備されていて登ってくる事ができます。

 自転車を置いて階段を上まで登ってきましたが、旧線上を遊歩道が横川まで続いています、自転車はダメとは書いてありませんでしたが、どうなのかな。

 横川では「碓氷峠鉄道文化むら」へ寄って帰ろうと思っていたのですが、火曜は定休日(>_<)。 夏休みはやっていたので先週なら開いていたそうです、とにかく周わりを一周して外側から展示車両を遠目に見てきました。
 関門で活躍したEF30とお馴染みEF58。
  他にEF53かなEF59かなも見えました。

 横川駅、ここから碓氷峠を目指すのでしょうか、輪行でやってくる人が結構多い様です。




 有名な「峠の釜めし」は健在、駅前には「資料館」まであります。

 幸運な事にSLイベント列車の試運転に遭遇しました、なぜか後藤デフにされたD51が。







 SLや古い駅名標と、昔の佇まいが。

 横川からは「18きっぷ」で高崎、籠原、二宮、熱海、浜松、豊橋と乗り継ぎ、JRのままでは桜井には辿り着けませんから、名古屋から奮発して近鉄特急に。

 横川駅で買った「峠の釜めし」、高崎線~東海道線とローカルの乗り継ぎでは店を」拡げるのははばかられ、ようやく近鉄特急の中で晩飯がわりに頂きました。

本日の走行45.8キロ

【904】 長野県 南安曇郡 小倉村 (現 安曇野市)
【905】 長野県 東筑摩郡 入山辺村 (現 松本市)
【906】 長野県 小県郡 和田村 (現 長和町)
【907】 長野県 小県郡 大門村 (現 長和町)
【908】 長野県 小県郡 長久保新町 (現 長和町)
【909】 長野県 小県郡 長窪古町 (現 長和町)
【910】 長野県 北佐久郡 三岡村 (現 小諸市)
【911】 長野県 北佐久郡 西長倉村 (現 軽井沢町)
【912】 長野県 北佐久郡 軽井沢町 (現 軽井沢町)
【913】 群馬県 碓氷郡 坂本町 (現 安中市)

信州ツーリング(1日目)

 今回は奈良発0503に乗車するために、夜中の3時半過ぎから自走で奈良駅に向かったのですが、暗いとは云え天理辺りまでのんびりと走り過ぎたせいか、奈良駅に着いたのは発車15分前。 大慌てで輪行袋に押し込み、汗だくになってホームに上がる事に。 今日は基本的に移動日のつもりですから、桜井始発でも良かったのですが、後の接続があまり良くないので、暗いうちから頑張ってこの時間にしたのですが。 加茂で亀山行きに、亀山で名古屋行きにと関西線を乗り継いで行きます。

名古屋駅では29分の待ち時間、ホーム上の立ち食いきしめんを頂きます。 最近ではホームの立ち食いも少なくなりましたが、一人での輪行ではあまりあちこち移動したり、荷物の置き場所にも困りますので、ホームでと云うのは非常に重宝します。  
 まぁ、輪行袋を持って逃げるヤツもそうはいないと思いますが、目の届く処に置いておけるのは安心です。

 名古屋から中津川行き、中津川から松本行きと乗り継ぎますが、中津川からは編成両数も少なく、’18切符’の期間に日曜日とあってハイカーだらけでほぼ満員、座る処か乗り込むのが精一杯、南木曽あたりで空いてくると期待していたのですが、輪行支度では何かと不自由で結局松本まで座れず仕舞いでした。
 松本駅で大糸線へ、ここでは41分待ちです。
 今日は松本近辺で残っていた南安曇郡の小倉村道路元標だけ回る予定です、しかし標高が600m以上ある信州でも、午後のこの時間の暑さは…
 16時には松本駅前の東横インに到着、ここはレンタサイクルを置いている位ですから、自転車を置いておくスペースはどうにかあります。 東横インでも新潟駅前や富山駅前の様に東横インそのものがビルのテナントの様になっていて、フロントも階上にある処もありますので、そう云った処では置き場所に困る事があるのです。 松本は信州と云う場所柄、自転車での利用を良く見かけますが、今日も何台かが、中にSTAGE AZUってランドナーが、関西のどっかのショップブランドですよね。
 さて昨夜はあまり寝ていないので、洗濯して、コンビニ弁当を買って食らったら、ウロウロ出歩かずに、早々に休む事にします。 と云いながら今夜は0時からNHKで酷道R439の番組をやっているので、一旦寝ていたものをまた起きて観ていましたが。

本日の走行41.6キロ

「月うさぎサイク」下見ラン

 実は先週お伺いした東吉野村谷尻(たんじり)の「古民家カフェ月うさぎ」へ行くサイクを9/11か12に企んでいて、集合場所は近鉄大阪線の駅と道の駅「宇陀路室生」のある三本松と考えているのですが、暫く室生方面は走っていないので、今日はコースの下見に行ってきました。 と云う事でいつもの吉野側から東吉野へ入るコースではなく、桜井からは東に向かいます。
 と云ってもR165を素直に西峠へ向かう訳もなく、長谷寺から都祁方面へ入ります。 笠荒神奥宮の水場で休憩の後、三稜墓古墳で休憩、早朝の高原の清々しい… と云いたい処ですが、除草作業をやっていてうるさいので、早々に退散する事に。
 <781>都祁名張線を東に、多田から<127>北野吐山線を少し南下して<28>吉野室生寺針線に入り向渕(むこうじ)へ、ここから大野へ下る黒線道へ入るのですが、振り返ると集落の東北側に新しいバイパスが出来ています、どの様な計画なのかは知りませんが、ここより南側は当分は大丈夫だとは思いますけど。
 話には聞いていたのですが、古大野の手作り展望台はやはり撤去されていました。 最高の休憩スポットだっただけに残念。
 このルートは地形図では黒線で表記されていて、初めて訪れた時はまだダートでした。 逆に走れば三本松から阿保越伊勢街道の海老坂峠を経て、車に煩わされずに都祁方面に登るお奨めルートです、ただ脇道が多く、間違えるととんでもない方向へ登り下りさされるので詳細な地図が必携です。

 海老坂峠まで下りてきました。 峠は「やまなみロード」の橋の下になってしまって旧街道の峠の風情もなにもないですが。 ここから計画しているコースに入ります。

 ちょっと寄り道して室生口大野駅を見下ろすビューポイントへ、架線柱が多くて撮影向きではありませんが。

 室生ダムにて。 大野側からここへ来るにはどうしてもダム堰堤に向かって直登するか、R165を少し登ってゴミ焼却場側から入るかしないといけないので、R165と近鉄線をくぐる新しいルートを探索してみたのですが、車こそ入って来ないものの路面が悪いのと激坂なんで、却下かな… ダム堰堤には出ずに下山橋にショートカットするルートものぞいてみたのですが、相変わらずこちらはダートのままの様です。 室生ダム、トイレがリニューアルされていました。

 ダム湖右岸(南側)の道を榛原方面に、午前中はほぼ日陰になりますし快適な湖畔のルートです。 榛原から<31>榛原菟田野御杖線と芳野(ほうの)川沿いのルートを選んで菟田野の古い街並みを抜けて松井橋のローソンで補給の後、一谷峠へと掛かる岩端の「いわはしみんなの森公園」で休憩、トイレも自販機もありませんが、なかなか快適な休憩ポイントです、傘堂みたいですネ。
 天五さんの北海道レポートによるとアイルランドではカラスの羽根を括り付けておくとお守りになるとか、たまたま一本落ちていたので一本でも御利益があるのかは知りませんが、試しにサドルバッグに付けてみました。

 最大の難所のはずの一谷峠、東吉野からの帰路には良く使ってますが、菟田野側から登るのは久しぶりです。 カラスの羽根の御利益があったのか15分程でしょうかあっけなく登ってしまいました。 ちなみにその有り難~い、カラスの羽根はどこかで落してしまいました。
 「月うさぎ」に到着、三本松からだと30キロ少しと云う処でしょうか。 やはり標高600m超だけに涼しいです。 元の分校跡と云うこの様なロケーションですので、実はサイクとは別に1泊のキャンプ企画も水面下で進行中なんです、まぁまだどうなるか判りませんが…
 明日8/22はここでライブコンサートが行われるそうなので、オーナーは色々と準備が、おつまみにと手作りロースターで鹿肉の薫製他を作っています。「月うさぎ」でコーヒーを頂いた後、コースの後半へ向かいます。 滝野への無名の峠を越えて行きます。 谷尻からこの峠までだけが昔から異様に道が広く、まぁ壷阪峠の南側みたいなものです、直線的で日陰はないわと、正直云ってツーリングコ-スとしては敬遠していました、滝野側はなかなかの激坂です。

 

今年何回目でしょうか染谷峠到着、後は下るだけ。 大内峠から室生寺方面へ向かい、やまなみロードの室生トンネル(1737m)を抜けて、滝谷しょうぶ園を経て三本松へ、染谷峠を越えなくてはなりませんが1時間半程で戻ってこれるでしょうね。 ツーリングコースとしては50キロ少々、お昼以外の休憩時間込みで所要5時間と云う処でしょうね。
 コースをなぞるために三本松まで下ってきたので、この後、桜井まで西日をまともに受けながら帰途に就かなければなりません、山陰以来ガードも外したままなので輪行袋を持ってくるべきだと後悔。 再び海老坂峠を経て大野からR165へ、長峰からひのき坂へ入り、榛原駅付近へ下らずに西峠へ、桜井には16時に帰投、さすがにくたびれました。 本日の走行110.6キロ、今月の累積は1000キロまで後80キロ程。
 「月うさぎサイク」については近々輪童さんの「風のたより」等に告知しますので、よろしく。

