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今日のサイク 都祁~室生~宇陀

宇陀市室生向渕(むこうぢ)にて
 
 実は「四国ツーリング」から帰ってきてから腰の調子が思わしくありません、痛みがあるとか云ったものでもなく、今までになく何となく重いと云った感じなのですが… と云いながら相変わらず走り回っているのですが、多少はセーブしておいた方が良いかなと思って、この週末は予報も今一つですし、大人しくしていようと思っていたのですが、様子が変わってきて今日日中は崩れる事はないとの事、そうなると大人しくしていられない性、と云って何処何処へ行きたいと云う予定もない。 そこに宇陀市在のI氏がリハビリがてら軽く走るとの事、ではちょっと様子を見に、大和高原経由で室生方面に向かう事にしたのですが。
 
 いつもの様に初瀬ダムから小夫(おぶ)集落を経て、天神社笛吹奥宮で一息入れて、県道38号桜井都祁線から都祁山の道こと県道781号都祁名張線へ、3日前に走ったばかりなのですが、田んぼには水が入り、里に蛙の声が響きわたります。
 
 旧室生村域の多田から向渕へと抜け、もちろん「自撮り」の準備はしてきていますので、面白そうなポイントで1テイク。 黒っぽいウェアで単調な感じになってしまったので、逆をとってモノクロにしてみました。
 向渕から大野へ、おなじみの上出区の私設展望台で小休止。
 
 ところで今日は、GWの「月うさぎキャンプ」で利用する「みんなで位置共有」と云うスマホアプリのテストとデモンストレーションを兼ねて、朝からアプリを動かしています。 GPS機能を持つスマホでアプリを使える事が前提ですが、地図上で参加しているメンバーの位置が判ると云うものです。 地図の縮尺等に制限はありますが、無料で利用する事ができます。 「月うさぎキャンプ」は自走現地集合が一応の建前ですので、このアプリを利用するとお互いの現在位置が判り、途中で合流したり、トラブルに役立つかも知れません。 ただこの手のアプリ共通の問題なのですが、どうしてもバッテリーの消耗が激しい事、自転車の移動速度を考えるとリアルタイム性はそれ程必要がないので、測位と送信間隔を調整できてバッテリーの消費を多少でも少なくできると良いのですが。
 さて肝心のI氏を補足しようと、先の展望台で待機していたのですが、一向に動き出す気配がありません。 痺れを切らして大野寺へ下り、室生寺に向かって走り出す事に。
 
 室生寺を過ぎ「空っぽ」と云うお店まで来たのですが、どうやらI氏は位置は更新されていないものの、Facebookへの書き込みを見ると砥取あたりまで来ている模様、お昼時なのでここで待っても良いのですが、単車が一杯来ていて鬱陶しいので、先に進む事にしてしまいました。
 
 ところがなんと滋賀からniwa-chanさんがやってきていて、大野寺付近にいる模様です。 その後こちらへやってくるのかと思っていると室生ダムの方へ向かっている様です。 こちらはR369まで出て染谷峠へは向かわず榛原方面へ下る事に、途中から八滝トンネルを抜けて伊那佐へ抜けようしたのですが、道を曲がり損ねてそのまま榛原へ、その間にniwa-chanさんは菟田野へ抜け、一谷峠から「月うさぎ」へ向かった様で、I氏は案の定「空っぽ」でお食事中。
 
 結局はお二人に逢う事はかなわず、「おごぽご」でお昼を頂いて、宮奥ダムから大峠経由で帰ろうかと思いながらも長話をしていたら、予報より早く崩れだしそうな雲行きになってきたので、そのまま女寄峠を下って帰ってきました。 本日の走行76.6キロ。
 

さんりんぼう

山之辺道 袋田(ふくろだ)陵
 
 お天気も良い事ですし、今日は大和高原の方へ向かう事にしました、標高が高いとは云え、さすがに桜にはもう遅いとは思いますが。
 朝一に片付けておかなけらばならない用事があったので、少し出遅れたのですが10時前には出発、初瀬街道を東へ向かったのですが途中路肩の石を踏んでパンク。 今年になって既に3台で3,000キロ以上走ってきているのですが初めてのパンクです。 出雲の濡れ地蔵の手前だったので、少し押して地蔵さんの前でチューブ交換。
 
 出発が遅かった上にパンクで時間を取られたので、初瀬ダムもスルーして笛吹大明神で一息いれただけで一気に藺生(いう)まで、やはり桜並木は葉桜になっていましたが、手前のたんぽぽの彩が良いので一応「自撮り」をば。
 
 さてもうお昼時ですので、三陵墓古墳群史跡公園へ行って、持参のコンビニ弁当でお昼にする事にしました。
 
 もう葉がでてしまっているのですが、逆光なのでちょっと判らないですよね。
 
 
 
 
 福住経由で奈良へ向かうのですが、久しぶりに鉢伏峠を下りますが、展望も限られていてただただキツいだけの道です。 下った辺りが鹿野園(ろくやおん)と云う処なのですが、案内を見ているとここ「鹿野園」をはじめ「忍辱山」「誓多林」「大慈仙」「菩提山」の地名はインドの地名がきているとか。 
 届け物があるので「まんま亭」へやってきたのですが、何とお休み。 「まんま亭」は変則的な休日があるので、いつもネットで確認してやってくるのですが、どうやら急遽お休みになった様です。 パンクに続いて今日はついていません。 
 高畑山線を帯解に抜けて上街道で帰ろうと思ったのですが、午後の陽射しが綺麗だったので山之辺の道へ向かう事にしました。 ちょっと奥まった処でメインルートからはそれるのですが袋田陵へやってきました。 梅の若葉が輝いています、名残りの桜から若葉輝く季節へ。 一勝二敗でまずまずの一日でしたかね。

9年ぶりのキララときめきロード

和歌山県日高郡由良町 白崎海岸にて
 
 

さて「18きっぷ」消化サイクは9年ぶりに和歌山の「キララときめきロード」こと県道<24>御坊由良線と<23>御坊湯浅線を走りに行く事にしました。 「キララときめきロード」は有田市から御坊市にかけて内陸部を山越えするR42に対して、海岸線に沿って走る県道の愛称で、風光明媚ではありますが距離は倍程になります。 10年程前に湯浅や広川を起終点として、山越えの旧道で南下し、海岸沿いに北上するルートで何度か走りました。

 
 今回は桜井0552発に乗車、和歌山線経由で向かう事にしますが、問題は和歌山駅での乗り換え時間が1分しかない事、それも通勤時間帯にホーム違いの7番線から5番線へ、間に合わなければ次の列車は湯浅行きとなってしまいます。 間に合えば御坊まで乗車してコースを北行き、間に合わなければ湯浅から南下する事に、ただ湯浅スタートにすると一旦国道側に出なければコンビニ等がなく、コース上で飲料以外の補給は難しいのです。 幸い無事に乗り換える事ができて、0805発紀伊田辺行きに乗車する事ができました。 まぁ近鉄で鶴橋まで出て天王寺経由にすれば、こんな苦労はせずに済むのですが。
 御坊駅前で輪行支度を解いて出発準備、駅前のローソンで食糧補給です。
 
 御坊市街を離れ左に太平洋を見ながら県道<24>御坊由良線を行きます。 大型車が殆ど通らない快適な道です。 先日、堪能してきた「しまなみ」とはまた違った海岸風景、潮の香りも濃い様な気がします。
 
 通称アメリカ村、三尾を過ぎた処で日の岬灯台まで往復する事にします。 標高で150m近くまで登らなくてはならないのですが何とかなるでしょう、だったのですが「延陽伯」号こと片倉シルク24のフロントがインナーに落ちません、どうにか手で押さえてインナーに落としたのですが、ガイドをこすっています。 何年ぶりかに日の岬灯台を見学、お天気は最高、もちろん「自撮り」の準備もしてきているのですが、海側に植生が多くて、適当なポイントが見つかりませんでした。 
 美浜町三尾から小さな峠を越えて日高町阿尾へ、実はここは父方の郷里でもあります、今では身寄りは暮らしていませんが、数年前にUG兄氏とこのコースを走った折は、伯母が健在で立ち寄った思い出があります。 反対側の産湯海水浴場と云うのがあって、今ではそちらが有名なのですが、私が小さい頃はこちら側の磯で泳いだものです。
 
 日高町方杭(かたくい)にて、比井漁港を過ぎた辺りから小刻みなアップダウンが繰り返されます。
 
 
 
 
 
 由良町大引(おおびき)にて。 ところで正面は大引の海水浴場なのですが、このルート沿いは海水浴場が多いので自転車で走るのは車の多い7~8月は避けた方が良いかと。
 
 
 このコ-スのハイライト、白崎海岸の見える処までやってきました。 「自撮り」ポイントを探しながら走っていたのですが、白崎海岸を入れながら撮れなくはないのですが、絵にならないと云うか、それに少し曇ってきてしまいました。
 
 白崎海岸は現在、白崎海洋公園となって道の駅やキャンプ場が整備されています。 元の採石場の跡がキャンプ場になっていて、まわりを白い岩山に囲まれた風景はちょっと日本離れしています、「日本のエーゲ海」とかなんとか。
 
 白崎海岸から北は衣奈(えな)漁港にかけて一つ峠が残っていますが幾つかのトンネルができて随分楽になったのですが、衣奈まで来て県道<23>御坊湯浅線の旧道が工事通行止となっています、そうなると衣奈トンネルまで登る新道を走らなければなりません、湯浅方面へはトンネルの手前で左折して更に、結局旧道の倍の標高150m程まで登る事に、それを強引にアウターで登ってしまったので、すっかり消耗してしまいました。
 
 湯浅駅まで走ろうかと思っていたのですが、大概くたびれてしまったのと、湯浅駅前は狭くて輪行支度がしづらいので、一つ手前の広川ビーチ駅で本日は終了と云う事に、本日の走行56.3キロ、些か物足りない気もしないでもないのですが、「延陽伯」号には日の岬と迂回路はちょっと荷が重たい様でした。
 和歌山から丁度、和歌山線~桜井線直通の奈良行き(和歌山駅では五條行きとなっていますが)があったので、時間は掛りますが、天王寺と王寺の乗り換えがパスできるこちらを方を取りました。 青春18きっぷにて4,890円分乗車、乗車時間6時間48分。
 

 
 
 

なんとなく「自撮り」ポタ

 「晴れ」との予報なので、格段どこどこへ行くと云うアテも無いのですが、asuka号で出掛ける準備を済ませたものの、表へ出て空を見上げるとどんよりと曇っている、子供の頃から春のこんな空気がどうも苦手なのです、それに起きたタイミングが悪かったのでしょうか、どうも頭が重くてすっきりしません。 目的がはっきりしていたり約束でもあったら、それでも出掛けるのですが、どうにもいけません、部屋に戻って出掛ける格好でそのまま横になってしまいました。
 結局、お昼前に起きて、そのまま何処へも出掛けないのは一日無駄にした様な気分になるので、取り合えず出掛ける事に。 
 明日香村で一昨日見つけておいた「自撮り」ポイントへ、判る人には判るどうってことのないポイントなのですが、桜が咲くとちょっと雰囲気が変わります。 「案山子コンテスト」の時以外はこの辺りは空いているのですが、結構行楽客の車やハイカーがやってきます。 
 車やハイカーのいない合間に、陽射しが入るタイミングを狙うのですが、なかなかそうは上手くは行きません。 
 
 
 
 午前中の陽射しの方が良いのかなぁとか、これ位の花曇りの方がソフトで良いのかなぁとか考えながら数テイク、後ろの並木との重なり方を考えるとなかなかコース取りも難しいのですよね。 
 結局1時間以上頑張った末に引き上げる事に、他に目を付けている場所もあるので回ってみたのですが、今日の明日香村はいけません、どこもかしこも人だらけ。 と云う訳で橿原のローディ御用達のカフェ「4’season」に寄って、甘いものを戴いて帰途に就きました。 しかし今日は皆さん走られている様で色々な人に出逢いましたね。 本日の走行22.3キロ。

四国ツーリング(総括)

1日目 3月21日(祝) 自宅(桜井)~九度山~和歌山港 101.2km
2日目 3月22日(火) 徳島港~神山町~倉羅峠~脇町~美濃田の淵キャンプ場(東みよし町) 112.3km
3日目 3月23日(水) 美濃田の淵キャンプ場(東みよし町)~阿波池田~法皇湖畔 79.8km
4日目 3月24日(木) 法皇湖畔~旧別子山村~大永山トンネル~マイントピア別子~新居浜~「シクロの家」(今治) 88.3km
5日目 3月25日(金) 「シクロの家」~大三島周回~「シクロの家」119.5km
6日目 3月26日(土) 「シクロの家」~瀬戸田(生口島)~尾道駅 82.3km
計 5泊6日 583.4km
 
