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「黄和田キャンプ場」へ(2日目)

黄和田キャンプ場 滋賀県東近江市黄和田(旧永源寺町)
 
  お昼頃にはお天気が悪くなりそうだと云う事もありますが、キャンプの朝は早いです、8時過ぎには撤収開始。 あびさんのTOEIキャンピングとは前々オーナーからの付き合いですね(左下) 、なおじさんのカトーサイクルオリジナル、TOEIのサイドバッグとは(右下)。
 
 Tさんが帰ってしまったので3人なんですが、記念写真を撮って、9時には撤収です。
 
 日野町役場まで20キロ程を戻るのですが、写真を撮ったりしているので、なかなか前に進みません(^_^)
 
 昨日と同様に愛知川右岸、国道421号の対岸路を行きます(写真右:あびさん)
 
国道421号から離れて日野町へは主に県道508号とかを走るのですが、距離こそ短いものの結構アップダウンとかがあってキャンピングには大変なんです。
 
 
 
 
 11時前には日野町役場に到着、なおじさん、あびさんとはお別れして、ここから再び一人旅で桜井を目指します(写真左:なおじさん)。 近くの日野町道路元標に立ち寄った後、県道41号すなわち御代参街道と呼ばれる旧街道で東海道の土山宿へ越え、JR草津線甲賀は駅、道の駅「あやま」を経て伊賀上野へ向います、問題はどのあたりで降ってくるかなんですが。
 
 伊賀上野で「鍵屋の辻」に立ち寄ります、いつもなら山越えの鄙びた道を選ぶのですが、足回りに爆弾を抱えている以上、線路に沿ったコースを選択するつもりでR422寄りを南下するつもりだったのですがR368を走ってしまう事に、距離的には短いのですが、登りになるのと車が多いのが難点。 名張市へ入る頃にはいよいよ降ってきそうです。
 途中から旧道の名張街道へ入り近鉄大阪線の桔梗ヶ丘駅へ、フロントバッグとサイドバッグ4つにカバーを取り付けます、この季節の帰り道ですから身体が濡れるのは良いのですが、路面がかなり濡れてきて慎重にならざる得ません。
 
 名張市街の手前から旧街道に入り、室生口大野あたりまでは概ね車に追われる事なく走る事ができました、さすがに室生ダム湖畔は遠慮してR165を榛原へ出て西峠を越えます。 写真は阿保越伊勢街道三本松宿。
 
 1835、無事に桜井に帰投、走行115.0キロ、昨日の115.3キロに加えて1泊2日230キロ、トラブルを抱え承知の上とは云え久しぶりの雨中ランのキャンプツーリングでした、さすがに疲れがどっと。
 

 
 前日 1日目 2日目
 

「黄和田キャンプ場」へ(1日目)

 
 結局は寝たのか寝てないのか良く判らないまま未明3時に桜井を出発します。 奈良まではいつもの上街道、暗い中を何度も走っている道で、この季節なら奈良市街を過ぎる頃には明るくなってきますので丁度良い按配かと。 写真の「ならまち」を抜け猿沢池から興福寺と…
 
 京都府へ入り大仏線跡に沿った道から木津川河畔に出て恭仁大橋を渡ります。
 府道5号線に入ると、まだ5時台だと云うのにローディの姿がチラホラと、お馴染み和束南のローソンで小休止、今夜のおでん用に忘れてきた「だしの素」を仕入れておきます。
 
 湯舟を過ぎた辺りで、4月の「一府三県サイクリング」の折に目を付けておいたポイントで「自撮り」をば、しかし何やらごちゃごちゃしていていまいちですね。
 ところで心配なタイヤの方、折々にチェックしているのですが、問題はなさそうでこのまま今日明日の200キロ余りは持ってくれそうな感じです。
 
 7時半には滋賀との県境までやってきました。 待ち合わせ場所の日野町役場までは後30キロ程の距離ですから余裕です。 時間もある事ですし、ローディの多いコースでもありますし、通行人Aがやってくるのを待ってみたのですが、余計な邪魔者が(>_<)
 