道路元標蒐集の旅 山陰篇四日目

 一応今回のノルマはこなしたので、今日は帰途に就くだけです。 軽いものの靴ずれもありますし、無理のない時間で輪行して帰ろうと思っているのですが、懸案だった岡山県真庭郡の八束村道路元標を目指してみようかと企ててみます、しかしなんと云うか蒜山高原南麓にあるのです。 米子からだとR181を南下し伯備線江尾駅付近からR482に入り標高650mの内海乢を越えなくてはなりません。 ただ峠さえ越えてしまえば、後は下り基調で姫神線中国勝山まで走り抜けてしまえば良い訳です。 行程は約85キロ、中国勝山駅を津山回りで1538、最悪新見回りで1652がタイムリミットです。 とにかく6時前には米子を出発しR181を南下します、しかし結構大型車が多いのには参ります。 7時に江馬のローソンに、これより先中国勝山までコンビニは皆無です。 R482に入った途端、ヘアピンカーブの激坂で、靴ずれは乗っている限り問題はないのですが、押しが入るといけません。 最悪は江尾駅まで引き返して輪行で帰途に就く事にします、と腹を括っていると登れるもので、標高380m程の南大山大橋までやってきました、ここから大山が望めるそうなのですが、残念ながら全貌は。 新しい下蚊屋ダムでもう一度休憩して9時半に内海乢(峠)に到着、標高差500mを2度の休憩込2時間半程で登ってきたので、私にしては快挙です。 蒜山高原道の駅「風の家」にて、山ぶどうシャーベット食ってます、さすがに500mの高原は涼しいです。 R482を一路東に途中八束村道路元標に立ち寄ります。 ここまで来たのですから、有名な山麓の自転車道も走りたいのですが、もうそこまでの余裕はありません、後ろ髪をひかれる思いで蒜山高原を後にします。 湯原温泉まで下ってきた処で、余分な荷物をゆうパックにしていまいます。 湯原温泉局は温泉街の中にあって少々判りにくかったですが、対応も良くてタオルの粗品まで頂きました、倶利■■局のおばはんとは大違い。 ゆうパックの箱込で940円、それだけで幾らかでも身軽になると随分違うものです。 ところで湯原温泉はカジカガエルで有名と云うか売りなのですが、足湯で休憩しているとどこからともなく鳴き声が… でもどこか不自然、テープでも流しているの? 中国勝山駅までは下りとは云え約20キロ、先の郵便局で教えて貰った足(たる)温泉に立ち寄る事にします、ここなら後10キロです。 思いっきりのんびりして、後はできるだけ汗をかかない様にR313を転がして行きます。   無事、中国勝山駅に到着、近くのローソンで買い出しをして、輪行支度でしっかり汗をかいてしまいました。 津山、佐用、姫路と乗り継ぎ、尼崎からおおさか東線経由の奈良行き直通快速に乗車、通勤時間帯に大阪での乗り換えをせずに奈良まで来て桜井線に。 できるだけコンパクトにしようとペダルも外して、サドルも下げ、ハンドルも抜いているので、もう組み立てる気力もなく、靴ずれの足を引きずりながら、輪行袋を数100m担いで汗だくになって帰宅しました。 本日の走行 88.4キロ、1日目の桜井~王寺の自走も含めて4日間で353.5キロになりました。 中国勝山1538→1623津山1631→1731佐用1734→1838姫路1842→1937尼崎1943→2051奈良2118→2148桜井 4,940円分乗車 本日の収穫 【903】 岡山県 真庭郡 八束村 (現 真庭市)

道路元標蒐集の旅 山陰篇二日目

 益田0539に乗車し石見福光に向かいます。 今日の予定は山間部の道路元標を巡って出雲市まで、予定の距離が100キロ以上ですが、後半に三瓶山麓を越える山越えコースで、石見福光発が7時半以降ですからかなり厳しいです。 今回はKHSで気軽に輪行を繰り返す機動性もなく、日曜と月曜に東横インを利用しようとしているのですから、プランに無理もでてきますが。

 7時45分をまわってようやく石見福光駅を出発します。 ここから井田村、谷住郷村、川戸村と道路元標を巡りますが、結構アップダウンがあって堪えます。

 4つ目の日和村道路元標は江の川の支流日和川の上流の盆地にあるのですが、川沿いに辿る一般道はなく県道は峠越えで迂回して行かなくてはなりません。 川沿いは千丈渓と云う景勝地になっていて遊歩道と平行して林道が通じています、自転車ならばこそこれを利用しない手はありません。
 千丈渓の下流側の入り口まで来ると、林道は邑南町側で崩落のために当分の間は通行止との案内板、ここまで来て引き返して峠越えをすればとても予定をこなせません、とにかく進む事に。 林道は緩やかな登りが続いて舗装されていていますが、落ち葉に小石が隠れていて、ちょっと乗って行くのはためらわれます。 幸い涼しい木陰の道が続くののんびりと押して行く事にします。
 しかし道はだんだん悪くなり、2キロ位でダートになり、ご覧の様な断崖の下を行きます、ブッシュこそありませんが、かなり草が生い茂ってきていて、この季節レーパンではちょっと。 崩落区間は4輪こそ無理ですが問題なく通れました。 ただ眼下に見えるだろう千丈渓は殆ど云って良い程に見えず、音だけが聞こえてきます。
 崩落区間を過ぎるとまもなく遊歩道と合流して再び舗装路に、渓谷の展望もあって幾つかの滝を見下ろす事もできます。 紅葉の頃なら見事かも知れませんが、残念ながら上流の集落の生活排水が流れ込んでいる様で、淵などでは泡立っている処もあり、決して清流とは云えません。
 なお上流側から来ると崩落や通行止の案内はなく太めのタイヤやMTBなら乗車率100%のご機嫌なコースです。
 日和村道路元標は一昨年の秋に峠おやじナワールドさんに教えて頂いていたのですが、やっと訪れる事ができました。 殆ど片峠となる谷峠を13時前に越えて江の川沿いに下り三江線に沿って走ります、この付近でも一日たった5往復の三江線を一往復捕らえる事ができそうなタイミングなので、先の事は忘れて狙う事に。
 石見川本駅で休憩しながら今日のプランを再検討する事に、川本は三江線沿線で一番大きな町で駅も立派なのですが、無人駅ばかりの三江線唯一の業務委託駅なのですが一日5往復では人影も見えません。 とにかく出雲市へ越える事ははっきりと諦める事に、それにダートを押し歩きしたせいか、軽い靴ずれをしてしまった様です、漕いでいる限り問題はなさそうなのですが。 実際無理に越えても朝山村道路元標へ明るいうちに辿り着くのは不可能です。 粕淵の辺りで旅館があれば一番良いのですが、最悪は昨日の様に駅に自転車だけを置いて、江津か益田あたりで宿をとり三江線で往復する手もなくはないのですが。 しかし江の川沿いのR261や県道40、R375は交通量も少なく、自転車にはなかなかご機嫌な道です。
 とにかく16時までに出雲市の東横インをキャンセルし、粕淵で宿を探します。 昔は日本中、小さくても町と云えるような処の駅前にはかならず駅前食堂や駅前旅館があったり、安い商人宿もあったものですが、駅前はすっかり寂れてしまって自動販売機すらありません。 町内には適当な旅館こそなかったのですが、ゴールデンユートピアおおちと云う公共の宿を教えて貰いました。 現在の美郷町役場の上で温泉(チェックイン日は無料)やクアプ-ル(別料金?)もあるご覧の施設です。
 宿泊はゲストハウスと呼ぶバンガロー風の建物で、自転車ならそのまま玄関脇まで入って行けます。 私にとってご機嫌なのはヒグラシの鳴き声に囲まれ、先にシャワーだけ浴びて暫しのんびりとしました。 朝もヒグラシの声で起きました。
 さすがにシングルルームと云うのはありませんが、ご覧のツインルームを一人使用で4,725円です、内風呂もあり、近くの研修施設の建物脇に洗濯乾燥機機もあります(有料)、屋外設置なのでくもの巣がかかっていたり、乾燥機の扉を開けても止まってくれないので、途中で取り出すのが困難ですが、まぁ我慢のできる範囲です。 6人定員のグル-プ棟は高校テニス部の合宿が利用している様で、ツイン棟は引率の先生かコーチが使ってる様でした。 日曜なのか当日でも泊まれたのは幸いでした。 なかなかお奨めです。
 敷地内のレストランからの展望。 この手の施設に良くある事ですが、自転車にとって難なのは短いものの最後に激坂が待っている事、粕淵駅からの標高差は100mもありませんが。 レストランは18時半がラストオーダー、温泉施設もこの季節も20時台までの様です。 粕淵にはこの近辺では貴重なコンビニがあります、中国地方に多い「ポプラ」ですが、施設内には飲料の自販機しかありませんので、買い出しは事前にしておいたほうが。