和歌山港~徳島港フェリー含む
 
交通費(フェリー) 2,110円
交通費(JR) 2,370円(「18きっぷ」1回分相当、5,400円分乗車)
宿泊費 5,000円
食料品・菓子・飲料類 7,392円
外食代 7,220円
入浴料 1,220円
運送料 2,624円
その他 4,488円
 計  32,424円
 
 2015年4月の「天の邪鬼『しまなみ』へ往く」はこちらから
 2015年10月の「『延陽伯』号『しまなみ』を往く」はこちらから
 2016年1月の「せとうちツーリング」はこちらから
 

四国ツーリング(6日目)

「しまなみ海道」大三島橋を往く
 
 帰途はサイドバッグを宅急便で送り、山陽本線側に出て「18きっぷ」輪行で帰ろうと云う以上の事は具体的に決めていなかったのですが。
さて最終日です「しまなみ」で帰るか、海路岡村島に渡って「とびしま」で帰るか、そして松山まで走りフェりーで周防大島に渡り、柳井まで走って帰るのも面白いなと考えてみたものの、明日の天気が思わしくない事と三津浜港からの
フェリーの夜行便が日曜運休だと判り、それに荷物を送るヤマト運輸の営業所が「とびしま」沿いにはないので、素直に「しまなみ」ルートで帰途に就く事にしました。
 
 再びサイドバッグを取り付け「シクロの家」を8時には出発します。
昨日と同様に来島海峡大橋までは浜沿いの道を行きます。
「しまなみ」のメインルートに入ると土曜日とあって様々なスタイルのサイクリストが、家族づれや親子が多いですね。
来島海峡を渡り終え大島は南半分は外周ルートを取ります、距離は少し伸びますが、私にはこちらの方が楽ですね、来島海峡大橋を下り切った処で追い越した2台のロードを、吉海支所の前のローソンで休憩しようとしていたら抜かされましたら、坂のない分有利な様ですね。
4サイドで亀老山に登ってやろうかと云う考えもよぎったのですが、さすがにね、気温や風向きを考えるとチャンスだったのですが。
写真は伯方大島大橋に向って大島東岸を北上中。
 
 2度ばかり「自撮り」をこなして道の駅「多々羅しまなみ公園」へ、「サイクリストの聖地」とやらで一応記念写真をば。
小学生位の子供に「こんにちわ、どこから来てるんですか」と声を掛けられます、家族で「しまなみ」へサイクリングへ来ている様な雰囲気なのですが、荷物を一杯積んで走る旅自転車の姿は子供にも興味を感じさせるのでしょうね、何処から何処を通ってどうのこうのと云ってもちょっと伝わらなかった様ですが。
 
 多々羅大橋を渡り生口島へ、瀬戸田方面へのコースへ入ります。
丁度お昼時ですので、1月にも寄った自転車カフェ「汐待亭」へ、角煮丼はなかったのでカレーライスを注文。
 
 瀬戸田ではヤマト運輸の営業所へ、ここからサイドバッグとテントを宅急便にして送ります、さすがにこれだけの荷物を担いで輪行は不可能、やった人もいますが。
もちろん今治から送っても良いのですが、四国の愛媛県と中国の広島県では奈良県への運賃が違いますんで。
ヤマト運輸の営業所ではクロネコボックスと云う名前で梱包資材も売っています(郵便局でもゆうぱっくの箱は売っていますが)、ただ一番大きい140サイズのものが置いてなくて、小さな箱の2個口になってしまい、その分送料が割高になってしまったのが大きな誤算でしたが。
その上梱包作業とかに1時間程かかってしまい、営業所を出たのは14時、「18きっぷ」のままJRで奈良桜井まで帰ろうとすると尾道1615発がタイムリミットです、まあ乗り遅れても大阪鶴橋から近鉄を利用すれば充分帰る事はできるのですが。
 
 身軽になった事ですし、乗れるのものなら1615発に乗りたいので先を急ぐ事に、結局は向島の駅前渡船の桟橋までを1時間20分程で走って1520に到着、無事に輪行支度を済ませて1615発の播州赤穂行きに乗車する事ができました。
本日の走行82.3キロ、平均速度19.3キロ。
 
 ヘッド(フォーク)抜き輪行ですから、かなりコンパクトになります、重い事に変わりはありませんが。
 普通なら尾道→岡山→姫路→大阪→王寺→桜井と乗り継いで行くのですが、このスジでは尾道→播州赤穂→大阪→王寺→桜井と乗り継いでも同じですし、1回乗換えが少なくて済むわけです。
 
 2015年4月の「天の邪鬼『しまなみ』へ往く」はこちらから
 2015年10月の「『延陽伯』号『しまなみ』を往く」はこちらから
 2016年1月の「せとうちツーリング」はこちらから
 

 
 

四国ツーリング(5日目)

来島海峡大橋をバックに大島西岸を行く
 
 中央構造線を離れ今治へ、今日は「シクロの家」に連泊していますので、サイドバッグを下ろし身軽になって「しまなみ」を「自撮り」サイクリングに向います。 来島海峡大橋までは車と信号の多い国道沿いを避けて、浜寄りのコースを取ります、但しこちら側は道が判りにくいのと防波堤に沿った道の舗装状態があまり良くないのですが、来島海峡大橋を東側から望みながら走る事ができます。
 
 来島海峡大橋を渡り、大島はいわゆる「外周コース」と呼ばれる西岸から北岸を巡るルートを走ります。 こちら側には田浦峠(78m/写真左)と云う峠があるのですが、標高そのものはメインルートの宮窪峠(79m)と変わらないのです、斜度は多少キツい様ですね。 峠を越えて暫く行くと北岸に出て、対岸に大三島を望む事ができます(写真右)。
 
大島大橋と伯方橋を渡ります、この橋は一体となっているのですが、途中に見近島と云う島があって歩行者、自転車は下りる事ができ、ここには無料のキャンプ場があります、「しまなみ」周辺には他にも魅力的なキャンプ場が幾つもあるので、一度利用してみたいのですが、「シクロの家」の居心地が良すぎてね。
 
 伯方島を通過し大三島へ、大三島橋(写真左)から大三島南岸へはちょっとした抜け道があるのですが、スロープの途中にあって下って行くとちょっと判りにくくて、見落とすかも。 そちらへ下って鼻栗瀬戸をバックに「自撮り」をば。
 
 大三島南岸を西へ、海岸沿いの快走コースが続きます。 1月にも走っているのですが、その時は岡村島経由で宗方港へ渡り、この先の工事区間を迂回しこの南岸を東へ走りました。 既に工事による通行止は解除されているのですが、舗装工事が続いています。
 
 野々江トンネルを抜けた処に静かな漁港があったので、暫し「自撮り」タイム、大島の向こうに来島海峡大橋が見えます。
 
 宗方港へ向う途中に、真正面に海を見ながら下るポイントが、三ッ子島と云う3つの小島が見えます。
 宗方港には入らず小さな峠を越えて西岸へ、大三島は「しまなみ海道」の島々の中で最も大きな島で一周すると45キロにもなります、従って今治から往復して一周すると尾道へ渡るよりも距離があります。 今日大三島を一周し終えますと、しまなみ海道は外周コースを含めて走破した事になります。
 
 大三島西岸を北上、北岸に抜ける処にちょっとした無名の峠(68m)が、峠に出ると対岸に見えるのは、最初は大久野島かと思ったのですが、何やら電車の様なものが走っています(写真右)。 それは呉線、もう対岸は広島県三原市なのです。
 今日「シクロの家」のムラマサ君は非番で、用事が済んだらこちらへ走ってくると云う事で、どうやら私とは逆に大三島を半時計回りに走って来ている様です。
 
 やってきましたムラマサ君、彼はツーリング派をアピールして、フロントサイドをいつも付けています。 写真左は鳥取岬、大三島北端即ち愛媛県の北端になる訳です。
 
 ムラマサ君には峠で折り返して貰います。 東岸へ回りこむと多々羅大橋が見え、しまなみ外周ルートも完走です。 彼と一緒に走るのは2012年4月の「月うさぎキャンプ」以来です。
 今日は朝から向かい風だったのですが、夕方には風向きが変わっていて帰りも向かい風に、2人で先頭交替しながら、道の駅「多々羅しまなみ公園」から大島でのコンビニ休憩を挟んで2時間程で今治まで帰ってきました。 本日の走行、身軽になって119.5キロ。
 
 今回もお世話になりました「しまなみゲストハウス シクロの家」
 

 
 2015年4月の「天の邪鬼『しまなみ』へ往く」はこちらから
 2015年10月の「『延陽伯』号『しまなみ』を往く」はこちらから
 2016年1月の「せとうちツーリング」はこちらから
 

奥三河サイク (2日目)

愛知県新城市 四谷の千枚田にて
 
豊橋駅0600発の飯田線始発天竜峡行きに乗車、昨日と同じく本長篠駅からのスタートです。  
 
 
 本長篠駅0655着、そそくさと輪行支度を解き、まずは昨日と同じ内金トンネルへ急ぎます、今日は土曜日ですので見物客が来ないうちが勝負、また昨日は午後でしたが反対の朝の陽射しを狙ってみる事に。少し風があるので時折満開の河津桜を散らせます。 桜散る風景はskuram氏~santaさんコンビの名作がありますね、なかなか静止画では難しいシチエーションです。 
 やはり8時前には見物客が、エンジン音を轟かせてやってきたのは何とロータスヨーロッパ、40年ものですよね、うちの「延陽伯」号より10年は古い、昔友人が乗ってましたがトラブルが多くて、そんな車を今も走らせてるって凄いと云うか。そろそろ「自撮り」も難しくなってきましたし、それに今日は「自撮り」「廃線跡」「道路元標」と課題が多くてゆっくりもしてられません。 
 園村道路元標まで視野に入れるとあまり余裕もないのですが、せっかくですから廃線跡もチェック。写真右は玖老勢駅跡だとか、廃線跡に関してはこちらのサイトが詳しいです、豊橋鉄道田口線の概要に関してはウィキのパクリ臭いですが、現地調査は参考になります。
 近くに鳳来寺村道路元標が移転保存されています、2010年3月26日に履修済ですが表敬訪問を。
 
 
 
 副川作り道と云う処で廃線跡は県道と別れて対岸へ、市道として供用されています。 断崖に掘られたトンネルと対岸の風景が一幅の絵の様です。ここで「自撮り」とも考えたのですが、明暗差が大きすぎるのと、断崖が高すぎて収まらないのと、普通の高さではガードレールに対岸の風景が遮られてしまうのです、この写真は手を伸ばして精一杯の高さから縦方向のパノラマ撮影をしています。 
 ちょっと良さげな「自撮り」ポイントを見つけたので停止、最近は上から見下ろせて、ガードレールも猪垣もない場所って貴重なんですよ、奈良県に比べると獣害は少ないのでしょうかね。 
 県道32号長篠東栄線と別れて県道389号富栄設楽線となり稲目トンネルへ、立派な2車線のトンネルですが、廃線のトンネルを拡げたとか。 ここで本長篠から豊川の支流海老川を遡ってきた田口線は豊川沿いに入り国道257号となります。 
 廃線跡は清崎で現在の設楽町の中心部である田口へ登って行く国道と別れ豊川沿いの谷間いを遡って行きまする、こちらも町道として供用されているのですが、これより上流には現在設楽ダムの建設が決まっていて、この廃線跡も湖底に沈んでしまう様です、地質調査が行なわれていて、この廃線跡の町道を辿る事ができなくなるのも時間の問題でしょう。 写真右下が田口鉄道の終点三河田口駅跡、何も無い山合いの広場です、旧田口町の中心部との標高差が100m以上もあった事と、鉄道建設の目的であった木材搬出のためにこちらのルートになった様でですが、それが旅客輸送にはマイナスとなって、結果的に廃線に結びついたと云う事らしいのです。 と云う訳でここまでは大した坂もないルートを辿ってきた訳なのですが、お陰でここから一気に九十九折れの道で高度を稼がされる事に。 
 1042基目となる北設楽郡田口町道路元標を履修後、真新しい岩子谷トンネルをくぐります、このトンネルでかつての峠道は片峠となってしまった様です。 設楽町神田(かだ)、時刻は12時半。 ここで園村道路元標に向うか本長篠へ戻るか思案のしどころです。 単純に標高差は200mなのですが、事前にプロファイリングをして来ていないので所要時間が全く読めません、飯田線東栄駅まで下って輪行するとしても、そうなると東栄駅1549発が18きっぷで帰るタイムリミットとなります。 コンビニおにぎりをかじりながら暫し作戦タイム。 園村は田口町とセットで考えていただけにここまで来て取りこぼすのは痛いのですが、どうにも計算ができないのと、ここから峠を越えてFaceBookのお友達がお奨めの四谷の千枚田や梅の里「川売(かおれ)」とやらにも寄ってみたいしと… 
 設楽町田代にて、路傍の石仏と白梅。 
 