 しかし待っているとなかなかやってこないものでして、気が着くと信楽側からやってきたりして、キリがないので「Microsoft Image Composite Editor」のお世話になる事にして撤収、50分ばかり遊んでいましたが。 どこのどちらさんか知りませんが、有難うございます。 
 神山からは旧道を縫って走り信楽駅前へ、駅前の巨大狸、セーラー服は脱いじゃった様です。 その後も国道は避けて大戸川沿いの道を雲井まで行きます、少々アップダウンはありますが、信号はなく車も全くと云って良いほどやってきません。
 
 信楽高原鉄道の踏み切りまでは交通量の多い国道を我慢しなければなりませんが、旧R307の小野峠への道へ入ります。 庚申山広徳寺への入り口から先はずいぶん昔から通行止になっているのですがどうにか通れるかと、今日も山仕事と思しき軽トラが入ってきていました、落石や木っ端に水も出ているのでロードバイクではかなり厳しい状況ですが。
 
 貴生川まで下った処で、なんと地元のniwa-chanさんが、地元とは云えまさかここで待っているとは、信楽駅前での時刻から小野峠を越えているに違いないと踏んだ様です。 日野町役場までエスコートして頂く事にして、近江鉄道沿いの道を走り、水口町道路元標に立ち寄って貰います。
 
 待ち合わせ場所の日野町役場には11時過ぎには到着、近くのコンビニでお昼を仕入れて戻ってくると、なおじさんとあびさんだけがいます、結局は主催の「へろへろ輪」は全滅で、これではなにやら「月うさぎ」メンバーではありませんか。
 
 日野町役場からも日帰りのniwa-chanさんが加わった4人で、現在の東近江市旧永源寺村へ向うのですが、結構アップダウンがあってここまで走ってきた身には堪えます。 途中何やら案山子と云うか、普通の農家の様なんですが、関西で云う処のパラダイスが。
 
 ひろみワイナリーに立ち寄った後、八風街道ことR421を永源寺ダムへ。 ダムから先は対岸路を行く事にしたのですが。
 
 対岸路、ダムの天端道路はは車が通れない様に鎖が張ってあるので、車は入ってきませんが、落石片と何やら猿の糞が多い事、ダム湖畔の道にしてはアップダウンが多いもののラ系サイクリストにはなかなか快適なコースではあります、その上に先月の大黒屋さんに続いてなおじさんがキャンピング女子に。 (写真左上:なおじさん)
 
 ところが調子こいていたら落石片に乗り上げてしまいます。 前輪は避けたものの後輪はまとも乗り上げてしまい、明らかにスポークが切れたと云う音が。 ニップルが突いてパンクもした様で、エアーも漏れる音が。 サイドバッグを着けているとパンク修理だけでも大変なのですが、ここまで丁度100キロ程走ってきてキャンプ場まで後数キロだったのに、どうやらスポークが1本ニップル側で折れていて振れ取りが必要な状況です。 なおじさんとあびさんにはまだ買出しとかもある様なので先に行って貰い、niwa-chanさんに手伝って貰う事に。 元々ガードクリアランスのないasuka号ですが、折れたスポークはフリー側なので抜けませんので、ケーブルタイ2本で隣のスポークに縛りつけ、前後2本づつを調整するだけで問題なく走れそうです。 (写真左:なおじさん)
 
 2,30分程の作業で再スタートして後を追います、niwa-chanさんは「くさ餅」を買って帰ると云うミッションを済ませ「黄和田キャンプ場」へ、どうやら買出しをしているお2人を追い越してしまった様で、こちらがキャンプ場入り口で待つ事に。 キャンプ場まで数キロ走った感触では、無茶さえしなければ明日もこのまま走って帰れそうな感じです。 最悪は荷物を宅急便にして軽量化し、念のために持ってきた28Cに履き替えれば、なんとか自走で帰る事ができるかと。
 
 設営完了、あびさん持参のタープいいなぁ。 心配なお天気も明日のお昼頃までは持ってくれそうな感じ、帰り道に降られる事は覚悟の上ですが、雨の中の撤収だけは堪忍して貰いたいものです。 なお「黄和田キャンプ場」、自転車は一泊600円です。
 