本日の走行89.1キロ

本日の収穫
【894】 島根県 邇摩郡 井田村 (現 大田市)
【895】 島根県 邑智郡 谷住郷村 (現 江津市)
【896】 島根県 邑智郡 川戸村 (現 江津市)
【897】 島根県 邑智郡 日和村 (現 邑南町)
【898】 島根県 邑智郡 川越村 (現 江津市)

道路元標蒐集の旅 山陰篇一日目

 まずは関西本線王寺駅0430発の始発に乗るために3時過ぎに出発します、距離は20キロ足らず、知らない道でもありませんが、夜間ですしできるだけコンパクトに輪行しようとすると支度にこれ位の余裕はほしいです。 しかしサイクリングには桜井は非常に便利な処ですが、こうやって始発で旅に出るには不便な事が、輪行前に大和八木や天理、奈良まで自走したり、昔名古屋からのツーリングイベント「さくら道」に参加するために名張まで真夜中にR165を自走した事もあります。
 ところで姫路0732発の新見行きに乗車するには1本後の0447発でも間に合わなくもないですが、姫路での乗り継ぎが7番ホームと向かいの8番ホームとは云え2分では、ちょっと座れそうにはありません。 そこで考えたのが大阪0540発の西明石行きに乗車し、西明石で0647発の姫路行きに乗り継ぎます。 ただこれも西明石での乗り継ぎが1分、西明石での発着番線が判らないので、ここでの乗り換えが間に合わないと元の木阿弥なのですが。
 なおこの乗り継ぎはいわゆる東海道緩行線を利用しているせいでしょうか、「乗換案内」では検索できませんでしたが、18きっぷでの旅はこうやってプランを練るのも愉しみなのです。 なお土休日ダイヤでの話です。
 結果的に西明石での乗換は向かい側ホームで、姫路では余裕たっぷり、乗り換えで階段を登り下りしたのは大阪駅と米子駅のみ、全線座って1634温泉津駅まで辿り着きました。  今夜の宿泊は益田なのですが、明日は温泉津付近からスタートしたいので、温泉津温泉に立ち寄った後、隣の石見福光駅まで走り、自転車だけを自転車置き場において1840発で荷物だけ持って益田へ移動します。 こう云った時にWikimediaのマニアックな情報は便利です、知らない駅でも検索するとしっかり駅の写真に屋根付きの自転車置き場が写っていたりします。
 新見駅にて、撮り鉄子発見!! 4月の東北遠征の帰りに見かけた子と良く似てたけど。
 最近、輪行する人を良く見かける様になり、休日とは云え朝から5人も見かけました。 新見駅では先の特急「やくも」から降りてきた彼と少し話をしましたが、生山で下車し「砂の器」で有名になったあの木次線の亀嵩まで走るそうです。

 米子から益田行きを待ちますが、やってきたのは姫新線を追われてきたキハ47、まだ以前の塗装のままです。 写真は温泉津駅にて。
 温泉津駅で輪行袋を開けて、困った事に前輪がパンクしています。 温泉に立ち寄り石見福光駅まで移動する予定はもともとタイトですし、温泉津駅では安心して置いておけそうな場所もありませんので、温泉は諦めるしか。 温泉津温泉は温泉津町道路元標を訪れた折りに徒歩で温泉街の入り口まで行ったのですが、今回も入らずに引き返す事に。

 温泉津駅から隣の石見福光駅までは山陰本線でわずか3キロ程の距離なんですが、道路はR9へ回る必要があります。 ただ地図上には山越えの黒線道があり、温泉津で尋ねると自転車なら問題なく通れる道の様です、実際行ってみると砂防ダムの工事で歩行者も含め全面通行止め、ただ今日は「休工日」で通る事ができました。 峠を越える日本海と岬を穿つトンネルが、日本海だと何かピンときませんが、ここの海岸にはサーファーが結構来ていました。
20100731f.jpg益田へ昨年3月に来た時に見つけたJAZZの店「マルフク」、ケーキの店だったりもするのですが、ライブもあるお店です。 実はこのお店の上はターミナルホテルとらやと云うビジホになっているので、今回はこちらにお世話になりました。 新見から予約の電話を入れた時にも気がついたのですが、予約を受けたのは店のマスター、フロントとの受付もマスターが下から上がってくるのです。 ホテル内の廊下や部屋にもJAZZのアルバムジャケットが飾られてます。 まぁ宿泊客の殆どは普通の人でしょうが、JAZZファンにはたまりせんね。  シャワーを浴びて、最近できたローソンで買い出しをして、下のお店へ、明日の事も考えず飲み過ぎました(^_^;)

本日の走行 24.3キロ

王寺0430→0503新今宮0512→0530大阪0540→0646西明石0647→0720姫路0732→1100新見117→1320米子1347→1634温泉津 7,670円
石見福光1840→2020益田 1,280円
8,950円分乗車

明日から山陰へ …

 明日から、山陰島根へ行ってきます。 明日31日は「18きっぷ」で一日輪行で温泉津へ、1日は江の川を巡り、三瓶山を見上げながら、7つの道路元標を巡って出雲市へ、2日は道路元標は2つだけですが米子方面へ抜けます。 道路元標蒐集の旅として山陰は3度目になると思いますが、いつもはKHSで頻繁に輪行を繰り返したのですが、今回はasukaでそこそこのコースと距離を走る計画です。 いつもの様に主に宿泊は勝手知ったる東横イン、メンバー日曜30%、月曜20%割引を有効に使います。 問題は土祝ダイヤでは大阪駅0652発の姫路行き新快速が無いのです、たとえあっても姫路駅で6分間で輪行袋を担いで6番のりばから7番への乗り換えは至難の業で、それに「18きっぷ」シーズンだけなんでしょうか、このスジは良く込むのです。 そこで思いついたのは未明から20キロ、関西本線王寺駅まで走り始発に乗ると姫路0732発の新見行きに乗車できるのです、折々にTwitterや輪童さんの「風のたより」に書き込みますのでよろしく。 では \(^o^)/

久しぶりの200キロ越え

 先日からの東吉野詣でに飽きた訳でもないのですが… 暫くご無沙汰の「道路元標」、と云っても自走で気軽に走って行ける様な処にはもう残っていないのですが、最近現存が確認された現京都市右京区の弓削村道路元標と、場所的になかなか行きにくかった京都市北区の小野郷村道路元標を目標にして走り出す事にしました。 しかし京都市と云っても最近まで北桑田郡京北町だった処、いわゆる北山と云われるエリアで、桜井からは100キロ余り、京都市街から急峻な峠を越えて行かなければならない地域で、どちらかと云えばあまり土地勘のない処です。 2基とも国道162号線いわゆる周山街道沿いなのですが、交通量も多く北行きは勾配がきつそうなので、少し遠回りですが行きは嵐山まで自転車道を利用し南丹市側から回り込み、帰途は周山街道で京都市街へ戻り、近鉄へ乗り入れてる京都市地下鉄の国際会館辺りから輪行で帰ろうと、先日GETしたキャラダイスのサドルバッグに輪行袋を入れ、ガードも外して出掛ける事にしました。 いつもロングライドの時は空が少し明るくなり始めたら出かけるのですが、少しグズグズしていて桜井を出たのは5時半頃。 奈良市を通過する頃にはすっかり明るくなっています。 いつものルートでならまちから猿沢池の西側から興福寺境内を抜けて行くのですが、移転した奈良市道路元標を確認に少し寄り道します。 以前はサークルK猿沢池店の前にひっそりと建っていたのですが、里程元標の復元を機会に道路元標も少し東向かいに移転しました、立派な奈良県里程元標の足元に相変わらず地味に建っています、里程元標に目を止めても、足元の道路元標にに気づく人は殆どいないでしょう。 奈良阪を越え木津から自転車道へ、先が長いのでペースを上げすぎない様にぼちぼちと嵐山を目指すつもりでしたが、ついついスピードが、ノンストップで8時過ぎには流れ橋へ、ここで呼ぶ声が自転車仲間かなと思ったら、昔1年程一緒に仕事をした事のあるT君が奥さんと愛犬を連れてお散歩中、T君は以前カレンダーやHPにイラストを提供してくれた人でもあります。 休日とあって次から次とローディが出入りする中、30分位ゆったりと休憩し、御幸橋の信号待ちを除いてまたまたノンストップで嵐山へ10時過ぎに到着。 嵐山で少し休憩の後、行楽客でにぎわう渡月橋を渡り六丁峠を目指します。 まだまだ10時過ぎなので化野あたりもまだ観光客もまばらです、午後からなら乗って行けないのでしょうね… 六丁峠の嵐山側も相当な激坂なのですが、林間の涼しい道なのでどうにか漕ぎ上がり、一度清滝川まで下り保津峡駅を見下ろす処に出ます。 判りにくいですが写真左上にタイミング良くトロッコ列車も少し見えています。 保津峡駅から先は水尾から神明峠を経て樒野(しきみの)まで標高で400m程余り登らなくてはなりません、昔下ってきた事はありますが、登るのは初めてで日差しのきつい辺りですっかりへばってしまい、神明峠でのびていました、愛宕林道のゲートの向こうから吹いてくる風が心地良かったですが。 13時40分ようやく南丹市に入ります。 休み休み登った水尾から神明峠で相当時間を食ってしまいました。 ここに「丹波国桑田郷」「山城国葛野郷」と彫られた石柱が建っています、いつ頃のものでしょうね。 神吉村道路元標の前を通って国道477号の狭窄区間を下り元の京北町へ入ります。 周山へのショートカット路は走らず桂川沿いに走り、魚ヶ淵吊橋の横を通ります。 お陰で東吉野では殆ど聞けなかった「カジカガエル」の声を聞く事ができました。   周山でR162に入り弓削村道路元標の残ると思われる場所まで北上、少し探しましたが無事に892基目をGETできました。 この後小野郷村道路元標へ向かうためにR162を引き返すのですが、あちこちにR162京都方面通行止めとの案内が、5万図とGPSを持っているのですが「毘沙門橋」と云われてものあまり土地勘のない私には何処まで行けるのか良く判りません。 ここまできて小野郷村を落としたくないのと、京都方面通行止めと云う割りには車が入って行きますので、引き返す事もなかろうと腹を括って栗尾峠から笠トンネルと進み無事に小野郷村道路元標に到着、これで本日の目的は達成。 ところで通行止はこの先で高雄までは抜けられないとの事で京見峠を越える事に、途中2ヶ所で交互通行を設けていますが、離合の困難な処ではご覧の様に渋滞。 予定外のコースと車之多さに、名峠と展望をのんびり愉しむ余裕もないままに京見峠を下りてきたのですが、京都市街には至って疎い私には一体全体何処に出てきたのか良く分かりません。 近鉄京都線に乗り入れている地下鉄国際会館駅に向かい輪行で帰途に就く手もあるのですが、日没まで少々時間もあるので、嵐山木津自転車道を目指す事にします。 勝手の判らない京都市内を迷走しながらも18時50分、天神川沿いで自転車道へ入る事ができました、ここまでで155.5キロ。 御幸橋以北はあまり自信はないのですが、走り馴れている御幸橋以南、強力なライト2灯と月明かりを頼りに日没後も走れなくはありません。 はるか南の方で雷が光っているので、奈良方面では雨が降ってくるかも知れないのですが、とにかく月が出ている限り走る事にします。 どうやら「風のたより」への書き込みで雨の心配もなさそうです。 ナイトランの経験のある方はご存じの様に月明りが何れ程頼りになるか、木曽には月夜沢峠がある位ですから、でもたとえ月夜でもあそこを越えたいとは思いませんがネ、今でも熊が出るのですから、昔はきっと狼が出たでしょうね。 ちなみに竹之内、樺の木、壷坂、芋、鹿路トンネル、女寄、西峠は真っ暗な時に越えた事があります。 しかし自転車道は真っ暗になってもランニングしている人がいるので結構注意がいります、虫は多いし犬には追いかけられるわと大変、リードを外して散歩させていた様ですが、結構大型犬の様で早いのでなかなか振り切れず冷や汗ものです、飼い主は呑気に知らん顔でケータイしているけしからん奴です、まぁこの時間に自転車を走らせているのもどうかと思いますが。 それに車止めを立てる穴の金属製の蓋が結構見えにくかったりするので、自転車道を夜走るのは決してお奨めできません。 自転車道から奈良阪、上街道と走り馴れた道を走り、巻向の手前で桜井線の最終に抜かされながらも23時32分、走行222.2キロ、無事に桜井に帰投しました。 一年ぶりのセンチュリーランとずいぶん久しぶりの200キロ越えを果たしました。