 
 
 
 
 結局は安全策を採って仏坂トンネルを越えて新城市側へ戻る事にしました。奥三河の山深い園村へは次回の愉しみと云う事に。 
 仏坂トンネルを抜けると明るい林の中を下る快適なコースです、逆から来るとかなり登り堪えがありそうです。  
 
 
 四谷の千枚田にやってきました、なかなかのロケーションです。 かなり遠いですが「自撮り」にトライ、カメラをセットして3分のタイマーをかけて下ります。 結構な激坂なので自転車は置いてカメラを取りに戻る事にします、一発勝負ですから時間合わせとコース取りは念入りに。
 
 棚田の中を下って行く途中でもう一発、そんなこんなでそろそろ時間も押してきました。
 
 
  
 下の県道から見上げた「四谷の千枚田」です。 棚田全体の標高差は丸山千枚田以上かも知れませんね。
 
 
 
 もうひとつの川売と云う処は見つけられずに下ってしまい帰途に、朝通ったばかりの道なのに、浜松と云う標識に惑わされて本長篠駅へ戻るつもりが大海駅へ、結果的にはこちらの方が楽だった様なのですが、大海1628発で無事に帰途に就く事ができました。
 今回はヘッドパーツを忘れると云うアクシデントのお陰で期せずして1泊2日となりましが、非常に収穫のあった2日目を過ごす事ができました。しかし1月の「せとうちツーリング」では網棚にヒップバッグを忘れるはと、危ないお年頃でしょうか。
 
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奥三河サイク (1日目)

愛知県新城市芳ケ入 内金トンネル 

 サイクリストならずともトンネルの中から見る風景は魅力的なものです、こと自転車に限ってでも、かつてだいすけさんが運営していた当時の「ランドナー補完計画」のトップページを飾った信州嶺方峠の白沢隧道から見る冠雪の北アルプスは「ランドナーの聖地」とまで云われたものです、インターネット黎明期における数少ないサイクリスト向けサイトだけに、この写真に魅せられて多くのサイクリストが嶺方峠を目指したはずです。残念ながら今ではスノーシェッドの設置で馬蹄型のボータルのシルエットを見る事はできなくなってしまいましたが。
 当然「自撮り」のロケーションとしてもトンネル越しの風景は魅力的なのですが、先日FaceBookのお友達のKさんの投稿で愛知県は新城市にトンネル越しに河津桜が望めるポイントがある事を知りました、河津桜ですから今が見頃、先日買ったばかりの「青春18きっぷ」も全ての使い道までは決めていません、最寄り駅の飯田線本長篠なら、充分に日帰りで行って帰ってくる事は可能です。 天気予報をみながら見物客の少なそうな平日を狙って急遽行こうと決めたのです。
  前置きが長くなりましが、今回はasuka号がドッグ入りしてる事ですし身軽な「延陽伯」号で向う事にし、件のトンネルも100m程あり、さすがにトンネルの中に三脚は立てられまいと45-200mm(35mm換算90-400mm)の望遠ズームも持って行く事にします。 未明に王寺や奈良まで走って行くと云った無理はせずに桜井線の始発に乗って奈良経由で向う事にします。 奈良経由と云っても京都~米原経由と亀山経由とあるのですが、この時間はどちらでも本長篠着は同じだろうと思い込んでしまい、のんびり行ける亀山経由を選んだのですが、それにしても接続時間にゆとりがあるな思っていたら京都~米原経由の方が1時間も早く着くのでした、まぁ今日は本長篠駅近くで「自撮り」をするだけですので時間は大丈夫でしょう。 お陰で久しぶりに名古屋駅でホームの立ち食いきしめんを戴く事ができました。
 ところで飯田線本長篠駅までは待ち時間を含めて7時間の長旅、今回は事前に下調べをする余裕がなかったのですが、ネットでなんでもできる時代、車中でスマホで色々調べ事を。 件のトンネルの前後の地図を見ていてフト気が付いたのですが、本長篠駅からトンネルへ続く緩やかなカーブ、これはもしや廃線跡では、「本長篠 廃線」でググって見ると案の定、豊橋鉄道田口線の廃線跡でした、昭和4年に田口鉄道として開業し、昭和43年に廃止されています。 廃線跡それはそれで魅力的なのですが、田口の名前を知って気が付いたのは北設楽郡田口町(現設楽町)には未収の道路元標が残っていた事、近くの同郡園村道路元標と一緒にいつかは回りたいと思っていた処だったのです。
 飯田線本長篠1243着、一応ここを1649発に乗車できる様に戻ってくると良い訳なのです、ともかく輪行支度を解き「自撮り」ポイントへ向います。
 桜並木はトンネルの本長篠駅側、郊外の住宅地の外れと云った雰囲気の中にあって、反対側に出て長玉で狙うと見事に桜並木が収まります。 今が丁度満開、見物客もチラホラ、地元の車が時々通りますが、合間を見計らってどうにか「自撮り」はできそうです、まぁ最悪は裏技もありますし。
 長玉の威力でこんなショットも、結局1時間余り数テイクを撮る事ができました。 ただ外部タイマーの挙動がおかしくなって電源が落ちるのです、どうやら電池切れの様です、電池は単四2本、万が一の時は自転車のテールランプの電池と入れ替えるのですが、実はその手を使ったばかりだったのです、近くにはコンビニもありませんし。 とりあえずG2標準のセルフ3連写を使いますが、時間的に追っかけしか撮れません。 ともあれほぼ満足のできる結果も出てそうなので撤収する事にしたのですが。
 ところで気になるのが廃線跡と道路元標、これから20数キロ走って設楽町まで行けば、園村道路元標も含めて明日回れるのでは、泊まりの準備はしてきていないのですが、設楽で安宿でも取れればとあたってみる事に、設楽町に中野屋旅館(萃夢荘)と云う処が税込み3,800円であったので、電話をしてみたのですが、今夜は団体で満員だとか、1人なので体良く断られたのかな、実は後で知ったのですが「萃夢荘」と云うのはアニオタの聖地なんだそうなんです。
 本長篠駅に戻ってきて、最終のスジとなる1649発の1本前の1620発に乗車できる余裕の時間です。 そして豊橋に着く直前にフトある事に気が付きます、もしやヘッドパーツを取り付けていないのではと、輪行袋の中を確認してみると案の定付いていません、輪行支度をした駅舎の窓枠に並べて置いたままなのです。 思い出したのも思い出すタイミングも奇跡的と云わざる得ないのですが、代りが無いだろう部品だけに取りに引き返す以外にありません、こう云う時にジョルダンの乗換案内は役に立ちます、有料アプリですがガラケー時代から愛用しています、ただソフトとしてはちょっとお行儀が悪いのですが。 豊橋に1716着、1719発の本長篠行きで戻る事に。 ヘッドパーツがあってすぐに折り返しても豊橋に再び戻って来るのは1922、名古屋から近鉄経由で帰れなくもないのですが、お得な株主優待券の準備もしてきていませんし、それなら廃線跡と道路元標の事もあるので、豊橋泊と腹を括る事に。
 ところでFacebookを覗いていると件のトンネルを紹介して下さったKさんが桜並木に来られているとの事で、本長篠へ戻る私に会いに来てくれるとの事です。 本長篠1816着で折り返し1823発、ヘッドパーツを無事に確保して、僅かの時間でしたがご挨拶して名刺代わりのカレンダーをお渡しする事ができました、写真右はKさんが撮ってくれました。
 豊橋に戻り宿に着いてから食事と買い物に出掛ける事に、泊まりとなると色々と準備しなくてはならない物が、カメラのバッテリは予備が2個あるのですが、モバイルバッテリーが明日1日分とても持ちそうにありませんし、単四電池も買っておかなくては、幸い駅中のファミマにUSB充電器が売ってましたので、買い求める事に。
 本日のなんと走行3.6キロ、当初は「自撮り」の後は三河大野まで走ろうかとも思っていたのですが、3.6キロはトンネルの中を行ったり来たりしていた距離が大半かも。

 
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自撮りポタが廃線跡巡りに

天理市丹波市(たんばいち)にて
 
 
 今日は結構なお天気なのですが、月曜までにやっておかなければならない用かあるので、早起きして昨日分のブログの更新とお仕事を。 お昼前には片付いたものの、今更何処へも行けないので、連日の「延陽伯」号を駆ってご近所ポタへ。
 例によって上街道を北にとりますが、巻向でR169がJR桜井線と上街道を跨ぐ陸橋に登ってみました、箸墓古墳をバックに上街道を往くのを「自撮り」できないかと思ったのですが、邪魔ものを避け様とすると長玉が要るのと、逆光なので今日は諦めて出直す事に。 真ん中のガレージは1年前までなかったのですがネェ。
 
 続いて昨日の「下見ポタ」で天理市役所の方に教えて頂いた防空壕跡へ、上街道を北上し柳本で少し西へ。 私の小さい頃にはあちこちに防空壕跡なんちゅうもんが残っていて、爆撃の標的にはならなかった明日香村にもあって、芋の貯蔵庫代わりに使われていたりしました。 ここの防空壕は非常にしっかりしたもので、どうやら海軍柳本飛行場の遺物のようです。 ググってみると建設には’朝鮮人強制労働’なんて根拠の怪しい記述が見られますが、いずれにせよ忌まわしい文化遺産の一つです。
  しかしここには案内の一つたりとありません、道路元標しかり、歴史と云えば古代の夢物語ばかりを追って、どうも明治~大正~昭和の遺産には目もくれない様で、勉強不足の日本人はだから何処やらの国に突っ込まれると弱腰なんですよね、閑話休題。
 
 竜王山をバックに狙ってみたかったので柳本界隈をウロウロ、大和神社の南西で良さげなポイントを発見、ガードレールを隠す為、これが唯一無二のフレーミングです。
 
 
 
 大和神社の境内を抜けていつものルートへ戻ります。 昨日、大和神社で頂いた「天理市観光ガイド」を下敷きに、毎週通っているのに、ここに’芭蕉句碑’があるとは知らなんだ「草臥れて 宿かる此や 藤の花」、ツーリストの歌ですね。
 
 丹波市(たんばいち)で「自撮り」をしていたら、なんと3月のサイクの下見で下ッ道~上ッ道を走って来た、大阪のスミだんなと和歌山のにもさんに捕まってしまいます。 この後は天理軽便鉄道の遺構巡りをすると云う事なんで連れてって貰う事に。
 
 まずは近くの市座神社に丹波市町道路元標と上街道に架かっていたと云う石板がありますので立ち寄ります。 巨大な石板の解説はありますが、道路元標については何も記されていません。 
 
 天理軽便鉄道と云っても天理市域にはその遺構は全く残っていないそうで、昨日走ったばかりの道をひたすら西へ、下ッ道の二階堂へ出て、少し北上して再び西へ。
(左上)川西町の県道沿いにある道標。
(右上)西名阪をくぐった処でスミだんなが女性ローディを愛でています、
(左下)安堵町の古い街並みを行きます。
(右下)一同「すてんしょ」と記された道標に萌え~
 
 ようやく天理軽便鉄道の遺構へ、溜池を分断している築堤が素晴らしいです。 この先で富雄川を渡ってJR法隆寺駅南側まで断続的に遺構が残されています。
 
 法隆寺駅でお二人と別れ帰途に就きます。 太子道(筋違道)で帰ろうかとも思ったのですが、結局は大和川沿いで帰る事に、飛鳥葛城自転車道に一旦入り大和中央自転車道を北へ、ここから起点のファミリー公園前までは盲腸みたいな区間で草ぼうぼうだったのですが最近整備された様です。 相変わらず「大和郡山田原本橿原自転車道」と「大和中央自転車道」おまけに「ならくるC-8物部ルート」の案内標識まで並んでいます、まぁ予算の出てる処が違うからなんでしょうね、縦割り行政は自転車道まで、無駄な上に紛らわしい極みですね。
 本日の走行48.0キロ、後4.9キロで今月ようやく700キロ。
 