 そうこうしていると、食材と七輪を積んでTさんが車で到着、明るいうちから宴の始まりです。
 
 前日 1日目 2日目
 

いわゆる「カレー補給」ライドです

 今日は朝まで仕事の予定だったので、下り坂の天気の事も考えて近場で少しポタる事ができれば良いかな位に考えていたのですが…
 昨夜遅くF氏から明日走りに行こうとのお誘い、10時位でないと出られないのでそれで良ければと云う事で、桜井駅で落ち合って初瀬ダムから大和高原に上がって奈良市街へ下り「まんま亭」でお昼にしようと云う事に、T御大はきっと田植えで忙しいかと2人で走る事に。
 
 鈴鹿から帰ってきてからバラしたままだったErba号を組み立てて桜井駅に向いますが相変わらずディレーラーの調子は悪いまま走る事に。 10時過ぎには無事に合流、もちろんF氏は大阪から40キロ近くを自走です。 私は朝がまだだったので途中のローソンで買い食いして初瀬ダムへ、笛吹大明神の処で一息入れさせて貰います。 山辺高校の裏から山田町へ抜けてRRCBの「大和高原ラン」とかでお馴染みの500m余りの無名の峠を越えます。
 
 奈良市南田原界隈にて。 コンデジだけは持ってきたのですが、今日は走るのが精一杯で写真らしい写真はこれだけ、大和高原では早くに田植えは終わっています、癒される風景に暫し小休止。
 
 横田町まで下ってきてまだお昼、大柳生まで北上するとちょっと辛いので、県道80号で奈良市街へ下ります。 土曜日とあって「まんま亭」は大繁盛なのですが、どうにかもぐりこむ事ができました。
 F氏とは王寺あたりまでご一緒して別れ様かと思って、京終駅から佐保川沿いに入ったまでは良かったのですが、郡山市街を避けようとそのまま南下したら訳が判らなくなって、担ぎありダートありと別の意味で引きずりまわす事に。 どうにか平端駅界隈を抜けて大和川河畔へ、大和川に架かる昭和橋までご一緒してUターンして飛鳥川沿いから帰途に就きました。 結局帰ってみれば走行85.8km、久しぶりに平均速度20キロ以上と、がっつり走ってしまった一日でした。
 

朝風峠にて

明日香村 朝風峠

 朝風峠は明日香村稲渕の男綱の辺りから案山子コンテストで有名な棚田の中を抜け、軽トラが越えるのが精一杯の様な切り通しを越えて、高松塚古墳や飛鳥駅の方へ抜ける事のできる小さな峠。 以前にも書きましたが、昔は上平田峠とか呼ばれていた峠で、長屋王所縁の名前だとか云われているのですが、いつのまにやら「朝風峠」と云う安直な名前が定着しています。 いつもは峠の少し手前から稲渕の棚田を回廊の様に巡る小径へ向うので越える事はないのですが。

 写真は2010年5月、最近は木々が生長して峠の切り通しを覆う様になってしまっています。
 
 これらは心あるサイクリストには良く知られた「パターソン画集」からの抜粋ですが、この様なイメージの写真を「自撮り」してみたいなと思って、適当なロケーションを探していたのです。 先日朝風峠まで久しぶりに上がってみて、今の季節の午後なら、カーブミラーを隠せる唯一の角度でも、峠の切り通しに上手く陽射しが入ってくれるかもとトライしてみる事にしました。
 
 今日は空気も澄んでいて絶好のチャンスかと、午前中に「スズカ8時間エンデューロ」のアルバムを更新し終え、お昼から所用で大和高田まで往復し、一旦桜井まで戻って着替えて自転車を乗り換えて明日香村へ向います。 朝風峠に着いたのは16時過ぎ、まだやや影になる様です。
 
