





さて「18きっぷ」消化サイクは9年ぶりに和歌山の「キララときめきロード」こと県道<24>御坊由良線と<23>御坊湯浅線を走りに行く事にしました。 「キララときめきロード」は有田市から御坊市にかけて内陸部を山越えするR42に対して、海岸線に沿って走る県道の愛称で、風光明媚ではありますが距離は倍程になります。 10年程前に湯浅や広川を起終点として、山越えの旧道で南下し、海岸沿いに北上するルートで何度か走りました。
サイクリストならずともトンネルの中から見る風景は魅力的なものです、こと自転車に限ってでも、かつてだいすけさんが運営していた当時の「ランドナー補完計画」のトップページを飾った信州嶺方峠の白沢隧道から見る冠雪の北アルプスは「ランドナーの聖地」とまで云われたものです、インターネット黎明期における数少ないサイクリスト向けサイトだけに、この写真に魅せられて多くのサイクリストが嶺方峠を目指したはずです。残念ながら今ではスノーシェッドの設置で馬蹄型のボータルのシルエットを見る事はできなくなってしまいましたが。
当然「自撮り」のロケーションとしてもトンネル越しの風景は魅力的なのですが、先日FaceBookのお友達のKさんの投稿で愛知県は新城市にトンネル越しに河津桜が望めるポイントがある事を知りました、河津桜ですから今が見頃、先日買ったばかりの「青春18きっぷ」も全ての使い道までは決めていません、最寄り駅の飯田線本長篠なら、充分に日帰りで行って帰ってくる事は可能です。 天気予報をみながら見物客の少なそうな平日を狙って急遽行こうと決めたのです。
前置きが長くなりましが、今回はasuka号がドッグ入りしてる事ですし身軽な「延陽伯」号で向う事にし、件のトンネルも100m程あり、さすがにトンネルの中に三脚は立てられまいと45-200mm(35mm換算90-400mm)の望遠ズームも持って行く事にします。 未明に王寺や奈良まで走って行くと云った無理はせずに桜井線の始発に乗って奈良経由で向う事にします。 奈良経由と云っても京都~米原経由と亀山経由とあるのですが、この時間はどちらでも本長篠着は同じだろうと思い込んでしまい、のんびり行ける亀山経由を選んだのですが、それにしても接続時間にゆとりがあるな思っていたら京都~米原経由の方が1時間も早く着くのでした、まぁ今日は本長篠駅近くで「自撮り」をするだけですので時間は大丈夫でしょう。 お陰で久しぶりに名古屋駅でホームの立ち食いきしめんを戴く事ができました。
ところで飯田線本長篠駅までは待ち時間を含めて7時間の長旅、今回は事前に下調べをする余裕がなかったのですが、ネットでなんでもできる時代、車中でスマホで色々調べ事を。 件のトンネルの前後の地図を見ていてフト気が付いたのですが、本長篠駅からトンネルへ続く緩やかなカーブ、これはもしや廃線跡では、「本長篠 廃線」でググって見ると案の定、豊橋鉄道田口線の廃線跡でした、昭和4年に田口鉄道として開業し、昭和43年に廃止されています。 廃線跡それはそれで魅力的なのですが、田口の名前を知って気が付いたのは北設楽郡田口町(現設楽町)には未収の道路元標が残っていた事、近くの同郡園村道路元標と一緒にいつかは回りたいと思っていた処だったのです。
飯田線本長篠1243着、一応ここを1649発に乗車できる様に戻ってくると良い訳なのです、ともかく輪行支度を解き「自撮り」ポイントへ向います。
桜並木はトンネルの本長篠駅側、郊外の住宅地の外れと云った雰囲気の中にあって、反対側に出て長玉で狙うと見事に桜並木が収まります。 今が丁度満開、見物客もチラホラ、地元の車が時々通りますが、合間を見計らってどうにか「自撮り」はできそうです、まぁ最悪は裏技もありますし。
長玉の威力でこんなショットも、結局1時間余り数テイクを撮る事ができました。 ただ外部タイマーの挙動がおかしくなって電源が落ちるのです、どうやら電池切れの様です、電池は単四2本、万が一の時は自転車のテールランプの電池と入れ替えるのですが、実はその手を使ったばかりだったのです、近くにはコンビニもありませんし。 とりあえずG2標準のセルフ3連写を使いますが、時間的に追っかけしか撮れません。 ともあれほぼ満足のできる結果も出てそうなので撤収する事にしたのですが。
ところで気になるのが廃線跡と道路元標、これから20数キロ走って設楽町まで行けば、園村道路元標も含めて明日回れるのでは、泊まりの準備はしてきていないのですが、設楽で安宿でも取れればとあたってみる事に、設楽町に中野屋旅館(萃夢荘)と云う処が税込み3,800円であったので、電話をしてみたのですが、今夜は団体で満員だとか、1人なので体良く断られたのかな、実は後で知ったのですが「萃夢荘」と云うのはアニオタの聖地なんだそうなんです。
本長篠駅に戻ってきて、最終のスジとなる1649発の1本前の1620発に乗車できる余裕の時間です。 そして豊橋に着く直前にフトある事に気が付きます、もしやヘッドパーツを取り付けていないのではと、輪行袋の中を確認してみると案の定付いていません、輪行支度をした駅舎の窓枠に並べて置いたままなのです。 思い出したのも思い出すタイミングも奇跡的と云わざる得ないのですが、代りが無いだろう部品だけに取りに引き返す以外にありません、こう云う時にジョルダンの乗換案内は役に立ちます、有料アプリですがガラケー時代から愛用しています、ただソフトとしてはちょっとお行儀が悪いのですが。 豊橋に1716着、1719発の本長篠行きで戻る事に。 ヘッドパーツがあってすぐに折り返しても豊橋に再び戻って来るのは1922、名古屋から近鉄経由で帰れなくもないのですが、お得な株主優待券の準備もしてきていませんし、それなら廃線跡と道路元標の事もあるので、豊橋泊と腹を括る事に。