 
 

三度目の何とかとは

20160203a.jpg
宇陀市大宇陀五津 宇陀川河畔
 
20160203b.jpg 昨日に続いて「自撮り」サイクです。 大和高原を目指したのですが、昨日に比べると寒いようです、今日も出遅れてしまったのでいつもの初瀬ダムで停まる事なく一気に笛吹奥宮まで、夏なら水音が爽やかで最高の休憩ポイントなのですが。
 
20160203c.jpg 三陵墓古墳で少し休憩したのですが、標高が500m近い事もあって、風が冷たくあまりゆっくりもしてられません、SNSでのやりとりで奈良市街は晴れているそうなのですが、大和高原は曇りです。 「都祁山の道」こと県道781号を東へ、宇陀市室生多田の万寿寺へ、前回来た時に遠目に梅かなと思っていた薬師堂の前の木ですが、どうやらサルスベリの様で、花が咲くのは夏ですね。
 
20160203d.jpg 今日の目的の室生向渕(むこうじ)までやって来ましたが、お天気も今一ですし、台高の山々の冠雪も見えません、今年はお山も雪が少なそうです。 今回はスルーして室生ダムへ下る事にしましたが、濡れ地蔵も湖水に浸かったままでした。
 
20160203e.jpg 榛原から宇陀川河畔を南下します、宮奥ダムから大峠を越えて帰ろうかとも思ったのですが、時折陽射しも入ってきますし、手ぶらで帰るのも何なので河畔の道で数テイク、電線がウザいですが橋の向こうは桜並木です、4月にトライしなくては。
 
20160203f.jpg 陽射しを待ったりしていたら、すっかり冷えてしまったので、「おごぽご」でぜんざいを頂き温まって女寄峠を下って帰ってきました、本日の走行61.5キロ。 3日連続で明日は「晴れ」マークになっているのですがネェ。

ちょっと「自撮りポタ」へ

20160202a.jpg 昨夜の予報では今日の天気は「晴れ」、では大和高原方面にでも走りに行こうと、その気になったものの片付けておかないといけない用事で夜更かしをしてしまう事に。 ところが朝起きてみるとあまりお天気は良くない、すっかり気落ちして二度寝してしまった。 結局お昼前から陽射しが出てきて、なんだか損したと云うか、しまったなと云う気分で落ち着かない、出かける準備はしてあったので、とりあえずお昼でも食べに行こうかといつもの食事処「よろづ」へ向う事に。
 
20160202d.jpg 食事を済ませても今さら何処へこうと云うあてもなく、とりあえず明日香村方面へ。 岡寺駅の裏から軽四はやっと通れるかと思える裏道を抜けて行きます。 せっかく「自撮り」の準備をしてきているので、とにかく何テイクかを。
 
 
20160202c.jpg 近鉄飛鳥駅前でasuka号の図、ところで「飛鳥駅」は昔は「橘寺駅」と云う名前だった事は知ってます?橘寺へは一つ手前の「岡寺駅」の方が近いのに何でそんな名前になっていたのでしょうね、今となっては高松塚古墳へのも最寄り駅なのですが、実は高松塚古墳が発見される直前の昭和45年8月に「飛鳥駅」に改称されているのです。 高松塚古墳の発見はやはり大事件だった様で、当時編纂中だった明日香村史は一時中断、上下2巻が上中下3巻に再編されたと聞いています。
 
20160202b.jpg 結局、稲渕の棚田へやってきて「自撮り」をしたりしながら、穏やかな冬の午後をのんびり過ごします、こんな事ならお茶セットを持ってくるんだった。
 今日は新しい方の三脚を持ってきています。 慣れてくると結構スピーディにセットする事ができます、重くて嵩高いのはどうしようもないですが、泊まりで荷物の多いときはスプリントMINIⅡと、使い分けになるかなぁ。
 
 
 
 
 
20160202e.jpg 棚田を見下ろす取って置きの小径をまわって祝戸へ下ります。 菜の花が植えられている一角にて、もう17時近いのですが、随分と陽も長くなってきたものです。 本日の走行31.8キロ。
 
 

雪を求めて「月例 東吉野サイク」

20160127b.jpg
 東吉野村木津(こつ)にて
 
20160127c.jpg あまり雪とは縁の無い西日本のあちこちに被害の出た今回の寒波ですが。 峠を越して今日は晴れて暖かくなるとの予報、今月はまだ東吉野へ行ってませんし、高見山も冠雪してる事でしょうから、かねてから懸案のポイントへ「自撮り」へ向う事にしました。 芋峠への登りでは暑くて、ちょっとウェアの選択を間違ったかなと思える陽気ですが、やはり下りは寒いです、衣類の調節で横着すると風邪をひきかねませんからね。 芋峠はご覧の様に雪は全くと云って良い程残っていません。
 
20160127d.jpg この季節の平日の東吉野村は食事のできるところは皆無と云って良い位なので、吉野町のローソンで買出しを兼ねて温かいコーヒーを。 4キロ走っても「剣豪の里 柳生」への距離が縮まらないミステリーゾーンは今も健在です。
 
20160127e.jpg いつもの定点観測ポイントまでやってきましたが、高見山の雪ですが、思っていたより少ないです。
 
 
 
 
 
20160127g.jpg R166沿いのガソリンスタンドから旧R166へ向う道が予定の「自撮り」ポイントなのですが、左下の写真(2014/12/8撮影)の様には。 天気も時々陽射しが入る薄曇りと云った感じです。 陽射しを待ちながら3テイクばかり。 今回は年末に新調した三脚を積んできました。
 
20160127i.jpg 最初の写真は丁度「ひげ爺」処のお兄ちゃんが学校から帰ってきたので入って貰いました(^_^)
 
 
 
 
 
 
20160127h.jpg 谷尻(たんじり)まで行けばもう少し雪が残っているかと思ったのですがご覧の通り、標高600m近い一谷峠(写真右)も同様です。 凍結箇所もなく全行程普通と変わらないペースで走っていたので平均速度もいつもと変わらず、出発したのは遅かったのですが、予定より早く桜井に帰ってきました。 2011/2/13の折は標準のセルフタイマーだけだったので「自撮り」は上手く行かなかったので、リベンジの機会を狙っているのですが。 本日の走行87.6キロ。
 

せとうちツーリング(総括)

20160110a.png青線が今回のルート
1/6 自宅~王寺駅/東福山駅~鞆の浦~尾道 66.0キロ
1/7 尾道~「しまなみ海道」~今治 (高根島一周、伯方島、大島外回り) 111.9キロ
1/8 今治~梶取ノ鼻~大角鼻~馬島~今治 53.4キロ
1/9 今治…岡村島…大三島~伯方島~大島東回り~今治 52.6キロ
1/10 今治…岡村島~大崎上島…大崎上島…竹原 36.0キロ
計319.9キロ(航路は除く)
 

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1/6 王寺0436→0512新今宮0512→0530大阪0534→0640西明石06410715姫路0731→0908岡山0913→1007東福山(平日ダイヤ) 5,150円分乗車
1/10 竹原1521→1558三原1602→1853播州赤穂1900→2043大阪2058→2137王寺2145→2218桜井 5,940円分乗車
 
20160110x.png
交通費 JR 4,740円(青春18きっぷ2回分相当 11,090円分乗車)
交通費 フェリー等 3.440円 (「せとうちサイクルーズPASS」なしでは4,100円)
宿泊費 11,800円(うち5,000円は「えひめ旅行券」)
入浴料 1,250円
外食代  8,204円
食料飲料 4,658円
ランドリー使用料 300円
土産物 2.204円
 

せとうちツーリング(5日目)

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大崎上島 垂水港にて

今日は岡村島~大崎下島経由で大崎上島に渡り、東岸を北上して垂水港から竹原港へ、呉線竹原駅から18きっぷ輪行で帰途に就く事にしました。昨日と同じ今治0825発のフェリーで岡村港へ。 

20160110b.jpg 来島海峡にて、少し雲が出ていますが昨日同様の良いお天気です。
 
20160110d.jpg 大崎下島の小長港を出るフェリーには2時間程も時間があるので、岡村島は北回りする事にします。大型車が通行止となっている様な海岸沿いの狭い道が続き、釣り人の姿だけが目立ちます。下大下島、大下島、大三島、大崎上島が重なって見える、昨日大三島へ渡った海です。
 
20160110c.jpg 岡村橋の手前の坂で「自撮り」にトライ、電柱がどうにも邪魔になってしまうのです、それに対岸には一昨日行った梶取ノ鼻の北岸にある燃料基地のタンクも見えます。
 
 
20160110e.jpg 岡村橋を渡ると広島県、まだ時間があるので御手洗まで往復する事にします。岡村島と大崎下島を結ぶ3つの橋が望めます。
 
20160110f.jpg また無人販売の100円のミカン買ってしまいました(^_^) 今朝「シクロの家」で不要な荷物は宅急便で送ってしまいましたので余裕です、と云っても家に帰り着くまでには食ってしまいそうですが。小長港のフェリー乗り場の隣の「ゆたか海の駅とびしま館」とやらで土産物も、すみません安くて嵩低いもので。 後で知ったのですが「ゆたか海の駅とびしま館」でのお土産や食事にはせとうちサイクルーズPASSで3%割引になるそうです。
 もちろんこれから乗る大崎上島へのフェリー他、今日の3つの航路でも「せとうちサイクルーズPASS」は使えます、ただ有効期限が3日間でしたので、昨日今治港で再度発行して貰いました。 ここ土生商船は他所に比べると少し凝った乗船券、持っていられるのは乗船までの間ですが。わずか15分程の船旅で大崎上島明石港に到着、大崎上島にはなんと明石も垂水もあるのです。
 
20160110h.jpg 大崎上島の東岸を「自撮り」したりしながら北上、中ノ鼻灯台の処で短い登りがあるだけ(写真左上の見下ろしている場所)で海岸沿いの平坦路が続きます。
 
20160110i.jpg 「自撮り」をしながらのんびり走っていても1時間半とかからず垂水に到着。 今治から3つのフェリーを乗り継ぎ竹原に至るこのルート、走る距離は僅か30数キロで、船賃が自転車込みで2,000円近くかかりますが、のんびり船旅を織り交ぜながら走るならお勧めかも。向こう側の防波堤に回って「自撮り」をしようかと、段取りをしていると丁度1本前のフェリーが、1分のタイマーをかけて慌てて走って行ったのが最初の写真でした。
 
20160110j.jpg 大崎上島と竹原港の間の山陽商船のフェリーは1日32往復も運航されていますが、大崎上島側は白水港と垂水港に入る便があるので要注意、距離は2キロ程しか離れていませんが、大崎上島側で港を間違えるととんでもない事に。ちなみに最初の写真は垂水港の前を通り過ぎる1便前の白水港発の竹原港行きなのです。
 

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 竹原港から1.5キロ程の呉線竹原駅まで走り今回のツーリングは終了です。竹原から帰るタイムリミットは大阪鶴橋から近鉄利用で1739なのですが、1521に乗車できますので「18きっぷ」のまま桜井までたどり着けそうです。いつものジョルダンの乗換案内で検索すると、三原と東岡山、姫路で乗換えて大阪2028着、ところが三原で乗り継ぐ播州赤穂行きへそのまま乗って行き、播州赤穂で野洲行きに乗り継ぐと云う赤穂線経由でも大阪2043着、15分遅いのですが乗換えが1つ少なく確実に座れますし、結果的には王寺駅で追いついてしまいます。

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 ところが播州赤穂で接続の野洲行きがなかなか入ってこないので怪訝に思っていると、人身事故で東海道~山陽本線が遅れている模様、最悪は鶴橋から近鉄と云う手もありますが、大阪駅に着く頃には遅れもほぼ回復、ところがどうもJR難波で別の人身事故があって関西線のダイヤに影響が出ている由、王寺駅で乗り遅れると高田経由では桜井へは帰れなくなります、そうなると遅くはなりますが奈良経由を選ぶか、さっさと諦めて鶴橋へ向う難しい処、こう云う時に「乗換案内」とかのアプリは役立ちます。 結局は加茂行の大和路快速が定刻に来たので乗車、王寺駅での乗り継ぎにも問題がなく、予定通り2218に無事桜井に帰り着きました。