 何度かコース取りを試しながら陽射しが入るのを待ちます、これがベストショットかな。
 
 影になっていても、木漏れ日のものもなかなか良いかな。
 
 峠を越えてきて見える集落の風景。
 
 結局18時まで間で2時間近く頑張って撤収、しかし蚊に喰われて痒い事、これからは虫除けスプレー要りますね。 夏至近くになったら再挑戦しようかな。 
 
 スケッチ風にアレンジしてみました。

10日ぶりのロード

朝風峠(上平田峠)にて
 
 10日ぶりとは云っても年間でロードに乗るのは距離にして全体の1/4位、計算してみると過去1年間で3,500キロ位、それでも思っていたより多いなと思ったら、asuka号がドッグ入りしていた昨年7月に950キロ程走っていたのが。
 さて今日は朝からasuka号で大和高原にでも行こうかと「自撮り」用の三脚まで積んで準備してあったのですが、何かモチベーションが上がらないと云うか、ぐずぐずしている内に出掛けそびれてしまいました。 水の入った田圃とか緑鮮やかな茶畑とかを狙ってみたかったのですが。
 結局、先週転倒してリムが少し振ってしまったErba号を治して、午後からのんびりと出掛ける事に。 週末の「スズカ8時間エンデューロ」はタモさんが代走を引き受けてくれる事になり、お役御免となって一安心なのですが、昨年のkoga-miyataと云い、私にとって5月のロードは祟られている様です。
 
 明日香村石舞台から稲渕の案山子ロードへ。 稲渕の棚田を巡る回廊の様な小径の頂上近くに、朝風峠と云う洒落た名前の峠と云うか切り通しがあるのですが、明日香村村史にも記述はありませんし、古い飛鳥案内図には上平田峠と記してあります。 案山子ロードに朝風を詠み込んだ歌の碑がありますので、この辺りから近年名付けられたものの様ですが、近辺の案内標識にも「朝風峠」と記されていて、しっかり定着と云うか既成事実化しています。 なんたらニュータウンといったネーミングとあまり次元の変わらない、大して有り難くもない名前です。
 いつもはその切り通しを見上げるだけなのですが、ちょっと上がってみると木蔭と通り過ぎる風が心地良いです。 西側からの陽射しと稲渕の集落が霞んでいなかったら、なかなか良さげな「自撮り」ポイントかも、条件の整いそうな時にでも来てみようかと。 ところで集落を見下ろす道ってシチュエーション、パターソンの画集にありましたよね、確か。
 
 祝戸へ下り飛鳥葛城自転車道へ入り、飛鳥川に沿って大和八木へ、今井町道路元標にチェックイン。 
 
 
 
 自転車道を走り三宅町のローソンで一息入れます。 ここまで飛鳥川に沿って北上してきた大和中央自転車道はこの先で東側に回りこんで、非常に判りにくくかつ走りにくくなるのですが、保田橋から新保田橋の間を整備して大和川に出る様にすれば、どれ程走りやすくなるかと思うのですがねぇ、まぁ色々事情があるんでしょうが。 ところで先日の「ならクルT-1大和青垣ルート」の標識の間違いの件ですが、もう何年も放置されたままなので、先週金曜日に県道路環境課にメールを入れておきました、昨日返信があって「ならクルサインの誤記については、現地確認させていただき対応させていただきます。 」との事です。
 さて昨日同様に太子橋に出て大和川左岸を走り、2時間半あまりで早々に桜井に帰ってきました。 本日の走行46.6キロ、今月はまだ700キロに届いていません。
 