三度東吉野へ

 いよいよ今日で梅雨明けするかと思われる週間予報。 SORAさん曰く「飽きもせず」三度東吉野へ向かう事に、昨夜のうちに輪童さんの「風のたより」に書き込むjと久しぶりに大阪のFさんが釣れました、ただ時間的な事もあるので近鉄南大阪線で吉野町の大和上市駅まで輪行で来て頂き合流する事にさせて貰いました。
 いつもの明日香村大官廃寺跡にて、最高の天気ですが、朝7時前なのにもう日差しがジリジリと迫ってきます。 この位置から見ると良く判るのですが、後ろの山並みの左側が高取城址になります。

石舞台近くまで来ると「吉野方面通行止め」との表示が... 今日は新しいのサドルのポジション出しをしながらのんびりと行くつもりだったのですが、とにかく行けるところまで急ぐ事にします。 栢森まで来るとご覧の通り、とにかく進みますが、以前から崩れて幅員が狭くなっている処も問題なく、芋峠まで何の事もなく着いてしまいます。 こうなると逆に吉野側へ下ってしまうと引き返す事もままならない事に、ちょうど走ってきたランニング中の方に聞くと、吉野側へは問題なく越えられるとの事。 下って行くと山仕事の車も入って来ていますし、一体どこが崩れていた判らないまま、7時半過ぎには吉野町千股まで下ってしまいました。

ペースを落として大和上市駅に向かいます。 9さんから合流する旨の連絡が、0819着の吉野行から降りて来たのはFさんとIさんでした。

河原屋のサンクスに立ち寄って、少し対岸を走ってから東吉野へ向かいます。 しかし全国的な豪雨禍とこちらでも昨日は相当降っているのですが、吉野川支流の高見川の流れは綺麗です。
← ニホンオオカミ像前を行きます




例によって「みたらし団子」へ立ち寄った後「七滝八壷」へ往復し、そこで昼食休憩とします。 染谷峠方面へは行かずに、もときた川沿いに帰途に就く予定の9さんは「やはた温泉」でのんびりして帰るとの事でお別れして蟻越橋まで戻ってくると、鉄人児玉さんからの着信履歴が11時半に吉野町楢井付近との事ですから1時間程の差なので微妙な処です、少しペースを落として木津(こつ)に向かいます。 しかし道路沿いの沢から下りてくる風は涼しく、天然のクーラーが並んでいる様なもので、標高が上がるにつれてますます快適になります。

鉄人児玉さんと連絡がとれないまま、結局前にいるのか後ろにいるのか。 ようやく「たかすみ温泉」前で連絡が、伊豆尾でパンクしたそうで5キロ程後ろにいる事が判り「投石の滝」で待つことに。
 しかし「カジカガエル」の鳴き声が聞きたくて来た東吉野詣ですが、少し遅いのか水量が多すぎるのか殆ど聞けないまま、「投石の滝」では今年はじめて「ヒグラシ」の声を聞いてしまいました。

今日の最高点「染谷峠」に到着、話題は道東で難渋している天五さんの事ですが、どうやら南九州を除いて西日本は公式に梅雨明けした様ですね。
 染谷峠を下りR369に出て榛原へ、女寄峠を下るとむっとする熱気の向かい風と西日です、自走で大阪を目指すFさんを見送って、Iさんを近鉄桜井駅まで案内して帰宅。 久しぶりは皆さんと快適なコースをご一緒できて、有意義な一日でした。 本日の走行111.8キロ。

再び東吉野

最近、計画性のない突然のプランばかりですみません、なにしろ週間予報を信じていたらどこへも行けません。 当日朝になっても、不安定な、山沿いでは、午後から... とかそんなんばっかりです。 それでも今週は仕事と天気の巡り合わせが良くて、火、木に続いて今日も走りに行こうと。 さて方角を変えて大和高原でもと思ったのですが、一昨日に行ったばかりですが東吉野へ、渓流沿いの道が多いそちらの方が、この時期快適ですからねぇ...一応昨夜からTwitterには呟いていたのですが。

例によって朝6時前には桜井を出発、いつものコースで芋峠を目指します。 今日は久しぶりにGPS(GARMIN eTrex LEGEND HCx)を持ってきます。 栢森から芋峠への登りは標高どころか軌跡も狂いまくったのですが、最近は目立って解消されています、別にハード側をいじっている訳でもないのですが、衛星側の問題なのでしょうか、しかし良く判らない世界です。
 7時20分頃に芋峠到着、輪童さんの「風のたより」に書き込もうとしたら留守電の履歴が、輪童さんが追撃してくるとか、とりあえず津風呂湖で合流する事に。

津風呂湖に着いてみると、いつもの休憩所は津風呂神社の祭礼があるとかで地元の方が準備をされています。 輪童さんが来るまでのんびり横になれそうにはありませんが、とにかくここで待つ事にします。 8時44分にはダム下流の河原屋辺りまで来ているとの連絡が、意外に早いのでさてはDoppelGangerで近鉄大和上市駅まで輪行してきたかと、とにかくこちらへ登ってきて貰うのは大変なので、窪垣内か国栖辺りで合流する事に、そうなると湖岸を走るこちらの方が遅くなってしまうかもと慌てて入野を目指します。 入野トンネルを抜け窪垣内へ下り<16>吉野東吉野線に、さて前にいるのか後ろにいるのかと走っていると後ろから声が。 なんとBiancheでブっ飛ばしてきた様です、お疲れ様。

 一昨日も立ち寄ったばかりですが、いつもの店でパンとみたらし団子を…
 ところで東吉野村役場のある小川から丹生川上神社中社のある小(おむら)までは、県道ではなく必ずと云って良い程に対岸路を走っていますが、車が少なくて格段に走り良いです。
(Photo : 輪童さん)
 

 蟻通まで来た処でまだ10時過ぎ、ここで数キロは寄り道になりますが「七滝八壷」へ行く事に、「やはた温泉」までは何度も云っていますが、その先は二人とも初めてで、どれくらい登らされるか全く判りませんが、時間もある事だしこの機会に向かう事に。  「七滝八壷」は水量の豊富な事も相まってなかなかのものです。 蟻通まで戻り、再び高見川沿いに木津(こつ)へ向かいます。 この時点でSORAさんが室生を出て菟田野から佐倉峠で追撃していたのですが全く眼中にありません。