 本日の走行36.0キロ、1日延ばして4泊5日の「せとうち」の旅、1日は瀬戸内とは思えぬ風に参りましたが、雨に降られる事もなく5日間で319.9キロ、距離の方はちょっと物足りない気もしないでもないですが、ほぼ満足の行くツーリングでした。

竹原1521→1558三原1602→1853播州赤穂1900→2043大阪2058→2137王寺2145→2218桜井 「青春18きっぷ」で5,940円分乗車(東岡山~相生間は選択乗車区間なので普通乗車券でも山陽本線経由の乗車券で乗車する事は可能)

 

前夜 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 総括
2015年4月「天の邪鬼『しまなみ』へ往く」
2015年10月の「『延陽伯』号『しまなみ』を往く

せとうちツーリング(4日目)

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来島海峡を往く。

20160109b.jpg 今日は大三島の宗方港へフェリーで渡り伯方島、大島と走って今治へ戻ってくるコースを考えてみました。 ただ大三島の宗方港へ直接渡るフェリーは便数が限られていて、岡村島経由で行く事になりました。 20160109c.jpg 昔から船旅は天気に恵まれるのですが、今回も昨日とはうった変わって風も穏やかな最高のお天気になりました。 フェリーから来島海峡を行き交う船を眺めるのも愉しいものですが、航路が錯綜しているだけに際どいですね。

宗方港へ行くフェリーまで小一時間ありますので、港の良さげなポイントで「自撮り」にトライ、これが今回の旅のベストショットになった様な、世の中こんなもんですわ、鳥と猫に注目。しかし2テイクで120枚程撮っているのですが、1秒間隔のインターバル撮影しているのですが、それでも思う様には行かないものです。
 
20160109e.jpg 岡村港1005発の大三島宗方港行きのフェリーに乗船します。 20分程の船旅、この航路は初めてですが、大崎上島と大三島他の島々に囲まれた穏やかな海域、瀬戸内を感じさせてくれます。
 
20160109f.jpg 今日は大三島南岸を走って大三島橋を渡り、伯方島を経て大島東岸を走る予定です。 ただ大三島南岸は一部通行止の情報があり、一旦北側に迂回する事も考えていたのですが、案の定歩行者を含めて通行止の表示が出ていましたので、素直に迂回ルートに入る事にします。
 
20160109g.jpg 大三島を「自撮り」しながら行きます。
 
20160109h.jpg 大三島橋へのアプローチで少々迷いましたが大三島橋へ、大三島外回りから大三島橋へ向う時は、素直に一旦メインルートに戻るつもりで走った方が良いですね。 伯方島は昨日外回りしたので、今日はメインルートを走り抜け大島へ。
 
20160109i.jpg 大島東海岸へ入ります。 友浦港を過ぎた辺りから道は極端に狭くなりますが、ツーリング車に似合う鄙びた風景となります。
 
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絵的にはなかなか難しいパターンです。 この先、志津見港では非常に道が判りにくくなりますので要注意。

 
20160109k.jpg 岬の向こうに今治の街が見えてきました。 しかし「しまなみ」裏街道ではこの大島東回りが一番キツいでしょうね。 陸続きになってしまった「しまなみ」の島々ですが、島暮らしの厳しさを感じさせてくれるルートです。
 
 
20160109l.jpg 江越峠、名駒峠と云う標高は100mにも満たないのですが、盟友峠おやじナワールド氏未踏の峠を2つ越えて、来島海峡大橋の見える処まで帰ってきました。 本日の走行52.6キロ。
 

せとうちツーリング(3日目)

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馬島にて、対岸に亀老山が見えます。

 20160108b.jpg 昨日今日と「シクロの家」に連泊していますので、今日は今治をベースに走る事にしますが、予報に違わずお天気は今一つです、雨の心配こそなさそうなのですが風が強いです。 高縄半島の先っちょを回る事にして出発したのですが、西海岸の小部(おべ)に出ると防波堤に波しぶきが上がっています、まるで丹後半島か能登半島にでも来た様な、とても瀬戸内とは思えない光景です。

 
20160108c.jpg とにかく半島の西端の梶取ノ鼻にやってきたのですが、まぁ冬のこんなお天気の日に来る処やおまへん。 標高で50m程下ると七五三ヶ浦(しまがうら)と云う美しい砂浜があるそうなのですが、さすがに今回はパスしました。
 
20160108d.jpg さらに半島を北上して大角鼻へ、ここは愛媛県の北端と云う触れ込みなのですが、それは島嶼部を除いた話で、厳密に云えば愛媛県の北端は大三島になる様です。 ただ芸予諸島と来島海峡大橋の展望はなかなかのものです、ちょっと小ぶりですが海浜公園には水仙も。
 
20160108e.jpg 大角鼻を後にし波方へ、ここには「シクロツーリズムしまなみ」の運営している「シクロカフェ」がありますので、ここでお昼にする事に、ここにはご夫婦で世界一周をされた宇都宮さんのタンデムが展示されているのですが、偶然ご本人の宇都宮さんにお目にかかる事に、これで世界一周の待井さん、中西さん、北米大陸横断の高繁さんに加えて4人のJACC(日本アドベンチャーサイクリストクラブ)の方と親しくお話させて頂く事ができました。
 
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 今日はこんなお天気ですし写真の方は成果のないまま、話の種に波止浜(はしはま)港の水門を通って今治へ戻ろうかと思ったのですが、風はあるものの少し陽射しも出てきたので馬島へ渡ろうかと思いつきました。
 
20160108g.jpg 来島海峡大橋へのアプローチから見た馬島です。 第二大橋と第三大橋の間、その名の様に馬、橋台になってしまった島なのです。 有人島で立派な民宿もあり車道が通じていますが、島民以外の車は下りる事はできません。 ただ自転車はエレベーターを利用して下りる事が可能です。
 
20160108h.jpg 自転車道からは案内の類がないので判りにくいのですが、今治側からスロープがあり車道部分をくぐって反対側に出るとエレベーターがあります。 民宿の前を通り神社の横を抜けると対岸に今治市街を望む事のできる素敵な砂浜に出ます。 またここには干潮時には入って行く事のできる洞門もあるのです。 陽射しも出てきたので「自撮り」をしながら貸切のビーチでのんびり過ごしました。
 
20160108i.jpg と云った訳で本日の走行は53.4キロ。 「シクロの家」にはシャワールームもあるのですが、昨日は駅南のスーパー銭湯(「シクロの家」でタオルも付いてくる割引券が買えます。 )、今日は近くのレトロな銭湯「宝来温泉」へ、スーパー銭湯がちょっとぬるめなので、私はこちらが良いですね。 ところで「シクロの家」に2泊して明日帰途に就く予定でいたのですが、何か物足りません、明日明後日のお天気も良い様ですし18きっぷの期限も明後日まで、尋ねてみると明晩の空きがあるそうなので、もう1泊して明日も今治を起点に走る事にしてしまいました。
 
20160108j.jpg せっかくですから「シクロの家」についても紹介しておきましょう。 「シクロの家」はNPO法人「シクロツーリズムしまなみ」が運営するゲストハウスで、今治駅前にあります。 「しまなみ」を走るサイクリストがメインターゲットなので、サイクリングに特化した部分もありますが、四国と云う土地柄からお遍路の方もいますし、バッグパッカーの方もおられます。 私はあまり単車が好きではないのでライダーハウスの類は敬遠しているのですが、ここは旧知のムラマサ君が縁あって勤める事になって、親しくさせて貰ってます。 とにかく魅力は立地の良さと清潔さ、サイクリストにとってフレンドリーだと云う事ですね。 ただ単に走るだけ泊まるだけと云う人にはわずらわしい部分もあるかも知れませんが。 

前夜 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 総括 2015年4月「天の邪鬼『しまなみ』へ往く」 2015年10月の「『延陽伯』号『しまなみ』を往く

今年最後の自撮りサイク

宇陀市室生多田にて
 
 先週月曜に京都まで往復した翌日から風邪気味で1週間程大人しくしていましたので、久しぶりのasuka号です。 今日はお天気が良さそうなので室生向渕(むこうじ)へ「自撮り」のリベンジに行く事にし、初瀬ダムから三陵墓古墳へと登ります。 8日ぶりですので体が重いと云うか固いなと云う感覚です。 しかし暖かな日です、とは云ってもこの時期ウェアには気を使います、病み上がりなんで汗をかかない様に、のんびりとこまめに着る物を調節しながら走る事にします。
 三陵墓古墳で暫し休憩の後旧室生村域へ、多田の集落の中を行く道を初めて通りましたが、雰囲気の良いお堂が目にとまります、手前は梅の木でしょうか来春の愉しみができました。
 
 11月にも来た場所、この位置からですと高見山や三峰山がバックに見えるので、リベンジを狙ってみたのですが、やはり冠雪を待たないと絵になりませんね。 
 
 向渕から真っ直ぐ室生ダムへ下らずに龍王渕へ、不気味な位に静かな佇まいの山あいの池です。 
 先週もいまやんさんと来たのですが戒長寺へ、今日は東側から来て同じ様に室生ダム湖へ下る事に。 鳥見山から続く東海自然歩道ですが、この季節の平日とあって、訪れる人もいません。  
 R165を跨いで室生ダム湖へ、渇水期にしか姿を現さない「濡れ地蔵」へ、右の写真は11月で、判り難いですが対岸に磨崖仏を見る事ができます。 大した成果もなく16時過ぎに戻ってきました、本日の走行56.2キロ、今月はまだ700キロにも届いていません。
 
 

鳥見山サイク

白木街道を行く
 
 既に時期を外してしまった感もありますが、今日は鳥見山に行く事にしました。 鳥見山は宇陀市の北端にある標高734.4mの山で標高600m程の山腹に鳥見山公園が整備されていて、東海自然歩道の経由地でもあります。 地元ではツツジの名所と知られているのですが、紅葉もなかなか見応えがあるのです。 なお桜井市外山(とび)にも鳥見山と云う名の小さな山があり、万葉集に歌われているのは、こちらの鳥見山の様です。 その鳥見山は榛原から車道が通じているのですが、これがとんでもない激坂で、下るのさえ一苦労と云う斜度が続きます。 ところが桜井市側から白木街道と云う、由緒の良く判らない道が、西側から山腹を巻く様に通じています。 アップダウンが多くて効率は良くないのですが、常識的な斜度で鳥見山公園直下まで辿り着く事ができます。
 
 R165を長谷寺まで走り初瀬ダムへ。 県道から白木街道に取り付くには幾つかのルートがあるのですが、桜井市側には鳥見山を記す案内などは殆どありません。
 
  今日は小夫(おぶ)集落から小夫嵩方(おぶだけほう)へ標高差100m程をショートカットする道へ入ります。 一旦奈良市藺生(いう)町まで行って回りこむ道もあるのですが、スクラップ工場とかあって雰囲気が今一つなので。 
 その白木街道ですが、とにかく分岐が多く地形図を持っていても間違う程に判り難いのです。 一歩間違うと元来た初瀬ダムへ下ってしまいます。 かと云って登り側を選べば良いと云うものでもないのです。 
 桜井市側最後の集落萱森で長谷寺側から直登してきた東海自然歩道と合流します。 ここで初めて鳥見山の文字が。
 
 
 
 集落の中の坂を登りきるとほぼ平坦になって、木々の間から宇陀の盆地を望め、暫くで鳥見山公園の入り口へ。 ここから300m程ですが標高差は50m程あります、ここは無理せず推して行く事にします。
 

 鳥見山公園は先日からの木枯らしで、木々は葉を落としてすっかり冬景色でした。 ただ風もなく冬の陽射しが心地良いので、お湯を沸かして持参のコンビニ弁当とカップ麺でお昼にします.