25年ぶりの武木小川林道

武木小川林道白屋越
 
 ブログにも書きましたが、一昨日アルバムを整理していて見つけた古い写真、25年前になる1991年8月に東吉野村と川上村の間にある武木小川林道へ行った時のものです。 いわゆる足ノ郷越で、グランフォンド吉野のスーパーロングコースに設定されているので、走られた方も少なくないと思いますが、当時は知る人ぞ知るダート林道。前日に名阪小倉界隈で行なわれたマウンテンバイクのレースを覗いた後、室生から染谷峠を越えて東吉野でキャンプをして翌朝から越えたのです。以来何度も近くを通っているのですが、25年もの間踏み込む事はありませんでした。
 ところで長らく所在不明になっていた川上村道路元標が川上村役場前に保存されている事を先日知ったのですが、最近少々熱が醒めている事もありますが、大滝ダム横の坂とトンネルを越えて往復するのも、いずれ熊野方面に向う時に立ち寄ろうかと思っていた処、武木小川林道で大滝ダムの向こう側へ越えれば、R169は下るだけで帰って来れます。タイミング良く今日の予定が一日繰り延べになった事だし、お天気も良いので、早速「四半世紀の時」を超えて飛び出す事にしたのです。 ちなみに下の地図は当時使っていた1/2.5万図、吉野大峯林道も五番関トンネルもありません。せっかくですので、当時の写真とこの地形図も持って行く事にしました。
 明日香村から芋峠を越えて、河原屋のローソンでお昼を仕入れて、いつもの吉野川~高見川遡上ルートで東吉野村へ向います。 余談ですが相変わらず「ならクルT-1大和青垣ルート」の標識は距離が間違ったままです。 
 月一でやってくる東吉野村ですが、今月は「月うさぎキャンプ」があった事で3回目になります。四季折々の魅力がありますが、新緑が眩しく川面にカジカガエルの声が響くこの季節が一番好きですね。 
 いつもの様に「ニホンオオカミ像」の前で一息入れて、小川から小(おむら)までは左岸を行き、今日は丹生川上神社中社に立ち寄ります。ちなみに川上村にあるのが上社、下市町にあるのが下社です、下市町と云っても広橋峠の南側ですから、殆ど黒滝村なんですが。高原洞川林道が通れたら三社巡りなんて周回コースが組めて愉しそうなんですが、かなり健脚向きではありますが。 
 10時半過ぎに林道へ取り付きます。 R169に入る武光(ぶこう)橋まで約15キロ、ピークまで標高差700m程あります。 取り付きからインナーロー、「天然わらび園」への分岐を過ぎた辺りまで、停まってしまうと再び走り出せなくなる様な坂が続きますので、ひたすら漕ぎ上げるだけです。 
 25年も経っていると記憶は殆どありません、それに植生の成長で風景も変わっています。適当な処で2,3度休憩しながら1時間程でようやく稜線に取り付きます、以前はここから西側の展望が開けていたと思うのですが。 
 丁度12時に白屋越に到着、武木小川林道は稜線に沿って走っているので、途中で東の川(うのかわ)越、白屋越と云った古道の峠と交差しています。白屋越は天誅義士所縁の地でもある様です。 
 白屋越から足ノ郷越にかけて、25年前との比較です。
 
 12時半過ぎにようやく標高980mの足ノ郷越に到着。「足ノ郷峠 川上街道」と由緒を紹介した立派な案内板が建っています、もちろん25年前にはありませんでした、街道として紹介されていますが、ここまで出遭ったのは野生の鹿と山仕事の軽トラ2台だけです。 
 峠を越えると武光橋まで延々と下りが続きます。 新旧比較、断崖が木々に覆われていますが。雰囲気はあまり変わらないです。斜度は東吉野側よりこちらの方が遊びがなくキツい様な、今年のグランフォンドは逆周りでこちら側から登るとか、ご苦労な事です。 
 この場所で「自撮り」をしようかと準備をしてきたのですが、見つけられなかったと云うか、それらしき場所はあったのですが、谷側の木が成長していて風景が一変していた様な。 山岳林道らしい風景が良かったのですが、残念。 

 武木の集落を抜けて1時過ぎに武光橋まで下りてきました。 武光橋はダム建設で架け替えられていて、昔の武光橋(写真右)を黄色い丸で示した位置から撮ったものです。ところで湖面を回廊の様に巡っているのはダム湖に沈んだ旧R169なのです。 現在の武光橋から見下ろすとこんな感じです、R169を走る事はあっても新しい武光橋や対岸から見る事がなかったので、今まで気が付かなかったのですが、走れるものなら走ってみたいロケーションですね、当然「自撮り」も。しかし前後で冠水していますし、今では進入路もない様です。既に道路としては破棄されている訳ですから、年数を考えると仮に下に降りる事ができても、かなり危険な状態になっているでしょうね、しかし残念。
 少しR169を走って道の駅「吉野路杉の湯川上」へ、武木小川林道では何やら虫が多くて、落ち着ける場所がなかったので、用意してきたお昼をやっと頂く事が、既に2時を回っているのですが、今日の本来の目的だった川上村道路元標、所在の見当ほぼついているので慌てる必要もないのです。ここの道路元標の経緯については、9年前の2007年6月25日付けのブログ「川上村道路元標は何処へ」に記してあるのですが、丹生川上神社上社にないと云う事は、移設されないまま湖底に沈んでしまったのか、神社以外の移転場所を考えれば村役場か資料館の類となるので、気を付けてはいたのですが。元標の周りの土が新しい事から、どうやら最近になって再建された様です。無事に現存を確認し1,044基目の道路元標となりました。
 本日の予定をこなし、R169から<39>五條吉野線と走り、いつもなら椿橋から壷阪峠で帰るのですが、時間もありますし少々マンネリ気味ですので、千石橋を渡り近鉄下市口駅の裏を通って車坂峠から吉野口駅経由で帰途に就きました。 本日の走行117.5キロ。