 新しくできたバイパスに出た処でパンをかじりながらTwitterを覗くと5分前にみのや前の公園で昼飯中。 cancanさんはもう帰ったかな?との書き込みが、慌てて「ニキロ位下流にいます」とだけ書き込んで、いつもは走らないR166の新道を飛ばし、どうやら返信に気づいてくれた様で無事に「みのや」前で無事合流。
(Photo : SORAさん)
 一昨日の「たかすみ温泉」のリベンジはお預けにして、ここから3人で走る事に、投石の滝を経て染谷峠を越えR369に出る処までご一緒します。

本日108.9キロ

久しぶりの御斎峠

 今年になってモチベーションが下がり」っぱなし、時間ができても朝になったらくじけてしまう、で輪童さんの「風のたより」他に告知してみました。 急だったので釣れたのは輪童さんと天五さん、案の定朝にはすっかり走る気がうせているのですが、同行者もいるので少し早めですが6時15分に桜井を出発します。 初瀬ダムの坂を登ろうした頃に輪童さんから電話、約30分位後ろにいる様です、ところが坂を登っていると左膝に痛みが、昔寒い時期に無理をしたのが災いして、今なお冬場は痛む事があるのですが、走り込み不足と今年初めて膝を出したウェアに、朝の冷気が堪えた様です。 暖まると収まると思っていたのですが。

 初瀬ダム、小夫(おぶ)、天神社奥宮の水場と少しずつ休憩しながら、輪童さんを待ちます。 結構評判の名水とかで水くみの人が並んでいたりする事もあるのですが、さすがに時間が早いようで。
 案の定、今日もドッベルギャンガーでやってきました。 課題のステムの改造も済ませて、調子は良さそうです。
 旧都祁村に入って三陵墓古墳にて、県道から見えないので少しわかりにくいですが、清潔なトイレや四阿があって絶好の休憩ポイントです、テーブルのないのが残念。 ここを20分遅れで出発する事になり、上深川から入るコースを、ジェットコースターの様な農免道路でショートカットしたものの分岐を間違えてしまいどんでもない劇坂を登った末に農免道路に戻ってしまいました。  
 どうにか予定のコースに入ります、名張川の支流遅瀬川の上流から新しくできた上津ダムを経て<181>遅瀬西波多線に入る、かなりレアなコースです。 予定では上津ダムで15分位は休憩してから五月橋を予定の時間に到着する予定でいたのですが。 上津ダムを通過して五月橋0925着、どうやら他にドタ参はいない様です。

 旧R25(いわゆる非名阪)の五月橋、前後にポニートラスを持ったレトロなトラス橋です。
 近鉄の伊賀神戸まで輪行で来る予定の天五さんとは1030に伊賀上野の田楽の店「わかや」で落ち合う予定ですが、今度は20分も早く伊賀上野へ着いてしまいました。 そこで甘いものは別腹と云う事で鍵屋の辻の「数馬茶屋」でわらび餅を頂く事に。

 「わかや」前にて、一時ここで田楽を食ってから御斎(おとぎ)峠~信楽~御葉木峠を回って伊賀上野に戻り、「伊賀路」で「牛タンとろろ定食」を食って宴会になると云う、とんでもなくグルメと云うか高カロリーなツーリングがブームになりましたが、狂牛病騒ぎで一時メニューから「牛タン」が消えたのと<334>神山多羅尾線が暫く通行止めになったりした事もあって、いつまにか熱が冷めてしまいました。 しかしBlogなどなかった頃にツーリング系サイクリストにはルーツとも云える「ランドナー補完計画」の面子に峠おやじナワールドさんや今のSORAさんが参加していたり、また名古屋の「はづき」とのジョイント企画もあったりして、関西と中京のサイクリストに「わかや」は知られる様になってしまいました。 もちろん一般的にも休日には行列のできる伊賀上野の有名店ではありますが。

 伊賀上野から御斎峠へは<138>信楽上野線一本なのですが、高倉から直登の激坂区間があるので少し手前から裏道に入ります。 写真は途中にある水場。
 御斎峠へは春夏秋冬、四季を通じて何度も登っていますが、情けない事に今回が一番キツかったです、暖かい処か暑いと云う陽気なのですが、膝の痛みも時々出てきます。
 多羅尾にて、ここで小峠を越えて信楽側に出て、<5>木津信楽線で滋賀京都境を越えて加茂へ下るか、押原越から三国越林道で童仙房経由から下るかと思案した末に、車の少ない童仙房経由を選んだのですが...
 三国越林道は東向きには何度も走っていますが、西向きは初めて、それも疲れもたまった帰りに選択してしまったのは大誤算、こんなにアップダウンあったかと思う事しきり、思いっ切り押しも泣きも入ってしまいました。
 ようやく和束近くまで下ってきました。おなじみ和束のローソンで休憩の後、輪行で帰途に就く鈴童さんと加茂で、天五さんとは木津で別れます。 今年初めての100キロ越えでもう目一杯でしたが、ガード付きで輪行するのも邪魔くさいので、奈良阪さえ越えれば騙し騙しどうにか明るいうちに帰れるだろうと自走で桜井に向かいます。

  加茂にて木津川河畔、実は天五さんと初めて出会ったのはこの土手上のコ-スで2006年6月3日でした。以前なら「伊賀路」で「牛タンとろろ」の時間ですから、少々お腹が、途中で天五さんに貰った菓子パンをかじって7時前には桜井に無事たどり着きました。本日の走行135.0キロ

道路元標蒐集の旅

  「三日にあげず」とはこの事か、今日が使用期限の「18きっぷ」、2回分なら誰かを誘って敦賀まで輪行して河野海岸道路と旧北陸本線廃線跡なんて事も考えたりしていたのですが、1回分なのでかねて懸案の和歌山県西牟婁郡の周参見村道路元標を確認に行ってきました。

 近鉄大阪線の始発で鶴橋へ出て天王寺0650発の紀勢本線直通に乗っても紀伊田辺からの接続がないので、のんびりと桜井線から和歌山線経由で向かいます。 前出の「熊野 その表層と深層」では岩出町道路元標が見つからなかったとあり、消息が気になったので岩出駅で途中下車します。

 何の事はなく、岩出町道路元標は以前からの場所にちゃんと鎮座していました。 駅へ戻る途中でいわゆる「昔ながら」のパン屋さんで菓子パンを2個、おばちゃんがその朝に売れる分だけ作って並べていると云う雰囲気です。

 和歌山、御坊、紀伊田辺と乗り継ぎ周参見駅1132着、町名はすさみになっても駅名は周参見のままです。 ここで京都発のオーシャンアロー3号に抜かされます。 しかし南紀だけあって暖かく、桜もすっかり葉桜になってしまっています。

 周参見村道路元標はすさみ町立歴史民族資料館の建物内に保管されています、なお開館日は火曜と土曜のみ、事前に確認されてから行った方が良い様です。 元建って場所を見ていて判っていた事ですが、地上部分だけが切断されています。

 限られた時間では他に回る処も
ないので1310発紀伊田辺行きで帰途に、写真は岩代駅付近です。

 御坊で下車し元の御坊臨港鉄道、紀州鉄道に久しぶりに乗車する事に、距離だけでは芝山鉄道と云う事になるのですが、延長僅か2.7キロのミニ私鉄、最近まで大分交通のお古が走っていたのです、現在は北条鉄道のお古、なんと云っても現在運用されている唯一の2軸気動車が走っています、まさにレールバスそのものです。

 かつての国鉄のレールバスよりは天井も高いはずですが、中もバスそのもの、乗り心地2軸故に推して知るべし、と云うか軌道の方もかなりのものなんですが。 野上電鉄や有田鉄道無き今、和歌山県内の私鉄は今ではあの「たま駅長」で有名になった和歌山電鉄とこの紀州鉄道のみ、西御坊まで片道180円、紀勢本膳と時間を合わせたダイヤとなっていますので、機会があればこちらにも一度乗ってみてやって下さい。

 御坊は父方の郷里に近い事もあって、昔からこの路線は良く知っています、昔は乗客も多く、朝夕は国鉄の機械式気動車に準じた車両が2両連結で走っていました。 制御が機械式のため総括制御ができず、それぞれの車両に運転士が乗り込んでベルを合図にギアチェンジをしていましたが、運転士を足りないかで、運転の資格のない整備の人間が運転していたとかで、陸運局からお咎めを受けた事も。 現在は写真の西御坊駅が終点ですが、以前は日高川駅まで伸びていました、と云っても廃止されたのは1キロ足らずですが。
 桜井0552→0608高田0610→06441五条0648→0748岩出 1,280円
岩出0809→0831和歌山0837→0947御坊0958→1040紀伊田辺1051→1132すさみ 2,420円
すさみ1310→1359紀伊田辺1415→1459御坊 1,280円
御坊→和歌山→新今宮→JR難波 1,890円
JR難波→高田→桜井 820円
7,690円分乗車

本日の収穫
【891】 和歌山県 西牟婁郡 周参見村 (現 すさみ町) 

道路元標蒐集サイク

 実は「18きっぷ」の使える内にと、25日から東北遠征を企んで「ムーンライトながら」の指定券までとってあったのですが、自転車抜きの計画としても、あまり天気まわりが良くないし、先日の風邪の後でもあるので、急遽中止にしてしまいました。 代わりに2日間愛知から長野にかけて飯田線沿線をまわる事にしました。