 お昼の後は少し写真を撮りに公園内を回ったのですが、大した成果もないので昔の写真をば。 さて榛原側に下りますが今は2つのルートがあります、新しく出来た車道は展望は良いのですがコンクリート舗装のかなりの急坂です。
 

 

 鳥見山に登っている時からFacebookに書き込みをしていたので、宇陀警察署の処まで下りてきたら、原住民のいまやんさんが待ち構えていました。 何でもここ2ヶ月程は皆目走っていないとの事、山部赤人墓~戒長寺~室生ダムと宇陀市中引き回しの上、榛原駅前でお茶しばいて、放免と致しました。
 女寄経由で一旦桜井に帰り、明日の「あすか鍋サイク」の準備で買出しに回って帰宅、本日の走行60.9キロ。
 

今日は「自撮り」サイクへ

若草山にて
 
 今日もお天気が良さそうなので「自撮り」サイクに出掛ける事にしたのですが、朝一に一仕事済ませて出掛け様とと思っていたらちょっと手こずってしまい出遅れてしまいました。 初瀬ダムへ登ったらもう10時を回っていました。
 
 今日は春日山原始林が一応の目的地なので福住から<186>福住矢田原線へ入ります。 今日のコースの最高地点ですね。
 
 12時過ぎに石切峠の峠の茶屋へ、大して旨くもないのですが、おでんでもやってればと思ったものの、どうやらやっていない様なので、今日はスルーして奈良奥山ドライブウェイへ。 
 
 昨年のリベンジを狙ったのですが、どうもここは朝早くでないと陽射しがあまり入らないのですね。 「自撮り」は諦めておざなりの紅葉黄葉の写真を何枚か。
 
 せっかくですから、久しぶりに若草山へ、結構観光客がウロウロしているのでタイミングを見計らって「自撮り」を何テイクか。 合間に福住で買っておいた菓子パンを食おうとすると、目ざとく鹿どもが押し寄せてくるのでどうもいけません。
 
 春日山遊歩道を下りますが、見上げる位置には幾らか紅葉しているのですが、「自撮り」のバックになるのは昨年と同じ場所でした。 まぁ今年の紅葉の状況を考えるとまずまずかな。
 
 春日大社の中を抜けて1440ローディ御用達「まんま亭」に到着、天理の銀杏並木も寄ってみたかったのですが、長居をしてしまい上街道を真っ直ぐ帰途に、本日の走行62.1キロ、一昨日は仕事での往復とは云え3日間天気に恵まれまずまず走れました、お天気は明日から下り坂とか。
 

 
 

何処へ行こうか…

 昨日は最高のお天気だったのですが、緊急の出動要請があったので大和高田まで往復しただけでマトモに走れず。 週末は色々と走るプランがあるのですが、どうもお天気は思わしくありません。 それにややこしい仕事が出来てしまって、暫く好き勝手に走れない様な風向きになってしまい、今日走っておかないと、って感じなので、「自撮り」とお茶の準備をして出掛ける事にしたのですが…
 予報では南の方が曇っている様なのですが、自宅を出て右に行くか左に行くか、空を見上げてとりあえず左(西)へ、明日香村に入り大官大寺跡へ。 
 「めんどや」の前を通過して栢森方面へ、そろそろ「あすか鍋」の事も考えなくちゃ。 稲渕の棚田の上の銀杏の木が色づき始めました、近くで見るとこんな感じです。  
 
 男綱の処で顔馴染みのローディに補足されます、世間話をしながら栢森を通過、さすがに簡易水道の辺りからは着いて行けなくなりますので、お別れして先に行って貰います。 結局は芋峠へ、そう云えばGPSが新しくなってから芋は初めて、ログが愉しみです。 
 
 吉野町へ下ってきましたが、まだ目的地は決まりません。 もう少し天気が悪ければ吉野山へ登って「静亭」でお昼を食って帰ろうかとも思ったのですが、晴れてきたので東に向きを取ります。 
 
 今日は平日ですので「よしの庵」もお休みですから、この先食事ができる場所のあてもありませんので、ローソンで買出しをして結局は東吉野へ入ります。 毎月の様に走っている東吉野ですが、調べてみると今年は3月が抜けていました。 
 丹生川上神社の先のベンチでお昼にします。 
 丹生川上神社から木津川(こつがわ)、高見にかけての紅葉はこんな感じです。 
 木津川(こつがわ)にて
 
 定点観測、今日の高見山とひげ爺。 
 
 
 
 
 

 高見診療所のまわりの紅葉は毎年色づきが良いですね。 一応「自撮り」もしてみたのですが、そろそろ雲が厚くなってきて、これ以上陽射しが期待できなくなってきました。 平野から染谷峠を越えて室生方面、あわよくば昨日SORAさんが行った宮城(みやしろ)高原なんて考えてもみたのですが、すっかり時間が押してしまったので、谷尻(たんじり)から一谷峠を越えて帰途に就きました。 本日の走行88.0キロ。

笠置キャンプ(1日目)

奈良市大平尾(旧大柳生村域)にて
 
 木枯らし一号が吹いた云うのにキャンプをしようと云う物好きな御仁が何組か、先月の「吉野周回ツーリング」から帰ってきたasuka号も、キャンピング装備を解けず待機状態。 4日水曜にkirakirabazilさんから6~7日と笠置までキャンプに行きますとの知らせ、7日には別の予定もあったのですが、そちらはあえて私が出るまでも無い様な感じなので、笠置の方へ参加させて貰う事に。
 kirakirabazilさんとはTwitter繋がりなのですが、最近ちょくちょく流れ橋でお逢いする事が、実は古く「ランドナー補完計画」(本家の方)でのリンク繋がりだったりして、世の中狭いもんですわ。
 
 笠置キャンプ場へは2008年にも行っていますが、桜井からだと普通に考えると奈良~木津経由となるのですが、否が応でも加茂から大型車の多いR163を走らなければなりません、それでいつも大和高原を越えて柳生から下る山越えルートで行く事にしています。
 とにかく大和高原へはここを登らないと始まりません、初瀬ダム。 4サイドに10%はなかなかキツいものがありますが、距離も知れていますし、私的には天理ダムより楽だと思うのですが。
 
 笠置へは針からR369経由が一番楽なのですが、交通量も少なくもないですし、大平尾で「自撮り」をしたかったので山田から田原へ抜ける事にしました、「大和高原早朝ラン」とかで何度も走っているコースですが、ここの無名の峠やはりキツいですわ、ちなみに本日の最高標高。
 
 峠を越えると快走ダウンヒル、晩秋の里山の風景が素晴らしいです。 
 県道<47>天理加茂木津線に入りえっちらおちらアップダウンをこなして大平尾分校跡へ、ちょっと場所をお借りしてお昼にします、今日は日なたにいると暑い位の陽気です。 そして食後は「自撮り」、先月にも来ていますが狙い通り向かい側の山が色づいています。 コース取りを確認しながら2テイクばかり、こうやってメイキングショットを見て貰うと大したロケーションでもないのですがね、雪が降ったらまた来てみようかな。
 
 大柳生まで下ってきたのでこのまま川沿いに下れば良いのですがせっかくですので、大柳生村道路元標の後、小さな峠を越えて柳生村道路元標と、生存確認に回ります。
 
 柳生から下りの途中で京都府となり笠置町の古い街並みに下りてきました「かさぎ」ではなく「かさおき 2Fビリヤード」と書かれた看板がレトロですね。 写真には写っていませんが、この辻に京都府相楽郡の笠置村道路元標があります。
 
 予定では15時だったのですが、14時過ぎにはキャンプ場に到着、関西本線笠置駅の真下です、ここのキャンプ場は車であろうと自転車であろうと、大型のファミリーテントにタープを張ろうと一律1人300円/日、1泊だと600円と単純明快リーズナブルなキャンプ場です、サイトは木津川の何にもない河川敷で土手の上に炊事設備とトイレがあるだけです。
 kirakirabazilさん一行は1545到着の予定と云う事ですので、それまでに設営して「おでん」の仕込をやっておいて、交替に近くの温泉に行こうかと。
 SNSによるとどうやら木津川の自転車道でパンクした様なのですが、思いのほか早くやってきました。 イワイ、グランボアと私のアスカで3台のマッドガード付き自転車が揃いました。 本日の走行47.6キロ。
 

1日目 2日目

のんびりと明日香ポタ

 2泊3日のキャンプツーリングから帰ってきて、前後に城陽市までの往復があったので5日間で500キロ走った計算に、さすがに疲れが溜まってましたので2日間の休足を。

 今日は良いお天気に誘われのんびりと明日香村をポタってきました、先に眼を付けておいたポイントでの「自撮り」が目的だったのですが、「月うさぎ」とか「しまなみ」とか走り回っているうちにすっかり稲刈りは終わってしまいました。 カメラ位置からかなり離れているので5分のタイマーを設定して2分間の連続撮影です。  「自撮り」もついにここまでと云われそうですね。
 
 「案山子コンテスト」の終わった棚田、彼岸花もとっくに姿を消し、群がっていたアマチュアカメラマンの影もなく、稲刈りも終わり’ささがけ’の風景が晩秋の装いです。 愉しませてくれた案山子たちも、まもなく役目を終えます。
 
 

「案山子コンテスト」たけなわの頃の写真はこちら

 
 

吉野周回ツーリング(2日目)

奈良県吉野郡十津川村 国道168号線 川上/百徳トンネル
 

 テント泊の朝はゆっくりとテントを乾かしてから出発したい処なんですが、今日は少なくとも120キロは走らないといけませんので、4時過ぎには起き出して食事を済ませて撤収、6時出発です。 実はキャンピングでの連続100キロ超えは記憶にないのですけど。 

 昨日に続いてR169を行きますが、小松トンネルまでは北山峡を見下ろす1.5車線路が続きます。 
 
 
 
 小松トンネルから先はいわゆる奥瀞道路と呼ばれる平成になってから供用され始めた区間で、それまでは国道指定されながら旧道どころか車の通れる道がなく、北山村から新宮市に抜けるには三重県紀和町経由で行かなければなりませんでした。 小松(734m)、有蔵(306m)、東野(1,389m)の3本のトンネルの開通で車道としてのR169が全通し、瀞峡トンネル(2,049m)に加えて、今夏から玉置口(138m)、竹筒(968m)、峰(367m)、葛山(699m)の4つのトンネルが供用されています。 これで蟻越峠は旧道となってしまったのですが、これだけの高規格道路が本当にいるのでしょうかね、奥瀞道路の開通で緊急車両の新宮市への所要時間が30分短縮されると謳っていますが、ここまでの高規格にしなくとも緊急車両の優先的通行はシステム的に構築できる様な気がしないでもないのですが、「ならくる」同様に恩恵を受けているのは当事者ではなく業者だったりして。 それにもし北山村が和歌山県でなかったら奥瀞道路はなかったかも。
 
 和歌山県と奈良県の境界を行ったり来たりしながら、四瀧トンネル(1,212m)は河畔の旧道を通って宮井大橋へ、ここも鉄橋が新しい橋に置き換わっています。 ここからR168を北上し十津川村を目指します。
 
 かなり遠回りですが東敷屋(1,380m)と二ツ石(798m)の2つのトンネルも川沿いの旧道を走って元の本宮町(現田辺市)へ。 本宮村道路元標の建つ熊野本宮大社旧社地前で小休止の後、近くのヤマザキストアで今日の分の補給です。 R168もR169と変わらず、五條病院前のサークルKを最後に新宮市街まで大手コンビニの類はありません、旧本宮町内には2軒のヤマザキストアがありますが、営業時間は日中だけです。
 
 熊野本宮大社の前を過ぎ、ここも川沿いの旧道、九鬼(624m)と切畑(927m)の2つトンネルの供用で旧々道となった大居経由の道を行きます、結構な登り下りがあるのですが。 基本的に旧道の通行が可能であれば旧道を行く事にしています、概ね遠回りですし楽でもありませんが、雰囲気も良いですし交通量も少なく安全だからです。 土河屋経由の旧道を行くと、目の前に十津川道路(七色高架橋)が見渡せ十津川村に入ります。 この先果無山脈が熊野川(新宮川)に落ち込んでいる急峻な場所で、斜面にへばり付くようにつけられた旧道の外側に高架橋が架かっていて、旧道を走っていると何となく妙な風景です。 十二滝でバイパスと合流し桑畑隧道までが踏ん張りどころですが、本宮側の殆どでバイパスができてしまって車を気にせず走れる今となっては十津川村側からの方が辛いかもしれませんね。
 
 十津川温泉を過ぎ折立橋を渡り、今戸トンネル(1,858m)を避けて旧道に入りますが、1キロ程走ると「通行止」の案内が、通れそうな感じなのでさらに先に進むと、今度は完全に塞がれていて先の方で工事が行われている様です。 仕方なく折立まで引き返すと、新旧道の分岐点には通行止の案内等は出ていません(写真左上)。 仕方なく今戸トンネル、形ばかりの歩道は付いていますが自転車の走れる幅はありません、その上車道の路肩には砂利が溜まっています。 今戸トンネルを抜けると大津呂トンネル(1,617m)がありますが、その間にR425に下る道がありますので、下ってみるとこちらの旧道は通る事ができました。 今戸トンネル、大津呂トンネルともに北側にも今戸トンネルの旧道が通れない旨の案内は分岐点にはありませんでした。
 