 

「高見峠サイク」までは良かったのですが…

東吉野村木津(こつ)にて 


 昨夜、T御大と食事をしていたら、お天気も良い事だし高見峠へ行こうかと云う事に、4日にも「月うさぎキャンプ」で行ったばかりなのですが、7時半に明日香村石舞台古墳前で落ち合い、遠回りですが芋峠を越えお馴染みの吉野川~高見川遡上ルートです。 asuka号はホイールを組み直したばかりで、些かディレーラーの調子が芳しくないのですが、久しぶりにerba号で向かう事にします。 先日の「野迫川サイク」でご一緒したF氏にも連絡を入れておいたのですが、朝になって繋がった模様、もとより今日は走るつもりでおられた様で、急遽こちらへ走られる事になり吉野で合流と云う事に。
 夜中の2時までディレーラーの調整と振れ取りをしていたのですが、少し早めに明日香村へ。 一旦いつもの石舞台がタダで見下ろせるポイントへ、いずれにせよこの時間ですから中へは入れないのですが。 写真を撮りながらのんびりとしていると、2サイドのアラヤスワローが上がって来ました。 お話をしてみると、昨日、神戸須磨を出られて橿原のYH泊で日本一周2日目との事、今日は京都まで行かれて、日本海側を北上し梅雨までに北海道を目指し、二ヶ月半の予定で全都道府県の県庁所在地を巡るとの事。 お歳は私の1つ下、無事の完走を願ってます、しかし羨ましいなぁ。
 予定よりやや早めにT御大と合流し、F氏との合流時間もあるので、行者辻で一息入れたりしながら芋峠へ着いたのですが、T御大が行者辻にウェストポーチを忘れてきた事に気が付きます、そこは元国体チャンプ、取りに引き返して戻ってくるまでの早かった事。
 そんなこんなで吉野川河畔に下りローソンで補給、平日ですのでここから食料補給のあては殆どありません。 まもなくF氏が到着、上市まで輪行してこられるかと思いきや、どうやら自走してこられた様で、お疲れ様です。 と云う訳で今回はモダンロード、クラシックロード、ロード改スポルティ-フ(ネタ車はシルクR2)と云う組み合わせで走る事になりました。
 ローソンを出たのは10時前、お昼は高見峠でしようと云う事で、一旦妹背大橋で左岸に出たものの、かなりエエ調子で「ニホンオオカミ像」前まで。
 東吉野村役場近くから再び左岸に入り、小(おむら)の自然酵母のパン屋さん「麦笑」の前で県道へ戻りますが、灯りが点いています、どうやら今週から営業日が原則土日月が金土日になった様ですが、既に食料調達済でしたので、素通りさせて貰って、近くの薬師堂で一息入れる事に、お堂の陰が涼しくてこれからの季節なかなかの休憩ポイントですよ。

 
 木津(こつ)の定点観測ポイント、杉谷の高見山登山口、旧道分岐でトイレ休憩とかで一息入れながら、高見峠への旧道へ。
 
 奈良県側の崩落箇所です(写真左は5/4撮影)
 
 12時半には高見峠に到着、定点観測ポイントから休憩込みで1時間20分程で登ってきた事に。 ここで持参のコンビニ弁当を拡げます。 四阿の屋根が無くなっているので、日影こそないのですが、峠を越える風が心地良いです。 
 しかし最高のお天気です、上空を行く機影。 Lumix TZ60のとんでもない30倍ズームで撮影、日頃殆ど使う事がないのですが。  
 
 
 帰途も奈良県側へ下ります。 ちなみに三重県側に下って高見トンネル(2,470m)で戻ってくる事も可能ですが、高見トンネルは奈良県側に向って登り基調となります。 帰途は一谷峠、菟田野、伊那佐、篠楽、笠間辻経由で。
 