 豊橋1043発の飯田線に乗りたいので、奈良まで自走し関西線経由で向かう事にします。 乗り換えで頑張れば京都経由でも行けなくないのですが。
 伊賀上野駅にて、奈良より早朝の冷え込みはきついです、ワンマン運転ですので無人駅ではドアが開閉しない2両目に乗るのが正解。

 究極の乗り鉄路線飯田線豊橋~辰野間195.7キロ、駅数97。 現在全線を通して走る列車は上りは3本ありますが、下りはこの上諏訪行き1本です、飯田線の終点の辰野駅まででさえ約6時間半かかります。 さすがに通して乗った事はありませんが。
 最近はあまり見られなくなりましたが、一部を仕切って新聞輸送に使われています。
 大海駅で下車、最近はづきのI氏に報告を頂いた南設楽郡の東郷村道路元標鳳来寺村道路元標を回ります。

 

 鳳来寺からの戻りでは本長篠へショートカットする県道32号鳳来東栄線、220m程の峠でなんとか峠と云うバス停を期待したのですが、ただ「峰」と云う名前でした。 
 20100326f.jpg飯田線を跨いで八名郡の山吉田村道路元標へ向かいますが、途中でほぼ満開の桜が、時間の余裕があったので写真を撮りながら携行食でちょっと休憩。


 ここ山吉田村道路元標は、最近ネット上のブログで見つけたもので、「そう」と云う地元誌に紹介されたものだそうです、関西では見かける機会はなかったのですが、この出版社は結構面白そうな本を出されています、あの「定本 島根県の歴史街道」の編集に関わった方とか。 ところで元標は山吉田の郵便局の裏と云うか小学校のプールの裏にあります、判っていれば道路からも見えなくもないのですが,ちょっと通りすがりで見つけられる場所ではありません。 記事に拠ると学校敷地内かと思ったのですが、校舎とプールの間に登山道と云うかハイキングコースがあってそこから入って行けますが、実際に元標の建っている処は学校敷地内なのかも知れません、夏水泳実習中にカメラを持ってウロウロしていると変な人と間違われるかも、道路元標を尋ね回っているだけで充分「変な人」だとは思いますが、まぁ少なくとも後3人「な人」(失礼m(_ _)m)が確実にやってくるとは思いますが(^_^;)

 本長篠駅へ戻り再び飯田線に乗車、ここで時間の余裕をみて食料を調達するつもりでしたが、予定の一本前の1442発へも乗車可能な時間です、KHSを速攻輪行で乗車、次の浦川駅へ向かいます。 飯田線は殆どは119系、3扉セミクロス車ですが、輪行袋を置く適当なスペースがありません、空いていればトイレ横ですがこの変則的な席に陣取ります。

 浦川駅は静岡県、平成の大合併まで磐田郡佐久間町でしたが、今では浜松市天竜区となっています。 ここからR473で県境を越えて愛知県北設楽郡の下川村道路元標まで約10キロ程往復します。

下川村道路元標は下川保育園への入り口にあるとの事ですが、ちょっと見当たりません、写真見て判ります?

R473の途中に「煮淵」と云う滝があって案内板によると滝の拝の様にポットホールもあるそうですが、吊り橋もあるので帰途に少し立ち寄ってみました。 先日からの雨で水量が多くて、良く判りませんでした、しかし「煮淵」と名は沸き立つような流れの事を意味しているのでしょうね。

 

途中R473への昇格とかで分断されていますが、長野県、静岡県、愛知県の共通の県道1号飯田富山佐久間線のヘキサはここに。
 本長篠から1本早い時間で移動できたので暗くならない内に浦川駅へ戻って来れたのですが、これから松本までの長丁場、例によって東横イン泊ですが、松本へは2338到着の予定。 時間も充分にあるのでできればここで食事でもしたい処、元は街道の宿場町、浦川は戦前から町制をひいていましたが、佐久間村と合併して佐久間町となる、その頃からこの辺りの中心は佐久間の方へ移りつつあった様です。 銀行や信金の支店、学校や書店こそあるものの、食事のできる様な処は全て廃業していて、幸い小さな地元スーパーがありましたが、弁当等の気の効いたものは残っていないのかありませんでした、とにかく菓子パン類を買って浦川1825発の天竜峡行きに乗り込む事にします。

 

浦川村か浦川町としてここにも道路元標があったかも知れません、一応らしき処を探索してみましたが。 静岡県では道路元標は浜名郡の中ノ町村道路元標ただ1基しか報告されていませんし、県告示の存在も不明です。 この山峡の町で出逢ったら熊取村の様に感激ものですなんですがね。

本日の走行 72.0キロ

奈良→加茂→亀山→名古屋→豊橋→大海 4,310円
本長篠→浦川 480円
浦川→天竜峡→岡谷→松本 3,260円 
8,050円分乗車

本日の収穫
【850】 愛知県 南設楽郡 東郷村 (現 新城市)
【851】 愛知県 南設楽郡 鳳来寺村 (現 新城市) 
【852】 愛知県 八名郡 山吉田村 (現 新城市)
【853】 愛知県 北設楽郡 下川村 (現 新城市)

道路元標蒐集サイク

2dayチケットを使って阪神三宮駅2400着、0055出航のジャンボフェリーで高松へ渡り、香川県と岡山県の道路元標を回ります。 香川と岡山は今月2日にも行ったばかりなのですが、その折は駅から徒歩圏内で輪行するとかえって足手まといになる様な処を回り、徒歩では回りにくい処を残してしまっていて、宇高航路廃止のニュースで急遽今回のプランを考えた訳なのですが、 土曜の夜だがらでしょうか、トレーラーの積み下ろしは少ないのですが。それでも自転車やバイクの乗船は最後で出航10分位前です。気候も良くなり単車も多くなってきましたが、ロードも2台ばかり。 明るくなるまで24時間営業のマグドナルドで朝食休憩し、香川郡の香西町道路元標まで往復、高松港に戻り国道フェリーで宇野へ、たった2時間40分の四国滞在でした。関西から宇高ルートは使う機会は少ないでしょうが、今月26日で航路を廃止すると届けを出した宇野~高松間を結ぶ国道フェリーと四国フェリーの両社、それぞれ廃止届を取り下げ、廃止はひとまず先送りになったものの、先行きはまだまだ不透明で存続しても減便は免れないかも。ちなみにそれぞれ22便づつ運行、自転車は乗員込みで片道720円です、なお両社の便が一緒に書かれた時刻表もありますが、それぞれ乗り場が違いますからご注意を。 しかしあちこちで起こる高速道路1,000円のフェリーへの影響、海運業界ってそんなに政治力がないのでしょうか、このままだと海上交通は衰退するばかり、阪神大震災級の災害が起こってから、海運が使えればなんて云っても遅いのよ、と云うより瀬戸大橋線は橋上風速25mで運行停止、車も速度制限、二輪は通行止。 それ以上吹けばフェリーも休航するだろうけど、現実に一昨年はフェリーは頑張って代替輸送を行っていたのですよ。 近代的になった高松市街をバックに。フェリー利用はどうしても夜行便が多いですが、日中1時間の船旅もなかなか良いものです。宇野港では「宇高航路を惜しむ」のでしょうか「四国うどん巡り」でしょうか、入れ替わりにモールトンやBD-1の小径車のグループが乗り込んで行きました。 宇野からは岡山県児島郡の日比村道路元標まで往復、宇野駅近くから三井造船玉野造船所近くまで廃線跡の歩行者自転車道が続いています。 宇野駅へ戻り今度は胸上村道路元標を目差します。 かつての宇高連絡船への乗り換え駅だけに今でも規模だけは立派です、かつて頻繁に急行「鷲羽」が発着し、ブルートレインの「瀬戸」から貨物列車に至るまで賑わった構内も、今では昼間は1時間に1往復の普通列車がやってくるだけです。  宇野から海岸沿いに出て、少し向かい風ですが快適なコースです。 この近辺、結構小さな峠が幾つかあります、ここは鳥打峠、標高30m程ですが。 胸上村道路元標の後、宇野線で赤穂へ向かう予定ですが、元来た道を戻るのも何なので戸立峠を越えて八浜駅を目指します。 標高は110m、内陸の八浜側の方がエグそうでした。 先の鳥打峠とともに峠おやじ履修済み、どうやらここいらは絨毯爆撃して荒稼ぎして行った様です。 姫路周辺にしようかと思ったりもしたのですが、カウントにはならないものの、宿題のある播州赤穂で途中下車。 赤穂市民俗資料館中庭に保存されている赤穂町道路元標を再訪します、前回は2007年10月に訪れたのですが、その時は運悪く休館日で、元標は遠目にどうにか撮影できたので、既にカウント済み。 赤穂市民俗資料館はさすが赤穂だけあって、元の塩務局と云う役所の建物だと云う事で、中にはT御大が興味を示す様な秤などの展示品もありました。 赤穂浪士所縁で有名な「花岳寺」前には「加里屋道路元標跡」碑が、赤穂町道路元標は元はここにあったとの事ですが、「加里屋」とは行政区分としての町村名ではなく、この付近の地名です。 私は跡碑はカウントしていないので、前回はパスしていました。 問題は「塩屋町道路元標」、昨年穴蔵さんのHPに紹介されたのですが、歴史的に「赤穂郡塩屋町」としては存在した事はなく、「赤穂郡塩屋村」が町制をしく事なく昭和12年に「赤穂郡赤穂町」に編入されています。 最初は地元自治会か何かの手により、最近になって復元されたものかと思っていたのですが、裏面には「兵庫縣」とあり状態も近年復元された様には見えません、私の想像では明らかに「赤穂郡塩屋村」だった頃に建てられたものではではなく、赤穂町となった昭和12年から戦後にかけた辺りで再建されたものではないかと思うのです、いかがでしょう、でこれをカウントするかしないか思案中です。 播州赤穂駅1709発で帰途に、本日の走行62.2キロ。