ところでFacebookを覗いていると件のトンネルを紹介して下さったKさんが桜並木に来られているとの事で、本長篠へ戻る私に会いに来てくれるとの事です。 本長篠1816着で折り返し1823発、ヘッドパーツを無事に確保して、僅かの時間でしたがご挨拶して名刺代わりのカレンダーをお渡しする事ができました、写真右はKさんが撮ってくれました。
豊橋に戻り宿に着いてから食事と買い物に出掛ける事に、泊まりとなると色々と準備しなくてはならない物が、カメラのバッテリは予備が2個あるのですが、モバイルバッテリーが明日1日分とても持ちそうにありませんし、単四電池も買っておかなくては、幸い駅中のファミマにUSB充電器が売ってましたので、買い求める事に。
本日のなんと走行3.6キロ、当初は「自撮り」の後は三河大野まで走ろうかとも思っていたのですが、3.6キロはトンネルの中を行ったり来たりしていた距離が大半かも。
今日は岡村島~大崎下島経由で大崎上島に渡り、東岸を北上して垂水港から竹原港へ、呉線竹原駅から18きっぷ輪行で帰途に就く事にしました。昨日と同じ今治0825発のフェリーで岡村港へ。
本日の走行36.0キロ、1日延ばして4泊5日の「せとうち」の旅、1日は瀬戸内とは思えぬ風に参りましたが、雨に降られる事もなく5日間で319.9キロ、距離の方はちょっと物足りない気もしないでもないですが、ほぼ満足の行くツーリングでした。
竹原1521→1558三原1602→1853播州赤穂1900→2043大阪2058→2137王寺2145→2218桜井 「青春18きっぷ」で5,940円分乗車(東岡山~相生間は選択乗車区間なので普通乗車券でも山陽本線経由の乗車券で乗車する事は可能)
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2015年4月「天の邪鬼『しまなみ』へ往く」
2015年10月の「『延陽伯』号『しまなみ』を往く
今日は大三島の宗方港へフェリーで渡り伯方島、大島と走って今治へ戻ってくるコースを考えてみました。 ただ大三島の宗方港へ直接渡るフェリーは便数が限られていて、岡村島経由で行く事になりました。
昔から船旅は天気に恵まれるのですが、今回も昨日とはうった変わって風も穏やかな最高のお天気になりました。 フェリーから来島海峡を行き交う船を眺めるのも愉しいものですが、航路が錯綜しているだけに際どいですね。
絵的にはなかなか難しいパターンです。 この先、志津見港では非常に道が判りにくくなりますので要注意。
昨日今日と「シクロの家」に連泊していますので、今日は今治をベースに走る事にしますが、予報に違わずお天気は今一つです、雨の心配こそなさそうなのですが風が強いです。 高縄半島の先っちょを回る事にして出発したのですが、西海岸の小部(おべ)に出ると防波堤に波しぶきが上がっています、まるで丹後半島か能登半島にでも来た様な、とても瀬戸内とは思えない光景です。
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高根島にて 続きを読む せとうちツーリング(2日目)
鳥見山公園は先日からの木枯らしで、木々は葉を落としてすっかり冬景色でした。 ただ風もなく冬の陽射しが心地良いので、お湯を沸かして持参のコンビニ弁当とカップ麺でお昼にします.
高見診療所のまわりの紅葉は毎年色づきが良いですね。 一応「自撮り」もしてみたのですが、そろそろ雲が厚くなってきて、これ以上陽射しが期待できなくなってきました。 平野から染谷峠を越えて室生方面、あわよくば昨日SORAさんが行った宮城(みやしろ)高原なんて考えてもみたのですが、すっかり時間が押してしまったので、谷尻(たんじり)から一谷峠を越えて帰途に就きました。 本日の走行88.0キロ。
1日目 2日目
2泊3日のキャンプツーリングから帰ってきて、前後に城陽市までの往復があったので5日間で500キロ走った計算に、さすがに疲れが溜まってましたので2日間の休足を。
「案山子コンテスト」たけなわの頃の写真はこちら。
テント泊の朝はゆっくりとテントを乾かしてから出発したい処なんですが、今日は少なくとも120キロは走らないといけませんので、4時過ぎには起き出して食事を済ませて撤収、6時出発です。 実はキャンピングでの連続100キロ超えは記憶にないのですけど。
屋根のある場所に移動し「月うさぎ」の瀧口夫妻も交えて一日目の宴の始まりです。 syokoraシェフは「チキンのコーラ煮」、ヤマタンさんは「海老のサラダ」、私は「ポトフ」、その他次々と色々なものがでてきて、「月うさぎ」からは「ちらし寿司」と「手作り餃子」の差し入れが。 雨で恒例のキャンプファイアーは明日に持ち越しとなりましたが、日が変わるまで宴は続きました。
一応の目的は果たしましたし、ここまでで今月の走行距離は1,000キロを超え、このまま引き返しても走行距離は100キロを越えますので、今年2度目の3日連続100キロ達成にもなりますが、折角ここまできたのですから曽爾高原へ向かう事にしますが、さらに200mは登る必要があります。 手前からの遊歩道は階段になっていますので、自転車なら一番奥の「青少年自然の家」まで行くのがお勧めです、正面から更に右に登って行くと、広場状の処にベンチもあります。
1520には曽爾高原を後にします、昨年は御杖村側に下ったのですが、今回は登ってきた道を下り<81>を掛まで南下してR369いわゆる伊勢本街道を走って18時過ぎには桜井に帰ってきました。 本日の走行113.6キロ。