 女寄峠をバヒューンと下ろうとしたのですが、渋滞しているのかと思いきや、クレーン車がえっちらおっちらと、これが追い越すにも追い越せない微妙な速度でして、粟原の旧道への分岐まで排気ガスを吸わされる事に。
 向かい風に苦しめながらも高見峠から一度の休憩で2時間半程で戻ってきて、ここでT御大とお別れの予定だったのですが、畑へイチゴを取りに来ないかとの話に、お言葉に甘えて一旦入れ物を取りに戻ってから後を追う事にしたのですが… 
 erba号のままフロントバッグを交換して、走り慣れた横大路(初瀬街道)を西へ向ったのですが、近鉄橿原線の踏切を跨いだ直後に、前輪がつんのめる様に落車、右膝と手の甲を少し切ってしまいました、ウェアは大丈夫」だったのですが、リムを少し曲げたのと、腕時計に傷を入れてしまいました。 リムは少し振れ取りをすれば走れる様になったのですが、代用の安物ですがGW前に買ったばかり時計が、ガラス交換の方が高くつきそうなシロモノですが、安い割りに良かったので気に入っていてちょっと残念。 しかし何で転けたのか良く判りません、グレーチングだったのでしょうかね。 
 気を取り直してT御大の畑へ、美味しいイチゴが豊作で帰ってこらたのが、せめての救いでしたが、今日は13日の金曜日だったのですね、時計が身代わりになってくれたのだと。 本日の走行124.2キロ。

第9回月うさぎキャンプ(まとめ)

Photo : ダイバーてっちゃん
 
 「月うさぎ」な皆さん、今回もお疲れ様でした。 帰投後、後片付けに写真の整理、ブログの更新を終えて、やっと一息と云うかいささかロス気味です。 最初は低気圧の通過にハラハラさせられた天気予報でしたが、強力な晴れ男のお陰で、快適な2泊3日を過ごす事ができました。 ただ往路も復路も向かい風基調にはいささか参りましたが。 
 今回はYouすけ君を含めて参加13名12台、4サイドが7台、2サイドがBikeFridayタンデムを含めると4台、マッドガード付きが11台と云う構成。 そしていつもの復路に加えて、登り基調の往路でも連ねて走る機会もあり、今まで一番愉しく有意義な「月うさぎキャンプ」だったと、幹事役の私は勝手に思っています。 UG兄さんの言葉を借りれば「だんだん望ましい形になってきた」とか。
 しかしなんと云っても今回の目玉は、4サイド初挑戦で約55キロ、獲得標高1,000m近くを余裕で完走されたD女史、彼女の言葉「月うさぎキャンプの醍醐味は、お泊まりしてゆっくりキャンプ飯食べて、お酒飲んでおしゃべりして、満天の星空を見ることだ! そうしないと、キャンプの半分を味わえないと思ってました。 でも今回、私は今までキャンプの半分しか味わってなかったことに気づきました。 月うさぎキャンプの半分は、月うさぎへの道でできてたんです。 」に付け加える言葉はありません。 次回はUG兄さん、syokoraさん、ダイバーてっちゃんを従えて大阪スタートとか。 
 そしてご縁あって前回から参加して頂いている神戸のたもさん、失礼ながら私やUG兄さんより5つ上の最年長でありながら、今回は三ノ宮から約130キロを4サイドで自走、これには驚かされました。 しかしトレックのクロスバイクに黄色いオルトリーブの4サイド、カラーコーディネートしたウェアは一番目立ってましたよ。 
 今回もお父さんと一緒に参加してくれたYouすけ君、すっかり「月うさぎキャンプ」のマスコットボーイですね、だんだん大きくなっていつまでおじさん達と遊んでくれるか判りませんが、暫くはしっかりストーカーやってね。 
 Clickさん、差し入れ有難うございます。 「みんなで位置共有」で県下を走られている事は判っていたのですが、まさか東吉野までお見えになるとは。 雲行きも怪しかったので、ごゆっくりも出来なかったとは思いますが、次の機会には是非ごゆっくりして行って下さい。 

 何にも考えていなかった2日目の村内サイク、Libertyさんが高見峠の話を出さなかったら、すっかり忘れていたポイントでした、4月に開通していたとは、お天気に恵まれた事もありますが、おかげでみんな揃って有意義なサイクリングができました。
 名古屋から長躯参加して頂いたおつねさん、その後の関西の旅を終えられたら、動画を期待していますよ。 