ぐるっとKANSAI 5,440円分

 ここ暫く皆さんと走る機会がないので「賀名生梅林~広橋梅林ツーリング」に顔を出そうかと思っていたら土曜日にすると云う話になってしまった様で、残念と云うか仕事の予定と重なってしまった、まぁ天気も良くはなさそうだったのが。 仕事の予定と云っても京都方面へお昼頃に少し顔を出すだけだったのだが、それで一日潰れてしまうのも勿体無いので、するっとKANSAI2dayチケットで気になるところを「ぐるっとKANSAI」

 未知の道路元標に関する情報は自転車仲間から得られる事も結構多い。 旧道を縫って走っていたり、車では目に止まらない発見も自転車ならでは。 京都府葛野郡の松尾村道路元標も最近、くろださんの報告で陽の目を見る事となった。 木津八幡嵐山自転車道から幾らと離れていないので、走って行かないと面目ないなぁと思いつつも往復100キロ越えでは一日仕事になってしまうなと思いつつ。 阪急嵐山線松尾駅からは信号が青ならば下車1分の距離とあっては。 この機会に朝から大和八木~竹田~四条/烏丸~桂経由で向かう事に。 おそらく本来の位置からは少し移動しているのだろうが、「松尾村」以下は埋まってしまっている、しかし同じ葛野郡でも西院村道路元標の事を思えば余程人目に付きそうな場所なので、今まで報告がなかったのが不思議な位である、

京都での所用を済ませ、阪急京都線から地下鉄堺筋線で天下茶屋で南海電車に乗り換えて大阪市内を素通りして和歌山へ。

 先日、ネット上で気になる情報を見つけた。 「◆紀南・地名と風土研究会会報 43 2008.7 …和歌山県内の道路元標の実態調査…」なる内容の地方史研究雑誌の索引である。 件の会報を閲覧するには和歌山市駅から徒歩5分とやらの和歌山市民図書館が一番便利そうである。
2階で同誌を出して貰い、かなりワクワクドキドキくしながら開いたのだが、手持ちの情報を追認したと云うか、追認して戴いたと申し上げるべきなのか。 ただ2,3興味深い情報もあった、2007年に訪れ残痕しか見つけられなかった周参見村道路元標はちゃんと保管されているとの事である、すさみ町までは往復だけで1日仕事だが、18きっぷの使えるうちに行かずばなるまい。

 なお「紀南・地名と風土研究会会報」の42.43.44号に掲載された道路元標に関する記事は昨年出版された「世界遺産の地 熊野 その表層と深層」にまとめられていて、べらぼうに高い本でもなかったので早速取り寄せる事にしました。

この後、大阪へ戻り日本橋で500円のマウスを2個買って一旦桜井へ戻り、今度は輪行袋を担いで神戸三宮へ、桜井~京都往復だけで元は取れるのですが、2府3県を跨いで近鉄、阪急、大阪市営地下鉄、南海、阪神と5,440円分乗車。 なお今回は関西圏では購入できない1枚あたり1,900円の全国版2dayチケットを利用しましたが、今週からGWまで期間限定で関西でも買える3日分5,000円の関西限定3dayチケットが発売されています。

道路元標蒐集の旅

 昨日から18きっぷのシーズンが始まり、道路元標の現存情報を得たので、早速今日は自転車抜きで岡山県と香川県へ。 大阪0652発の姫路行新快速に乗車、この新快速は平日しかないのですが、関西から18きっぷで中国四国方面へ向かうには重要なスジなのです、長崎、熊本、大分、大分まで行けてしまいます。 しかし相変わらず姫路駅での岡山行きへの乗り継ぎが大変、通勤時間帯ですしホームも異なし、輪行で6分ではまず不可能かと。 今回は赤穂線邑久駅へ向かうので東岡山で赤穂線に乗り換えますが、岡山で三原行きへ乗り継ぐにはここで乗り換えるのが賢いので、事情通の18きっぷ利用者と見られる人が何人か待っています、三原行は117系になっている様ですね。
 邑久村道路元標まで往復し、岡山から津山線に乗って金川町道路元標へ、2005年に岡山市に編入されるまで御津町の中心だった町で、酒蔵を改造した「KANGAWA酒蔵」と云う観光施設のある交差点の角に道路元標はひっそりと建っています。



 次の列車への時間もあり「KANGAWA酒蔵」では神崎遊庵の「おもしろハンコと土佛展」と云うのをやっていたのでのぞく事に。 お土産に備前焼のハンコを買って帰りました、女性の「名」しかありませんがネ。
 津山線に乗るのは40年ぶりです。 快速「ことぶき」にはキハ47が、各停にはキハ40が使われているようですね。
 宇垣村道路元標近くにて、温暖な瀬戸内とあって既に梅は満開。
 四国へ渡り善通寺市に残る與北村道路元標へ往復し今日の予定は終了。 スイッチバックの土讃線坪尻駅まで往復しても最終で帰ってこれるのですが、まだ陽も短いので、琴平まで行きこんぴらさんに登るはさすがにと、金丸座まで往復してきました。
 土讃線は琴平以南は非電化で特急こそ一時間に1本走ってますが、土佐山田までは各停はキハ32とキハ54の単行が数える程運行されているだけで、18きっぷの難所です。
 岡山1916発にに乗車、姫路の手前で様子がおかしいなと思っていたら、どうやらお昼過ぎに起こった茨木~摂津富田間での人身事故の影響で、今も遅れている様子、最終のスジに乗らなくて正解、どうにか11時過ぎに桜井に帰宅してきました。

鶴橋→大阪→姫路→東岡山→邑久 3,260円
邑久→岡山→金川 740円 
金川→建部 200円
建部→野々口 230円
野々口→岡山→坂出→善通寺 1,450円
善通寺→琴平 200円
琴平→坂出→岡山→姫路→大阪→鶴橋 4,500円
10,580円分乗車

本日の収穫
【841】 岡山県 邑久郡 邑久村 (現 瀬戸内市) 
【842】 岡山県 御津郡 金川町 (現 岡山市) 
【843】 岡山県 御津郡 宇垣村 (現 岡山市)
【844】 香川県 仲多度郡 與北村 (現 善通寺市)

道路元標蒐集サイク(愛知篇2)

お泊りは例によって東横インの三河安城です、どうやら駅周辺はビジホ激戦地の様で、愛知県下の東横インでは最安の税込4,975円、今回も無料宿泊権は使わずポイントをため込んでしまいました、現在19点、6千円以上とかの高い処で利用する予定ですが。 なお鍵を括り付ける処がありませんが玄関脇に駐車?できるスペースがあります。 新幹線の南側なので在来線から5分は輪行袋を担いではちょっとキツいので、組み立てて走って行きました。 日頃は早朝から走り出すので、あまり恩恵を受けられない朝食無料サービスですが、今朝はみよし市歴史民族民族資料館の開館時間に合せるために、しっかり戴いてから高岡村道路元標へ向かいます。 鉄道や高速道路に遮られてなかなかまっすぐには行けませんが、豊田市に入ったあたりから自転車道の様な道が高岡中学校付近まで整備されています。 自転車道と云った案内はありませんが通学路として利用されているのでしょうね、路面状態も良くなかなか走り易いです。 高岡村道路元標はしっかり学校敷地内にありますが、門外から撮影は可能です、監視カメラに撮影されているそうですが。 お次は三好村道路元標、みよし市歴史民族民族資料館玄関脇に丸ポスト達と並んで展示されています、せっかくの案内板には明治時代と書かれているのは残念ですが。 なお門扉はないので休館時も撮影は可能だと思います。 挙母町道路元標は豊田市郷土資料館内に保存されていて一昨年の暮れに訪れた時には閉館していて遠目でしか撮影できなかったので、今回再訪すr事に。 保見村道路元標はネット上で引っこ抜いた状態での現存が報告されていたものの所在がはっきりしていませんでしたが、豊田市保見出張所の新築移転とともに玄関前に再建されています。 たまたま出張所に併設されている豊田市生涯学習センター保見交流館の館長さんが豊田市域に残る道路元標について調べ始めているとの事で、少しお話しをして帰りました、学校等に移設されその後忘れ去られている例も多く、そうなるとなかなか部外者には発見は困難です、この機会に未確認の道路元標の情報が出てくれば良いのですが。 保見村道路元標はこの橋の下流数100mの川の中から発見されたそうです。 奈良県宇陀郡の神戸村道路元標も川ざらえで見つかったそうですが、道路工事の際にでも邪魔になったのでしょうか結構無残に廃棄されているものですね。 今日最後は日進村道路元標、民家の玄関脇に鎮座しています、まえださんも玄関前におひとついかが(^_^) 愛知県下にはまだ東加茂郡、北設楽郡、知多郡等に未踏の道路元標を残しているので、今回知多郡へも足を延ばしたかったのですが、日進村を回った時点で14時を回ってしまい、移動に一時間半かかって日没までに3つも回るのはとても無理なので今日は早めに帰途に就く事に、本日の走行58.0キロ。
【836】 愛知県 碧海郡 高岡村 (現 豊田市)
【837】 愛知県 西加茂郡 三好村 (現 三好町)
【838】 愛知県 西加茂郡 猿投村 (現 豊田市)
【839】 愛知県 西加茂郡 保見村 (現 豊田市)
【840】 愛知県 愛知郡 日進村 (現 日進市)