 道の駅「十津川郷」に到着、23ヶ所目のポイント、後一つです。 丁度お昼どき、もちろん道の駅でも食事ができるのですが、足湯の横の出店「にこにこ農園」で弁当を売っていて、めはり寿司と赤飯のおにぎりにおかずが色々盛りだくさんで400円、早速頂きます。 お味もよろしくてこれには大満足。
 
 道の駅を出ると湯之原(489m)、小井(987m)、池穴(103m)、山崎(195m)とトンネルが続き、いずれも旧道があるのですが、古くて狭いトンネルで車もあまり飛ばさないので、トンネルを抜ける事にします。 但し湯之原トンネルの路面はかなり悪いです。
 風屋花園のバス停(写真)までやってきました、こここから風屋ダムへの登りが始まるので小休止、ずいぶん昔ですが、初めて新宮を目指した時に今日中には走りきれないと、ここからバス輪行で引き返した記憶の場所です。
 
 しかし十津川村は広いです、何と云っても面積日本一(北方領土を除いて)の村ですからね。 暫くは風屋ダム湖畔の比較的平坦な道が続きます、短いトンネルが幾つかあるので、折角ですから休憩がてら「自撮り」を、結構車が通るので2テイクばかり。
 
 いよいよ「ならサイクルスタンプラリー」最後のチェックポイントになる「谷瀬の吊り橋」、これで24ヶ所走破です。 
 
 
 しかし再び難儀な事も、田長瀬トンネル(610m)と岩原トンネル(370m)を避けて旧道に入りここも1キロ程進むと通行止、それも40mばかり登らされた挙句に、分岐まで戻ってみるとやはり何の案内もありません。 仕方なく田長瀬トンネルと岩原トンネルを抜けますが、旧道はご覧の様な大崩落、紀伊半島を襲った災害の復旧工事があちこちで行われていて通行止の区間が少なくないのは承知の上ですが、昨日今日の話でもなく通行止の案内位的確に出せないものですかね、まして「ならサイクルスタンプラリー」のチェックポイントへのルート上、こう云った側面からも「なるクル」そのものが実際に自転車で走って検討を加えたものではなく、机上ででっちあげたシロモノだと云う事が良く判ります。
 
 1535、ようやく十津川村を抜け出し旧大塔村(現五條市)へ。 ここから野迫川村へですが、小代下まで北上し<53>高野天川線へ入るか、ここから<734>高野辻堂線を行くかなのですが。 斜度や標高差を考えると微妙な処です。
 
 野迫川温泉とキャンプ場のある北今西まで向うとすれば<734>から川原樋川林道が最短なのですが、川原樋川林道は2011年から通行止のまま、仮に通れたとしてもこの季節に熊の出没情報のあるダート林道を夕刻に4サイドで走る度胸はありませんが、とにかく<734>で北股上垣内へ向う事にしました。 <734>は先年の崩落で工事が続いていて通行止ではないものの、100m程のダート区間があります。 1624、川原樋川林道への鉄橋まで来ました、ここから<734>は結構な登りになります、立里分岐から中津川分岐までの間でついに推しが入ってしまいました。
 
 釜落谷に着いたのは1739、池津川集落の街灯にはほっとし月明かりに助けられ、高野辻に辿り着いたのは19時を回っていました。 本日の走行124.7キロ、今年4度目の3日連続100キロ超えとなりました。
 

吉野周回ツーリング(1日目)

奈良県吉野郡川上村大迫 国道169号線 伯母峰ループ橋
 
 案の定「ならサイクルスタンプラリー」は難関の吉野郡南部を残してしまいました。 「青春18きっぷ」のシーズンならR168とR169をそれぞれ南紀まで走り抜けて輪行で帰ってくる手もあるのですが。 桜井を起終点として最短コースとなるR169~R425~R168と回ったとして約220キロ(獲得標高約4.200m)になります。 健脚ローディなら走って走れないコースでもないでしょうが、仮に私が走れるとしても「走るためだけに走る」様な馬鹿馬鹿しい事はしたくないので1泊2日でならどうかな、春にはR169経由で川湯温泉まで走ってますし、今回は十津川温泉で’のんびり’とまでは行かないでしょうが。 ならいっそ「月うさぎキャンプ」でキャリアとタイヤがそのままのasuka号でのキャンプツーリングもありかと、しかしそうなると途端に足が遅くなる、コースから考えると下北山から十津川へのR425あたりが限界、夕刻に無住地帯のあの辺りを進むのはどうも気が進みません。
 そうこうしている内にRRCBの「野迫川紅葉サイク」が10月25日と決まり、そちらは野川の「みちのオアシス弁天」に0730集合、車に乗らない自分にとっては到達不可能な時間、奈良方面からの参加者に便乗するしかと考えていると、天気回りさえ良ければ23,24日でR169~R168と走り25日の朝までに野迫川村へ辿り着きさえすれば、誰なと載せて帰ってもらえる。
 R425が気に染まないなら、距離は大幅に伸びるがいっそ和歌山県北山村(日本唯一の飛び地の村、奈良県と三重県に挟まれている)まで南下し、SORAさんの情報では新しく開通して楽になった奥瀞道路の蟻越峠区間を走って宮井大橋からR168に入り北上すると云う案、それにりょうさんから大台の紅葉情報を得て、次の様な絵を描いてみたのですが。
 
 プラン的にはかなり無理もありますが、大台は新伯母峰まで行ってから考えれば良い事、2日目も十津川村さえ抜け出せばどうにかなるでしょう。
 
 22日に京都府城陽市までの往復100キロを走る事になったのにはまいったのですが、天気予報も後押ししてくれているので23日朝まだ暗い5時に桜井を出発、県道<37>桜井吉野線の新鹿路トンネル(2.466m)へ向います。 トンネル口まで来れば後は吉野側に向って下りなのですが、早朝でも結構車が通るので、今回の様に先を急ぐ事でもない限りはあまり通りたくないのです。 それに3月に通った折には飯盛塚の集落を過ぎた辺りの資材置き場に番犬役でしょうか、放し飼いの犬がいて、それが飛び出してきて対向車と接触、鈍い音と鳴き声がして、犬も車も逃げ去っていたのですが、一歩間違えるとこちらが巻き添えを食らってた訳です。 走り去ったもののその後その犬がどうなったのか知る由もありません(後日談あり)。
 昨日から使い始めたばかりのGAMIN GPSMap60CSx、取り付けに問題もなさそうで、基本的な操作、消費電力もほぼ把握できたので、今日から早速本格的に使わせて貰います。 ただお恥ずかしい事に軌跡ログを距離をリセットする時に一緒に消してしまったので、今回の1,2日目のログがないのです。 (PS:後日、SORAさんのアドバイスでGPSMapの世代なら設定次第でログが自動保存されているはずとのアドバイスを受け、調べてみました処ちゃんと保存されていました。 )
 
 無事に新鹿路トンネルを抜け吉野川河畔まで下る事も考えたのですが、五社トンネルは迂回したかったので、<28>吉野室生寺針線に入り小島峠を越えてR370の入野(しおの)峠を下り(写真)、R169旧道の<262>国栖大滝線を経由してR169へ入ります。 R169に入ってからは新伯母峰トンネルまで淡々と登りをこなして行くだけです。
 
 大滝ダムへ少し入ってコーヒーブレイク、しかしポットに入れてきたコーヒーがすっかり冷めています、4月に金沢にそれまで使ってきた象印のものを、忘れてきてしまってコーナンのプライベートブランド「LIFELEX」のものが安かったので買ったのですが、注ぎ口の構造からしずく漏れが多い上に、1年も経たないうちに保温機能が失われてしまった様です。 「LIFELEX」のブランドのものはロクなものがない様で、うちでまともに使えているのは自転車パーツの洗浄用に買った車のオイル受け用のバットだけだったりして。 とにかく道の駅「杉の湯川上」で「スタンプラリー」のポイントゲットです。
 
 僅かの距離ですが川上村柏木で旧道へ入ります、郵便局や旅館があって東熊野街道や大峯登山の宿場として賑わった風情が残っています、老舗旅館の「朝日館」は今も営業しています、いつもここで軒先のベンチをお借りして一息入れる事にしています。
 
 標高があがるにつれて鮮やかな紅葉が眼に入ってきます、写真を撮ったりしながら大迫ダムで再び一息入れていよいよ伯母峰ループへ。 ループ橋を挟んで伯母谷(445m)、栗の木(1,297m)、滝の脇(207m)、一ヶ山(440m)、大獄(1,030m)の5つのトンネルが連続しています、左カーブなので死角になりやすい路肩寄りを走る自転車にとって気持ちの良いものではありません、持っている灯火類総動員しているのですが。 悪名高き新伯母峰トンネルや新天辻隧道は直線ですし幅員もないので車も無茶苦茶には飛ばせませんが、伯母峰ループのトンネルの様に新しくて広いトンネルは結構なスピードで車が走ってきます。 旧道も廃道にはなっていない様ですが、しょっちゅう通行止の看板がでている様です。 「ならクル」などで県南部へのコース設定をするなら自転車の旧道利用の可能性を検討すべきだと思うのですがね、誰か犠牲にならないと動かないのかな。
 10時半には新伯母峰トンネル(1,964m)に到着、さてどうしたものかここから北山村までは、北山川沿いに下り基調の約50キロ、時間的には余裕がありそうなのですが、明日明後日の事を考えるとここから更に標高差600mを登るのはどうも、それに紅葉のシーズンとあってか平日にも拘わらず車の多い事、ここの三叉路では殆どの車が大台ケ原ドライブウェイの方へ入って行きます。 自販機の缶コーヒーを飲みながら暫し思案の末、このまま新伯母峰トンネルをくぐる事にしました。
 
 上北山村に入ります、路肩に目新しい標識が「ならクル上北山ルート…」とあります、これについては今の処公式な発表や案内はない様ですが、標識もすぐには全部建てられないでしょうからね。 しかしも最初に看板ありきみたいな、どれ程の費用がかかるのでしょうか、それに対して「ならクル」の恩恵を受けているサイクリストはどれ程いるのでしょうか。
 大台の紅葉はパスしましたが、R169から望む事のできる北山川最上流の紅葉はこんな感じです。
 
 相変わらず上北山村に入るとどこかで工事のために交互通行が行われているのですが、交互通行の信号の直前で強引に割り込んで来る乗用車、4サイドの場合は目立つだけに車もかなり遠慮はしてくれるのですが、強引な幅寄せが頭に来て、怒鳴りつけるとこれが中高年ドライバー、こちらも中高年のお仲間には違いないのですが、エエ歳してガキみたいな運転をするのが信じられません、もしかして見えていないの、センターラインを割ってくるもの結構中高年だったりします。 自転車からって結構ドライバーの顔が見えているのですよ、ってか運転手の視線や動作ってのはとっさの判断に繋がる事が多いのです。 ともあれ2つ目のチェックポイント「道の駅吉野路上北山」ゲット。
 
 上北山村から下北山村にかけては概ね池原ダム湖畔なので平坦そうなのですが、細かなアップダウンがるのです、ここまでそれなりのコースを走ってきた疲れもあるのでしょうが、結構だるいと云うのが大方の意見ですね。 池原にはJAのやってるコンビニ風の店がありますのでここで少々補給。 ちなみR169は吉野町河原屋のローソン吉野リバーサイド店を過ぎるといわゆる大手コンビニの類は皆無です。 R309を熊野市方面に行くとサークルKがありますが、そこは既に三重県熊野市です、従ってここは貴重な補給ポイントなのです。
 
 少しR425を走って不動トンネル(2,038m)を抜けると和歌山県東牟婁郡北山村です。 時間的には14時、実は大台を端折ったのはここで「自撮り」をしたかった事もあるのですが、しかしこの季節になると山峡の風景が影になるのが早いです。
 