 

 そして今回は残念ながらサポート役に徹して頂く事になったダイバーてっちゃん、有難うございました。 そして「月うさぎ」の瀧口さんご夫妻、毎度の事ですが、今回も大変お世話になりました、6年前にフト立ち寄った時に「ここでキャンプさせて貰えきませんか?」とのお願いを、快く引き受けて頂いて以来のご縁となりました。 
 ところでGWの「月うさぎキャンプ」はリクエストがあった時に行なっているのですが、10月と違い日の長いこの季節は、ゆっくりできていいなぁと云うのが、次回は区切りの第10回、暦で行くと10月8~10日の2泊3日となりますが、今回はGWのど真ん中と云う日程の関係で、参加したくとも参加できない云う方も何人かおられた様ですが、次回ご一緒できる事を、愉しみにしております。 
 例によって集合写真を含む写真をうちのHPにアップしています。 [BYCYCLE]→[ツーリングの記録]→[2016]と辿って下さい、大きなサイズの画像もダウンロードできます、参加者の方は再利用して頂いて結構です。 なお認証が必要です、パスワードをご存知でないとご覧になれませんのであしからずご了承下さい。 ログイン名は’pal’、パスワードはうちのFAX番号下4桁です、CanCan謹製カレンダーの奥付等でご確認下さい。
 
 
 九度山人さんの「仙人日記」
 バクローさんの「自転車バカはどうにもならない」
 niwa-chanさんの「自転車中毒症」
 
 

第9回月うさぎキャンプ(3日目)

Photo : バクローさん
 
 3日目も清々しく気持ちの良い朝を迎える事ができました。 朝露も殆どなくテントを乾かす時間も省けます。
 
 
 朝食、後片付け、撤収、帰り支度と皆さん手際よく済ませ、何と9時には出発準備完了です。 自走組の内niwa-chanさんは染谷峠を越え名張経由で滋賀へ、九度山人さんとUG兄さんはある事情で高見川~吉野川ルートで、残り6名が一谷峠を越え宇陀へ向かう事となりました。
 さて今回の主役D女史と愛車を真ん中に参加者全員での記念写真を済ませ、前回から始まったキャンピング車を並べてのヤラセ写真、前回はskuramさんにお願いしたのですが、今回はてっちゃんとバクローさんに大役を、前回の7台に対して今回は9台、これが9台ともなるとなかなか難しいのです。 昨年のヤマタンさんからセンターを奪ったD女史に合わせてスタートするのですが…
 どうにかスタート(^_^;) niwa-chanさんは反対方向ですので、この後Uターン、8台で900m先の谷尻(たんじり)の三叉路まで走り、南へ下る2人とお別れします。 
(Photo : バクローさん)
 
谷尻にて。 九度山人さん、UG兄さんとお別れです。 (「Microsoft Image Composite Editor」による合成画像 )
 
 
 
 一谷峠を越え県道31号榛原菟田野御杖線を西へ、1日目も概ね向い風だったのですが、前線の通過で帰りも向い風の洗礼を受ける事に。 (写真右) 大阪枚方から自走参加の予定だったヤマタンさんですが、出発後にホイールのトラブルで引き返し、急遽車での参加となりましたが、せっかくですので宇陀まで往復してご一緒して頂く事に。 
 いつもは菟田野から芳野川沿いに北上するのですが、大宇陀の久保本家へ酒を買いに行くsyokoraさんと、宇陀の銘菓「きみごろも」を買いに行くヤマタンさんと一緒に大宇陀回りに。 
 「きみごろも」の後は、近鉄の駅貼りポスターにもなった宇陀松山街道の街並みでヤラセ写真大会。 
 
 
 女寄峠を越え、橿原でローディ御用達のカフェ「4’season」でお昼を頂く事に。 りょうママにも入って貰って記念撮影。 この後、大阪へ向かうsyokoraさんとおつねさんとお別れし、D女史を車をデポしている明日香村へ送り届けて9回目の「月うさぎキャンプ」は終了、夕刻には全員の無事帰投の報告を受けて一安心。 次回は区切りの第10回、暦からすると10/8~10日の2泊3日になるかと思いますが、今から再会が愉しみです。