道路元標蒐集サイク(愛知篇1)

 別にヒマになった訳でもないのですが、まぁ一段落ついて来月上旬まで少し待ちの状態なので、出掛ける事に(^_^)

 早朝、某御大の車に便乗して名古屋へ、まずは十四山村道路元標へ 、106年間ずっと十四山村だったのですが、2006年に弥富町と一緒になって弥富市に。 道路元標は立派すぎる元役場の玄関に鎮座しています。  
 次の目的地は瀬戸市なのですが、朝の時間帯に輪行袋を担いで名古屋市を横断するのは大変、地下鉄東山線の高畑まで走りで栄で名鉄瀬戸線へ乗り換えるつもりだったのですが、東山線をそのまま藤が丘まで全線乗りりニモに乗れば愛知環状鉄道の八草まで行ける事に気がつきました。 お陰で混雑する区間は乗ったまま通過。 愛知万博には行っていないのでリニモに乗車するのは初めて、大阪のニュートラムと違って勾配が結構あるのでなかなか車窓も愉しめます、ただニュートラムと違い発車時と停車時に振動が多い様ですね。  
 目的地の雲興寺へショートカットしようと「海上の森」へ迷い込んでしまうとダートが…
 行き止まりになっていたり、こんな干上がった池にでくわしてドロドロになりながら結局は撤退。 一時間以上ロスしてしまい、後の予定が狂ってしまう事に。 
 瀬戸市赤津の雲興寺。 正月の新春ランではづきの重鎮Iさんに教えて貰っていた赤津村道路元標、ネット上初登場になると思います。 結構有名な名刹だそうですが門前とかと違いここまで奥に持ち込まれると従来の感覚では発見は難しいですね。 しかし何処に建っているか判ります? 
 戸越峠を越えて豊田市域へ、藤岡村道路元標へ向かいます。  

 藤岡村道路元標からR419を小原へ向かいますが、大型車は多いわ、思っていたのと違いアップダウンが多いわと結構堪えました。  
 「磯丸碑」と書かれた案内板があってこの小さな峠は一本松峠と云うそうです。 おそらく未踏ではないと思いますが峠おやじ未収の峠ゲット。

 小原村道路元標ですが、交差点側からは車が置かれている影になっていてちょっと判りにくいです。 

 矢作川本流へ向かって快適なコースを下ります。 毎年新春サイクで走っているコースの上流へ出て、県道11号の対岸の県道355号を豊田市街へ向かいます、広梅橋まで出会った車は2台だけと快適なサイクリングコ-スでした。  
 日没ぎりぎりにどうにか高橋村道路元標へ到着、予定ではあと少しまわるつもりでしたが、「海上の森」で迷ったりしたのがひびいて本日の収穫は5基。 予報より天気も良いので、一泊して明日も少し走る事にします。 しかし暫く走っていないのでそろそろ限界、ヘッドランプを忘れてきた事もあり、愛知環状鉄道の新上挙母駅まで走って三河安城まで輪行する事に、本日の走行83.9キロ。
 
豊田大橋、1キロ程の間に矢作川を渡る大きな橋が三つも並んでいます、しかし大の付く企業城下町は違いますね。

【831】 愛知県 海部郡 十四山村 (現 弥富市) 
【832】 愛知県 東春日井郡 赤津村 (現 瀬戸市)
【833】 愛知県 西加茂郡 藤岡村 (現 豊田市)
【834】 愛知県 西加茂郡 小原村 (現 豊田市)
【835】 愛知県 西加茂郡 高橋村 (現 豊田市)

道路元標蒐集の旅(香川編)

 1月20日が有効期限の「18きっぷ」が1回分残っているので、3月並みの陽気がやってくると云う予報を信じて一日だけですが、四国香川へ行く事にしました。 今回はKHSを駆って。
 今回も阪神なんば線で三宮へ行き、神戸港(新港第3埠頭)0055発のジャンボフェリーで高松東港へ渡ります。 和歌山から徳島へ渡る南海フェリーも何度か利用していますが、夜行便は和歌山港0240発→徳島港0450着で、どうしても乗船前に時間を潰さなければなりません。 こちらは0055発の0500着なので仮眠できる時間もしっかりとれて、運賃も自転車込みで2,140円でICOCAやIDも使えます。 ただ自転車や単車は大型車と一緒に下の甲板に最後に乗せられるので、客室へ入れるのは一番最後になってしまいます。 混雑時2人以上の時は1人は席取りに一般乗客として乗船した方が良いかも知れませんね。 やはり今回も乗船できたのは出港10分前位でした。
 さすがにこの季節朝5時は真っ暗で寒いです。 昼間との温度差が10度以上にはなりますし、自転車で走る事を考えるとウェアには相当気をつけないといけません。
 高松東港からR11に沿ってJR高徳線志度駅まで走り、自転車置き場に自転車を置いて、0609発で讃岐白鳥まで移動し白鳥村道路元標まで往復し、志度駅へ戻り再び走り出します。
 志度町道路元標は長尾町、屋島村、牟礼村と同様、四国八十八箇所霊場の近くにあり。 ここは八十六番札所志度寺の門前です、折しも観光バスから巡礼の列がゾロゾロと、まぁ巡礼と云う名のバスツアーです。
 志度町から小方峠と云う小さな峠を越えて鴨部村道路元標へ、鴨部川沿いに南下し長尾街道を西に走り平井町道路元標、今度は新川沿いに北上しくるっと一周。 庵治村道路元標は最近穴蔵さんのHPに紹介されたのですが「香川県」としか見えないし。 庵治までは海岸沿いに小さな峠を越える道を数キロ往復往復しなければならないので躊躇したのですが、天気も良いし時間の余裕もあるので頑張って向かう事に。 庵治へは30年近く前にクルージングで訪れて以来で、対岸に見えるのは源平合戦で有名な屋島です。> 庵治町道路元標は道路元標と彫られた面を裏側にして移設された様で確認できません、手のひらが入る位の隙間があるので「模牌」してみましたが… でも元標そのものには間違いなさそうです。 ちょうど隣の家のおじいさんが出てきたので話をしてみると、県道と町道の境界になっていると認識されている様です、隣は橋の親柱で今は暗渠になっていますが、ここに太鼓橋が架かっていたそうです。 元標の上では洗ったアロエが干されていましたが、いつか見えなくなっている表面が見える日もくるかも。
 丸山峠、庵治まで行く県道36号にある峠、地形図には記載されていませんがバス停があります。 先の小方峠に続いて峠おやじナワールドさん未踏の峠2基GET!! 峠の南側は山側に旧道が残っています、旧道と云っても舗装路ですが、交通量の多い現道より自転車には快適です。
 屋島駅まで戻り詫間へ向かいます。 高徳線では1500系に混じってキハ40系もまだまだ活躍していますが、国鉄時代の匂いのする車両もだんだん少なくなってきます。 いわゆる首都圏色(朱色5号1色)のキハ47 2両編成を見かけましたが。
 せっかく香川に来たのに… でもいつも接続待ちの合間に高松駅構内のこのお店で済ましてしまいます。
 快速サンポート用の113系、一体何色あるねんと思うのですが、どうやらこの三色だそうです。 JR西日本は経費節減のために車両塗装を統一するそうですが。
 詫間村道路元標を回って帰途に、詫間1556発で帰途に就きます、時間的にも岡山~姫路間は混むので北長瀬まで一駅戻って新見始発の姫路行きに乗り込みます(18きっぷなので不正乗車じゃないですヨ)。 桜井までJRのまま帰る事のできる時間ですので、大阪駅から大和路快速で王寺へ、ここで25分待ち、しかし「18きっぷ 」であちこち行きますが、桜井線って日本で一番サービスの悪い路線ではないかとつくづく思いますね、奈良、高田、王寺での接続は悪いし、寒くても半自動対応していない4扉両開きの105系を平気で走らせるし、桜井と天理を除けば駅はどこも汚い。 奈良駅の高架化が今年3月で完了するので、すこしはダイヤも見直しされる事を期待しているのですがネェ。 とにかく桜井2216着で無事に帰り着きました。

志度0609→0647讃岐白鳥 440円
讃岐白鳥0716→0812志度 440円
屋島1303→1322高松1343→1415多度津1429→1439詫間 1,060円
詫間1556→1627坂出1654→1732岡山1741→1744北長瀬1754→1926姫路1927→2028大阪2039→2219王寺2144→2216 桜井 5,110円
7,050円分乗車

【825】 香川県 大川郡 白鳥村 (現東かがわ市) 
【826】 香川県 大川郡 志度町 (現さぬき市)
【827】 香川県 大川郡 鴨部村 (現さぬき市)
【828】 香川県 木田郡 平井町 (現三木町)
【829】 香川県 木田郡 庵治村 (現高松市)
【830】 香川県 三豊郡 詫間村 (現三豊市)

本日の走行64.8キロ