 15時には道の駅「おくとろ」に到着、キャンプ場のある「おくとろ公園」は隣です。 実はここでキャンプをするのは20年ぶり位、温泉ができる前後に何度か利用しました。 テントサイト周辺は昔と変わっていなくて懐かしく、この季節の平日とあって利用者は私一人、利用料は600円相当の温泉入浴券がついて1,512円でした。 思い通りに炊事場横のベンチテーブルとテントサイトを独占、私一人のためにトイレとかの照明もつけて貰って申し訳ないです。 トイレの建物は昔のままですが、内部はリニューアルされて全体に清潔に整備されたキャンプ場です、いかんせん車でもここは遠いですね。
 テントの設営とかをやり始めて忘れ物が幾つか、ペグとシェラ、カトラリー、割り箸とか、ペグの替わりに荷物の結束用のコード類とかを利用して、杭に括り付けたりしましたが、ペグダウンしないと自立しないテントを持ってこないで良かった事。
 
 テントサイトから温泉までは歩いて数分かかりますが、のんびりと歩いて行く事にします、こちらも入れ替わりで貸切状態、早めに着いてゆっくりできて大正解です。 一人ですし食事はおくとろ温泉「やまのやど」内にあるレストランで済ませる事にします。 HPによると昨日まではメニューにバイキングがあったのですが、今日からは春まで定食メニューのみとの事です、まぁオフシーズンに入ってお客が少なくなってからのバイキングも種類もたかが知れているでしょうが、しかしふつうミックスフライ定食にいわしフライは入ってないでしょうに。 ドリンクバー込みで1,566円、しまったボトルを持ってくるんだった、北山村特産の「じゃばらジュース」もあります。
 
 「やまのやど」内にはここもコンビニ風の店があってそれなりの食料品も調達できます、但し営業時間は1830まで。 レストランの定食だけではあまりに芸がないので、ここの売店でレトルトのおでんと発泡酒とおつまみ類を買ってテントサイトへ引き上げますが、もう真っ暗でランプなしではちょっと難儀しました。 他の利用者もいない事ですし、iPodを持参の小型スピーカーに繋いで、月明かりの下、秋の夜長を愉しみます。 本日の走行110.0キロ。
 
 
 

8th「月うさぎキャンプ」1日目

県道<16>吉野東吉野線高見川河畔を行く
 
 今回で8回目を迎える「月うさぎキャンプ」は奈良県吉野郡東吉野村谷尻(たんじり)、標高600m余りの山中にある古民家カフェ「月うさぎ」の敷地をお借りし、キャンピング支度の自転車で集まろうと云う催しです。 (今回の実施要領はこちら)
 
 朝5時頃に起き出して荷物の準備を始めます。 どうにか7時頃にパッキングを終えてasuka号と荷物を降ろします、大概はそうだと思うのですがうちのマンションのエレベーター、さすがに4サイド状態では載らないのです。 asuka号がサドルバッグ込みで16.8kg、サイドバッグ4つとテントに三脚で30.5kg、それにフロントバッグと乗員が加わって計125kg程になります。 できればパニア台の上は空けたかったのですが、やはりテントにMossのOutLandを用意すると無理ですね。
 
 私の暮らす桜井市から「月うさぎ」までは最短コースで行くと30キロに満たないのですが、交通量の多いR165西峠またはR166女寄峠を越えなければならないのと、皆さんが大阪、和歌山、滋賀からキャンピング装備で走ってくるのに、私だけが30キロでは申し訳ないと云うか走り足りないと云うか。 明日香村から芋峠を越えて吉野町から吉野川~高見川に沿って向う事にします。 距離は60キロあまり、標高400m超えの芋峠も決して楽でもありませんが、車が極めて少ないのと、吉野川を遡上するルートは、サイクリングには最高のコースなんです、実際大阪組も何人かはこちらのルートを選ぶ位ですから。
 いざスタートするなりシミーが酷いのです、荷物のバランスが悪いのか、輪行用ヘッドに替えてから始めての4サイドですが、それが原因なのでしょうか。 とにかく初めての事でもないですし、抑えるコツもあります、どうやら19~21km/hの間で落ち着く様ですから、芋峠もゆっくりと下れば大丈夫でしょう。
 明日香村を抜け栢森で一息入れ芋峠へ、ノンストップで登りきりましたが、頑張った処で速度はジョガーに抜かされる1桁台ですから45分は掛かりました。
 吉野町千股へ下った処で2台のローディに抜かされます、「あそこ登ってきたんですか」と失笑ぎみ。
 
 吉野川沿いのローソンで一息入れ、対岸(左岸)の<39>五條吉野線を走りR370を経て<16>吉野東吉野線へ、集合写真用ですがせっかく三脚を持ってきているので東吉野へ入ったいつものポイントで「自撮り」を。 公の道ですからタイマーをセットしている間に邪魔物が入ってくる事は往々にあるのですが、今日は犬の散歩と60リッタークラスのザックを背負ったロードが、4サイド支度のキャンピング車も驚かれますが、こちらからすると大型のザックを背負ってロードに乗るのは驚異です。 とにかく2テイクでOKと、天気が今一つなのが残念ですが、予期せぬゲストの入った写真の方が面白かったりして。
 
 「月うさぎキャンプ」は基本的に現地集合、大学自転車部の世代ならまだしも、いずれからも登り基調のコースをキャンピング車を連ねて走るのはかなりつらいものがありますから、それぞれのペースで「月うさぎ」を目指して貰う事にしていますが、お互いの所在や到着時間が気になる処です。 今回は「みんなで位置共有」と云うスマホアプリを使ってみる事にしました。 自走組全員がスマホを持っている訳ではありませんが、これでお互いの現在位置が判る訳ですから、万が一のトラブルにも対応できるかも知れません、またチャットと云う程のものでもありませんが、現在位置を示すアイコンにコメントを付ける事もできます。 ただ今回のケースでは「月うさぎ」に近づくと圏外になってしまい位置を発信できなくなるのと、この手のアプリの共通した問題なのですがバッテリーの消耗が著しい事が課題ですね。
 
 お昼はいつもの手打ち蕎麦「よしの庵」(東吉野村木津川(こつがわ))で頂く事にします。 ところで今日は出発からfacebookのグループ「おとなの自転車部」へ書き込んでいるのですが、ロード中心と云うかブームの昨今でもキャンピングに対する興味は決して少なくはないのですね、半日で300以上の「いいね!」やコメントがついています。
 
 14時丁度に高見山を望む事のできるいつものR166との交点までやってきました。 「自撮り」をやっていたり、「よしの庵」での時間が長かったりと云う事もありますが、やはり結構な時間になってしまいますね。
 
 
 15時にはやっとこさ「月うさぎ」に到着。 車で来ているバクローさん親子が既に到着されていました、今回はバイクフライデーのタンデムでお見えです。 何人か到着された処でUG兄さんご持参のドーナツでコーヒータイムです。
 
 前後しますが、自走組みが次々と到着します。 UG兄さんが1530、ダイバーてっちゃんが1614、syokoraさんが1642、九度山人さんが17時過ぎ。 他にも明日香村からvivva2000さん、枚方から京都府経由でヤマタンさん、滋賀県からはniwachanさんが、初参加の神戸のたもさんが大阪柏原に車をデポして走って来られました、都合キャンプ装備での自走が9名です。
 
 メンバーが揃った処で車載組と「月うさぎ」の番頭さんの車に分乗して5.5キロ程の「たかすみ温泉」へ。 ただ露天風呂に入っている雨がポツポツと、予報では雨は夜半からだとの事だったので、荷物は出しっ放し、慌てて帰ってくる事に。 幸い残っていたメンバーが大方片付けてくれていたのです助かりましたが。

屋根のある場所に移動し「月うさぎ」の瀧口夫妻も交えて一日目の宴の始まりです。 syokoraシェフは「チキンのコーラ煮」、ヤマタンさんは「海老のサラダ」、私は「ポトフ」、その他次々と色々なものがでてきて、「月うさぎ」からは「ちらし寿司」と「手作り餃子」の差し入れが。 雨で恒例のキャンプファイアーは明日に持ち越しとなりましたが、日が変わるまで宴は続きました。

 

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曽爾高原サイク

 お待たせしました今年も秋の曽爾高原へ行ってきました。 一応の目的は「ならサイクルスタンプラリー」のチェックポイントなんですが…
 桜井から曽爾高原までは最短ルートで行けば40キロに満たないのですが、車の多い国道を走る気もなく、それに榛原から大内峠(現在の弁財天トンネル)までだらだら登りも好きではありません、さりとて名張まで輪行するには近過ぎます。 したがって昨年に続いて一旦大和高原へ上がり、都祁山の道で赤目に下り、椿井峠を越えて曽爾村へ入ると云う60キロ余り、とんでもなく遠回りで楽ではないコースを選んでしまいます。 しかし同じ走るなら走っていて心地良い処を走りたいものです。
 
 6時前には出掛け様と思っていたのですが、ぐずぐずしていて結局出発できたのは7時前、とにかく極力旧道を選びながら初瀬ダムへ向います。 現在は奈良市域となっていますが元の都祁村に入った処で、決してショートカットにもならないのですが、久しぶりに藺生(いう)集落の方を経由する事にします。 あちこちで稲刈りの始まった高原の田園、朝の逆光の中に素晴らしい風景を見つけました。 あまり「自撮り」をしている時間的余裕もないのですが、暫く悩んだ挙句に三脚を出す事に。
 

 結局何ヶ所かで数テイク撮ってすっかり時間を食ってしまいました。 朝がまだだったので三陵墓古墳で缶コーヒーで菓子パンを齧りながら、まぁ曽爾高原はいつでも行けるしと、ゆっくり過ごしてしまいました。
 
 とにかく「都祁山の道」こと<781>都祁名張線を東に、笠間から<242>上笠間三本松停車場に入り地蔵峠を越えます。 写真は地蔵峠の下りから見下ろす三本松の風景です。
 本来「都祁山の道」は笠間峠を越え、距離的にも短いのですが、そのルートで行くと名張市街まで回らないとコンビニ等が全くないので、ローソンのある三本松へ下る事にします。
 

 R165で三重県に入り近鉄赤目口駅前から<567>赤目滝線に入り山水園の手前で<784>赤目掛線に入ります。 この県道で椿井峠(746m)を越える訳なのですが、毎度の事ながら手前の鬼ヤ坂(567m)と云う名の峠の方が辛い様な気がします。 折角登ってきたのですが鬼ヤ坂を少し下ると出合茶屋、赤目四十八滝の上流側の入り口にあたります、行楽シーズンに訪れた事がないので営業しているのを見た事がありません、ちゃんと三重交通のバス停もあるのですが、9月中旬から11月一杯までの土日祝だけ1日1便の運行との事です。 茶屋のベンチとかもあるのですがとても綺麗とは云えない公衆便所が臭くてあまり長居はしたくはありません。 早々に出合茶屋を出発して暫く行くと再び奈良県に入り、椿井峠への登りが始まります。
 
 椿井峠への登りが斜度を増す頃に、木漏れ日の風景が出迎えてくれます、この様な風景に感動するのはツーリング系のサイクリストだけなのかも知れません。 曽爾高原へ行けば絵葉書の様な風景がいつでもそれなりに出迎えてくれますが、光と影の織り成す風景は一期一会のものです。
 
 何とか12時半には椿井峠に到着、最初の予定ではお昼に着けば良しと思っていたので、これだけ道草しながら上等と云うものです。 曽爾側の超激坂を下り、曽爾村役場に保存されている曽爾村道路元標に立ち寄ってから、鎧岳を見上げながら曽爾高原に向う事にしました。
 
 県道<81>名張曽爾線からチェックポイントのファームガーデンまでは標高差100m程なのですが、結構な坂なのと、ここまで足を使ってきているので堪えます、とにかく1340着。 これで24ヶ所中19ヶ所をクリア、残り5ヶ所なのですが、結局は川上村、上北山村、下北山村、十津川村と吉野郡南部を残してしまいました、さてどうしたものか。
 

 

 一応の目的は果たしましたし、ここまでで今月の走行距離は1,000キロを超え、このまま引き返しても走行距離は100キロを越えますので、今年2度目の3日連続100キロ達成にもなりますが、折角ここまできたのですから曽爾高原へ向かう事にしますが、さらに200mは登る必要があります。 手前からの遊歩道は階段になっていますので、自転車なら一番奥の「青少年自然の家」まで行くのがお勧めです、正面から更に右に登って行くと、広場状の処にベンチもあります。
 1520には曽爾高原を後にします、昨年は御杖村側に下ったのですが、今回は登ってきた道を下り<81>を掛まで南下してR369いわゆる伊勢本街道を走って18時過ぎには桜井に帰ってきました。 本日の走行113.6キロ。